便秘改善アイキャッチ画像

便秘は「ただ出ないだけの問題」ではありません

生活習慣を改善して、「健康な腸」を取り戻しましょう! 

ということで、今回ご紹介する書籍は、「排便力をつけて便秘を治す本」で、松生 恒夫(まついけ つねお)先生のご著書で、光文社より出版されています。 

便秘は単なる不快症状ではなく、体からの重要なサインです。

日本では約500万人が便秘に悩んでいるといわれていますが、
実は毎日排便がある方でも、約6割が腹部の張りを感じているというデータもあります。

つまり多くの方が、
“隠れ便秘”の状態にあるといえます。

便秘改善の本質は「排便力」にあります

便秘を根本から改善するために最も重要なのは、

👉 排便力(自分の力で便を出す力)を取り戻すこと

です。

下剤などで一時的に出すのではなく、
自然に排便できる状態を取り戻すことが本質です。

下剤に頼ることで便秘は悪化する

① 依存性・耐性の問題(最大の問題)

刺激性下剤(アントラキノン系下剤)は、センナ、ダイオウ、アロエなどに含まれる成分が大腸を刺激して排便を促す「大腸刺激性下剤」です。腸の粘膜を直接刺激して排便を促しますが、長期使用で深刻な問題が起きます。

  • 耐性形成:同じ量では効かなくなり、どんどん量を増やす必要が生じる
  • 腸の怠慢化:薬に頼ることで腸が「自分で動く力」を失っていく
  • 薬なしでは全く出なくなるという悪循環に陥りやすい

② 腸の器質的ダメージ

長期間の刺激性下剤の使用で、腸に取り返しのつかないダメージが残ることがあります。

  • 大腸メラノーシス(大腸黒皮症):腸の粘膜が黒く変色する。センナ・アロエの長期使用で起きやすい
  • 弛緩性便秘のさらなる悪化:もともと腸の動きが弱いタイプの人が刺激性下剤を使い続けると、腸の筋肉がさらに衰える
  • 神経障害:腸管の神経細胞がダメージを受け、自律的な蠕動運動ができなくなる

③ 電解質異常・全身への影響

  • カリウム低下(低カリウム血症):下剤の多用で下痢が続くと、カリウムが失われ、筋力低下・不整脈・倦怠感を引き起こす
  • 脱水:水分が腸から過剰に排出され、慢性的な脱水状態になる
  • かえって便秘悪化:脱水になると腸内の水分が減り、便が硬くなってさらに出にくくなるという皮肉な結果に

④ 根本原因を放置してしまう

薬は「症状(出ない)」を一時的に解決するだけで、なぜ出ないかの原因には手をつけません。

  • 食物繊維不足・水分不足・運動不足・腸内細菌のバランス異常・骨盤底筋の機能低下など、真の原因が改善されないまま
  • 「薬を飲めばいい」という意識が定着し、生活習慣の改善が後回しになる

⑤ 市販薬の乱用問題

  • 処方薬と違い、市販の便秘薬は自己判断で際限なく使える
  • 「強い薬ほどよく効く」と思い込み、用量を超えて使うケースも
  • 薬剤師・医師への相談なしに何年も使い続ける人が非常に多い

⑥ 病気のサインを見逃す危険

便秘の背後に、大腸がん・甲状腺機能低下症・パーキンソン病・糖尿病性神経障害などの重篤な疾患が隠れていることがあります。薬で症状だけを抑えていると、これらの発見が遅れるリスクがあります。

多くの方が便秘に対して下剤を使用しますが、注意が必要です。

下剤を長期間使用すると、

・腸の蠕動運動が低下する
・便意が弱くなる
・肛門周囲の筋力が低下する

といった変化が起こり、

👉 「自分で出せない体」になってしまいます

これは慢性便秘の大きな原因の一つです。

便秘は大腸がんのリスクも高める

便秘が続くと腸内環境が悪化し、

・悪玉菌の増加
・免疫力の低下

を引き起こします。

さらに、

👉 二次胆汁酸の増加により大腸がんのリスクが上昇する

ともいわれています。

腸は「第二の脳」|自律神経との深い関係

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、神経系と密接に関係しています。

例えば、

・自宅では排便できるが外出先ではできない
・緊張すると便が出ない

これらはすべて、
👉 自律神経の影響によるものです。

ストレスによって副交感神経が抑制されると、腸の働きは低下します。

歴史上の人物も腸のトラブルに悩まされていた

実は、腸の問題は昔から人類にとって重要なテーマでした。

徳川家康|腸を整え長寿を実現

徳川家康は麦飯を中心とした食生活を徹底し、
当時としては非常に長寿の75歳まで生きました。

麦に含まれる食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、
現代でいう「腸活」に通じるものです。

徳川家康三方ヶ原戦役画像

徳川家康は三方ヶ原の戦いで武田信玄に敗れて敗走したとき、あまりの恐怖に馬上で脱糞したという話が伝わっています。
戦の極度のストレスによって
👉便失禁してしまったという逸話ですね。

👉 腸は食事とストレスの両方に影響される

ことが分かります。

便秘を悪化させる10の原因

些細な便秘が慢性化する原因には以下があります。

・便意の我慢
・食事量の不足
・睡眠不足
・体の冷え
・運動不足
・加齢
・女性ホルモン
・痔
・薬や病気
・下剤の乱用

特に重要なのは、

👉 「我慢」と「下剤」

です。

便秘の最大の原因はストレス

1995年の阪神淡路大震災では、
被災者の約4割が便秘になったという報告があります。

これは、

👉 ストレスが腸の働きを大きく左右する

ことを示しています。

野生動物に便秘症はあるのか?

