頚椎椎間板ヘルニアと肩こり

肩こり、首こりや、首・肩の痛みを訴える患者数は、日本中でどの位いるのでしょうか。平成25年の国民生活基礎調査によると、以下のような数字になっています。

男性

  • 1位:腰痛(人口1000人あたり92.2人)
  • 2位:肩こり(人口1000人あたり60.2人)
  • 3位:鼻水・鼻づまり(人口1000人あたり50.9人)
  • 4位:「せき」や 「たん」(人口1000人あたり50.4人)
  • 5位:手足の関節の痛み(人口1000人あたり41.8人)

女性

  • 1位:肩こり(人口1000人あたり125人)
  • 2位:腰痛(人口1000人あたり118.2人)
  • 3位:手足の関節の痛み(人口1000人あたり70.3人)
  • 4位:鼻水・鼻づまり(人口1000人あたり59.1人)
  • 5位:体のだるさ(人口1000人あたり54.4人)

男性よりも女性に肩こりが多いのは、女性は男性よりも、首や肩の筋肉量が少ないからとか、女性に冷えから来る血流の悪さがあるなどの説があります。

また、現在通院している病気やケガ(1000人あたりの人数) のデータを以下に示します。

男性

  • 1位:高血圧(114人)
  • 2位:糖尿病(54.1人)
  • 3位:歯の病気(43.9人)
  • 4位:腰痛(42.2人)
  • 5位:目の病気(39.3人)

女性

  • 1位:高血圧(114.6人)
  • 2位:腰痛(58.4人)
  • 3位:目の病気(56.7人)
  • 4位:高脂血症・高コレステロール血症等(53.8人)
  • 5位:歯の病気(52.5人)

これを見ると、肩こりを訴えている患者数は、男性で2位、女性では1位であったのに、実際に病院に通院している患者数データの1位~5位の中には入っていないのです。ということは、「肩こり」では病院にかかるまでもないと判断して、それ以外の改善方法を試みているか、我慢しているかのどちらかということになります。

肩こりで病院に行っても、飲み薬や湿布などの対症療法しかないので、病院にはいかないという方も多いと思います。もし私自身も同じ状況であったなら、病院には行かないと思います。

現代社会はスマートフォンやパソコンの普及で、以前に比べ頸部に対するストレスは相当なものだと思います。20代30代の方でも頚椎椎間板ヘルニアに罹っている方が増えているという情報もあります。これも原因として一番に考えられるのは、スマホやパソコン使用時の無理な姿勢であると思います。

首の角度と頭の重さのイラスト

上の図は、首の角度と頭の重さの関係を表したものです。人の頭の重さは、4.5~7kg位あります。首にかかる重さは、頭の位置によって変わり、45度で22kgの重さが首にかかります。それが60度になると、27kgもの重さを首で支えなければなりません。

私も経験がありますが、電車の中などで居眠りをして、目覚めたときには首がとても痛かったということがあります。これも首の角度が60度位で、長い時間、頭の重さを支えていたために起きた現象です。1回の居眠りでこれだけダメージを受けるのですから、スマホやパソコンなどで毎日負荷がかかったらどうなるかは、論をまちません。

椎骨の間には椎間板と呼ばれるクッションがあります。この椎間板は、中心部に髄核と呼ばれるゲル状の部分があり、その周囲を繊維状の軟骨が何層にも重なっている構造です。椎間板画像

不良姿勢などで繰り返し首に無理な力がかかると、頚椎椎間板の繊維輪に亀裂が入ってしまいます。あたかも金属疲労の様にです。こうなると、中心部の髄核が繊維輪の亀裂に沿って外側に飛び出してきます。これが頚椎椎間板ヘルニアの発生機序です。(頚椎ヘルニア、首のヘルニア、頚部ヘルニアも同意語です)

始めは、軽い肩こり、首こりだったものが、頭痛やめまいなどを伴う様になり、やがて手の痺れや筋力低下などの症状へと広がっていきます。そして病院でMRIなどで検査をしたら、頚椎椎間板ヘルニアと診断されたということが多々あります。

腰痛もそうですが、初めは軽い腰痛だったものが、徐々に腰痛が強くなり、やがて、ぎっくり腰を繰り返すようになったりして悪化の一途をたどり、最終的には腰椎椎間板ヘルニアに移行するというケースも少なくありません。

たかが肩こりされど肩こり、侮るなかれです。

「体の痛みの9割は首で治せる!」という書籍に、首の故障度チェックリストがありましたので、ここにご紹介いたします。

  • 最近洋服のボタンを留めるのに苦労したり、ボタンが上手く留められないことがある。
  • 硬貨など小さいものを指でつまもうとしても、なかなかつまめない。(★)
  • 手に力が入らない。
  • 昔の様に字がうまく書けなくなった。
  • 食事のとき箸が持ちにくい、またはうまく持てない気がする。(★)
  • 手すりにつかまらないと階段の昇り降りができない。(★★)
  • 歩いているとき、何となくふらつく感じがある。
  • 皮膚に触った時の感覚が鈍くなったような気がする。(★)
  • 首が痛くて夜寝られない。(★)
  • 無理をせず安静にしていても、首の痛みが4日以上とれない。
  • 手足がしびれている感覚が続いている。(★★)

★のついている症状は、症状が重く、特に★★のついている症状は、すぐに整形外科で検査をするようにとの記載があります。

頚椎ヘルニアの主な症状は様々で、ヘルニアの発生する部位によって、出てくる症状が変わります。首、肩、上腕、肩甲部の痛みやしびれ、脱力感が多く、その他に頭痛やめまい、歩行障害、尿失禁など様々です。また、首を後ろに反らすと肩甲骨や手指に痛みやしびれが走ることもあります。

これだけ重篤な症状が出る前に、体は様々なサインを発しています。その中でも「肩こり」というありふれた症状が、頚椎ヘルニアと大きな関連があるのです。パソコンやスマホなどの姿勢に気を付けることと、肩こりを放置しないことが大切で、根本的な体の歪みを調整することをお勧めいたします。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

ご予約は 011-261-7866 にお電話下さい。

札幌市のキネシオロジーの谷井治療室のホームページ

北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1ロジェ札幌25-901

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ストレートネックと整体治療

寝違え、ぎっくり首、首が回らない、など、首の痛みの表現はいろいろあります。首は生命にかかわる大切な部位のため特に感覚的にも敏感になっています。

通常は、首のこりや痛みと、肩こりはセットになっており、随伴症状として頭痛、吐き気、めまい、耳鳴りなども伴うことがあります。

現代は、パソコンやスマートフォンの普及で、不自然な姿勢を強いられることが多くなりました。その結果、ストレートネック(ミリタリーネック)の状態になり、これがさらなる諸症状の悪化を招きます。

ストレートネックの動画

 

正常な頸椎は、前腕のカーブをもっていますが、これがクッションの働きをして、脳への衝撃を吸収しています。これがストレートネックになると、歩行や運動時の衝撃が、まともに脳へ伝達されてしまいます。

ストレートネックの症状
  • 頭痛
  • 首の痛み、首が回らない
  • 肩こり
  • 頸椎症、頸椎椎間板症、頸椎椎間板ヘルニア
  • 頸部脊柱管狭窄症
  • 吐き気
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 手や腕の痺れ
  • 寝違いを起こしやすい
  • 枕が合わない
  • 自律神経失調症
  • うつ、パニック障害
ストレートネックの原因と治療

