整体治療業界歴と自分の成長

私も整体治療の世界に入って早いもので、27年目になりました。新米の整体師の頃は、患者様に治療をさせていただくのに、相当の勇気と覚悟が必要でした。元来内気で、コミュニケーション能力も低く、話下手な私にとって、患者様の訴えを聞いて、施術をさせていただき、その後に施術の説明をするといったことが、大変なプレッシャーになってたのです。

専門書を読んだり、お世話になっている治療院の先輩や院長先生に聞いたり、その施術を見て真似をしながら、知識と経験の不足を補い、不安を減らそうと努力しました。そして、いつの日か、自信を持って施術できる自分になりたいと願っていました。

それから、27年が経過し、オステオパシー、カイロプラクティック、整体治療の施術者として、自分は成長したか、と振り返ったとき、残念ですが、胸を張って「イエス」とは答えられないことに気づきます。

確かに以前では対応できなかった難しい症例に対しても、施術の幅は広がりましたが、どうしてもよくならない患者様を目の前にして、自分の無力さを痛切に思いしらされる事もしばしばです。

私が治療業界に入ったきっかけは、カイロプラクティックでした。何故カイロプラクティックなのかと、そのいきさつをお話するとすこしながくなるのですが、その訳をご説明いたします。

その当時の私は、趣味でウェートトレーニングを自宅で行っていました。それまでの私は、「骨川筋衛門」とか「ブリキの湯たんぽ」などと形容されるような典型的な虚弱体形でした。よく少年ジャンプなどに下の様な宣伝が乗っていて、自分もこんな風に逞しくなりたいなと夢を抱いていました。

そして、『月間ボディービルディング』というかなりマニアックな雑誌をひょんなことから購入し、そこに乗っていた通販のNEダンベル20kgセットなる物を注文して、ひそかに自宅でトレーニングを始めたのです。ダンベルだけでは飽き足らず、エキスパンダーも購入し、ボディービルダーのような体になる事を夢見て日夜トレーニングに明け暮れていました。

月間ボディービルディング誌とともに、もう一冊「マッスル&フィットネス」というアメリカの雑誌が翻訳されていました。実はこちらの雑誌の中に、たびたびカイロプラクティックが紹介されていたのです。

それまで、カイロプラクティックという言葉すら知らなかったのですが、この雑誌によると、アメリカではポピュラーな治療法で、アスリートの方々も良く利用しているようでした。

早速、書店の健康コーナーに行くと、村上整体カイロプラクティック関連の書籍が出ていましたので、購入して読んでみると、東京の大塚に専門学校があると紹介されていたのです。

すぐにその学校へ願書をもらいに行くことに決めました。町田から約1時間かけて大塚駅に到着。程なくして学校を発見するも、白衣姿で、茶髪やリーゼントの学生数名が、玄関の前でうんこ座りをしながら煙草をふかしていました。この姿を見た瞬間、あまりの品の悪さに、この学校はやめようと思いました。しかし、せっかく来たので、願書だけはもらって帰りましたが・・・

数日後、ターニングポイントが訪れます。書店で「病苦を断つ カイロプラクティック」というタイトルの本を見つけたのです。こちらの本は、かなり専門的にカイロプラクティックについて書かれており、本当にカイロプラクティックというものを勉強してみたくなりました。

著者の塩川満章先生は、戦後としては初めて、アメリカのパーマー大学を卒業された方で、本物のカイロプラクターでした。私も実際に、塩川先生のカイロプラクティックを受けてみたくなり、何度か塩川先生の治療室にも通いました。

結局、塩川先生の主催する「シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティック(塩川スクール)」に、お世話になる事に決めたのです。

話しはだいぶ長くなってしまいましたが、この様な経緯で今の自分に繋がるのです。

カイロプラクティックの3つの要素に、「哲学」「科学」「芸術」という考えがあります。その中でも、様々な治療のテクニックとアジャストの芸術性に、当時の私はとても憧れました。塩川先生や諸先輩方の惚れ惚れする様なアジャストを目の当たりにして、どうしたら自分にもあのようなカッコイイ治療ができるのかと、そればかり考えていました。

そして、弁慶の七つ道具の様に、様々な治療テクニックを身につけることが、優秀な治療家としての条件だと思っていたのです。この様な考えのもとに、専門書を読みあさり、様々な勉強会に顔を出し、いくつもの治療院へ弟子入りをし、技術の習得に努めてまいりました。

27年の間に、技術の方は多少なりとも上達したものもあり、なんとか自分の型というものも出来てきました。ただこれは自己満足の領域の話で、本当の意味で腰痛や肩こりなどでお困りの患者様に、満足や感動を与えることができているのか、と問われたら、大きな声で「はい!」とは答えられないのです。

治療の中の、アジャスト技術の重要性は、確かにかなりのウェートを占めますが、それ以外の要素の方が、実はもっと大きいと思います。

身だしなみ、手指や爪の手入れ、手の温かさ、立ち居振る舞い、姿勢、挨拶、表情、言葉づかい、謙虚さ、素直さ、柔和さ、寛容さ、自信、電話の応対、予約の取り方、初診の患者様に対する治療室までの交通案内の仕方、問診の取り方、治療の説明、お会計、治療室の整理整頓や清掃状態、自分自身の体調管理(食事、睡眠、休養、運動など)・・・

この様に、治療技術以外の要素を上げたらきりがありません。自分の事は分かっている様で、実は一番分かっていません。自分の顔に飯粒が付いていても気づかないのが人間というものです。

27年という歳月を経ても、なお至らないところだらけの私です。それでも、患者様に対し今持てる全てを与え、最高の施術が施せますよう、視座を高め、努力精進してまいります。

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整体治療と病院の診断の違い

今回のテーマは、「診断」についてです。日々の臨床の中で、腰痛、肩こり、手足の痛みや痺れなど、様々な症状の患者様の施術に当たらなければなりません。

医師以外には、診断権がありませんので、私達の様な、あん摩・マッサージ・指圧師や、鍼灸師、柔道整復師などの国家資格を所持している者でも、椎間板ヘルニアです!とか、脊柱管狭窄症です!などと診断を下すことはできません。

医師ですら、X線撮影装置やCT、MRI、超音波診断装置などの画像診断装置が無ければ、もはや正確な鑑別診断を行えないのが現状です。

この様な診断機器が普及していなかった一昔前では、X線撮影装置以外は徒手検査法や打腱器などの簡単な器具を使った検査が主でした。あとは医師の技能によるところが大きかったと思います。

今時の医師は、内科医でも聴診や打診、触診などの検査もほとんど行わないように思います。CTやMRIなど、これだけ素晴らしい検査機器が普及してしまうと、当然の結果だと思いますが、なんだか人間として扱われていないような気もします。

現実問題としては、大病院では一人の医師が受け持つ外来の患者数が多すぎて、ゆっくり診察している時間がとれないということと、高度な検査機器による診療報酬も病院経営上必要になるので、しかたがないのかもしれません。

あとは、聴診や打診などで直接検査すると、セクハラと勘違いされてしまうという、難しい時代でもあるようです。これも昔の様に聴診器を当てて検査をするのが当たり前であったならば、今でもセクハラとは言われなかったでしょうが、問診をとったらすぐ機械による検査に回される時代では、変に勘繰られてしまうのかもしれません。

