一人暮らし6

前回のブログ、「一人暮らし5」では、隣のNさんのこと、銭湯で会うホモ?のことなどを書きました。今回は、一人前のカイロプラクティックの施術者を目指した、一人暮らしシリーズの最終回です。

最近は隣のNさんとも会わずに済んで、夜中の救急車の騒動も収まり、無事平穏に暮らしていました。少し気になるのは、Nさんの部屋から常に聞こえていた生活音が全くしないのです。私も朝早く仕事に出かけ、夜はカイロプラクティックの学校に行っていたので、帰宅も遅く、ほとんど寝るためにアパートに帰ってくるといった感じでしたので、Nさんともすれ違いになっているのだろうと思いました。

しかし、私が仕事もカイロプラクティックの学校も休みで、一日中部屋にいる時でも、隣からは物音ひとつしないのです。もしかして、Nさん引っ越したのかな?とも思いました。

そんなある日、私が部屋を出たところ、Nさんと、ばったり会ってしまいました。なんだ、引っ越したのではなかったのかと、ちょっと残念でしたが、同時にNさんの無事に安堵している自分もそこにいました。

Nさんは、自分勝手で、我がままで、ちょっと迷惑な存在でしたが、少年の様な純真さを感じさせる部分もあり、生きることに不器用なところと、体の調子が悪いところが不憫に思え、なんか気になる存在でした。

Nさんは、紺の作業服姿で、上機嫌そうに、ニコニコしながら、話しかけてきました。

「いま、JR東日本の、食堂車で使う食材を電車に積み込む仕事をしているんだ」

隣の部屋から物音が聞こえない理由が、これで分かりました。Nさんの話によると、この仕事のため、なかなかこのアパートに帰ってこられなかったのだそうです。Nさんの姿を見て、仕事をすることの尊さに気づかされました。

仕事もなく、部屋でゴロゴロしながら、酒を飲んでいた時のNさんとは、見違えるような輝きを感じたのです。

私自身も、エレベーター、エスカレーターの保守点検の仕事をやめた後、しばらく仕事をしないで失業保険のお世話になっていたことがあります。今思い返すと、この時ほど虚しかったことはありません。世間では、朝から皆忙しく働いているのに、自分だけが社会から取り残されているようで、何もすることが無いということが、こんなにも辛い事とは想像もできませんでした。

よく聞かれる言葉に、「宝くじが当たったら、仕事をやめて悠々自適の生活をするんだ!」などがありますが、ただお金を消費(浪費)するだけの人生からは、真の幸せや満足感、自己有用感、心の安らぎなどは得られないと思います。(そもそも、宝くじが当たった程度のお金では、悠々自適は無理です)

Nさんは、仕事をすることで、お金とともに、価値のある何かを手に入れたのでしょう。彼の笑顔が雄弁にそれを語っていました。

このままNさんが、良い方向へ行ってくれたらと思っていましたが、残念ながら、それも長くは続きませんでした。Nさんは体調を崩し、仕事を辞めてしまったのです。その後は、また元のような生活に戻り、夜中に救急車を頻繁に呼ぶようになったのです。

ある時、外を歩いている私に、Nさんがアパートの窓から言いがかりをつけてきたのです。私には、何のことか全くわからなかったのですが、先を急いでいたので、無視してその場を立ち去りました。

しかし、気になっていたので、帰宅後Nさんに事情を聴くことにしました。

「先程、私に怒鳴っていましたが、何か悪い事でもしましたか?」

Nさん、「ん・・・? 俺は何にも怒鳴っていないよ」

こんな感じで、Nさんには、その時の記憶が全くないというのです。私はこの時、Nさんの異変に気が付きました。Nさんは、以前から肝臓が悪く、肝硬変になっていると言っていました。

それでも酒は止めずに毎日酔っぱらっていたのです。

この日のNさんの顔は明らかにむくんでいたのです。そして、私とのやり取りからも、頭があまり回っていないような感じも受けとりました。見るからに体調が悪い感じです。

数日後、アパートの外階段の踊り場に、Nさんは自分の部屋にあった不用品を全部出していたのです。たぶんまとめて捨てるためだったのでしょう。

さらに数日後の朝、Nさんの部屋のドアを激しくノックしながら、Nさんの名前を叫ぶ女性の声に私は起こされました。私は仕事も休みで、いつもより遅くまで寝ていたのです。

しばらくして、今度は、救急車が到着しました。

「ああ、ダメだ、完全に硬直している!」という声が壁の向こうから聞こえたのです。

私も、何事があったのかと、部屋を飛び出して、隣のNさんの様子を見に行きました。

Nさんが死んでいました。

うつ伏せのまま、畳に血を吐いて死んでいたのです。身体は死後硬直をしていました。流し台には、まな板の上に切りかけた長ネギがそのままになっていました。部屋の中は驚くほどきれいで、無駄なものが何もない状態です。壁には、「守 頑張れ」と書かれた半紙が張ってありました。多分、親族の方が書いたのでしょう。

そこにいた一人の女性が私に話しかけてきました。

「民生委員の者です。お隣の方ですか?」

私、「はいそうです」

「この人に何か悪いことされませんでしたか?」

私、「時々電話を借りに来たくらいです」

こんなやり取りの後は、警察が来るまで、静かにNさんの姿をただ黙って見つめるだけでした。

Nさんには、色々迷惑な思いもしたけれど、死んでしまったその姿を前に、ただこの人が哀れに思えてなりません。この人は、これまで、どんな人生を送ってこられたのかは分かりませんが、この人なりに一生懸命生きてこられたのだと思います。

Nさんの死因は、恐らく肝硬変から来る、食道静脈瘤破裂だと思います。顔がむくんでいたのも、記憶や意識レベルに障害が出ていたのも、肝機能の悪化からだと思います。

Nさんは、不思議と死の数日前に、部屋の中を整理していたのです。Nさん自身も何か思うところがあったのかもしれません。

もし、あの世があるのなら、Nさんには、そちらで幸せになっていてほしいと思います。いろいろな事を教えてくれた、Nさん、ありがとうございます。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

一人前のカイロプラクティックの施術者を目指し、一人暮らしを始めて2年間の間に、実に貴重な、様々な経験をさせていただきました。この後も様々な逆境、試練、困難に出会いますが、また何かの折に、それらについて書けたらと思っております。

一人暮らしシリーズ 完

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一人暮らし 5

前回のブログ、「一人暮らし 4」では、一人前のカイロプラクティックの施術者を目指し、一人暮らしを始め、ようやくその生活も落ち着いた頃、隣の部屋に新たな住人が来て、様々な難題が起こった、というところのお話でした。

今回は、その後のことを書きます。

私は、Nさんとはなるべく距離を置くように生活していましたが、どうしてもお隣なので、顔を合わせることがあります。そんな時は、当たり障りのない挨拶をして、逃げるようにして、その場を離れるのです。

以前Nさんは、肝臓が悪いと言っていましたが、どの程度悪いのかは、私には分かりませんでした。この頃Nさんは、頻繁に救急車を呼ぶようになっていたのです。多い日は、1日に3回も呼ぶのです。夜中に、けたたましい救急車のサイレンの音で、何度も起こされ、私も睡眠不足になったことがあります。