ストレートネックになる原因の第一は、不良姿勢です。スマホの操作の様に、首を下に向けた状態での長時間の作業がストレートネックの一番の原因になります。

この状態が慢性化すると、頸部の筋肉の緊張が持続し、頸椎を後方に引っ張る力がかかります。これが更なるストレートネックの原因になってゆきます。

ストレートネックは、決して元に戻せない不可逆的変化ではありませんが、この状態が長く続いていたり、年齢的に頸椎や椎間板に変性が起こり、構造的に変形が起きてしまうと、難治性になってしまいます。

谷井治療室の整体治療では、ストレートネックに対して、頸椎の治療だけでなく、骨盤や鎖骨、肋骨、頭蓋骨、内臓マニュピュレーションなどを行い、総合的に全身を調整いたします。

ストレートネックで頸椎の構造と機能に異常が生じると、その影響が、胸椎、腰椎、骨盤、頭蓋骨などと、全身へ波及します。これは、それぞれの椎骨やその他の器官が相関関係にあり、相補的に繋がりを持っているからです。

身体は一ヶ所悪い所があると、他の部位でそれを補おうとします。これは、ホメオスタシス(恒常性維持機能)といって、身体を常に一定の状態に保とうとする機能があるからです。

例えば、クラスに勉強の苦手な落ちこぼれの子がいるとします。すると、皆でその子をサポートするというイメージです。これが自然界の摂理であり法則だとすると、人間社会にも同じことが当てはまると思います。弱者切り捨てではなく、相互扶助なのです。

わかりやすく学校での話をしましたが、これは家族でも会社でも、全ての集団に当てはまります。私とあなただけでなく、その環境を取り巻く全ての関係者の間で「Win-Win」(私とあなた双方に得のある良好な関係、私も勝って、あなたも勝つ)の関係を作らなければ、真の相乗効果を発揮することはできないと思います。

身体の場合は、「Win-Win」の関係を更に広げて、「Total Win」の関係になっています。全身の器官、組織、細胞が相補的に繋がり合っているのです。

この様な理由から、ストレートネックになると、首だけでなく、全身あらゆるところに、その悪影響の症状が現れます。これらの影響を逆に捉えると、ストレートネックだからと言って、首だけを治しても結果が出ずらいことが分かります。

頸椎の安定には、骨盤の安定は欠かせません。どんな建物でも、基礎がしっかりしていないといけません。

仏教の喩話に、次のようなものがあります。

三階だけを求めた男

ある愚かな金持が、友人の三階建ての家を訪ねた。

その眺めの良さにすっかり魅せられて自分も三階建ての家を造ろ
 
うと思い、大工に依頼した。しばらくして現場に行くと、やっと基礎
 
が出来たところ。またしばらくして行くと、一階部分が出来たば
 
かりである。金持ちが催促すると、大工は三階建てにはそれだけ
 
基礎と、一、二階をしっかりと造る必要性を説明した。
 
もうそろそろ完成しただろうと思ってある日、建築現場に行ってみた。まだ二階部分ができかけの
状態。

金持ちは怒って「一階や二階はどうでもいい。とりあえず三階を先に造れ!」と言ったという。

この寓話の様に、基礎の無い建物は無く、逆に基礎がしっかりしていれば、建物も安定します。頸椎の安定には、骨盤やその他の部位の安定も欠かせないのです。

東洋医学と頸部の痛みの関係

東洋医学的に首の痛みを考察すると、消化器系に関係の深い「脾経」と「胃経」が強く関わっていることが分かります。

下の経絡図のようにその経絡の流れ(流注:るちゅう)は、頸部に関連しています。

札幌整体治療院 谷井治療室 脾経の図

【脾経の図】

札幌整体治療院 谷井治療室 胃経の図

【胃経の図】

実際に、臨床の現場で出くわすのは、首の痛みや寝違えとこれらの経絡との関係です。脾経と胃経は、消化器系に関連し、臓器では膵臓と胃に当たります。消化器系の疲れが、この経絡の流れを悪くし、頸部筋肉の異常緊張を招きます。

これにより、首に痛みや可動制限が起き、ひどい寝違えを起こすこともあります。特に寝際に砂糖のいっぱい入った甘いものを食べると、その傾向が強くなります。寝際の砂糖菓子にはご注意ください!

首は、4.5kg~7kgもの重さの頭を支えています。不良姿勢になると、この何倍もの重さが首にかかることになります。首・肩こり、ストレートネックの予防と改善のためには、正しい姿勢とともに、定期的な整体治療が有効です。

ストレートネックや、首のズレは、たかが首こり、肩こりと、バカには出来ません。良い首の状態が、全身の良い健康状態と深い関係にあります。皆様もどうぞ首を大切にしてください!

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体の名前の慣用句と整体師の考え 2

前回のブロブの体に関する慣用句のパート2です。今回も私の勝手な見解で解説しました。整体治療師からの完全な独断と偏見ですので、どうぞお手柔らかに!

首が回らない
(くびがまわらない)
意味:お金がなかったり、借金が多かったりしてやりくりできない。

整体師の独断見解:人生のうちで金が無いほど辛い事はない。そのストレスから、消化器系をやられる。消化器系の経絡の流れに変調をきたすと、首を寝違えやすくなる。単にストレス性の筋緊張を起こして、首が回らなくなるともいえる。

腹が黒い
(はらがくろい)
意味:心の中で悪いことを考えている。

整体師の独断見解:昔の人は人間は腹(肚)で物事を考えると信じていた。良からぬことを考えると、その腹が黒くなるとはよく言ったものである。現代の医学でも、腸は脳であるとの考えが見直され実証されている。昔の人は感覚的にそのことが分かっていたのである。

腹の虫が治まらない
(はらのむしがおさまらない)
意味:腹が立ってどうしようもない。癪(しやく)にさわって怒りがおさえきれない。

整体師の独断見解:先程の腹黒いの所でも取り上げたが、最近の研究では腸内フローラ(腸内細菌叢)によって、人間の感情が左右され、うつ病などにもなるとわかってきた。腸内細菌にはいろんなやつがいるので、怒りに関係するのもいると思う。こいつが怒りに乗じて暴れだすと、なかなか収まらないのではないだろうか。

胸をなで下ろす
(むねをなでおろす)
意味:不安がなくなりほっとする。

整体師の独断見解:昔は心は胸にあると考えられていた。心臓にあるとの説もあった。確かに心配や不安があると胸のあたりが詰まった様になったり、モヤモヤしたりする。これらの原因であった心配事が解決すると、胸のモヤモヤがスッキリとなくなる。これも昔の人の経験的な感覚から出た言葉であるが、実際に胸がモヤモヤしている時は、胸の中丹田に気の滞りがあるのである。

かた身がせまい
(かたみがせまい)
意味:はずかしくて周りの人たちに気が引ける。

整体師の独断見解:人は肩で会話すると言われる。日本人はそれ程でもないが、欧米人は両手を広げたり、肩をすぼめたりしながら感情表現をしている姿を見る。「オーノー!」とか「オーマイゴッド!」とか言うときの外人の姿を思い浮かべてほしい。感情と僧帽筋は関係が深く、気が引ける時は心が萎縮しているので、僧帽筋も収縮し肩をすぼめた形になる。まさしく肩身が狭い姿勢になってしまうのである。