アメリカなどでは、カイロプラクティックでも、オステオパシーでもレントゲンの撮影が許されていますので、それをもとにした診断がなされるのが通常ですが、日本ではカイロプラクティックもオステオパシーも医療として法制化されていませんので、レントゲンなどの診断は許されません。

それでは、医師以外の者で施術を生業とする、あん摩・マッサージ・指圧師、鍼灸師、柔道整復師、整体、カイロプラクティック、オステオパシーなどの施術者はどのように診断というものを捉えているのでしょうか。

我々の診断の第一義は病名を付けることではないということです。どこをどのように施術をするのかということを調べるのが、私達の診断の主な目的です。要するに、施術の見立てをすることが一番の目的で、これが診断即治療へとつながるのです。

もう一つの検査の目的は、目の前の患者様が施術の適応範囲なのか、それとも、我々の施術の適応外で、専門医療機関への受診を、おすすめしなくてはいけないのかの判別に、諸々の診断技法が用いられるのです。

腰痛や肩こり頭痛、めまいなどで、私の治療室を訪れる患者様の中には、病院でレントゲンやMRIなどの検査をすでに受けている方もいます。今は便利な時代で、自分のレントゲンやMRI画像をスマホで撮影し、それを私に見せて下さる患者様もおります。

これを診ますと、確かに頸椎の椎間が狭くなっていたり、腰椎の椎間板がヘルニアになっていたり、脊柱管が狭窄していたりと、その画像から様々な情報を得ることができます。本当に便利な時代です。

先日ある理学療法士の方がこんなことを言っていました。「昔の臨床の現場は、技術優先であったが、今は画像優先に変わった」とハッキリ述べていました。これだけ体の内部が、手に取る様に映像として見ることができる様になると、経験や勘に頼っていた旧来の診断法が、なんだかレベルの低いものに感じられてしまうのも無理はありません。

ここで面白いデータがあります。腰痛の85%は、原因不明で、レントゲンやMRIなどの検査で、医学的に因果関係のハッキリしている腰痛は、たったの15%だというのです。(厚生労働省

もう少し詳しく説明しますと、MRIなどの検査で、明らかに腰痛の原因となる病変が見つかることが、腰痛全体の15%で、残りの85%は、レントゲンやMRI、CTなどの検査を行っても、原因の特定に至らないということなのです。

さらに面白いのは、画像上、明らかに椎間板ヘルニアなどの病変があるにもかかわらず、全く腰痛の症状が無い人も多くいるのです。

レントゲンやCT、MRIなどの検査機器は、確かに診断の決め手となる大変な働きをしていると思いますが、これとて万能ではないのです。まずこれらの撮影には技術的な様々な問題がありますし、たとえきれいに目的の部位の撮影が行われたとしても、それを読影する能力には個人差もあるし、名医と言われる先生でも、100%間違いのない画像診断を行うことは不可能だと言われています。

基本的にこれらの画像は2次元の静止画像であるため、病変や構造は映し出しますが、その機能までは分からないのです。仮に動画を撮影したとしても、関節の細かい機能を視覚だけを頼りに診断するのは無理だと思います。

現代医療は、画像や検査データのみで原因を突き止めようとしていますが、これはある意味視覚化されたデータにばかり頼っている手抜きだと思いますし、データは見るが、目の前の患者は見ないという、おかしな現象が起きていると思います。

視覚偏重の結果、85%もの腰痛患者の原因がわからないままなのです。人間の持てる能力を最大限活用して、心の通った検査を行えば、もう少し取りこぼしは減るのではないかと思っております。

整体やカイロプラクティック、オステオパシーなどの施術を行う私たちは、高価な画像診断装置は使えませんが、そのぶん人間の能力を向上させて、温かみのある検査や施術を行うことができるのです。私も初心に帰って、これらの事を真摯に受け止め、日々の臨床に取り組みたいと思っています。

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治療の間隔と身体のバイブレーション

治療の間隔

今回のテーマは、治療の間隔についてです。一度治療をして、次回の治療までの間隔をどのくらい空けるとよいのかということですが、これは個々の患者様の状態によって様々です。

しかし、概ねの期間はわかります。初診でいらした方は、次回までの間隔はそれ程空けません。何故かというと、体の癖が強く、基本的なバランスがとれていないからです。

この基本的なバランス(基礎工事)の期間は間隔を詰めて施術をし、その後は患者様それぞれの状況に合わせて決めてゆきます。

何事も基礎が大切で、ここがしっかりしていないと、振出しに戻ってしまうか、最悪の場合、かえって悪化することもあるのです。

谷井治療室では、腰痛や肩こりなどの症状に関わらず、この基礎的な整体治療の回数をだいたい3回とみています。過去の臨床経験から、まず3回、整体治療でバランスを整えると、ほとんどの方の身体の基礎が出来てきます。

その後の治療は、患者様の条件が悪ければ、整体治療の間隔を詰めて施術しますし、条件が良ければ、間隔を空けていきます。その条件とは、以下のことを含みます。

年齢、性別、体型、職業、ストレスの度合い、どの様な症状か、それはいつから続いているのか、過去の手術の有無、交通事故や転倒などの事故歴、スポーツ歴、食事の内容、睡眠時間、酒・タバコはどうか、コーヒーなどカフェインの強いものの摂取があるか、お菓子など甘いものの過剰はあるか、どの様な薬を飲んでいるのか、一日どのくらい歩くのかなどなど、患者様の状況は千差万別です。

これらの条件に、更に患者様、個々の体の強さを加味して、整体治療のサイクルを考えていきます。最終的には、キネシオロジーでテストをして判断します。

初診から3回目までの施術を、基礎を作る段階とし、その後ある程度の間隔を決めて、施術する段階を治療の段階としています。

そして、ある程度のバランスが整い、症状の改善も見られ、状態が安定してからは、施術の間隔を更に空け予防のサイクルに入ります。

では予防のサイクルとはいったい何なのでしょうか。これは、過去26年以上の臨床の中で導き出したもので、現時点での最適な施術間隔を言います。

現在の谷井治療室での通常の予防サイクルは、1ヶ月に1回の施術となります。この間隔であれば、ある程度の現状維持が可能なサイクルとなります。

では、この現状維持の施術間隔は、どこまで伸ばすことができるのでしょうか。今までの最高は約6ヶ月です。それを超えると、ほぼ100%崩れてしまいます。

皆さん、唐突ですが、皿回しの芸をご存知でしょうか? 