この当時私は、昼間は建築現場や道路工事の現場で、警備の仕事をしていたので、起床が早かったのです。工事現場の仕事が始まるのが、どこも朝8時と決まっていたので、その前の打合せに間に合うように現場に入らなくてはなりません。だいたい7時30分までには、現場に到着するのが当たり前でした。

それも、日替わりで現場が変わることもあり、その都度、地図を片手に現場を探すという手間もあったので、現場が変わる時は、道に迷わないよう、遅刻しないよう、かなり早めに家を出ていました。起床時間は、5時位です。

そして、夕方5時に仕事を終え、その日の報告をし、翌日の仕事をもらい、家に帰るというパターンで生活をしていました。

カイロプラクティックの学校が、午後6時30分位からだったので、慌てて支度をして、それに間に合わせていました。授業が終わるのが、夜の9時位で、その後は食事と銭湯で、後は寝るだけです。

本当に疲労困憊していたので、布団に入るや否や、数秒で眠りにつくといった感じで、この時ほど眠れることが、ありがたいと思ったことはありませんでした。

この様な生活を送っている中で、夜中に、それもかなりの頻度で、救急車のサイレンで起こされるというのは、たまったものではありません。

後日、Nさんに会った時に、体の調子が悪いと言っていました。救急車を呼んで病院に運ばれても、Nさんが、生活保護者なので、病院が嫌がり、簡単な処置のみで、すぐに帰されてしまうと言うのです。

この話が事実かどうかは分かりませんが、Nさんの性格なども、災いしていたのではないかと思います。いわゆる厄介で、面倒な患者だったのではないでしょうか。

それでもNさんは、調子が悪いので、結局は何度も救急車を呼んでしまうのです。

しかし、その後しばらく平穏な日々が続きました。私も自分の生活が忙しかったので、Nさんのことを気にする余裕もなく過ごしていました。

ようやく、夜もぐっすり眠れるようになり、私の生活にも良いリズムが出来てきました。その当時、私の一日の疲れを取ってくれるものは、睡眠と銭湯での入浴でした。風呂無しアパートだったため、毎日銭湯通いです。銭湯にも定休日があるため、二軒の銭湯をうまく利用します。

お気に入りの銭湯をメインにし、そこが定休日の時だけ、別の所に行くといった感じです。私も仕事が休みの時などは、銭湯の開店と同時に行くこともありましたが、あることに気づき、それ以来、一番風呂に入ることはやめました。

その理由はというと、一番風呂には、何故か入れ墨の人が多いということです。湯船に入る時も、お湯がかからない様にとか、体を洗う際にも、シャワーのお湯がかかったり、石鹸の泡が飛ばない様にと気にしたり、あまりジロジロ見ないよう目のやり場に困ったりと、何かと気を使うのです。疲れを取るためにお風呂に行っているのに、全然リラックスできません。

それ以来、私は夜の遅い時間に銭湯を利用することに変えました。この時間帯は、入れ墨の方々を見かけることもなく、気兼ねなくゆっくりと、お風呂に入れるからです。

ところが、あることが起き、ゆっくりリラックスしてお風呂に入れなくなりました。

それは、私がいつものようにお風呂に行った時の出来事です。脱衣場で私が服を脱いでいると、ある二人の男性が入ってきました。一人は浅黒く日焼けした、こわもてで、もう一人は対照的に色白でぽっちゃり体形の男でした。

私が服を脱いでいると、何となく視線を感じるので目をやると、その二人の男のうち「色白ぽっちゃり」の方と目が合ってしまいました。なんと、この男は私に微笑みを返してくるのです。私はすぐに目をそらし、気持ちが悪いので、その場を離れ風呂に入りました。

そして、今度は洗い場で体を洗っていると、その「色白ぽっちゃり」が、ニコニコしながら私に私の方に歩いて来るのです。

そして、私の隣に腰かけて、こちらの方をチラチラ見るのです。この人は何なんだろう? と思いましたが、私もあまり意識してはいけないと、気にしていないそぶりでいました。

その後も、この「色白ぽっちゃり」は、私の方を微笑みながら見てくるのです。これって、もしかして・・・「ホモ?」

いや、私の思い違いだろうと、頭の中に様々な思いがグルグルと回りはじめます。

その間も、「色白ぽっちゃり」は、ニコニコしながら、私の方を見てくるのです。

するとその時、もう一人の「浅黒こわもて」の男が、こちらに近づいてきました。

「浅黒こわもて」が、「おい! 行くぞ!」

と、怒ったような口調で「色白ぽっちゃり」を私から引き離すように連れていきました。

私は、このやり取りを見て、この二人は「ホモ」に間違いないと確信しました。「浅黒こわもて」の方は、明らかに私に対し嫉妬した様子でしたから。

その当時の私は、一人暮らしをする直前まで、何年間もスポーツクラブで体を鍛えていたので、筋肉質のいい体をしていたのです。これが災いして、「色白ぽっちゃり」の目に留まってしまったのだろうと思います。

世の中には、一定数この様な方々がいらっしゃることは、分かっていましたが、まさか自分がターゲットになるとは思いませんでした。

この二人とは、その後も時々、銭湯で会うこととなり、相変わらず「色白ぽっちゃり」は、私に微笑んでくるのです。まあ、それ以上の展開は無いので、ちょっと気持ち悪いですが、我慢するしかありません。

Nさんの騒動が落ち着いても、いろいろと気が休まらないことが起こりますが、これも人生と割り切り、カイロプラクティックの修行に励むのでした。

次号に続く・・・

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一人暮らし 4

前回のブログ、「一人暮らし 3」では、一人前のカイロプラクティックの施術者になるため、布団と毛布を持って、亀有のアパートを目指し歩き続けます。途中の東京駅では、元旦の未明に、寒さに耐え、夜明けを待つホームレスに出会うも、何の施しもできない自分の不甲斐なさに直面する。

そして、ひたすら歩き続けた私ですが、持っていた布団の重さがボディーブローのように、じわじわと効いてきて、本所吾妻橋でとうとう動けなくなり、あえなくダウン。その後タクシーに救われ、ようやく亀有のアパートに到着!・・・というところまで書きました。今回は、アパートでの一人暮らしについて書きたいと思います。

私の住んでいた亀有のアパートは、「東和荘」という名の木造2階建てのアパートです。1階に3部屋、2階にも3部屋の計6部屋のアパートで、どの部屋も、六畳一間に、小さなキッチンとトイレが付いていました。私の部屋は、2階の真ん中の部屋です。

このアパートで一人暮らしを始めた私は、町田からの通学時間も無くなり、カイロプラクティックの勉強に邁進できると、意気揚々とスタートを切ったように見えました。

ところが、所持金をあまり持っていなかったことに加え、本所吾妻橋からのタクシー代という思わぬ出費がかさみ、1月2日の夜にはとうとう所持金がゼロになってしまいました。この当時は、銀行も三が日は完全に休みになっており、貯金を引き出そうにも引き出せなっかったのです。

1月3日は、水以外、口にするものがありませんでした。たった1日でも食べるものが無いと、逆に無性に腹が減るものです。街を歩いていても、食べ物の臭いに非常に敏感になり、感覚が研ぎ澄まされてくるのが分かります。

