足底の痛みから教えられたこと

札幌、谷井治療室の谷井昌幸です。ここ最近の臨床の傾向では、足底(足の裏、かかと)が痛いという方が散見されます。

足底は当然立った時の接地面になり、立位のバランス上の起点になります。歩行においても足底の状態が全身に影響を与えます。

足部に問題があれば、その影響は膝関節や股関節にもあらわれ、更に骨盤(仙腸関節)、脊柱、頭蓋骨、顎関節などとその影響は波及していきます。

カイロプラクティックや、オステオパシー、整体、リハビリテーションなどの世界でも、足の関節やその機能はとても重要に考えています。

ただし、重要とはいっても、骨盤や脊柱などと比べると、足関節などは無視されがちな部分でもあり、意外と見逃されやすい部位でもあります。

全身調整においては、脊椎の椎間関節や骨盤の仙腸関節などが優先されることが多く、その反面、手足の関節などは、後回しにされることが多いのが実状です。

確かに全身調整という大局的な問題においては、足の関節が最終的なメジャーポイントとして治療箇所になる事は少ないのです。

しかし、究極的には全身のどこがメジャーポイントとして現れても不思議ではないので、足の関節などを調整することで全身のバランスを取ることも可能なのです。

将来の事は分かりませんが、現時点での私の治療の形態では、第一の優先順位として脊椎や骨盤、頭蓋骨を調整することがほとんどで、上肢や下肢の調整は、そこに個別の問題が強く残る場合に調整するという状況です。

カイロプラクティックなどでは、イネイト・インテリジェンス(先天的知能、先天的治癒力)という考えに強く固執する傾向があるため、特にストレートカイロプラクティックの世界では、頸椎などのサブラクセーションをアジャストによって矯正したら、後は何もしないでイネイト・インテリジェンスの働きに委ねると考えます。

そのためこれらの学派の先生方は、直接的に四肢の関節を調整することは、基本的にはありません。私もカイロプラクティックの哲学に触れたばかりの頃は、このストレートカイロプラクティックの理論に傾倒し椎骨のアジャストだけですべてが解決すると思っていました。

しかし、自分で臨床を行うようになると、ここで大きな壁に突き当たることになったのです。カイロプラクティックの哲学や理論は素晴らしいのですが、実際の臨床では、教科書通りに事は運ばず、悪戦苦闘の日々が続きました。

患者様からは、「踵が痛いのです」「足をつくと足底が痛いです」「膝が痛い」「手首が痛い」などと、手足の問題を訴えられ、なかなか改善しないものには困り果てていたのです。

確かに四肢の関節も脊柱や骨盤の影響を受けているため、これらを調整すれば、それなりに、関節の動きも改善しますが、頑固なものはこれだけではなかなか解決しないのです。

カイロプラクティックやオステオパシーにも四肢のテクニックは存在しますが、脊柱や骨盤などに比べたら、サブ的な存在で、私も今ほど深く追求することはありませんでした。

実践の臨床の場では結果が全てです。哲学や理論だけでは治すことも出来ず、どうしたらよい結果を出すことができるのかと、改善と研究の毎日です。

そのお蔭もあって、その当時と比べたら、四肢の問題にも幅広く対応できるようになったと思います。身体の研究に関しては、これで良いというゴールはありませんので、日々研鑽を積み重ねる大変泥臭い作業が続きます。

なかなか治せないときにも、私を信頼して通い続けてくださった患者様には、何とお礼を言ってよいか分かりません。

「窮すれば通ず」と申しますが、やはり私のような凡夫は、本当に困らないと変われないのだと思います。

足底筋膜炎や踵の痛みを訴える患者様の体を調べて行くと、今まで気づかなかった事がいろいろと見えてくるようになりました。はじめのうちは、足の痛みに対して、足ばかりを見ていたのですが、そのうちに全身との関連が繋がってきたのです。

「木を見て森を見ず」といいますが、まさしくそのような状況に陥っていたのだと思います。それだけでも、そこそこの結果は出ていたのですが、全身との関係を視野に入れて施術すると、更なる飛躍が望めたのです。

やはり身体は、どこもが繋がっているのです。足底筋膜炎で足の裏が痛いから足の関節の調整をする。五十肩で肩が痛いから肩関節の調整をする。この様な考え方だけでは、どうしても治療が袋小路に入り込んでしまい、その全体像が見えなくなってしまうのです。

四肢の問題においても、大所高所から見た、全体としての観点と、局所の観点が必要なのです。このどちらかが欠けても結果はついてこないと思います。

部分は全体とのつながりの中に存在し、全体はその部分を包含しているのです。そう考えると、どこが大切で、どこが大切でないなどと、優劣をつけることができなくなりました。

今までも、自分の中では全体をホリスティックな観点から見ていたつもりでしたが、今思うと全くもって、お恥ずかしいかぎりです。

私たちは世界をあるがままに見ているようで、実のところは、私たちのあるがままに世界を見ているだけなのです。

自分自身のレベルを上げなくては、いつまでたっても、狭い世界しか見えないということになります。臨床を通して患者様から教えられ、今があることに感謝をしつつも、更なる高みを目指してこれからも前進して行けたらと思っております。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

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プロレスラーの頸椎損傷に思うこと

先日、インターネットニュースを見ていたら、プロレスラーの高山善廣さんが、頸髄損傷で首から下が全く動かない状態であるとのことで、私も大変ショックを受けました。子供の頃からプロレスや格闘技は好きで、よく観ていたこともあり、高山さんは好きなレスラーでした。

以前にもプロレスラーの三沢光晴さんがバックドロップという技を受けた後、頚髄離断という事故に見舞われ、お亡くなりになりました。本当に残念なことです。レスリングや柔道、相撲などの格闘技や、ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツも頸椎を痛めやすいスポーツです。

私も、書生時代にアマレスの選手で頸椎損傷を起こし、腕にしびれと痛みが出て、尚且つ筋力低下もともなっていた方を見たことがあります。そこの治療院は、男性患者は上半身裸にならなくてはいけなかったので、そのアマレス選手も裸になってもらったのですが、筋骨隆々としたヘラクレスの様な体にびっくりしたものです。

しかし、こんなにも頑強な体をした選手でも、その首は様々なストレスにさらされ、破壊されていたのです。頸部の筋肉はブリッジなどで鍛えることができますが、その他の部位である頚椎椎間板や椎間関節、靭帯などは基本的に鍛えることはできません。逆に激しいトレーニングや、スパーリングなどで、靭帯や椎間板、関節包などの軟部組織は、消耗し微細な損傷を繰り返していきます。

その結果、頚椎の退化病が進行し、変形性頚椎症などの退行変性疾患にかかってしまうのです。こうなってしまうと、骨棘などの頚椎の変形も進み、脊髄神経や末梢神経を痛めやすくなってしまいます。

私が以前カイロプラクティックを学ばせていただきました、シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティックの塩川満章先生におうかがいしたお話で、今でも印象的に覚えているものがあります。それは、角界のプリンスと言われた、先代の大関貴ノ花のことです。

塩川先生の治療室に貴乃花が訪れたときには、首を痛めていて、手に力が入らず、指の間に挟んだ紙を引き抜くと、力なく簡単に抜けてしまったそうです。相撲に怪我はつきものですが、やはり相当に疲労や損傷が蓄積していたのでしょう。

レスラーや力士など激しく体を鍛えている人でも、他の部位と比べ、首だけは脆弱なのです。

ギリシャ神話に登場するアキレスの話は有名です。無双の強さを誇ったアキレスですが、唯一の弱点である踵(アキレス腱)を射られ死んでしまいます。この神話にちなんで、アキレス腱を弱点としたり、弱い部分を形容する際にアキレス腱が例え話に出ることがあります。

