自分でできるEFT心と体の整え方

 

今回のテーマは「EFT」です。EFTとは、Emotional Freedom Techinic の略で、感情を開放するテクニックです。

なぜ今回のテーマをこのEFTにしたかというと、このブログを書いている2日前に起こった北海道胆振東部地震があり、札幌在住の私も少しでも、何かのお役に立てたらと思ったためです。

日本人は欧米人に比べてとても我慢強いと思います。これは明治以降続いている儒教をもとにした修身や道徳教育によって我慢を美徳としたすり込みがあるためではないでしょうか?

私は欧米人の様に自分の感情をある程度は表に出せた方がよいと思います。EFTによって、抑圧された感情をクリーニングして、心と体をリフレッシュしていただけたらと思っています。

EFTは、心の中に溜まったネガティブな感情をクリーニングして、ポジティブに置き換える技法です。

ちょうどお部屋の掃除と似ています。部屋の掃除をする時はまず、いらないものを捨てるところから始まりますが、心のクリーニングも同じです。

まずはネガティブな感情をクリーニングして、その後にポジティブな感情を入れて終了とします。

EFTは、もともと Dr.キャラハンのTFT(思考場療法:Thought Field Therapy)という療法から派生したものです。TFTがどのようにして生まれたかといいますと、次のような逸話があるのです。

水恐怖症で悩む女性がいました。彼女はシャワーを浴びるのも苦痛なほどです。キャラハン医師は、ある日プールの見えるところでこの女性を治療していました。

彼女は水を見るとお腹の具合が悪くなるという訴えから、キャラハン医師はキネシオロジーで使う胃のツボを刺激することを思いつきます。目の下の胃のツボを刺激すると、この女性のお腹の痛みは治まり、突然プールの方へ駆け出し水遊びをしだしたというのです。

この経験からヒントを得たキャラハン医師はキャラハンテクニックを開発します。そしてこれからTFTが生まれたのです。

このキャラハンテクニックの第1期生であったゲーリー・クレッグ(Gary Craig) が、もっとシンプルな方法はないかと研究の末、編み出したのがEFTなのです。

EFTはTFTと遜色ない効果を示すといわれ、85%物結果が期待できるとされています。さらにその効果の持続性は半永久的ということです。

私も10年位前にEFTのプラクティショナーとアドバンスのセミナーで学びました。EFTは様々な治療法との親和性もよく、他の代替療法との併用も可能なので大変重宝しています。

EFTの基本的な考えは、病は自分の内にあるということです。今回の震災や台風などの影響で乱れた心と体も、自分の内側を整えれば外的な環境はどうであれ、ずっと楽になると思います。

EFTの細かいやり方は、文章では伝わりづらいので、ブログのトップにユーチューブ動画を張り付けましたので、ご参考にしてみてください!

 

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

ご予約は 011-261-7866 にお電話下さい。

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北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1ロジェ札幌25-901

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坐骨神経痛を整体治療で治すには!

 

今回のテーマは、坐骨神経痛です。整体治療の観点から坐骨神経痛のアプローチを考えていきます。

結論から言いまして、整体やカイロプラクティック、オステオパシーで、かなりの率で坐骨神経痛を改善できるということです。

谷井治療室でも過去に多くの坐骨神経痛の患者様がご来院くださいましたが、治癒率は悪くないと思います。

もっとも、正確に統計上の数値を管理しているわけではないし、一度しか来なかった患者様や、途中で施術をやめてしまった患者様もいますので何とも言えませんが、それでも坐骨神経痛に関しては当院の施術の有効性は高いと思います。

坐骨神経痛画像

坐骨神経痛ってどんな病気なの?

この様に思われる方も多いと思いますので、ちょっと補足説明させていただきます。

実は坐骨神経痛は、病名ではなく症状名なのです。坐骨神経は第4、第5腰神経と第1~第3仙骨神経(第4含むことあり)からなり、人の体では最大の直径と長さを持つ末梢神経で、その枝は足底にまで及びます。

坐骨神経 札幌坐骨神経痛専門整体治療院 谷井治療室

この坐骨神経が何らかの原因で刺激されることで出る神経痛のことを坐骨神経痛といいます。最も多い原因が、腰椎椎間板ヘルニアによるもので、そのほかの原因として最近増えているのが、腰部脊柱管狭窄症によるものです。

以下のように若い人と高齢者では坐骨神経痛の原因が違ってくることが多いです。

  • 若い人 → 腰椎椎間板ヘルニア
  • 高齢者 → 腰部脊柱管狭窄症

若い人は、椎間板もみずみずしく張りもあるため、逆に無理がかかるとヘルニアとなりやすいのです。

一方高齢者の場合は、椎間板自体がその厚みを失い、委縮しているため外側に飛び出してくる力も弱くヘルニアにはなりずらいのです。

例えは悪いですが、若い人の椎間板をみずみずしい大根だとすると、高齢者の椎間板は、しなびた大根や、たくあんの様に考えるとわかりやすいと思います。

この様に若い人の坐骨神経痛の原因は、腰椎椎間板ヘルニアが多いのですが、ヘルニアになりやすい人には特徴的な共通項があります。

最近の若い人たちは、体格が良くなり見た目は大きい体をしているのですが、その体を支えるだけの筋力が十分に備わっていないのです。

つまり食糧事情はよくなり、身長体重は増加したのに、子供のころから遊びの中で体をつくってくることをしていないので、体を支える基本的な筋力が足りていないのです。

または、野球やサッカー、水泳などと特定のスポーツだけを習わせて、偏った体の使い方や、過剰に使いすぎた結果として、ヘルニアになっている人もいます。

次に高齢者の坐骨神経痛の原因として多い腰部脊柱管狭窄症ですが、ズバリ体の堅い人に多いという特徴があります。

人の柔軟性は年齢とともに低下していきます。私も体は堅い方なので偉そうなことは言えませんが、やっぱり体はある程度柔軟性があった方が坐骨神経痛にはなりずらいと思います。

その他の坐骨神経痛の原因としては、変形性腰椎症、腰椎分離症やすべり症、梨状筋(りじょうきん)症候群、外傷による圧迫などがあります。

またこれらの疾患や原因がなくても、発症することがあります。

坐骨神経痛と似た症状として、閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)がありますので、この疑いがあったら病院で精密検査をお勧めします。 さらに、坐骨神経痛とともに膀胱障害や直腸障害が出ているものは、緊急的に手術が必要になることもあります!