そして、何とか1月4日の朝を迎え、銀行からお金を下ろし、無事に腹を満たしました。

引っ越しの挨拶回りをと、粗品をもって、各部屋にご挨拶に行きましたが、2階の住人は私以外、いないようでした。

この時点で私は、毛布と掛布団しか持っていませんでしたので、毛布を敷布団代わりに畳の上に敷いて、掛布団1枚にくるまって寝ていましたが、1月の東京の寒さと、断熱効果ゼロの老朽化したアパートという悪条件が重なって、寝ていても畳からの冷えが背中に伝わり、安眠とは程遠い状態でした。おまけにストーブなどの暖房器具も持っていませんでしたので、寒さとの戦いです。

後にカイロプラクティックの学校に、使っていない電気ストーブがあることに気づいた私は、学校事務のKさんに頼み込んで、それを貸してもらえることとなりました。これで少しは温かい生活を送れるようになれると喜んでいましたが、部屋の作りが粗末なので、温かいのはストーブの前だけでした。それでも贅沢は言っていられないので、まずは感謝です。

敷布団も実家から送ってもらい、徐々に生活も整って来ました。

そんなある日、誰もいないはずの隣の部屋から、物音がするのです。どうやら、隣の部屋に新たに人が入ったようです。いずれ会う機会もあるだろうからと、それ以上は気にせず生活をしていました。

数日後、トントン!と私の部屋のドアをノックする音がしたのです。ドア越しに、「どちら様ですか?」とたずねると、「隣の者です」との返答でした。ドアを開けると、肉体労働者風の、ちょっと人相の悪い男性が立っていました。

「隣のNです、電話を借してください・・・」と、いきなりお願いをされました。ここのアパートは、壁が薄くて隣の生活音が丸聞こえだったため、私が電話していたのも聞こえたのだと思います。

まあ、お隣さんだし、何か困っている様子だから、一回ぐらならいいいかと思い、電話を貸すことにしました。

その男性は、私の部屋に入ると、何と九州に電話をかけると言い出したのです。なんだって!遠距離電話かよ・・・私はショックでしたが、電話の使用を承諾した手前、しかたがありませんでした。いったい電話代がいくらかかるのだろうと、不安になり、早く終わることを祈るばかりでした。

かれこれ10分くらいは話していたと思います。もしかしたら、電話代をこの場で払ってくれるかもしれないと、淡い期待をしていましたが、結局それはありませんでした。そうですよね、お金があれば公衆電話を利用していたはずですですから・・・

その男性は、電話を終えると、帰るでもなく、今度は自分の身の上話を始めたのです。そこで、とんでもないことを話し始めました。

自分は、山〇組のヤクザで、懲役から帰ってきたばかりだと言うのです。にわかには信じがたい話ですが、ヤクザではないという証拠も無いし、とにかく厄介な人とご縁が出来てしまったと、とてもショックでした。

それから何回か、電話を借りにきましたが、その後、Nさんは自分の部屋に電話を引いたらしく、隣の部屋から電話をかけている声が、こちらにも聞こえてきました。これでもう電話を貸さなくてもいいと安心しましたが、その後も何回か私の部屋に来ることがありました。

ハッキリ言って大変迷惑していたし、もう部屋に来ないでほしかったのですが、それを正直に伝える勇気もなく、一人で悩んでいましたいました。

それ以来私は、自分が帰宅したことを気づかれないように、気配を消して生活するようになったのです。

このアパートの外階段は、鉄でできた階段のため、普通に上ると「カンカン」と足音がしてしまいます。そこで、ゆっくりと、抜き足差し足で音をたてないように上がりました。

部屋の中でも極力、音を出さないようにし、テレビも14型の小さなものでしたので、寝床に持ち込んで、音が隣に漏れないように、布団をかぶせて、その中で見ていました。当然音量は極小です。

急きょ現れた隣人のために、どうしてこんなにも息が詰まる生活をしなければいけないのか?

ものの道理が分かるような人間なら、私もはっきりノーと言えますが、残念ながらNさんはそう言う人ではありませんでした。一言でも文句を言おうものなら、何倍にもして、仕返しをされそうな雰囲気を常に漂わせています。

大変な隣人が出来てしまいました。こんな生活がいつまで続くんだろう?

一人前のカイロプラクティックの施術者への道は、長く険しいのでした。

次号に続く・・・

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一人暮らし 3

前回のブログ「一人暮らし 2」では、一人前のカイロプラクティックの治療師になるため、一人暮らしを志す。大晦日の夜に、下北沢で終電となったため、徒歩で亀有を目指して歩き出すこととなる。途中、謎のイラン人に後を付けられ、ハラハラドキドキ。その後、偶然に出会ったお巡りさんに救われるというお話でした。

今回は、お巡りさんと別れてからの、道のりをお伝えいたします。四ツ谷駅付近でお巡りさんと別れ、私は皇居の方角へ歩き続けました。東京出身の私ですが、同じ東京といっても町田の出身なので、完全に田舎者で、このあたりの土地勘は全くありません。

寒空の下、布団と毛布を手に、カイロプラクティックの学校のある亀有駅を目指して歩き続けます。すると目の前に半蔵門が見えてきました。いよいよ皇居という所まで何とかたどり着いたのです。皇居のお堀に沿って、半蔵門から桜田門へ歩き、日比谷交差点を東京駅方面に進みました。

そして、東京駅の駅前に到着です。手に持っている布団と毛布の重さが、このあたりから、じわじわときつくなってきます。手がしびれてくるので、持ち方をいろいろ変えたりして、なんとか手が疲れない様にして耐えます。

東京駅の横を通り過ぎている時に、今でも忘れられないとても印象的な光景を目にします。ホームレスです。ここで多くのホームレスの方々に会ったのです。東京といえども、元日の未明、冷え込みはかなりなものです。ホームレスの方々も、少しでも風が来ない場所を見つけて、そこで寒さをしのいでいました。

一番人が多かったのが、地下鉄の入り口です。確か丸の内線だったと思いますが、地下に向かって階段を降りると、途中でシャッターに遮られます。そのシャッターまでの階段に、ホームレスの方々がびっしり固まって、寝ずに夜を明かしていたのです。薄暗い中に20人以上の人がいたでしょうか。こうして新年を迎える人もいるのかと思うと、何とも言えない気持ちになりました。

その地下鉄の入り口の向かいに、ベンチがあり、そこにもホームレスの方が腰かけていました。よく見るとその方は、初老の女性でした。この時まで、女性のホームレスを見たことが無かった私には、大変ショッキングな光景でした。北風が吹きつける公園のベンチで、ただ震えながら夜明けを待つこの女性に、何か施しをしようかと思いましたが、何故かそれをする勇気が出ず、そのままそこを素通りしてしまいました。

今思い返すと、あの時、温かい飲み物でもさし上げていたら良かったのにと、大変後悔してるとともに、自分の不甲斐なさを情けなく思っています。

人は生れ落ちる環境や、その後の境遇によって、様々な人生を送りますが、屋根のある家もなく、暖かい布団もなく、食べるものも満足に得られず、助けてくれる家族もいない人々が、こうして年越しをしていました。この姿を目の当たりにして、自分はどれだけ恵まれているのかを、この方々に教えられた気がします。

そんな思いの中、自分も頑張らなくてはと思い、東京駅を後にします。その後の詳しい経路はあまり覚えていませんが、隅田川を渡って、両国に行ったのは覚えています。こあたりまでくると、布団を持っている手はかなり限界になってきて、感覚が無くなってきたので、頻繁に持ち替えて何とか、だましだまし歩くといった感じです。

そして、脚の方にもその重さがかかり、疲労の色が濃くなってきました。そのような状況でも、道路標識などをよく見ながら、何とか亀有駅の方へと歩き続けます。両国といえば、国技館のある街で、相撲とゆかりのある土地です。キングサイズの服屋さんの看板が目に留まり、さすがに相撲の街だと思いながら、動かなくなってきた足を引きずり歩き続けます。

もうどのくらい歩いたでしょうか。布団と毛布を持っての移動で、もう体も限界でした。そして、いつの間にか空も白み始めていました。

一人前のカイロプラクティックの施術者を目指してのひとり暮らしでしたが、極限の疲労の中、俺は何でこんなことをしているのだろうと、後悔の念も湧き上がってきました。

ここから亀有までは、あとどのくらい歩けばいいのだろうか? もう歩けない!限界だ!

