治療効果

上のグラフは、整体治療の効果と施術回数の関係を表した治癒曲線です。腰痛でも肩こりでも、だいたい同じような推移で治療効果が現れることが多いのです。

特に慢性の腰痛や肩こりなどは、治療効果が表れるのに時間がかかることがあります。腰痛でも肩こりでも、長い間悪い状態が固定化しているものは、やはり治るのにも同様に時間がかかるものです。

逆に急性の腰痛である、ぎっくり腰や、急性の首の寝違えなどは、比較的早く治ります。急性症状の場合は、患部の組織が変形や瘢痕化や癒着していることが少なく、元に戻りやすいのです。

ただここで注意しなくてはいけないのは、急性と思っても、実はその奥に慢性的な悪さが潜んでいたというときです。この様なケースでは、症状の改善までにある程度の時間がかかるケースがあります。

あとは、整体治療と言えども、正直言って万能ではありませんので、どうしても改善しないものも多いのです。不可逆的変化と言いまして、元に戻れないような組織的変化を起こしているものは、整体治療でいくらバランスを取っても、症状の改善には至らないものもあります。

では、どのような症状が整体治療で良くなり、どの様な症状が良くならないのでしょうか?

結論から申し上げますと、こればかりはやってみなければ分からないのです。整体治療でバランスを取り、その後の変化を体に委ね、次回の施術時に、またその時の状況に合わせてバランスを取る、という具合で、治療を繰り返しながら、その変化を見てゆかなくてはならないのです。

私の治療体系の中で、10回治療して何の変化も改善もなされなかったなら、私の施術の適応外と考えています。実際には10回も施術をしなくてもわかりますが、最長で引っ張って10回と言ったところになります。

余談になりますが、宮本武蔵は、『五輪書』において、13歳で初めて新当流の有馬喜兵衛と決闘し勝利し、16歳で但馬国の秋山という強力の兵法者に勝利し、以来29歳までに60余回の勝負を行い、すべてに勝利したと記述されています。

真剣勝負で、60戦無敗とは恐れ入ります。

一説によると宮本武蔵は、勝てる相手と勝負していたと言われます。これは卑怯だとかという話ではなく、相手の力量を見抜く眼力がずば抜けていたということだと思います。

相手の力量、武器の種類、戦場の地形などを総合的に判断して、勝敗を判断していたのでしょう。戦国時代に、剣の道で生き残るためには、ただ腕っぷしが強いだけでは無理です。

ある計算によると、真剣勝負で60戦全勝する確率は、0.25%になるそうです。宮本武蔵は本当に驚異的な確率で生き抜いてきたのです。

孫氏の兵法でも、彼(か)を知り己(おのれ)を知れば、百戦して殆(あや)うからず。とあります。自分と相手の力量を知ることがどれほど大切かがわかります。

少々話が脱線してしまいましたが、整体治療の場合でも、治る人と治らない人を見分ける能力が必要です。ただ、実際の臨床の場では、明らかに自分の治療の適応外のものを除いて、それ以外の患者様に対しては、治療してみないと分からないのです。

自分の力量では、難しいのでは、と思われる患者様でも、意外と簡単に治ってしまうこともあるし、逆にこれなら何とかなるのでは、と思った患者様が、なかなか治らなかったりすることも多々あります。

物事の結果が出るのには、自分の力と、それ以外の別の力が合わさって成果が出るので、自分の力だけではいくら頑張っても、全体の50%までしか達成できません。残りの50%は、自分以外の様々な要因が働かないと達成できないのです。

この様なことから、治療の結果は自分ではコントロールすることはできません。人事を尽くしてて天命を待つといいますが、自分の持てる能力のすべてを出し切り、あとは天にまかせるしかありません。

治療効果を上げるには、睡眠不足、食生活、運動不足など患者様の悪習慣の改善も必要となります。

また、患者様が抱えている精神的なストレスの度合いも、治療効果に大変影響を与えるのです。

治療で効果を出すのはそれくらい難しい事なのです。患者様は、早期の改善を望みますが、実際の治療効果が出るまでには、臨界点を超えるまでは目立った変化は現れません。

これは、コップの水に例えることができます。コップに水を入れていくと、徐々に水かさが上がり、水がコップの縁を超えたとき、はじめてあふれます。

整体治療でも、施術回数を重ねるごとに、見えないところで、その効果が積みあがっていき、それがいっぱいになったところで、大きな変化として成果が出てくるのです。

腰痛でも肩こりでも、その悪さ(器の大きさ)は人それぞれで、何回で良くなるとか、何回で効果が出ますという様な画一的な回答はできません。当然、理想と現実の差ができます。

患者様は治療効果が出るまでの間は忍耐が必要になってきます。我々施術者は、その我慢の時期に、いかに患者様に希望を与えることができるかが問われています。

どんなに名人と言われる治療家でも100%の治療効果を出すことはできません。高名な先生でも、治した患者様の数を上回る程の、治せなかった患者様の屍の上に立っているといってもいいのです。

私も100%の結果を出すことは不可能ですが、そのぶん少しでも患者様の気持ちに、寄り添えたらと思っています。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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頚椎症性神経根症の整体治療

首の痛みや背中や肩から腕にかけての痛み、しびれを呈する疾患で、まず思いつくのが、頚椎ヘルニアです。そして次に思いつくのが、頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)です。

今回お伝えするテーマは、後者の頚椎症性神経根症(ちょっと舌を噛みそうな名前ですね!)についてです。

この疾患に対する当院の患者数の割合は、かなり高いように思います。年齢層としては、中年以降の方が大半です。頚椎症性神経根症は、加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)が、原因となっていることが多いので、この様な年齢層の方々に多くなるのです。

症状としては、痛みやしびれが、軽度のものから耐え難いほどの強い症状になるものまで様々です。

一般的に首を後ろへそらせると痛みが強くなりますので、上方を見ることや、うがいをすることが不自由になったり、枕を高くしないと寝られなかったりします。女性の方は、美容室でのシャンプー時に仰向けになることが多いため、この姿勢が非常にきつくなります。

頚椎を後ろに反らせると、脊髄から枝分かれした末梢神経の根元である神経根にストレスがかかり、痛みや痺れが強くなるのです。

頚椎症性神経根症を調べる整形外科テストとして、以下のようなテスト法があります。

【スパーリングテスト】 スパーリングテストは頚部の神経根刺激症状を見る検査です。頚椎を患側へ後側屈させ頭部に軸圧を加えると椎間孔が狭窄され、痛みやしびれが症状側の上肢や背部に誘発されたら、このテストの陽性所見とする。

【ジャクソンテスト】 ジャクソンテストは神経根刺激症状をみる検査です。頚椎をやや後屈位にし、頭部を下方に圧迫すると椎間孔が狭窄され、患側の上肢や背部に痛みやしびれが誘発されたらこのテストの陽性所見とする。