坐骨神経はその枝まで含めると、腰部から足先まであります。これを川の流れに例えますと、次のようになります。

  • 上流の問題・・・腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎分離症やすべり症など
  • 中流の問題・・・梨状筋症候群、仙腸関節の問題、股関節の問題、臀筋群(お尻の筋肉)の問題など
  • 下流の問題・・・ハムストリング(太ももの裏側の筋肉)の問題、膝関節の問題、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)の問題、足首の問題など

この様に坐骨神経痛の範囲は大変広いので、様々な原因が考えられるのです。冒頭でお伝えしたように、坐骨神経痛は病名ではなく症状名なので、その症状の背景には様々な原因が存在します。

これは、ある意味で治療家の技量が試される症状とも言えます。

治療家にはそれぞれバックボーンがあり、ある先生は骨や関節を中心に施術し、別の先生は筋肉や筋膜を中心に施術します。また別の先生は、経絡、経穴(ツボ)を中心に鍼やお灸で施術します。

これらの施術はそれぞれが効果があり、それぞれが真実なのですが、どの施術法にも長所と短所があります。坐骨神経痛のように広範囲で原因が様々な症状には、一つの理論や施術法に固執してしまうと、そこから外れたものは治らないということになります。

私もカイロプラクティック出身ですので、どうしても骨や関節を重視してしまう傾向がありますが、やはり引き出しは多い方が良いと思います。

ただし骨をボキボキ鳴らす強い刺激の施術は、あまりおすすめいたしません。下手すると逆に悪化することもあるのです。私も20代のころ、カイロプラクティックのボキボキ施術で腰椎を矯正してもらった直後に、左の足の親指にしびれが出たことがあります。

幸いすぐに回復しましたが、皆様もどうぞご注意ください!

最後になりますが、坐骨神経痛は我慢しない方がいいです。神経は一度ダメージを受けると回復しないことがあります。特に長期間ダメージが続くとその傾向が強くなりますので、脚の痛みやしびれを感じたら、早めの施術をお勧めいたします。

 

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ストレートネックの治し方 整体治療師からの視点

 

ストレートネック女性画像 札幌整体治療院 谷井治療室

今回のテーマは、「ストレートネックの治し方」です。スマホ時代の現代社会は、首への負担が増大することばかりで、谷井治療室の臨床の現場でも、ストレートネックから来る体の不調を訴える患者様が多くいらっしゃいます。

ストレートネックイラスト 札幌整体治療院 谷井治療室

パソコンとスマフォの普及にともない、ストレートネックから首・肩こりの患者様が増え、さらに頭痛、吐き気、めまい、手足のしびれなど多くの症状に悩まされています。

ストレートネックは頭部の重心が前に移動してしまうため、首の筋肉にかかる負荷が増え、常に首の筋肉が張っている状態になってしまいます。この緊張により、更に頚椎が引っ張られ、ストレートネックが悪化してしまうという悪循環に陥ります。

ストレートネックから来る、頭痛や吐き気、めまい、首・肩こりなどは、残念ながら薬では治りません!

本当の原因である頚椎の構造と機能が改善しなければ、これらの症状は改善しないのです。

また、ストレートネックの方は、同時に眼精疲労を訴えることが多いと思います。眼精疲労を起こす原因として、やはり長時間のパソコンやスマートフォンの作業があげられます。これらの作業は、近くの画面を注視するため、副交感神経が活動し、毛様体筋が収縮します。

一方で、体は仕事をするため交感神経が優位となり、相反する活動となります。これにより自律神経のバランスが崩れ更に体調の悪化へとつながるのです。

この様にストレートネックになるような下を向いたままの姿勢は、自律神経のバランスも崩します。人間の感情は姿勢と密接に関係しており、不思議なことに、下を向いてばかりいると気持ちも下向きになってしまいます。

逆に、正しい姿勢でいると、心も落ち着いてくるのです。禅の世界でも、坐相における、調身(ちょうしん)・調息(ちょうそん)・調心(ちょうしん)の全一性についてその大切さが語られています。

「外相整えば、内相おのずから整う」といいますが、やはり姿勢は心の状態と相関関係にあるのです。

人の背骨はS字カーブをしています。ただしこれは、直立二足歩行をするようになって、腰椎の前弯が出来て初めて出来上がるので、赤ちゃんにはS字カーブはありません。この腰椎の前弯カーブは、頚椎の前弯カーブと密接な関係があるのです。

脊柱イラスト 札幌整体治療院 谷井治療室

昔の教育者に森 信三(もり のぶぞう)先生という方がおりました。こちらの先生は、腰骨を立てる「立腰:りつよう」の大切さを指導していました。勉強も姿勢が大切だということで、私ももっと早く知っていれば、もうちょっとまともな点数をとれていたかもしれません。(言い訳ですが・・・)

私も、カイロプラクティックの学校や弟子入りした治療院で、頚椎のレントゲン写真を見る機会がありましたが、健康な成人の頚椎前弯は、概ね半径17cm位になります。

ストレートネックになっているかいないかは、レントゲンを見なくても以下のような情報を総合すればある程度は分かります。

  • 首を前後に曲げることがスムーズにできるか?
  • 首を左右に回した際に、左右差が強いか?
  • 触診で頚椎の可動性があるか?

ストレートネックは首にばかり注目が行きますが、ストレートネック(頚椎)+ 猫背(胸椎)の人は、頚椎だけでなく胸椎にも問題を持っているケースが多いので、その両方を施術しなくてはいけないケースもあります。

結局、ストレートネックといっても、首だけの問題ではなく腰椎、胸椎など全身のバランスら大切になってくるのです。我々治療家は木を見て森を見ずに陥らないよう全身のバランスを整えるのです。

また、長い年月をかけてストレートネックになったものを、急に元に戻せというのも無理な相談です。そこで、患者様にも日常の姿勢に気を付けていただき、その他のリハビリとして、タオルを使った首の運動や自分でできる矯正法をお伝えさせていただきます。

人間の背骨がS字カーブをつくったのは、現時点での進化の最終形だとすれば、S字カーブを失ったストレートネックは、退化ともとらえることができます。

実際に、ストレートネックだと、力学的に頚椎や椎間板に無理な力がかかり、老化・退化・変形が進みます。

人類の進化と退化

頚椎の老化により、頚椎や椎間板が変形し首の痛みや手足の痛みしびれなどが出ることもあります。さらに悪化して、頚椎脊柱管狭窄症を発症しますと、歩行困難、排尿障害などの重篤な状態に至ることもあるのです。

この様な理由から、脊柱の老化を緩やかにするためにも、カイロプラクティックやオステオパシーなどで身体のバランスをとることが大切です!

 

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ぎっくり腰の整体治療とは?

 

ぎっくり腰治イラスト 札幌ぎっくり腰専門整体治療院 谷井治療室

最良のぎっくり腰治療は、身体のバランスをとることです!

ぎっくり腰は、なった人にしか分からない大変辛いもので、魔女の一撃などと形容されるほどの激しい症状ですが、いったいその原因は何なのでしょうか?

一般的には腰部捻挫とか急性腰痛症などと呼ばれ、その原因は腰部筋肉や筋膜の損傷、腰椎の椎間関節を包む関節包の捻挫、椎間板の問題などといわれます。

私の臨床では、ぎっくり腰にはある程度の個人差はあれど、治療法としては大差がないのです。問題個所をキネシオロジーテスト(筋肉反応テスト)で診断し、そこを調整してあげれば改善していきますし、再発の予防にもなります。

私の妻も小学5年生から、ぎっくり腰には大変悩まされてきました。器械体操をしていて、無理なストレッチがきっかけでなったと聞きます。

その妻も、私が施術をするようになって以来、20年以上ぎっくり腰にはなっていません。やはりバランスをとることは大切です!

