健康と国家

札幌整体治療院 谷井治療室 大隈重信画像

【大隈重信】

先日、石原結實医師の「医療が日本を殺す」という著書を読んでいて、おもしろい記事が載っていたので、転載しました。

以下の文章は、石原医師が京都大学名誉教授の中西輝政先生の『なぜ国家は衰亡するのか』(PHP新書)のなかで、栄華を極めた大英帝国が、第一次世界大戦、大恐慌、第二次世界大戦を経て、1950~60年代にかけて衰亡していった原因について述べられている。

具体的には、ローマ帝国の衰退と大英帝国の衰退の共通項について書かれた、英国で出版された本を参考に、12の要点にまとめている。

(1)都市生活を享受する若者

大都市(メガロポリス=ローマやロンドン)での生活が非常に快適で刺激に富んだものだったため、多くの若者が大都市から離れたがらなかった。

(2)海外勤務を嫌う人々

大英帝国を支えていた海外進出と移住を、若者たちはかなり好条件でも厭う傾向が出てきた。また、イギリス経済の支えであり、世界支配の要であったイギリス商船の乗組員になりたがる若者が減り、イギリス船におけるイギリス人船員の比率が低下した。

(3)海外旅行の大ブーム

イギリスの「下層中産」と呼ばれた大衆の間でも海外旅行が大ブームになり、ヨーロッパ各地に物見遊山に出かけた。

(4)温泉ブームに沸く世紀末

イングランド西部のバースという温泉町や、ドイツのバーデン・バーデンがイギリス人の憧れの的になった。
古代ローマでも、カラカラ大浴場(216年完成)のにぎわいでわかるように、大変な入浴ブームがあった。
ちなみに、この温泉ブームは、大都市生活のストレス、あるいは進んだ管理社会のストレスから来ていたのであろう、とのこと。

(5)イベントだらけの生活

展覧会、博覧会、スポーツの試合といった催し物に、当時のイギリス人が血眼になった。たとえば、イベントがあると一番乗りを目指して、前の晩にとどまらず2日も3日も前から、長蛇の列ができたという。

(6)古典から離れて軽薄な趣味へ

(7)文字よりマンガ

「グラマー・スクール(日本の旧制中学のようなもので、当時としては高等の教育機関)を卒業したほどの知的な若者が、イラスト入りの新聞しか読まなくなった」と当時の新聞の批評欄に掲載されていたという。

(8)健康への異常な関心

新聞が競って健康についての記事を掲載し、雑誌が健康法についてたびたび特集を組む。

(9)新興宗教が登場して隆盛

大英帝国だけでなく、ローマ帝国でも同様の現象が起こっていた。

(10)ポピュリズムの横行

誰にも迷惑をかけなければ、何をしても許されるという「好き勝手」という大衆感覚が広がった。

(11)「女性進出」現象や女権拡張運動で社会規範が崩壊

ローマ帝国の繁栄期にもローマの女性が一斉に自己主張を始めた。

(12)グルメブーム

イギリスでは、20世紀初頭に起こった。ローマ人の美食は、国を衰退させる大きな要因の一つになったとされている。

こうした諸現象は、現代の日本に起こっている現象と酷似している。日本も衰亡の道を辿っているのではないかと、石原医師は警鐘を鳴らしています。

勤勉さを失い、快楽主義に走り、我がままや自己主張ばかりとなったら、確かに先は知れていると思いますが、国家の事だけでなく、一般家庭の中の事としても、または一個人としても当てはまると思います。

以前のブログでも書きましたが、ローマ帝国は豊かさゆえに滅亡したといわれています。人は一度豊かな暮らしを経験してしまうと、なかなか元の貧しい生活には戻れず悩み苦しむものです。

でも人生よい時ばかりではありません。どんな人でも苦境に立たされる時があります。この様な時にどう生きればよいのかの一つの指針が以下の文章から読み解くことができます。

大隈重信(おおくま しげのぶ)は日本の内閣総理大臣(第8、17代)であり、早稲田大学の創設者でもあります。

彼が学生たちに、こんな講演をしています。

「諸君が世の中を渡っていくうちに、やむを得ず、志を曲げざるをえない事態に遭遇することがあるだろう。世渡りというものはそういうものだが、なるべくは節を屈しないでいる方がよろしい。それにはどうすればよいか。ふだんの心がけが肝心である。その心がけというのは、自分の生活を、いつでも収入に応じて縮めることができる、という決心を持っていることだ。

たとえば、百円の収入のあるものが、どうしても百円でなければ生活できぬという習慣をつけると、その人間はいくじがなくなる。百円の月給から離れたくないからである。たとえ明日から五十円の収入になっても、それで生活して見せる。そういう心の用意を持っていれば、人間はつまらぬことで節を屈しなくてすむ。

吾輩(わがはい)はいつでも生活を切り詰める用意を、腹の底に持っているんである」

江戸から明治、大正と激動の時代を生き抜いた大隈重信の言葉には重みがあります。この様な立派な先人の残した礎の上に我々は生活させていただいています。国民一人一人の生活習慣を含めた意識や健康の度合いが、国家の凋落に関係しているのはローマの歴史からもわかります。この様にならないようにと、自らの今までの愚行を反省しております。

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