肥満と社会生活

肥満はホルモンによって引き起こされる!

今回ご紹介する書籍は、「世界最新の太らないカラダ」ジェイソン・ファン著
サンマーク出版 です。

私たちの社会では、太っている人は自己管理能力が低いととらえられる傾向があり、肥満は出世にもかかわると言われています。

世界には様々なダイエット法がありますが、太った人の数は増え続けています。

現在、世界の成人の8人に1人以上が肥満です。(出典:国連WFPニュース)

ある意味、どんなダイエット法もそれなりの効果があるのですが、その反面どんなダイエット法も効果的ではないとも言えるのです。

実は短期的ならどのダイエット法でも体重は落ちます。

しかし、長期的に継続した効果を期待できるダイエット法は少ないものです。

ダイエットをすると、途中でやせにくくなります。体は本来脂肪を維持する様にできているので、一度ついた脂肪は簡単には落とせません。

また人間は本来太りやすい食品を好むように出来ています。

ではなぜダイエットをしてもやせないのかを考えていきたいと思います。人の体には恒常性維持機能(ホメオスタシス)が備わっており、体の内部環境を一定に保とうとします。

ダイエットでカロリー制限をすると、体はそれに反応して代謝活動がすぐに減り、消費カロリーを減らし体重減少を防ごうとします。

つまり、食べる量を減らすと消費カロリーも減るのです。それとは逆に、たくさん食べると、体は代謝を上げ余分なカロリーを燃やそうとします。

もう一つ、体重のコントロールに働く「レプチン」というホルモンです。レプチンは脂肪細胞が生み出すタンパク質で、脂肪組織が増えるとレプチンが増える。そのレプチンが脳まで達すると、食欲が抑制されます。(満腹因子)

ではなぜ、肥満でたくさんの脂肪を身につけている方が、レプチンによって、やせないのでしょうか?

それは沢山のレプチンが出続けることに慣れきってしまった体に「レプチン抵抗性」が起きてしまったためなのです。

ただしレプチンはあくまでも体重減少に関しては、2次的なホルモンであり、決定的な要因ではありません。

それでは、肥満の本当の原因は何なのでしょうか?

肥満の原因は、体内のホルモンバランスが崩れることによって体重の設定が高くなりすぎることと著者は捉えています。

そのホルモンとはいったい何なのかというと、「インスリン」と「コルチゾール」です!

高インスリンが肥満を招くということは、容易に検証できます。

1993年に「糖尿病のコントロールと合併症の発症に関する試験」が行われ、Ⅰ型糖尿病患者の血糖を厳格にコントロールすることを目的として、標準的な量のインスリンを投与した場合と、投与量を多くした場合との比較が行われた。

インスリンを多量に投与されたグループの被験者の体重は平均で4.5キロ増え、標準的な量を投与されたグループよりも多くの体重増加が見られたそうです。

逆に、インスリン値が低下すると体重も低下します。

また、コルチゾールという副腎皮質ホルモンがあります。コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれ、コルチゾールが増えると、血糖値が高くなります。血糖値の高い状態が続くと、インスリンの多量分泌が促されるのです。

インスリンの働きとして、脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制したりします。

ストレスがかかると、コルチゾールが増え、血糖値が上がるため、結果的にインスリンが増え肥満に繋がってしまいます。

ここで問題なのが、インスリンにも「抵抗性」というものがあり、この抵抗性が更なるインスリンの増加を招きます。実はこれが肥満の原因となるのです。

肥満が肥満を招くということです。

5ステップの完璧な減量

太らないようにするには、インスリンの大量分泌が起こらないようにし、またそれが持続しないようにすることです。

  • ① 添加糖の摂取を減らす
  • ② 精製された穀物の摂取を減らす
  • ③ たんぱく質の摂取を減らす
  • ④ いい脂肪をもっと食べる
  • ⑤ 食物繊維をもっと食べる