これらのテストで、おおよその診断を付けておき、細かい所は触診や、キネシオロジーテストで調べていきます。

当院を受診する前に、整形外科などを受診されている患者様がかなりの頻度でいらっしゃるので、その方々はレントゲンやMRIなどで、すでに画像上の診断がついています。そのため頚椎椎間板ヘルニアの有無などもわかっている場合があります。

よほど変形が強くなければ、ほとんどのケースで施術に対する反応は良好で、比較的予後はよいものです。

頚椎症性神経根症の患者様は、初診時に立位の姿勢をみますと、頚部から背部にかけて大きな歪みを持っている方が多く、ぱっと見ですぐにわかる特徴的な姿勢をしていることが多いのです。

頚椎症性神経根症の様な退化病は、いわゆる体の錆び付きがその背景にあるため、この錆び付きと関連の深い、身体の硬さと大きな歪みが特徴的です。

治療は、基本的に頚椎の調整と骨盤部の調整が効果的です。頚椎はそこだけが勝手に悪くなるのではなく、その首を下支えしている骨盤の状態も大変重要になってくるのです。そのため当院では、首からの原因でも、必ず骨盤の調整も行います。

細胞の老化にともない、日常の無理な姿勢や作業も、頚椎症性神経根症の発症を助長していると思われます。近年の傾向として、パソコン作業の増加と、スマホの普及による無理な姿勢の長時間化が、頚椎症性神経根症や、頚椎ヘルニアの増加を加速させていると推測します。

過度な飲酒や喫煙、食生活の乱れ、睡眠不足などは、身体の酸化を増加させ、その結果として、退化病である頚椎症性神経根症の発症を増加させる下地をつくってしまうと思います。

勤勉な国民性の日本人には、特にこれらの症状が多いのではないでしょうか?インターネットの普及で大変に便利な世の中になりましたが、その反作用として、人はパソコンの前に1日中縛り付けられるようになりました。ある意味これは拷問のようなものです。日本人は勤勉がゆえに、その拷問に耐えてしまうのです。その他の疾患で、後縦靭帯骨化症や黄色靭帯骨化症が日本人に多いのも同じような理由からだと考えられます。

頚椎症性神経根症の患者様にとって、長時間のパソコン作業は大変な負荷になります。情報化社会により、これから益々この様な作業が増えてくるのは間違いないので、この疾患が増加することが予想されます。

皇后陛下美智子さまの頚椎症性神経根症による痛みの報道は、皆様も良くご存知だと思います。頚椎症性神経根症は、誰しも罹る可能性のある疾患です。では、どんな人が発祥のリスクが高いかと言えば、ストレートネックで肩や首のこりが慢性化している方です。

首の骨は7個あり、椎間板も含めてそれらの老化は20歳を過ぎたら始まります。この老化のスピードを速める要素として、連続して30分以上のデスクワーク、スマホ、ゲーム、などの不良姿勢が考えられます。

この様に、生活の変化に人間の首がついていけない状況になっているのです。

当院の施術では、首や肩のこりを解消するだけでなく、頚椎の関節の動きを改善し、神経根へのストレスを取り除きます。

頚椎症性神経根症の治療と予防に、整体治療で身体のバランスを整えることを皆様に強くおすすめいたします。

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波動ブームと遠隔治療

札幌でカイロプラクティック、オステオパシー、整体治療、MTS療法を自分なりにカスタマイズしてオンリーワン治療を日々進化向上させています。

それと並行して、自分なりに遠隔治療の研究も行ってきました。私がまだ東京に住んでいたころ、波動ブームというものがありました。波動ブームとは、江本勝氏がMRAという波動測定器を開発者のロナルド・ウェインストックから教えられ、その体験から「波動時代への序幕」という本を出版して起きたものです。

その後も、MRAをもとにして、LFT、MAX、BICS、QRS、MIRSなどの国産波動測定器が開発されました。また同時期に、ドイツの測定器として、Dr.フォルのEAVが紹介されたりもしていました。

私も東京晴海の健康博覧会にて、江本勝氏に直接お会いし波動測定のデモを見せていただきました。また、同じ会場に、Dr.フォルも来ていて、EAVのデモを行っていたことを覚えています。

波動ブームは、どちらかというと純粋に波動の研究という面よりも、ビジネス面が先行していたと思います。MRAという機器の初代器はMRAオリジナルと呼ばれるもので、日本には16台しか存在しないという代物でした。当時私がお世話になっていた銀座治療院の院長先生がその1台を所有していたのです。

その治療院には、MRAオリジナルの後継機であるMRAスペシャルも1台ありました。そこに在籍中に、関係各所に取材に行かせていただき、MAXやBICS、LFT、QRSなどの波動測定器を実際に見ることができ、それぞれの関係者にいろいろとお話を聞かせていただくこともできたのは、今思うと大変貴重な経験だったと思います。

ビジネス目的の波動ブームはその後下火となり、火付け役の江本勝氏もお亡くなりになった今、一体あの時のブームは何だったのだろうと思うことが良くあります。確かにいかがわしい人たちが、お金儲けのために、かなりいい加減な方法で波動測定器を販売していたのも事実です。

MRAも私が知っている当時の販売価格は、1250万円でした。今では考えられない価格です。その後価格が急落して、700~800万円台にまで下がりましたが、それでもなお考えられない値段です。

MRAのを分解して内部を調べた人は、その値段とはかけ離れた内部構造の粗末さに驚いたそうです。

このMRAという波動測定器は、ラジオニクスという波動測定器のデジタル版というもので、実際には機械が能動的に何か目に見えない波動を測定してくれるものではなく、オペレーターの感性によるところが大きいものなのです。

それを知らずに、夢の波動機器だと勘違いした人たちが、自分が購入したMRAを使いこなせず、単なる高い玩具を買ってしまったということになったのです。

大枚をはたいて購入した人たちは、騙され感が強くなり、販売元に抗議しましたが、販売側は使えないのは機械のせいではなく、購入者の測定技術が悪からだということで、議論は平行線のままでした。

こんなこともあり、波動測定器や波動ブームは結局インチキだったという結論になってしまったのです。

確かにある面ではインチキだと私も思います。売る側も買う側も、これで一儲けしようとの意図が見え見えでしたので、こんなインチキな人たちが起こしたブームは、インチキという結果に終ることが、当然の帰結だったと思います。

グレシャムの法則である、悪貨は良貨を駆逐するの例えでは、悪貨が流通した際には、良貨は仕舞い込まれてしまいますが、波動ブームも一時は儲け主義の人たちがはびこりました。

流行ものは廃りものといいますが、この様なブームも過ぎ去り、金儲けを目論んでいた人たちも姿を消していきました。

そして純粋に波動や氣の研究をする人たちだけが残ったのです。悪貨が去り、ようやく良貨の時代になったともいえるのです。

私は決して良貨ではありませんが、悪貨でもないかなと思っています。まあ、そんなことよりも、この波動ブームの時に私が興味をもったのが、MRAのルーツであるラジオニクスなのです。

