超ストレス解消法

究極のストレス解消法は、自分で自分の心をコントロールすることです!

今回ご紹介する書籍は、「超ストレス解消法」 鈴木 祐著 鉄人社 です。

精神的なストレスは、様々な身体症状として現れることがあります。例えば疲労感、心臓のドキドキ感、首・肩・腰の痛み、胃の不快感、風邪を引きやすくなる、よく眠れなくなる・・・などです。

私はカイロプラクティックやオステオパシーなど身体のバランスをとるのが主な仕事ですが、長年この仕事についていると人間観察の力が養われ、初めてお会いした患者様でも一目見ただけで「大きなストレスをかかえているな」とか、「メンタルの問題が強いな」ということが分かります。

また、初診時は問診表を書いてもらうのですが、症状の欄にびっしりと、それも小さな文字で症状を詳細にわたって書いている方は、間違いなく大きなストレスをかかえています。

激しいストレスを引き起こす3つの根本原因があります。

  • 1.思考のアンバランス・・・考え方の偏り
  • 2.栄養のアンバランス・・・不摂生な食事
  • 3.受容のアンバランス・・・人生のリアルを受け入れない

これらの根本原因を解決していくための数々の方法がこの書籍には示されています。

栄養の問題などは、ストレス解消の1丁目1番地となるものです。身体に良い食べ物は心にも良いのです。そして腸内環境を整えることもそこに含まれます。

これらのものをクリアした後はどうしたらよいのか。その対策を以下に示します。科学的に即効性の高さが認められた3つのストレス解消法があります。

  • 呼吸法・・・呼吸を整える
  • エクササイズ・・・体を動かす
  • バイオフィリア・・・自然とのふれあい

呼吸は人体のストレスシステムに直接的に介入できる数少ない手段です。禅など宗教の世界や、ヨガなどにも呼吸を使って心身のバランスをとることの重要性が説かれています。

人はリラックスしている時には、深くゆっくりした呼吸になっています。逆に緊張やストレスがかかっている時には、浅い呼吸になります。

例えば、山や海などに行くと、深呼吸がしたくなると思います。逆に狭いエレベーターの中に他人といるときなどは、息を殺しているような時がないでしょうか?

都会の生活では、通勤の満員電車や職場の人間関係など呼吸が浅くなる事ばかりです。ややもすると自分が息をしているのかわからず、一瞬呼吸が止まっていることもないでしょうか?

ストレスが極限になると、パニック障害などが起こり、呼吸困難になってしまいまうこともあります。

この様に呼吸と精神状態は密接に関係していますので、これを逆手にとって呼吸を深くゆっくりしたものにコントロールすることで、心のコントロールをはかろうとするのが呼吸法になります。

次にエクササイズですが、運動とストレス解消効果についてはもはや常識となっており、たった20分の早歩きでも人間の不安は大幅に減るという研究結果も出ています。これは運動によってエンドルフィンなどの物質が分泌され、痛みや不快な感覚が減り、私たちは幸福感を感じるためです。

ハーバード大学の心理学者タル・ベン・シャハー教授は、「運動をしないのは憂うつになる薬を飲んでいるようなもの」とまで言い切っています。

極度に激しい運動は、逆にストレスになってしまいますので、軽い運動から初めてみるのが良いでしょう。毎日10分のウオーキングがメンタルを強くするというデータもあります。

またストレッチも効果的で、体が緩むと心も緩むという相関関係があると思います。整体治療でもそうですが、身体のバランスが取れて筋肉の緊張やコリがとれると、不思議と心の緊張も緩むのです。

ストレスがかかるとまず固くなるのが表情筋です。表情筋は脳の活動を表しています。表情が柔らかい人は、脳(思考)も柔軟なのです。精神疾患になると感情の平たん化がおかったりして、表情が乏しくなります。そして、笑顔が無くなり笑えなくなるのです。

表情筋も意識的にトレーニングすることで、心も軽くなります。私の知人で癌を克服した方がおります。その方は、鏡の前で笑う訓練を毎日おこなって、笑えるようになってから病状が急激に良い方に変化したと言っていました。まずは目じりを下げ、口角を上げて「ワッハッハ!!」と笑ってみるといいですよ!

