首・肩・背中・腰などの痛みしびれ

痛みやしびれの意味

痛みやしびれは、体を守るためのサインです。「このままでは体が壊れてしまいますよ!」という叫び声ともいえます。耳元でささやく程度の弱い痛みもあれば、絶叫の様な激痛もあります。

痛いのを我慢し続けたり、市販の鎮痛剤などでごまかすことは、状態を悪化させてしまう場合もあります。

これは、体にとって危険が迫っている事を、一生懸命に訴えている声を無視するか、クスリで無理やり黙らせていることにほかなりません。

札幌痛み・しびれ整体治療院 画像

この様なことを繰り返していると、痛みは固定化し、より複雑化していきます。

当院でも、場合によっては医療機関の受診をまずおすすめすることがあります。これは、市販薬などで症状をごまかせている間に適切な医療を受ける機会を失う恐れがあるためです。

国際疼痛学会では、痛みを次のように定義しています。痛みとは、「実際に何らかの組織損傷が起こったとき、または組織損傷を起こす可能性があるときに生じる、不快な感覚と情動体験である

この定義で重要なのは、「組織損傷を起こす可能性があるとき」として、痛みの原因が見つからなくても、患者様の示す感覚や情動体験を痛みと認め、患者様の苦しみに理解を示すようにと述べているところです。

さらに、痛みとは、「不快な感覚と感情である」という最後の部分ですが、痛いという感覚とそれに伴う気持ちを含めて「痛み」というわけです。痛みには個人差があり、少しの変化でも、ものすごく痛く感じる人もいれば、そうでない人もいます。

患者様の痛みの訴えを受けとめる施術者の側にも、様々な受けとめ方があります。けれども患者様の感じる痛みが唯一の真実なのです。痛みの感じ方とそれに伴う気持ちの変化は、患者様だけのものだからです。

谷井治療室でも、この様な考え方に則って、患者様の痛みの軽減に努めてまいります。

筋骨格系の痛みの原因

新規の患者様を問診した際、よく聞かれる言葉があります。

  • 腰椎椎間板ヘルニアと診断され、そのヘルニアが神経を圧迫して痛みやしびれの原因になっていると言われた。
  • MRI所見で椎間板がつぶれ、骨と骨の間が狭くなっているから
  • 軟骨がすり減っているから
  • 骨盤の歪みがあるから
  • 仙腸関節のずれがあるから
  • 脚の長さが左右違うから

この様に「あなたの痛み・しびれの原因はこれですよ!」と、過去に説明を受けてきたそうです。確かに、上記のような問題が原因として関わっていることもありますが、痛みやしびれの原因が、この様な構造的問題だけで生じるのでしょうか。

私も患者様に説明をする際に、方便としてこの様な説明をすることはありますが、あくまでも患者様がイメージしやすく、理解しやすいのでそうしているだけで、一つの例えにすぎません。確かに、骨折や脱臼、筋・腱の断裂、組織損傷による炎症、感染症や悪性腫瘍などの器質的問題によるものもあります。

しかし、筋骨格系の痛み・しびれの原因は、それ以外の機能的問題の方がはるかに多いのです。この機能的問題は、レントゲンやCTやMRIなどの画像には写りません。画像診断は、骨折、脱臼、悪性腫瘍などの鑑別診断のためには必要ですが、関節の機能などは画像上には表れないのです。また、臨床上いつも疑問に思う以下のことがあります。

  • レントゲンやMRI画像所見と痛みやしびれの箇所は必ずしも一致しない。
  • これといった心当たりもなく、突然痛みが始まる。
  • 痛みやしびれの箇所がコロコロ変わる。
  • 病院で手術が必要と言われたのに、当院の様な保存的療法で治ってしまう。

また、椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症の手術をしたが、腰痛や下肢の痛みが変わらない方がいます。その理由は、恐らくそこには痛みの原因がなかったからだと思います。

これらのことから痛みやしびれの原因がヘルニアや骨盤のズレなど構造的(器質的)問題だけではなく、機能的な問題の可能性を示唆しているのではないでしょうか。

谷井治療室では機能的異常の診断として、キネシオロジーテストを用い、患者様一人一人の体の声に傾聴し、痛みやしびれの真の原因に踏み込んだ施術を行います。

そして、構造的にも機能的にもバランスのとてた身体を目指し確実に調整いたします。

TEL 011-211-4857

札幌で痛み、しびれの整体院なら谷井治療室