カイロプラクティックのテクニックの一つであるキネシオロジーとラジオニクスの操作法はとても共通項があるのです。もっというと、カイロプラクティックとラジオニクスは、とっても近い間柄なのです。

カイロプラクティックの創始者であるD.D.パーマー(D. D.Palmer 、1845~1913)は、ラジオニクスの開発者であるアルバート・エイブラムス(Dr. Albert Abrams 、1863~1924)と親交が深く、パーマーはエイブラムスのことを『エレクトロニック・カイロプラクティック』と呼んでいたほどなのです。

そして、エイブラムスの弟子であるルース・ベイマー・ドラウン女史(Ruth Beymer Drown 、1892~1963)は、実はカイロプラクターなのです。このドラウン女史の開発したラジオニクスは、“ホモ・ヴィブラ・レイ・インストゥルメント” とよばれるもので、検出部分にゴム製のスティックパッドが付いており、そこを擦ることで、その抵抗感により測定をしていたのです。

何だか専門的な話になってしまって、これ以上ディープな世界に行ってしまうと、わけが分からなくなってしまうので、この辺でやめておきますが、とにかくこのラジオニクスが、私の遠隔治療の研究に大変役に立ったのです。

腰痛も肩こりも単に筋肉のコリと片付けることもできますが、波動の世界から見るとまた別の世界が見えてきます。カイロプラクティックだけでなくオステオパシーの世界でも、様々なエネルギーワークがありますが、波動や氣の概念が無いと理解できないものもあるのです。

人間を肉体だけでなく、氣という存在として捉えないと、キネシオロジーテストも成り立ちませんので、今後もこの方面の研究を続けられたらと思っています。

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上部頚椎の整体治療

アトラス画像

【アトラス】

カイロプラクティックなどにおいて、頚椎は大変重要な治療箇所です。頸椎は機能的にも頭を支えており、脳から全身へ、全身から脳へと伝達される神経が集まっている要所になります。

また、首は前後左右と様々な方向に動かすことができるかなり自由度の高い部位です。その反面、弱い部分もあり、頚椎ヘルニアや頚椎症性神経根症、むち打ち(頚部捻挫)、頚部脊柱管狭窄症など障害の出やすい部位でもあります。

さて、治療においてメジャーポイントとなる部位は、どの様なところになるかというと、その部位が全身にどの程度の影響力を及ぼしているかということになります。影響力の大きい所は、その部分が変われば、その影響下にあるその他の部分全てにも連鎖的に影響が伝播し、改善が期待できます。

逆にあまり影響力の無い部位では、そこが変わっても他への影響が少ないため、全身状態の改善には至らないことになります。この様なポイントをマイナーポイントと呼びます。

カイロプラクティックの世界では、上部頸椎を施術するテクニックが、私の知っている範囲ですが、いくつか存在します。カイロプラクティックの創始者であるD.D.パーマーの息子、B.J.パーマーによって開発された、HIO(Hole in one、またの名をターグルリコイル)テクニックがその代表です。

このテクニックは、メジャーポイントを頚椎1番ないし2番と定めアジャストするテクニックで、これにより全身を調整しようと考えられたテクニックです。B.J.パーマーは、人間の根源的な生命エネルギー(イネイト・インテリジェンス)の宿る場所は、脳幹部だと考えていました。

その脳幹に一番近い脊椎が、頚椎1番ということで、ここを治療すれば最も効果的にイネイト・インテリジェンスが働くと考えたのです。頚椎は下の画像の様に最上部の1番(C1)から、最下部の7番(C7)までの7つの椎骨によって構成されています。

【ウィキペディアより】

頚椎一番は、上から見ると環状の形をしているため環椎とも呼ばれ、頚椎2番は、歯突起という軸状の部分が特徴的なので、またの名を軸椎と呼びます。火葬場で骨上げの際、喉仏(のどぼとけ)と呼ばれるのは、この頚椎2番です。正面から見ると、仏様が坐禅をしている姿に似ているところからその様な呼び名が付きました。

この頚椎1番と2番の間には正中環軸関節(せいちゅうかんじくかんせつ)という、ほかの頚椎にはない特殊な形状の関節が存在します。この頚椎1番と2番の二つで、首の回旋運動の約50%を担っているのです。

この回旋の可動域の大きさだけを考えても、この上部頚椎の重要性が分かると思います。

頚椎1番のことをアトラスと呼びます。アトラスとはギリシャ神話に出てくる神様のことで、巨躯を以て知られ、両腕と頭で天の蒼穹を支えるとされる神様で、冒頭の図がそれになります。

頭を下から支える頚椎1番をアトラスになぞらえて、その様に呼んでいるのです。因みに頚椎2番は軸椎の名の通り、アクシス【axis】と呼ばれ、アクシスは軸という意味なので、軸椎はそのままの意味になっています。

ここまで、上部頚椎について構造と機能についてお伝えしましたが、頚椎1番は、後頭骨と環椎後頭関節(かんついこうとうかんせつ)と呼ばれる関節で結ばれています。頚椎1番が歪むと、首の上に頭が正しく乗らなくなります。頭部には脳や目、耳、鼻などの感覚器官も存在するため、頭の位置が定まらないと大変な不都合が生じます。

この様な状態になると、身体は防御反応として筋肉を緊張させます。その結果、肩こり、めまい、頭痛、吐き気、耳鳴りなどの症状が出るようになるのです。この時の頚椎1番の歪みは小さすぎてレントゲンやMRI、CTなどでは判別できません。

人間は数十ミクロンの歪みも、感じ取っているのです。例えば歯と歯の間に、何か食べ物が挟まると、大変不快に感じます。この時歯の間に挟まったものの厚みは、数十ミクロンなのです。

頚椎も同じで、たった数十ミクロンの歪みが発生しただけでも、身体はそれを不快だと判断し、筋緊張が起きます。

これを、肩や首がこっているからと、単にマッサージをして筋肉だけを緩めようとしても、根本の頚椎の歪みが残ったままでは、すぐに筋肉は固まってしまいます。やはり、なぜ肩や首がこったのか?という根本的な原因を調べ、その部位を治療する必要があるのです。

そのために、谷井治療室では、キネシオロジーテストと触診を重要視しております。これによりメジャーポイントの特定がかなりの精度でできます。その際メジャーポイントとして特定される個所に、頚椎1番などの上部頚椎が含まれることが多いのです。

頚椎1番には、あまたの治療法が存在しますが、当院では患者様に負担の少ない、安全な、独自の施術法を採用しております。頚椎1番を正確に矯正することは、その影響力から考えると、全身の治療をすることと同じであるとも考えられます。頚椎1番は、それ位大切な部位なのです。