手ぶらなら、まだまだ歩けただろうが、やはり布団と毛布を持っての徒歩での移動は無謀でした。とうとう足も出なくなり、腕の感覚もなくなってきたため、無念のギブアップです。

都営浅草線の本所吾妻橋が私が今回歩いた限界の場所で、ここでタクシーに助けを求めました。倒れ込むようにタクシーに乗り込み、運転手さんに行き先を告げると、もう歩かなくていいという開放感から、本当に助かった!との思いでいっぱいでした。

そんな私に、運転手さんが「良かったね!たった今、深夜料金から通常料金に戻ったよ」とにっこり笑っていってくれました。金の無い私にはとても嬉しかったですが、そんなこともを考える余裕もないまま、タクシーに乗り込んでいた自分は、本当に心身ともに限界だったと思いました。時間にしたら5時間以上、道のりとしては、約20㎞位は歩いたと思います。

程なくして、タクシーは足立区の東和荘に到着。安堵するのも束の間、これからもいろいろな事が起きるのです。

次号へ続く・・・

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一人暮らし 2

大晦日の夜に、一人暮らしを決意し、町田を後に、目指すは、カイロプラクティックの学校がある亀有駅。

所持品は、掛布団と、毛布一枚と僅かな所持金のみ。

意気揚々と出発したのは良かったが、乗り込んだ小田急線が何と下北沢で終電となり、途中下車を余儀なくされる。

そこで私は、若気の至りで「電車が無いなら、歩けばいいや!」と、安易な判断をしてしまうのです。

ここまでが、前回のブログの概略です。今回は、ここからどうやって亀有のアパートまでたどり着いたかをお伝えします。

大きな袋に詰め込んだ掛布団と毛布を手に、下北沢駅を出て、とりあえず新宿を目指して歩きはじめました。地図も持たず、土地勘もなく、頼りは道路の案内標識のみ。

どの道をどう歩いたかは覚えていませんが、下北沢から新宿までは、何とかたどり着けました。ここからどうやって亀有まで行けばよいのか?そんなことを考えながら、とぼとぼと新宿御苑の横を歩いているあいだに、日付は変わって新年を迎えていました。

私は、甲州街道を四谷方面に歩いていました。東京といっても、さすがに大晦日から元旦にかけてこんなところを歩いている人はほとんどいません。今の様にコンビニも多くはありませんので、本当に寂しいビル街をただひたすら歩いていたのです。

寒くて暗い夜道を一人で歩いていると、なんだかとても不安な気持ちになってきました。自分の進む方向を確認するため、まわりをきょろきょろ見回し、道路標識や住所の書いてあるプレートなど、入手できる情報はなんでも取り入れ、歩き続けました。

周りをきょろきょろしながら、時には後ろも振り向き歩いていると、私の後方に人が歩いてくるのを発見。

徐々に、その人が近づいて来るのが分かります。

よく見ると、その当時、東京の街にあふれていた、イラン人でした。当時は、代々木公園付近や上野界隈に、多くのイラン人がいて、偽造したテレフォンカードを売ったりしていたのです。

こんな時間にイラン人が一人で、何で歩いているのだろうと不審に思いました。

後ろが気になり、何度も振り向きながら歩いていると、そのイラン人がだんだん近づいて来るではありませんか。ちょっと身の危険を感じたので、私は歩くスピードを急に速くしました。

しばらくして、イラン人との距離が少しは開いたかな? と思い後ろを振り返ると、なんと!イラン人は、更に近づいていたのです。

何でなんだ!ペースを上げたはずなのに・・・

私は、更に歩くスピードを上げました。

そして後ろを振り返ると、イラン人もペースを上げたようで、徐々に近づいて来るのがわかります。なんか犯罪の臭いがしてきました。

金をとられるのか、持っている布団が入っている袋に興味があるのか、それとも命まで・・・

行き交う車はあれど、周りに人はいません。

走って逃げようにも、布団と毛布を持っていたので、それはできません。私は必死になって、ただ歩き続けるしかありませんでした。すると、前方の大きな交差点の、歩行者用信号機が赤になってしまいました。私は止まらざるおえない状況です。ヤバイ! イラン人に追い付かれる。絶体絶命のピンチです。

チラッと後ろを振り返ると、イラン人はもうまじかに迫っていました。万事休すか・・・

「これは何かの間違いだ」「あのイラン人は悪い人じゃない」「そうだ、私の勘違いなんだ」

そんな自問自答の中、交差点の前方に目をやると、人が立っているではありませんか。よくみると、制服を着た警察官です。助かった!地獄に仏とは、まさにこの事です。

歩行者用信号機が青に変わり、前からお巡りさんが私に近づいてきました。私はホッとして、力が抜け動けなくなりました。

そして、後ろのイラン人が気になり、振り向くと、なんと! イラン人は、その警察官の姿を見て、Uターンしたのです。

あ~助かったと思うと同時に、一体あのイラン人は何だったんだろうと思いました。

お巡りさんが、私に職務質問をしてきました。

警官「こんばんは!」

警官「1月7日からアメリカのブッシュ大統領が、訪日しますので、特別警戒中なんです」といっていました。

1992年1月7日-10日、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領 が訪日して、宮澤喜一首相と首脳会談した年です。(首相官邸で宮澤首相主催の晩餐会で、大統領は体調不良のため途中退席したのを、ご記憶の方も多いと思います)

こんな時間に、大きな荷物を持って、皇居の近くを歩いている私は確かに不審者といわれても無理もありません。

警官「その荷物は何ですか?」

私「布団です」

警官「中を見させて頂いていいですか?」

私「どうぞ」

お巡りさんは、私が怪しいものでないことが分かると、気さくに話しかけてくれました。私も、先程のイラン人の話をしました。

「いま、不法滞在のイラン人が多く、指名手配されている者もいるので、注意してください」と言われました。

さっきのイラン人も、その一人だったのかな?