先端が尖った細い棒の先に、皿を乗せて回すものですが、バランスよく棒の先端に、皿の中心が乗り、尚且つ、皿に回転する力を与えたら、皿はきれいに回ります。

軸がズレていたり、回転力が弱いと皿はうまく回りません。

きれいに回っている皿は、しばらくの間は、慣性の法則により回り続けますが、様々な抵抗が働き、回転のスピードが落ち、最終的には皿の回転は止まります。

人の体も同じで、骨盤や脊柱のバランスが良く、中心軸がしっかりしていると、無理なく、無駄なく体の機能が働きます。

逆に、骨盤や脊椎に歪みがあると、中心軸がずれ、身体は正常な機能を発揮できません。カイロプラクティックやオステオパシー、整体治療はこれら、骨格バランスを調整することを、治療の主眼にしています。

これさえしっかり調整されていれば、皿回しの皿がきれいに回る様に、身体の構造も機能も正常になり、無駄なエネルギーを使わなくて済むようになります。

ただ、いくらバランスよく骨盤や脊椎を整えたとしても、様々な負荷がかかり、やがて体はバランスを崩してしまいます。

ここで一つお断りしておきたいことは、私が指摘しているバランスとは、私の治療の中での判断基準によるもので、このバランスが崩れたからと言って、すぐに腰痛や肩こりなどの症状が出たり、病気になったりする、というものではありません。ただし、バランスが悪いと、腰痛や肩こりなどの不調が圧倒的に発生しやすく、病気の温床にもなってしまいます。

良い条件の方は6か月位バランスを保っている方もいますが、早い人では2か月くらいで崩れてしまう場合もあるのです。

過労、ストレス、寝不足、食生活の乱れ、タバコ、過度な運動または運動不足など、様々な負荷がかかり体はバランスを崩していきます。この負荷が大きければ、早くバランスが崩れますし、負荷が小さければ、良いバランスを長く保つことができます。

この治療の戻りを考慮して、予防のサイクルを患者様にお伝えさせて頂きます。

身体のバイブレーション

人間の身体は、骨盤も椎骨も頭蓋骨も、それぞれ固有のバイブレーションで振動しています。

キネシオロジーでテストして、異常の反応が出るポイントは、このバイブレーションが下がっている部位になります。

オーケストラに例えると、弦楽器、管楽器、打楽器などそれぞれの音色がありますが、これらも、バイブレーションです。それぞれの楽器が良いバイブレーションであるならば、オーケストラの演奏は素晴らしいものとなるでしょう。

しかし、どれかの楽器の音(バイブレーション)が外れていたら、オーケストラ全体としての演奏は、台無しになってしまいます。

身体も同じで、骨盤や椎骨、頭蓋骨などのどこか一つでもそのバイブレーション崩れてしまうと、身体全体としての調和が崩れてしまいます。

我々治療家は、楽器の調律師の様なもので、身体が本来の機能を発揮できるように、バランスを調整する職人であると思います。

身体のバイブレーションを落とす要因は、先程述べたように、過労、ストレス、寝不足、食生活の乱れ、タバコ、過度な運動または運動不足などですが、最も気を付けなければいけないものがあります。

それは言葉と心の使い方です。言葉と心がネガティブまたはマイナスであればあるほど、身体のバイブレーションは確実に低下します。これを繰り返していると病気や体の不調を招くのは間違いありません。

整体治療で良いバイブレーションに整えることは大切ですが、自らのバイブレーションを落とさないよう、言葉と心の使い方には気を付けたいものです。(私はこの点は全くと言っていいほど出来ていません)

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

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無資格マッサージ

ここ最近気づくことは、札幌の街中に接骨院、整骨院、整体院、リラクゼーション系のサロンなどが急増していることです。

どうしてこんなにも増えたのでしょうか。接骨院、整骨院のお話は次回にすることとして、まずは、整体院やカイロプラクティック、リフレ、オイルマッサージ、クイックマッサージなどのリラクゼーション産業について考えたいと思います。

今や1兆円産業と言われるリラクゼーション業界。街中に派手な看板や、チラシ、クーポン券などで、とても人目に付く宣伝をしています。

ちなみに、私は、「あん摩・マッサージ・指圧師」の国家資格を保有しており、札幌市の保健所へ届出をして開業しております。あん摩・マッサージ・指圧師になるには、厚生労働省に認定された学校で3年間勉強し、資格試験に合格しなければなりません。あん摩・マッサージ・指圧師には、認可されていることもあれば、様々な法的規制もあります。

あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(以下、あはき法)の第一条に、以下のように示されています。

医師以外の者で、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許(以下免許という。)を受けなければならない。

これによると、医師以外で、人の体に対し、あん摩・マッサージ・指圧を職業として行うことを明確に禁止しています。

では、現状はどうでしょうか。街中にあるリラクゼーション産業を調べてみると、あん摩・マッサージ・指圧師の免許を持っている人はほとんどいないというのが現状ではないでしょうか。いわゆる無資格、無免許営業です。

あはき法の第一条に、上記のように示されているのに、何故、無資格者がマッサージなどの業務を行えるのだろうか。ここに法の抜け道があるのです。

リラクゼーション系の店舗は、たとえ無資格であっても、実際にやっていることは、指圧やマッサージに変わりはありません。これらの店舗が法的規制をすり抜ける方法は、看板などの広告に、あん摩・マッサージ・指圧という文字を使わないということです。

どういうことかというと、例えば、「もみほぐし」、「ほぐし処」、「もみ処」、「リフレクソロジー」、「手もみ」、「足つぼマッサージ」、「リラクゼーション」、「エステ」などという名称にしています。体を揉むが「あん摩・マッサージ・指圧」の表示の無いものは「マッサージ類似ビジネス」となり、「あはき法」の規制の範囲外で、広告の規制に当たらないため、自由にそして派手に宣伝が出来ています。

「あはき法第7条」に以下の様な広告の規制があります。

第七条 あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業若しくはきゆう業又はこれらの施術所に関しては、何人も、いかなる方法によるを問わず、左に掲げる事項以外の事項について、広告をしてはならない。
 
一 施術者である旨並びに施術者の氏名及び住所
二 第一条に規定する業務の種類
三 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
四 施術日又は施術時間
五 その他厚生労働大臣が指定する事項

この法律には、様々な解釈がありますが、基本的に、「あん摩・マッサージ・指圧師」は、看板やチラシに、施術内容のコースや、料金、症状名を掲げることが禁止されています。

尚、ここで述べる広告とは、医療広告ガイドラインとして、厚生労働省が平成 19 年 4 月に作成し、全国の保健所に基準にするようお達しをしているものです。 医療広告ガイドラインによる広告の定義は次のとおりです。 

 (1)誘因性 ゆういんせい (患者の受診等を誘引する意図があること)
 
 (2)認知性(一般人が認知できる状態であること)
 
 (3)特定性(医業もしくは歯科医業を提供する者又は病院もしくは診療所が特定可能であること)
 
※ 上記、(1)から(3)を満たす場合に広告とみなす 
 

ここで、問題となるのは、インターネットのホームページはどうなるのかということです。医療広告ガイドラインには「医療施設のホームページのあり方」として次のよ うな文が書かれています。 以下にその文章を掲載します。

„ 医療施設のホームページについては、当該施設の情報を得ようとする者 が、URL の入力やネット上での検索により自主的に閲覧するものであ るため、「情報提供」や「広報」として扱われており、原則的に「広告」 とは見なされていない。 
 
„ 医療施設ホームページが、いわゆる「広告規制」の対象外であることは 前述の通りである。しかし、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」で は、ネット上の情報についても、以下のようなものは広告と判断され、 その内容は規制の対象となる場合があるとしているので、留意された い。 
 
▼特定の意味を連想させるホームページの URL やメールアドレス 
 
例えば、 「http://gannkieru.ne.jp/」や「no1hospi@*****.or.jp」等は、それ ぞれ「癌消える」、 「No.1 Hospital」を連想させるため、「広告規制」で禁止 されている誇大広告や比較広告に該当する。 
 
