脊柱管狭窄症の手術の前にまず整体

脊柱管狭窄症イラスト

ここ最近、脊柱管狭窄症の患者様の来院頻度が増えています。

書店の健康関連のコーナーにも、「脊柱管狭窄症」関連のものが多数出版されています。

出版不況の昨今、出版社は売れるものしか出しませんので、脊柱管狭窄症の患者の需要がかなりあるということです。

本当に、世の中に脊柱管狭窄症の患者が、急増しているのでしょうか?

当院の患者様の状態からの判断しかありませんが、確実に増えていると思います。

脊柱管狭窄症の症状は、片側もしくは両側の臀部から大腿後側や外側、ふくらはぎや足先までの一部または全体の痛み、しびれなどの症状を訴え、長い距離を歩けないが、腰を丸くして座るなどするとまた歩けるようになる(間欠性跛行:かんけつせいはこう)などの症状を訴えます。

脊柱管狭窄症は、変性疾患ですので、老化や体の錆び付きと関係が深いのです。なぜこんなに脊柱管狭窄症が増えてしまったのでしょうか?

それは食生活を含めた生活習慣が原因と思われます。

食生活は、体を錆び付かせる酸化した食品群、添加物、農薬などが疑われます。まずはトランス脂肪酸を多く含んだマーガリン、ショートニング、ファットスプレットなどが要注意するものです。これらは菓子パンや市販のお菓子にかなりつかわれています。狂った油とも、食べるプラスチックとも呼ばれ、体を強烈にさび付かせる活性酸素を多くつくり出してしまいます。

次がオメガ6の油は、摂りすぎると体に炎症反応を増やしてしまいますので食べ過ぎに注意が必要です。一般的なサラダ油はこのオメガ6に分類されます。

あとは食品添加物の多い加工食品も食べ過ぎは良くありません。

その他の生活習慣では、デスクワークなど長時間の座位が考えられます。自宅でもソファーなどで悪い姿勢で座り続けることや、長時間の車の運転なども原因として挙げられます。現代生活は椅子に座っての作業が増え、その分運動不足になっています。

脊柱管狭窄症は、腰椎変性疾患ですので、別名、老化病、退化病ともいわれます。座り姿勢が多い生活を長年続けていると、腰椎の骨や椎間板、靭帯などに変形が生じてきます。これはある意味で座った姿勢に対する順応の結果でもあるのです。

しかし、座った姿勢に合うように腰が変形してしまうと、今度は立った姿勢では辛くなってしまいます。その結果、長く歩くと臀部や脚部への痛みやしびれが起こるようになるのです。これが間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれるものです。

長時間同じ姿勢で座り続けないよう時々席を立って歩く習慣をつけてください。

また、普段から長時間歩く習慣がない人は要注意なのです。それは何故かというと、脊柱管狭窄症にともなう間欠性跛行は、ある程度の距離と時間を使って歩かないと、症状が表面化しないからです。

日常生活で、ほとんど長く歩く習慣のない方は、脊柱管狭窄症が進行していても気づかない場合があります。

よく歩く習慣をつけて、脚の重さやだるさ、痛みやしびれなどの症状がないかチェックしておくことが大切です。この様に長く歩くことは、脊柱管狭窄症の現状確認と、予防の両面から大変重要になってくるのです。

脊柱管狭窄症の予備軍

次のような方は脊柱管狭窄症の予備軍ですので、ご注意ください!

・過去にぎっくり腰を起こしたことがある。

・現在、慢性的に腰痛を感じている。

・朝起きるときに腰が痛くて起きづらい。

・長時間椅子に座る生活だ。

・運動不足で、腹筋背筋が弱い。

・歩くと脚が重だるい。

・体が硬い。(特に腰部の筋肉と、ハムストリング、ふくらはぎの筋肉)

以上の様な方は、加齢とともに脊柱管狭窄症になるリスクが高くなって行きます。

脊柱管狭窄症になってしまうと、初期であれば、生活習慣の改善と、適切な施術で回復しますが、慢性化してしまうと手術の対象になる場合もあります。

また、手術しても再発率が高いのが、脊柱管狭窄症の特徴です。

そして再発を繰り返すたびに確実に悪化していきます。

脊柱管狭窄症の予防法

どんな人も加齢とともに、脊柱管が狭くなっていくのですが、下肢の痛みや痺れなどの症状が出る人と出ない人がいます。脊柱管の広さには個体差がありますので、もともと脊柱管が狭い人は余裕がないので、加齢による変形が進むと、神経に干渉し症状が出てしまいます。

腰痛も慢性化したものほど我慢しがちですが、これがいけません!我慢している間に、脊柱管は徐々に狭くなっていき、気づいた時には本当の脊柱管狭窄症になってしまうということも起こりえます。

脊柱管狭窄症でお困りの方や、手術後の再発防止のためとお考えの方には、適切なカイロプラクティックオステオパシーの施術をお勧めいたします!

背骨や骨盤のゆがみが強いと、椎間板や関節の変形が進みやすくなりますので、整体治療でバランスを整えることは、症状の改善のためにもとても有効な手段なのです。

特に重要なのが、背骨のS字湾曲の確保と維持で、S字湾曲は前後方向と、左右方向の両面が正常であることが大切です。カイロプラクティックやオステオパシーなどで全身のバランスを整えることは、背骨を構成する椎骨の分節運動を正常化し、正しいS字湾曲をつくるための重要な要素になるのです!

もう一点重要なことは、背骨を支える脊柱起立筋群を中心として、体を鍛えることです。筋トレを行うことで筋力と筋量が増し、これが背骨を守るためにプラスに働くのです。

また、冬場など気温が低下する時期には体も硬くなりますので、腰部や脚部の血流が悪くなり、脊柱管狭窄症の関連症状が強く出ます。逆に体を温めることは症状改善にプラスに働きますので、適度な運動や入浴など体が温まり血液循環の良くなることは特におすすめです。

使い捨てカイロを腰や臀部に貼って温めるのも効果的ですので、外出先などではこの様にするといいと思います。

心当たりのある方は、まずは運動習慣をもつことと、食生活を含めた生活習慣全般の改善をすぐに行ってください。楽をして動かないでいると老化や変形はどんどん進んでしまいますのでご注意ください!

================================

肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
札幌市営地下鉄中島公園駅から徒歩1分と好アクセスです。

ご予約は TEL: 011-211-4857 にお電話下さい。

札幌市のキネシオロジーの谷井治療室のホームページ

北海道札幌市中央区南9条西4丁目3-15AMSタワー中島1503号室


健康と医療ランキング

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村