一人暮らし 2

大晦日の夜に、一人暮らしを決意し、町田を後に、目指すは、カイロプラクティックの学校がある亀有駅。

所持品は、掛布団と、毛布一枚と僅かな所持金のみ。

意気揚々と出発したのは良かったが、乗り込んだ小田急線が何と下北沢で終電となり、途中下車を余儀なくされる。

そこで私は、若気の至りで「電車が無いなら、歩けばいいや!」と、安易な判断をしてしまうのです。

ここまでが、前回のブログの概略です。今回は、ここからどうやって亀有のアパートまでたどり着いたかをお伝えします。

大きな袋に詰め込んだ掛布団と毛布を手に、下北沢駅を出て、とりあえず新宿を目指して歩きはじめました。地図も持たず、土地勘もなく、頼りは道路の案内標識のみ。

どの道をどう歩いたかは覚えていませんが、下北沢から新宿までは、何とかたどり着けました。ここからどうやって亀有まで行けばよいのか?そんなことを考えながら、とぼとぼと新宿御苑の横を歩いているあいだに、日付は変わって新年を迎えていました。

私は、甲州街道を四谷方面に歩いていました。東京といっても、さすがに大晦日から元旦にかけてこんなところを歩いている人はほとんどいません。今の様にコンビニも多くはありませんので、本当に寂しいビル街をただひたすら歩いていたのです。

寒くて暗い夜道を一人で歩いていると、なんだかとても不安な気持ちになってきました。自分の進む方向を確認するため、まわりをきょろきょろ見回し、道路標識や住所の書いてあるプレートなど、入手できる情報はなんでも取り入れ、歩き続けました。

周りをきょろきょろしながら、時には後ろも振り向き歩いていると、私の後方に人が歩いてくるのを発見。

徐々に、その人が近づいて来るのが分かります。

よく見ると、その当時、東京の街にあふれていた、イラン人でした。当時は、代々木公園付近や上野界隈に、多くのイラン人がいて、偽造したテレフォンカードを売ったりしていたのです。

こんな時間にイラン人が一人で、何で歩いているのだろうと不審に思いました。

後ろが気になり、何度も振り向きながら歩いていると、そのイラン人がだんだん近づいて来るではありませんか。ちょっと身の危険を感じたので、私は歩くスピードを急に速くしました。

しばらくして、イラン人との距離が少しは開いたかな? と思い後ろを振り返ると、なんと!イラン人は、更に近づいていたのです。

何でなんだ!ペースを上げたはずなのに・・・

私は、更に歩くスピードを上げました。

そして後ろを振り返ると、イラン人もペースを上げたようで、徐々に近づいて来るのがわかります。なんか犯罪の臭いがしてきました。

金をとられるのか、持っている布団が入っている袋に興味があるのか、それとも命まで・・・

行き交う車はあれど、周りに人はいません。

走って逃げようにも、布団と毛布を持っていたので、それはできません。私は必死になって、ただ歩き続けるしかありませんでした。すると、前方の大きな交差点の、歩行者用信号機が赤になってしまいました。私は止まらざるおえない状況です。ヤバイ! イラン人に追い付かれる。絶体絶命のピンチです。

チラッと後ろを振り返ると、イラン人はもうまじかに迫っていました。万事休すか・・・

「これは何かの間違いだ」「あのイラン人は悪い人じゃない」「そうだ、私の勘違いなんだ」

そんな自問自答の中、交差点の前方に目をやると、人が立っているではありませんか。よくみると、制服を着た警察官です。助かった!地獄に仏とは、まさにこの事です。

歩行者用信号機が青に変わり、前からお巡りさんが私に近づいてきました。私はホッとして、力が抜け動けなくなりました。

そして、後ろのイラン人が気になり、振り向くと、なんと! イラン人は、その警察官の姿を見て、Uターンしたのです。

あ~助かったと思うと同時に、一体あのイラン人は何だったんだろうと思いました。

お巡りさんが、私に職務質問をしてきました。

警官「こんばんは!」

警官「1月7日からアメリカのブッシュ大統領が、訪日しますので、特別警戒中なんです」といっていました。

1992年1月7日-10日、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領 が訪日して、宮澤喜一首相と首脳会談した年です。(首相官邸で宮澤首相主催の晩餐会で、大統領は体調不良のため途中退席したのを、ご記憶の方も多いと思います)

こんな時間に、大きな荷物を持って、皇居の近くを歩いている私は確かに不審者といわれても無理もありません。

警官「その荷物は何ですか?」

私「布団です」

警官「中を見させて頂いていいですか?」

私「どうぞ」

お巡りさんは、私が怪しいものでないことが分かると、気さくに話しかけてくれました。私も、先程のイラン人の話をしました。

「いま、不法滞在のイラン人が多く、指名手配されている者もいるので、注意してください」と言われました。

さっきのイラン人も、その一人だったのかな?

とにかく何事もなくてよかった。お巡りさんに感謝をして別れ、皇居の方へ歩きはじめました。

一人前のカイロプラクティックの施術者になるための道は遠く、まだまだ長い夜は続きます。

次号に続く・・・

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