実際の臨床では、その他の部位の調整も絡めていきますが、メジャーポイントとしての頚椎1番がしっかり調整されていると、その他の調整箇所が少なくて済みますし、劇的に症状の改善が起きることも少なくありません。

以前、技は1ミリずれたら効かないと言った人がいました。人間である以上、完璧ということはできませんが、少しでもその精度を高める努力をこれからも続けていきたいと思っています。

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治療院業界の徒弟制度

私が治療師の業界に入った当時は、どこかの治療院に弟子入りして、お世話になりながら治療技術やその他の関連する業務を覚えるというのが当たり前でした。いわゆる、徒弟制度というものです。

さすがに今の時代では丁稚奉公というものはありませんでしたが、それに近い体系はありました。

私も、何件かの治療院にお世話になり、徒弟制度の中で学ばせていただきました。この様な制度が当たり前の世代である私は古い世代になったようで、今の時代には徒弟制度はそぐわないという風潮が主流になっているようです。

徒弟制度や丁稚奉公と、昨今話題になっているブラック企業を、同列に扱っているものもありますが、私はそれは違うと思います。

ブラック企業は、従業員をボロボロになるまで働かせるだけで、そこで仕事の能力を磨いて将来は独立することができるという様な希望が全くありません。

しかし、徒弟制度や丁稚奉公というのは、頑張って努力精進すれば、将来は独立することも夢ではないという希望があります。

治療業界の様に、職人技の世界では、その技術の伝承や習得には、徒弟制度という形態が合っていると思います。治療の業界以外でも、落語や歌舞伎の世界でもそうですし、大工や左官などの職人も徒弟制度の中で、技術を習得していきます。

ただし、ここで重要なことは、良い師匠に出会えるかということです。ここで言う良き師とは、生き方を教えてくれる師のことです。よく言う例えに、「10年悪い師に仕えるよりも、10年かけて良い師を探しなさい」というものです。

確かに、職人として将来生きていくためには、全人格的成長が必要になるため、良き師に出会えるか否かは、大変重要なこととなります。

こればかりは、運というか、ご縁というか、自分ではどうしようもない要素もあるかもしれませんが、それでも志をもって歩み続ければ、きっとそのような良き師に出会うことができると信じています。

教育者の森 信三先生は、以下のような言葉を残しています。

人間は一生のうち 逢うべき人には必ず逢える。 しかも一瞬早過ぎず、 一瞬遅すぎない時に。

森先生の言葉を借りれば、会うべき師には必ず会えるということになります。そのためにも自分を高め、良き師を求めることが肝要かと思います。

徒弟制度には、複雑な技術の習得や、師と仰ぐ人物からその生きざまを直接学ぶことができるという良さもありますが、師弟関係は上下関係なので、主従の関係であり、封建的な側面も持っていますので、当然として負の部分も現れやすいと思います。

石の上にも三年といいますが、大体どこの治療院でも慣例として、3年が最低の修行期間となっています。3年の根拠には、それなりの技術を習得するには、最低でも3年位はかかるということですが、これは雇い主側の理論でもあります。

雇い主は、一度雇った弟子が早く辞めてしまったのでは、いろいろと困るので、技を教えるのにも小出しにしていく傾向があるのです。もっと酷いケースでは、全く教えもしないで、「技は見て盗め」と言わんばかりの先生もいます。

私の先輩の柔道整復師から聞いた話ですが、昔の接骨院では、脱臼の患者が来たら、院長がその技術を盗まれたくないため、弟子にタバコを買いに行かせたそうです。その反面、住み込みで働いているため、直接的には治療と関係がない炊事、洗濯、掃除や、院長の車の洗車までさせられたりと何でもしなくてはいけなかったそうです。

殴る蹴るは当たり前の先生もいますし、勤務時間に対しても労働基準法なんて概念は全く存在しないのが当たり前でした。

今の世の中の尺度で考えれば、不条理極まりないものですが、昔は当たり前のことでした。長時間労働や暴力的指導を擁護するつもりはありませんし、あってはならないことだと思いますが、この厳しさは、後の開業に向けて自分を育てる為の大きな力にもなるのです。

徒弟制度の功罪を考える時に、確かに負の側面もありますが、良いこともありますし、このシステム自体はうまく機能すれば、大変良いものだと思います。ある程度の年数をかけて、あえて厳しい環境に自分を置くことはとても大切です。

味噌づくりをしたことのある方ならわかると思いますが、一年寝かせた味噌と、三年間寝かせた味噌とでは、その味わいや風味がまるで違うのです。

人間も同じで、治療の修行も短期養成コースなどですぐに開業してしまう先生と、何年も下積みを重ねてきた先生とでは、治療技術もさることながら、その醸し出す人間力が全く違うのです。

先程、一見治療とは関係のない雑事をさせられるということも書きましたが、これとて自分が独立開業をしたら、全部自分でやらなくてはいけない事ばかりなのです。

そういった意味では、OJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の観点からも、徒弟制度は優れた制度だと思います。

独立開業している先生方ならこの意味がたぶんわかると思います。確かに徒弟制度における修業時代の辛さや苦しさは大変なものです。

しかし、独立開業したらもっと辛い事が待っているのです。独立開業ということは、治療家として施術だけをしていればよいのではなく、経営者としての学びや実践も必要になってきます。

弟子時代の様に叱り飛ばしてくれる人もいないので、よほど自分に厳しくないと、ついつい怠惰な方に流されてしまいます。その結果の責任は全て自分が取らなくてはなりません。

独立開業してからの苦しさを考えたら、修行時代の苦しさなど、まだまだ甘いものです。それを痛いほど分かっている師匠が、弟子を厳しく育てるのには、その様な意味があるのです。

これをブラックだとか、封建的だとか非難する人もいますが、自分が経営者として矢面に立っていない人には、この心境は分からないことだと思います。それ位、経営者とそうでない人とは立場が違うのです。

パナソニックの創業者である松下幸之助は少年時代、大阪の船場などで丁稚奉公をして、火鉢店や自転車店で仕事を手伝っていた時期があります。

本田技研工業の創業者である本田宗一郎は少年時代、東京の自動車修理工場に丁稚奉公として働き、修理技術を磨いていました。

何でも簡単に便利に手に入る時代になりましたが、この徒弟制度がもっと見直されても良いのではないかと思っています。

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プロレスラーの頸椎損傷に思うこと

先日、インターネットニュースを見ていたら、プロレスラーの高山善廣さんが、頸髄損傷で首から下が全く動かない状態であるとのことで、私も大変ショックを受けました。子供の頃からプロレスや格闘技は好きで、よく観ていたこともあり、高山さんは好きなレスラーでした。

以前にもプロレスラーの三沢光晴さんがバックドロップという技を受けた後、頚髄離断という事故に見舞われ、お亡くなりになりました。本当に残念なことです。レスリングや柔道、相撲などの格闘技や、ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツも頸椎を痛めやすいスポーツです。