▼Eメールやホームページ上のバナー広告 
 
メールマガジンや不特定多数へ配信する情報メール、商用サイト等の媒体に費用を支払って掲載するバナー広告は、文字通り広告に該当する。 

▼検索サイトの検索結果への干渉  

検索サイトにおいて特定の検索文字で検索した際に、スポンサーとして別枠で表示される場合、または検索サイトの運営会社等に費用を支払うことにより、意図的に検索結果の上位に表示されるようにした場合については、広告としてみなされる可能性がある。  

上記の様に、通常のホームページに関しては、広告ではないとの解釈になっております。ただし、バナー広告や、グーグルやヤフーにリスティング広告などの有料サービスを利用した際は、広告と見なされるということなので、有料でポータルサイトに登録することなども恐らく広告となるのではないでしょうか。

まあ、これを見ると、時代の流れに法律が追いついてないといった感があります。いずれにしても、我々、「あん摩・マッサージ・指圧師」は、あれもダメ、これもダメと、法的な規制にがんじがらめにされて、自由競争の中で、もがき苦しんでいるというのが現状です。

無資格のカイロプラクティック、整体、もみほぐし、リフレクソロジーなどが、何の規制もなく伸び伸びと、羽ばたいているのとは対照的です。

ここでお断りしておきたいのは、私は決して無資格者を非難しているのではないということです。資格が無くても一生懸命に勉強され、素晴らしいお仕事をして、社会に貢献している方々もたくさん知っています。逆に、資格があっても、それにあぐらをかいて、全く勉強しない施術者もいます。

ただ残念ながら、比率から言ったら無資格者の方が、知識、技術、安全面で問題があると思います。現状では玉石混交の無法地帯と化していますが、マッサージ並びに、マッサージ関連業界の健全な発展を切に願うばかりです。

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一人暮らし6

前回のブログ、「一人暮らし5」では、隣のNさんのこと、銭湯で会うホモ?のことなどを書きました。今回は、一人前のカイロプラクティックの施術者を目指した、一人暮らしシリーズの最終回です。

最近は隣のNさんとも会わずに済んで、夜中の救急車の騒動も収まり、無事平穏に暮らしていました。少し気になるのは、Nさんの部屋から常に聞こえていた生活音が全くしないのです。私も朝早く仕事に出かけ、夜はカイロプラクティックの学校に行っていたので、帰宅も遅く、ほとんど寝るためにアパートに帰ってくるといった感じでしたので、Nさんともすれ違いになっているのだろうと思いました。

しかし、私が仕事もカイロプラクティックの学校も休みで、一日中部屋にいる時でも、隣からは物音ひとつしないのです。もしかして、Nさん引っ越したのかな?とも思いました。

そんなある日、私が部屋を出たところ、Nさんと、ばったり会ってしまいました。なんだ、引っ越したのではなかったのかと、ちょっと残念でしたが、同時にNさんの無事に安堵している自分もそこにいました。

Nさんは、自分勝手で、我がままで、ちょっと迷惑な存在でしたが、少年の様な純真さを感じさせる部分もあり、生きることに不器用なところと、体の調子が悪いところが不憫に思え、なんか気になる存在でした。

Nさんは、紺の作業服姿で、上機嫌そうに、ニコニコしながら、話しかけてきました。

「いま、JR東日本の、食堂車で使う食材を電車に積み込む仕事をしているんだ」

隣の部屋から物音が聞こえない理由が、これで分かりました。Nさんの話によると、この仕事のため、なかなかこのアパートに帰ってこられなかったのだそうです。Nさんの姿を見て、仕事をすることの尊さに気づかされました。

仕事もなく、部屋でゴロゴロしながら、酒を飲んでいた時のNさんとは、見違えるような輝きを感じたのです。

私自身も、エレベーター、エスカレーターの保守点検の仕事をやめた後、しばらく仕事をしないで失業保険のお世話になっていたことがあります。今思い返すと、この時ほど虚しかったことはありません。世間では、朝から皆忙しく働いているのに、自分だけが社会から取り残されているようで、何もすることが無いということが、こんなにも辛い事とは想像もできませんでした。

よく聞かれる言葉に、「宝くじが当たったら、仕事をやめて悠々自適の生活をするんだ!」などがありますが、ただお金を消費(浪費)するだけの人生からは、真の幸せや満足感、自己有用感、心の安らぎなどは得られないと思います。(そもそも、宝くじが当たった程度のお金では、悠々自適は無理です)

Nさんは、仕事をすることで、お金とともに、価値のある何かを手に入れたのでしょう。彼の笑顔が雄弁にそれを語っていました。

このままNさんが、良い方向へ行ってくれたらと思っていましたが、残念ながら、それも長くは続きませんでした。Nさんは体調を崩し、仕事を辞めてしまったのです。その後は、また元のような生活に戻り、夜中に救急車を頻繁に呼ぶようになったのです。

ある時、外を歩いている私に、Nさんがアパートの窓から言いがかりをつけてきたのです。私には、何のことか全くわからなかったのですが、先を急いでいたので、無視してその場を立ち去りました。

しかし、気になっていたので、帰宅後Nさんに事情を聴くことにしました。

「先程、私に怒鳴っていましたが、何か悪い事でもしましたか?」

Nさん、「ん・・・? 俺は何にも怒鳴っていないよ」

こんな感じで、Nさんには、その時の記憶が全くないというのです。私はこの時、Nさんの異変に気が付きました。Nさんは、以前から肝臓が悪く、肝硬変になっていると言っていました。

それでも酒は止めずに毎日酔っぱらっていたのです。

この日のNさんの顔は明らかにむくんでいたのです。そして、私とのやり取りからも、頭があまり回っていないような感じも受けとりました。見るからに体調が悪い感じです。

数日後、アパートの外階段の踊り場に、Nさんは自分の部屋にあった不用品を全部出していたのです。たぶんまとめて捨てるためだったのでしょう。

さらに数日後の朝、Nさんの部屋のドアを激しくノックしながら、Nさんの名前を叫ぶ女性の声に私は起こされました。私は仕事も休みで、いつもより遅くまで寝ていたのです。

しばらくして、今度は、救急車が到着しました。

「ああ、ダメだ、完全に硬直している!」という声が壁の向こうから聞こえたのです。

私も、何事があったのかと、部屋を飛び出して、隣のNさんの様子を見に行きました。

Nさんが死んでいました。

うつ伏せのまま、畳に血を吐いて死んでいたのです。身体は死後硬直をしていました。流し台には、まな板の上に切りかけた長ネギがそのままになっていました。部屋の中は驚くほどきれいで、無駄なものが何もない状態です。壁には、「守 頑張れ」と書かれた半紙が張ってありました。多分、親族の方が書いたのでしょう。

そこにいた一人の女性が私に話しかけてきました。

「民生委員の者です。お隣の方ですか?」

私、「はいそうです」

「この人に何か悪いことされませんでしたか?」

私、「時々電話を借りに来たくらいです」

こんなやり取りの後は、警察が来るまで、静かにNさんの姿をただ黙って見つめるだけでした。

Nさんには、色々迷惑な思いもしたけれど、死んでしまったその姿を前に、ただこの人が哀れに思えてなりません。この人は、これまで、どんな人生を送ってこられたのかは分かりませんが、この人なりに一生懸命生きてこられたのだと思います。