確かにアキレス腱は、断裂しやすい部位だと思います。ただ、アキレス腱が切れたとしても、命に別状があるわけではありませんし、手術をして繋ぐことも可能です。

しかし首の場合はその複雑さからそう簡単にはいきませんし、生命にかかわる部分でもあります。首は頭を支えていますし、最大の中枢である脳からの神経が細い首の中に集約されているのです。頸髄の太さは小指の太さくらいで、直径は約1cm前後です。これだけ細い部分に、脳から全身へ、全身から脳へと様々な情報が集まっているため、一度問題が生じると重篤な症状に陥ることもあるのです。

身体には手首、足首などと、の付く部位がありますが、これらも痛めやすい部位です。やはり細くなっている部分は力学的に弱いのです。

頸椎はそれ程弱い部分で、どなたもでも痛める可能性があるのです。有名な方でも首を痛めた方は沢山います。

皇后美智子様の頸椎症性神経根症。THE BOOMのボーカル宮沢和史さんも、頸椎症性神経根症。盗塁王5度の阪神の赤星憲広外野手は、中心性頸髄損傷。韓流スターのヨン様こと、ペ・ヨンジュンさんも、頸椎椎間板ヘルニアになっています。ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIさんは、頸椎椎間孔狭窄症と頸椎椎間板ヘルニアの手術をしました。

冒頭に示した、プロレスラーや力士以外でも、様々な形で首に無理がかかり、変形性頸椎症と呼ばれる退化病や、椎間板ヘルニアなどを発症し、その結果としての神経障害に苦しんでいます。

以前のブログ「頚椎椎間板ヘルニアと肩こり」でもご紹介しましたが、スマホの長時間の使用は、首に大変ストレスをかけますので、本当に注意しなくてはなりません。

日常のちょっとした負担の積み重ねにより、徐々に頸椎に変形や損傷が起こり、かなり悪くなってから初めて症状として表面化するのです。

この様な状況になる前に頸椎や骨盤などのバランスを整えることは、大変有効な予防法になると思います。機械でも動きの悪い所は錆び付き、アライメントの悪い所は摩耗が激しくなりします。

これは肉体も同じです。整体治療を通して頸椎の機能を正常に保ち続けることと、日常生活の中で、首に無理をかけないことが肝要だと思います。

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治療と慰安の選択

手技療法には、整体治療、カイロプラクティック、オステオパシー、あん摩・指圧・マッサージなど様々な治療法があります。

法律的には、「治療」という言葉は、医師、歯科医師以外には認められておらず、我々の行う行為は、「施術」と言うのだそうですが、ここではあえて治療という表現を使わせていただきたいと思います。

目の前の患者様を、何とかして良くして差し上げたいとの思いから行われる施術は、ある意味で治療と呼べるのではないでしょうか。

しかし、一般的には治療に対して、以下の様な解釈がなされています。

゛病気という名前で呼ばれる個人的状態に対し,それを回復させるか,あるいは悪化を阻止しようとしてとられる行為をいう。その内容は,病気を診断し治療することであるが,実施にあたるのは近代的社会では法律的にその資格を独占的に与えられている医師が中心になるところから,医師の行う行為一般に拡大されることもある”  (出典:世界大百科事典 第2版)

医学の父ヒポクラテスは、「医師が病を治すのではなく、身体が病を治す」と表現しました。この言葉の意味するところは、人の体にはもともと「治ろうとする機能(自然治癒力)」があり、医師の役割というのは、その機能の補助にすぎず、治療や医療行為というのは治る機能を補助するものである、としているのです。

西洋の諺に、「神が治し、人が金をとる」というものがありますが、実際に体を治しているのは、人を生かしている見えざる力であります。これを神と呼んだり、自然治癒力と呼んだりと、様々な表現がありますが、最終的にはこのような力の働きで良くなっているのです。

それでは、何でもかんでもこの大いなる自然治癒力にだけ任せていればよくなるのかと言ったら、その様なことはありません。やはり、「人事を尽くし天命を待つ」の言葉の様に治療行為を通して、自分に与えられた使命を全うするということが大切かと思います。

患者様が自ら治ってゆくのを補助することが治療の目的であるならば、医師以外のものであっても、その志を持って行われた行為は、治療と呼べるのではないかと私は思っているのです。

逆に、たとえ医師であっても、経営のために過剰な検査や投薬を繰り返すだけの医療なら、それは真の意味での治療とは呼べないのではないでしょうか。

しかし、これには患者の側にも問題が無いとは言えません。沢山の検査をしてくれ、沢山の薬を出してくれる先生が、良い医者であり良い病院であるとの間違った考えがあるためです。ある意味、過剰なサービスを患者が要求するため、医療サイドもそれに応えるような形になってしまっているのです。

我々の業界でも過剰サービスや慰安行為はあります。特にあん摩・マッサージ・指圧の世界には多いのです。いわゆる慰安マッサージと言うもので、その場しのぎ的に患者(お客さん)の辛い所や、揉んでほしい所を施術するものです。

でも、これでは中々症状の改善には至らないのも事実です。実は私もマッサージ師ですし、この業界での実務経験もあるのです。

私も、本当に効果の出る治療法を求めていたのですが、お金のためにマッサージのアルバイトをしていた時期もありました。

ただし、この様な時でも目指していたのは、本当に治療のできる手技療法家になることでしたので、マッサージのためのマッサージはしてこなかったのです。今行っているマッサージは、全て将来、治療家になるための触診の勉強だと思ってやっていました。だからどんな時でも辛いと思ったことは一度もありません。好きなことをやるための通過点なので、当然と言えば当然ですが、そのためだったら何をやっても楽しかったのです。

そうやって一生懸命マッサージに励んでいたので、お客様からも気に入って頂き、多くの指名を頂ける様になっていました。実はそこのマッサージ所は、固定給であったので、いくら指名を頂いてもお給料は全く上がらなかったのです。それでも、お客様に気に入って頂いたことが嬉しくて、更に仕事に励みました。

同僚からは、「こんなところで指名をもらったって意味がない!」と嫌味を言われたりもしましたが、私はそれは違うと思いました。どんな場末のマッサージ所でも、そこでお客様の心をつかむことは、将来自分で独立開業するときに必ず役立つと思っていたからです。

独立開業した今の立場から言えることは、あの時の判断は間違っていなかったということです。そして、あれがあったからこそ、今の自分があると思っています。

慰安マッサージの利点は、手っ取り早く結果を出せるということです。マッサージを受けるお客さんも、治る治らないに関係なく、揉まれている過程の気持ちよさを求めに来ている方が大半なので、あくまでも刹那的な快楽が第一の目的なのです。

これは、「嫌なことがあったら、酒を飲んで忘れてしまおう!」というのとよく似ていて、酔いが醒めたらまた元の現実に引き戻されてしまうのです。慰安マッサージの効果もその場だけで、コリや痛みの症状はすぐに元に戻ってしまいます。

「それじゃあ、やっぱり、本当に効果のある、治療を目的とした施術の方がいいじゃないですか!」と皆様はお思いでしょうが、実にこれがなかなか難しいのです。

下手な治療家の治療を受けるくらいなら、慰安マッサージを受けていた方が、まだましともいえるのです。マッサージなら当たりハズレの差は少ないですが、下手な治療を受けたら本当にヤバイこともあるのです。歩いて治療院に行ったのに、帰りは這って帰るという笑えない話も現実にはあります。

