整体とオステオパシーとカイロプラクティック

札幌で治療院を開業して早18年、その前の東京での書生時代も含めると26年以上を治療師の世界に籍を置いていることになります。

カイロプラクティックの専門学校に2年、あん摩・マッサージ・指圧の専門学校に3年お世話になり、専門学生時代も含め、その後もいくつかの治療院にお世話になっていました。その他の研究会、勉強会、セミナーなども当然ながら治療業界のもです。

時々ふと思うのは、自分の職業はいったい何なのだろうかということです。

国家資格としては、「あん摩・マッサージ・指圧師」ということになりますが、今の自分の治療形態から考えると、なんかしっくりこない響きです。

では、「カイロプラクター」はどうか。

これも違います。

それでは、「オステオパス」

これでもない。

それじゃー「整体師」

う~ん、やっぱりこれでもない。

気功師、祈祷師、魔術師、ペテン師・・・ん”?

わしゃーいったい何者なんだ!

結局のところ、法的には、「あん摩・マッサージ・指圧師」ということになり、それ以外の場合は治療家か治療師というところがいまのところ一番妥当な感じです。

整体、オステオパシー、カイロプラクティックとそれぞれ呼び名の違う徒手施術法が存在しますが、これらは何がどう違うのでしょうか?

オステオパシーは、1874年に、カイロプラクティックは1895年に共にアメリカで生まれた治療法です。

整体は、これらオステオパシー、カイロプラクティックの影響をかなり受けていると思います。大正から昭和期にかけて日本にオステオパシーとカイロプラクティックが入ってきました。これらをアレンジして様々な整体法が生まれたようです。

因みに、今では国家資格となっている指圧もそのルーツを探るとオステオパシーなどの脊椎矯正法に行きつきます。私がお世話になった長生学園の長生療術もオステオパシーにその起源があるのです。

カイロプラクティックもオステオパシーの影響を少なからず受けているでしょうし、その後もお互いが相互に影響しあっていると思います。

私がお世話になった、塩川スクールの塩川満章ドクターに聞いた話では、B.J.パーマーがHIO(ホールインワンテクニック)を開発するヒントになったのは、日本の柔道なのだそうです。柔よく剛を制すの如く、小さい人が大きな相手を投げ飛ばすのを見て、体の小さかったB.J.パーマーは感動したそうです。そして、ここからHIOを開発するに至ったということなのです。

この様に考えると、オステオパシーもカイロプラクティックも整体もお互いが何らかの繋がりがありますので、これじゃーどれも、おんなじじゃないか!と突っ込みを入れたくなるのも当然です。

現在は、それぞれの治療法が、それぞれを意識し、ある意味それぞれを認めつつも、また批判もしているのです。

私の友達に聞いた話ですが、彼が通っていたカイロプラクティックの専門学校の入学式で、学長の挨拶があり、「君たちは、単なる整体師とは違うんだ!」と叱咤激励されたそうです。

これってどうなのでしょう。自分たちのカイロプラクティックは整体よりも上だとでも言いたいのでしょうか。

また、ある療術の会合でカイロプラクティックの話をしたら、皆に袋叩きの様に批判され、吊し上げられてしまったと聞きます。

なんか敵対心の様なものを感じ怖いです。お釈迦様は「人間は等しく愚かだ」と言っていますが、なんだか情けなくなってきます。

実際は、それぞれの成り立ちから考えても、オステオパシーもカイロプラクティックも整体も厳密に言えば線引きはできないと思います。

また、同じカイロプラクティックの中でも、ディバーシファイド、HIO、ガンステッド、トムソン、ピアーズ、SOT、アトラスオーソゴナルなど様々なテクニックがあり、ひとくくりにカイロプラクティックとしていますが、それぞれに共通するところもあれば、かなり違う部分もあるのです。

オステオパシーや、カイロプラクティックはアメリカでは大学で教えられているだけあって、系統的に理論的に学問としての体系が出来上がっています。

それと引きかえ、日本の整体は玉石混交という状態は否めません。しかし、だからと言って、整体がレベルが低いというのは間違えです。実はアメリカの学位を持ったカイロプラクターでも玉石混交なのです。