私も、書生時代にアマレスの選手で頸椎損傷を起こし、腕にしびれと痛みが出て、尚且つ筋力低下もともなっていた方を見たことがあります。そこの治療院は、男性患者は上半身裸にならなくてはいけなかったので、そのアマレス選手も裸になってもらったのですが、筋骨隆々としたヘラクレスの様な体にびっくりしたものです。

しかし、こんなにも頑強な体をした選手でも、その首は様々なストレスにさらされ、破壊されていたのです。頸部の筋肉はブリッジなどで鍛えることができますが、その他の部位である頚椎椎間板や椎間関節、靭帯などは基本的に鍛えることはできません。逆に激しいトレーニングや、スパーリングなどで、靭帯や椎間板、関節包などの軟部組織は、消耗し微細な損傷を繰り返していきます。

その結果、頚椎の退化病が進行し、変形性頚椎症などの退行変性疾患にかかってしまうのです。こうなってしまうと、骨棘などの頚椎の変形も進み、脊髄神経や末梢神経を痛めやすくなってしまいます。

私が以前カイロプラクティックを学ばせていただきました、シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティックの塩川満章先生におうかがいしたお話で、今でも印象的に覚えているものがあります。それは、角界のプリンスと言われた、先代の大関貴ノ花のことです。

塩川先生の治療室に貴乃花が訪れたときには、首を痛めていて、手に力が入らず、指の間に挟んだ紙を引き抜くと、力なく簡単に抜けてしまったそうです。相撲に怪我はつきものですが、やはり相当に疲労や損傷が蓄積していたのでしょう。

レスラーや力士など激しく体を鍛えている人でも、他の部位と比べ、首だけは脆弱なのです。

ギリシャ神話に登場するアキレスの話は有名です。無双の強さを誇ったアキレスですが、唯一の弱点である踵(アキレス腱)を射られ死んでしまいます。この神話にちなんで、アキレス腱を弱点としたり、弱い部分を形容する際にアキレス腱が例え話に出ることがあります。

確かにアキレス腱は、断裂しやすい部位だと思います。ただ、アキレス腱が切れたとしても、命に別状があるわけではありませんし、手術をして繋ぐことも可能です。

しかし首の場合はその複雑さからそう簡単にはいきませんし、生命にかかわる部分でもあります。首は頭を支えていますし、最大の中枢である脳からの神経が細い首の中に集約されているのです。頸髄の太さは小指の太さくらいで、直径は約1cm前後です。これだけ細い部分に、脳から全身へ、全身から脳へと様々な情報が集まっているため、一度問題が生じると重篤な症状に陥ることもあるのです。

身体には手首、足首などと、の付く部位がありますが、これらも痛めやすい部位です。やはり細くなっている部分は力学的に弱いのです。

頸椎はそれ程弱い部分で、どなたもでも痛める可能性があるのです。有名な方でも首を痛めた方は沢山います。

皇后美智子様の頸椎症性神経根症。THE BOOMのボーカル宮沢和史さんも、頸椎症性神経根症。盗塁王5度の阪神の赤星憲広外野手は、中心性頸髄損傷。韓流スターのヨン様こと、ペ・ヨンジュンさんも、頸椎椎間板ヘルニアになっています。ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIさんは、頸椎椎間孔狭窄症と頸椎椎間板ヘルニアの手術をしました。

冒頭に示した、プロレスラーや力士以外でも、様々な形で首に無理がかかり、変形性頸椎症と呼ばれる退化病や、椎間板ヘルニアなどを発症し、その結果としての神経障害に苦しんでいます。

以前のブログ「頚椎椎間板ヘルニアと肩こり」でもご紹介しましたが、スマホの長時間の使用は、首に大変ストレスをかけますので、本当に注意しなくてはなりません。

日常のちょっとした負担の積み重ねにより、徐々に頸椎に変形や損傷が起こり、かなり悪くなってから初めて症状として表面化するのです。

この様な状況になる前に頸椎や骨盤などのバランスを整えることは、大変有効な予防法になると思います。機械でも動きの悪い所は錆び付き、アライメントの悪い所は摩耗が激しくなりします。

これは肉体も同じです。整体治療を通して頸椎の機能を正常に保ち続けることと、日常生活の中で、首に無理をかけないことが肝要だと思います。

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頚椎椎間板ヘルニアと肩こり

肩こり、首こりや、首・肩の痛みを訴える患者数は、日本中でどの位いるのでしょうか。平成25年の国民生活基礎調査によると、以下のような数字になっています。

男性

  • 1位:腰痛(人口1000人あたり92.2人)
  • 2位:肩こり(人口1000人あたり60.2人)
  • 3位:鼻水・鼻づまり(人口1000人あたり50.9人)
  • 4位:「せき」や 「たん」(人口1000人あたり50.4人)
  • 5位:手足の関節の痛み(人口1000人あたり41.8人)

女性

  • 1位:肩こり(人口1000人あたり125人)
  • 2位:腰痛(人口1000人あたり118.2人)
  • 3位:手足の関節の痛み(人口1000人あたり70.3人)
  • 4位:鼻水・鼻づまり(人口1000人あたり59.1人)
  • 5位:体のだるさ(人口1000人あたり54.4人)

男性よりも女性に肩こりが多いのは、女性は男性よりも、首や肩の筋肉量が少ないからとか、女性に冷えから来る血流の悪さがあるなどの説があります。

また、現在通院している病気やケガ(1000人あたりの人数) のデータを以下に示します。

男性

  • 1位:高血圧(114人)
  • 2位:糖尿病(54.1人)
  • 3位:歯の病気(43.9人)
  • 4位:腰痛(42.2人)
  • 5位:目の病気(39.3人)

女性

  • 1位:高血圧(114.6人)
  • 2位:腰痛(58.4人)
  • 3位:目の病気(56.7人)
  • 4位:高脂血症・高コレステロール血症等(53.8人)
  • 5位:歯の病気(52.5人)

これを見ると、肩こりを訴えている患者数は、男性で2位、女性では1位であったのに、実際に病院に通院している患者数データの1位~5位の中には入っていないのです。ということは、「肩こり」では病院にかかるまでもないと判断して、それ以外の改善方法を試みているか、我慢しているかのどちらかということになります。

肩こりで病院に行っても、飲み薬や湿布などの対症療法しかないので、病院にはいかないという方も多いと思います。もし私自身も同じ状況であったなら、病院には行かないと思います。

現代社会はスマートフォンやパソコンの普及で、以前に比べ頸部に対するストレスは相当なものだと思います。20代30代の方でも頚椎椎間板ヘルニアに罹っている方が増えているという情報もあります。これも原因として一番に考えられるのは、スマホやパソコン使用時の無理な姿勢であると思います。

首の角度と頭の重さのイラスト

上の図は、首の角度と頭の重さの関係を表したものです。人の頭の重さは、4.5~7kg位あります。首にかかる重さは、頭の位置によって変わり、45度で22kgの重さが首にかかります。それが60度になると、27kgもの重さを首で支えなければなりません。