添加糖とは、砂糖や果糖や異性化糖(ブドウ糖化糖液糖、果糖ブドウ糖液糖)などのことで、これらの物を過剰に摂っていると、インスリンの分泌量が増えます。

また、カロリーゼロと言われている人工甘味料もインスリン値を上げることが分かっていますので注意です。

精製された穀物は、ある意味で毒であると言えます。炭水化物は本来太るもとではなく、これを加工することで「有毒」になるのです。

人間の体は、自然な食品に含まれる栄養のバランスに適用する様になっています。精製された穀物は、あるきまった栄養素しか摂らなくなるため、そのバランスが完全に崩れてしまうのです。

特に品種改良が進んだ小麦から作った小麦粉には注意が必要です!

次にタンパク質の過剰摂取ですが、よく「高たんぱく質ダイエット」というものが取り上げられますが、たんぱく質には体重を減らす効果はあまりありません。

アトキンス・ダイエットでも「たんぱく質は血糖値を上げないので、インスリン値も上げない」と考えられていましたが、この考えは根本的に間違っていたのです。

1997年にスザンヌ・ホルトが考案した「インスリン分泌指数」では、たんぱく質も炭水化物と同じ様にインスリン値を上昇させることが分かりました。血糖とは無関係にインスリン値は上昇するのです。

その他のインスリンの分泌を促すものに、「インクレチン効果」と「頭相(とうそう)」というものがあります。

何かを食べると胃が働き、胃そのものが、インスリンの分泌を促す「インクレチン」というホルモンを分泌することが分かっています。

カロリーゼロで太らないと言われているスクラロースでも、口から体内に入ると、インスリン値は22%も上昇する。

消化管は単に食べ物の吸収と排泄を担う器官ではなく、その神経細胞、受容体、ホルモン機能はさながら第2の脳です。

「頭相」とは、視覚や嗅覚、味覚によって反射的に起こる胃液の分泌もインスリンの分泌を促す。すなわち食べ物を見ただけで、体が太ろうとするのです。

いい油とは、トランス脂肪酸やオメガ6の多い一般的な加工植物油(ファーストフード、ジャンクフードの油)は出来るだけ避けた方が良い。

逆にオメガ3系の油(えごま油、亜麻仁油、くるみ、青魚など)と、オメガ9のオリーブオイル(本物のエキストラバージン)は積極的に摂りたいものです。

また、肉や卵や乳製品の脂肪分はそれ程気にしなくてもよいと思います。脂質はインスリンも血糖も上昇させないのです。

脂質と一緒にほかの食品を食べると、グルコースの吸収するスピードが減り、インスリンの過剰分泌を防いでくれます。

食物繊維は、血糖やインスリンの上昇を穏やかにする作用があります。食物繊維はある意味で、栄養阻害物質だからです。

極度に精製された炭水化物は毒とお伝えしましたが、食物繊維は「解毒剤」としても働きます。

自然のままのすべての植物性食物に食物繊維が含まれているのは、母なる自然は「毒」とともに「解毒剤」を一緒に詰め合わせてくれていると考えることが出来ます。

本質的に悪い食べ物とは、「加工された食品」で、本物の食べ物から遠ざかれば遠ざかるほど危険なのです!

以上のような5つのステップのダイエットを行っても、体はそのダイエットに対して抵抗性を持って慣れてしまう現象が必ず起きます。これを停滞期(プラトー)と呼びます。

これを避け、ダイエットが継続的に行える方法があることを著者は述べています。

その方法とは、先程の5つのステップでお伝えした「適切なものを食べる!」ことと、ファスティング(断食)を組み合わせることです。

ここで著者がいうファスティングとは、間欠的ファスティングで12時間断食とか、週末断食など短い期間の断食を時々交えることなのです。

ファスティングをすることで、インスリンの値を低下させることが出来るのです。もう一つの断食のメリットは、食生活に変化をつけ、停滞期(プラトー)を打破することが出来ることです。

ただし断食は、糖尿病患者などリスクのある方々もいますので、この様な方は医師に相談してからの方が良いでしょう。あくまでも自己責任でお願いいたします。

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