先日アメリカから一時帰国した患者様からこんなお話を伺いました。アメリカでもカイロプラクティックの良い先生を見つけるのは難しいそうで、下手なカイロプラクティックの治療を受け、調子が悪くなり、別のカイロの先生に治してもらったと言っていました。

アメリカでも技術の差はかなりあるのです。この点は日本も同じですが・・・

本当に治す技術ということになると、学位や称号、ライセンスなどは全く役に立たなくなります。

昔読んだ剣豪の話に似たようなことが書かれていました。剣の戦いにおいて相手が「~流の師範」とかの肩書のある人ほど真剣勝負に弱いと書かれていました。肩書と実力は別物なのです。

日本は敗戦国です。戦後の日本はアメリカのものに憧れました。科学という名のもとにオステオパシーもカイロプラクティックも、日本人には過大に評価されたのではないでしょうか。

カイロプラクティックの3本の柱に「哲学」「科学」「芸術」がありますが、カイロプラクティックは科学なのでしょうか。今の医学が科学ではない様に、カイロプラクティックもまた然りだと思います。

ただ、整体よりは学問としての説得力があると思います。これが整体を下に見る原因なのかもしれません。

福沢諭吉の「学問ノススメ」に、その答えの様なものを読み解くことができます。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言われている__人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。」

これによると、学ぶ者は尊ばれ、学ばないものは蔑まれる、ということなります。だから学問を修めましょう!というのが福沢諭吉の持論です。

実際の臨床の現場では、座学だけのペーパードライバーでは全く通用しません。学問として発展したものを、実際に使える技術として昇華して行くことが大切で、ここからは一人一人の総合力となります。

科学という学問の段階は、万人向きの段階です。これを更に高め、感性、感覚のレベルに上げ、個の職人技になった時に初めて現場で使える自分の技術になるのです。

それなりに結果を出している治療家の先生は皆、自分だけのオリジナルの型と技を持っています。

結論としては、オステオパシーもカイロプラクティックも整体も本質は同じで、それを行う術者のレベルによって、その差が出るということではないでしょうか。

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仙腸関節と整体治療

仙腸関節は、骨盤の仙骨と腸骨を繋ぐ関節で、この関節自体を動かすことを目的とした主動筋が無いため、以前は不動関節と考えられていました。脚の動きや体幹部の動きの中で、受動的に動く関節で、数ミリの可動性があります。

私も専門学生時代に解剖実習で実際の死体の仙腸関節を見させていただきましたが、ホルマリンで固定されていたため、カチカチに固まっており、ここが本当に動くとは思えない状態でした。

しかし、カイロプラクティックの専門学校では、この仙腸関節の可動性を調べるために、徹底的に可動性検査(モーションパルペーション)の練習をさせられました。

動きの少ない関節なので、始めて間もない頃は全くその動きがわかりませんでした。苦労の甲斐あって、お蔭様で今では仙腸関節のズレや、浮腫、可動性の有無などを診断し、臨床で活かすことができる様になりました。

人体には、可動性の大きな関節がいくつもあります。例えば肩関節や股関節などは様々な方向に大きく動かせるために、その可動性の検査もわかりやすく教科書的な関節です。

しかし、仙腸関節はそれらに比べほとんど動きのない関節であるため、その動きを調べるのが難しく、整形外科的にも可動関節としての認識が低く、腰痛などの主原因としてはあまり重要視されていません。

私も整形外科に勤めていた経験が有りますが、カンファレンスで院長先生からレントゲン写真を見ながら様々なことをご教授いただきましたが、今思い返しても仙腸関節についての話題は一度も出たことがなかったです。

実際の臨床の現場でも腰痛を主訴とする患者様で、仙腸関節そのものの痛みを強く訴える例は少なく、仙腸関節炎など一部の場合に限られているのは事実です。

通常、腰痛といえば、腰椎、椎間板、腰部筋肉群などが、その原因としてまず疑われますが、実はレントゲン写真その他検査で、原因が特定される腰痛は全体の15%ほどで、残りの85%は鑑別診断がつかないものなのです。