とにかく何事もなくてよかった。お巡りさんに感謝をして別れ、皇居の方へ歩きはじめました。

一人前のカイロプラクティックの施術者になるための道は遠く、まだまだ長い夜は続きます。

次号に続く・・・

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一人暮らし

私が、東京から札幌に移り住んで、約19年が経ち、カイロプラクティック、オステオパシー、整体治療の業界に入って約27年になります。

その間いろいろなことがあり過ぎて、すぐには思い出せないことも多々ありますが、治療師を志したスタート時点の事は、特に印象が強く、今でも良く思い出されます。

私は以前、東京の町田市に住んでいました。その当時、同じ東京の足立区に有った「シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティック:(通称、塩川スクール)」というカイロプラクティックの専門学校に通っていたのです。

この学校の塩川満章学長は、戦後の日本人としては初のカイロプラクターで、アメリカのパーマー大学を卒業した方です。

この学校の最寄り駅は、漫画、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で有名な亀有駅でした。町田と亀有では、同じ東京でも電車で1時間半以上、歩きや乗り継ぎ時間もいれたら、2時間位かかる距離です。

塩川スクールは、2年制で、1年目は往復4時間の道のりを何とか通っていました。私は夜間部でしたので、授業が夜の9時に終わり、家に帰ったら、いつも11時過ぎという状態です。

そんな生活の中で、茨城県取手市にあった、塩川スクールの講師を務めていた先生の治療院へも、朝から見学に行ったりしていたこともあるので、寝不足でフラフラでした。

時間的な機会損失とともに、交通費もバカにならないので、いっその事、塩川スクールの近くに引っ越そうと考えアパートを探すことにしました。

貯金も僅かしかなかったので、できるだけ安いアパートを、ということで、いろいろな不動産屋を回り、かなり怪しいアパートも何件か案内されました。

一軒目は、体格のいい50代くらいの女性に案内され、かなり年季の入ったアパートに行きました。そこは珍しく、玄関が土間になっていました。靴を脱いで中に入ると、長い廊下の左右に各部屋があり、ここの住人は、人目を気にせず、戸が開けっ放しの部屋もいくつかあった。

肉体労働者の様な人が横になってテレビを見ていたり、散らかった部屋で昼間からゴロゴロしている人がいたりと、そこには、かなり退廃的な空気が漂っていました。案内された部屋は、六畳一間で古ぼけた部屋でしたが、畳だけは新品の青畳で、そのコントラストが印象的でした。外の景色を見ようと、窓を開けたら目の前に、真っ赤に錆びた鉄屑が、山のように積まれていました。これを見た私は、「ここに住むことは無いな・・・」と心の中でつぶやきました。

帰り際、玄関で靴を履いていたら、晩秋だというのに、黒光りしたゴキブリがよろよろと出てきたのです。

すると、不動産屋の巨漢の女性が、「なんでこんなところに出てくるんだ!」と、言わんばかりに、桜島大根の様な、立派なふくらはぎをした足で、思いっきりゴキちゃんを踏みつぶしたのです。

こんな光景をまのあたりにして、さすがに私も気分が悪くなり、逃げるようにその不動産屋の女性と別れました。

二軒目は、別の不動産屋に案内されたアパートで、部屋は、可も無く不可も無くと言った印象でしたが、何となくジメジメした感じで、直観的に、いや~な感じがしました。

そのアパートに行った後、無性に足がかゆくなり、靴下を脱ぎ、ズボンをまくり上げてみたら、ダニに食われた様に赤い発疹が幾つも出来てたのです。ここにも絶対住めないと思いました。

やはり低料金だと、それなりの部屋しかないのかと、落ち込みながらも、何件かの不動産屋をその後も数回に分けて回りました。

そしてようやく、まともそうなアパートを見つけることができました。「東和荘」という名の2階建てのアパートです。不動産屋に案内を依頼したら、鍵と地図を渡され、一人で見に行くように言われました。ぶっきらぼうな対応でしたが、安アパートなので仕方が無いなと思い、地図を片手に下見に行くことにしました。

鉄の階段を上がった2階の部屋で、日当たりも良く、塩川スクールからも近かったので、ここに住むことに決めました。

六畳一間に、トイレと小さなキッチンが付いて、家賃は3万2千円。当時の私が払える上限です。

契約を交わしたのが、暮れも差し迫っていた時期で、鍵をもらっていたので、友達から車を借りて、前もって何回かに分け、荷物を運びこんでおきました。だけど、布団だけは一組しか持っていないので、運んでいませんでした。(これが、この後の苦労に繋がるとは知る由もありません)

私は、臆病者でありながらも、思い立ったらすぐに行動してしまうという二面性を持っております。引っ越しは年明けと思っていましたが、大晦日の夜、何故か、「よし、今から家を出る!」という直観が働き、町田を後にすることにしました。

といっても、あちらには、布団が無いので、とりあえず手で持っていける掛布団と毛布だけを無理やり大きな袋に押し込んでの出発です。

町田から小田急線に乗り、代々木上原で千代田線(常磐線直通)に乗り換え、亀有駅まで行く予定でした。ところがこの後、予定は、変更せざるをえなくなったのです。

なんと、私が乗っていた電車は、下北沢止まりになり、代々木上原を目の前にして、降車することになったのです。今思い返すとこれが終電だったような気がします。(大晦日の特別ダイヤだったのかな?)

仕方がないので、ここから歩いて亀有まで行くことに決めました。手には布団を持って。何とかなるだろうと安易な考えで、おおよその方向だけを頼りに、歩きはじめたのです。

ここからが長い夜の始まりになります。

次号に続く。

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整体とオステオパシーとカイロプラクティック

札幌で治療院を開業して早18年、その前の東京での書生時代も含めると26年以上を治療師の世界に籍を置いていることになります。

カイロプラクティックの専門学校に2年、あん摩・マッサージ・指圧の専門学校に3年お世話になり、専門学生時代も含め、その後もいくつかの治療院にお世話になっていました。その他の研究会、勉強会、セミナーなども当然ながら治療業界のもです。

時々ふと思うのは、自分の職業はいったい何なのだろうかということです。

国家資格としては、「あん摩・マッサージ・指圧師」ということになりますが、今の自分の治療形態から考えると、なんかしっくりこない響きです。

では、「カイロプラクター」はどうか。

これも違います。

それでは、「オステオパス」

これでもない。

それじゃー「整体師」

う~ん、やっぱりこれでもない。

気功師、祈祷師、魔術師、ペテン師・・・ん”?

わしゃーいったい何者なんだ!

結局のところ、法的には、「あん摩・マッサージ・指圧師」ということになり、それ以外の場合は治療家か治療師というところがいまのところ一番妥当な感じです。

整体、オステオパシー、カイロプラクティックとそれぞれ呼び名の違う徒手施術法が存在しますが、これらは何がどう違うのでしょうか?