腰を抜かす
意味:とても驚く。 驚きや恐れのために立ち上がれなくなる。

整体師の独断見解:驚くと本当に腰の力が抜けて動けなくなることもあるのです。昔の怪談映画の四谷怪談や、番町皿屋敷などで幽霊やお化けに出くわすと、腰が抜けて動けなくなる人が必ず登場する。東洋医学的には、極度に驚くと腎の気が抜けて腎虚の状態になる。腎のつかさどる部位の一つに腰部がある。この様な理由から、腎虚になると、腰の筋肉に力が入らなくなるのである。私が知っているところでは、隠れていた人に急に「ワッ!」と驚かされて、そのはずみに、ぎっくり腰になった人がいます。

手に汗を握る
(てにあせをにぎる)
意味:物事がどうなることかとはらはらする。

整体師の独断見解:緊張すると交感神経が過剰に興奮状態になります。掌の汗腺はこの状態で発汗する様にできているため、手に汗を握るとなるのです。

足が重い
(あしがおもい)
意味:①足がつかれてだるい。②行かなくてはならないのに、行くのがいやだと感じること。

整体師の独断見解:嫌な事をする時は、気が重くなる。この「気」が重い状態は本来、臍下丹田にある重心が、足の方へ移動してしまいます。すると足枷を付けられたように足が重くなってしまいます。重心の位置によって足は重くも軽くもなります。

足が地につかない
(あしがちにつかない)
意味:①きんちょうや興奮(こうふん)でそわそわする。②考え方がうわついてしっかりしていない。

整体師の独断見解:先程の「足が重い」の説明の逆で、興奮したりすると気が本来の臍下丹田の位置から上に上がってしまいます。これは気が上ずっている状態で、足は軽いというよりも不安定な状態で、フワフワした感じになります。「浮足立つ」という言葉も同じ原理です。

足が棒になる
(あしがぼうになる)
意味:足がつかれてこわばる。

整体師の独断見解:筋肉は疲労がたまると硬くなります。乳酸という疲労物質が筋肉内に蓄積し、これが筋肉痛の原因にもなります。疲れると足だけでなく首も背中も腰もみんな棒のように固くなります。これが自然のブレーキとして働き、それ以上筋肉を使わない様にさせます。それでも無理をしてしまうと、筋肉は痙攣をおこした状態になり、緊張やコリが持続してしまいます。体を休めることは大事ですので、皆さんも無理をしないでくださいね!

へそを曲げる
(へそをまげる)
意味:機嫌(きげん)を悪くする。

整体師の独断見解:整形外科テストにビーバー徴候というものがある。仰臥位(仰向け)で、両手を頭の後ろに組んでもらい、上体を前屈(上挙)するように指示する。ちょうど腹筋運動のボーズをとるような感じです。臍が上方に動くとT10~12の神経根症状が疑われる。臍が下方に動くとT7~10の神経根症状が疑われる。この様にへその位置が変わることもあるのです。この場合の原因は、気分とは関係なく神経の問題ですが、こういう現象もあるというお話です。

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体の名前の慣用句と整体師の考え

体の名前が付く慣用句は沢山あります。それらの意味と、整体師からの独断と偏見でまとめてみました。

頭が上がらない
(あたまがあがらない)
意味:相手に引け目を感じて対等な関係に立てない。

整体的解釈:相手より自分の方が劣ると思うと、自分の気が沈みます。気が落ち込むと背中が丸くなり、頭が下がった姿勢になって頭が上がらなくなります。

頭が固い
(あたまがかたい)
意味:状況の変化に合わせて考え方を変えることができない。態度や考えが一辺倒であり改まる気配りのないさま。

整体的解釈:頭蓋骨は15種23個の骨で出来ています。それぞれに動きがありますが、これらの動きが悪くなると、脳の働きも悪くなるので、思考が硬直化しやすくなる。頭(頭蓋骨)が硬くなると、脳の働きも硬くなります。

頭が痛い
(あたまがいたい)
意味:心配事に悩む様子。

整体的解釈:心配や不安、悩み事があると交感神経が過剰に働き、頸部から頭部の筋緊張が増します。これによって、緊張性の頭痛が発生します。偏頭痛なども首や肩のこりが背景にあることが多いのです。

頭を冷やす
(あたまをひやす)
意味:落ち着きを取りもどす。興奮した気持ちをおさえる。気持ちを冷静にする。

整体的解釈:興奮すると気が頭にのぼります。気の流れは血液循環とイコールなので、同時に血も頭にのぼります。頭を冷やすと、血管が収縮し過剰なうっ血も収まるためこれらが落ち着き、心も落ち着きます。

合わせる顔がない
(あわせるかおがない)
意味:申しわけなくて、その人と顔を合わせるのがつらい。

整体的解釈:顔には30種類以上の表情筋があります。表情筋は感情の働きを表しますが、これらは皮膚に付着しているため皮膚の張り、艶、たるみなどにすぐ現れます。よって、申し訳ない状況の表情は人に見せられない人相になります。

大きな顔をする
(おおきなかおをする)
意味:えらそうな態度をする。

整体的解釈:自分に自信がある時、顔の筋肉の緊張がほぐれ、実際に顔が大きく見えます。逆に苦悶の表情や、萎縮した表情は顔が中心に集まり小さく見えます。ムンクの「叫び」のような表情もそうです。

顔色をうかがう
(かおいろをうかがう)
意味:相手の表情から機嫌(きげん)を読み取ろうとする。

整体的解釈:顔色は感情によって赤くなったり、青くなったりします。自律神経が関与し血管の拡張と弛緩をコントロールしているのと、血圧の上下も顔色に出ます。中国の皇帝も【冕冠】べんかんというものをかぶり、素顔から心の中を読み取られない様にしていました。日本でも殿様(大名)の顔や姿が直接見えない様に、御簾(みす)というものがありました。

札幌整体治療院 谷井治療室 冕冠画像

【冕冠をかぶる蜀の劉備】

顔が利く
(かおがきく)
意味:信用や力があり、無理を通すことができる。

整体的解釈:権力や権限のある人は顔にその力が現れています。物事に動じない顔には自分の要求を押し通す迫力がある。一般人はこう言う人に弱い。

顔がつぶれる
(かおがつぶれる)
意味:名誉(めいよ)が傷つけられ、はじをかかされる。

整体的解釈:失敗したり、信用を失墜した時の顔は、つぶれた表情になる。これも交感神経と表情筋のなせる業である。不祥事で頭を下げているお偉方の表情を見ればわかる。

顔が広い
(かおがひろい)
意味:知り合いが多いこと。

整体的解釈:友人知人が多いと、心に余裕が生まれ表情筋が緩み、顔の面積が大きく見える。

血眼になる
(ちまなこになる)
意味:他のすべてを忘れて一つの事に熱中すること。

整体的解釈:一つの事に集中するとは、その事に凝り固まるということです。そうすると体にもコリが強くなり、血液循環が悪くなる。その結果、うっ血した目の血管が血走る状態になる。

目がくらむ
(めがくらむ)
意味:心をうばわれて正しい判断ができなくなる。

整体的解釈:心が奪われる状態とはすなわち、心臓の脈拍も変化し血圧も変わる。すると脳の一時的な虚血状態が起き、その結果、軽いめまいが起きる。

鼻息があらい
(はないきがあらい)
意味:やる気まんまんで強気である。

整体的解釈:やる気満々の時は、エネルギーを大量に消費し、酸素負債が発生する。これを補うために鼻息を荒くして呼吸を増やしている。それと、興奮して熱くなった頭を、鼻息を荒くして冷やす作用もある。鼻の奥の副鼻腔は脳の冷却機関でもある。

鼻が高い
(はながたかい)
意味:得意がる。じまんに思う。

整体的解釈:自分に自信が無い時は、頸椎が屈曲して頭を下げる。これは生物学的に防衛本能上大切なことで、危険から脳を守るためにも、頭を下げるという反応が起きる。逆に、自身がある時や得意になっている時は、頸椎が伸展し頭を高くする。すると鼻も高い位置になります。ただこの態勢は顎が上がった無防備な体制でもあるため、油断していると鼻をへし折られることもありますのでご注意を!

