慢性頭痛は整体治療が最適

慢性頭痛の9割は首こりが原因です!

今回ご紹介する書籍は、「頭痛は首から治しなさい」 青山 尚樹著 青春出版社です。

頭痛

頭痛の原因は実は意外なところにあるのです。それは姿勢、冷え、ストレス、不眠、食事などで、これがもとで首の筋肉の血流を悪くして、首こり(首の筋肉の緊張)が起き結果として頭痛になるのです。

普段から湿布薬を常用したり、夏場の暑さ対策として首まわりを冷やして頭痛となるケースもあります。

また、食生活と頭痛の関連もあり、糖質の多い食事をとると血糖を乱し自律神経の交感神経を緊張させる引き金となります。これが首こり、そして頭痛へとつながることもあるのです。

慢性頭痛は緊張型頭痛や片頭痛(へんずつう)といったタイプ分けがありますが、私も臨床の現場で頭痛の患者様の首を触診してほとんどの人に「首こり」や「圧痛」が見られます。これは患者様本人の自覚がない場合でも筋肉の緊張はあります。

結論から言えば、慢性頭痛の90%が首や肩のコリから起こるため、カイロプラクティックやオステオパシー、整体治療などで首こり・肩こりの原因を治せば、慢性頭痛は改善するのです。

また頭痛の予防的観点からも、整体などで体のバランスを整えておくと、首や肩のコリが悪化することが少なくなり、その結果として頭痛の予防にもなるのです。

谷井治療室の患者様も、毎週頭痛が起きていた方が、ほとんど頭痛が起きなくなったという方もいます。

ひどい頭痛になると動くのもままならなくなり、生活の質(QOL)が著しく低下します。頭痛改善のためにもカイロプラクティックやオステオパシーなどで身体バランスを整えることが何よりも大切になるのです。

危ない頭痛、そうでない頭痛

一時性頭痛は頭の異常を認めないタイプの頭痛で、以下のように分類されます。しかし、実際にはこれらが混在するタイプの頭痛もあります

  • 緊張型頭痛・・・頭が締め付けられ重く感じる
  • 片頭痛・・・痛みが片側でズキンズキンと拍動するように響く
  • 群発頭痛・・・涙や鼻水などの症状を伴い、耐え難い痛み

これらは病院では原因が特定できないため、鎮痛剤などの薬を使った対症療法的な治療となります。

一方の二次性頭痛は、何らかの器質的な異常が原因で起こるもので、脳の重篤な病気のサインである場合が多く、注意が必要な頭痛です。

二次性頭痛

  • 頭全体が痛む(両側性)
  • 突然激しく痛む
  • 麻痺、しびれなどの症状を伴う痛み
  • いつもと違う痛み
  • 鎮痛薬を飲んでも改善しない痛み

上記の症状の場合、くも膜下出血、脳出血、髄膜炎、脳腫瘍などの病気が潜んでいる可能性がありますので、病院で検査を受けた方が良い。

一般的に、二次性頭痛は「頭の中」からの痛み、一時性頭痛は「頭の外」からの痛みで、今回扱うのは一時性頭痛です。

この一時性頭痛は病院で検査をしても、頭の中に異状はなく心配ないといわれ、投薬中心の治療になってしまいます。

実は、頭痛薬を長期連用すると「薬物乱用性頭痛」を起こす場合がありますので注意が必要です。

頭痛の原因である首こりを治さないで、薬に頼っていると、頭痛が改善しないだけでなく、薬の副作用で頭痛が起きるという皮肉なこともあるのです。

首こりの原因

首こりの外的要因として以下のものがあります。

  • スマートフォンやパソコンをよく使う
  • デスクワーク、手作業
  • 姿勢が悪い 冷え性
  • 首を冷やすことが多い
  • 湿布薬を常用
  • ストレートネックといわれた
  • よく目が疲れる
  • 噛み合わせが悪い
  • 歯ぎしりや食いしばりがある

内因としては、以下になります。特に低血糖と鉄欠乏に注意です。

  • ストレスが多い
  • 糖質中心の食生活
  • 甘いお菓子が好き
  • 朝食を抜く(低血糖)
  • 鉄欠乏(酸素不足)

低血糖・鉄欠乏→自律神経の乱れ→血流低下による首こりがさらに悪化→慢性頭痛の発生

夜に甘いものを食べ過ぎると、消化器系の経絡(けいらく)に変調が起き、首の緊張をおこして、寝違えを起こすこともあります。

後頭部から首の後ろ側を触診すると、 頭痛が強い側の 板状筋(頭板状筋・頚板状筋)などの緊張が強いことが分かります。

また、首の筋緊張が強いと、めまい、ふらつき、耳鳴りなども起こることがあります。筋緊張により血流が悪くなる結果です。

首の角度と頭の重さ

首の角度と頭の重さ

上手の様に首の角度が下向きに深くなればなるほど、首にかかる負担が増えてくるのです。頭の重さは意外に重く、ボーリングの球と同じくらいといわれます。

スマートフォンの操作などで、長時間下を向いていると20kg以上の重さが頚椎や椎間板などにかかり続けるのです。例えば、60度下を向くと27kgもの重さが、首にかかります。

このような習慣が続くと、首が前に出て背中が丸くなり、肩が前に出た体形になります。このような体形が固定化されると、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、首こり、肩こり、腕や手のしびれ・痛み、四十肩・五十肩、自律神経失調症など様々な不調に悩まされます。

スマホ首(ストレートネック)の原因にもなりますので、姿勢はとても大事です!

慢性頭痛の改善法

  • 長時間同じ座り姿勢でいない(30分ごとに歩く)
  • スマホ・パソコンの姿勢も要注意
  • 首を冷やさない
  • 枕を工夫する
  • 首の筋トレ
  • 血糖値を安定させる食べ方

血糖値を乱高下させないためには、糖質制限食、糖質を最後に食べる、中鎖脂肪酸(ココナッツオイル、MCTオイル)が有効です。

抗炎症作用のあるオメガ3の油を積極的に摂る。

  • エゴマ(加熱には向かない)、亜麻仁(加熱には向かない)、クルミ
  • 青背の魚 (サバ、サンマ、イワシなど)

片頭痛の方が避けた方が良い食品

  • チョコレート、赤ワインなどポリフェノールの多い食品
  • チーズ、タマネギなどチラミン(血管収縮作用がある)を含む食品
  • 中華料理などで使われることが多い、グルタミン酸ナトリウム
  • ハム・サラミなどに使われる亜硝酸ナトリウム
  • アルコール
  • カフェイン

頭痛予防に役立つ栄養素

  • 鉄(酸欠を防ぐ)・・・肉、魚、ほうれん草、小松菜、大豆、プルーン、海藻類
  • 亜鉛(筋肉の合成に欠かせない)・・・牡蛎(かき)、煮干し、するめ、豚レバー、牛肉
  • マグネシウム(筋肉血管の収縮を抑える)・・・あおさ、青のりなどの海藻類、ゴマ、アーモンド、全粒大豆、炒り大豆
  • ビタミンD(筋肉のコリや痛みを防ぐ)・・・あんきも、しらす干し、きくらげ(乾燥)、干しシイタケ、イクラ、サケ、イワシ

================================

肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
札幌市営地下鉄中島公園駅から徒歩1分と好アクセスです。

ご予約は TEL: 011-211-4857 にお電話下さい。

腰痛や肩こりの改善なら札幌市の整体|国家資格あん摩マッサージ指圧師の谷井治療室トップページへ

北海道札幌市中央区南9条西4丁目3-15AMSタワー中島1503号室


健康と医療ランキング

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村