関節は動かさないと錆び付きます

札幌整体治療院 谷井治療室 錆びた南京錠画像私達人間は動物なので当然、動くことができます。そのために動くための様々な機能を与えられています。関節、筋肉、腱、靭帯などは、体を動かすためのパーツとなり、これらを使わないと確実に機能が低下していきます。

最も顕著な変化を示すのが筋肉です。廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)といって、使わない筋肉はやせ細ってしまい、筋力低下を起こしてしまいます。

ドイツの発生学者のヴィルヘルム・ルー(Wilhelm Roux)は、ルーの法則を発表しました。

  • ●活動性肥大の原則
  • ●不活動性萎縮の法則
  • ●長期にわたる機能向上制限による器官の特殊な活動能力減退の法則
  • ●合目的的構造の機能的自己形成の原理

ちょっと難しい表現ですので、わかりやすい平易な表現で説明すると、筋肉は適度に使えば発達する。使わなければ衰える。使いすぎると機能低下するということです。

関節も使わないと、動きが悪くなります。極端な例を申せば、骨折などでギプス固定をすると、関節はカチカチに拘縮し固まってしまいます。よって術後のリハビリの目的は、この関節の拘縮をとり除くとともに落ちた筋力を回復させることにあります。

しかし、動かしているから大丈夫ということも当てはまらない場合があります。それは、特定の関節の拘縮、固着(フィクセーション)がある場合です。脊椎にも多くの関節がありますが、その全てが健全に可動性を保っていれば問題ありませんが、そのようなケースはほとんどといっていいほどありません。

背骨の関節のどれか一つでも動きが悪い所があると、そこから関節の錆び付きが始まります。一ヶ所動きの悪い関節があると、それを補おうとして、代償作用が起き、それ以外の関節がその部分よりも可動性が増えてしまう(カンパンセーション)ことがあります。これにより動かないところはますます動かないままになり、動き過ぎるところは、過可動性となり関節を痛めてしまいます。

関節内には滑液という潤滑液がありますが、関節を動かさないと、この滑液の回りが悪くなり、結果として関節が錆び付きを起こします。ドアの蝶番や、機械の歯車なども動かさなければ固まってしまいます。

人間は二十歳を過ぎる頃から老化が始まります。若いうちはその変化が緩やかなので、自分が老化していることに気づきませんが、40歳を過ぎてくるとそのスピードも速くなります。昔の化粧品会社のキャッチコピーに「25歳はお肌の曲がり角」というものがありましたが、25歳でも確実に老化が進行しているのです。

シニアの陸上競技の選手をしていた先輩から聞いた話では、シニア世代になると、どんなにトレーニングを積んでも、競技成績は毎年確実に落ちていくそうです。そして、トレーニングによってその落ちる程度をいかに少なくできるかが課題だと言っていました。

皆さんも思い当たることがあるのではないでしょうか。数年前にはできたのに、今はできなくなったことなど自分の体力、身体能力の低下を考えてみてください。

歩くスピードが遅くなったとか、階段の昇り降りがきつくなったとか、段差でつまずきやすくなったとかいろいろあると思います。

10年前と今の体力の変化は誰でもわかると思います。5年前、いや3年前でもわかるかもしれません。では昨日と今日とではどうでしょうか。実は、この変化は毎日起きているのです。当たり前のことですが、昨日より今日の方が1日分、細胞も老化しているのです。

人は毎日確実に老化しているのですが、その変化があまりにも微小なため、それに気づかないだけなのです。お肌の状態も、筋力も、柔軟性も、脳細胞も日々老化しているのです。

四苦八苦という言葉がありますが、私がお世話になっていた専門学校が仏教系の専門学校だったこともあり、仏教聖典をはじめ授業で私もこれらの事に触れる多くの機会をいただきました。

四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における人の苦の分類で、 苦とは、「思うようにならない」ことを意味します。

根本的な苦を生・老・病・死の四苦とし、 根本的な四つの思うがままにならないことに加え、

  • 愛別離苦(あいべつりく) – 愛する者と別離すること
  • 怨憎会苦(おんぞうえく) – 怨み憎んでいる者に会うこと
  • 求不得苦(ぐふとくく) – 求める物が得られないこと
  • 五蘊盛苦(ごうんじょうく) – 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと

の四つの苦(思うようにならないこと)を合わせて八苦と呼びます。

この様に、老いて病んで死んでゆくことは何人といえども避けられないことですが、その中でどのような心持で、しっかり生きていくかで心身の健康状態に大きな差が出ます。

よく健康長寿とか、ピンピンコロリといいますが、この様になるにはどうしたらいいのでしょうか。その答えは、自然に即した生き方をすればいいのです。こんなことを言うと身も蓋もないとお叱りを受けるかもしれませんがこれは真理であり、法則には逆らえないのでお許しください。

自然に即したとはどのような事かといいますと、楽をしないことです。筋肉も関節も動くためにつくられたものなので、一生涯、動かし続けることが大切です。ラマルクの用不用の法則がありますが、確かに使わないところは、その機能が衰えてしまうのです。筋肉も、脳も使わないと機能低下が著しくなります。

具体的にはどうしたらよいかといいますと、車などの乗り物に乗る機会を減らしてよく歩く、エレベーターやエスカレーターをやめて階段を使う、柔軟性の向上のためにストレッチ体操などを取り入れる。とにかく動かせるところを、動かすということです。

よく動かすとは別の表現をすれば、様々な刺激を与えるということです。筋トレも筋肉に対する負荷という刺激ですし、勉強は脳に対する刺激です。

この刺激を与えることには、ちょっとしたコツが必要です。人間の身体は同じ刺激に対しては順応(慣れ)ということが起きてしまい、ある時点からはその刺激に対しての反応が鈍くなってしまうのです。

例えば筋トレでも、同じ種目を同じ重量で、同じセット数、同じレップ数を繰り返していると、筋肉はそれに慣れてしまい、それ以上の筋力の向上は望めなくなります。これを回避するために、種目を変え、重量を増やし、セット数やレップ数に変化を付けることで慣れを防ぐのです。

また様々な刺激を体に与えるということの一つに、私の行っている整体治療もそれに該当します。神経伝達を整え、関節の可動域を改善し、筋膜の癒着を調整し、気の流れ、血液循環を改善することは、体にとって大変良い刺激になるのです。

整体、カイロプラクティック、オステオパシー、MTS療法にはそれぞれの関節の錆を落とす効果があります。

この様に、ケアをしながらトレーニングを続けることが最も効率が良い方法なのです。トレーニングとは、鍛えるということで、これはある意味では壊す作業でもあるのです。壊して再生して、また壊してと繰り返すのが筋トレの真の目的です。

そのためやり過ぎると壊れすぎてしまい、再生(リカバリー)が追い付かずケガをしてしまうのです。プロスポーツ選手なども、トレーニングとともにマッサージや整体治療なども取り入れているのはそのためです。

厳密にいうと、微細なレベルでは日々の活動で、僅かづつ細胞は壊れているのです。

健康な生活のために、怠惰にならずによく体を動かし様々な刺激を与え、整体治療などで時々、全身のバランスを調整してあげるといつまでも元気でいれると思います。

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関節にも遊びは大切です

今回のテーマは「関節の遊び」についてです。人間の身体には肩関節や肘関節、股関節や膝関節などの関節があります。

関節についてブログをまとめるにあたり、基本的なことに気づきました。

お恥ずかしながらカイロプラクティック、オステオパシー、整体治療の世界にいながら実際に自分の体にいくつ関節があるか数えたことがないのに気が付いたのです。

人体の骨の数は、約206個あります。約といったのは、尾骨や種子骨(しゅしこつ)などの数に個人差があるためです。

そして実際の関節の数は、その分類法によって数が変わってしまいますので、正確な数はまちまちですが、数百はあると思います。

関節(joint)とは、骨と骨との可動性の連結部。両骨の相対する面には軟骨の薄層があり、また周囲の骨膜内面から滑液が分泌され、運動をなめらかにする。  (広辞苑より)