聞き耳を立てる
(ききみみをたてる)
意味:注意してよく聞こうとする。耳を澄ます。

整体的解釈:前耳介筋(ぜんじかいきん)・上耳介筋(じょうじかいきん)・後耳介筋(こうじかいきん)という筋肉をご存知でしょうか?これらの筋肉が耳を動かす筋肉になります。もともと外敵から身を守るために発達した機能で、馬や牛などの動物は良く働きますが、人はほとんど機能しません。でも聞き耳を立てる時にはちょっとは働いているのかもしれません。

札幌整体治療院 谷井治療室 耳介筋

【耳介筋】

今回はこの辺で、この続きはまた次の機会に発表します。

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歯の治療と整体

札幌整体治療院 谷井治療室 歯科治療イラストこのブログを読んでくださっている皆様のほとんどは、今までに最低一度は虫歯の治療をしたことがあると思います。(お恥ずかしながら、私は何度も痛い目に合っております)

虫歯の治療では、レジンやパラジウム、筋合金、セラミックなどの詰め物や、かぶせ物をしますが、これらが合わなくて違和感を感じた方はいませんでしょうか?

高さが高く感じるようになったり、詰め物が歯の穴よりも大きくて、きつく感じたり、舌や頬っぺたの内側を噛みやすくなったりといろいろな不具合があります。

この微妙な変化は、通常違和感として感じられ、体はそれに反応して筋肉の緊張などが起こります。

人間の感覚は自覚症状としては、数十ミクロンの差でも感じます。卑近な例を挙げれば歯の間に食べ物が挟まった時など、とても嫌な感じがしますが、この詰まった異物の厚さは1ミリもありません。恐らく10ミクロンとか20ミクロン位ではないでしょうか。こんなに薄いものでも体は異物として感じるようにできているとは、あらためてすごいなと思います。この感覚は、虫歯予防にも役立ちますので、歯の健康には大変重要な感覚です。

実は、キネシオロジーでチェックすると、コピー用紙やラップの厚みでも筋力低下を起こします。因みにコピー用紙の厚さが約0.09mm、ラップの厚さが約0.011mmだそうです。

人間の脳は1ミクロンの厚さでも感じていると言われています。さすがに1ミクロン位だと歯の異物感としては自覚できないかもしれませんが、敏感な人ですと、なんだか変?、噛み合わせの左右差が違う、嚙んでいると顎が疲れやすい、などの変化として歯そのものの違和感というよりも、その歯による悪影響の結果としての変化を感じることが多いと思います。

整体の立場から厳密に言うと、1ミクロンでも噛み合わせがズレると、脳はそれを感知し咀嚼筋や頸部の筋群などに異常な緊張が発生し体は歪みます。それぐらい噛み合わせは全身に影響を与えるのです。

人間の頭部には大切な脳が納まっています。この脳は精密がゆえに衝撃や不良姿勢により頭部の位置が変わることを嫌います。下顎骨は頭部(脳)が、常に正しい位置にあるように働きます。側頭骨にぶら下がっている形で下顎骨は存在し、頭部の位置を安定させるバランサーの役割をしています。

噛み合わせが狂い、下顎骨の位置が変わると、全身のバランスが崩れ、頭部(脳)の位置が変わります。これにより脳神経の働きが悪くなり、頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、首こり、肩こりなど様々な不調を発生させます。

虫歯の治療で噛み合わせが変わると、骨格的なバランスが必ずズレてきます。そのため元のかみ合わせを保つのはとても大切なのです。

しかし、歯科治療でここまでの精度を出して完璧に嚙み合わせを調整するのは、至難の業だと思います。1ミクロン単位で調整できればいいですが、実質的には無理ではないでしょうか。門外漢の私がこんなことを書くと、「ふざけるんじゃね~!俺はそのくらいの精度で調整できるぞ!」と言われてしまうかもしれません。もしこのような先生がいましたら、素直に謝りますのでどうぞお許しください。

ただ歯を削るということは、削った部分は元に戻せないということで、「ヤバイ削り過ぎちゃった!」というようなことが起きた場合、どうなっちゃうのでしょうか?

また、何本もの歯を次々と治療するようなケースでは、元の咬合は完全に失われます。先日も谷井治療室にご来院下さった患者様で、歯の治療をしてから顎が外れるようになったという方がいました。これなどは、明らかに医原病です。噛み合わせはこれぐらい重要なのです。

しかし、人間には個人個人に、生理的な許容範囲というものが存在し、多少の誤差は吸収してしまうのです。この生理的許容範囲はかなり個人差が大きく、ほんの少し嚙み合わせがズレただけでも、首こり、肩こり、頭痛、めまい、吐き気などの症状が出る人もいれば、噛み合わせが大きくズレていても、何の問題もなく日常を送っている人もいます。

この差はなぜ起きるのでしょうか。その答えは、上顎骨、下顎骨、などが頑丈に出来ているのか、きゃしゃなのかで決まるのです。もともと上顎骨も下顎骨もしっかりと発達していて、歯並びも良く頑丈な骨格をしている人は、歯科治療などで噛み合わせが多少変わっても、その許容範囲が大きいため首こり、肩こりなどへの影響も少ないのです。

逆に、上顎骨や下顎骨の発達が悪く、きゃしゃな骨格の人は生理的許容範囲が狭いので、僅かな噛み合わせの変化でも、首のこりや肩こり、頭痛、目まい、などが酷くなり自律神経のバランスも崩しがちになります。

小さな虫歯でしたら、1~2回の歯科治療で治ってしまいますが、虫歯が大きく根の治療をする場合などは回数がかかるため、その間の噛み合わせの変化が大きくなります。このような場合に首や肩のこりが強くなり、体調を崩す方がいます。

整体治療でバランスを取りなおすと、歯科治療中の噛み合わせの変化に対応できます。歯はとても敏感な部位なので、歯科治療と並行して整体治療で全身のバランスを取ると、頭痛、めまい、吐き気などの不快な症状も発生しずらくなります。

歯医者さんで虫歯の治療後に噛み合わせを診る際に、咬合紙や咬合フィルムでチェックしますが、診療台に乗ったまま調べるのが普通です。整体の立場から言えば、咬合のチェックは立位で行うべきです。診療台に乗ったままの姿勢と、立位では骨盤や脊柱の位置が変わり、顎関節の位置も変わります。