Nさんの死因は、恐らく肝硬変から来る、食道静脈瘤破裂だと思います。顔がむくんでいたのも、記憶や意識レベルに障害が出ていたのも、肝機能の悪化からだと思います。

Nさんは、不思議と死の数日前に、部屋の中を整理していたのです。Nさん自身も何か思うところがあったのかもしれません。

もし、あの世があるのなら、Nさんには、そちらで幸せになっていてほしいと思います。いろいろな事を教えてくれた、Nさん、ありがとうございます。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

一人前のカイロプラクティックの施術者を目指し、一人暮らしを始めて2年間の間に、実に貴重な、様々な経験をさせていただきました。この後も様々な逆境、試練、困難に出会いますが、また何かの折に、それらについて書けたらと思っております。

一人暮らしシリーズ 完

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一人暮らし 5

前回のブログ、「一人暮らし 4」では、一人前のカイロプラクティックの施術者を目指し、一人暮らしを始め、ようやくその生活も落ち着いた頃、隣の部屋に新たな住人が来て、様々な難題が起こった、というところのお話でした。

今回は、その後のことを書きます。

私は、Nさんとはなるべく距離を置くように生活していましたが、どうしてもお隣なので、顔を合わせることがあります。そんな時は、当たり障りのない挨拶をして、逃げるようにして、その場を離れるのです。

以前Nさんは、肝臓が悪いと言っていましたが、どの程度悪いのかは、私には分かりませんでした。この頃Nさんは、頻繁に救急車を呼ぶようになっていたのです。多い日は、1日に3回も呼ぶのです。夜中に、けたたましい救急車のサイレンの音で、何度も起こされ、私も睡眠不足になったことがあります。

この当時私は、昼間は建築現場や道路工事の現場で、警備の仕事をしていたので、起床が早かったのです。工事現場の仕事が始まるのが、どこも朝8時と決まっていたので、その前の打合せに間に合うように現場に入らなくてはなりません。だいたい7時30分までには、現場に到着するのが当たり前でした。

それも、日替わりで現場が変わることもあり、その都度、地図を片手に現場を探すという手間もあったので、現場が変わる時は、道に迷わないよう、遅刻しないよう、かなり早めに家を出ていました。起床時間は、5時位です。

そして、夕方5時に仕事を終え、その日の報告をし、翌日の仕事をもらい、家に帰るというパターンで生活をしていました。

カイロプラクティックの学校が、午後6時30分位からだったので、慌てて支度をして、それに間に合わせていました。授業が終わるのが、夜の9時位で、その後は食事と銭湯で、後は寝るだけです。

本当に疲労困憊していたので、布団に入るや否や、数秒で眠りにつくといった感じで、この時ほど眠れることが、ありがたいと思ったことはありませんでした。

この様な生活を送っている中で、夜中に、それもかなりの頻度で、救急車のサイレンで起こされるというのは、たまったものではありません。

後日、Nさんに会った時に、体の調子が悪いと言っていました。救急車を呼んで病院に運ばれても、Nさんが、生活保護者なので、病院が嫌がり、簡単な処置のみで、すぐに帰されてしまうと言うのです。

この話が事実かどうかは分かりませんが、Nさんの性格なども、災いしていたのではないかと思います。いわゆる厄介で、面倒な患者だったのではないでしょうか。

それでもNさんは、調子が悪いので、結局は何度も救急車を呼んでしまうのです。

しかし、その後しばらく平穏な日々が続きました。私も自分の生活が忙しかったので、Nさんのことを気にする余裕もなく過ごしていました。

ようやく、夜もぐっすり眠れるようになり、私の生活にも良いリズムが出来てきました。その当時、私の一日の疲れを取ってくれるものは、睡眠と銭湯での入浴でした。風呂無しアパートだったため、毎日銭湯通いです。銭湯にも定休日があるため、二軒の銭湯をうまく利用します。

お気に入りの銭湯をメインにし、そこが定休日の時だけ、別の所に行くといった感じです。私も仕事が休みの時などは、銭湯の開店と同時に行くこともありましたが、あることに気づき、それ以来、一番風呂に入ることはやめました。

その理由はというと、一番風呂には、何故か入れ墨の人が多いということです。湯船に入る時も、お湯がかからない様にとか、体を洗う際にも、シャワーのお湯がかかったり、石鹸の泡が飛ばない様にと気にしたり、あまりジロジロ見ないよう目のやり場に困ったりと、何かと気を使うのです。疲れを取るためにお風呂に行っているのに、全然リラックスできません。

それ以来、私は夜の遅い時間に銭湯を利用することに変えました。この時間帯は、入れ墨の方々を見かけることもなく、気兼ねなくゆっくりと、お風呂に入れるからです。

ところが、あることが起き、ゆっくりリラックスしてお風呂に入れなくなりました。

それは、私がいつものようにお風呂に行った時の出来事です。脱衣場で私が服を脱いでいると、ある二人の男性が入ってきました。一人は浅黒く日焼けした、こわもてで、もう一人は対照的に色白でぽっちゃり体形の男でした。

私が服を脱いでいると、何となく視線を感じるので目をやると、その二人の男のうち「色白ぽっちゃり」の方と目が合ってしまいました。なんと、この男は私に微笑みを返してくるのです。私はすぐに目をそらし、気持ちが悪いので、その場を離れ風呂に入りました。

そして、今度は洗い場で体を洗っていると、その「色白ぽっちゃり」が、ニコニコしながら私に私の方に歩いて来るのです。

そして、私の隣に腰かけて、こちらの方をチラチラ見るのです。この人は何なんだろう? と思いましたが、私もあまり意識してはいけないと、気にしていないそぶりでいました。

その後も、この「色白ぽっちゃり」は、私の方を微笑みながら見てくるのです。これって、もしかして・・・「ホモ?」

いや、私の思い違いだろうと、頭の中に様々な思いがグルグルと回りはじめます。

その間も、「色白ぽっちゃり」は、ニコニコしながら、私の方を見てくるのです。

するとその時、もう一人の「浅黒こわもて」の男が、こちらに近づいてきました。

「浅黒こわもて」が、「おい! 行くぞ!」

と、怒ったような口調で「色白ぽっちゃり」を私から引き離すように連れていきました。

私は、このやり取りを見て、この二人は「ホモ」に間違いないと確信しました。「浅黒こわもて」の方は、明らかに私に対し嫉妬した様子でしたから。

その当時の私は、一人暮らしをする直前まで、何年間もスポーツクラブで体を鍛えていたので、筋肉質のいい体をしていたのです。これが災いして、「色白ぽっちゃり」の目に留まってしまったのだろうと思います。

世の中には、一定数この様な方々がいらっしゃることは、分かっていましたが、まさか自分がターゲットになるとは思いませんでした。

この二人とは、その後も時々、銭湯で会うこととなり、相変わらず「色白ぽっちゃり」は、私に微笑んでくるのです。まあ、それ以上の展開は無いので、ちょっと気持ち悪いですが、我慢するしかありません。

