腸脳相関

うつ症状や気分障害は、腸の状態と密接に関係します!

今回ご紹介する書籍は、「うつぬけ食事術」 奥平 智之著 KKベストセラーズ です。

実際にはうつ病と、うつ症状とは別のものですが、お互いが関連しあっていることもありますので、広い意味でこれらを含め考えていきたいと思います。

WHOの発表では、うつ病は推定患者数が3億人に上るということで、約23人に1人はうつ病を患っているという計算になります。

腸と脳は相関関係にあるといわれますが、「栄養型うつ」をよくするためには、まずは腸をよくすることです。

当院にご来院の患者様にも、腸に疾患のある方がいますが、その様な方々はどちらかというとネガティブ思考の方が多いと思います。

私もオーソモレキュラー( 分子整合栄養医学 )の先生に健康相談をした際に、その先生は栄養療法の効果を出すにはまず腸を治すこととおっしゃっていました。

確かにそうですね。どんなに良い食事やビタミン・ミネラルを摂っても、腸が悪ければうまく吸収や代謝が行えません。

例えばグルテン不耐症があれば、パンや麺類などの小麦製品をひかえる必要がありますし、 乳製品に弱ければ、カゼインフリーの食生活にする必要があります。

当院でもこれらのものとの相性をチェックすることが出来ますので、必要がある場合はお伝えさせて頂いています。

腸をよくすることで次のような良い効果があるそうです。

  • 栄養や薬の吸収が良くなる
  • ビタミンB群などの合成力がアップする
  • 血糖値が安定する。
  • 腸や脳の炎症を防げる
  • 鉄の吸収が良くなる

逆にこれらの事が悪くなると、全てうつ症状につながってしまいます。腸脳相関といいますが、まさしくそうだと思います。

余談になりますが、腸と脳は、ぱっと見も似ていると思いませんか?どちらも狭い所にクネクネとぎっしり詰まっています。

腸内細菌は、様々な栄養素を作り出し私たちを助けてくれるのです。例えばビタミン( B1・B2・B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸 )、短鎖脂肪酸( 酢酸、プロピオン酸、酪酸 )、セロトニン? などがつくられている。

マクロビオティックなどでは、食べた物が体の中で原子転換され、様々な物質に変わると考えられています。腸内細菌の働きを考えるとこの理論の一部がわかります。我々と共生している微生物が、健康に必要な物質を作り出してくれているのです。

短鎖脂肪酸は 、ヒトの大腸において、消化されにくい食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌が発酵することにより生成されます。

短鎖脂肪酸には多くの良い働きがあります。

  • 上皮細胞の増殖や粘液の分泌
  • 水やミネラルの吸収のためのエネルギー源
  • 肝臓や筋肉、腎臓などの組織でのエネルギー源
  • 脂肪を合成する材料
  • 腸内を弱酸性の環境にすることで有害な菌の増殖を抑制する
  • 大腸の粘膜を刺激して蠕動運動を促進する
  • ヒトの免疫反応を制御する
  • 糖尿病の予防
  • 肥満の予防
  • 抗炎症作用

善玉菌に短鎖脂肪酸をつくってもらうためには、水溶性食物繊維が欠かせません。野菜や海藻、キノコ類などを多く食べるようにしましょう!水溶性食物繊維の多い食べ物は次のようなものです。

玉ねぎ、オクラ、モロヘイヤ、ゴボウ、春菊、わかめ、めかぶ、もずく、こんぶ、寒天、アボガド、なめこ・・・

また、短鎖脂肪酸の中の酪酸をつくりだす酪酸菌製剤に「ミヤリサン」というものがありますので、これを活用するのもいいと思います。

むかし、ある治療院の先生に聞いた話ですが、弟子をとる時に、「首と腹が固い人は雇うな!」といっていました。この様な者は根気がなく、すぐに辞めてしまうからだそうです。腹が固いということは、腸が悪いともとれますので、なるほど納得といったところです。