妻もぎっくり腰歴は長かったですが、私が見た最年少の患者さんは小学校低学年の男の子でした。お父さんに連れられてきたのですが、その原因はお父さんに脅かされてびっくりしてその瞬間にぎっくり腰になったというのです。

もう一人同様のケースがあるのですが、谷井治療室に来た患者様で、奥様とケンカして怒りがこみあげた瞬間にぎっくり腰になった方がいます。その方いわく、以前にも似たようなことがあったそうで、大学生の時に、たまたま泥棒を見つけて、義憤にかられ追いかけようとした瞬間に、ぎっくり腰になったというのです。

これらのケースでわかることは、感情的な問題でもぎっくり腰になるということです。よく時代劇などでも、暗闇から突然刺客が現れ、ビックリして腰が抜けて動けなくなるというシーンがありますが、これなども同じ原理です。

さらに言えば、怪談物などで幽霊や妖怪に出くわしてビックリして腰が抜けるのも同じで、恐怖とか驚きというのは、腎経の気を損なうことにつながります。この腎経の気は腰痛と大変関係が深いのです。

腰を支える筋肉といえば、普通は背中側の筋肉を思い浮かべますが、実はお腹側の筋肉も大変重要で、実際には腰椎を取り囲む筋肉全てが施術の対象になります。

重量挙げの選手が腰にベルトをしますが、あれは筋肉だけでは支えきれないものを、外側からベルトできつく固定して腹圧をかけるのです。そうすると腰骨が安定してケガの予防になるのです。

一般人はここまでの事は必要ありませんが、腰を痛めた際のコルセットなども同じ原理です。

先程ぎっくり腰の原因は諸説あるといいましたが、日本腰痛学会誌では、椎間板性の疼痛がその最右翼と考えられています。

皆さん、金属疲労をご存知ですか?針金を曲げ伸ばししていると、亀裂が入り折れてしまうあれです。実は椎間板にも同じ現象が起きるのです。

 

そして、椎間板に亀裂が入って損傷した際の痛みがぎっくり腰だと説明されていて、その数は全体の70%に上るそうです。結構な割合ですね。

それでは、この椎間板性疼痛が、ぎっくり腰の原因なのでしょうか?

それは違うと思います。椎間板性疼痛は結果であり原因ではないのです。なぜ椎間板性疼痛になったのかの原因があるのです。

それはやはり体のバランスが悪いからなのです。アンバランスだと、一点に無理な圧力がかかり、そこが結果として損傷していきます。その結果として椎間板の繊維輪などに亀裂が入るのです。

これらの理由から、カイロプラクティックやオステオパシー、整体などでバランスを調整することが大切であることがわかります。

私はぎっくり腰の患者様に「痛める前に前兆予兆はありませんでしたか?」と必ず聞きます。すると、ほとんどの方が「腰が張っていた」「腰が重かった」「少し腰が痛かった」などの前触れを感じていたのです。

この様にぎっくり腰になる前にコップの水はいっぱいになっており、何かをしてギクッとなったというのは単なる引き金(トリガー)にすぎません。

谷井治療室でぎっくり腰の施術を行うには、骨をボキボキ鳴らすような強い刺激の施術は一切行いません。苦痛の少ないソフトな方法で全身のバランスを整えるのです。

これによりぎっくり腰の早期改善と再発の予防につながります。

具体的には、骨盤の仙腸関節がポイントになります。個々のバランスが整うか否かで、回復が全然違うのです。

谷井治療室では骨盤ブロックという道具を使い、。この仙腸関節を無理なく調整いたします。

ほとんどのぎっくり腰は、何もしなくても1~2週間で激しい痛みは改善されます。しかし根本的なバランスは治っていませんので、また無理をして再発を繰り返すのです。

ぎっくり腰を繰り返すと、椎間板ヘルニアに移行するケースがあります。そして椎間板ヘルニアから、いずれは脊柱管狭窄症へと移行する確率が高いのです。

そのようにならないためにも、適切なバランス調整が必要です!

ぎっくり腰もそうですが、予防に勝る治療はありません。

ぎっくり腰でお悩みの方、札幌 谷井治療室にぜひご相談ください。

 

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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肩こりの整体治療 たかが肩こり されど肩こり

 

皆さん、肩こりをなめていませんか? 実は肩こりは万病のもとなのです!

肩こりは腰痛と並んで多い症状で、国民生活基礎調査(2015年度)における有訴者率で男性の2位、女性の1位を占める症状です。

実際に谷井治療室でも、ほとんどの患者様が肩こりを訴えているほどです。

これほどまでに多い肩こりですが、自覚はあっても我慢してしまうことが多い症状ではないでしょうか?

当院でも腰痛など別の主訴の患者さんが、「辛いのは腰痛なのですが、実は肩こりもあります」などと、訴えてくるケースも多いのです。

この様に日本人の国民病ともいえる肩こりですが、特に女性に多く、体型的にはなで肩の女性にかなりの頻度で肩こりがあるように思います。

ニホンザル

実は私は、生まれながらにして斜頸(しゃけい)という疾患を持っています。(先天性筋性斜頸)

ちょっと専門的になりますが、斜頸とは胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という首の側面の筋肉の左右どちらかが短縮してしまい、首が傾いてしまう症状なのです。

このせいで、私も首が傾いてしまい、学校で集合写真を撮るときなどは、きまって写真屋さんに「ちょっとそこの人、首が曲がってるから、まっすぐにして!」などと指摘されていたのです。

そのたびにクラスメートに注目され、思春期のナイーブな僕には、ちょっとつらかった思い出ですね。

その斜頸のせいで、左の肩こりはいつもつらかったです。大人になってからも、人と話していても、左肩のコリが気になって、相手の話に集中できないほどでした。一番悪いときは、コリを通り越して痛みになっていましたね。

それほどひどかった肩こりも、治療家になって自分の体のバランスを調整できるようになってからは、ほとんど感じなくなりました。

肩こりは慢性化すると感覚がマヒしてコリそのものを感じずらくなりますが、私の場合はそうではなく全身のバランスが整ってコリが取れたため感じなくなったのです。

臨床の現場でも、鉄板のようなとか、鎧(よろい)を着たようななどと形容されるほど肩の筋肉がカチカチに凝っている患者様もいらっしゃいます。

ここまでひどいコリの場合は大抵、肩のコリを訴えますが、中にはつわものがいて、コリを全く感じない方もいます。どちらが悪いかといえば、コリを感じない人のほうが悪いのです。

コリを感じているということは、まだ感覚が生きていますので治りやすいのですが、コリを感じない方は感覚がマヒしていますので、施術の反応も悪く治るのにも時間がかかります。

肩こりがあると、その影響で次のような症状が引き起こされる場合もあるのです。

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 吐き気
  • 集中力の低下
  • 薄毛・脱毛
  • その他

上記のように「肩こり」から様々な症状が発生します。当院でも、酷いめまいで壁伝いに入ってきた患者様がいました。この方も肩こりが強く、これを改善させたら、めまいもすっかり良くなりました。