基本的に野生動物が便秘にならない理由

野生動物や原住民の遊牧民族は、現代の定住型人間よりはるかに多く運動をしており、それだけで腸の蠕動運動が促進される。

さらに、野生での生活は便秘を防ぐ条件が自然に整っています。

  • 食物繊維たっぷりの自然食:野草・果実・虫・生肉(皮や骨も含む)など加工されていない食物を食べる
  • 十分な運動:常に移動・狩猟・採食で体を動かす
  • ストレスの種類が違う:野生のストレスは「逃げる・戦う」という短期的なもので、慢性的な精神ストレスとは異なる
  • 水分補給が自然:加工飲料ではなく、自然の水を適切に摂取する

野生のイヌ科・ネコ科動物は、毛皮(食物繊維として機能)や骨(かさを増す)を含む獲物をそのまま食べることで、正常な便通を維持し便秘を防いでいた。

野生動物はほとんど便秘にならない。便秘は文明病である

人間が便秘になる根本的な理由は、自然な生活リズムから外れたことにあります。加工食品・運動不足・慢性ストレス・睡眠不足——これらはすべて現代文明がもたらしたものです。「排便力を取り戻す」とは、ある意味で野生動物が本来持っている腸の力を取り戻すこととも言えます。

排便力を高める生活習慣

排便力を高めるためには、日常生活の見直しが重要です。

・1日3食しっかり食べる
・就寝3時間前までに食事を終える
・十分な水分摂取

便秘改善に役立つ栄養素

以下の栄養素を意識して摂取することが大切です。

食物繊維(+スーパー大麦)
・オリーブオイル
・オリゴ糖
・植物性乳酸菌(味噌・キムチなど)
・マグネシウム
・ビタミンC
・グルタミン

また、ご飯を炊くときに、押し麦や粉寒天を一緒に入れて炊くのも効果的です!

マグネシウムはミネラルの一種で、腸の働きを良くします。水分を多く吸って便を柔らかくしてくれる働きがあります。マグネシウムは食事から摂るのが基本です。

海藻やホウレンソウ、ヒジキ、玄米、納豆、カキ(貝類)、鰹、ナッツ類などがあります。

簡単にできる腸活レシピ

オリーブオイルココアのレシピ画像

オリーブオイルココア

・お湯(300ml)
・ココアパウダー(小さじ2)
・オリーブオイル(小さじ2)
・オリゴ糖(小さじ2〜3)

よく混ぜるだけで、腸内環境改善に役立ちます。

当院でおすすめする便秘対策

和田式シャワラー

当院では、腸の働きを整える方法として

👉 微温湯浣腸(びおんとうかんちょう)

という考え方を取り入れています。

これは、

👉 体温に近い温かいお湯で腸をやさしく刺激する方法

です。

和田式シャワラーなどを用いて、

・薬を使わず
・少量の温水で

👉 自然な排便反応を引き出します

和田研究所(シャワラー)

https://wadaken.net/showarer

重要なポイント

この方法の本質は、

👉 「出すこと」ではなく「出せる体を作ること」

です。

これは下剤とは真逆のアプローチです。

注意点

以下の方は必ず医師にご相談ください。

・腸の疾患がある方
・強い腹痛がある方

スイマグ・エース

スイマグ・エースは、水酸化マグネシウムの緩下剤です。

西医学健康法の西 勝造:にしかつぞう氏によって考案されたもので、海水から抽出した天然の水酸化マグネシウムと南アルプス系の天然水でつくられ、化学合成剤無添加です。

正常な排便を促す優れものです。

https://www.mihoseiyaku.co.jp/character.html

整体的アプローチで根本改善へ

腸は自律神経と密接に関係しています。

そのため当院では、

・自律神経の調整
・ストレスの影響の評価
・全身のバランス調整

を行い、

👉 根本的な改善を目指します

まとめ|便秘改善の3つのポイント

便秘改善に重要なのは、

・排便力を取り戻す
・生活習慣を整える
・ストレスをコントロールする

そして、

👉 下剤に頼りすぎないこと

です。

札幌で便秘改善なら谷井治療室へ

・何をしても改善しない便秘
・薬に頼りたくない方

そのような方は、

👉 一度ご相談ください

当院では、腸だけでなく全身と自律神経のバランスから整えることで、
根本的な改善を目指しています

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み、イップス・ジストニア等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
札幌市営地下鉄中島公園駅から徒歩1分と好アクセスです。

ご予約は TEL: 011-211-4857 にお電話下さい。

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