食が人をつくる

食事を切り替えると、年収が上がります!!

食事を改善すると、健康になり頭脳明晰となる → 仕事の能率がup!→ 年収アップ!!

何だか「風が吹けば桶屋が儲かる」の様な論法ですが、実際には的を得ていると思います。

今回ご紹介する書籍は、「超一流の食事術」 アイザック・H・ジョーンズ著 です!

この本の要約は次の通りです!

  • 現代人は、エネルギー源として糖質を主に使っている。
  • しかし、人類は脂質を主なエネルギーとしてきた長い歴史がある。
  • 身体に糖質を蓄える能力は、2000kcal
  • 脂質を蓄える能力は、4万kcal ( なんと!糖質の20倍 )
  • 糖質がタンパク質とくっついて熱が加えられるとAGE(終末糖化産物)がつくられる。
  • AGEは細胞を攻撃し、炎症を引き起こす。
  • 慢性炎症によってさまざまな病気が起こる。
  • 良い油の摂り方で、炎症を抑え健康になる!
  • オメガ3の油を積極的に摂る。
  • トランス脂肪酸は、細胞を攻撃する毒性がある。
  • 遺伝子組み換え食品(GMO)をさける。

私も経験がありますが、甘いものを食べると、ある意味で幸せな気分になります。そして心と体がホッとして緩むのです。

これはどうしてだかわかりますか?

人間は永らく飢餓と闘って来た歴史があります。飢餓が続けばやがて訪れるのは餓死です。それを逃れるためには、視覚、聴覚、嗅覚などの感覚を鋭敏にし、脳をフル回転して、ひたすら獲物を探すのです。

飢餓イラスト

この様な状態では、身体は交感神経が緊張した状態で、いつでも戦う準備が出来ています。

飢餓状態とは、ざっとこんな感じです。

しかし、ひとたび獲物を捕らえることに成功し、お腹いっぱい食べて満腹になると、しばらくは獲物を捕らなくてもよいので、脳は全身に緊張を解く命令を送ります。

この時人は、飢餓から救われた安堵感と、生き延びられた幸せな感覚に包まれます。

この流れを現代に当てはめると、お腹がすくと人はそれをストレスに感じて、イライラして心も体も緊張してきます。

ここで、コンビニに走り甘いものをゲット!

早速それを口にほおばると、糖質が一気に吸収され、血糖値が急上昇し、脳は満腹感と多幸感に包まれます。

そうです。現代ではこのように飢餓から解放されるのです。甘いものを食べると、急激に血糖値が上昇するので、脳は栄養が満たされたと勘違いして、全身に武装解除の命令を出します。

そして、体から力が抜け、幸せな感じになります。甘いものと多幸感との関係はこの様になっているのです。

次に良く聞くのが、失恋やストレスでやけ食いをするというお話です。人がストレスを感じると食べ過ぎるのは、次のような理由があります。

昔はストレス(飢餓)があると食べることで生き残ろうとしました。その習性が残っていて、今も別の意味でストレスがかかると食べてしまうのだと私は考えます。

狩猟採集時代の飢餓ストレス ≒ 現代社会のストレス

しかし、昔と今との違いは、昔は簡単には食べ物が手に入らなかったが、今は簡単に手に入るため肥満などの生活習慣病が問題になってしまいました。

我々の祖先は、食料のほとんどを狩りで取っていたため、食料が手に入った時に、、とことん食べまくって、余剰分を巨大な脂質の燃料タンク(皮下脂肪など)に蓄えました。食料が無い時にはこの燃料タンクから少しづつ燃料補給をして生き延びたというのです。

トランス脂肪酸が体をサビつかせる

トランス脂肪酸についての危険性はかなり前から指摘されており、心疾患などのリスクも高くなるなどの懸念もあります。食べるプラスチックとか狂った油などと非難されることも多い油です。

アメリカ(米食品医薬品局:FDA) では今年(2018年6月)から、トランス脂肪酸に対する食品添加の規制が始まりました。

日本ではまだこのような規制はありませんが、企業努力によってマーガリン、ショートニング、ファットスプレッドなどのトランス脂肪酸がかなり低減されています。

商品名トランス脂肪酸量( g / 商品 10g )

ネオソフト

0.08

ラーマベーシック

0.1

小岩井マーガリン(ヘルシー芳醇仕立て)

0.039

明治マーガリン

0.1

上記のデータは、農林水産省のHP http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/

と比べても、トランス脂肪酸の量が、1/10以下に抑えられているのが分かります。

トランス脂肪酸は、揚げ油やお菓子などにも含まれていますので、これらを複合して摂った場合のトランス脂肪酸の摂取量は当然増えてきます。そのためにも、出来る限り加工品の量を減らし、バランスの良い食生活をすることが大切だと思います。

トランス脂肪酸は、「狂った油」とか「食べるプラスチック」と形容されますが、脳の神経系に悪影響を与えると考えられています。その結果、精神的に不安定になったり、自律神経失調症になったりすることが危惧されています。

油はオメガ3の豊富な青魚やアマニ油、エゴマ油、クルミ(生)をよく食べることです。これらの良い油が脳神経系にも良い作用を与えます。

最後に、GMO(Genetically Modified Orgasnisms:遺伝子組み換え作物)についてです。この問題は大変難しい問題で、種子までのレベルで遺伝子組み換えされていないものを選ぶとなると、個人の努力でどこまでできるのか疑問もあります。

まずは、外食のものはどんな食材を使っているのかが不明ですので、出来ることなら安全な食材を求めて、自分で料理することです。

以前お越しになった小学生の男の子のお話ですが、その子には発達障害の診断がついていました。落ち着きがなく、動き回ってばかりで、常にハイテンションなのです。

当治療院は、マンションの9階にあり、普通は皆様エレベーターでお越しになります。

しかし、その男の子は違うのです。お母さんに連れられて、当マンションまで来ると、「僕、階段で行く!」といって、お母さんの手を振りほどき、ダーッと一気に階段を駆け上って、9階の当院まで来るのです。

そんな状態でしたが、お母さんが食生活を改めて、無農薬有機栽培の食材に切り替えたところ、徐々に精神状態が落ち着いてきて、その子の問題行動が減ってきたのです。

ところが、その子の祖父母が孫可愛さにコンビニのアイスを買い与えたのです。そうしたらまた以前の様に落ち着きが無くなり、問題行動を起こすようになりました。

その後食生活を再度改めた結果、約1週間で情緒が落ち着きました。こんなことが何度かあったため、お母さんは、その子の食生活と情緒の問題の関連性に気が付いたのです。

私も食べ物によって、人間の精神状態がこんなにも変わるものかと驚いたとともに、大変学ばせていただきました。

遺伝子組み換えや、農薬、化学肥料、食品添加物などが人体にどのような害をもたらすのかは、まだ解明されていない部分もありますが、日々自分の体に入れるものは、できるだけ安全なものを選ぶことが、良い人生を送る基礎になるのです。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
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