自分の腸がどのような状態か、以下のチェックリストで調べてみてください。

  • 湿疹などの皮膚症状が出やすい
  • おならがくさい、おなかが張る感じ
  • ストレスが多く、疲れが取れない
  • 食品のアレルギーや過敏症がある
  • 制酸剤、抗生物質、解熱鎮痛剤をよく使う
  • アルコールを飲む量が多い
  • 加工食品、添加物(保存料など)をよくとる
  • パンなどの小麦製品、お菓子、ジュース/清涼飲料水をよくとる
  • 食物繊維(野菜、きのこ、海藻)をあまり食べない
  • 早食いの傾向がある

    3つ以上は黄色信号! 5つ以上は赤信号!!

また、便のチェックリストもありますので、こちらもどうぞ!

  • 1日1~2回
  • 1日にバナナ2本分の量
  • 色が黄褐色
  • ほどよい硬さ
  • あまりくさくない
  • 血が混じっていない
  • 水に浮く
  • 強くいきまない
  • 残便感がない
  • 拭いた紙があまり汚れない

    5~6個は黄色信号! 4つ以下は赤信号!!  

英科学誌ネイチャー・マイクロバイオロジー にも、 腸内細菌は人の精神的な健康に影響を及ぼす可能性があり、うつ病に関連すると考えられるとの研究論文が 発表されました。

フランドル腸内細菌叢(そう)プロジェクトとして知られる実験で、1000人以上のうつ病データと便サンプルを分析した結果、うつ病患者の体内で2種類の細菌が「恒常的に不足」していることが判明しました。

この2種類の細菌群、コプロコッカス属(coprococcus)とディアリスター属(dialister)は抗炎症特性を持つことが知られている細菌だそうです。

最近の研究では、うつ病は脳の炎症と関連があるという考え方が出ています。そう考えると、この抗炎症作用を持つ腸内細菌の不足とうつ病が何か関係があるのかもしれません。

人間の腸は、コンピューターと同じで、腸管はコンピューターのハードウエアにあたり、腸内細菌はソフトウエアに相当します。いかに良いソフトウエアを持つかが健康の鍵になります。

うつ状態が脳の炎症と関連があるということで、その流れを以下に示します。

腸の炎症と脳の炎症

リーキーガットとは腸粘膜の炎症のことで、ストレス、精製糖、グルテン・カゼイン、カンジダ、添加物、抗生剤・制酸剤など様々な要因で起こり得ます。

リーキーブレインとは、脳の関所(血液脳関門)に炎症が起き、本来入らないものが、脳内に入ります。その結果脳内の神経に炎症が起き、セロトニンの合成が抑えられたり、神経毒が増え、うつ状態や神経過敏の原因になることがあると考えられます。

腸を守ることが、脳を守ることになります。お腹を冷やすと下痢をしたりしますが、やはりお腹は温めるのが良いし、これからの季節は、飲食も含めお腹を冷やさないよう注意が必要です。

昭和の時代に「青葉城」という力士がいました。 もみ上げを伸ばした古風な風貌 と、丸太のような太い腕で、かいな力も強く、私の好きな力士の一人でした。

青葉城のエピソードとしては、 15歳6ヵ月で序の口に付いてから37歳8ヵ月で引退するまで休場が1度もなく「丈夫で長持ち」と言われ、初土俵(序ノ口)以来の連続出場記録保持者としてギネスブックにも登録されています。

青葉城は普段から冷たい飲み物は一切口にしなかったと聞きます。お腹を冷やさないことが、偉大な記録へとつながったのではないでしょうか。

腹または肚(はら)に関する慣用句はたくさんあります。「腹が立つ」「腹が黒い」「痛くもない腹を探られる」「腹を割る」・・・

「人は肚で考え、肚で動く」と言います。昔の人は経験的に腸の大切さを分かっていたのです。うつ症状に陥らないためにも、腸を大切にしましょう!

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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