もし診療台に乗った姿勢で咬合を合わせてしまうと、立った状態では噛み合わせが変わってしまうのです。骨盤や背骨と顎関節は相関関係にありますので、これはとても大切なことなのです。

逆に身体のバランスがもともと悪いと、いくら歯の治療をしても全身のバランスは治まりません。整体治療と歯科治療も実は相関関係にあるので、歯科治療とセットで整体治療を行うことは全身のバランスを整える上では大切なことなのです。

それと虫歯にならないことも大切ですが・・・。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

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北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1ロジェ札幌25-901

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札幌 谷井治療室の骨盤矯正

骨盤矯正を取り巻く環境

札幌整体治療院 谷井治療室 骨盤画像骨盤矯正という言葉は、札幌の街にもあふれかえっており、我々のようなオステオパシー、カイロプラクティック、整体などの治療院、整体院がその専門であるとの自負もあるのですが、近頃は美容関連のエステティックサロンや、癒し系のサロンでも「骨盤矯正」という文字が目立つようになりました。

我々の様な治療院、整体院の業界でも、国家資格の保有者と無資格の整体師、療術師などが混在している状況ですが、美容関連のエステティックサロンでは、国家資格という面でいえば、そのほとんどが無資格者ではないかと思われます。

整体もカイロプラクティックもオステオパシーも、日本では法的に国家資格として認められていないため、僅か数ヶ月で「骨盤矯正が出来るようになります」などのキャッチコピーで生徒を集めている団体もあるのが現状です。

整体などの治療業界も、エステなどの美容業界もそれぞれの自主基準で修了証や認定証を発行しておりますが、これらは法的には何の効力も持たない、何も担保しない紙切れ同然のものなのです。

骨盤矯正の難しさ

私が治療の業界に入って一番初めにお世話になったのが、カイロプラクティックです。このカイロプラクティックのテクニックの中にも、それぞれの特徴があり、その当時教えていただいたテクニックで、骨盤を直接矯正する主なテクニックを以下に示します。

  • ディバーシファイドテクニック(多種多様なという意味)
  • ガンステッドテクニック(開発者のCS.ガンステッドD.Cの名前に由来)
  • トムソンテクニック(開発者のクレイ・トムソンD.Cの名前に由来)
  • PSTテクニック(ピアーズ・スティルワーゲンテクニック:開発者のウォルター・ピアーズD.CとスティルワーゲンD.Cの名前に由来)
  • SOT(仙骨後頭骨テクニック)

(*D.Cとは、ドクター・オブ・カイロプラクティックの略で、カイロプラクティックのドクターの学位を持つものに与えられる称号です。)

私もこの中で今の臨床で実際に使っている骨盤矯正のテクニックはSOTくらいですが、それ以外のテクニックも臨床の基礎にはなっていますので、今でも随所でその考えを活用させていただいています。

ディバーシファイドやガンステッドテクニックは、骨盤矯正の中でも大変難しいテクニックで、その技術の習得に多くの時間と訓練を必要とします。

トムソンやピアーズテクニックになるとトムソンテーブルやハイロ―テーブルの力を借りるため、骨盤矯正の技術習得がかなり楽になります。

そして、SOTによる骨盤矯正は技術的にはさらに簡単になりますが、そのための診断の力量が必要とされます。また、SOTの場合骨盤矯正用の楔形のブロックを使用しますが、これも教科書通りに使っていたのでは、それなりの結果しか望めず、その上を目指すには、やはり職人技というものが必要になってきます。

これらの様に、骨盤矯正と言っても様々な方法や理論が存在し、その技術の習得にも相当の時間と訓練を必要とするのが事実です。

美容としての骨盤矯正

エステティックサロンや癒し系のサロンなどで行われている骨盤矯正とはいったいどのようなものなのでしょうか?

骨盤矯正とともにヒップアップ矯正、バストアップ矯正、O脚矯正などと、看板にうたわれているのを札幌のあちこちで見かけますが、そもそも骨盤矯正の目的が違うような気がします。

私も男なのでこの様なサロンに行ったこともなければ、当然このようなサービスも受けたこともありません。なのでこの様な骨盤矯正に関しては何も語る資格はありませんが、メディアなどで紹介されたものを見ての判断では、健康よりも見た目重視といったところではないでしょうか。

本来の美容とは、体が健康であって初めて成し遂げられるものです。健康を度外視して見た目だけを繕うという骨盤矯正は、百害あって一利なしと思いますし、本来の美容と健康という概念から言ったら、本末転倒なのです。

骨盤はその可動性が少ない関節で構成されています。特に仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、数ミリの可動域しかありません。この数ミリしか動かない関節にズレを生じてしまうと、全身に大きな影響が出てしまいます。そのため、カイロプラクティックやその他の治療法においても重要視される部位なのです。

こんな大切な骨盤を見た目重視で安易に矯正してしまうと、その後全身に与える影響は計り知れません。これでは、角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)の諺通りになってしまいます。

これは、美容として理想と現実の差を一気に埋めようとする欲望を持つ利用者の方々にも問題があります。本当のヒップアップとは、食事や運動なども交えて健康的に骨盤を矯正することからでしか得られないのです。

骨盤がズレてしまうだけで、腰痛、肩こり、頭痛、生理痛、痔、便秘、下痢、自律神経失調症など様々な症状に見舞われます。

見た目重視で不健康になることは、これほど愚かで恐ろしいことなのです。骨盤を正しく機能的に矯正することが、真の健康を手にする王道なのです。

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不眠症の治療は体から

札幌整体治療院 谷井治療室 不眠症画像

谷井治療室にお越し下さる患者様の主訴は、腰痛や肩こり、ぎっくり腰などの筋骨格系の問題に由来すものが多いのですが、より細かく問診をしてみると、「最近あまり眠れていないのです」「なかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」「もう少し寝ていたいのに明け方に目が覚めてしまう」「寝ても疲れが取れない」「寝た気がしない」などと不眠症の症状を訴える方がいます。

日本人の成人の20%が慢性的な不眠を訴えており、日本人成人の15%が日中に過剰な眠気を感じているそうです。

厚生労働省の平成25年「国民健康・栄養調査」では、睡眠に関して以下のような特徴を示します。

睡眠の質の状況として、男女とも「日中、眠気を感じた」と回答した者の割合が最も高く、男性 37.7%、女性43.0%である。その他の項目では、「睡眠時間が足りなかった」と回答した者の割合が男性では 30 歳代、女性では 20 歳代および 40 歳代で約4割となっている。

情報ソース:平成25年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)

また、最新のデータとなる平成27年「国民健康・栄養調査」では、調査結果のポイントとして、1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合が増加ということが挙げられています。

睡眠の確保の妨げとなっていることについて、「特に困っていない」や「その他」を除くと、20~50歳代男性では「仕事」が最も高く、20 歳代31.6%、30 歳代39.3%、40 歳代40.5%、50 歳代32.2%である。

20 歳代女性では「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」が33.3%と最
も高く、30 歳代女性では「育児」が32.7%、40 歳代女性では「家事」が27.9%と最も高い。