結局この様な85%のケースでは、「腰痛症」などと病名のごみ箱的な診断名が付いてしまうそうなのです。

この様な原因不明の腰痛(実は腰痛だけではない!)に、仙腸関節が深く関わっているのです。

骨盤の骨はいくつかの骨が集まって出来ており、寛骨(かんこつ)は、もともと腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨が子供から大人になる過程(17歳頃)で、癒合して出来上がります。

仙骨も5つの仙椎が17~35歳位の間に癒合し一個の仙骨になります。

しかし、仙腸関節はいくら動きの少ない関節とはいえ、れっきとした関節なので生まれてから死ぬまでその機能を保持し、通常は癒合することはありません。

骨癒合するか、しないかは、火葬場で骨上げをすると分かります。寛骨や仙骨はそれぞれの骨が癒合しているので、骨の丈夫な方の場合、そのままの形で遺骨になってきます。

しかし、仙腸関節は癒合していないため、仙骨と寛骨は分かれてしまいます。少し話は横道にそれますが、頭蓋骨も様々な骨が組み合わさって出来ていますが、それぞれは癒合していませんので、縫合などその接合部から分かれて出てきます。

医学書を見ると、頭蓋骨は高齢になると骨癒合すると記載されていますが、私の父は享年95歳で亡くなりましたが、その頭蓋骨は側頭骨、蝶形骨、頭頂骨など縫合からしっかりと、きれいに分かれていましたので、明らかに骨癒合していないことが分かります。

話しを元に戻すと、仙腸関節の様に可動性の少ない関節が機能障害を起こすと、実は全身への影響が甚大となります。逆に大きな動きのある肩関節や股関節が少しくらい動きが悪くても、全身にはそれほど影響しないのです。

最終的にはキネシオロジーで診断しますが、仙腸関節は治療のメジャーポイントになることが多く、肩関節や股関節はメジャーポイントとしては扱わないことがほとんどです。

仙腸関節は上からの自分の体重と、下(脚)から突き上げる圧力や衝撃とが交わるポイントで、強い力がかかります。そのためカイロプラクティックではここを、体重軸受部(Weight bearing)と呼び、最重要な治療箇所として捉えます。

札幌整体治療院 谷井治療室 仙腸関節画像

仙腸関節の動きは僅かで繊細ですが、人体はこの動きによってさまざまなバランスをとっています。その一つは、免震構造としての役目です。よく高層ビルの地下の基礎部分には、防振ゴムを使った免震機構があります。大きな地震の際にこれが揺れを吸収しビル全体の揺れを緩和します。下の動画はその模型となります。

この機能により仙腸関節が衝撃を吸収し、背骨や頭部の揺れを防いでいるのです。人間にとって辛い動きの中に頭部を揺さぶられるものがあります。頭部はその中に脳を収めているため、ここを揺さぶられることは望まないのです。三半規管が頭部にあるのもそのためだと思います。

そして、もう一つの働きは呼吸と関連があるのです。呼吸といっても通常の肺呼吸ではなく、もう一つの規則的な動きがあり、脳脊髄液の循環にかかわっています。仙骨には脊髄硬膜の付着があるため、この循環に大きく関わっており、仙腸関節の僅かな動きがこれを可能にしています。

この様に仙腸関節はとても大切な関節であるのです。谷井治療室では、腰痛だけでなくあらゆる症状に対して、仙腸関節を必ずチェックし必要に応じて調整します。

皆様のお辛い症状の原因が、実は仙腸関節にあった! ということもありますので、どうぞご参考にしてみてください。

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日本人と肩こり

札幌肩こり専門整体治療院 谷井治療室 肩こりイラスト札幌で肩こりなどの整体治療を行う谷井治療室の谷井昌幸です。今回のテーマは日本人と肩こりについてです。

肩こりは、当院にご来院の患者様の中でも最も多い症状の一つです。よく英語には肩こりという言葉がないといわれますが、日本人が考える肩こりに相当する英語は、「stiff shoulder」になるそうです。しかし、これは正確な表現ではないようです。「stiff shoulder」だと、肩関節や肩甲骨周囲のこりというニュアンスが強くなります。