治療を目的とした手技療法で、結果を出すということは意外と難しく、私も日々研鑽を積んでおりますが、いまだ満足のいく治療には至っておりません。

この難しさゆえに、慰安という安易な逃げ道を選択してしまう治療家もいます。

慰安マッサージが全く無意味というわけではなく、それはあくまでも真の治療という柱がしっかりしている上での補助という立場であればよいと思っています。

あん摩もマッサージも指圧も、無目的に慰安的に行うのではなく、その手技に意義や目的や価値を持たせれば、治療を目的とした立派な手技に様変わりするのです。

大切なのは、どの様な思いで治療に当たるのかということで、これによって結果は大きく変わります。

ただし先程も述べたように、手技療法において、純粋に治療を求めて道なき道を歩むということは、あえて、いばらの道を選ぶようなもので、本当に厳しい世界なのです。

それでも私は、安易に慰安的な施術に逃げるのではなく、少しでも患者様の苦痛が楽になる道を追求していきたいと思っております。

狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。

そして、そこから入って行く者が多い。

命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。

(マタイによる福音書7:13-14、口語訳聖書) 

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手技療法と大和魂

私が東京から北海道札幌市に移住して、同じ日本でも所変われば何とやらで、様々なギャップを感じたのも事実です。

幸い言葉は東京とほとんど変わらず、イントネーションも同じなので、この点は不自由したことがありません。

コールセンターで仕事をしている患者さんに聞いた話では、札幌はコールセンターの会社がひしめいているというのです。その理由が札幌の人は言葉が奇麗だからだそうです。私も確かにそう思います。

方言(北海道弁)は別として、その他の言葉はどうしてこんなにも標準語(共通語)に近いのかと不思議でなりません。その理由は北海道の歴史の浅さにあるのかもしれませんが、この問題は専門家の意見などを今後勉強してみないとわかりません。

食文化も、一風変わったものもあります。まず思いつくのが、「赤飯」です。東京の赤飯は、もち米に小豆を入れますが、北海道では、甘納豆(それも巨大な豆です)を入れるのです。そして、食紅を使ってご飯をピンク色にします。甘い赤飯は衝撃的でした。コンビニの赤飯おにぎりもこの甘納豆おにぎりです。

次に「鶏のから揚げ」のことを札幌では「ザンギ」というのです。この呼び名の由来はいまだにわかりません。因みに「トウモロコシ」のことを、北海道では「トウキビ」と呼びます。

手袋をすることも、こちらでは「手袋を履く」といいます。また、車のタイヤも履くと言います。

この様に違う所を上げたらきりがありませんので、まあこの辺にすることにします。

話題を整体治療に変えたいと思います。治療の世界は情報量では東京が最先端を行っていると思いますが、だから東京の治療が一番優れているとは言えません。今は昔と違いインターネットの普及もあり、交通網も整備されたため、たとえ陸続きでない北海道だとしても、やり方次第でいくらでも情報を集めることはできます。

確かに様々なものが揃う札幌に住んでいるので、言えるという部分もあると思います。これが同じ北海道でも地方都市であったなら、少しハンディがあるかもしれませんが、それでも昔から比べたら様々なことが便利になっているのではないでしょうか。

そう考えますと、情報に関しては、日本中ほとんどの地域が横一列になっていていると思います。あとは細かい違いとしては、47都道府県にそれぞれの地域性や習慣の違いがあることは確かで、平均寿命や病気の種類も多少の差はあるようですが、それほど格差があるわけではないと思います。

同じ日本の中ではそんなに違いが無いということにして、では海外とはどうなのでしょうか。海外の事情に関しては、まったく疎いので、偉そうなことは言えませんが、手技療法に関してはアメリカが世界をリードしているような気がします。オステオパシーもカイロプラクティックもその発祥はアメリカで、日本の手技療法も多大な影響を受けています。

ただ日本とアメリカとでは、法制度も違うし、オステオパスやカイロプラクターの位置づけも違うので、同じ土俵で比べることはできません。ただ言えることは、日本人は器用だということです。海外から様々な治療法をとり入れ、それをもとに日本独自のものを作り上げてゆく能力に長けていると思うのです。

これは物づくりでもいえることで、自動車でも、電化製品でも日本の技術は素晴らしいと思います。軍事技術などでアメリカにかなわないものもありますが、日本はよく頑張っていると思います。そもそも覇権国家であるアメリカに様々な情報や技術が集まるのは当然なのですから。

世界四大文明と言われる、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明もその当時の最先端の情報と技術が集まっていました。

そして、かつての日本は、隋や唐から最新の技術や情報を学んでいましたが、現代はアメリカから学んでいます。

源氏物語の中にも、「才(ざえ)をもとにしてこそ、大和魂の世に用いらるる方も強う侍(はべ)らめ」という名言があります。これは、「他国の学問を基本にしてこそ、大和魂を世に発揮できる人が多いのである」という意味です。ここで言う「大和魂」とは、日本古来から伝統的に伝わる固有の精神という意味で、決して軍国主義的なものではありません。

この様に日本人の素晴らしさは、諸外国から謙虚に学び、それを日本的精神をもって独自の文化として高めていけるところではないでしょうか。

今の手技療法の世界もそのようになってほしいと思いますし、必ずそうなっていくと思います。日本人の日本人による日本独自の手技療法です。

そのためには、紫式部が記したように、「才(ざえ)をもとにしてこそ・・・」すなわち、他国の学問を日本的精神をもって、決して驕らず、謙虚に、そして素直に学んでいくことが真の日本人の知恵である大和魂に繋がるのではないかと思っています。

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ストレートカイロプラクティック

ここ最近カイロプラクティックの事を、いろいろと考えることがあり、その世界にしばらく浸っていました。もともと私は、治療の業界にお世話になるきっかけが、カイロプラクティックだったので、カイロプラクティックに対する想いは人一倍強いかもしれません。

カイロプラクティックの世界には、ストレートカイロプラクティックという言葉があります。どのような意味かというと、施術においてカイロプラクティックの手技以外のものを用いないで行うというもので、当然、問題となっている箇所以外は治療しないというものです。

似たような言葉に、メジャー治療とか、スペシフィック・アジャスト(原因箇所に限局した施術)というものもあります。ストレートカイロプラクティックには、カイロプラクティック哲学というものがあり、それがバックボーンとなって、その理念のもとに施術が行われています。

カイロプラクティック哲学の中に、イネイト・インテリジェンスと、サブラクセーションという言葉があります。これらの言葉は西洋医学的な解釈とは一線を画するもので、カイロプラクティック独自の考えに基づくものです。

イネイト・インテリジェンスとは、先天的な知能、内在された叡智などと呼ばれ、人間が本来持っている自然治癒力とも受け取ることができます。このイネイト・インテリジェンスは、脳から脊髄神経を経由し、末梢神経を介して全身の器官、組織、細胞へと流れていくと考えられています。

このイネイト・インテリジェンスが正常に流れていれば、健康であり、逆にどこかにその流れに滞りがあると、身体の調子を崩し、免疫力が低下したり、場合によっては病気になったりします。

神経系の障害により、このイネイト・インテリジェンスの流れが阻害されている部分を、サブラクセーションと言います。ストレートカイロプラクティックでは、このサブラクセーションのみを施術の対象とし、その他の部位には一切施術を施さないというものです。

例えば、B.J.パーマーの行っていた、ターグルリコイルテクニックでは、第一頸椎もしくは、第二頸椎のみを施術の対象にしています。

ガンステッドテクニックでは、後頭骨、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、腸骨、四肢などあらゆる部位を施術の対象としますが、メインは脊柱と骨盤になります。トムソンテクニックやピアーズテクニックも、脊柱と骨盤が主な施術箇所となります。

この様に、カイロプラクティックでは、主に脊柱(椎骨)や骨盤のどこかにイネイト・インテリジェンスの流れを妨げているサブラクセーションを求め、そこをメジャーポーンととして、アジャストします。アジャスト後は、イネイト・インテリジェンスの働きに任せるというのが、ストレートカイロプラクティックの考え方です。

この様な話を聞くと、なんだかとってもカッコイイ治療法ではないですか。ワン・アジャストで全てが変わる夢の様な治療法だと思いませんか?

