啓示と導き

人間の頭の中で考えることや、ひらめきや、気づきは、ややもすると自分自身の力で獲得したものと驕り高ぶってしまいがちですが果たしてそうでしょうか?
金子みすゞの詩にも次のようなものがあります。
『 蓮と鶏 』
泥のなかから蓮が咲く。
それをするのは蓮じゃない。
卵のなかから鶏が出る
それをするのは鶏じゃない。
それに私は気がついた。
それも私のせいじゃない。
JULA出版局 「みすゞさんのうれしいまなざし」より
人はインスパイアにより、神から霊感を吹き込まれて、気づきやひらめきを与えて頂いているのではないでしょうか。そう思えてなりません。
ソロモン王のお話
旧約聖書の列王記にも、ソロモン王が神から知恵を与えれられる話が記されています。(口語訳)
神がソロモンの夢の中に現れ、「あなたに何を与えようか、求めなさい」(列王記上3章5節)と言われました。
ソロモンは、「聞きわける心をしもべに与えて、あなたの民をさばかせ、私に善悪をわきまえることを得させてください。だれが、あなたのこの大いなる民をさばくことができましょう」(列王記上3章9節)
と言って、神様に知恵を授けてくださいとお願いします。そして、次のように続きます。
ソロモンはこの事を求めたので、そのことが主のみこころにかなった。そこで神は彼に言われた、「あなたはこの事を求めて、自分のために長命を求めず、また自分のために富を求めず、また自分の敵の命をも求めず、ただ訴えをききわける知恵を求めたゆえに、見よ、わたしはあなたの言葉にしたがって、賢い、英明な心を与える。あなたの先にはあなたに並ぶ者がなく、あなたの後にもあなたに並ぶ者は起こらないであろう。わたしはまたあなたの求めないもの、すなわち富と誉をもあなたに与える。あなたの生きているかぎり、王たちのうちにあなたに並ぶ者はないであろう。もしあなたが、あなたの父ダビデの歩んだように、私の道に歩んで、わたしの定めと命令とを守るならば、わたしはあなたの日を長くするであろう」(列王記上3章10節~14節)
神はこのようにソロモンの夢の中に現れ、彼に知恵を与えました。この智慧の逸話が以下のように列王記に出てきます。
さて、二人の遊女が王のところにきて、王の前に立った。一人の女は言った、「ああ、わが主よ、この女とわたしとはひとつの家に住んでいますが、わたしはこの女と一緒に家にいる時、子を産みました。ところがわたしの産んだ後、三日目にこの女も子を産みました。そしてわたしたちは一緒にいましたが、家にはほかにだれもわたしたちと共にいた者はなく、ただわたしたちふたりだけでした。ところがこの女は自分の子の上に伏したので、夜のうちにその子は死にました。彼女は夜中に起きて、はしための眠っている間に、わたしの子をわたしのかたわらから取って、自分のふところに寝かせ、自分の死んだ子をわたしのふところに寝かせました。わたしは朝、子に乳を飲ませようとして起きて見ると死んでいました。しかし朝になってよく見ると、それはわたしが産んだ子ではありませんでした」。
ほかの女は言った、「いいえ、生きているのがわたしの子です。死んだのはあなたの子です」。
初めの女は言った、「いいえ、死んだのがあなたの子です。生きているのはわたしの子です」。彼らはこのように王の前に言い合った。
この時、王は言った、「ひとりは『この生きているのがわたしの子で、死んだのはあなたの子だ』と言い、またひとりは『いいえ、死んだのがあなたの子で、生きているのはわたしの子だ』と言う」。
そこで王は「刀を持ってきなさい」と言ったので、刀を王の前に持ってきた。王は言った、「生きている子を二つに分けて、半分をこちらに、半分をあちらに与えよ」。すると生きている子の母である女は、その子のために心がやけるようになって、王に言った、「ああ、わが主よ、生きている子を彼女に与えてください。決してそれを殺さないでください」。
しかしほかのひとりは言った、「それをわたしのものにもしないで、分けてください」。
すると王は答えて言った、「生きている子を初めの女に与えよ。決して殺してはならない。彼女はその母なのだ」。
イスラエルは皆王が与えた判決を聞いて王を恐れた。神の知恵が彼のうちにあって、さばきをするのを見たからである。 (列王記上3章16節~28節)
こうしてソロモン王も、神から知恵を与えられて正しい判断を下すことができたのです。私たち一人一人も大宇宙からのメッセージを与えられていると思います。問題はそれを素直に聞けるかどうかではないでしょうか。
治療の中での気づき
臨床の現場でも、自分の頭で考えたことでない気づきや、ひらめきを得ることがあります。カイロプラクティックの治療個所の詳細をリスティングと呼びます。椎骨のズレの方向をアルファベットの頭文字で示のですが、それがある日突然新しいパターンに変わったりすることがあります。
また、常に悩んでいる問題の解決策が突然ひらめくこともあります。こういったアイデアは頭の中でこねくり回しても出てくるものではなく、何か外から与えられたもののように感じます。
常にその問題に向き合って、試行錯誤を繰り返していると、何か神様からのギフトの様に画期的なアイデアが浮かぶのです。
人間は、自分の頭で考えたことも含めて、実は何か大いなる存在に導かれているような気がしてなりません。
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