オステオパシーは、1874年に、カイロプラクティックは1895年に共にアメリカで生まれた治療法です。

整体は、これらオステオパシー、カイロプラクティックの影響をかなり受けていると思います。大正から昭和期にかけて日本にオステオパシーとカイロプラクティックが入ってきました。これらをアレンジして様々な整体法が生まれたようです。

因みに、今では国家資格となっている指圧もそのルーツを探るとオステオパシーなどの脊椎矯正法に行きつきます。私がお世話になった長生学園の長生療術もオステオパシーにその起源があるのです。

カイロプラクティックもオステオパシーの影響を少なからず受けているでしょうし、その後もお互いが相互に影響しあっていると思います。

私がお世話になった、塩川スクールの塩川満章ドクターに聞いた話では、B.J.パーマーがHIO(ホールインワンテクニック)を開発するヒントになったのは、日本の柔道なのだそうです。柔よく剛を制すの如く、小さい人が大きな相手を投げ飛ばすのを見て、体の小さかったB.J.パーマーは感動したそうです。そして、ここからHIOを開発するに至ったということなのです。

この様に考えると、オステオパシーもカイロプラクティックも整体もお互いが何らかの繋がりがありますので、これじゃーどれも、おんなじじゃないか!と突っ込みを入れたくなるのも当然です。

現在は、それぞれの治療法が、それぞれを意識し、ある意味それぞれを認めつつも、また批判もしているのです。

私の友達に聞いた話ですが、彼が通っていたカイロプラクティックの専門学校の入学式で、学長の挨拶があり、「君たちは、単なる整体師とは違うんだ!」と叱咤激励されたそうです。

これってどうなのでしょう。自分たちのカイロプラクティックは整体よりも上だとでも言いたいのでしょうか。

また、ある療術の会合でカイロプラクティックの話をしたら、皆に袋叩きの様に批判され、吊し上げられてしまったと聞きます。

なんか敵対心の様なものを感じ怖いです。お釈迦様は「人間は等しく愚かだ」と言っていますが、なんだか情けなくなってきます。

実際は、それぞれの成り立ちから考えても、オステオパシーもカイロプラクティックも整体も厳密に言えば線引きはできないと思います。

また、同じカイロプラクティックの中でも、ディバーシファイド、HIO、ガンステッド、トムソン、ピアーズ、SOT、アトラスオーソゴナルなど様々なテクニックがあり、ひとくくりにカイロプラクティックとしていますが、それぞれに共通するところもあれば、かなり違う部分もあるのです。

オステオパシーや、カイロプラクティックはアメリカでは大学で教えられているだけあって、系統的に理論的に学問としての体系が出来上がっています。

それと引きかえ、日本の整体は玉石混交という状態は否めません。しかし、だからと言って、整体がレベルが低いというのは間違えです。実はアメリカの学位を持ったカイロプラクターでも玉石混交なのです。

先日アメリカから一時帰国した患者様からこんなお話を伺いました。アメリカでもカイロプラクティックの良い先生を見つけるのは難しいそうで、下手なカイロプラクティックの治療を受け、調子が悪くなり、別のカイロの先生に治してもらったと言っていました。

アメリカでも技術の差はかなりあるのです。この点は日本も同じですが・・・

本当に治す技術ということになると、学位や称号、ライセンスなどは全く役に立たなくなります。

昔読んだ剣豪の話に似たようなことが書かれていました。剣の戦いにおいて相手が「~流の師範」とかの肩書のある人ほど真剣勝負に弱いと書かれていました。肩書と実力は別物なのです。

日本は敗戦国です。戦後の日本はアメリカのものに憧れました。科学という名のもとにオステオパシーもカイロプラクティックも、日本人には過大に評価されたのではないでしょうか。

カイロプラクティックの3本の柱に「哲学」「科学」「芸術」がありますが、カイロプラクティックは科学なのでしょうか。今の医学が科学ではない様に、カイロプラクティックもまた然りだと思います。

ただ、整体よりは学問としての説得力があると思います。これが整体を下に見る原因なのかもしれません。

福沢諭吉の「学問ノススメ」に、その答えの様なものを読み解くことができます。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言われている__人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。」

これによると、学ぶ者は尊ばれ、学ばないものは蔑まれる、ということなります。だから学問を修めましょう!というのが福沢諭吉の持論です。

実際の臨床の現場では、座学だけのペーパードライバーでは全く通用しません。学問として発展したものを、実際に使える技術として昇華して行くことが大切で、ここからは一人一人の総合力となります。

科学という学問の段階は、万人向きの段階です。これを更に高め、感性、感覚のレベルに上げ、個の職人技になった時に初めて現場で使える自分の技術になるのです。

それなりに結果を出している治療家の先生は皆、自分だけのオリジナルの型と技を持っています。

結論としては、オステオパシーもカイロプラクティックも整体も本質は同じで、それを行う術者のレベルによって、その差が出るということではないでしょうか。

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札幌 谷井治療室の骨盤矯正

骨盤矯正を取り巻く環境

札幌整体治療院 谷井治療室 骨盤画像骨盤矯正という言葉は、札幌の街にもあふれかえっており、我々のようなオステオパシー、カイロプラクティック、整体などの治療院、整体院がその専門であるとの自負もあるのですが、近頃は美容関連のエステティックサロンや、癒し系のサロンでも「骨盤矯正」という文字が目立つようになりました。

我々の様な治療院、整体院の業界でも、国家資格の保有者と無資格の整体師、療術師などが混在している状況ですが、美容関連のエステティックサロンでは、国家資格という面でいえば、そのほとんどが無資格者ではないかと思われます。

整体もカイロプラクティックもオステオパシーも、日本では法的に国家資格として認められていないため、僅か数ヶ月で「骨盤矯正が出来るようになります」などのキャッチコピーで生徒を集めている団体もあるのが現状です。

整体などの治療業界も、エステなどの美容業界もそれぞれの自主基準で修了証や認定証を発行しておりますが、これらは法的には何の効力も持たない、何も担保しない紙切れ同然のものなのです。

骨盤矯正の難しさ

私が治療の業界に入って一番初めにお世話になったのが、カイロプラクティックです。このカイロプラクティックのテクニックの中にも、それぞれの特徴があり、その当時教えていただいたテクニックで、骨盤を直接矯正する主なテクニックを以下に示します。

  • ディバーシファイドテクニック(多種多様なという意味)
  • ガンステッドテクニック(開発者のCS.ガンステッドD.Cの名前に由来)
  • トムソンテクニック(開発者のクレイ・トムソンD.Cの名前に由来)
  • PSTテクニック(ピアーズ・スティルワーゲンテクニック:開発者のウォルター・ピアーズD.CとスティルワーゲンD.Cの名前に由来)
  • SOT(仙骨後頭骨テクニック)

(*D.Cとは、ドクター・オブ・カイロプラクティックの略で、カイロプラクティックのドクターの学位を持つものに与えられる称号です。)

私もこの中で今の臨床で実際に使っている骨盤矯正のテクニックはSOTくらいですが、それ以外のテクニックも臨床の基礎にはなっていますので、今でも随所でその考えを活用させていただいています。

ディバーシファイドやガンステッドテクニックは、骨盤矯正の中でも大変難しいテクニックで、その技術の習得に多くの時間と訓練を必要とします。

トムソンやピアーズテクニックになるとトムソンテーブルやハイロ―テーブルの力を借りるため、骨盤矯正の技術習得がかなり楽になります。

そして、SOTによる骨盤矯正は技術的にはさらに簡単になりますが、そのための診断の力量が必要とされます。また、SOTの場合骨盤矯正用の楔形のブロックを使用しますが、これも教科書通りに使っていたのでは、それなりの結果しか望めず、その上を目指すには、やはり職人技というものが必要になってきます。

これらの様に、骨盤矯正と言っても様々な方法や理論が存在し、その技術の習得にも相当の時間と訓練を必要とするのが事実です。

美容としての骨盤矯正

エステティックサロンや癒し系のサロンなどで行われている骨盤矯正とはいったいどのようなものなのでしょうか?

