潜在意識と遺伝子

健康も病気も「思考」の影響を受けています。

今回ご紹介する書籍は、「思考のすごい力」ブルース・リプトン著 PHP研究所です。

細胞の状態は、細胞をとりまく物質的、エネルギー的な環境によって基本的にコントロールされていて、遺伝子はほんのわずかしかかかわっていない。

遺伝子

遺伝子は設計図、環境は建設業者、そして細胞がその環境を「認識」することによって、生命のメカニズムが動き始める。

私たちの人生も遺伝子が決めるのではなく、環境が人生を後押しするのです。

私たちの人生がどんなものになるかは、環境をどう知覚するかに基づいている。

将来の医学教育の場は、現代西洋医学の理論と実践、代替医療、そして古代から現代までの信仰の心霊的(スピリチュアル)な知恵、これらを統合するようになるだろうと著者は述べています。

あなたの人生を動かしている ゛信念 ” の多くが間違っていること、あなたがそれに縛られていること、これがわかれば誤った ゛信念 ” を変えることもできる。

私を含め、ほとんどの人が、自分は間違っていないと信じているが、この考えがすでに間違っているということです。

やはり思いが現実をつくるということで、臨床の現場でも良くなっているところよりも、悪い所のことを強調して訴える人は治りが悪い傾向にあると思います。

腰が痛い肩こり、首が痛い足がしびれるなど全身の不快な症状は上げたらきりがありません。

しかし、その症状のとらわれていると結果として腰痛などが治らないのです。私も普段は肉体面を主に施術の対象にしていますが、患者様の気持ちをいかに前向導けるかが症状改善の鍵になると考えます。

エピジェネティクス

「エピジェネティクス」・・・環境が遺伝子の活性をコントロールする分子的なメカニズムを研究する学問のことで、遺伝子が全てを決定しているのではないということです。

私たちは遺伝子の犠牲者ではなく、運命の支配者。

信念が身体や心、人生をコントロールしている。

もしも培養中の細胞の調子が悪かったら、原因は細胞そのものではなく、その置かれた環境に求めるべきだ。

ダーウィンでさえ晩年は進化論に環境の役割を認めたそうです。

健康状態が悪いのは、精神、肉体、感情、心などが関係しあった結果で、人間は生化学的マシーンではないということです。

遺伝子にスイッチを入れるのは環境。細胞は生活している環境に合わせて形を変える。

細胞膜こそが細胞の脳であり細胞の生命をコントロールしている。細胞は環境から情報をダウンロードしている。

細胞のレセプターは、エネルギー場を読み取ることができるのだから、物質分子だけが細胞の活動に影響を与えるという考え方は時代遅れだ。

生命の活動は目に見えない力(これには思考も含まれる)この事実は薬剤に頼らないエネルギー医学の科学的な土台となる。

細胞膜は環境からの信号をキャッチしてそれに反応し、その結果、細胞の行動が引き起こされる。

著者はエネルギーに基づいた療法を無視していたのが、いかに傲慢なふるまいだったかを痛感した。近視眼的すぎたのだと述べています。

人間の生体内システムは重複的であるので、治療の反応も全体に影響する。逆に言うと薬の副作用も、様々に絡み合ってしまう。

因みに米国人の死因の第1位は「医現病」と作者は述べています。

量子物理学による発見を生物医学に組み込み、自然の法則に調和した、新しくより安全な医療体系をつくり出すべきだ。

生物学は量子力学とニュートン力学の両方を統合しなければいけない。

あるエネルギー療法の先生が、癌の患者に対しエネルギー的な施術を行った。その先生曰く、癌のエネルギーは施術によって消えているというが、実際のがん細胞は大きくなってしまい手遅れになったケースもある。

だからといってエネルギーを否定はできないし、オステオパシーにもエネルギー療法がある。カイロプラクティックには、身体のエネルギーを読み取り診断に役立てるキネシオロジーテストがあります。

ジョンズホプキンズ大学の物理学者リチャード・コン・ヘンリーなど量子物理学のリーダーたちは、「宇宙は物質ではない。精神的でスピリチュアルなものだ」といっている。

著者は意識5%、潜在意識95%といっています。

潜在意識は意識による監視やコントロールを受けずに作動する。

潜在意識は書き換え可能(催眠療法、自己暗示による肯定、身体を中心にしたセラピー、エネルギー心理学)

カイロプラクティックのキネシオロジーテストも、潜在意識と関連があります。当院でも腰痛や肩こりなどの症状の原因になる部分の診断にこのキネシオロジーを活用しています。

バイオニック・ジェミーや600万ドルの男も自分の意志で肉体をコントロールするドラマで、私も子供のころ夢中になってテレビを見た覚えがあります。これはあくまでSFの世界の話ですが、現実世界の出来事も健康問題も自分自身の心の中の思考が作り出しているのです。

プラシーボが肯定的思考によって人を健康にする。(逆はノーシーボ)

信念というものはカメラのフィルターのようなもの。生体の機能は信念に適応して変化する。

遺伝子という設計図上の暗号は自分では変更できないが、心は自分で変えられる。そうすることで、遺伝子の潜在的な可能性が発現するように、設計図のスイッチを切り替えることができる。人生をコントロールしているのは、遺伝子ではなく思考なのだ。

信念に関するガンジーの言葉を下に記します。

信念が変われば、思考も変わる
思考が変われば、言葉も変わる
言葉が変われば、行動も変わる
行動が変われば、習慣も変わる
習慣が変われば、人格も変わる
人格が変われば、運命も変わる


マハトマ・ガンジー

歪んだ思考は健康を害する。大病のほとんどは慢性ストレスに起因する。恐怖を捨て去ることが大切。

この様にお伝えすると、腰痛や首や肩のコリや痛みで苦しむのも、心が悪いからだと自分を責めてしまいがちですが、人間だれしも完璧な人はいないのでご安心ください。

逆に身体が悪すぎると、気持ちがネガティブに傾きやすくなるのも事実です。カイロプラクティックオステオパシーの施術で身体的なバランスを整えることは、心のバランスを取ることにつながっているとも言えます。心身一如ですね!

遺伝子が全てを決定するという遺伝子短絡主義だと宿命論につながり、自分の境遇は努力しても変えられないと、間違った解釈に至ってしまう恐れがある。

私たちは、不滅の霊的な存在であり身体とは別に存在しているのであると著者は述べています。

魂と科学が再統合することで良い世界になる。

岩や空気、人間などを区別しないですべてに魂、すなわちエネルギーが息吹いている。物質とエネルギーとは分かちがたく結びついている。量子物理学的な世界観。

私たちの体内のすべてのタンパク質は、環境にある何かと物理的/電磁気的に相補的なのだ。

私たちは全体の部分であり、それを忘れるのは危険。

共生の大切さ。ヤドカリとイソギンチャク、ハゼとエビ、人間と微生物。

共生してはじめて生きていけるのに人はその微生物を痛めつけている。(抗菌・除菌)

健康な人の細胞は、自らと他の細胞すべての生存率を高めるよう機能しています。

思考が行動や遺伝子の活動をコントロールしている。そして結果的に人生の展開もコントロールしているのです。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
札幌市営地下鉄中島公園駅から徒歩1分と好アクセスです。

ご予約は TEL: 011-211-4857 にお電話下さい。

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