しかし、日本人の言う肩こりは、主に首から肩上部にかけての僧帽筋の上部のこりを指しますので、「stiff neck」の方がいいのかもしれませんが、これも我々日本人の肩こりとはちょっと違うような気がします。もともと日本人よりも欧米人の方が肩こりが少ないようですが、昨今のパソコンやスマートフォンなどの普及により、欧米人にも肩こりが増えているようで、「neck tension」(直訳すると首の張り)という言葉も出てきたそうです。(この言葉が定着するかは不明ですが)

ところで、「肩が凝る」という表現を日本で初めて使ったのは、夏目漱石だと言われています。明治期の終わりに書いた小説『門』に出てくるのですが、肩が張るという表現は、それ以前からあったそうです。

日々の臨床で患者様の肩こりを診させていただく中で、体型と肩こりは関連が深いと思っています。「なで肩」と、「いかり肩」とでは、圧倒的になで肩の方が肩こりになりやすいのです。そこで欧米人と日本人の体型を見ても日本人の方が、なで肩が多いのではないでしょうか?(特に女性にその傾向が強いと思います)

また肩こりは筋肉の量にも関係していると思います。日本人よりも筋量の多い欧米人の方が、肩こりが少ないようで、筋量が多い分姿勢を保持する能力にも長けているようです。

また、日本人は正しい姿勢を無理に取ろうとして、かえって筋疲労を強めているのではないでしょうか。背筋を伸ばして美しい姿勢を保持しつづけることは、短時間ならまだしも長時間になると僧帽筋をはじめとした筋肉にかなりの負担を強いることになります。そもそも、関節や筋肉は動くための構造物なので、同じ姿勢で動かさないようにしていること自体に無理がかかってしまうのです。

つまるところ、日本人に肩こりが多いのは、体型や筋量の問題と習慣的な姿勢の問題に加え、同じ姿勢での長時間労働をも厭わない勤勉さが関係していると思います。

最近の臨床で感じることは、肩こりの重症化による頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、首や肩から手までの痛みやしびれなどの神経症状、自律神経失調症などが原因の不定愁訴が急増していることです。これらの原因は、パソコン病ともスマホ病ともゲーム病とも言われる現代生活の歪みが主たる原因ではないかと思っています。

松井孝嘉先生の提唱している、頸性神経筋症候群(CNMS) は首こり、肩こりが原因で次のような17の症状が起きるとされていますが全くその通りだと思います。

緊張型頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ、パニック障害、ムチウチ、更年期障害、慢性疲労症候群、ドライアイ、多汗症、不眠症、機能性胃腸症、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、血圧不安定症、VDT症候群、ドライマウス

上記のような症状で、根本的な原因の首こり、肩こりを治療しないで、病院を受診し間違った薬物療法を受け続けていると、症状が複雑化し本当のうつ病などになってしまう場合もあると松井先生は警鐘を鳴らしています。

確かに様々な不定愁訴が、全身のバランスをとることで解消することが、私の臨床においてもみられますので、やはり原因としての首こり、肩こりをしっかり治すことが第一義的に必要であると私も感じています。

日本人の勤勉さが仇となり、さらに昨今のパソコンなどの普及と相まって急増している首こり、肩こりですが、重症化しない様に全身のバランスを調整することを強くお勧めいたします。

そのために当院で行う整体治療である、カイロプラクティックやオステオパシー、MTS療法は、有効な手段の一つであると自負しております。

たかが肩こり、されど肩こりです!

