体の名前の慣用句と整体師の考え 2

前回のブロブの体に関する慣用句のパート2です。今回も私の勝手な見解で解説しました。整体治療師からの完全な独断と偏見ですので、どうぞお手柔らかに!

首が回らない
(くびがまわらない)
意味:お金がなかったり、借金が多かったりしてやりくりできない。

整体師の独断見解:人生のうちで金が無いほど辛い事はない。そのストレスから、消化器系をやられる。消化器系の経絡の流れに変調をきたすと、首を寝違えやすくなる。単にストレス性の筋緊張を起こして、首が回らなくなるともいえる。

腹が黒い
(はらがくろい)
意味:心の中で悪いことを考えている。

整体師の独断見解:昔の人は人間は腹(肚)で物事を考えると信じていた。良からぬことを考えると、その腹が黒くなるとはよく言ったものである。現代の医学でも、腸は脳であるとの考えが見直され実証されている。昔の人は感覚的にそのことが分かっていたのである。

腹の虫が治まらない
(はらのむしがおさまらない)
意味:腹が立ってどうしようもない。癪(しやく)にさわって怒りがおさえきれない。

整体師の独断見解:先程の腹黒いの所でも取り上げたが、最近の研究では腸内フローラ(腸内細菌叢)によって、人間の感情が左右され、うつ病などにもなるとわかってきた。腸内細菌にはいろんなやつがいるので、怒りに関係するのもいると思う。こいつが怒りに乗じて暴れだすと、なかなか収まらないのではないだろうか。

胸をなで下ろす
(むねをなでおろす)
意味:不安がなくなりほっとする。

整体師の独断見解:昔は心は胸にあると考えられていた。心臓にあるとの説もあった。確かに心配や不安があると胸のあたりが詰まった様になったり、モヤモヤしたりする。これらの原因であった心配事が解決すると、胸のモヤモヤがスッキリとなくなる。これも昔の人の経験的な感覚から出た言葉であるが、実際に胸がモヤモヤしている時は、胸の中丹田に気の滞りがあるのである。

かた身がせまい
(かたみがせまい)
意味:はずかしくて周りの人たちに気が引ける。

整体師の独断見解:人は肩で会話すると言われる。日本人はそれ程でもないが、欧米人は両手を広げたり、肩をすぼめたりしながら感情表現をしている姿を見る。「オーノー!」とか「オーマイゴッド!」とか言うときの外人の姿を思い浮かべてほしい。感情と僧帽筋は関係が深く、気が引ける時は心が萎縮しているので、僧帽筋も収縮し肩をすぼめた形になる。まさしく肩身が狭い姿勢になってしまうのである。

腰を抜かす
意味:とても驚く。 驚きや恐れのために立ち上がれなくなる。

整体師の独断見解:驚くと本当に腰の力が抜けて動けなくなることもあるのです。昔の怪談映画の四谷怪談や、番町皿屋敷などで幽霊やお化けに出くわすと、腰が抜けて動けなくなる人が必ず登場する。東洋医学的には、極度に驚くと腎の気が抜けて腎虚の状態になる。腎のつかさどる部位の一つに腰部がある。この様な理由から、腎虚になると、腰の筋肉に力が入らなくなるのである。私が知っているところでは、隠れていた人に急に「ワッ!」と驚かされて、そのはずみに、ぎっくり腰になった人がいます。

手に汗を握る
(てにあせをにぎる)
意味:物事がどうなることかとはらはらする。

整体師の独断見解:緊張すると交感神経が過剰に興奮状態になります。掌の汗腺はこの状態で発汗する様にできているため、手に汗を握るとなるのです。

足が重い
(あしがおもい)
意味:①足がつかれてだるい。②行かなくてはならないのに、行くのがいやだと感じること。

整体師の独断見解:嫌な事をする時は、気が重くなる。この「気」が重い状態は本来、臍下丹田にある重心が、足の方へ移動してしまいます。すると足枷を付けられたように足が重くなってしまいます。重心の位置によって足は重くも軽くもなります。

足が地につかない
(あしがちにつかない)
意味:①きんちょうや興奮(こうふん)でそわそわする。②考え方がうわついてしっかりしていない。

整体師の独断見解:先程の「足が重い」の説明の逆で、興奮したりすると気が本来の臍下丹田の位置から上に上がってしまいます。これは気が上ずっている状態で、足は軽いというよりも不安定な状態で、フワフワした感じになります。「浮足立つ」という言葉も同じ原理です。

足が棒になる
(あしがぼうになる)
意味:足がつかれてこわばる。

整体師の独断見解:筋肉は疲労がたまると硬くなります。乳酸という疲労物質が筋肉内に蓄積し、これが筋肉痛の原因にもなります。疲れると足だけでなく首も背中も腰もみんな棒のように固くなります。これが自然のブレーキとして働き、それ以上筋肉を使わない様にさせます。それでも無理をしてしまうと、筋肉は痙攣をおこした状態になり、緊張やコリが持続してしまいます。体を休めることは大事ですので、皆さんも無理をしないでくださいね!

へそを曲げる
(へそをまげる)
意味:機嫌(きげん)を悪くする。

整体師の独断見解:整形外科テストにビーバー徴候というものがある。仰臥位(仰向け)で、両手を頭の後ろに組んでもらい、上体を前屈(上挙)するように指示する。ちょうど腹筋運動のボーズをとるような感じです。臍が上方に動くとT10~12の神経根症状が疑われる。臍が下方に動くとT7~10の神経根症状が疑われる。この様にへその位置が変わることもあるのです。この場合の原因は、気分とは関係なく神経の問題ですが、こういう現象もあるというお話です。

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