また、ある高血圧の中年の男性がいました。もともと高血圧のための施術をしたわけではありませんが、数回の施術をしたら血圧が下がったというのです。

それも病院でしっかりと測ってもらっての数値です。

その数値を見ながら、担当医が「おかしいなぁ~ なんで下がったんだろう?」と何度も首をかしげ納得していなかったので、その患者さんは医者に向かって「下がっちゃいけないんですか!」と逆に質問したそうです。

この様に体のバランスが整い、肩こりが改善されると様々な不調が改善する場合があるのです。

また、私は女性の薄毛と肩こりの間には密接な関係があると思います。

肩こりがあると、頭への血流が悪くなり、頭皮の血流不足で、毛根に十分な栄養がいかなくなります。その結果として毛根がやせてきて、薄毛や脱毛が発生するのではないかと考えます。

一般的に肩こりは、肩や首の筋肉をマッサージすれば治ると考えられますが、これをすると逆に悪化するのです。

筋肉は強く揉まれると組織の破壊をおこします。肩こりのためにマッサージをすると、初めのころは弱い刺激でも効いていたのが、回を重ねるごとに、だんだん強い刺激でないと効かなくなってきます。

すると指圧やマッサージの刺激も強いものを求めるようになってきます。そして終いにはビール瓶やこん棒で叩かなければ効かないような体になってしまうのです。

こうなってしまうと、筋組織は破壊され、固い組織になってしまいます。

皆さん、神輿ダコってご存知ですか? 神輿を担ぐ際に肩に強い刺激が何度も繰り返されると、組織が破壊され、こぶ状に膨れ上がってしまうのです。

指圧やマッサージでここまではなりませんが、マッサージ慣れしている方の筋肉はカチカチに硬くなっているのです。そして固くなるからまた強いマッサージといったように悪循環にはまってしまいます。

私も資格上はあん摩・マッサージ・指圧師です。我々の業界での隠語で「お客をつくる」という言葉があります。客に強めの刺激を繰り返すことで、マッサージ慣れした体にして、一生マッサージなしではいられないようにするのです。

先ほど私は治療家になってから肩こりが治ったといいましたが、実はカイロプラクティックの学生の頃は逆に凝りがひどかったのです。

何故かというと、学生同士で練習のため、頚椎のアジャストをほぼ毎日繰り返していたからです。いわゆる骨をボキボキするやつです。

これは先ほどのマッサージとは別の意味で、危険な手技なのです。谷井治療室ではこのように骨をボキボキするような手技は、一切使いませんのでご安心ください!

肩こりを治すには、強いマッサージも骨をボキボキすることも必要ありません。的確な診断とソフトな刺激で十分です。

札幌市や札幌近郊で肩こりでお悩みの方はぜひご相談ください!

 

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脳から身体を治す 2

 

 

脳から身体を治す 世界のエリートは知っている最高の健康法 (朝日新書)

今回のブログは、前回に引き続き、「脳から身体を治す」の続編です。

この書籍は、TMS(Transcranial Magnetic Stimulation)という脳の磁気治療法についての内容が中心になっていますが、脳の特性や、心と脳の関係など大変面白い内容も網羅されていますので、その点についてご紹介させていただきます。

著者の久賀谷 亮(くがやあきら)先生は、バランス脳について、その大切さを以下のように記しています。

「バランス脳とは、脳のしなやかさです。外からのストレスにも柔軟に対応し、たまった疲れをリフレッシュできる潤いのある若々しい脳です」

何事もバランスが大切だと思います。私も整体治療師として日々の臨床において何が一番大切かといえば、「バランスです!」とお答えします。左右、前後、上下などのバランスは、この地球という重力下に置かれている以上、最も大切なことで、このバランスを崩すと、痛みや痺れ(しびれ)など様々な不具合や病気に罹るリスクが増えてしまいます。

次に著者は、心がさまようということについて述べています。心がさまようとは、その時に行っている事とは、他のことを考えていることと定義されます。

2010年の科学雑誌「サイエンス」に、ハーバード大学のグループが「心のさまよい」について、2250人のデータを研究しました。

その結果、起きている時間の半分近くの46.9%は「心がさまよっている」状態だとわかりました。

これは何を表すかというと、人の幸不幸に関わるということです。心がさまよっている時は、さまよっていない時に比べて、人は不幸せであることが研究で示されました。

つまり、日常生活に没頭している(そのこと以外考えていない)状態が、人間にとって幸せだったのです。

そしてまた、人は不幸せだから心がさまようのではなく、どうやら「心がさまようから不幸せなのだ」ということも、検討の結果わかったそうです。

昔から、お釈迦様なども、真の悟り、気づき、幸福のためには、雑念妄念を取り払い、今に集中しなさいといった内容のことを説いておられますが、心をさまよわせないための真理だと思います。今から2500年以上も前にこの境地に到達したとは、やはりお釈迦様は偉い人だったのですね。

因みに、お釈迦様の教えは仏教として、今に伝えられていますが、お釈迦様の教えと、宗教としての仏教の教えは少し違うのではないかと個人的には思っています。

次に話を脳の方に戻しますが、脳は大量にエネルギーを使う臓器であるということです。

脳の重さはだいたい1300~1400グラムで、体重の2%にすぎません。

しかし、脳への血流量は、全身の血液の13~15%にあたり、脳の酸素消費量は、全身の25%にもなるのです。

これだけ大量の血液や酸素を必要としている脳は、逆に疲れやすということです。

この様に多くのエネルギーを必要とする脳は、同時に疲れやすいということで、著者は疲れやすい人の特徴を5つ示しています。

  1. 考えすぎる
  2. 悲観的
  3. 完璧主義
  4. タスク・オリエンティッド
  5. 恐れが原動力

1の考えすぎるとは、過剰思考(あれこれ考えすぎる)、反芻思考(一つのことを長く思い煩う)、強迫思考(思いを振り払おうとしても振り払えない)などのことを含んでいます。

脳は基本的に怖がりです。この様な脳の特性が、考えすぎという結果を招いてしまうのでしょう。

2の悲観的とは、ネガティブ思考のことで、これも慎重で恐れを抱きやすい脳の特徴を表しています。

3の完璧主義は、「0か100か」「白か黒か」などと極端に走り、柔軟な思考に欠けているということです。

4のタスク・オリエンティッドとは、時間が空けば、そこを作業(タスク)で埋めてしまう人のことです。予定表が常にびっしり詰まっていないと不安だとか、常に忙しくしていないと落ち着かないと言う人もいます。しかし、これでは空いた時間をリフレッシュに使えません。

実はこれも、「働きたがる」という脳の傾向なのです。

5の恐れが原動力とは、恐れにばかり主動されているということで、将来の不安、人に嫌われないか、他人にどう見られているかなどと、常に恐れを抱いている人で、これでは疲れてしまいます。

次に著者は、脳をリフレッシュさせる五つの習慣について示しています。

  1. 休止
  2. 睡眠
  3. 今この瞬間にいる
  4. 運動
  5. 善行

1の休止とは、小休止をとるということです。グーグルの社内には、一時停止マークが貼られていて、小休止や瞑想を推奨しているそうです。

2の睡眠は、7時間以上の良質な睡眠をとれることが理想です。私のブログでも「睡眠負債」について取り上げていますので、ご参考にしてください。

3の今この瞬間にいるとは、心がさまよっていない、ということで、「今ここ」の状態のことです。脳の疲れは、過去や未来から生まれます。今に生きることが脳のために大切です!