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ハングリー精神

札幌整体治療院 谷井治療室 熊沢蕃山画像

【熊沢蕃山】

東京出身の私が北海道札幌市に来たのが、平成11年5月4日です。月日の経つのは早く、お蔭様で今年で18年目に突入いたしました。よそ者の私を温かく迎えてくださった北の大地の皆様には、本当に大変感謝しております。

今回は、北海道で出会った治療業界の皆様について書いてみたいと思います。

北海道という土地は、日本列島の中でも特殊な土地で、良く言えば独自性がある、悪く言えば、孤立している土地といえます。

本州からは、津軽海峡で隔てられている(ブラキストンライン)ため、交通手段が限られています。因みに動植物も本州と北海道では全く別の種類のものがいます。(ヒグマ、キタキツネ、エゾシカ、エゾリス、エゾモモンガ・・・など)

 

また、ベルクマンの法則のごとく、クマもシカも大型のものが生息しています。

話しが少し脱線してしまいましたので、整体治療の話題に戻しますね。治療業界も技術的なものを含め、日進月歩で日々新しい情報を仕入れていかなければ、時代の流れに取り残されてしまいます。インターネットの時代になり、どこにいても情報は手にすることができますが、カイロプラクティックやオステオパシーなどの技術の習得となると、実際にセミナーに参加し実技を学ばないといけません。

セミナーの開催場所のほとんどが、東京や大阪など本州の大都市圏になります。そこで北海道の同業者は、決して安くはない交通費をかけて本州へ学びに行きます。また、ほとんどのセミナーは午前中から開催なので、当日に移動していたら間に合わず、前日に現地入りしてホテルに泊まることになります。これでまた出費がかさみます。

そして、セミナーが終わってその日のうちに北海道に戻ると夜の10時~11時で、次の日は普通に仕事をこなさなければなりません。はっきり言って体力いります。

この様なハンディキャップを乗り越えて、北海道の同業者の皆様は、技術の研鑽に励んでいます。

しかし、距離的な問題があるため、どうしてもセミナーへの参加回数は、東京などの方にはかないません。

では、北海道の治療家は、レベルが低いのでしょうか?

結論から申し上げると、間違いなく「レベルは高いです!」と言えます。

本州の方は、セミナーに関しては恵まれすぎている環境です。私も北海道に来て初めてそれを実感しました。そのため、ありがたみが薄れ、向上心も薄れてしまいます。

逆に北海道の先生方は、セミナー選びから真剣勝負で、常に自分には何が足りなくて、何を克服すればステップアップできるのかを考えながら、自分に必要なスキルを身に着けるための最適なセミナーを探しています。

そして、セミナーでの学ぶ姿勢も、わざわざ北海道から来たのだから「すべてを持ち帰る!」という気概で参加しています。(勉強嫌いだった私でも、今ではこんな感じで学んでいます。)北海道の先生方は、そう言った意味ではハングリーで意識が高いといえます。

 

不遇な環境での学びの大切さを伝えたエピソードがあります。

江戸時代の陽明学者、熊沢蕃山(くまざわばんざん)と、その師の中江藤樹(なかえとうじゅ)にはこんなお話しがあります。

熊沢蕃山は、中江藤樹のもとにやってきて、その教えを垣根越しに聞いていました。蕃山は貧しかったため講義を聴くのにも仕事の合間に山二つ越えて、藤樹の話を聞きに通っていました。


ある日、藤樹が「そんなに私の話が聞きたいのなら、うちの馬小屋が空いているからそこに住んだらどうだ?そうすれば山を越えてくる必要もないだろう」と言いました。


しかし蕃山は「先生のお気持ち、感謝しきれないくらいありがたく思います。けれども、私が自分を励ますために、どうかこのままでいさせてください」と訴えた。

要するに、熊沢蕃山は、わざわざ山を越えて、遠い道のりを通ってくるからこそ意味があると言いたかったのです。逆境があるから成功もあるのです。

 
人間生きて行く上で様々なプレッシャー(圧力)がかかります。その圧力に負けない自分をつくっておかないと、プレッシャーに負けてしまいます。蕃山は楽な流れに抵抗し、自らを高めていったのです。
 
人間の筋肉もある程度の負荷をかけないと発達しません。植物の根も過酷な環境程、しっかりしたものになります。植物の花も環境に恵まれすぎると咲きません。畑の麦も踏まれることで更に強くなります。
 

昔から、人が心身ともに健康で丈夫に育つには「三分の飢えと、三分の冷え」が大切と言われます。心も体も恵まれすぎた環境では弱くなってしまいます。そこであえて自らを厳しい環境へもっていき、克己心、ハングリー精神を高めていくことが大切だと思います。