また、1日の平均睡眠時間別にみると、6時間未満の者では「特に困っていない」や「その他」を
除くと、男性では「仕事」「健康状態」、女性では「家事」「仕事」の順で高い。

睡眠の確保の妨げになっていることがある者のうち自分の睡眠の確保のために最も必要として
いることは、20~50 歳代の男性では「就労時間の短縮」、20 歳代の女性では「就寝前に携帯電
話、メール、ゲームなどに熱中しない」、40 歳代の女性では「家事のサポート」、60 歳以上の男女では「健康状態の改善」が最も高い。

平成27年「国民健康・栄養調査」の結果より

1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は、ここ数年で増加傾向にあり、睡眠の妨げになっていることは、男性では「仕事」、女性では「育児」「家事」が、睡眠不足の原因として挙がり、20~29歳の若者の睡眠不足の要因が、「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」ということで、パソコン、携帯電話、スマートフォンの急速な普及による現代の世相を表しています。

1日の平均睡眠時間は、男女とも「6時間以上7時間未満」が最も高く、それぞれ33.9%、
34.2%である。1日の平均睡眠時間が6時間未満の者※の割合について、この10 年でみると、
平成19 年以降有意に増加している。

睡眠の質に関する項目については、1日の平均睡眠時間別にみると、6時間未満の者が、
男女とも全ての項目において有意に高い。6時間未満の者では、男女とも「日中、眠気を感じ
た」が最も高く、それぞれ44.5%、48.7%である。

※1日の平均睡眠時間が「6時間未満の者」とは、1日の平均睡眠時間が「5時間未満」又は「5時間以上6時間未満」と回答
した者である。

平成27年「国民健康・栄養調査」の結果より

この調査の対象は20歳以上の成人であるため、10代の中高生などのデータをとったら、「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」という原因の睡眠不足がもっと増えるのではないでしょうか。

睡眠時間の不足と、不眠症が徐々にではあるが、確実に増えているのが現状で、眠らないという生活習慣から、眠れないという不眠症に移行しているものもあるのではないでしょうか。

不眠症を訴える患者様の身体をキネシオロジーや触診で調べますと、頸椎に特有の歪みを示します。この部分を段階的に調整していくと自律神経のバランスが整い睡眠に対する体の環境が整います。

パソコンや携帯、スマホ、などを扱っている姿勢は、どれも頸椎に不自然なストレスを与える姿勢で、ここから肩こりや首こりが恒常的になり、その結果として頸椎が歪み、最終的に自律神経のバランスを崩して不眠症になってしまうという構図がうかがえます。

風が吹けば桶屋が儲かるのことわざは、あまり関係のなさそうなものが繋がる因果関係を示していますが、パソコンやスマホと不眠症との関係はもっと信憑性が高いのです。

因みに風が吹けば桶屋が儲かるとは、以下の論法になります。(かなりのこじ付けです)

大風で土ほこりが立つ → 「土ぼこりが目に入って、盲人が増える 」→ 「盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職業に由来)」→ 「三味線に使う猫皮が不足し、猫が殺される → 「ネコが減ればネズミが増える」→ 「ネズミは桶をかじる →「 桶の需要が増え桶屋が儲かる

不眠症と整体治療

不眠症の原因としての体の歪みへのアプローチは、その他の対策に先行してまず行うべきであります。重篤な不眠症の場合、自力でそのわだちから抜け出すのは容易ではありません。抜け出せないから不眠で苦しんでいるわけで、そういう時は頸椎を中心とした歪みの治療を考えることが不眠症回復への一番の近道になると思います。

身体が出来ていないと、意識や精神力もついてきません。カウンセリングなどで心の面から治そうとしても、体に歪みが強いと心にブレーキがかかってしまうのです。

例えば、インフルエンザに罹って高熱にうなされて寝ている時に、「さあ!気合を入れて仕事をしなさい」と言われても無理なことと同じで、まずは体なのです!

武道の世界などでよく「心」「技」「体」といいますが、本当はこの順番は間違っています。

正しくは、「体」「技」「心」もしくは、「体」「心」「技」が正しいのです。まずは体がしっかり整ってから出ないと、「心」も「技」もついてこないのです。

私の尊敬する中村天風師も、人間に必要な6つの力を以下の様に述べています。

  1. 体力
  2. 胆力
  3. 判断力
  4. 断行力
  5. 精力
  6. 能力

この様に先ずは「体力」=「体」なのです。不眠症も精神療法で治そうとしてもなかなか結果が芳しくないのは、そのためなのです。

体に歪みがあると、寝ていても力が抜けていないのです。患者様を診察台に寝かせ筋肉の硬さを触診すると、首や背中や腰の筋肉が硬く凝っていてカチカチの人がいます。ご本人様は仰向けに寝て力を抜いているつもりでも、歪みのため筋肉の凝り固まりが取れないのです。

これは、本人の意思とは無関係に力が入っているため、絶対に寝ていても力が抜けません。ということは、寝ていても筋肉は収縮という仕事をし続けているということです。

これでは、眠れないし、寝たと思っても疲れが取れないのも無理はありません。

しかし、頸椎や骨盤の歪みを矯正しますと、筋肉は無駄に凝る必要がなくなります。そして心身ともにリラックスした状態になるのです。

当院にお越しの不眠症でお悩みの患者様も、施術後はよく眠れるようになったと仰る方がたくさんいます。繰り返しになりますが、不眠症の治療は、まずは体のバランスをとることから始まります。

谷井治療室ではキネシオロジーで問題の箇所を調べ、オステオパシー、カイロプラクティック、MTS療法を軸とした独自の整体療法で、首こり、肩こりなどの原因を調整し全身のバランスを整えます。

病は気からといいますが、不眠症の治療は体からです!

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体の歪みと細胞の寿命

札幌整体治療院 谷井治療室 赤血球画像人の細胞は日々生まれ変わっています。私も学校などで「ヒトの細胞数は、60兆個あります」と教えられてきましたし、あん摩・マッサージ・指圧師の試験でもこのような問題が出ていて、正解は60兆個と答えていたと思います。

ところが、『人体生物学紀要』(Annals of Human Biology)という雑誌の2013年11・12月号に、「人体の細胞数の推定」という論文が載り、今までの定説を覆しました。これによると人体を構成する細胞数は37兆個になるそうです。

60兆個から37兆個になったからといって、それがどうしたの?・・・と言ってしまえばそれまでのことで、確かにどちらの数でも普段の生活にあまり関係ないし、どちらの数字も大変多いので、ピンとこないのは仕方が無いことでしょう。

60兆個から37兆個に減ったとしても、驚きが減ったということではありません。37兆個といえば、仮に動物の細胞の大きさの平均を10ミクロン位だとして、これを一列にならべれば地球を9周以上も回る膨大な距離に相当します。

もともと一個の受精卵から出発し、2倍、4倍、8倍・・・と自然の摂理の中でその数を増やし、最終的にこの数まで増えるのだから、まさしく人体は小宇宙であるし、これは驚嘆に値するものです。

「昔常識、今非常識」と言いますが、この様に定説が覆ることはよくあることですし、いつかはこの37兆個という数字も覆るかもしれません。

人の寿命は、ほとんどが100歳未満です。稀に100歳を超える長寿者もいますが、その人数は圧倒的に少なくなります。因みに現在生存している方で世界最長寿者は、イタリアのエマ・モラノ=マーティヌッジィさんで、117歳、日本人では鹿児島県の田島 ナビさんで、116歳です。凄いですね!