私の尊敬する中村天風師の言葉にも次のような言葉があります。

 さしあたる事柄のみをただ思え 過去は及ばず 未来は知られず

中村天風師は、取り越し苦労は厳禁と述べていました。

4の運動については、著者は次のように述べています。

運動は、脳がふだん大量に使っているエネルギーを体へと移行させます。脳内で神経栄養因子が上昇し、脳を整え成長させます。

加齢が起こす海馬(記憶の中枢)の縮みを減らせる。

この様に運動の効用は絶大です。習慣にしたいものです。

5の善行は、善い行いをすることで、これによって自分の脳がリフレッシュされるそうです。 人に善いことをしたら、巡り巡ってその善い結果が自分に返ってくるのですから、まさしく、「情けは人の為ならず」ですね!

以上のように脳は情報過多によって、意識散漫となり、その結果、「心がさまよう」状態になり、結果として不幸せになり、疲労します。

脳に必要以上の仕事をさせないというのがポイントになると思います。パソコンも、多くのページを同時に開いてしまうと、動作が重くなります。

脳もパソコンも情報処理能力は有限です。

次回のブログでは、このように有限である脳を、いかに休ませるかについて、その具体的な内容に踏み込めたらと思っています。

 

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2018年6月16日 | カテゴリー : 整体, 札幌, | 投稿者 : mts

MTS療法という治療法

 MTS療法とはどんな治療?

MTSとは、Muscle(筋力) Testing (テスト)Socius(仲間、ラテン語)の頭文字をとったものです。MTS療法は、母子小指対立筋などのインジケーター筋を使って、徒手筋力テストを行いながら、問題の箇所を調べる治療法で、カイロプラクティックのAK(アプライドキネシオロジー)が、この検査法の原点になっています。

MTS療法を開発したのは、恩師である東京の浦野喬義先生と仰る方です。浦野先生にお聞きしたところによると、もともとは鍼灸師の資格を取得し、その後、オステオパシーの世界で学ばれたそうです。

そして、その当時アメリカから帰国して、日本でカイロプラクティックを普及しようとしていた、塩川満章先生にカイロプラクティックを学んだそうです。浦野先生は、塩川スクールの1期生で、私も同じ塩川スクールを卒業しております。ちなみに私は17期生ですので、浦野先生は大先輩に当たります。

その後は、独自の道を進み、現在のMTS療法に至ったということです。私もご縁あって、MTS療法にお世話にり、今年で22年になります。東京で4年、その後、私が札幌に引っ越したため、札幌で18年間、浦野先生のご指導を受けてまいりました。

北海道に来てからも、私がMTS療法を続けてこられたのには、大きく2つの理由があります。一つは北海道の先輩治療師の方々が、MTS療法の教育の場を整備してくださったことです。現在、MTS療法を学べる場所は、東京以外では北海道と九州のみです。それぞれの場所で、会場を用意したり事務手続きなどを行って下さる方の恩恵で、札幌の地でもMTS療法を学び続けることができるのです。

二つ目の理由は、浦野先生が毎年、北海道まで来てくださったことです。それも1年も休まずにです。浦野先生と私とでは、親子ほどの年の差があります。歳のことをいっては失礼ですが、よくあの御歳で毎年、北海道まで来てくださったと、ただ感謝あるのみです。

MTS療法を学ぶには、初級、中級、上級の基礎学習をそれぞれ1年づつかけて行うため、これだけでも3年(現在は2年に短縮)かかります。またその後に応用の学習が続きます。初級はカイロプラクティックの考えや各テクニックの概要などで、塩川スクールを卒業し、その在学中からスクール講師の治療院に弟子入りしていた私には、もう一度カイロプラクティックのおさらいをするような感じでした。

MTS療法、一年目の初級受講時に、私はちょっとした事件を起こしてしまいました。若気の至りで、初級担当講師の沽券を傷つけてしまったのです。その講師はMTS療法の中では、一目置かれていた先生らしく、再受講の先輩方もたくさん訪れていた程の、人気の高い先生でした。

その日は、カイロプラクティックのガンステッドテクニックの講義でした。担当講師が骨盤のレントゲンフィルムを手に、説明をしていたのです。ガンステッドテクニックのレントゲン分析には様々な法則がありますが、その講師は明らかに間違った説明をしていました。

私は、すかさずその間違いを指摘しました。皆の前で恥をかかされたその講師の顔は、みるみる真っ赤になっていき、険しい表情でこちらをにらみつけてきたのです。正直、マズイと思いました。

私は、塩川スクールを卒業していたので、ガンステッドテクニックは基本中の基本でした。学長の塩川満章先生が、最も得意とするテクニックが、ガンステッドテクニックだったため、塩川スクールにもその色が強く反映されていたのです。ガンステッドテクニックは、技術の習得にも時間がかかるため、2年間、毎週ガンステッドの授業があったほどで、いかにこのテクニックを習得するかが、ステイタスになっていました。

そしてまた、私は塩川スクール在学中から、ガンステッドテクニック講師の治療院に弟子入りしていたため、レントゲン分析には少々自信があったのです。そこの治療院では、患者様に提携病院でレントゲンを撮ってもらうことが多々あり、その写真を分析しやすい様に線引きするのが、全て私の仕事になっていました。

皆様、シャーカステンをご存知でしょうか。今では何でも電子化されてしまい、レントゲン画像も、モニターにそのまま映し出すことができますが、以前は黒くて大きなフィルムに現像されていました。現像されたフィルムをシャーカステンに差して裏から光にかざして見るのです。私も患者様からお預かりしたレントゲンフィルムをシャーカステンに乗せ、ガンステッドパラレルルーラーという定規を使って、腸骨の歪みや、腰椎のローテーション、メジャー側の特定、ADの計算など、様々な作業を一人でこなしていました。

毎日ガンステッド漬けの日々だったので、お蔭様で、レントゲンを見れば、線引きをしなくても、おおよそのことが分かるようになっていました。

その様な中で、MTS療法の初級の授業でガンステッドの間違った講義を聞いてしまったため、思わず指摘してしまったのです。その後、この講師とは何となくギクシャクした関係になってしまいました。今ではこの講師も、MTS研究会をお辞めになったと聞きます。もうお会いすることもないかと思いますが、申し訳ないことをしたと、とても反省しています。

その当時、同じ志を持ってMTS療法を学ぶ同期の治療師は、20人以上いましたが、年々減少して行き、現在では数名を数えるのみという状況です。MTS療法を学ぶ治療師の先生は全国で100名以上いますが、過去に辞めて行った治療師の先生は、その10倍以上いるのではないでしょうか。

MTS療法は、1年目の治療師でも理屈は分かるが、30年以上の治療師でも、これを行うのは難しいという治療法です。理屈が分かるのと、それを体現できるのとは別問題なのです。