当然ですが体が緩むということは呼吸も深くなるということで、心身相関の上からも整体治療でバランスをとることはとっても重要なのです。

病気治しは癖治しといいます。体の癖をとることは、心の癖にも良い影響を与えます。

3つのストレス解消法の最後は、バイオフィリアです。これは「人間の脳には、大自然との触れ合いを求める欲望が備わっている」という考え方に基づいています。

このアイデアは、1980年代にハーバード大学のE.O.ウィルソンが提唱したものです。

自然と触れ合うと副交感神経が活性化して一気にストレスが減り、呼吸法や運動法をも上回る効果を示しました。(イギリスのダービー大学の2016年のメタ分析)

まず、現代人は太陽光線にあたる時間が少なくなりました。太陽光線に当たらなくなると確実にメンタルが悪化します。我々日本人は、1日に15~20分位は日に当たる必要があるそうです。

森林浴やハイキング、釣り、などのアウトドアのレジャーも良いですし、部屋に観葉植物を置いたり、自然音を流したりということも効果的です。

人間の脳には、大自然との触れ合いを求める欲望が備わっています。これを満たすことで、ストレスが解消されるのです。

メンタルトレーニングは、自己暗示や自分の考え方の癖を改めて行くことを主眼としたものがほとんどです。これには様々な手法がありますが、自分に合ったものを選べばいいと思います。

メンタルの病になると、過去のストレスやトラウマになったことを、グルグルと考え、思考の反芻(はんすう)が起きてしまいます。すると意識の中の時計の針は止まったままで、今を生きられなくなります。

  • どうして~になったのだろう?
  • あの時~しておけばよかった。
  • 何で私がこんな目に合うのか?

この様に過去の「わだち」から抜けられなくなります。これを防ぐために、運動などで身体と五感を最大限に働かせ、意識を過去から今現在に向かわせるのです。

また、自己暗示なども様々な手法があります。広い意味では、特定の儀式やジンクス、おまじない、占い、お守りなどもその範疇に入ると思います。

宗教にも様々なメンタル的な効用があります。これは神仏のご利益というものもあるかもしれませんが、その教えが自己暗示的に働いたり、讃美歌を歌うことや、お経を唱えることが呼吸法の良いトレーニングになるといった効果も否定できません。

そして禅定や瞑想、祈りといったものは、意識を今ここに集中させる効果があります。こう考えると神仏が自分を助けてくれるというよりも、自分自身の思いと行いが良き結果を導き出しているといえないでしょうか?

ただ問題は、人の数だけ考え方(認知)の癖があるということで、宗教でも宗派、教派がこれだけ分かれた事実がそれを物語っています。目の前の現象は一つでも、それをどう受け止めるかは人それぞれだからです。

メンタルが強いか弱いかの差は、自分の心を意識的にコントロールできているのか、それとも心に振り回されているのかの違いだと思います。

心の病を治すには、薬物療法、運動や生活習慣を改善する生活改善、考え方の癖を治すなどが一般的です。

しかし、薬は病気を治していないし、お医者様も治ると思って薬を出していないと思います。

また、メンタル疾患の場合は、その診断基準が曖昧なため、病気でないものに病名が付いて、治療の対象になっているものもあると思います。

人生を登山に例えると、必要な装備は必ずあります!その装備の一つが認知行動療法や、自己暗示法、運動療法、食事法などです。

これらの装備を、「知っている」というだけの知識のレベルから、「できる!」という智慧のレベルになるまで、実践の中で使い込むことです。

ただし、何でもかんでも自分でコントロールできるものではありません。コントロールできない感情やトラブルを受け入れるために、「受容」の精神をトレーニングすることも大切です。

私がある精神科の病棟にお見舞いに行ったとき、廊下の壁に貼ってあった言葉があります。

“変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ”

これは、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーが作った詩の一節です。「受容」の精神の大切さが伝わる言葉です。

今までの内容をまとめると、究極的に全てのストレスの源は、自分ということになります。

お釈迦さまの、二つの矢の譬え があります。

ある日 お釈迦さまは、弟子たちにたずねました。
「正しい教えを聞いたことがない者と、正しい教えを聞き、それを学ぶ者とは、
何が違うのか?」

その答えを出せない弟子たちに、お釈迦様は答えます。

「正しい教えを聞いたことがない者は、第一の矢を身体で受け、さらに第二の矢を心で受け、執着し苦しむ」

第一の矢とは、困難や試練、災難などで、誰しも避けることが出来ないものです。

正しい教えを聞き これを学ぶ者は、第一の矢を縁とした怒り、妬み、苦しみ、悲しみ、絶望など第二の矢を受けることがなく、それに執着することも無いといいます。

すなわち第二の矢を受けるかどうかは、自分次第だということです。

メンタルトレーニングは、根気のいる作業ですが、コツコツと積み重ねていくと第二の矢を受けることのない自分をつくっていけると思います。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
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2019年5月8日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts