体もサビる!

今回のブログのテーマは、「身体は手入れをしないと老化する!」です。

身体は使えば疲労するし、その結果として歪みも出ます。歪みを放置していると関節が変形してしまいます。機械で例えるとサビ付きと同じです。

錆たくぎのイラスト

また、人は一秒一秒歳をとっています。昔から諸行無常といいますが、まさしく世の中のものは常に変化をしています。老化することには抗えませんが、施術を受けバランスをとることで、関節のサビ付きを防ぎ、老化のペースを穏やかにすることは可能です。

逆に動きの悪い関節やバランスの悪い骨格は、老化しやすく変形も進みます。骨が変形するのには理由があるのです。

例えば骨格的なバランスが悪く椎骨の一点に強い圧力が不自然にかかっていると、体はそれに適応しようとしてその部分の骨を変形させて、圧力を受け止める面積を広くしようとします。その結果、「骨棘(こつきょく)」という変形が起きてくるのです。この現象は椎骨だけでなく股関節などにもよく起きます。

整体治療の目的は、骨棘を取り除くことではなく(一度変形した骨は元には戻りません)、骨棘の原因となった異常な負荷を取り除くようにバランスを整えることなのです。

機械も身体も手入れが大切!

自転車でも、自動車でも手入れをしなければ本来の性能を発揮できないし、機械の寿命も短くなり、挙句の果てには故障もします。

私は治療師になる前は、機械の保守点検業務を行っていました。研修生時代に保守の5要素というものを習いました。

保守の5要素

  1. 清掃
  2. 点検
  3. 給油
  4. 調整
  5. 取替

この様に、最終段階としては部品取替えということがあります。人の身体も人工股関節や人工膝関節など部分的に人工物に置き換えることは可能ですが、原則として取替が効きません。だからこそ予防が大切なのです。

予防保全と事後保全という考えがあります。予防保全とは、問題が起きる前に定期点検などでメンテナンスを行うことです。事後保全とは、故障や不具合が起きてから修理や調整を行うことです。当然予防保全の方が大切です。何か問題が起きてから対処していたのでは、時間もお金も労力もかかりますし、信用も失墜します。

人間の身体も病気になってから慌てふためいて対処するよりも、健康なうちから手入れを怠らない方がいいのです。もっとも体の事となると、一度極端に悪くしてしまうと、二度と元の状態に戻れないことは多々あります。これを不可逆的変化と呼びます。

忙しく使って使って使いまくった結果、腰痛肩こりや関節炎が発生します。これには痛みやしびれなどの症状がともないます。これは身体の危機を知らせるサインで、これを無視し続けるともっと悪くなってしまいます。

東洋医学に次のような言葉があります。

「治未病」=未だ病まざるを治す

これは、病気ではないが体調がすぐれない。病院に行くまでもない状態だが、コリや痛みなど不快な症状があるような状態を「未病」と捉え、これを放置しておくともっと重篤な本当の病になってしまうので、そうなる前に治すことが最も大切ですよということです。

身体の歪み

歪みは本当にバカにできません!

病院の入院病棟に行ったときに気づくことがあるのですが、廊下ですれ違う入院患者の姿を見ますと必ずといってよいほど、背骨が歪んでいて姿勢が悪いのです。

大きな病気で入院している方の、その病気の背景には実は背骨の歪みがあるのではないでしょうか?逆に胸を張って颯爽と歩いている患者さんは当然ですが皆無です。

私があん摩・マッサージ・指圧師の資格を取る際にお世話になった長生学園の出版物にも姿勢や背骨の歪みの事が書いてありました。これによると、相撲の力士の背骨の状態と、番付は一致するというのです。番付上位の力士は、背骨が整っており歪みが少なく、逆に番付がなかなか上がらない力士は、背骨も歪みが強いというのです。

私も治療業界に入って間もないころ、ある幕内上位力士の背中を施術(補助的なものです)させていただく機会がありましたが、その筋肉の質が良いのには驚きました。

この様な力士でもカイロプラクティックの施術を受けて、常にバランスを調整しているのです。一流スポーツ選手は、何がしかの手入れをして最高のパフォーマンスを発揮できるよう工夫しています。

一般の人よりも高いレベルで肉体を使って戦い続けるためには、当然ですが高いレベルの健康管理が必要になります。

しかし、何も一流スポーツ選手だけでなく一般の方々も、体のバランスをとることは大切です!一般の人も実は登るステージ(土俵)が違うだけで、かなりのハイレベルな戦いを強いられている方も多いのです。

会社の社長や、自営業のオーナー、芸術家や音楽家、作家などそれぞれ戦いの場は違えど、要求されるクオリティーは皆さん高いものです。

そのために、整体、カイロプラクティック、オステオパシーなどでバランスの調整をすることはとても重要なのです。最高にチューニングされた体は、最高のパフォーマンスを発揮するための土台となります。

ギターでもピアノでも調弦、調律されていなければ、良い音楽を奏でることはできません。レーシングカーも最高の状態にチューンナップされているのは当たり前で、そうでなければレースで勝つことはおろか、安全面にも問題が出てしまいます。

体をさび付かせないために、我々治療家ができることはたくさんあります。カイロプラクティックやオステオパシーなどで健康のサポートを受けることは大切な体を健全な状態に保つためのとても大切なことなのです。

治療のサイクル

一度治療したからといって、その効果が一生涯続くという治療法は世の中にはありません。冒頭でも述べたように人の体も含め万物は諸行無常であり、常に変化し続けているのです。

そのため、治療には最適なサイクルというものが存在するのです。私の臨床上から言えることは一度施術をしてから次の施術までの間隔は短いものでは2~3日、長いものでも1週間くらいまでの間に受けることがベストです。

これは症状や、患者さんの年齢、症状が出てからどれくらいの期間が経っているかなど様々な要素が関係することですが、概ね治療のサイクルは最低でも1週間に1回は施術を受ける必要があると考えます。

仮に、どんなに良い治療を正確に行ったとしても、2か月もしたら残念ながら、ほとんど元に戻ってしまうのです。

どんな治療にも、戻りがありますので、やはり最低でも1週間に1回は施術を受けていくことが大切になってきます。

逆に、一度よくなったものを維持管理していくためには、もう少し間隔をあけることが可能です。それでも1ヶ月に1回は施術をお受けになられることをおすすめいたします。

これも私の臨床上の経験からわかったことですが、1ヵ月以内であれば、基本的なバランスが崩れるということはほぼありません。この様に前回の治療の効果が持続している状態で、再度治療を受けることがとても大切になります。

せっかく時間とお金をかけて治療しても、治療間隔が開き過ぎたため、毎回振出からではもったいないと思いませんか?皆さん、自分をもっと大切にして、体をさび付かせないために手入れを怠らないことをおすすめいたします。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
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