私も経験がありますが、電車の中などで居眠りをして、目覚めたときには首がとても痛かったということがあります。これも首の角度が60度位で、長い時間、頭の重さを支えていたために起きた現象です。1回の居眠りでこれだけダメージを受けるのですから、スマホやパソコンなどで毎日負荷がかかったらどうなるかは、論をまちません。

椎骨の間には椎間板と呼ばれるクッションがあります。この椎間板は、中心部に髄核と呼ばれるゲル状の部分があり、その周囲を繊維状の軟骨が何層にも重なっている構造です。椎間板画像

不良姿勢などで繰り返し首に無理な力がかかると、頚椎椎間板の繊維輪に亀裂が入ってしまいます。あたかも金属疲労の様にです。こうなると、中心部の髄核が繊維輪の亀裂に沿って外側に飛び出してきます。これが頚椎椎間板ヘルニアの発生機序です。(頚椎ヘルニア、首のヘルニア、頚部ヘルニアも同意語です)

始めは、軽い肩こり、首こりだったものが、頭痛やめまいなどを伴う様になり、やがて手の痺れや筋力低下などの症状へと広がっていきます。そして病院でMRIなどで検査をしたら、頚椎椎間板ヘルニアと診断されたということが多々あります。

腰痛もそうですが、初めは軽い腰痛だったものが、徐々に腰痛が強くなり、やがて、ぎっくり腰を繰り返すようになったりして悪化の一途をたどり、最終的には腰椎椎間板ヘルニアに移行するというケースも少なくありません。

たかが肩こりされど肩こり、侮るなかれです。

「体の痛みの9割は首で治せる!」という書籍に、首の故障度チェックリストがありましたので、ここにご紹介いたします。

  • 最近洋服のボタンを留めるのに苦労したり、ボタンが上手く留められないことがある。
  • 硬貨など小さいものを指でつまもうとしても、なかなかつまめない。(★)
  • 手に力が入らない。
  • 昔の様に字がうまく書けなくなった。
  • 食事のとき箸が持ちにくい、またはうまく持てない気がする。(★)
  • 手すりにつかまらないと階段の昇り降りができない。(★★)
  • 歩いているとき、何となくふらつく感じがある。
  • 皮膚に触った時の感覚が鈍くなったような気がする。(★)
  • 首が痛くて夜寝られない。(★)
  • 無理をせず安静にしていても、首の痛みが4日以上とれない。
  • 手足がしびれている感覚が続いている。(★★)

★のついている症状は、症状が重く、特に★★のついている症状は、すぐに整形外科で検査をするようにとの記載があります。

頚椎ヘルニアの主な症状は様々で、ヘルニアの発生する部位によって、出てくる症状が変わります。首、肩、上腕、肩甲部の痛みやしびれ、脱力感が多く、その他に頭痛やめまい、歩行障害、尿失禁など様々です。また、首を後ろに反らすと肩甲骨や手指に痛みやしびれが走ることもあります。

これだけ重篤な症状が出る前に、体は様々なサインを発しています。その中でも「肩こり」というありふれた症状が、頚椎ヘルニアと大きな関連があるのです。パソコンやスマホなどの姿勢に気を付けることと、肩こりを放置しないことが大切で、根本的な体の歪みを調整することをお勧めいたします。

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整体治療業界歴と自分の成長

私も整体治療の世界に入って早いもので、27年目になりました。新米の整体師の頃は、患者様に治療をさせていただくのに、相当の勇気と覚悟が必要でした。元来内気で、コミュニケーション能力も低く、話下手な私にとって、患者様の訴えを聞いて、施術をさせていただき、その後に施術の説明をするといったことが、大変なプレッシャーになってたのです。

専門書を読んだり、お世話になっている治療院の先輩や院長先生に聞いたり、その施術を見て真似をしながら、知識と経験の不足を補い、不安を減らそうと努力しました。そして、いつの日か、自信を持って施術できる自分になりたいと願っていました。

それから、27年が経過し、オステオパシー、カイロプラクティック、整体治療の施術者として、自分は成長したか、と振り返ったとき、残念ですが、胸を張って「イエス」とは答えられないことに気づきます。

確かに以前では対応できなかった難しい症例に対しても、施術の幅は広がりましたが、どうしてもよくならない患者様を目の前にして、自分の無力さを痛切に思いしらされる事もしばしばです。

私が治療業界に入ったきっかけは、カイロプラクティックでした。何故カイロプラクティックなのかと、そのいきさつをお話するとすこしながくなるのですが、その訳をご説明いたします。

その当時の私は、趣味でウェートトレーニングを自宅で行っていました。それまでの私は、「骨川筋衛門」とか「ブリキの湯たんぽ」などと形容されるような典型的な虚弱体形でした。よく少年ジャンプなどに下の様な宣伝が乗っていて、自分もこんな風に逞しくなりたいなと夢を抱いていました。

そして、『月間ボディービルディング』というかなりマニアックな雑誌をひょんなことから購入し、そこに乗っていた通販のNEダンベル20kgセットなる物を注文して、ひそかに自宅でトレーニングを始めたのです。ダンベルだけでは飽き足らず、エキスパンダーも購入し、ボディービルダーのような体になる事を夢見て日夜トレーニングに明け暮れていました。

月間ボディービルディング誌とともに、もう一冊「マッスル&フィットネス」というアメリカの雑誌が翻訳されていました。実はこちらの雑誌の中に、たびたびカイロプラクティックが紹介されていたのです。

それまで、カイロプラクティックという言葉すら知らなかったのですが、この雑誌によると、アメリカではポピュラーな治療法で、アスリートの方々も良く利用しているようでした。

早速、書店の健康コーナーに行くと、村上整体カイロプラクティック関連の書籍が出ていましたので、購入して読んでみると、東京の大塚に専門学校があると紹介されていたのです。

すぐにその学校へ願書をもらいに行くことに決めました。町田から約1時間かけて大塚駅に到着。程なくして学校を発見するも、白衣姿で、茶髪やリーゼントの学生数名が、玄関の前でうんこ座りをしながら煙草をふかしていました。この姿を見た瞬間、あまりの品の悪さに、この学校はやめようと思いました。しかし、せっかく来たので、願書だけはもらって帰りましたが・・・

数日後、ターニングポイントが訪れます。書店で「病苦を断つ カイロプラクティック」というタイトルの本を見つけたのです。こちらの本は、かなり専門的にカイロプラクティックについて書かれており、本当にカイロプラクティックというものを勉強してみたくなりました。

著者の塩川満章先生は、戦後としては初めて、アメリカのパーマー大学を卒業された方で、本物のカイロプラクターでした。私も実際に、塩川先生のカイロプラクティックを受けてみたくなり、何度か塩川先生の治療室にも通いました。