9回裏、2死満塁、3点差ビハインドという場面で、阪神の代打、川藤が、巨人江川から一振りで、代打満塁サヨナラホームランを放つようなものです。(古い例え話でごめんなさい)

ガンステッドでも、主に頸部、胸部、腰部の3か所で、大体かたが付いてしまいます。これをまたまた野球に例えると、巨人の槇原を、バース、掛布、岡田の3連続バックスクリーン・ホームランでノックアウトしたようなものです。(またまた古くてごめんなさい、西武ファンなら秋山、清原、デストラーデですが、しつこいので止めます)

とにかくストレートカイロプラクティックとは、その哲学とともにとてもカッコよく、これが上手く決まれば、治療家として、職人冥利に尽きるというものです。

しかし、現実はそんなに甘くはありません。実はストレートカイロプラクティックには、様々な障壁があるのです。

まず、カイロプラクティック哲学の神髄であるイネイト・インテリジェンスとは、そもそも何ぞやということです。イネイト・インテリジェンスは、目には見えない、手で触れない、現代医学的な検査においても計測不可能なものなのです。これを理解するとは即ち、深遠な宇宙の真理を理解することと同じ様なものなのです。

そしてまた、もう一つの、カイロプラクティック哲学の柱が、サブラクセーションです。これもまた、万人が納得するような言葉を私は持ち合わせていません。サブラクセーションとは単なる椎骨の変位をいうのではなく、神経学的障害、ひいてはイネイト・インテリジェンスの流れが障害されている部位のことをいいます。

では一体、脊椎や骨盤の中で、どこにサブラクセーションが存在するのか、それをどの様に診断するのが一番良いのでしょうか。サブラクセーションの前提となるイネイト・インテリジェンス自体が、なかなか掴みどころの無いものなので、サブラクセーションについても、どうしても曖昧さが付いて回ります。

人間は自分の知識や経験をもって、物事を測る尺度としていますので、自分のレベルに見合った理解しかできません。よって、サブラクセーションについても、それぞれの施術者のレベルに応じて、その部位の選定がなされていると思います。

目の前の現実は一つでも、その解釈は無限大にあるのです。この辺がストレートカイロプラクティックの大きな問題だと思います。

次に、百歩譲って誰もが認めるメジャーポイントが見つかったとします。けれども、その部位を的確にアジャストできるかという、もう一つの技術的な問題が浮上してきます。最小の施術で、最大の効果を出すということは、それなりの精度をもったアジャストが要求されるのです。技術者として当然クリアしなくてはいけない水準はありますが、これもストレートカイロプラクティックを行う上で、かなりの障壁となります。

最後の障壁は、患者様です。ストレートカイロプラクティックのシンプルな施術に患者様がどのような反応を示すかということです。

ほとんどの患者様は、ある程度の時間をかけて施術されることを望みます。逆にストレートカイロプラクティックの施術者は、できるだけ短い時間の中で、アジャストを完了することを目標とします。ここに患者様と施術者とのギャップが生まれます。

患者様は、遠い所から時間をかけて、はるばるやってきたのだし、お金を払っているのだからもう少し長く施術をしてほしいと思うのも無理はありません。

一方、施術者は、施術の目的が完遂されればそれで終了なので、たとえ短時間でもそれ以上の施術はしないのです。これを患者様に理解していただくという壁も相当なものだと思います。

私も、以前、「延長料金を払うからもう少しやってくれないか」と頼まれたことがあります。

ストレートカイロプラクティックの場合は、特に患者様のご理解と、施術者との信頼関係が大切になると思います。施術者側の哲学や、理念、技術などがいかに素晴らしくても、それを無理強いしては、武士の商法と同じです。

最終的にその治療を選ぶのは、患者様の方なのです。独りよがりの施術を押し付けるわけにもいきません。施術者の真摯な心をもって日々の臨床に当たることが、ストレートカイロプラクティックを志す上で一番大切ではないかと思います。

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MTS療法という治療法

 MTS療法とはどんな治療?

MTSとは、Muscle(筋力) Testing (テスト)Socius(仲間、ラテン語)の頭文字をとったものです。MTS療法は、母子小指対立筋などのインジケーター筋を使って、徒手筋力テストを行いながら、問題の箇所を調べる治療法で、カイロプラクティックのAK(アプライドキネシオロジー)が、この検査法の原点になっています。

MTS療法を開発したのは、恩師である東京の浦野喬義先生と仰る方です。浦野先生にお聞きしたところによると、もともとは鍼灸師の資格を取得し、その後、オステオパシーの世界で学ばれたそうです。

そして、その当時アメリカから帰国して、日本でカイロプラクティックを普及しようとしていた、塩川満章先生にカイロプラクティックを学んだそうです。浦野先生は、塩川スクールの1期生で、私も同じ塩川スクールを卒業しております。ちなみに私は17期生ですので、浦野先生は大先輩に当たります。

その後は、独自の道を進み、現在のMTS療法に至ったということです。私もご縁あって、MTS療法にお世話にり、今年で22年になります。東京で4年、その後、私が札幌に引っ越したため、札幌で18年間、浦野先生のご指導を受けてまいりました。

北海道に来てからも、私がMTS療法を続けてこられたのには、大きく2つの理由があります。一つは北海道の先輩治療師の方々が、MTS療法の教育の場を整備してくださったことです。現在、MTS療法を学べる場所は、東京以外では北海道と九州のみです。それぞれの場所で、会場を用意したり事務手続きなどを行って下さる方の恩恵で、札幌の地でもMTS療法を学び続けることができるのです。

二つ目の理由は、浦野先生が毎年、北海道まで来てくださったことです。それも1年も休まずにです。浦野先生と私とでは、親子ほどの年の差があります。歳のことをいっては失礼ですが、よくあの御歳で毎年、北海道まで来てくださったと、ただ感謝あるのみです。

MTS療法を学ぶには、初級、中級、上級の基礎学習をそれぞれ1年づつかけて行うため、これだけでも3年(現在は2年に短縮)かかります。またその後に応用の学習が続きます。初級はカイロプラクティックの考えや各テクニックの概要などで、塩川スクールを卒業し、その在学中からスクール講師の治療院に弟子入りしていた私には、もう一度カイロプラクティックのおさらいをするような感じでした。

MTS療法、一年目の初級受講時に、私はちょっとした事件を起こしてしまいました。若気の至りで、初級担当講師の沽券を傷つけてしまったのです。その講師はMTS療法の中では、一目置かれていた先生らしく、再受講の先輩方もたくさん訪れていた程の、人気の高い先生でした。

その日は、カイロプラクティックのガンステッドテクニックの講義でした。担当講師が骨盤のレントゲンフィルムを手に、説明をしていたのです。ガンステッドテクニックのレントゲン分析には様々な法則がありますが、その講師は明らかに間違った説明をしていました。

私は、すかさずその間違いを指摘したのです。皆の前で恥をかかされたその講師の顔は、みるみる真っ赤になってゆき、険しい表情でこちらをにらみつけてきたのです。正直、マズイと思いました。

私は、塩川スクールを卒業していたので、ガンステッドテクニックは基本中の基本でした。学長の塩川満章先生が、最も得意とするテクニックが、ガンステッドテクニックだったため、塩川スクールにもその色が強く反映されていました。ガンステッドテクニックは、技術の習得にも時間がかかるため、2年間、毎週ガンステッドの授業があったほどです。

そしてまた、塩川スクール在学中から、ガンステッドテクニック講師の治療院に弟子入りしていたため、レントゲン分析には少々自信がありました。そこの治療院では、患者様に提携病院でレントゲンを撮ってもらうことが多々あり、その写真を分析しやすい様に線引きするのが、全て私の仕事になっていました。

皆様、シャーカステンをご存知でしょうか。今では何でも電子化されてしまい、レントゲン画像も、モニターにそのまま映し出すことができますが、以前は黒くて大きなフィルムに現像されていました。現像されたフィルムをシャーカステンに差して裏から光にかざして見るのです。私も患者様からお預かりしたレントゲンフィルムをシャーカステンに乗せ、ガンステッドパラレルルーラーという定規を使って、腸骨の歪みや、腰椎のローテーション、メジャー側の特定、ADの計算など、様々な作業を一人でこなしていました。

毎日ガンステッド漬けの日々だったので、お蔭様で、レントゲンを見れば、線引きをしなくても、おおよそのことが分かるようになっていました。

その様な中で、MTS療法の初級の授業でガンステッドの間違った講義を聞いてしまったため、思わず指摘してしまったのです。その後、この講師とは何となくギクシャクした関係になってしまいました。今ではこの講師も、MTS研究会を辞めてしまったため、もうお会いすることもないかと思いますが、申し訳ないことをしたと反省しています。

その当時、同じ志を持ってMTS療法を学ぶ同期の治療師は、20人以上いましたが、年々減少して行き、現在では数名を数えるのみという状況です。MTS療法を学ぶ治療師の先生は全国で100名以上いますが、過去に辞めて行った治療師の先生は、その10倍以上いるのではないでしょうか。

MTS療法は、1年目の治療師でも理屈は分かるが、30年以上の治療師でも、これを行うのは難しいという治療法です。理屈が分かるのと、それを体現できるのとは別問題なのです。

例えば、野球のイチロー選手に、バッティングの手解きを受け、その理論や理屈が分かったとしても、イチロー選手の様にバッティングをすることはできません。

MTS療法も同じで、浦野先生に治療を教えていただいても、すぐにMTS治療ができるわけではないのです。たゆまぬ反復練習を行って、自分の中に落とし込まなくては、できるというレベルにはならないのです。(たいして出来ていない自分が言っても説得力はありませんが・・・)

MTS療法に入門してきた治療師の中には、明日からすぐに使える治療技術を教えてほしいと、入会してくる先生もいると思います。この様な先生方は、単純な反復訓練の修行に耐えかねて、辞めて行ってしまうのではないでしょうか。辞めてしまう理由には、根が続かないということと、もう一つ理由があると思います。

MTS療法は、もともとカイロプラクティックなどで開業していた治療師の先生方が、「百尺竿頭に一歩を進む」の禅語の如く、治療の技術は、ある程度のレベルに達しているが、なおその上に一歩を進もうと志して、浦野先生に教えを乞う形でスタートしたものと聞きます。

この様な経緯から、一から十まで教えてもらおうと思って、MTS治療の門を叩くと、期待外れに終わってしまうのではないかと思います。

ただここで注意しなくてはいけないのは、何事にも「守」、「破」、「離」というものが存在する様に、MTS治療も浦野先生のコピーを目指すのではないと私は思っています。

MTS治療には、決まった型は無いのです。浦野先生も基本的なことは教えてくださいますが、全て自分と同じようにせよとは言いません。(言われても出来ないというのが本音ですが)

十人の治療家がいれば、十通りのMTS治療があってしかるべきなのです。カイロプラクティックの世界でも、B.Jパーマー、ガンステッド、トムソン、ピアーズ、ディジョネットなどの名だたるカイロプラクターは、それぞれ源流は同じでも、強烈な個性を放つ独自のテクニックを開発しました。また一流は一流を知るの如く、お互いをリスペクトしている点も素晴らしいと思います。

私が書生時代にお世話になっていた治療院は、ガンステッドテクニックを主に行っていました。そこの先生が次のような印象的な言葉を残しています。「日本では、ガンステッドテクニックを行う治療院は沢山あるが、ガンステッドシステムを行う治療院はない」というものです。

たしかに、始めから終わりまで、ガンステッドクリニックのシステムを導入することは、レントゲン撮影の問題などで、不可能です。しかし、それをクリアしたとしても、ガンステッドテクニックのみで治療を行うとなると様々な壁に突き当たると思います。

究極的には、治療テクニックやそのシステムは、目の前の患者様のためにあるものです。患者様をテクニックにはめ込むのではなく、テクニックが患者様に歩み寄ることが肝要だと思います。それはMTS治療でも同じです。

MTS療法と浦野テクニック

MTS療法も別の呼び方をすれば、「浦野テクニック」となります。浦野テクニックであるMTS治療は、浦野先生のものであり、いくらそれをまねしても、浦野先生にはなれないのです。

野球でも同じで、その昔、王 貞治選手の一本足打法を、まねようとした選手は何人もいましたが、結局、王選手以上の成績を残した人はいませんでした。

宗教も同じで、仏教の教祖はお釈迦様ですが、その分派である各宗派の宗祖がそれぞれ別に存在するのです。誰もがお釈迦様の様になりたいと修行をしていても、そこになかなか到達できません。

キリスト教も、教祖はイエス様ですが、その分派は無数にあり、皆がイエス様の様になりたいと目指していますが、結果は皆さまがご存知の通りです。

治療の業界は、浦野先生の真似だけで飯が食えるほど甘い世界ではありません。私も現在に至るまで、苦戦の連続です。北海道に来たばかりの頃は、浦野先生が心配してくださり、私に会うたびに「谷井君、食えているか?」と、よく声をかけてくださいました。浦野先生にご心配をかけるわけにもいかないので、かなり厳しい経営状況でも、その都度「はい!」と答えていました。今でも決して楽な状況ではありませんが、お蔭様で無事に生活させていただいています。

私のもう一人のMTS治療の師は、渋谷の山崎整骨院の山崎徹先生です。山崎先生のMTS治療に対する姿勢には、頭が下がる思いです。私生活全てがMTS治療に直結しているという生き様で、私には到底まねのできないことです。

MTS治療も技術優先ではなくて、人間性とか生き方などの部分が重要であるということを、山崎先生はその背中を通して教えてくださいました。

山崎整骨院の門下生は、通常はそこを卒業したら、浦野治療室のスタッフに入ることがほとんどでしたが、私は諸般の事情で北海道に住むことになったため、それはかなわなかったのです。

浦野先生の内弟子としてMTS治療を学んだわけではないですが、私はそのことに引け目を感じたことは一度もありません。逆に北海道で諸先輩方から、新たなる観点の治療に対するご指導を頂いたりと、感謝することばかりです。これらの事が自分の中のMTS治療と、良い意味での化学反応を起こして現在があると感謝しています。

お釈迦様の十大弟子の一人にアーナンダ(阿難)がいます。彼はお釈迦様の弟子の中で、一番悟りを開くのが遅かったと言われています。それは彼が美男子だったからだとか、いろいろと諸説ありますが、彼は釈迦族出身で、最も身近に、そして最も長くお釈迦様のそばにいたのです。お釈迦様の説教を最も多く聞き、よく記憶していたので、「多聞第一」と言われていました。最も身近にいたがゆえに、悟れなかったのは、恵まれすぎた環境であるためだったからではないでしょうか。

仮に私のMTS治療の修行環境が、浦野治療室のスタッフという恵まれすぎた環境であったなら、そのことに甘んじてしまい、アーナンダの様に、かえって成長が遅くなってしまったかもしれません。その点では、少し厳しく不自由な環境であったことが、怠け者の私にはよかったのではないかと思っています。

今まで、出来の悪い私を育ててくださった、皆様に感謝をし、これからの治療家人生も、MTS療法を基軸に、楽しんで精進して行けたらと思っています。

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整体治療業界歴と自分の成長

私も整体治療の世界に入って早いもので、27年目になりました。新米の整体師の頃は、患者様に治療をさせていただくのに、相当の勇気と覚悟が必要でした。元来内気で、コミュニケーション能力も低く、話下手な私にとって、患者様の訴えを聞いて、施術をさせていただき、その後に施術の説明をするといったことが、大変なプレッシャーになってたのです。

