うつ・パニックは鉄不足が原因だった!

うつ病やパニック障害の原因が実は、栄養不足だったって知ってましたか?

今回ご紹介する参考書籍は、「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」 藤川徳美著 光文社新書 になります。

 

結論から言いますと、鉄分はこの飽食時代でも、まだまだ不足しがちな栄養素のひとつであるということです。

鉄分不足からうつ病、統合失調症、パニック障害などの精神障害になるだけでなく、糖尿病や癌など様々な病気になる可能性が増えるらしいのです。

皆さん、精神科の閉鎖病棟をご存知でしょうか? 私には親族が精神科に入院していたという過去があります。精神科には症状の軽い人が入る一般病棟と、症状の重い患者さんを受け入れる閉鎖病棟があり、私の親族は閉鎖病棟に入院していました。

外の世界とは完全に隔離された場所で、そこに入るためには厳重なボディーチェックを受けなければならないほどなのです。

そこには老若男女様々な患者さんがいましたが、その中に女子高生も何人か入院していました。

その子たちは、いつも廊下の片隅にあるスペースで勉強していたのです。この様な状況の中でも勉強を続けていることに、偉いなと思うとともに、この子たちの将来に明るい希望があることを祈らずにはおれませんでした。

私も顔見知りになり、簡単なあいさつを交わすようになったのですが、その子たちに共通する特徴があることに気が付いたのです。

それは、血色の悪さです。皆が皆、透き通るような白い肌をしていて、健康美とはかけ離れた、何か脆弱なものを感じさせられたのです。

今思うと、彼女たちにも鉄不足があったのではないかと考えてしまいます。思春期の鉄不足については後程ご説明します。

日本人は鉄不足の傾向があるということですが、これにはいくつかの原因があるそうです。日本人は欧米人に比べて肉の摂取量が1/3と少ないのです。ですから肉食からの鉄の供給がまず少ない。

次に現代社会では鉄製の調理器具が少なくなって、調理からの鉄供給が減少しました。確かに包丁も鍋も、やかんも、フライパンも、ステンレスやアルミなどになってしまいました。

もう一つの理由は、欧米では小麦粉に鉄が添加されているそうで、これが欧米人が鉄不足にならない原因の一つと考えられています。

しかし、我が国ではこのような食品添加はされていませんので、この面でも欧米人に比べると鉄の供給源が少ないといえます。

それでは本題に入りたいと思います。

まず、なぜ鉄が少ないと、病気になりやすくなるのでしょうか?

著者の藤川徳美(ふじかわとくみ)先生は、現代栄養学のいわゆるバランスの良い食事をとっていると、次のようになると指摘しています。

糖質過多 + タンパク質不足 + ビタミン不足 + ミネラル不足

糖質すなわち、エネルギー源、またはカロリーは十二分に足りているのですが、そのほかの必須栄養素は全く足りていないというのです。

皆さん! ATPという言葉をご存知でしょうか? PTAではないですよ! ATPです。学生時代に習ったような記憶もあると思いますが、ATP(アデノシン3リン酸)はエネルギーの通貨と呼ばれるほど大切なものです。

このATPが少なくなると、慢性疾患にかかりやすくなります。そして、もし体内からATPが全く無くなったら人は生きてゆけません。

このATPの合成に鉄やその他の栄養素が必要になってくるのです!

しかし、現代の日本人には、この鉄が欠乏している方が多いそうで、特に女性にこの傾向が強く表れているというのです。

ここで問題となる鉄欠乏ですが、通常の血液検査における貧血とはまた違った角度から調べられているのです。

それは何かといいますと、フェリチンというタンパク質の数値を調べることで、貯蔵鉄(隠れ貧血)の量が分かり、鉄欠乏の状態がある程度わかるそうです。

ただし、このフェリチンの数値は、それ以外の要素でも上がったり下がったりしますので、専門家による精査を必要とします。

藤川先生のクリニックでは、15~50歳の日本人女性の8割が鉄不足という事実が判明しました。

この年代の女性は、生理により鉄を失ってしまうことと、妊娠出産によってさらに多くの鉄を失ってしまうのがその理由だそうです。

女子学生の不登校や体調不良、産後うつなども実はこういったことが原因となっているのではないかと推測されます。特に思春期の女性は、身体の成長、運動量の増加、月経、受験勉強などの要因が重なりますので、鉄分を含めた栄養を食事からしっかりととることが大切です!

