根本治療を目指す!

腰痛にも肩こりにも世の中には様々な治療法があります。それらの治療法が、それぞれどういうものかなどと、その方法論や優劣を論じるよりも、どの様な意図をもってそれらを用いるかが重要であります。

治療法には対症療法根本治療があります。

  • 対症療法・・・症状に対する治療
  • 根本治療・・・原因に対する治療
腰痛の対症療法

例えば、トイレが詰まっていて臭いとします。消臭剤で臭いだけを消そうとするのが対症療法で、詰まりを元から改善させるのが根本治療です。

臭いものには蓋とばかりに対症療法を繰り返すと、状況はどんどん悪化してトイレは壊れてしまいます。人の身体も全く同じです。

私は20代の頃に整形外科に勤めていたことがあります。腰痛でも首や肩の痛みでも、レントゲンなどで異常が見つからなければ、痛み止めや物理療法(電気をかけたり、温めたり)などの対症療法しか方法がありませんでした。

これでは根本は治っていないので、患者さんの生活習慣など諸条件が変わらなければ、腰痛や肩こりの状況はどんどん悪くなります。

ちなみに、この整形外科での私の仕事は、物理療法(干渉波・マイクロ波・SSP・ホットパック・首や腰の牽引など)の係でした。

朝から晩まで機器から発する電子音(ピッピッピッ・・・)の中で仕事をしていたので、その音が耳についてしまい、アパートに帰っても、その音が聞こえているほどでした。

物理療法に回される患者は、高齢者や慢性の症状の方が多く、この患者さんたちは対症療法しか受けていないので、結果的には治っていないのです。

整形外科でのちょっと笑えない話ですが、整形外科というところは、お年寄りの社交の場になっていて、毎日同じ時間に同じ人が治療を受けに来るのです。だから、たまにいつもの人が来ていないと気になります。

私もある患者さんに、「ここ最近お見えになっていなかったけど、なにかあったのですか?」とたずねたら、「いゃ~最近腰が痛くて来れなかったんだ!」という言葉を聞いてがっくり来たことがあります。

腰が痛いならすぐに整形外科に来ればいいのに、元気になっったから来たというのです。

対症療法を受けている患者も、それを行っている我々も、結局は治ると思っていないのです。じゃ~なんで整形外科に毎日来るのかといえば、暇で孤独なお年寄りが、ただお話をしに来ているといった感じです。

そこの整形外科では、院長先生自らが「物理療法はサービスです!」と言い切っていましたからそれで治るなどとは考えていませんでした。

所詮、病院の対症療法とはこんなものです。

昔、江川投手の鍼治療の話がありました。元読売巨人軍のエースであった江川卓(えがわすぐる)投手の引退した理由が鍼治療というのです。

どういうことかというと、もともと肩を壊していた江川投手は、鍼治療によって一時的に回復したが、その時に使ったツボは、一度そのツボを使うと短期的には回復し、その後二度とボールを投げられなくなるというツボだったそうです。

そんなバカな話はないのですが、もし本当にそんな治療があったら、これこそ究極的な対症療法になります。(後にこの話は嘘であったとなっています)

本来の治療とは、痛い所のみを治すのではなく、なぜ痛くなったのかを治さなくてはいけません。

ただここに、患者と術者の意識の乖離(かいり)があります。患者は痛い所を触ってほしいし、そこを直接治してほしいのです。しかし、術者は問題の本質を治したいので、時には痛い所以外の部位を治療することもあるのです。すると患者は、この先生は自分の症状を理解していないヤブ医者と思うのです。

あん摩・マッサージ・指圧の世界も、本来は治療目的でありましたが、今は単なる慰安マッサージが主流になってしまいました。私も資格上はマッサージ師ですのでとても残念に思っています。

対症療法で、うわべを繕って問題を先送りにしていると、患部はどんどん悪化します。

例えば人の関節は、正しい位置、正しいアライメント、正しい可動性がありますが、対症療法ばかりしていると、関節や筋肉に無理な負担がかかり、関節は機能障害になり、周辺組織は変形や拘縮、癒着などを起こします。

これらを防ぐためにも、より本質的な施術を受けることが必要になります。

本質的な施術を行うと以下のような変化が望めます。

  • バランスが良くなり姿勢が整う
  • 筋肉がゆるみコリがとれる
  • 関節の可動性UP
  • 神経伝達が良くなり筋力UP
  • 血流改善
  • 自律神経のバランスの整う
  • 消化吸収が良くなる
  • 便秘や下痢の改善
  • その他

これらの効果は万人にあらわれるわけではないですが、確かにカイロプラクティックやオステオパシーの施術を行ってから上記のようなお辛い症状が改善したという患者さんもいるのです。

対症療法そのものが悪いわけではなく、根本的な治療を行わないで対症療法のみに走るのがいけないと言っているのです。

対症療法に力を入れすぎると、その時のその場の痛みなどを消そうとして過剰な刺激を患者さんに与えてしまいます。確かにその場では楽になったような気がしますが、次の日になったら、痛みが戻ったり、治療する前よりも痛みが増えたりすることが多いのです。

結局いじり過ぎて悪くしてしまっているのです。これでは本末転倒ですね!

ただしこの問題は、施術者側だけの問題ではないのです。患者さんの側も手っ取り早く楽に結果が欲しいため、対症療法を求めてしまうのです。本来の根本的な解決には、生活習慣の改善など、患者さんにとっては耳の痛い話が多く、ある意味で痛みを伴う改善が伴いますので敬遠されがちです。

この様な患者さんのご機嫌を取る形で、対症療法が過剰になってしまっているのです。術者も患者さんも安易に結果のみを求めるのではなく、根本的な解決という王道を行くのが正しいのです。

よく「たかが肩こり、されど肩こり」といいますが肩こりなど身近な症状をバカにしてはいけません。何か大きな病気の前触れとしての肩こりもあるのです。これを簡単なマッサージなどの対症療法でごまかしていると、本当の原因を見逃してしまうこともあるのです。

例えば内科的に見ると心筋梗塞・狭心症などの病気の前兆としての肩こりということもあるのです。整形外科的に見ると頚椎ヘルニアなどの症状としての肩こりもあります。こういうことから肩こりはバカにできないのです。

皆様も是非、本質的な施術を受けてみてください。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
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