専門書を読んだり、お世話になっている治療院の先輩や院長先生に聞いたり、その施術を見て真似をしながら、知識と経験の不足を補い、不安を減らそうと努力しました。そして、いつの日か、自信を持って施術できる自分になりたいと願っていました。

それから、27年が経過し、オステオパシー、カイロプラクティック、整体治療の施術者として、自分は成長したか、と振り返ったとき、残念ですが、胸を張って「イエス」とは答えられないことに気づきます。

確かに以前では対応できなかった難しい症例に対しても、施術の幅は広がりましたが、どうしてもよくならない患者様を目の前にして、自分の無力さを痛切に思いしらされる事もしばしばです。

私が治療業界に入ったきっかけは、カイロプラクティックでした。何故カイロプラクティックなのかと、そのいきさつをお話するとすこしながくなるのですが、その訳をご説明いたします。

その当時の私は、趣味でウェートトレーニングを自宅で行っていました。それまでの私は、「骨川筋衛門」とか「ブリキの湯たんぽ」などと形容されるような典型的な虚弱体形でした。よく少年ジャンプなどに下の様な宣伝が乗っていて、自分もこんな風に逞しくなりたいなと夢を抱いていました。

そして、『月間ボディービルディング』というかなりマニアックな雑誌をひょんなことから購入し、そこに乗っていた通販のNEダンベル20kgセットなる物を注文して、ひそかに自宅でトレーニングを始めたのです。ダンベルだけでは飽き足らず、エキスパンダーも購入し、ボディービルダーのような体になる事を夢見て日夜トレーニングに明け暮れていました。

月間ボディービルディング誌とともに、もう一冊「マッスル&フィットネス」というアメリカの雑誌が翻訳されていました。実はこちらの雑誌の中に、たびたびカイロプラクティックが紹介されていたのです。

それまで、カイロプラクティックという言葉すら知らなかったのですが、この雑誌によると、アメリカではポピュラーな治療法で、アスリートの方々も良く利用しているようでした。

早速、書店の健康コーナーに行くと、村上整体カイロプラクティック関連の書籍が出ていましたので、購入して読んでみると、東京の大塚に専門学校があると紹介されていたのです。

すぐにその学校へ願書をもらいに行くことに決めました。町田から約1時間かけて大塚駅に到着。程なくして学校を発見するも、白衣姿で、茶髪やリーゼントの学生数名が、玄関の前でうんこ座りをしながら煙草をふかしていました。この姿を見た瞬間、あまりの品の悪さに、この学校はやめようと思いました。しかし、せっかく来たので、願書だけはもらって帰りましたが・・・

数日後、ターニングポイントが訪れます。書店で「病苦を断つ カイロプラクティック」というタイトルの本を見つけたのです。こちらの本は、かなり専門的にカイロプラクティックについて書かれており、本当にカイロプラクティックというものを勉強してみたくなりました。

著者の塩川満章先生は、戦後としては初めて、アメリカのパーマー大学を卒業された方で、本物のカイロプラクターでした。私も実際に、塩川先生のカイロプラクティックを受けてみたくなり、何度か塩川先生の治療室にも通いました。

結局、塩川先生の主催する「シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティック(塩川スクール)」に、お世話になる事に決めたのです。

話しはだいぶ長くなってしまいましたが、この様な経緯で今の自分に繋がるのです。

カイロプラクティックの3つの要素に、「哲学」「科学」「芸術」という考えがあります。その中でも、様々な治療のテクニックとアジャストの芸術性に、当時の私はとても憧れました。塩川先生や諸先輩方の惚れ惚れする様なアジャストを目の当たりにして、どうしたら自分にもあのようなカッコイイ治療ができるのかと、そればかり考えていました。

そして、弁慶の七つ道具の様に、様々な治療テクニックを身につけることが、優秀な治療家としての条件だと思っていたのです。この様な考えのもとに、専門書を読みあさり、様々な勉強会に顔を出し、いくつもの治療院へ弟子入りをし、技術の習得に努めてまいりました。

27年の間に、技術の方は多少なりとも上達したものもあり、なんとか自分の型というものも出来てきました。ただこれは自己満足の領域の話で、本当の意味で腰痛や肩こりなどでお困りの患者様に、満足や感動を与えることができているのか、と問われたら、大きな声で「はい!」とは答えられないのです。

治療の中の、アジャスト技術の重要性は、確かにかなりのウェートを占めますが、それ以外の要素の方が、実はもっと大きいと思います。

身だしなみ、手指や爪の手入れ、手の温かさ、立ち居振る舞い、姿勢、挨拶、表情、言葉づかい、謙虚さ、素直さ、柔和さ、寛容さ、自信、電話の応対、予約の取り方、初診の患者様に対する治療室までの交通案内の仕方、問診の取り方、治療の説明、お会計、治療室の整理整頓や清掃状態、自分自身の体調管理(食事、睡眠、休養、運動など)・・・

この様に、治療技術以外の要素を上げたらきりがありません。自分の事は分かっている様で、実は一番分かっていません。自分の顔に飯粒が付いていても気づかないのが人間というものです。

27年という歳月を経ても、なお至らないところだらけの私です。それでも、患者様に対し今持てる全てを与え、最高の施術が施せますよう、視座を高め、努力精進してまいります。

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整体治療と病院の診断の違い

今回のテーマは、「診断」についてです。日々の臨床の中で、腰痛、肩こり、手足の痛みや痺れなど、様々な症状の患者様の施術に当たらなければなりません。

医師以外には、診断権がありませんので、私達の様な、あん摩・マッサージ・指圧師や、鍼灸師、柔道整復師などの国家資格を所持している者でも、椎間板ヘルニアです!とか、脊柱管狭窄症です!などと診断を下すことはできません。

医師ですら、X線撮影装置やCT、MRI、超音波診断装置などの画像診断装置が無ければ、もはや正確な鑑別診断を行えないのが現状です。

この様な診断機器が普及していなかった一昔前では、X線撮影装置以外は徒手検査法や打腱器などの簡単な器具を使った検査が主でした。あとは医師の技能によるところが大きかったと思います。

今時の医師は、内科医でも聴診や打診、触診などの検査もほとんど行わないように思います。CTやMRIなど、これだけ素晴らしい検査機器が普及してしまうと、当然の結果だと思いますが、なんだか人間として扱われていないような気もします。

現実問題としては、大病院では一人の医師が受け持つ外来の患者数が多すぎて、ゆっくり診察している時間がとれないということと、高度な検査機器による診療報酬も病院経営上必要になるので、しかたがないのかもしれません。

あとは、聴診や打診などで直接検査すると、セクハラと勘違いされてしまうという、難しい時代でもあるようです。これも昔の様に聴診器を当てて検査をするのが当たり前であったならば、今でもセクハラとは言われなかったでしょうが、問診をとったらすぐ機械による検査に回される時代では、変に勘繰られてしまうのかもしれません。

アメリカなどでは、カイロプラクティックでも、オステオパシーでもレントゲンの撮影が許されていますので、それをもとにした診断がなされるのが通常ですが、日本ではカイロプラクティックもオステオパシーも医療として法制化されていませんので、レントゲンなどの診断は許されません。

それでは、医師以外の者で施術を生業とする、あん摩・マッサージ・指圧師、鍼灸師、柔道整復師、整体、カイロプラクティック、オステオパシーなどの施術者はどのように診断というものを捉えているのでしょうか。

我々の診断の第一義は病名を付けることではないということです。どこをどのように施術をするのかということを調べるのが、私達の診断の主な目的です。要するに、施術の見立てをすることが一番の目的で、これが診断即治療へとつながるのです。