北海道の諸先輩方に、このようなハングリー精神をとても強く感じました。私も見習いたいと思います。

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整体治療と忍耐

札幌整体治療院 谷井治療室 帆船イラスト日々の臨床で整体治療を行っていると、とんとん拍子に改善する方もいれば、なかなか結果が出ず、私も患者様も辛抱を強いられるケースも多々あります。どちらかというと、後者の方が多いかもしれません。

谷井治療室という船は、まだ見えざる治癒という希望の陸地を見据え、オステオパシー、カイロプラクティック、MTS療法、キネシオロジーテストというツールを駆使して、どんな荒波も乗り越ええて行かなくてはなりません。患者様も同じ船の乗組員として、治癒という彼の地への航海を共にするのです。

ただ患者様は、途中での下船は自由に許されています。治癒という希望の陸地は、いつ目の前に現れるかは誰にもわからないため、この船の航海には忍耐が必要になります。

これはある意味で苦境であり、苦難、災難、困難が付きまとう船旅となることもあるでしょう。こういう苦しい状況を乗り越えてゆくためのヒントになる言葉を見つけました。

・己自身と闘うことこそ最も困難な闘いであり、 己自身に打ち克つことこそ最もすばらしい勝利である                             (ローガウ   ドイツの詩人)

・苦しいときに、にがい水を飲まなかった奴は、ひだちが悪いよ。おれは「苦労」を、おれの「先生」だと思っているんだ(山本有三 ・大正昭和時代の作家) 

・寒さにふるえた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る(ウォルト・ホイットマン ・アメリカの詩人 )

・忍耐はありとあらゆる困苦に対する最上の治療なり(プラウトゥス   ・ローマの喜劇作家)

・狭き門より入れ、滅びにいたる門は大きく、その路は広く、之より入る者多し。(マタイ伝七章十三節」より)

・神は勇者を叩く(フリードリヒ・フォン・シラー   ・ドイツの詩人・劇作家  )

・行き詰りは展開の一歩である(吉川英治)

・避けられないことを避けようとする人は、そのことに一生支配されます。(加藤諦三)

・勇気と忍耐力があれば、どんな困難も打ち破り、どんな障害物も消し去るほどの魔法のような力が湧いてくる。(ジョン・クインシー・アダムズ・第6代米国大統領)

・つむじ風はひと朝と続かず、豪雨は一日と続かない。(老子)

・人間としての真の偉大さにいたる道は、ひとつしかない。それは何度もひどい目にあうという試練の道である。(アインシュタイン)

・悪い時がすぎれば、良い時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は、必ず時の来るを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るを待つ。(松下幸之助・パナソニック創業者)

・悩みを笑い飛ばせるようにならないと、年をとったときに何も笑えるものはなくなる。(エドガー・W・ハウ・小説家)

・やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。(デール・カーネギー・思想家)

・今までの僕の記録はみんな、耐えることで作られてきたんです。(王貞治)

・本当に重要な人間で、多くの苦難を受けずに生きた人はかつてなかった。(ヒルティー・哲学者)

・偉大なる才能は、試練によっていっそう鋭く育まれる。(トインビー・歴史家)

・逆境や試練を「勉強」という言葉に置き換えなさい。 それを乗り越えたとき、あなたは一段とスケールの大きな人間になります。(ジョセフ・マーフィー・思想家)

・どんな失敗にも対処法はある。要はそれを見つけることだ。道に障害物があれば、迂回しなさい。(メアリー・アッシュ・実業家)

・どちらの方向に足を向けても困難が私たちを待ち受けています。人生ある限り困難は必ずついてまわります。こうしたものはその人の人格から作り出されるのです。( ヘレン・ケラー・教育家)

・逆境においては、人は希望によって救われる。(メナンドロス・作家)

・困難と障害とは、いかなる社会にとっても、力と健康の価値ある源泉である。(アインシュタイン・物理学者)