骨盤矯正とともにヒップアップ矯正、バストアップ矯正、O脚矯正などと、看板にうたわれているのを札幌のあちこちで見かけますが、そもそも骨盤矯正の目的が違うような気がします。

私も男なのでこの様なサロンに行ったこともなければ、当然このようなサービスも受けたこともありません。なのでこの様な骨盤矯正に関しては何も語る資格はありませんが、メディアなどで紹介されたものを見ての判断では、健康よりも見た目重視といったところではないでしょうか。

本来の美容とは、体が健康であって初めて成し遂げられるものです。健康を度外視して見た目だけを繕うという骨盤矯正は、百害あって一利なしと思いますし、本来の美容と健康という概念から言ったら、本末転倒なのです。

骨盤はその可動性が少ない関節で構成されています。特に仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、数ミリの可動域しかありません。この数ミリしか動かない関節にズレを生じてしまうと、全身に大きな影響が出てしまいます。そのため、カイロプラクティックやその他の治療法においても重要視される部位なのです。

こんな大切な骨盤を見た目重視で安易に矯正してしまうと、その後全身に与える影響は計り知れません。これでは、角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)の諺通りになってしまいます。

これは、美容として理想と現実の差を一気に埋めようとする欲望を持つ利用者の方々にも問題があります。本当のヒップアップとは、食事や運動なども交えて健康的に骨盤を矯正することからでしか得られないのです。

骨盤がズレてしまうだけで、腰痛、肩こり、頭痛、生理痛、痔、便秘、下痢、自律神経失調症など様々な症状に見舞われます。

見た目重視で不健康になることは、これほど愚かで恐ろしいことなのです。骨盤を正しく機能的に矯正することが、真の健康を手にする王道なのです。

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不眠症の治療は体から

札幌整体治療院 谷井治療室 不眠症画像

谷井治療室にお越し下さる患者様の主訴は、腰痛や肩こり、ぎっくり腰などの筋骨格系の問題に由来すものが多いのですが、より細かく問診をしてみると、「最近あまり眠れていないのです」「なかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」「もう少し寝ていたいのに明け方に目が覚めてしまう」「寝ても疲れが取れない」「寝た気がしない」などと不眠症の症状を訴える方がいます。

日本人の成人の20%が慢性的な不眠を訴えており、日本人成人の15%が日中に過剰な眠気を感じているそうです。

厚生労働省の平成25年「国民健康・栄養調査」では、睡眠に関して以下のような特徴を示します。

睡眠の質の状況として、男女とも「日中、眠気を感じた」と回答した者の割合が最も高く、男性 37.7%、女性43.0%である。その他の項目では、「睡眠時間が足りなかった」と回答した者の割合が男性では 30 歳代、女性では 20 歳代および 40 歳代で約4割となっている。

情報ソース:平成25年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)

また、最新のデータとなる平成27年「国民健康・栄養調査」では、調査結果のポイントとして、1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合が増加ということが挙げられています。

睡眠の確保の妨げとなっていることについて、「特に困っていない」や「その他」を除くと、20~50歳代男性では「仕事」が最も高く、20 歳代31.6%、30 歳代39.3%、40 歳代40.5%、50 歳代32.2%である。

20 歳代女性では「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」が33.3%と最
も高く、30 歳代女性では「育児」が32.7%、40 歳代女性では「家事」が27.9%と最も高い。

また、1日の平均睡眠時間別にみると、6時間未満の者では「特に困っていない」や「その他」を
除くと、男性では「仕事」「健康状態」、女性では「家事」「仕事」の順で高い。

睡眠の確保の妨げになっていることがある者のうち自分の睡眠の確保のために最も必要として
いることは、20~50 歳代の男性では「就労時間の短縮」、20 歳代の女性では「就寝前に携帯電
話、メール、ゲームなどに熱中しない」、40 歳代の女性では「家事のサポート」、60 歳以上の男女では「健康状態の改善」が最も高い。

平成27年「国民健康・栄養調査」の結果より

1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は、ここ数年で増加傾向にあり、睡眠の妨げになっていることは、男性では「仕事」、女性では「育児」「家事」が、睡眠不足の原因として挙がり、20~29歳の若者の睡眠不足の要因が、「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」ということで、パソコン、携帯電話、スマートフォンの急速な普及による現代の世相を表しています。

1日の平均睡眠時間は、男女とも「6時間以上7時間未満」が最も高く、それぞれ33.9%、
34.2%である。1日の平均睡眠時間が6時間未満の者※の割合について、この10 年でみると、
平成19 年以降有意に増加している。

睡眠の質に関する項目については、1日の平均睡眠時間別にみると、6時間未満の者が、
男女とも全ての項目において有意に高い。6時間未満の者では、男女とも「日中、眠気を感じ
た」が最も高く、それぞれ44.5%、48.7%である。

※1日の平均睡眠時間が「6時間未満の者」とは、1日の平均睡眠時間が「5時間未満」又は「5時間以上6時間未満」と回答
した者である。

平成27年「国民健康・栄養調査」の結果より

この調査の対象は20歳以上の成人であるため、10代の中高生などのデータをとったら、「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」という原因の睡眠不足がもっと増えるのではないでしょうか。

睡眠時間の不足と、不眠症が徐々にではあるが、確実に増えているのが現状で、眠らないという生活習慣から、眠れないという不眠症に移行しているものもあるのではないでしょうか。

不眠症を訴える患者様の身体をキネシオロジーや触診で調べますと、頸椎に特有の歪みを示します。この部分を段階的に調整していくと自律神経のバランスが整い睡眠に対する体の環境が整います。

パソコンや携帯、スマホ、などを扱っている姿勢は、どれも頸椎に不自然なストレスを与える姿勢で、ここから肩こりや首こりが恒常的になり、その結果として頸椎が歪み、最終的に自律神経のバランスを崩して不眠症になってしまうという構図がうかがえます。

風が吹けば桶屋が儲かるのことわざは、あまり関係のなさそうなものが繋がる因果関係を示していますが、パソコンやスマホと不眠症との関係はもっと信憑性が高いのです。

因みに風が吹けば桶屋が儲かるとは、以下の論法になります。(かなりのこじ付けです)

大風で土ほこりが立つ → 「土ぼこりが目に入って、盲人が増える 」→ 「盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職業に由来)」→ 「三味線に使う猫皮が不足し、猫が殺される → 「ネコが減ればネズミが増える」→ 「ネズミは桶をかじる →「 桶の需要が増え桶屋が儲かる

不眠症と整体治療

不眠症の原因としての体の歪みへのアプローチは、その他の対策に先行してまず行うべきであります。重篤な不眠症の場合、自力でそのわだちから抜け出すのは容易ではありません。抜け出せないから不眠で苦しんでいるわけで、そういう時は頸椎を中心とした歪みの治療を考えることが不眠症回復への一番の近道になると思います。

身体が出来ていないと、意識や精神力もついてきません。カウンセリングなどで心の面から治そうとしても、体に歪みが強いと心にブレーキがかかってしまうのです。

例えば、インフルエンザに罹って高熱にうなされて寝ている時に、「さあ!気合を入れて仕事をしなさい」と言われても無理なことと同じで、まずは体なのです!