例えば、野球のイチロー選手に、バッティングの手解きを受け、その理論や理屈が分かったとしても、イチロー選手の様にバッティングをすることはできません。

MTS療法も同じで、浦野先生に治療を教えていただいても、すぐにMTS治療ができるわけではないのです。たゆまぬ反復練習を行って、自分の中に落とし込まなくては、できるというレベルにはならないのです。(たいして出来ていない自分が言っても説得力はありませんが・・・)

MTS療法に入門してきた治療師の中には、明日からすぐに使える治療技術を教えてほしいと、入会してくる先生もいると思います。この様な先生方は、単純な反復訓練の修行に耐えかねて、辞めて行ってしまうのではないでしょうか。辞めてしまう理由には、根が続かないということと、もう一つ理由があると思います。

MTS療法は、もともとカイロプラクティックなどで開業していた治療師の先生方が、「百尺竿頭に一歩を進む」の禅語の如く、治療の技術は、ある程度のレベルに達しているが、なおその上に一歩を進もうと志して、浦野先生に教えを乞う形でスタートしたものと聞きます。

この様な経緯から、一から十まで教えてもらおうと思って、MTS治療の門を叩くと、期待外れに終わってしまうのではないでしょうか。

ただここで注意しなくてはいけないのは、何事にも「守」、「破」、「離」というものが存在する様に、MTS治療も浦野先生のコピーを目指すのではないと私は思っています。

MTS治療には、決まった型は無いのです。浦野先生も基本的なことは教えてくださいますが、全て自分と同じようにせよとは言いません。(言われても出来ないというのが本音ですが)

十人の治療家がいれば、十通りのMTS治療があってしかるべきなのです。カイロプラクティックの世界でも、B.Jパーマー、ガンステッド、トムソン、ピアーズ、ディジョネットなどの名だたるカイロプラクターは、それぞれ源流は同じでも、強烈な個性を放つ独自のテクニックを開発しました。また一流は一流を知るの如く、お互いをリスペクトしている点も素晴らしいと思います。

私が書生時代にお世話になっていた治療院は、ガンステッドテクニックを主に行っていました。そこの先生が次のような印象的な言葉を残しています。「日本では、ガンステッドテクニックを行う治療院は沢山あるが、ガンステッドシステムを行う治療院はない」というものです。

たしかに、始めから終わりまで、ガンステッドクリニックのシステムを導入することは、レントゲン撮影の問題などで、不可能です。しかし、それをクリアしたとしても、ガンステッドテクニックのみで治療を行うとなると様々な壁に突き当たると思います。

究極的には、治療テクニックやそのシステムは、目の前の患者様のためにあるものです。患者様をテクニックにはめ込むのではなく、テクニックが患者様に歩み寄ることが肝要だと思います。それはMTS治療でも同じです。

MTS療法と浦野テクニック

MTS療法も別の呼び方をすれば、「浦野テクニック」となります。浦野テクニックであるMTS治療は、浦野先生のものであり、いくらそれをまねしても、浦野先生にはなれないのです。

野球でも同じで、その昔、王 貞治選手の一本足打法を、まねようとした選手は何人もいましたが、結局、王選手以上の成績を残した人はいませんでした。

宗教も同じで、仏教の教祖はお釈迦様ですが、その分派である各宗派の宗祖がそれぞれ別に存在するのです。誰もがお釈迦様の様になりたいと修行をしていても、そこになかなか到達できません。

キリスト教も、教祖はイエス様ですが、その分派は無数にあり、皆がイエス様の様になりたいと目指していますが、結果は皆さまがご存知の通りです。

治療の業界は、浦野先生の真似だけで飯が食えるほど甘い世界ではありません。私も現在に至るまで、苦戦の連続です。北海道に来たばかりの頃は、浦野先生が心配してくださり、私に会うたびに「谷井君、食えているか?」と、よく声をかけてくださいました。浦野先生にご心配をかけるわけにもいかないので、かなり厳しい経営状況でも、その都度「はい!」と答えていました。今でも決して楽な状況ではありませんが、お蔭様で無事に生活させていただいています。

私のもう一人のMTS治療の師は、渋谷の山崎整骨院の山崎徹先生です。山崎先生のMTS治療に対する姿勢には、頭が下がる思いです。私生活全てがMTS治療に直結しているという生き様で、私には到底まねのできないことです。

MTS治療も技術優先ではなくて、人間性とか生き方などの部分が重要であるということを、山崎先生はその背中を通して教えてくださいました。

山崎整骨院の門下生は、通常はそこを卒業したら、浦野治療室のスタッフに入ることがほとんどでしたが、私は諸般の事情で北海道に住むことになったため、それはかなわなかったのです。

浦野先生の内弟子としてMTS治療を学んだわけではないですが、私はそのことに引け目を感じたことは一度もありません。逆に北海道で諸先輩方から、新たなる観点の治療に対するご指導を頂いたりと、感謝することばかりです。これらの事が自分の中のMTS治療と、良い意味での化学反応を起こして現在があると感謝しています。

お釈迦様の十大弟子の一人にアーナンダ(阿難)がいます。彼はお釈迦様の弟子の中で、一番悟りを開くのが遅かったと言われています。それは彼が美男子だったからだとか、いろいろと諸説ありますが、彼は釈迦族出身で、最も身近に、そして最も長くお釈迦様のそばにいたのです。お釈迦様の説教を最も多く聞き、よく記憶していたので、「多聞第一」と言われていました。最も身近にいたがゆえに、悟れなかったのは、恵まれすぎた環境であるためだったからではないでしょうか。

仮に私のMTS治療の修行環境が、浦野治療室のスタッフという恵まれすぎた環境であったなら、そのことに甘んじてしまい、アーナンダの様に、かえって成長が遅くなってしまったかもしれません。その点では、少し厳しく不自由な環境であったことが、怠け者の私にはよかったのではないかと思っています。

今まで、出来の悪い私を育ててくださった、皆様に感謝をし、これからの治療家人生も、MTS療法を基軸に、楽しんで精進して行けたらと思っています。

 

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整骨院の現状

前回のブログでは、「無資格マッサージ」について、書きましたが、今回は「整骨院・接骨院」のテーマについて書きたいと思います。

そもそも整骨院と接骨院って、似ている名前だけど何が違うのでしょう。

もともとは、柔道整復師法第24条(広告の制限)で、施術所名称として用いることができるのは、「柔道整復」、「ほねつぎ」または「接骨」の3つだったのです。

でも最近になって、「整骨院」という名称があまりにも増えすぎてしまったので、今更取り締まると、かえって混乱を招くということで、今は処罰の対象にはならないそうです。

札幌の街にも整骨院の看板をよく見かけるようになりました。その理由は、規制緩和で柔道整復師(整骨院を開業できる資格)の養成校が増え、その結果として、柔道整復師が増えたためです。

平成10年に全国で14校しかなかった柔道整復師養成校が、平成27年には、109校に膨れ上がっています。卒業生も7000人に迫る勢いで、医大のそれに近づいています。