・何事につけても、希望する事は絶望するよりもよい。可能なものの限界をはかることは誰にもできないのだから。(ゲーテ・詩人)

・本当の人間の価値は、すべてがうまくいって満足しているときではなく、試練に立ち向かい、困難と闘っているときにわかる。(マーティン・ルーサー・キング・公民権活動家)

・逆境はそれまで開いたことのない魂の目を開いてくれる。(メーテルリンク・作家)

・どうせ生きているからには、苦しいのは当たり前だと思え。(芥川 龍之介・作家)

・「闇があるから光がある。」 そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光のありがたさがわかるんだ。 (小林多喜二・作家)

・まず、悪いことに耐え、続いてそれを理解し、それから学ぶことです。(ジェームズ・アレン・思想家)

以上の名言を病苦に悩む方々にと思ってブログを書いてきましたが、結局こういうものは書いた本人に一番必要なのだと気づきました。

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ぎっくり腰の整体治療

札幌でぎっくり腰の整体治療なら谷井治療室

札幌ぎっくり腰整体治療院 ぎっくり腰画像ぎっくり腰の整体治療についての詳しい説明は、以下のアドレスをクリックしてご覧ください。↓ ↓ ↓

札幌整体ぎっくり腰専門整体治療院 谷井治療室 http://www.taniithiryousitu.com/strained-back/

ぎっくり腰とは、突然の腰の痛みに襲われ、そのほとんどが強い痛みのために体を動かすことが困難になる急性の腰痛症です。

ギックリ腰の原因としては、腰部の筋肉や筋膜、腰椎椎間関節の関節包の捻挫によるものと思われます。

ぎっくり腰の患者さんの臨床上の特徴は、腰部の筋肉の硬さのアンバランスが見られます。例えば、腰部の筋肉を触診すると、右の腰部の筋肉は柔らかく平坦な感じがするけれど、逆に左は硬く盛り上がっているという感じです。

ぎっくり腰の方は、この腰部の筋緊張の左右差と同時に、腰椎の捻じれが混在しています。腰椎は側方への弯曲と、回旋が複合した形の歪みを持っています。これにより、腰椎間を繋ぐ椎間関節に無理がかかる状態が起こります。特に椎間関節を包む関節包に無理な力がかかり続けます。

常に関節包に無理な力がかかっているため、そこには余裕がない状態が続いています。そのため、ちょっとしたストレスがかかると、破綻を来たし、ぎっくり腰となってしまうのです。

ぎっくり腰整体治療の関連筋

ぎっくり腰整体治療院 札幌 腰方形筋画像

【ぎっくり腰整体治療の関連筋 腰方形筋】

腰部の筋肉もまた然りで、緊張に左右差があるということは、一方は頑張り過ぎになり、逆側はさぼり気味になります。ぎっくり腰の整体治療において最も重要な腰部の筋肉は腰方形筋です。この筋肉はぎっくり腰だけでなく、坐骨神経痛や、脊柱管狭窄症などその他の腰痛症における整体治療にも欠かせない筋肉です。

腰方形筋は、ぎっくり腰の整体治療で見逃されがちな部位で、通常の整体やマッサージなどでは脊柱起立筋群は重要視するが、腰方形筋の方は割愛されてしまいます。その理由は、腰方形筋の位置が腰部外側の深部に位置するため、整体治療の際に触診や施術がしづらいということからです。

ぎっくり腰の際には、腰方形筋の緊張が強くなり、特にその左右差が強くなります。実はこの緊張は、ぎっくり腰になる前から存在しているのです。日常の悪い姿勢や、疲労の蓄積で骨盤や腰椎の歪みが強くなると、腰方形筋が緊張度を増して、それ以上歪まない様に筋肉による自然のコルセットをつくります。

しかし、頑張り続けている側は常に仕事をし続けていることになりますので、疲労の蓄積が起こりやすく、こちらも破綻を来たし、ぎっくり腰となってしまいます。

腰部の筋肉を包む筋膜も、緊張を強いられている側は、いわゆる肉離れを起こしやすくなり、これが破綻を来たすと、ぎっくり腰になるのです。

この様にぎっくり腰の原因部位は様々ですが、その背景には体のバランスの左右差が大きいという根本的な原因があるのです。ぎっくり腰は一度なると繰り返しやすいとよく言われます。それは何故かといいますと、ぎっくり腰とは、急性の腰痛症または、腰部捻挫の急性症状のことを言いますので、そこには炎症反応があります。この炎症は1~2週間もすれば、たいがい治まってしまいます。