結局、塩川先生の主催する「シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティック(塩川スクール)」に、お世話になる事に決めたのです。

話しはだいぶ長くなってしまいましたが、この様な経緯で今の自分に繋がるのです。

カイロプラクティックの3つの要素に、「哲学」「科学」「芸術」という考えがあります。その中でも、様々な治療のテクニックとアジャストの芸術性に、当時の私はとても憧れました。塩川先生や諸先輩方の惚れ惚れする様なアジャストを目の当たりにして、どうしたら自分にもあのようなカッコイイ治療ができるのかと、そればかり考えていました。

そして、弁慶の七つ道具の様に、様々な治療テクニックを身につけることが、優秀な治療家としての条件だと思っていたのです。この様な考えのもとに、専門書を読みあさり、様々な勉強会に顔を出し、いくつもの治療院へ弟子入りをし、技術の習得に努めてまいりました。

27年の間に、技術の方は多少なりとも上達したものもあり、なんとか自分の型というものも出来てきました。ただこれは自己満足の領域の話で、本当の意味で腰痛や肩こりなどでお困りの患者様に、満足や感動を与えることができているのか、と問われたら、大きな声で「はい!」とは答えられないのです。

治療の中の、アジャスト技術の重要性は、確かにかなりのウェートを占めますが、それ以外の要素の方が、実はもっと大きいと思います。

身だしなみ、手指や爪の手入れ、手の温かさ、立ち居振る舞い、姿勢、挨拶、表情、言葉づかい、謙虚さ、素直さ、柔和さ、寛容さ、自信、電話の応対、予約の取り方、初診の患者様に対する治療室までの交通案内の仕方、問診の取り方、治療の説明、お会計、治療室の整理整頓や清掃状態、自分自身の体調管理(食事、睡眠、休養、運動など)・・・

この様に、治療技術以外の要素を上げたらきりがありません。自分の事は分かっている様で、実は一番分かっていません。自分の顔に飯粒が付いていても気づかないのが人間というものです。

27年という歳月を経ても、なお至らないところだらけの私です。それでも、患者様に対し今持てる全てを与え、最高の施術が施せますよう、視座を高め、努力精進してまいります。

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整体治療と病院の診断の違い

今回のテーマは、「診断」についてです。日々の臨床の中で、腰痛、肩こり、手足の痛みや痺れなど、様々な症状の患者様の施術に当たらなければなりません。

医師以外には、診断権がありませんので、私達の様な、あん摩・マッサージ・指圧師や、鍼灸師、柔道整復師などの国家資格を所持している者でも、椎間板ヘルニアです!とか、脊柱管狭窄症です!などと診断を下すことはできません。

医師ですら、X線撮影装置やCT、MRI、超音波診断装置などの画像診断装置が無ければ、もはや正確な鑑別診断を行えないのが現状です。

この様な診断機器が普及していなかった一昔前では、X線撮影装置以外は徒手検査法や打腱器などの簡単な器具を使った検査が主でした。あとは医師の技能によるところが大きかったと思います。

今時の医師は、内科医でも聴診や打診、触診などの検査もほとんど行わないように思います。CTやMRIなど、これだけ素晴らしい検査機器が普及してしまうと、当然の結果だと思いますが、なんだか人間として扱われていないような気もします。

現実問題としては、大病院では一人の医師が受け持つ外来の患者数が多すぎて、ゆっくり診察している時間がとれないということと、高度な検査機器による診療報酬も病院経営上必要になるので、しかたがないのかもしれません。

あとは、聴診や打診などで直接検査すると、セクハラと勘違いされてしまうという、難しい時代でもあるようです。これも昔の様に聴診器を当てて検査をするのが当たり前であったならば、今でもセクハラとは言われなかったでしょうが、問診をとったらすぐ機械による検査に回される時代では、変に勘繰られてしまうのかもしれません。

アメリカなどでは、カイロプラクティックでも、オステオパシーでもレントゲンの撮影が許されていますので、それをもとにした診断がなされるのが通常ですが、日本ではカイロプラクティックもオステオパシーも医療として法制化されていませんので、レントゲンなどの診断は許されません。

それでは、医師以外の者で施術を生業とする、あん摩・マッサージ・指圧師、鍼灸師、柔道整復師、整体、カイロプラクティック、オステオパシーなどの施術者はどのように診断というものを捉えているのでしょうか。

我々の診断の第一義は病名を付けることではないということです。どこをどのように施術をするのかということを調べるのが、私達の診断の主な目的です。要するに、施術の見立てをすることが一番の目的で、これが診断即治療へとつながるのです。

もう一つの検査の目的は、目の前の患者様が施術の適応範囲なのか、それとも、我々の施術の適応外で、専門医療機関への受診を、おすすめしなくてはいけないのかの判別に、諸々の診断技法が用いられるのです。

腰痛や肩こり頭痛、めまいなどで、私の治療室を訪れる患者様の中には、病院でレントゲンやMRIなどの検査をすでに受けている方もいます。今は便利な時代で、自分のレントゲンやMRI画像をスマホで撮影し、それを私に見せて下さる患者様もおります。

これを診ますと、確かに頸椎の椎間が狭くなっていたり、腰椎の椎間板がヘルニアになっていたり、脊柱管が狭窄していたりと、その画像から様々な情報を得ることができます。本当に便利な時代です。

先日ある理学療法士の方がこんなことを言っていました。「昔の臨床の現場は、技術優先であったが、今は画像優先に変わった」とハッキリ述べていました。これだけ体の内部が、手に取る様に映像として見ることができる様になると、経験や勘に頼っていた旧来の診断法が、なんだかレベルの低いものに感じられてしまうのも無理はありません。

ここで面白いデータがあります。腰痛の85%は、原因不明で、レントゲンやMRIなどの検査で、医学的に因果関係のハッキリしている腰痛は、たったの15%だというのです。(厚生労働省

もう少し詳しく説明しますと、MRIなどの検査で、明らかに腰痛の原因となる病変が見つかることが、腰痛全体の15%で、残りの85%は、レントゲンやMRI、CTなどの検査を行っても、原因の特定に至らないということなのです。

さらに面白いのは、画像上、明らかに椎間板ヘルニアなどの病変があるにもかかわらず、全く腰痛の症状が無い人も多くいるのです。

レントゲンやCT、MRIなどの検査機器は、確かに診断の決め手となる大変な働きをしていると思いますが、これとて万能ではないのです。まずこれらの撮影には技術的な様々な問題がありますし、たとえきれいに目的の部位の撮影が行われたとしても、それを読影する能力には個人差もあるし、名医と言われる先生でも、100%間違いのない画像診断を行うことは不可能だと言われています。

基本的にこれらの画像は2次元の静止画像であるため、病変や構造は映し出しますが、その機能までは分からないのです。仮に動画を撮影したとしても、関節の細かい機能を視覚だけを頼りに診断するのは無理だと思います。

