テロメアは伸ばせる!

今回ご紹介する書籍は、「テロメア・エフェクト」エリザベス・ブラックバーン、エリッサ・エペル 著 NHK出版です。

テロメアとは ?

テロメアとは 染色体の末端部にある構造で、染色体末端を保護する役目をもつ。

人間の老いは細胞のDNAが損傷細胞が不可逆的に機能を失うことで起こるとされ、このDNAの損傷をテロメアが防いでいる。

テロメアは、靴ひもの先端のキャップにたとえられます。このキャップがあることで染色体の劣化を防いでいます。

テロメアは命の回数券とも呼ばれ、徐々に短くなり、限界点まで短くなると細胞分裂が限界を迎えます。これを ヘイフリック限界と呼びます。

聖書に出てくる話では、アダムが930歳、ノアが950歳で、それ以降は神は人の年齢は120歳にしようと告げられた。

フランスのジャンヌカルマンは122歳164日まで生きたと伝えられています。

実はテロメアの短縮は遅らせたり、逆転できるのです。テロメアは、あなたに耳を傾けていて、生活習慣やストレスによって変化するのです。

しかし、人間はそれでも老化していきます。つまり老化は人間の手には負えないということです。ギリシャ神話では、「運命の三女神(モイラ)に表現されています。

赤ん坊が生まれた日に、子供のまわりを飛ぶ三人の老女たちがモイラだ。一人目のモイラは糸を紡ぎ、二人目のモイラは糸の長さを測り、三人目がそれを断ち切る。その長さが人間の寿命というわけで、モイラたちが仕事を終えればあなたの寿命は決定される。

グリム童話の「マルチンのろうそく」や落語の「死神」に出てくる寿命のろうそくの話もあります。

テロメアの長さに影響を与える要素にテロメラ―ゼという酵素があります。テロメラーゼは、細胞分裂に伴うテロメアの短縮を、遅くしたり、防いだり、覆すことすらできる。

しかし、テロメラーゼを増やすと細胞の無制御な増殖が起こり「がん」になりやすくなる。人工的なテロメア―ゼを増やすというサプリなどは安全性が確認できていません。

人がどう生きるかによって、テロメアとテロメラ―ゼに影響を与えられる。

ストレスがテロメラーゼの量を減らし、テロメアを短くする。私たちは自分で自分の老い方を細胞レベルで変えることができる。

老化とは、細胞が徐々に機能を失い、環境的な刺激や損傷に適切に反応する能力を失うことで、インフラメイジングと呼ばれる慢性的な軽微の炎症が起きやすくなります。これは、加齢とともに増加する可能性あり。

ひとたび炎症が起きると、腐ったリンゴの様に健全な細胞も次々と炎症が広がっていきます。

テロメアの短縮が、慢性炎症をつくる。

テロメアを脅かさないストレス反応は、脅威反応と(不安、恐怖、心もとなさ、「自分にはできそうにない」)とチャレンジ反応(希望、興奮、自信、「自分にはきっとできる」)の中で、チャレンジの方がテロメアに悪影響を与えない。

脅威反応の強い人のテロメアは短く、むしろストレスを挑戦ととらえる人のテロメアは長かった。その意味するところは、「希望をもっていい」ということだ。

テロメアにとっての有害な思考パターンとは、冷笑的な敵対心はその一つ。そのほかには、悲観もある。心のさまよい(今していることと別のことを考えていることで、幸福度は下がる)、反芻思考(過ぎ去ったことを何度も思い返すこと)、慢性的ストレスや思考の抑制(何かを考えてはいけないと思えば思うほど、そのなにかはより強くあなたの関心を引く・・・例えばピンクの像をイメージしてはいけないと考えると、より強くピンクの像がイメージされてしまう。

テロメアの伸びる生き方=宇宙(神)の意思のような気がします。

テロメアが伸びる生き方とは、37兆個の細胞一個一個が元気になる生き方であるため、37兆個の細胞すべてがその生き方を応援してくれる生き方である。だから、健康も運命も成功しやすくなる。

エウダイモニア的幸福・・・アリストテレスの言葉で、人が自分自身のためだけでなく、もっと大きなもののためにあるという健全な感覚で、人生の目的ともつながる。人生の目的意識が高いほど、テロメラーゼ値が高い。

瞑想やリトリートがテロメアには有効です。

誠実さや、自制心の高い人はテロメアが長い。

瞑想、運動、睡眠がテロメアとテロメラーゼ に良い。

細胞の三つの敵・・・炎症、酸化ストレス、インスリン抵抗性

野菜や果物、全粒穀物、豆類、マメ科植物、ナッツ類、種子類、魚介類、海藻、オメガ3、ホールフード、人とのつながりがテロメアに良い影響を与える。

加工した肉、砂糖の入った食べ物飲み物、たばこ、農薬、化学物質、内臓脂肪、人種差別はテロメアをダメにします。

子供のテロメア

テロメアマニフェスト

テロメアを気づかう

  • 自分を悩ませ続けているストレスがどこからきているかを見直そう。
  • 脅威をチャレンジの材料としてとらえ直す。
  • 自分を思いやれるようにする。それができれば他人をも思いやれるようになる。
  • 回復に効果のある活動をする。
  • 思考の認識や気づきなどの練習をする。気づくことで、幸福への扉が開く。

「気楽で平穏な暮らしでは、人格は高まらない。試練と苦悩の体験を経てこそ、魂は強固になり、大望を抱いて成功をおさめられる」
                           ヘレン・ケラー

テロメアを保つ

  • 体を動かす
  • 回復効果の高い睡眠を長時間とるために、入眠儀式を行う。
  • 代謝改善と食欲のコントロールのために、マインドフル・イーティングを実践する。
  • ホールフードやオメガ3など、テロメアに良い食べ物を積極的に食べ、ベーコンなどは避ける。

偽りの報酬を与える、偽物の食品に注意!

他者とつながる

  • 他者とつながる時間をつくる。デジタル画面から離れて過ごす時間を毎日確保する。
  • 数は少なくとも親密な人間関係を築く
  • 子供にきちんと関心を向け、適量の「良いストレス」を与える。
  • コミュニティーで社会的な資本を育てる。他者を助ける。
  • 緑を求める。
  • 自然の中で時間を過ごす。
  • 他者とのつながりは「マインドフル」な関心を向けることで生まれる。他者への関心は、相手への贈り物だ。

コミュニティーと世界全体において、テロメアの健康を増進させる。

  • 妊娠健康管理をきちんと行う。
  • 暴力やトラウマなど、テロメアを損なうような事態から子供を守る。
  • 不平等を減らす。
  • 地域から、そして世界から毒物を追放する。
  • 万人が新鮮で健康的な食べ物を適正な価格で入手できるように、食料政策を改善する。

人工的に無理やりテロメアを伸ばそうとすると、逆に癌の発生が多くなると作者は言っています。

秦(しん)の始皇帝は、実際に不老不死の薬を求め、水銀の入った丸薬を飲み、かえって死期を早めました。

何かを得ようと思えば、何かを失うのです。作用反作用の法則と同じですね。

テロメアを伸ばす生活とは、いたずらに寿命を延ばすことではなく、健康的に人生を送れる時間(健康寿命)を延ばす生活と受け取れるのではないでしょうか?

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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