Nさんの騒動が落ち着いても、いろいろと気が休まらないことが起こりますが、これも人生と割り切り、カイロプラクティックの修行に励むのでした。

次号に続く・・・

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一人暮らし 4

前回のブログ、「一人暮らし 3」では、一人前のカイロプラクティックの施術者になるため、布団と毛布を持って、亀有のアパートを目指し歩き続けます。途中の東京駅では、元旦の未明に、寒さに耐え、夜明けを待つホームレスに出会うも、何の施しもできない自分の不甲斐なさに直面する。

そして、ひたすら歩き続けた私ですが、持っていた布団の重さがボディーブローのように、じわじわと効いてきて、本所吾妻橋でとうとう動けなくなり、あえなくダウン。その後タクシーに救われ、ようやく亀有のアパートに到着!・・・というところまで書きました。今回は、アパートでの一人暮らしについて書きたいと思います。

私の住んでいた亀有のアパートは、「東和荘」という名の木造2階建てのアパートです。1階に3部屋、2階にも3部屋の計6部屋のアパートで、どの部屋も、六畳一間に、小さなキッチンとトイレが付いていました。私の部屋は、2階の真ん中の部屋です。

このアパートで一人暮らしを始めた私は、町田からの通学時間も無くなり、カイロプラクティックの勉強に邁進できると、意気揚々とスタートを切ったように見えました。

ところが、所持金をあまり持っていなかったことに加え、本所吾妻橋からのタクシー代という思わぬ出費がかさみ、1月2日の夜にはとうとう所持金がゼロになってしまいました。この当時は、銀行も三が日は完全に休みになっており、貯金を引き出そうにも引き出せなっかったのです。

1月3日は、水以外、口にするものがありませんでした。たった1日でも食べるものが無いと、逆に無性に腹が減るものです。街を歩いていても、食べ物の臭いに非常に敏感になり、感覚が研ぎ澄まされてくるのが分かります。

そして、何とか1月4日の朝を迎え、銀行からお金を下ろし、無事に腹を満たしました。

引っ越しの挨拶回りをと、粗品をもって、各部屋にご挨拶に行きましたが、2階の住人は私以外、いないようでした。

この時点で私は、毛布と掛布団しか持っていませんでしたので、毛布を敷布団代わりに畳の上に敷いて、掛布団1枚にくるまって寝ていましたが、1月の東京の寒さと、断熱効果ゼロの老朽化したアパートという悪条件が重なって、寝ていても畳からの冷えが背中に伝わり、安眠とは程遠い状態でした。おまけにストーブなどの暖房器具も持っていませんでしたので、寒さとの戦いです。

後にカイロプラクティックの学校に、使っていない電気ストーブがあることに気づいた私は、学校事務のKさんに頼み込んで、それを貸してもらえることとなりました。これで少しは温かい生活を送れるようになれると喜んでいましたが、部屋の作りが粗末なので、温かいのはストーブの前だけでした。それでも贅沢は言っていられないので、まずは感謝です。

敷布団も実家から送ってもらい、徐々に生活も整って来ました。

そんなある日、誰もいないはずの隣の部屋から、物音がするのです。どうやら、隣の部屋に新たに人が入ったようです。いずれ会う機会もあるだろうからと、それ以上は気にせず生活をしていました。

数日後、トントン!と私の部屋のドアをノックする音がしたのです。ドア越しに、「どちら様ですか?」とたずねると、「隣の者です」との返答でした。ドアを開けると、肉体労働者風の、ちょっと人相の悪い男性が立っていました。

「隣のNです、電話を借してください・・・」と、いきなりお願いをされました。ここのアパートは、壁が薄くて隣の生活音が丸聞こえだったため、私が電話していたのも聞こえたのだと思います。

まあ、お隣さんだし、何か困っている様子だから、一回ぐらならいいいかと思い、電話を貸すことにしました。

その男性は、私の部屋に入ると、何と九州に電話をかけると言い出したのです。なんだって!遠距離電話かよ・・・私はショックでしたが、電話の使用を承諾した手前、しかたがありませんでした。いったい電話代がいくらかかるのだろうと、不安になり、早く終わることを祈るばかりでした。

かれこれ10分くらいは話していたと思います。もしかしたら、電話代をこの場で払ってくれるかもしれないと、淡い期待をしていましたが、結局それはありませんでした。そうですよね、お金があれば公衆電話を利用していたはずですですから・・・

その男性は、電話を終えると、帰るでもなく、今度は自分の身の上話を始めたのです。そこで、とんでもないことを話し始めました。

自分は、山〇組のヤクザで、懲役から帰ってきたばかりだと言うのです。にわかには信じがたい話ですが、ヤクザではないという証拠も無いし、とにかく厄介な人とご縁が出来てしまったと、とてもショックでした。

それから何回か、電話を借りにきましたが、その後、Nさんは自分の部屋に電話を引いたらしく、隣の部屋から電話をかけている声が、こちらにも聞こえてきました。これでもう電話を貸さなくてもいいと安心しましたが、その後も何回か私の部屋に来ることがありました。

ハッキリ言って大変迷惑していたし、もう部屋に来ないでほしかったのですが、それを正直に伝える勇気もなく、一人で悩んでいましたいました。

それ以来私は、自分が帰宅したことを気づかれないように、気配を消して生活するようになったのです。

このアパートの外階段は、鉄でできた階段のため、普通に上ると「カンカン」と足音がしてしまいます。そこで、ゆっくりと、抜き足差し足で音をたてないように上がりました。

部屋の中でも極力、音を出さないようにし、テレビも14型の小さなものでしたので、寝床に持ち込んで、音が隣に漏れないように、布団をかぶせて、その中で見ていました。当然音量は極小です。

急きょ現れた隣人のために、どうしてこんなにも息が詰まる生活をしなければいけないのか?

ものの道理が分かるような人間なら、私もはっきりノーと言えますが、残念ながらNさんはそう言う人ではありませんでした。一言でも文句を言おうものなら、何倍にもして、仕返しをされそうな雰囲気を常に漂わせています。

大変な隣人が出来てしまいました。こんな生活がいつまで続くんだろう?

一人前のカイロプラクティックの施術者への道は、長く険しいのでした。

次号に続く・・・

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一人暮らし 3

前回のブログ「一人暮らし 2」では、一人前のカイロプラクティックの治療師になるため、一人暮らしを志す。大晦日の夜に、下北沢で終電となったため、徒歩で亀有を目指して歩き出すこととなる。途中、謎のイラン人に後を付けられ、ハラハラドキドキ。その後、偶然に出会ったお巡りさんに救われるというお話でした。

今回は、お巡りさんと別れてからの、道のりをお伝えいたします。四ツ谷駅付近でお巡りさんと別れ、私は皇居の方角へ歩き続けました。東京出身の私ですが、同じ東京といっても町田の出身なので、完全に田舎者で、このあたりの土地勘は全くありません。

寒空の下、布団と毛布を手に、カイロプラクティックの学校のある亀有駅を目指して歩き続けます。すると目の前に半蔵門が見えてきました。いよいよ皇居という所まで何とかたどり着いたのです。皇居のお堀に沿って、半蔵門から桜田門へ歩き、日比谷交差点を東京駅方面に進みました。