現代医療は、画像や検査データのみで原因を突き止めようとしていますが、これはある意味視覚化されたデータにばかり頼っている手抜きだと思いますし、データは見るが、目の前の患者は見ないという、おかしな現象が起きていると思います。

視覚偏重の結果、85%もの腰痛患者の原因がわからないままなのです。人間の持てる能力を最大限活用して、心の通った検査を行えば、もう少し取りこぼしは減るのではないかと思っております。

整体やカイロプラクティック、オステオパシーなどの施術を行う私たちは、高価な画像診断装置は使えませんが、そのぶん人間の能力を向上させて、温かみのある検査や施術を行うことができるのです。私も初心に帰って、これらの事を真摯に受け止め、日々の臨床に取り組みたいと思っています。

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治療の間隔と身体のバイブレーション

治療の間隔

今回のテーマは、治療の間隔についてです。一度治療をして、次回の治療までの間隔をどのくらい空けるとよいのかということですが、これは個々の患者様の状態によって様々です。

しかし、概ねの期間はわかります。初診でいらした方は、次回までの間隔はそれ程空けません。何故かというと、体の癖が強く、基本的なバランスがとれていないからです。

この基本的なバランス(基礎工事)の期間は間隔を詰めて施術をし、その後は患者様それぞれの状況に合わせて決めてゆきます。

何事も基礎が大切で、ここがしっかりしていないと、振出しに戻ってしまうか、最悪の場合、かえって悪化することもあるのです。

谷井治療室では、腰痛や肩こりなどの症状に関わらず、この基礎的な整体治療の回数をだいたい3回とみています。過去の臨床経験から、まず3回、整体治療でバランスを整えると、ほとんどの方の身体の基礎が出来てきます。

その後の治療は、患者様の条件が悪ければ、整体治療の間隔を詰めて施術しますし、条件が良ければ、間隔を空けていきます。その条件とは、以下のことを含みます。

年齢、性別、体型、職業、ストレスの度合い、どの様な症状か、それはいつから続いているのか、過去の手術の有無、交通事故や転倒などの事故歴、スポーツ歴、食事の内容、睡眠時間、酒・タバコはどうか、コーヒーなどカフェインの強いものの摂取があるか、お菓子など甘いものの過剰はあるか、どの様な薬を飲んでいるのか、一日どのくらい歩くのかなどなど、患者様の状況は千差万別です。

これらの条件に、更に患者様、個々の体の強さを加味して、整体治療のサイクルを考えていきます。最終的には、キネシオロジーでテストをして判断します。

初診から3回目までの施術を、基礎を作る段階とし、その後ある程度の間隔を決めて、施術する段階を治療の段階としています。

そして、ある程度のバランスが整い、症状の改善も見られ、状態が安定してからは、施術の間隔を更に空け予防のサイクルに入ります。

では予防のサイクルとはいったい何なのでしょうか。これは、過去26年以上の臨床の中で導き出したもので、現時点での最適な施術間隔を言います。

現在の谷井治療室での通常の予防サイクルは、1ヶ月に1回の施術となります。この間隔であれば、ある程度の現状維持が可能なサイクルとなります。

では、この現状維持の施術間隔は、どこまで伸ばすことができるのでしょうか。今までの最高は約6ヶ月です。それを超えると、ほぼ100%崩れてしまいます。

皆さん、唐突ですが、皿回しの芸をご存知でしょうか? 

先端が尖った細い棒の先に、皿を乗せて回すものですが、バランスよく棒の先端に、皿の中心が乗り、尚且つ、皿に回転する力を与えたら、皿はきれいに回ります。

軸がズレていたり、回転力が弱いと皿はうまく回りません。

きれいに回っている皿は、しばらくの間は、慣性の法則により回り続けますが、様々な抵抗が働き、回転のスピードが落ち、最終的には皿の回転は止まります。

人の体も同じで、骨盤や脊柱のバランスが良く、中心軸がしっかりしていると、無理なく、無駄なく体の機能が働きます。

逆に、骨盤や脊椎に歪みがあると、中心軸がずれ、身体は正常な機能を発揮できません。カイロプラクティックやオステオパシー、整体治療はこれら、骨格バランスを調整することを、治療の主眼にしています。

これさえしっかり調整されていれば、皿回しの皿がきれいに回る様に、身体の構造も機能も正常になり、無駄なエネルギーを使わなくて済むようになります。

ただ、いくらバランスよく骨盤や脊椎を整えたとしても、様々な負荷がかかり、やがて体はバランスを崩してしまいます。

ここで一つお断りしておきたいことは、私が指摘しているバランスとは、私の治療の中での判断基準によるもので、このバランスが崩れたからと言って、すぐに腰痛や肩こりなどの症状が出たり、病気になったりする、というものではありません。ただし、バランスが悪いと、腰痛や肩こりなどの不調が圧倒的に発生しやすく、病気の温床にもなってしまいます。

良い条件の方は6か月位バランスを保っている方もいますが、早い人では2か月くらいで崩れてしまう場合もあるのです。

過労、ストレス、寝不足、食生活の乱れ、タバコ、過度な運動または運動不足など、様々な負荷がかかり体はバランスを崩していきます。この負荷が大きければ、早くバランスが崩れますし、負荷が小さければ、良いバランスを長く保つことができます。

この治療の戻りを考慮して、予防のサイクルを患者様にお伝えさせて頂きます。

身体のバイブレーション

人間の身体は、骨盤も椎骨も頭蓋骨も、それぞれ固有のバイブレーションで振動しています。

キネシオロジーでテストして、異常の反応が出るポイントは、このバイブレーションが下がっている部位になります。

オーケストラに例えると、弦楽器、管楽器、打楽器などそれぞれの音色がありますが、これらも、バイブレーションです。それぞれの楽器が良いバイブレーションであるならば、オーケストラの演奏は素晴らしいものとなるでしょう。

しかし、どれかの楽器の音(バイブレーション)が外れていたら、オーケストラ全体としての演奏は、台無しになってしまいます。

身体も同じで、骨盤や椎骨、頭蓋骨などのどこか一つでもそのバイブレーション崩れてしまうと、身体全体としての調和が崩れてしまいます。

我々治療家は、楽器の調律師の様なもので、身体が本来の機能を発揮できるように、バランスを調整する職人であると思います。

身体のバイブレーションを落とす要因は、先程述べたように、過労、ストレス、寝不足、食生活の乱れ、タバコ、過度な運動または運動不足などですが、最も気を付けなければいけないものがあります。

それは言葉と心の使い方です。言葉と心がネガティブまたはマイナスであればあるほど、身体のバイブレーションは確実に低下します。これを繰り返していると病気や体の不調を招くのは間違いありません。

整体治療で良いバイブレーションに整えることは大切ですが、自らのバイブレーションを落とさないよう、言葉と心の使い方には気を付けたいものです。(私はこの点は全くと言っていいほど出来ていません)

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

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