どんな長寿者も、37兆個の細胞が日々新陳代謝してバトンリレーをしながら肉体を維持しています。心臓の心筋細胞や、神経細胞は再生しないと学校で習いましたので、これら一部の細胞を除いて、人の細胞にはそれぞれの寿命があり、古くなった細胞は死んで、新しい細胞に切り替わっていきます。

個々の細胞の寿命には諸説ありますが、以下にそれぞれの細胞の寿命を記します。

  • 消化器上皮細胞 1日
  • 白血球(色々) 2~200日
  • 皮膚細胞    20~30日
  • 肝臓細胞    20日
  • 赤血球     120日
  • 筋肉細胞    6~12ヶ月
  • 頭髪      4~6年
  • 骨細胞      7年

これら細胞の寿命を見ると、いろいろなことが分かります。消化器の上皮細胞はたった1日の寿命しかないということは、消化管の粘膜上皮はそれだけ環境が厳しく重労働だということになります。確かに食べたり飲んだりしたものが次々と消化管に送り込まれて来ますので、それらの飲食物との摩擦や消化液の影響など細胞の寿命を短くする要因がたくさんあります。

最長寿の骨細胞でも約7年の寿命しかありませんので、肉体的には7年前の自分はもう存在しないということになります。

体の歪みと細胞の新生

人の体は様々な理由で歪みます。ある人は、上半身が右に傾き、またある人は左に傾きます。その他にも前後の傾きや左右への捻じれなどがあり、実際には様々な方向の歪みが複合しています。

カイロプラクティックやオステオパシー、MTS療法、整体治療などでは、これらの歪みを矯正します。歪みのある部分は、一部が縮んだ状態になっており、その反対側は引き伸ばされたようになっていることが多いです。

縮んだ側にも、引き伸ばされた側にも、関節包や靭帯、腱、筋肉などがあり、それぞれが無数の細胞でできています。

そして、その一つ一つの細胞は縮んでいる側では圧縮され潰されており、引き伸ばされている側には引っ張りの張力がかかっています。ここに重要な問題が潜んでいます。この歪みは細胞がその寿命を迎え新しい細胞に代わっても残り続けるのです。体の癖は癖として残ったまま細胞だけが新陳代謝していくので、細胞が新しいものに切り替わったからと言って、歪みまで治ってしまうということは決してありません。

この様に歪みのある部位は、血液やリンパ液の循環も悪くなりますので、せっかく新陳代謝で新しい細胞に生まれ変わっても、その細胞が置かれる環境は劣悪な環境になるのです。その結果これらの細胞は活力を失い、これらの細胞が集まって構成される、腱や靭帯、筋肉なども劣化した質の悪いものになってしまいます。

これがまた更なる歪み固定化の要因となり、病気慢性化の原因となります。慢性化した肩こりや腰痛の患者様の筋肉を触診すると、古タイヤのゴムの様に硬くなっており、明らかにその質の低下がうかがわれます。この様になってしまうと、いくら整体治療などで矯正しても、なかなか改善されないか良くなるとしても時間のかかる場合が多いのです。

筋肉細胞の寿命が6~12か月ということを考えると、カイロプラクティックやオステオパシーなどで段階的に歪みを整えていったとしても、全ての筋肉細胞が新しいものに切り替わるのに半年から1年はかかるので、仮に治るための条件が全て十全に整ったとしても、改善までにこれくらいの期間はかかるという計算になります。

体の歪みは諸病の原因になります。病院の入院病棟に行くと分かりますが、重病の人ほど背骨の歪みが酷いのに気づかされます。背骨が歪むと内臓も機能低下を起こしますので、免疫力も低下し病気に罹りやすくなってしまうのです。

この様に身体の歪みを慢性化させないために、谷井治療室ではMTS療法、カイロプラクティック、オステオパシー、整体治療などを独自に統合させることで、関節の歪みや機能不全の改善に対応しています。

せっかく生まれ変わってくる新しい細胞を、正しく整った身体という良い環境で迎え入れてあげようではありませんか。

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骨は語る徳川将軍の退化

札幌整体治療院 谷井治療室 頭蓋骨画像東京都港区に増上寺というお寺があります。このお寺は浄土宗大本山で、徳川将軍家とゆかりの深いお寺で、

戦災にて焼失した旧徳川家霊廟は、現在の大殿南北(左右)に建ち並ぶ壮麗なものであったと伝えられています。昭和33年夏、文化財保護委員会が中心となって、発掘された土葬の遺体は、綿密な調査が行われた後、東京・桐ヶ谷にて荼毘にふされ現墓所に改葬されました。

増上寺に埋葬されているのは、二代秀忠(遺骨は上から崩れ落ちた石により、提灯を閉じたようにつぶれており、頭部の骨の正確な形は復元されていません)、五代将軍兄弟の綱重、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の6人の将軍の他、女性では将軍正室として二代秀忠夫人崇源院、六代家宣夫人天英院、十一代家斉夫人広大院、十三代家定夫人天親院、十四代家茂夫人静寛院の5人、将軍の側室としては三代家光の桂昌院、六代家宣の月光院など5人、その他、将軍の子女を含む計38人です。

左の写真は、「骨は語る徳川将軍・大名家の人びと」鈴木 尚著 からのものです。

5人の頭蓋骨がありますが、上の段の左から順に、五代将軍兄弟(6代将軍家宣の父)の綱重、中央が六代家宣、右端が九代家重、下の段の左が十二代家慶、そして右が十四代家茂の頭蓋骨になります。

この頭蓋骨からは、いろいろなことが判ります。どの骨も、その当時の庶民の頭蓋骨と比べて貧弱なもので、代を重ねるごとにその退化が著しくなっていきます。

どの頭蓋骨にもみられる特徴は、歯の咬耗(こうもう:咬合面の摩耗)が少ないことです。これは、柔らかいものばかりを食べていた証拠となります。お殿様は庶民とは違いあまり嚙まなくても食べられるものばかり食べていたのです。

綱重は、35歳で死んでいて、その歯は32本すべてのこっています。6代家宣は、51歳で亡くなっており、上の歯は右第二大臼歯と左第一小臼歯に虫歯があり、下の歯は左右の第一大臼歯が揃って欠けているので、虫歯であった可能性が高い。

九代家重は、51歳で亡くなっています。病気のため常習的に歯ぎしりをしていたとみられる特殊な溝状の歯の咬耗があります。

十二代家慶は、61歳で亡くなっており、下顎は逆咬合の受け口の傾向があり、歯並びはひどく悪い状態(乱杭歯)で、下顎骨も大変きゃしゃであった。

十四代家茂は第2次長州征伐中、7月20日大阪城で病死した。享年21歳であった。十二代家慶と十四代家茂はともに頭蓋骨の横幅が狭く馬面であった。

家茂は歯の咬み合わせも悪く、開咬(かいこう)・オープンバイトになっている。

開咬(かいこう)・オープンバイトとは奥歯しか噛んでおらず、前歯が噛み合わない状態のことを指します。

常に前歯が開いている状態なので、前歯で食べ物が噛めない、しゃべるときに息が漏れる、などの症状があります。

家茂の歯は、ごく軽度のものまで入れると上下の歯の97%が虫歯におかされていた。これは歯のエナメル質が並外れて薄いという特殊な体質を持っていた上に、甘いものが特に好きだったためではないかと思われる。

これらの頭蓋骨の形質は、典型的な貴族形質をもち前期の将軍よりも後期の将軍の方がその傾向が強まる。最も強く特徴づけられるのは、特異な顔面の形質ですべての将軍の顔高は、江戸時代の庶民に比べて甚だ高く、しかも後代の将軍ほど高くなっている傾向があり、12代、14代将軍にあっては、当時の庶民のみならず、現代日本人でも例をみないほどの高さである。

この本が書かれたのが1985年なので、今から32年前になります。現代人の退化のスピードから考えると、今の若者の頭蓋骨はどうなっているのか、とても興味深い点です。

現代の若者の食生活も、徳川将軍家に負けず劣らず、柔らかいものを食べていないでしょうか?その結果、上顎・下顎とも発育が悪くなり、歯並びが悪く、小顔になりました。

それと引き換えに、咀嚼力が落ちましたが、現代食は昔と比べて柔らかくなったので、噛む力を必要とせず、この点は問題になりません。

人間の身体の一部の退化は、全身にもその影響が及びますので、きっと何らかの体調不良が現れていると思います。

現代の若者の体型は、ひょろひょろと背は高く、親の代とは全く違ったものになっています。以前のブログ「若者の退化と先祖返り」でもお伝えした通り、筋力や体力の低下も現れているのです。

徳川将軍家の退化の歴史と、江戸幕府の衰退も不思議とリンクしていると思います。戦後日本の生活様式の激変によって、私達現代人に起こっている退化が、国力の低下とリンクしないことを祈っています。

徳川将軍家の貴族的退化を反面教師として、現代の私たちが学ぶことが多くあるのではないでしょうか。

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若者の退化と先祖返り

現代人の身体は退化しているのではないかとの声をよく聞きます。下のグラフは、昭和46年と平成13年の子供の身長・体重の比較です。身長も体重も確実に増加して、一見すると体格は良くなっています。

[子どもの体格の推移] 図1-5-1 平均身長の推移(男子)

[子どもの体格の推移] 図1‐5‐1 平均身長の推移(男子)のグラフ

  11歳 14歳 17歳
昭和46年 140.8 160.9 168.3
平成13年 145.3 165.5 170.9
[子どもの体格の推移] 図1-5-2 平均体重の推移(男子)

図1‐5‐2 平均体重の推移(男子)のグラフ

  11歳 14歳 17歳
昭和46年 34.2 50.1 58.9
平成13年 39.5 55.5 62.8

                            (出典:「文部科学省ホームページ」)

下の分布図は、1970年から2000年までの、13歳女子の年代別、「体力・運動能力」の格差の比較です。30年間で確実に体力も運動能力も低下しています。

[体力・運動能力の格差の拡大] 図1-4 持久走(13歳女子)

[体力・運動能力の格差の拡大] 図1‐4 持久走(13歳女子)のグラフ

(注)平均値と標準偏差から推計した正規分布図 (出典:「文部科学省ホームページ」)

・身体を操作する能力の低下が著しいとの指摘があります。体を自分の意志で動かす行為は、神経系をはじめとする体の発達に伴って、高度なものになってくる。しかし、近年では、子どもが靴のひもを結べない、スキップができないなど、体を上手にコントロールできない、あるいはリズムをとって体を動かすことができないといった、身体を操作する能力の低下が指摘されているとのことです。

平成24年より中学校で武道・ダンスの必修化が実施されたのも、こういった背景があるのかもしれません。

同ホームページでは、「子どもの体力の低下は、将来的に国民全体の体力低下につながり、生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下など、心身の健康に不安を抱える人々が増え、社会全体の活力が失われる事態が危惧される」との指摘もあります。

これらの大きな変化の要因は、食生活の欧米化が進んだ結果だと思います。戦前までの伝統的な日本の文化を捨ててしまった結果、体格は良くなったけれども、体力がなくなったのがと思います。

なぜ戦後の日本人は、食生活をはじめとした伝統的な日本文化を捨ててしまったのでしょうか。

日本は敗戦後7年半に渡り、GHQ (General Headquarters)に支配、管理されました。この間に受けた様々な影響がその一番の理由だと考えます。

戦前、戦中の日本の生活は貧しかったと思います。特に戦時中は、大変な我慢を強いられていたことでしょう。実は私の父も戦争経験者で旧日本陸軍の軍人として、満州に出兵していました。

父から聞いた話では、戦地では食べるものに困り、猫まで食べたといっていました。また、敵の弾に当たった軍馬も、歩くたびにその傷から勢いよく血が噴き出ていたため、そう長くないとの判断から銃剣で突いてとどめを刺し、その後皆で食べたそうです。

この様な極限の状態から一転して、敗戦後に多くの食料品がアメリカから入ってきたらどうなるでしょうか。それに飛びついてしまうのも仕方ないと思いますし、誰も責められないと思います。

当時の日本人と比べ、現在の日本人は種としての退化の傾向が進んでいると思います。日本の食生活の良い面を見直して、今まで捨ててしまったものを取り戻す必要があります。そうすれば再び日本人の強さと健康を手にすることができるのです。

先祖返り

先祖返りという現象があります。私の知人に自然農法家がいますが、その人の話で面白い内容がありましたのでご紹介します。

最近の野菜や果物は、F1種のものがほとんどです。「F1」というのは、生物学用語で、first filial generation 、交雑によって生まれた第一代目の子を意味し、日本語では「一代雑種」とか「ハイブリッド種」とも言われます。

これらの種は、一代目はちゃんとした野菜や果物になるが、その種を採種して2代目を作ると奇形のものができてしまいます。

しかし、それを3代4代と代を重ねて育てていくと、5代目くらいから先祖返りして、元の形質に戻るそうです。

また、金魚でも先祖返りが存在します。もともと金魚の先祖はフナで、それを人工的に品種改良して和金、琉金、蘭ちゅうなどと品種を増やし固定化しました。

札幌整体治療院 谷井治療室 ランチュウ画像

写真 1

札幌整体治療院 谷井治療室 奇形ランチュウ画像

写真 2 ランチュウ稚魚 「帆立」

上の写真は、蘭ちゅうという種類の金魚です。私も子供の頃に飼っていました。その一番の特徴は、背びれが無いことです。この金魚も、稚魚の段階で先祖返りしてしまっているものを選別していきます。

写真 1は、標準的な蘭ちゅうで、写真 2は稚魚の背中に本来は無いはずの背ビレが生えている、「帆立」と呼ばれるもので、これは子孫に遺伝するので、選別の対象となりハネられます。

この様に、金魚もいくら品種改良をしても、必ず先祖返りして元のフナに戻ろうとします。

自然界も同じで、スギやヒノキを植林した人工的な山も、人の手が入らないまま放置していたら、本来その土地に適合し自生していた植物に置き換わり、また一次林に戻っていきます。

人間も、様々な事情で退化しても、自然に即した生活に改めれば本来の体に戻っていく力を持っていると思います。

人は万物の霊長として賢いのかもしれませんが、完璧ではありません。間違いを犯して初めて気づくのです。そして、もうその時期にきているのではないでしょうか。

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