そして、東京駅の駅前に到着です。手に持っている布団と毛布の重さが、このあたりから、じわじわときつくなってきます。手がしびれてくるので、持ち方をいろいろ変えたりして、なんとか手が疲れない様にして耐えます。

東京駅の横を通り過ぎている時に、今でも忘れられないとても印象的な光景を目にします。ホームレスです。ここで多くのホームレスの方々に会ったのです。東京といえども、元日の未明、冷え込みはかなりなものです。ホームレスの方々も、少しでも風が来ない場所を見つけて、そこで寒さをしのいでいました。

一番人が多かったのが、地下鉄の入り口です。確か丸の内線だったと思いますが、地下に向かって階段を降りると、途中でシャッターに遮られます。そのシャッターまでの階段に、ホームレスの方々がびっしり固まって、寝ずに夜を明かしていたのです。薄暗い中に20人以上の人がいたでしょうか。こうして新年を迎える人もいるのかと思うと、何とも言えない気持ちになりました。

その地下鉄の入り口の向かいに、ベンチがあり、そこにもホームレスの方が腰かけていました。よく見るとその方は、初老の女性でした。この時まで、女性のホームレスを見たことが無かった私には、大変ショッキングな光景でした。北風が吹きつける公園のベンチで、ただ震えながら夜明けを待つこの女性に、何か施しをしようかと思いましたが、何故かそれをする勇気が出ず、そのままそこを素通りしてしまいました。

今思い返すと、あの時、温かい飲み物でもさし上げていたら良かったのにと、大変後悔してるとともに、自分の不甲斐なさを情けなく思っています。

人は生れ落ちる環境や、その後の境遇によって、様々な人生を送りますが、屋根のある家もなく、暖かい布団もなく、食べるものも満足に得られず、助けてくれる家族もいない人々が、こうして年越しをしていました。この姿を目の当たりにして、自分はどれだけ恵まれているのかを、この方々に教えられた気がします。

そんな思いの中、自分も頑張らなくてはと思い、東京駅を後にします。その後の詳しい経路はあまり覚えていませんが、隅田川を渡って、両国に行ったのは覚えています。こあたりまでくると、布団を持っている手はかなり限界になってきて、感覚が無くなってきたので、頻繁に持ち替えて何とか、だましだまし歩くといった感じです。

そして、脚の方にもその重さがかかり、疲労の色が濃くなってきました。そのような状況でも、道路標識などをよく見ながら、何とか亀有駅の方へと歩き続けます。両国といえば、国技館のある街で、相撲とゆかりのある土地です。キングサイズの服屋さんの看板が目に留まり、さすがに相撲の街だと思いながら、動かなくなってきた足を引きずり歩き続けます。

もうどのくらい歩いたでしょうか。布団と毛布を持っての移動で、もう体も限界でした。そして、いつの間にか空も白み始めていました。

一人前のカイロプラクティックの施術者を目指してのひとり暮らしでしたが、極限の疲労の中、俺は何でこんなことをしているのだろうと、後悔の念も湧き上がってきました。

ここから亀有までは、あとどのくらい歩けばいいのだろうか? もう歩けない!限界だ!

手ぶらなら、まだまだ歩けただろうが、やはり布団と毛布を持っての徒歩での移動は無謀でした。とうとう足も出なくなり、腕の感覚もなくなってきたため、無念のギブアップです。

都営浅草線の本所吾妻橋が私が今回歩いた限界の場所で、ここでタクシーに助けを求めました。倒れ込むようにタクシーに乗り込み、運転手さんに行き先を告げると、もう歩かなくていいという開放感から、本当に助かった!との思いでいっぱいでした。

そんな私に、運転手さんが「良かったね!たった今、深夜料金から通常料金に戻ったよ」とにっこり笑っていってくれました。金の無い私にはとても嬉しかったですが、そんなこともを考える余裕もないまま、タクシーに乗り込んでいた自分は、本当に心身ともに限界だったと思いました。時間にしたら5時間以上、道のりとしては、約20㎞位は歩いたと思います。

程なくして、タクシーは足立区の東和荘に到着。安堵するのも束の間、これからもいろいろな事が起きるのです。

次号へ続く・・・

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一人暮らし 2

大晦日の夜に、一人暮らしを決意し、町田を後に、目指すは、カイロプラクティックの学校がある亀有駅。

所持品は、掛布団と、毛布一枚と僅かな所持金のみ。

意気揚々と出発したのは良かったが、乗り込んだ小田急線が何と下北沢で終電となり、途中下車を余儀なくされる。

そこで私は、若気の至りで「電車が無いなら、歩けばいいや!」と、安易な判断をしてしまうのです。

ここまでが、前回のブログの概略です。今回は、ここからどうやって亀有のアパートまでたどり着いたかをお伝えします。

大きな袋に詰め込んだ掛布団と毛布を手に、下北沢駅を出て、とりあえず新宿を目指して歩きはじめました。地図も持たず、土地勘もなく、頼りは道路の案内標識のみ。

どの道をどう歩いたかは覚えていませんが、下北沢から新宿までは、何とかたどり着けました。ここからどうやって亀有まで行けばよいのか?そんなことを考えながら、とぼとぼと新宿御苑の横を歩いているあいだに、日付は変わって新年を迎えていました。

私は、甲州街道を四谷方面に歩いていました。東京といっても、さすがに大晦日から元旦にかけてこんなところを歩いている人はほとんどいません。今の様にコンビニも多くはありませんので、本当に寂しいビル街をただひたすら歩いていたのです。

寒くて暗い夜道を一人で歩いていると、なんだかとても不安な気持ちになってきました。自分の進む方向を確認するため、まわりをきょろきょろ見回し、道路標識や住所の書いてあるプレートなど、入手できる情報はなんでも取り入れ、歩き続けました。

周りをきょろきょろしながら、時には後ろも振り向き歩いていると、私の後方に人が歩いてくるのを発見。

徐々に、その人が近づいて来るのが分かります。

よく見ると、その当時、東京の街にあふれていた、イラン人でした。当時は、代々木公園付近や上野界隈に、多くのイラン人がいて、偽造したテレフォンカードを売ったりしていたのです。

こんな時間にイラン人が一人で、何で歩いているのだろうと不審に思いました。

後ろが気になり、何度も振り向きながら歩いていると、そのイラン人がだんだん近づいて来るではありませんか。ちょっと身の危険を感じたので、私は歩くスピードを急に速くしました。

しばらくして、イラン人との距離が少しは開いたかな? と思い後ろを振り返ると、なんと!イラン人は、更に近づいていたのです。

何でなんだ!ペースを上げたはずなのに・・・

私は、更に歩くスピードを上げました。

そして後ろを振り返ると、イラン人もペースを上げたようで、徐々に近づいて来るのがわかります。なんか犯罪の臭いがしてきました。

金をとられるのか、持っている布団が入っている袋に興味があるのか、それとも命まで・・・

行き交う車はあれど、周りに人はいません。

走って逃げようにも、布団と毛布を持っていたので、それはできません。私は必死になって、ただ歩き続けるしかありませんでした。すると、前方の大きな交差点の、歩行者用信号機が赤になってしまいました。私は止まらざるおえない状況です。ヤバイ! イラン人に追い付かれる。絶体絶命のピンチです。