この様に関節について説明されていますが、ここで取り上げる関節とは、一般的な可動関節の事を言います。

関節は関節包(かんせつほう)と呼ばれる袋に包まれています。この袋の中で様々な方向に関節は動きますが、その可動性のことを関節可動域と言います。

この関節可動域には、2つの範囲がありまして、1つ目は随意運動(自分の意志で動かせる範囲)の自動的可動範囲があります。この範囲の動きを、構成運動ともいいます。

2つ目は通常の随意運動では起こり得ない運動で、例えば随意運動に抵抗が加わったときに起こり、関節の構造的な許容限界まで動く運動です。また筋肉が完全にリラックスした状態で、他動的にのみ起こる関節面の動きで、離開(りかい)や滑りと呼ばれるものです。この動きは他動的可動範囲または、関節の遊び(joint play)とも呼ばれ、この範囲の運動を副運動と言います。

ちょっと専門的になりましたが、おわかりになりましたでしょうか? 

たぶんわかりずらいと思いますので具体的に説明しますね!

肘関節を例にすると、肘は主に屈曲と伸展の可動性があり、可動域には個人差がありますが、屈曲は約145度で、伸展は約5度となっています。(上腕と前腕がまっすぐな状態を0度とした場合)

自分の意志でひじを伸ばしていくと0度位のところまでは伸びると思います。これを自動的可動範囲と言い、この範囲の運動を構成運動と言います。

実はここから先にまだ伸ばせる可動範囲があるのです。古流柔術や柔道の関節技で腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)という技があります。この技は相手の肘関節を逆に伸ばして極めるもので、自分の意志で動かせる範囲を超えて、他動的可動範囲のいわゆる関節の遊び(joint play)の領域まで無理やり伸ばすことになります。

この関節の遊びの範囲を超えると、生理的な可動範囲の限界を超えてしまうため、腱の断裂や筋々膜の損傷、骨折などが起き、関節が破壊されてしまいます。

これを防ぐために、人間には「痛み」の感覚が備わっています。痛みを出すことでそれ以上関節が伸びないように警告しているのです。

つまりこの関節の遊びがあるから、全ての関節が痛みもなく滑らかに動かせるのです。もし関節の遊びが無かったら、関節を動かすたびに痛みに襲われ体を動かすこともままならなくなります。

実際の臨床の現場で、肩や膝などの関節の痛みを訴える患者様の状態を調べると、特定の方向への関節の可動性の減少がみられます。特に関節の遊びの減少または消失によって関節の痛みが出ているケースが多々あるのです。

この関節を施術して正常な関節の遊びを取り戻すと、関節の痛みは消失するのです。この様に関節の遊びと言う、僅かな可動性の減少が、耐え難い痛みとして発現するのです。

遊びって大事ですね!

車のハンドルも僅かな遊びがあるお蔭で、運転しやすくなっています。もしハンドルに遊びが無かったら、まっすぐ走らせるだけでも一苦労だし、恐らく事故を起こしてしまうと思います。

遊びとは別の表現をすれば、「ゆとり」や「寛容」、「柔軟性」とも言えますし、「間」とも解釈できます。

私の治療院では、診断の要としてキネシオロジーテストを行いますが、あらゆる面で「ゆとり」や「余裕」がないと、キネシオロジーテストの診断結果も間違ったものになってしまいます。

関節は、骨と骨とのつなぎ目で、関節腔という隙間が空いています。この隙間のお蔭で関節は動けるので、「間」は大切です!

話しがちょっと脱線してしまいますが、歌手の野口五郎さんが以前テレビで「間」について発言していました。野口五郎さんと言えば、私の世代なら知らない人がいない新御三家(西城秀樹、郷ひろみ)の一人で、歌もさることながら、駄洒落などで人を笑わせることにも長けています。

この野口五郎さんが、『カックラキン大放送!!』という番組で、堺正章さんや、井上順さんなどから笑いの「間」を学んだと言っていました。この「間」によって人を笑わせることができるようになったそうです。

そして、野口五郎さんは次のように言っていました。

笑われる人は沢山いるが、笑わせる人は少ない。

関節も、車のハンドルも、人間関係も「遊び」「寛容」「ゆとり」「柔軟性」「間」がとても大切なのがわかっていただけましたでしょうか?

「間」が無くなると「間抜け」になってしまいますので、私も間抜けにならない様に、遊び心を持って生きてゆけたらと思っています。

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