武道の世界などでよく「心」「技」「体」といいますが、本当はこの順番は間違っています。

正しくは、「体」「技」「心」もしくは、「体」「心」「技」が正しいのです。まずは体がしっかり整ってから出ないと、「心」も「技」もついてこないのです。

私の尊敬する中村天風師も、人間に必要な6つの力を以下の様に述べています。

  1. 体力
  2. 胆力
  3. 判断力
  4. 断行力
  5. 精力
  6. 能力

この様に先ずは「体力」=「体」なのです。不眠症も精神療法で治そうとしてもなかなか結果が芳しくないのは、そのためなのです。

体に歪みがあると、寝ていても力が抜けていないのです。患者様を診察台に寝かせ筋肉の硬さを触診すると、首や背中や腰の筋肉が硬く凝っていてカチカチの人がいます。ご本人様は仰向けに寝て力を抜いているつもりでも、歪みのため筋肉の凝り固まりが取れないのです。

これは、本人の意思とは無関係に力が入っているため、絶対に寝ていても力が抜けません。ということは、寝ていても筋肉は収縮という仕事をし続けているということです。

これでは、眠れないし、寝たと思っても疲れが取れないのも無理はありません。

しかし、頸椎や骨盤の歪みを矯正しますと、筋肉は無駄に凝る必要がなくなります。そして心身ともにリラックスした状態になるのです。

当院にお越しの不眠症でお悩みの患者様も、施術後はよく眠れるようになったと仰る方がたくさんいます。繰り返しになりますが、不眠症の治療は、まずは体のバランスをとることから始まります。

谷井治療室ではキネシオロジーで問題の箇所を調べ、オステオパシー、カイロプラクティック、MTS療法を軸とした独自の整体療法で、首こり、肩こりなどの原因を調整し全身のバランスを整えます。

病は気からといいますが、不眠症の治療は体からです!

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体の歪みと細胞の寿命

札幌整体治療院 谷井治療室 赤血球画像人の細胞は日々生まれ変わっています。私も学校などで「ヒトの細胞数は、60兆個あります」と教えられてきましたし、あん摩・マッサージ・指圧師の試験でもこのような問題が出ていて、正解は60兆個と答えていたと思います。

ところが、『人体生物学紀要』(Annals of Human Biology)という雑誌の2013年11・12月号に、「人体の細胞数の推定」という論文が載り、今までの定説を覆しました。これによると人体を構成する細胞数は37兆個になるそうです。

60兆個から37兆個になったからといって、それがどうしたの?・・・と言ってしまえばそれまでのことで、確かにどちらの数でも普段の生活にあまり関係ないし、どちらの数字も大変多いので、ピンとこないのは仕方が無いことでしょう。

60兆個から37兆個に減ったとしても、驚きが減ったということではありません。37兆個といえば、仮に動物の細胞の大きさの平均を10ミクロン位だとして、これを一列にならべれば地球を9周以上も回る膨大な距離に相当します。

もともと一個の受精卵から出発し、2倍、4倍、8倍・・・と自然の摂理の中でその数を増やし、最終的にこの数まで増えるのだから、まさしく人体は小宇宙であるし、これは驚嘆に値するものです。

「昔常識、今非常識」と言いますが、この様に定説が覆ることはよくあることですし、いつかはこの37兆個という数字も覆るかもしれません。

人の寿命は、ほとんどが100歳未満です。稀に100歳を超える長寿者もいますが、その人数は圧倒的に少なくなります。因みに現在生存している方で世界最長寿者は、イタリアのエマ・モラノ=マーティヌッジィさんで、117歳、日本人では鹿児島県の田島 ナビさんで、116歳です。凄いですね!

どんな長寿者も、37兆個の細胞が日々新陳代謝してバトンリレーをしながら肉体を維持しています。心臓の心筋細胞や、神経細胞は再生しないと学校で習いましたので、これら一部の細胞を除いて、人の細胞にはそれぞれの寿命があり、古くなった細胞は死んで、新しい細胞に切り替わっていきます。

個々の細胞の寿命には諸説ありますが、以下にそれぞれの細胞の寿命を記します。

  • 消化器上皮細胞 1日
  • 白血球(色々) 2~200日
  • 皮膚細胞    20~30日
  • 肝臓細胞    20日
  • 赤血球     120日
  • 筋肉細胞    6~12ヶ月
  • 頭髪      4~6年
  • 骨細胞      7年

これら細胞の寿命を見ると、いろいろなことが分かります。消化器の上皮細胞はたった1日の寿命しかないということは、消化管の粘膜上皮はそれだけ環境が厳しく重労働だということになります。確かに食べたり飲んだりしたものが次々と消化管に送り込まれて来ますので、それらの飲食物との摩擦や消化液の影響など細胞の寿命を短くする要因がたくさんあります。

最長寿の骨細胞でも約7年の寿命しかありませんので、肉体的には7年前の自分はもう存在しないということになります。

体の歪みと細胞の新生

人の体は様々な理由で歪みます。ある人は、上半身が右に傾き、またある人は左に傾きます。その他にも前後の傾きや左右への捻じれなどがあり、実際には様々な方向の歪みが複合しています。

カイロプラクティックやオステオパシー、MTS療法、整体治療などでは、これらの歪みを矯正します。歪みのある部分は、一部が縮んだ状態になっており、その反対側は引き伸ばされたようになっていることが多いです。

縮んだ側にも、引き伸ばされた側にも、関節包や靭帯、腱、筋肉などがあり、それぞれが無数の細胞でできています。

そして、その一つ一つの細胞は縮んでいる側では圧縮され潰されており、引き伸ばされている側には引っ張りの張力がかかっています。ここに重要な問題が潜んでいます。この歪みは細胞がその寿命を迎え新しい細胞に代わっても残り続けるのです。体の癖は癖として残ったまま細胞だけが新陳代謝していくので、細胞が新しいものに切り替わったからと言って、歪みまで治ってしまうということは決してありません。

この様に歪みのある部位は、血液やリンパ液の循環も悪くなりますので、せっかく新陳代謝で新しい細胞に生まれ変わっても、その細胞が置かれる環境は劣悪な環境になるのです。その結果これらの細胞は活力を失い、これらの細胞が集まって構成される、腱や靭帯、筋肉なども劣化した質の悪いものになってしまいます。

これがまた更なる歪み固定化の要因となり、病気慢性化の原因となります。慢性化した肩こりや腰痛の患者様の筋肉を触診すると、古タイヤのゴムの様に硬くなっており、明らかにその質の低下がうかがわれます。この様になってしまうと、いくら整体治療などで矯正しても、なかなか改善されないか良くなるとしても時間のかかる場合が多いのです。

筋肉細胞の寿命が6~12か月ということを考えると、カイロプラクティックやオステオパシーなどで段階的に歪みを整えていったとしても、全ての筋肉細胞が新しいものに切り替わるのに半年から1年はかかるので、仮に治るための条件が全て十全に整ったとしても、改善までにこれくらいの期間はかかるという計算になります。

体の歪みは諸病の原因になります。病院の入院病棟に行くと分かりますが、重病の人ほど背骨の歪みが酷いのに気づかされます。背骨が歪むと内臓も機能低下を起こしますので、免疫力も低下し病気に罹りやすくなってしまうのです。

この様に身体の歪みを慢性化させないために、谷井治療室ではMTS療法、カイロプラクティック、オステオパシー、整体治療などを独自に統合させることで、関節の歪みや機能不全の改善に対応しています。

せっかく生まれ変わってくる新しい細胞を、正しく整った身体という良い環境で迎え入れてあげようではありませんか。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

ご予約は 011-261-7866 にお電話下さい。

札幌市のキネシオロジーの谷井治療室のホームページ

北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1ロジェ札幌25-901

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