チラッと後ろを振り返ると、イラン人はもうまじかに迫っていました。万事休すか・・・

「これは何かの間違いだ」「あのイラン人は悪い人じゃない」「そうだ、私の勘違いなんだ」

そんな自問自答の中、交差点の前方に目をやると、人が立っているではありませんか。よくみると、制服を着た警察官です。助かった!地獄に仏とは、まさにこの事です。

歩行者用信号機が青に変わり、前からお巡りさんが私に近づいてきました。私はホッとして、力が抜け動けなくなりました。

そして、後ろのイラン人が気になり、振り向くと、なんと! イラン人は、その警察官の姿を見て、Uターンしたのです。

あ~助かったと思うと同時に、一体あのイラン人は何だったんだろうと思いました。

お巡りさんが、私に職務質問をしてきました。

警官「こんばんは!」

警官「1月7日からアメリカのブッシュ大統領が、訪日しますので、特別警戒中なんです」といっていました。

1992年1月7日-10日、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領 が訪日して、宮澤喜一首相と首脳会談した年です。(首相官邸で宮澤首相主催の晩餐会で、大統領は体調不良のため途中退席したのを、ご記憶の方も多いと思います)

こんな時間に、大きな荷物を持って、皇居の近くを歩いている私は確かに不審者といわれても無理もありません。

警官「その荷物は何ですか?」

私「布団です」

警官「中を見させて頂いていいですか?」

私「どうぞ」

お巡りさんは、私が怪しいものでないことが分かると、気さくに話しかけてくれました。私も、先程のイラン人の話をしました。

「いま、不法滞在のイラン人が多く、指名手配されている者もいるので、注意してください」と言われました。

さっきのイラン人も、その一人だったのかな?

とにかく何事もなくてよかった。お巡りさんに感謝をして別れ、皇居の方へ歩きはじめました。

一人前のカイロプラクティックの施術者になるための道は遠く、まだまだ長い夜は続きます。

次号に続く・・・

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一人暮らし

私が、東京から札幌に移り住んで、約19年が経ち、カイロプラクティック、オステオパシー、整体治療の業界に入って約27年になります。

その間いろいろなことがあり過ぎて、すぐには思い出せないことも多々ありますが、治療師を志したスタート時点の事は、特に印象が強く、今でも良く思い出されます。

私は以前、東京の町田市に住んでいました。その当時、同じ東京の足立区に有った「シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティック:(通称、塩川スクール)」というカイロプラクティックの専門学校に通っていたのです。

この学校の塩川満章学長は、戦後の日本人としては初のカイロプラクターで、アメリカのパーマー大学を卒業した方です。

この学校の最寄り駅は、漫画、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で有名な亀有駅でした。町田と亀有では、同じ東京でも電車で1時間半以上、歩きや乗り継ぎ時間もいれたら、2時間位かかる距離です。

塩川スクールは、2年制で、1年目は往復4時間の道のりを何とか通っていました。私は夜間部でしたので、授業が夜の9時に終わり、家に帰ったら、いつも11時過ぎという状態です。

そんな生活の中で、茨城県取手市にあった、塩川スクールの講師を務めていた先生の治療院へも、朝から見学に行ったりしていたこともあるので、寝不足でフラフラでした。

時間的な機会損失とともに、交通費もバカにならないので、いっその事、塩川スクールの近くに引っ越そうと考えアパートを探すことにしました。

貯金も僅かしかなかったので、できるだけ安いアパートを、ということで、いろいろな不動産屋を回り、かなり怪しいアパートも何件か案内されました。

一軒目は、体格のいい50代くらいの女性に案内され、かなり年季の入ったアパートに行きました。そこは珍しく、玄関が土間になっていました。靴を脱いで中に入ると、長い廊下の左右に各部屋があり、ここの住人は、人目を気にせず、戸が開けっ放しの部屋もいくつかあった。

肉体労働者の様な人が横になってテレビを見ていたり、散らかった部屋で昼間からゴロゴロしている人がいたりと、そこには、かなり退廃的な空気が漂っていました。案内された部屋は、六畳一間で古ぼけた部屋でしたが、畳だけは新品の青畳で、そのコントラストが印象的でした。外の景色を見ようと、窓を開けたら目の前に、真っ赤に錆びた鉄屑が、山のように積まれていました。これを見た私は、「ここに住むことは無いな・・・」と心の中でつぶやきました。

帰り際、玄関で靴を履いていたら、晩秋だというのに、黒光りしたゴキブリがよろよろと出てきたのです。

すると、不動産屋の巨漢の女性が、「なんでこんなところに出てくるんだ!」と、言わんばかりに、桜島大根の様な、立派なふくらはぎをした足で、思いっきりゴキちゃんを踏みつぶしたのです。

こんな光景をまのあたりにして、さすがに私も気分が悪くなり、逃げるようにその不動産屋の女性と別れました。

二軒目は、別の不動産屋に案内されたアパートで、部屋は、可も無く不可も無くと言った印象でしたが、何となくジメジメした感じで、直観的に、いや~な感じがしました。

そのアパートに行った後、無性に足がかゆくなり、靴下を脱ぎ、ズボンをまくり上げてみたら、ダニに食われた様に赤い発疹が幾つも出来てたのです。ここにも絶対住めないと思いました。

やはり低料金だと、それなりの部屋しかないのかと、落ち込みながらも、何件かの不動産屋をその後も数回に分けて回りました。

そしてようやく、まともそうなアパートを見つけることができました。「東和荘」という名の2階建てのアパートです。不動産屋に案内を依頼したら、鍵と地図を渡され、一人で見に行くように言われました。ぶっきらぼうな対応でしたが、安アパートなので仕方が無いなと思い、地図を片手に下見に行くことにしました。

鉄の階段を上がった2階の部屋で、日当たりも良く、塩川スクールからも近かったので、ここに住むことに決めました。

六畳一間に、トイレと小さなキッチンが付いて、家賃は3万2千円。当時の私が払える上限です。

契約を交わしたのが、暮れも差し迫っていた時期で、鍵をもらっていたので、友達から車を借りて、前もって何回かに分け、荷物を運びこんでおきました。だけど、布団だけは一組しか持っていないので、運んでいませんでした。(これが、この後の苦労に繋がるとは知る由もありません)

私は、臆病者でありながらも、思い立ったらすぐに行動してしまうという二面性を持っております。引っ越しは年明けと思っていましたが、大晦日の夜、何故か、「よし、今から家を出る!」という直観が働き、町田を後にすることにしました。

といっても、あちらには、布団が無いので、とりあえず手で持っていける掛布団と毛布だけを無理やり大きな袋に押し込んでの出発です。

町田から小田急線に乗り、代々木上原で千代田線(常磐線直通)に乗り換え、亀有駅まで行く予定でした。ところがこの後、予定は、変更せざるをえなくなったのです。

なんと、私が乗っていた電車は、下北沢止まりになり、代々木上原を目の前にして、降車することになったのです。今思い返すとこれが終電だったような気がします。(大晦日の特別ダイヤだったのかな?)

仕方がないので、ここから歩いて亀有まで行くことに決めました。手には布団を持って。何とかなるだろうと安易な考えで、おおよその方向だけを頼りに、歩きはじめたのです。

ここからが長い夜の始まりになります。

次号に続く。

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