毎年これだけの柔道整復師が誕生するとなると、その結果として整骨院が増えるのもうなずけます。柔道整復師には開業権が認められているので、資格を取ったら、いずれは開業というのは自然な流れです。

ただ、人数が増えた分試験が難しくなったのか、学生のレベルが落ちたのかは分かりませんが、柔道整復師の国家試験の合格率が、平成10年では、85.6%だったものが、平成27年では、65.7%と下がっています。

私がこの業界に入ったころは、柔道整復師になるには、有力なコネが必要で、それなりにお金もかかると聞いたことがあります。それが今では、自由に学校を選べて、入学も以前に比べ容易になりました。

しかし、入学が楽になったかわりに、卒業後の進路や開業が競争激化で大変になっていると聞きます。同業者がこれだけ増えると、そうなってしまうのも無理はありません。

ここで問題なのが、柔道整復師には健康保険の適応が認められているということです。ただこれには条件が付いており、健康保険で行える施術は、急性期の症状に限られます。具体的には、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷です。しかも、骨折と脱臼の施術は、医師の同意が無ければ行えないことになっています。

ここで疑問なのが、街中の整骨院が健康保険で施術している捻挫や打撲の患者数は、一体どの位いるのかということです。本当に毎日これだけの数の捻挫や打撲の患者がいるのでしょうか?

どうやらこの数字には、限りなく黒に近いグレーな部分があるようで、昨今テレビなどでも柔道整復師の健康保険の不正請求が取り上げられ、問題視されています。

どういうことかというと、本来は健康保険で扱えないはずの慢性的な腰痛や肩こりなども、急性の捻挫などと病名をすり替え、保険適用にしたり、来院回数を水増ししたりと、数々の不正が行われているというのです。

整骨院での施術代金の支払いには、償還払いと受領委任払い制度というものがあります。柔道整復施術は本来、「償還払い」が原則です。

「償還払い」というのは、施術を受けた患者が保険者に対して医療保険療養費支給申請手続きを行い、医療保険適用分に相当する立て替え分 (施術料金総額-一部負担金) の返金を受けるものです。

しかしこれでは、償還払いの手続きを行うまでの間、患者は施術料金を立て替えなければなりません。これは、患者に一時的と言えども経済的な負担を強いることになります。

また、患者は、償還払いの手続きを行うという手間もかかります。

以上の負担を軽減する目的で、柔道整復師が患者に代わって(委任を受けるかたちで)償還払いを受ける方法である「受領委任払い制度」が設けられたわけです。

この受領委任払いの制度は、患者の利便性を目的とした制度ですが、何故だか柔道整復師は、この制度は自分たちの権利だと勘違いしている人もいます。

患者が、この受療委任制度を利用するには、柔道整復師が作成した療養費支給申請書の委任状欄に署名することが必要となります。これにより、整骨院での窓口で保険の適用になり、患者は自分の負担額のみを支払えばよいことになります。

この署名を行う際に、療養費支給申請書に傷病名や施術日数など何ら記載のない状態のことを「白紙委任」と呼ばれています。

この白紙委任が、不正請求の温床になっているのです。白紙のままなので、患者の知らないところで、後から整骨院側でいかようにも都合のいい様に請求できるのです。

実際に患者が受けた施術内容と、全く違う請求がされることもあるというのです。

朝日放送の「ムーブ」で、これら整骨院の不正請求について以下のように取り上げられています。

整骨院不正請求の暗部闇カルテ架空診療!?動かぬ行政1/2  

整骨院不正請求の暗部闇カルテ架空診療!?動かぬ行政2/2

ただ、ここまで不正請求のことを書きましたが、当然、真面目に正しくお仕事をしている柔道整復師の先生方もたくさんいると思います。不正を行わないと経営が成り立たないという現状もあると思いますが、これでは自分の首を自分で絞めるようなものです。過当競争の中で、整骨院の在り方が問われる時代ではないでしょうか。

 

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背中の痛みと整体治療

背中の痛みとか背中の張りを主訴として、谷井治療室にご来院してくださる患者様は多くいます。実は背中の痛みはかなりの割合で発生している症状なのですが、首こり、肩こりや腰痛に紛れてしまい、あまり注目されない部位になっているというのが現状です。

背中は位置的に首と腰に挟まれた間の部分なので、背中の上の方のコリや痛みは肩こりと一緒にされ、背中の下の方のコリや痛みは腰痛と一緒に扱われてしまうちょっと影の薄い部分なのです。

背中のこりや痛みは以下のように様々な要因で発生します。

  • 首、肩こりの延長線として発生するもの
  • 腰痛の延長線として発生するもの
  • 肩甲骨とその周囲の筋肉の問題
  • 肋骨の問題
  • 胸椎の問題
  • 内臓の反射
  • 自律神経の問題
  • 経絡的な問題

実はこれだけいろいろな問題が現れる大切な部分なのですが、自分で手が届きずらく目視で確認もしづらい場所なので他の部位に比べると、背中の症状は漠然とした感じになりがちです。

よく「男は背中で語る」とか、「自分の後姿を見せる」などの表現がありますが、臨床の現場でも背中ほど雄弁に全身の状態を語る部位は無いと思います。

背中は面積としてかなり広い部位ですので、その情報量も多く触診において様々なヒントを与えてくれます。

まず背中の皮膚の色つやの状態で大まかな健康状態が分かります。健康な皮膚は適度に湿り気を帯び皮膚の色も均一です。逆に背中の一部または全体に皮膚が乾燥していたり、あざ、シミがあったり、血色の悪いところなどがあるのは何らかの異常を示していることがあります。

腰の悪い患者様に散見されるのが、腰部に太い毛が生えているものです。人間の身体は弱い所を守ろうとしてその部分に毛を生えさせるのですが背中に生える毛もそのような理由のものがあります。

触診で実際に皮膚や筋肉や椎骨に触れてみて感じることもたくさんあります。うつ伏せの患者様の脊柱の上を真下に押すと椎骨の可動性のあるなしが概ねわかりますし、背筋の場合もその発達具合や硬さ、左右差や部分的なコリまで触診で分かります。特に左右の肩甲骨の間の部分の緊張は寝不足や過度のストレスなど自律神経の緊張を表すことがあります。

また内臓の調子が悪いと、その関連部位の椎骨や筋肉に緊張が現れます。鍼灸の施術で用いる背部兪穴(はいぶゆけつ)も内臓や経絡との関連を表しています。

私は学生時代に胃を壊して入院したことがありますが、その時の症状は胃の不調もさることながら、胃の裏にあたる背中が痛くて、布団から起き上がる際にもゆっくりでないと起きられなかったことを思い出します。これなども内蔵体壁反射で胃の不調と背中の痛みが、お互い足の引っ張り合いをしていた状態なのです。

呼吸器系の疾患にも関連が深く、上背部の硬さと喘息や風邪の諸症状とも繋がっています。上部胸椎や肋骨を調整するとこれら呼吸器の症状が楽になることが多く、風邪などで長引く酷い咳も軽減することがあります。

