関節にも遊びは大切です

今回のテーマは「関節の遊び」についてです。人間の身体には肩関節や肘関節、股関節や膝関節などの関節があります。

関節についてブログをまとめるにあたり、基本的なことに気づきました。

お恥ずかしながらカイロプラクティック、オステオパシー、整体治療の世界にいながら実際に自分の体にいくつ関節があるか数えたことがないのに気が付いたのです。

人体の骨の数は、約206個あります。約といったのは、尾骨や種子骨(しゅしこつ)などの数に個人差があるためです。

そして実際の関節の数は、その分類法によって数が変わってしまいますので、正確な数はまちまちですが、数百はあると思います。

関節(joint)とは、骨と骨との可動性の連結部。両骨の相対する面には軟骨の薄層があり、また周囲の骨膜内面から滑液が分泌され、運動をなめらかにする。  (広辞苑より)

この様に関節について説明されていますが、ここで取り上げる関節とは、一般的な可動関節の事を言います。

関節は関節包(かんせつほう)と呼ばれる袋に包まれています。この袋の中で様々な方向に関節は動きますが、その可動性のことを関節可動域と言います。

この関節可動域には、2つの範囲がありまして、1つ目は随意運動(自分の意志で動かせる範囲)の自動的可動範囲があります。この範囲の動きを、構成運動ともいいます。

2つ目は通常の随意運動では起こり得ない運動で、例えば随意運動に抵抗が加わったときに起こり、関節の構造的な許容限界まで動く運動です。また筋肉が完全にリラックスした状態で、他動的にのみ起こる関節面の動きで、離開(りかい)や滑りと呼ばれるものです。この動きは他動的可動範囲または、関節の遊び(joint play)とも呼ばれ、この範囲の運動を副運動と言います。

ちょっと専門的になりましたが、おわかりになりましたでしょうか? 

たぶんわかりずらいと思いますので具体的に説明しますね!

肘関節を例にすると、肘は主に屈曲と伸展の可動性があり、可動域には個人差がありますが、屈曲は約145度で、伸展は約5度となっています。(上腕と前腕がまっすぐな状態を0度とした場合)

自分の意志でひじを伸ばしていくと0度位のところまでは伸びると思います。これを自動的可動範囲と言い、この範囲の運動を構成運動と言います。

実はここから先にまだ伸ばせる可動範囲があるのです。古流柔術や柔道の関節技で腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)という技があります。この技は相手の肘関節を逆に伸ばして極めるもので、自分の意志で動かせる範囲を超えて、他動的可動範囲のいわゆる関節の遊び(joint play)の領域まで無理やり伸ばすことになります。

この関節の遊びの範囲を超えると、生理的な可動範囲の限界を超えてしまうため、腱の断裂や筋々膜の損傷、骨折などが起き、関節が破壊されてしまいます。

これを防ぐために、人間には「痛み」の感覚が備わっています。痛みを出すことでそれ以上関節が伸びないように警告しているのです。

つまりこの関節の遊びがあるから、全ての関節が痛みもなく滑らかに動かせるのです。もし関節の遊びが無かったら、関節を動かすたびに痛みに襲われ体を動かすこともままならなくなります。

実際の臨床の現場で、肩や膝などの関節の痛みを訴える患者様の状態を調べると、特定の方向への関節の可動性の減少がみられます。特に関節の遊びの減少または消失によって関節の痛みが出ているケースが多々あるのです。

この関節を施術して正常な関節の遊びを取り戻すと、関節の痛みは消失するのです。この様に関節の遊びと言う、僅かな可動性の減少が、耐え難い痛みとして発現するのです。

遊びって大事ですね!

車のハンドルも僅かな遊びがあるお蔭で、運転しやすくなっています。もしハンドルに遊びが無かったら、まっすぐ走らせるだけでも一苦労だし、恐らく事故を起こしてしまうと思います。

遊びとは別の表現をすれば、「ゆとり」や「寛容」、「柔軟性」とも言えますし、「間」とも解釈できます。

私の治療院では、診断の要としてキネシオロジーテストを行いますが、あらゆる面で「ゆとり」や「余裕」がないと、キネシオロジーテストの診断結果も間違ったものになってしまいます。

関節は、骨と骨とのつなぎ目で、関節腔という隙間が空いています。この隙間のお蔭で関節は動けるので、「間」は大切です!

話しがちょっと脱線してしまいますが、歌手の野口五郎さんが以前テレビで「間」について発言していました。野口五郎さんと言えば、私の世代なら知らない人がいない新御三家(西城秀樹、郷ひろみ)の一人で、歌もさることながら、駄洒落などで人を笑わせることにも長けています。

この野口五郎さんが、『カックラキン大放送!!』という番組で、堺正章さんや、井上順さんなどから笑いの「間」を学んだと言っていました。この「間」によって人を笑わせることができるようになったそうです。

そして、野口五郎さんは次のように言っていました。

笑われる人は沢山いるが、笑わせる人は少ない。

関節も、車のハンドルも、人間関係も「遊び」「寛容」「ゆとり」「柔軟性」「間」がとても大切なのがわかっていただけましたでしょうか?

「間」が無くなると「間抜け」になってしまいますので、私も間抜けにならない様に、遊び心を持って生きてゆけたらと思っています。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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