私も臨床の現場で、リストカットの傷あとのある患者さんに出会うことがありますが、何故か女性ばかりなのです。こんなところにも、女性特有の鉄欠乏が潜んでいるのかもしれません。

また、体内に鉄分が少なくなると、異食症が現れることがあり、氷をガリガリと食べたり、茶葉を食べたり、土を食べたりすることもあるのです。やたらと氷を食べている人がいたら、鉄欠乏の可能性がありますのでご注意ください!

鉄欠乏性貧血の方の特徴

  • 理由もなく疲れやすい
  • 階段を上ると息が切れる
  • 頭痛や肩こりなどの症状がある
  • 肌や髪の毛が乾燥して荒れやすい
  • スプーン爪
  • 口内炎や口角炎になりやすい
  • 食べ物が飲み込みにくくなった
  • せんべいや氷などの堅いものを異常に食べたくなる(異食症)
  •  むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

私も北海道赤十字センターに問い合わせたところ、貧血があるため献血をお断りするケースが1割位あるそうです。

それでは、これほど大事なことがなぜ今まで見逃されてきたのでしょうか?

オーソモレキュラー療法というものをご存知でしょうか?

日本では「栄養療法」「分子整合栄養医学」ともよばれ、栄養素や適切な食事やサプリメントを用いて、わたしたちの身体を構成する細胞のはたらきを向上させ、様々な病気を治す療法です。

栄養療法解析検査(血液検査と尿検査)を行い、データを元に身体の栄養素を分析し、必要な食事内容やサプリメントを補ったり、不要なものを取り除いたりします。

今回のテーマのフェリチンの数値も、オーソモレキュラー療法を学んでいる医師とそうでない医師では、数値の見方が違うそうで、一般的な健康診断などでは見逃されてしまうことも多いということです。

オーソモレキュラー療法を取り入れている医療機関は、日本国内で数百か所は、あるということですので、現状の把握の意味でも血液検査を受けてみることをお勧めいたします。

ただしこの検査は健康保険がきかないのでご注意ください!

もし鉄欠乏だったらどうすればよいのかということですが、鉄分の多い食品を毎日しっかり食べることが基本になります。それと、タンパク質も十分に補給することが大切です。

南部鉄の玉を鍋などの中に入れて、調理すると鉄分が摂れる商品がありますので、こちらもお勧めです!

あとは鉄分の吸収をよくするためには、ビタミンCも必要になりますので、これらの栄養素もしっかりととる必要があります。

ここで一つ問題になることがあります。いくら良い栄養素を大量に取り入れても(メガビタミン療法)それらを吸収して有効活用できる体かどうかということが問われるのです。

逆に言ったら、消化吸収能力の低い方に、大量のプロテインやその他栄養素を補っても、プラスにならないだけでなく、マイナスにすらなる可能性もあるのです。

著者の藤川先生は、確率的親和力についてもふれています。これは、人それぞれ顔かたちが違うように、体内酵素の形も違うそうで、効率的に働く酵素を持つ人もいれば、効率の悪い人もいるらしいのです。

効率の悪い酵素を持つ方の場合は、補酵素であるビタミンやミネラルを補うことで、酵素反応の確立を上げることができるということです。

オーソモレキュラー療法では、人それぞれ栄養素の必要量が違うということですが、確率的親和力のお話からもこのことは理解できます。

最後に、鉄欠乏の事ばかりお伝えしてきましたが、鉄の過剰症というものも存在しますので、自分勝手に鉄の含有量の多いサプリメントを大量に摂り続けることは、害になる場合もありますので、オーソモレキュラーを学ばれた先生にご相談するのもいいと思います。

 

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