もう一つの検査の目的は、目の前の患者様が施術の適応範囲なのか、それとも、我々の施術の適応外で、専門医療機関への受診を、おすすめしなくてはいけないのかの判別に、諸々の診断技法が用いられるのです。

腰痛や肩こり頭痛、めまいなどで、私の治療室を訪れる患者様の中には、病院でレントゲンやMRIなどの検査をすでに受けている方もいます。今は便利な時代で、自分のレントゲンやMRI画像をスマホで撮影し、それを私に見せて下さる患者様もおります。

これを診ますと、確かに頸椎の椎間が狭くなっていたり、腰椎の椎間板がヘルニアになっていたり、脊柱管が狭窄していたりと、その画像から様々な情報を得ることができます。本当に便利な時代です。

先日ある理学療法士の方がこんなことを言っていました。「昔の臨床の現場は、技術優先であったが、今は画像優先に変わった」とハッキリ述べていました。これだけ体の内部が、手に取る様に映像として見ることができる様になると、経験や勘に頼っていた旧来の診断法が、なんだかレベルの低いものに感じられてしまうのも無理はありません。

ここで面白いデータがあります。腰痛の85%は、原因不明で、レントゲンやMRIなどの検査で、医学的に因果関係のハッキリしている腰痛は、たったの15%だというのです。(厚生労働省

もう少し詳しく説明しますと、MRIなどの検査で、明らかに腰痛の原因となる病変が見つかることが、腰痛全体の15%で、残りの85%は、レントゲンやMRI、CTなどの検査を行っても、原因の特定に至らないということなのです。

さらに面白いのは、画像上、明らかに椎間板ヘルニアなどの病変があるにもかかわらず、全く腰痛の症状が無い人も多くいるのです。

レントゲンやCT、MRIなどの検査機器は、確かに診断の決め手となる大変な働きをしていると思いますが、これとて万能ではないのです。まずこれらの撮影には技術的な様々な問題がありますし、たとえきれいに目的の部位の撮影が行われたとしても、それを読影する能力には個人差もあるし、名医と言われる先生でも、100%間違いのない画像診断を行うことは不可能だと言われています。

基本的にこれらの画像は2次元の静止画像であるため、病変や構造は映し出しますが、その機能までは分からないのです。仮に動画を撮影したとしても、関節の細かい機能を視覚だけを頼りに診断するのは無理だと思います。

現代医療は、画像や検査データのみで原因を突き止めようとしていますが、これはある意味視覚化されたデータにばかり頼っている手抜きだと思いますし、データは見るが、目の前の患者は見ないという、おかしな現象が起きていると思います。

視覚偏重の結果、85%もの腰痛患者の原因がわからないままなのです。人間の持てる能力を最大限活用して、心の通った検査を行えば、もう少し取りこぼしは減るのではないかと思っております。

整体やカイロプラクティック、オステオパシーなどの施術を行う私たちは、高価な画像診断装置は使えませんが、そのぶん人間の能力を向上させて、温かみのある検査や施術を行うことができるのです。私も初心に帰って、これらの事を真摯に受け止め、日々の臨床に取り組みたいと思っています。

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治療の間隔と身体のバイブレーション

治療の間隔

今回のテーマは、治療の間隔についてです。一度治療をして、次回の治療までの間隔をどのくらい空けるとよいのかということですが、これは個々の患者様の状態によって様々です。

しかし、概ねの期間はわかります。初診でいらした方は、次回までの間隔はそれ程空けません。何故かというと、体の癖が強く、基本的なバランスがとれていないからです。

この基本的なバランス(基礎工事)の期間は間隔を詰めて施術をし、その後は患者様それぞれの状況に合わせて決めてゆきます。

何事も基礎が大切で、ここがしっかりしていないと、振出しに戻ってしまうか、最悪の場合、かえって悪化することもあるのです。

谷井治療室では、腰痛や肩こりなどの症状に関わらず、この基礎的な整体治療の回数をだいたい3回とみています。過去の臨床経験から、まず3回、整体治療でバランスを整えると、ほとんどの方の身体の基礎が出来てきます。

その後の治療は、患者様の条件が悪ければ、整体治療の間隔を詰めて施術しますし、条件が良ければ、間隔を空けていきます。その条件とは、以下のことを含みます。

年齢、性別、体型、職業、ストレスの度合い、どの様な症状か、それはいつから続いているのか、過去の手術の有無、交通事故や転倒などの事故歴、スポーツ歴、食事の内容、睡眠時間、酒・タバコはどうか、コーヒーなどカフェインの強いものの摂取があるか、お菓子など甘いものの過剰はあるか、どの様な薬を飲んでいるのか、一日どのくらい歩くのかなどなど、患者様の状況は千差万別です。

これらの条件に、更に患者様、個々の体の強さを加味して、整体治療のサイクルを考えていきます。最終的には、キネシオロジーでテストをして判断します。

初診から3回目までの施術を、基礎を作る段階とし、その後ある程度の間隔を決めて、施術する段階を治療の段階としています。

そして、ある程度のバランスが整い、症状の改善も見られ、状態が安定してからは、施術の間隔を更に空け予防のサイクルに入ります。

では予防のサイクルとはいったい何なのでしょうか。これは、過去26年以上の臨床の中で導き出したもので、現時点での最適な施術間隔を言います。

現在の谷井治療室での通常の予防サイクルは、1ヶ月に1回の施術となります。この間隔であれば、ある程度の現状維持が可能なサイクルとなります。

では、この現状維持の施術間隔は、どこまで伸ばすことができるのでしょうか。今までの最高は約6ヶ月です。それを超えると、ほぼ100%崩れてしまいます。

皆さん、唐突ですが、皿回しの芸をご存知でしょうか? 

先端が尖った細い棒の先に、皿を乗せて回すものですが、バランスよく棒の先端に、皿の中心が乗り、尚且つ、皿に回転する力を与えたら、皿はきれいに回ります。

軸がズレていたり、回転力が弱いと皿はうまく回りません。

きれいに回っている皿は、しばらくの間は、慣性の法則により回り続けますが、様々な抵抗が働き、回転のスピードが落ち、最終的には皿の回転は止まります。

人の体も同じで、骨盤や脊柱のバランスが良く、中心軸がしっかりしていると、無理なく、無駄なく体の機能が働きます。

逆に、骨盤や脊椎に歪みがあると、中心軸がずれ、身体は正常な機能を発揮できません。カイロプラクティックやオステオパシー、整体治療はこれら、骨格バランスを調整することを、治療の主眼にしています。

これさえしっかり調整されていれば、皿回しの皿がきれいに回る様に、身体の構造も機能も正常になり、無駄なエネルギーを使わなくて済むようになります。

ただ、いくらバランスよく骨盤や脊椎を整えたとしても、様々な負荷がかかり、やがて体はバランスを崩してしまいます。

ここで一つお断りしておきたいことは、私が指摘しているバランスとは、私の治療の中での判断基準によるもので、このバランスが崩れたからと言って、すぐに腰痛や肩こりなどの症状が出たり、病気になったりする、というものではありません。ただし、バランスが悪いと、腰痛や肩こりなどの不調が圧倒的に発生しやすく、病気の温床にもなってしまいます。

良い条件の方は6か月位バランスを保っている方もいますが、早い人では2か月くらいで崩れてしまう場合もあるのです。

過労、ストレス、寝不足、食生活の乱れ、タバコ、過度な運動または運動不足など、様々な負荷がかかり体はバランスを崩していきます。この負荷が大きければ、早くバランスが崩れますし、負荷が小さければ、良いバランスを長く保つことができます。