しかし、ぎっくり腰の原因である、身体のアンバランスは残ったままなので、疲労やストレス、無理な姿勢などが重なると、左右差が強くなり再びぎっくり腰を起こしてしまうのです。

ぎっくり腰は、症状としては腰が痛いので、治療のポイントも腰ばかりに目が行きがちですが、実は腹部の筋肉に問題があるケースが多くあります。腹部の筋肉と言っても表層部の腹直筋や、腹斜筋などではなく、深層部の筋肉になります。

札幌 整体ぎっくり腰治療院 大腰筋画像

【ぎっくり腰整体治療の関連筋 大腰筋・腸骨筋】

その筋肉は、大腰筋と腸骨筋です。これらの筋肉は腰椎を前面から支える重要な筋肉で、腹部の最深部にあるため触診が難しく、的確に診断し施術することを困難にしています。

ぎっくり腰の際には、大腰筋の緊張に左右差を生じます。これにより、ぎっくり腰の患者様の立位の姿勢を見ると、前傾姿勢になり腰がくの字に曲がった形になります。

ぎっくり腰の整体治療で、この大腰筋と腸骨筋が的確に治療されると、ぎっくり腰の回復が劇的に良くなることがありますので、絶対に外せない筋肉です。

ぎっくり腰整体治療と仙腸関節

札幌ぎっくり腰治療院 谷井治療室 骨盤画像

【ぎっくり腰整体治療の重要部位 仙腸関節】

また、ぎっくり腰やその他の腰痛症に関わる重要な箇所が、骨盤の仙腸関節になります。この関節の機能障害が全身のバランスを崩す大きな要因になります。谷井治療室では仙腸関節を細分化して矯正する独自の治療方法を行っています。

次に重要な関節が第5腰椎と仙骨の間の腰仙関節と、第4腰椎と第5腰椎の間の椎間関節になります。この2か所は腰部椎間板ヘルニアの最も多く発生する部位で、力学的にも大きな力がかかる部分です。腰椎の椎間関節の関節機能の改善にも、様々な治療法がありますが、ぎっくり腰の患者様でも痛みや無理のない方法で的確に施術します。

これらの理由から、ぎっくり腰の整体治療で大切なのは、左右差と前後差のないバランスのとれた状態に調整することです。きっくり腰になりやすい方は、「ぎっくり腰の芽」をもっています。その芽を摘まないと、ぎっくり腰を繰り返しやすくなってしまうのです。

そのためには、まず正しい診断が大切になります。谷井治療室では、キネシオロジーテストを使って、ぎっくり腰の真の原因を調べます。そして、オステオパシー、カイロプラクティック、MTS療法などを用いて、それぞれのぎっくり腰の状態に合わせた施術を的確に行います。

巷では、「ぎっくり腰一発解消!」「ぎっくり腰を一発で治す!」などの宣伝を見かけますが、谷井治療室ではそのようには考えていません。何故ならば、ぎっくり腰は腰部周辺のケガと捉えていますので、いくら良い治療をして、治るべき環境を整えても、ケガが癒えるまでにはそれなりの時間は必要なのです。

ただし、整体治療を何もしないよりも、確実に回復は早くなります!

的確に整体治療をすることにより、バランスの良い身体となり、ぎっくり腰が治りやすく、再発しづらい状態になります。

ただし、いくら整体治療でバランスを整えたといっても、これは恒久的なものではなく体は日々変化していきます。

ぎっくり腰の芽を育てないで、快適な毎日を過ごすために定期的な施術をおすすめいたします。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

ご予約は 011-261-7866 にお電話下さい。

札幌市のキネシオロジーの谷井治療室のホームページ

北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1ロジェ札幌25-901

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