私も30代の頃に酷い風邪をひいた時があり、咳が止まらなくなりました。その時、治療院の同僚に胸椎3番を治療してもらったら途端に呼吸がぐっと楽になり、咳の発生頻度がだいぶ少なくなったのを覚えています。治療中も咳が出てしまうので、患者様に対して全く説得力がなく困り果てていたので、この時ばかりは本当に感動しました。

肋骨の動きも重要で、左右で24本の肋骨それぞれが呼吸の際に、胸郭を広げたり狭めたりの動きに連動して動くのです。丁度バケツの取っ手が動くように上下に動きます。若いうちは肋骨の動きも柔軟性があるため、外から見ても呼吸の度に胸が広がるのが分かります。

しかし、高齢になると全身の関節の可動性が少なくなり、肋骨の動きも少なくなります。これにより高齢者の方の肺活量は少なくなります。深呼吸をしてもらっても胸郭は広がらず、肩で息をするようになります。呼吸は新鮮な空気を取り入れるとともに、体の中の老廃物を吐き出すための排泄機能でもあります。

この機能が落ちてくると、ガス交換の能率が落ち、疲れやすくなったり活力が出なくなったりします。深い呼吸には精神を安定させる作用もあるため、各種瞑想法やヨガ、禅宗の僧侶の座禅などの調息にも欠かせません。

若い人でも部分的に肋骨の動きがロックしているものが、かなりの頻度であります。この肋骨の可動性を調整しますと呼吸が深く楽になり、その周辺の筋肉も緩むので肩こりや首こり、五十肩などにも効果を発揮します。

最後に肩甲骨についてですが、肩甲骨と胸郭の間は本来の関節ではありませんが、機能的には関節と同じなため、この部分の可動性の低下は、四十肩・五十肩とも関連しますし、肩こりの治療に際しても重要な部位となります。肩甲骨周辺の筋筋膜性の拘縮があると、上肢帯の可動性の低下を招きます。四つ足動物であれば、肩甲骨が前足の骨盤に当たりますので、それだけ大切な部位になるのです。

この様に背中は、その範囲が広いので痛みの原因となる部位も多岐にわたります。頸椎や骨盤と比べ意外と軽視されやすい部位ですが、本当はとても大切なところなのです!

 

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札幌 谷井治療室の骨盤矯正

骨盤矯正を取り巻く環境

札幌整体治療院 谷井治療室 骨盤画像骨盤矯正という言葉は、札幌の街にもあふれかえっており、我々のようなオステオパシー、カイロプラクティック、整体などの治療院、整体院がその専門であるとの自負もあるのですが、近頃は美容関連のエステティックサロンや、癒し系のサロンでも「骨盤矯正」という文字が目立つようになりました。

我々の様な治療院、整体院の業界でも、国家資格の保有者と無資格の整体師、療術師などが混在している状況ですが、美容関連のエステティックサロンでは、国家資格という面でいえば、そのほとんどが無資格者ではないかと思われます。

整体もカイロプラクティックもオステオパシーも、日本では法的に国家資格として認められていないため、僅か数ヶ月で「骨盤矯正が出来るようになります」などのキャッチコピーで生徒を集めている団体もあるのが現状です。

整体などの治療業界も、エステなどの美容業界もそれぞれの自主基準で修了証や認定証を発行しておりますが、これらは法的には何の効力も持たない、何も担保しない紙切れ同然のものなのです。

骨盤矯正の難しさ

私が治療の業界に入って一番初めにお世話になったのが、カイロプラクティックです。このカイロプラクティックのテクニックの中にも、それぞれの特徴があり、その当時教えていただいたテクニックで、骨盤を直接矯正する主なテクニックを以下に示します。

  • ディバーシファイドテクニック(多種多様なという意味)
  • ガンステッドテクニック(開発者のCS.ガンステッドD.Cの名前に由来)
  • トムソンテクニック(開発者のクレイ・トムソンD.Cの名前に由来)
  • PSTテクニック(ピアーズ・スティルワーゲンテクニック:開発者のウォルター・ピアーズD.CとスティルワーゲンD.Cの名前に由来)
  • SOT(仙骨後頭骨テクニック)

(*D.Cとは、ドクター・オブ・カイロプラクティックの略で、カイロプラクティックのドクターの学位を持つものに与えられる称号です。)

私もこの中で今の臨床で実際に使っている骨盤矯正のテクニックはSOTくらいですが、それ以外のテクニックも臨床の基礎にはなっていますので、今でも随所でその考えを活用させていただいています。

ディバーシファイドやガンステッドテクニックは、骨盤矯正の中でも大変難しいテクニックで、その技術の習得に多くの時間と訓練を必要とします。

トムソンやピアーズテクニックになるとトムソンテーブルやハイロ―テーブルの力を借りるため、骨盤矯正の技術習得がかなり楽になります。

そして、SOTによる骨盤矯正は技術的にはさらに簡単になりますが、そのための診断の力量が必要とされます。また、SOTの場合骨盤矯正用の楔形のブロックを使用しますが、これも教科書通りに使っていたのでは、それなりの結果しか望めず、その上を目指すには、やはり職人技というものが必要になってきます。

これらの様に、骨盤矯正と言っても様々な方法や理論が存在し、その技術の習得にも相当の時間と訓練を必要とするのが事実です。

美容としての骨盤矯正

エステティックサロンや癒し系のサロンなどで行われている骨盤矯正とはいったいどのようなものなのでしょうか?

骨盤矯正とともにヒップアップ矯正、バストアップ矯正、O脚矯正などと、看板にうたわれているのを札幌のあちこちで見かけますが、そもそも骨盤矯正の目的が違うような気がします。

私も男なのでこの様なサロンに行ったこともなければ、当然このようなサービスも受けたこともありません。なのでこの様な骨盤矯正に関しては何も語る資格はありませんが、メディアなどで紹介されたものを見ての判断では、健康よりも見た目重視といったところではないでしょうか。

本来の美容とは、体が健康であって初めて成し遂げられるものです。健康を度外視して見た目だけを繕うという骨盤矯正は、百害あって一利なしと思いますし、本来の美容と健康という概念から言ったら、本末転倒なのです。

骨盤はその可動性が少ない関節で構成されています。特に仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、数ミリの可動域しかありません。この数ミリしか動かない関節にズレを生じてしまうと、全身に大きな影響が出てしまいます。そのため、カイロプラクティックやその他の治療法においても重要視される部位なのです。

こんな大切な骨盤を見た目重視で安易に矯正してしまうと、その後全身に与える影響は計り知れません。これでは、角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)の諺通りになってしまいます。

これは、美容として理想と現実の差を一気に埋めようとする欲望を持つ利用者の方々にも問題があります。本当のヒップアップとは、食事や運動なども交えて健康的に骨盤を矯正することからでしか得られないのです。

骨盤がズレてしまうだけで、腰痛、肩こり、頭痛、生理痛、痔、便秘、下痢、自律神経失調症など様々な症状に見舞われます。

見た目重視で不健康になることは、これほど愚かで恐ろしいことなのです。骨盤を正しく機能的に矯正することが、真の健康を手にする王道なのです。

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