この治療の戻りを考慮して、予防のサイクルを患者様にお伝えさせて頂きます。

身体のバイブレーション

人間の身体は、骨盤も椎骨も頭蓋骨も、それぞれ固有のバイブレーションで振動しています。

キネシオロジーでテストして、異常の反応が出るポイントは、このバイブレーションが下がっている部位になります。

オーケストラに例えると、弦楽器、管楽器、打楽器などそれぞれの音色がありますが、これらも、バイブレーションです。それぞれの楽器が良いバイブレーションであるならば、オーケストラの演奏は素晴らしいものとなるでしょう。

しかし、どれかの楽器の音(バイブレーション)が外れていたら、オーケストラ全体としての演奏は、台無しになってしまいます。

身体も同じで、骨盤や椎骨、頭蓋骨などのどこか一つでもそのバイブレーション崩れてしまうと、身体全体としての調和が崩れてしまいます。

我々治療家は、楽器の調律師の様なもので、身体が本来の機能を発揮できるように、バランスを調整する職人であると思います。

身体のバイブレーションを落とす要因は、先程述べたように、過労、ストレス、寝不足、食生活の乱れ、タバコ、過度な運動または運動不足などですが、最も気を付けなければいけないものがあります。

それは言葉と心の使い方です。言葉と心がネガティブまたはマイナスであればあるほど、身体のバイブレーションは確実に低下します。これを繰り返していると病気や体の不調を招くのは間違いありません。

整体治療で良いバイブレーションに整えることは大切ですが、自らのバイブレーションを落とさないよう、言葉と心の使い方には気を付けたいものです。(私はこの点は全くと言っていいほど出来ていません)

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

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無資格マッサージ

ここ最近気づくことは、札幌の街中に接骨院、整骨院、整体院、リラクゼーション系のサロンなどが急増していることです。

どうしてこんなにも増えたのでしょうか。接骨院、整骨院のお話は次回にすることとして、まずは、整体院やカイロプラクティック、リフレ、オイルマッサージ、クイックマッサージなどのリラクゼーション産業について考えたいと思います。

今や1兆円産業と言われるリラクゼーション業界。街中に派手な看板や、チラシ、クーポン券などで、とても人目に付く宣伝をしています。

ちなみに、私は、「あん摩・マッサージ・指圧師」の国家資格を保有しており、札幌市の保健所へ届出をして開業しております。あん摩・マッサージ・指圧師になるには、厚生労働省に認定された学校で3年間勉強し、資格試験に合格しなければなりません。あん摩・マッサージ・指圧師には、認可されていることもあれば、様々な法的規制もあります。

あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(以下、あはき法)の第一条に、以下のように示されています。

医師以外の者で、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許(以下免許という。)を受けなければならない。

これによると、医師以外で、人の体に対し、あん摩・マッサージ・指圧を職業として行うことを明確に禁止しています。

では、現状はどうでしょうか。街中にあるリラクゼーション産業を調べてみると、あん摩・マッサージ・指圧師の免許を持っている人はほとんどいないというのが現状ではないでしょうか。いわゆる無資格、無免許営業です。

あはき法の第一条に、上記のように示されているのに、何故、無資格者がマッサージなどの業務を行えるのだろうか。ここに法の抜け道があるのです。

リラクゼーション系の店舗は、たとえ無資格であっても、実際にやっていることは、指圧やマッサージに変わりはありません。これらの店舗が法的規制をすり抜ける方法は、看板などの広告に、あん摩・マッサージ・指圧という文字を使わないということです。

どういうことかというと、例えば、「もみほぐし」、「ほぐし処」、「もみ処」、「リフレクソロジー」、「手もみ」、「足つぼマッサージ」、「リラクゼーション」、「エステ」などという名称にしています。体を揉むが「あん摩・マッサージ・指圧」の表示の無いものは「マッサージ類似ビジネス」となり、「あはき法」の規制の範囲外で、広告の規制に当たらないため、自由にそして派手に宣伝が出来ています。

「あはき法第7条」に以下の様な広告の規制があります。

第七条 あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業若しくはきゆう業又はこれらの施術所に関しては、何人も、いかなる方法によるを問わず、左に掲げる事項以外の事項について、広告をしてはならない。
 
一 施術者である旨並びに施術者の氏名及び住所
二 第一条に規定する業務の種類
三 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
四 施術日又は施術時間
五 その他厚生労働大臣が指定する事項

この法律には、様々な解釈がありますが、基本的に、「あん摩・マッサージ・指圧師」は、看板やチラシに、施術内容のコースや、料金、症状名を掲げることが禁止されています。

尚、ここで述べる広告とは、医療広告ガイドラインとして、厚生労働省が平成 19 年 4 月に作成し、全国の保健所に基準にするようお達しをしているものです。 医療広告ガイドラインによる広告の定義は次のとおりです。 

 (1)誘因性 ゆういんせい (患者の受診等を誘引する意図があること)
 
 (2)認知性(一般人が認知できる状態であること)
 
 (3)特定性(医業もしくは歯科医業を提供する者又は病院もしくは診療所が特定可能であること)
 
※ 上記、(1)から(3)を満たす場合に広告とみなす 
 

ここで、問題となるのは、インターネットのホームページはどうなるのかということです。医療広告ガイドラインには「医療施設のホームページのあり方」として次のよ うな文が書かれています。 以下にその文章を掲載します。

„ 医療施設のホームページについては、当該施設の情報を得ようとする者 が、URL の入力やネット上での検索により自主的に閲覧するものであ るため、「情報提供」や「広報」として扱われており、原則的に「広告」 とは見なされていない。 
 
„ 医療施設ホームページが、いわゆる「広告規制」の対象外であることは 前述の通りである。しかし、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」で は、ネット上の情報についても、以下のようなものは広告と判断され、 その内容は規制の対象となる場合があるとしているので、留意された い。 
 
▼特定の意味を連想させるホームページの URL やメールアドレス 
 
例えば、 「http://gannkieru.ne.jp/」や「no1hospi@*****.or.jp」等は、それ ぞれ「癌消える」、 「No.1 Hospital」を連想させるため、「広告規制」で禁止 されている誇大広告や比較広告に該当する。 
 
▼Eメールやホームページ上のバナー広告 
 
メールマガジンや不特定多数へ配信する情報メール、商用サイト等の媒体に費用を支払って掲載するバナー広告は、文字通り広告に該当する。 

▼検索サイトの検索結果への干渉  

検索サイトにおいて特定の検索文字で検索した際に、スポンサーとして別枠で表示される場合、または検索サイトの運営会社等に費用を支払うことにより、意図的に検索結果の上位に表示されるようにした場合については、広告としてみなされる可能性がある。  

上記の様に、通常のホームページに関しては、広告ではないとの解釈になっております。ただし、バナー広告や、グーグルやヤフーにリスティング広告などの有料サービスを利用した際は、広告と見なされるということなので、有料でポータルサイトに登録することなども恐らく広告となるのではないでしょうか。

まあ、これを見ると、時代の流れに法律が追いついてないといった感があります。いずれにしても、我々、「あん摩・マッサージ・指圧師」は、あれもダメ、これもダメと、法的な規制にがんじがらめにされて、自由競争の中で、もがき苦しんでいるというのが現状です。

無資格のカイロプラクティック、整体、もみほぐし、リフレクソロジーなどが、何の規制もなく伸び伸びと、羽ばたいているのとは対照的です。

ここでお断りしておきたいのは、私は決して無資格者を非難しているのではないということです。資格が無くても一生懸命に勉強され、素晴らしいお仕事をして、社会に貢献している方々もたくさん知っています。逆に、資格があっても、それにあぐらをかいて、全く勉強しない施術者もいます。

ただ残念ながら、比率から言ったら無資格者の方が、知識、技術、安全面で問題があると思います。現状では玉石混交の無法地帯と化していますが、マッサージ並びに、マッサージ関連業界の健全な発展を切に願うばかりです。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

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