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札幌の「キネシオロジーの谷井治療室」院長の谷井昌幸です。専門のキネシオロジー、オステオパシー、カイロプラクティック、整体治療、MTS療法の事や、心と体の事、潜在意識や食事、運動など健康に役立つ情報をお届けいたします。

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オステオパシーVSカイロプラクティック 2

前回のブログでは、主にオステオパシーについての説明で終わってしまったため、今回はカイロプラクティックについてお伝えさせていただきます。

カイロプラクティックは、1895年にD.D.パーマーによって発表された医療です。

カイロプラクティック創始者 D.D.パーマー

カイロプラクティックの創始者 ダニエル・デイビッド・パーマー

日本では、法制化されていませんので、アメリカ発祥の整体といったイメージで定着している感じでしょうか。

整体という言葉を使うと、カイロプラクターの方々にお叱りを受けるかもしれませんが、日本国が法的にはカイロプラクティックを認めていない以上しかたがないと思います。

1895年ということは、今から123年も前のことで、正式には1895年9月18日に、カイロプラクティックが発表されたことになっています。

日本の年号になおすと、明治28年になります。 といっても、なかなかピンとこないですよね。なにせ、この当時から今まで生きていた人は現在誰もいないのですから。

この年は前回のブログでも書いたように、アメリカは大不況の真っただ中だったのです。因みに1895年生まれの有名人は、「野球の神様」と言われ、アメリカ合衆国の国民的なヒーローでもあるベーブ・ルースです。

ベーブ・ルース

帝国ホテル滞在中に日本の野球少年と交流するベーブ・ルース。1934

この当時の日本はどうだったのかというと

•4月17日 下関条約(日清戦争講和条約)締結

•4月23日 ドイツ、フランス、ロシアの3国、日本に対し遼東半島の清への返還を勧告(三国干渉)

•11月8日 奉天半島還付条約締結(日清間で日本からの遼東半島の返還、清による賠償金支払いに合意)

この様に、日本は戦争の時代に突入していたのです。皆様ご存知のように日清戦争は、日本の戦勝をもって終結しました。しかし、講和の詔勅が発せられてから、わずか2日後にロシア、ドイツ、フランス三国の駐日公使が、日本の外務省を訪れ、林董(はやしただす)次官に、ロシア公使から覚書を手渡しました。

「ロシア政府は、日清講和条約の中で遼東半島の割譲が、朝鮮の独立を有名無実のものとなし、東洋の永久平和に障害あるものと認める。よって日本政府に対して、遼東半島の領有を放棄するよう勧告する」

この様な強硬な提案でしたが、弱小国日本は、この三国とまともに戦って勝てる力もなく、涙をのんでこの要求を承諾したというものです。これが、後の日露戦争の遠因になったとも言われています。

カイロプラクティックが世に発表された1895年とは、ざっとこの様な年だったのです。

カイロプラクティック発祥の発端となる出来事は、D.D.パーマーの召使であったハーヴェイ・リラードに対するファースト・アジャストになります。

彼はアフリカ系アメリカ人で、D.D.パーマーのオフィスのあるビルの管理人でした。次の肖像が、ハーヴェイ・リラードです。

ハーヴェイ・リラード

ハーヴェイ・リラード

 パーマーがリラードに聴力を失った原因を訪ねると、彼は、17年前に窮屈なポジションを取った際、背骨にボキっと音がして、それ以来、周囲の音をうまく聞き取れない状態になったと言ったのです。
 
パーマーは、リラードの脊柱を検査したところ、椎骨の異常を発見しました。その椎骨のズレを治したところ、リラードの聴力が快復したと、パーマーは述べています。

この時のアジャスト部位が一体どこなのかと、カイロプラクターの間でよく議論になりますが、D.D.パーマーは、胸椎をアジャストしたと述べています。

胸椎? ほんまかいな? といいたいところです。何で胸椎を治して難聴が治るのでしょう。確かに、一ヶ所悪い箇所を治せば、ドミノ理論の如く、全体が修復されるとも言えますが、この理論にはちょっと無理があります。

私が、シオカワスクールの塩川満章先生に教えていただいたお話では、息子のB.J.パーマーが、この時のアジャストを目撃していたそうです。

そして彼は、父親の行ったアジャストは、胸椎ではなく、頚椎2番であったと述べていたそうなのです。

この話の信憑性は分かりませんが、B.Jの言っている方が説得力がある様な気がします。

この当時は、医学界の圧力が強く、もしD.D.パーマーが頚椎をアジャストしたと発表したならば、首は大変デリケートで、危険な部位のため、医学界からの糾弾は免れなかったでしょう。そのために、D.D.パーマーは敢えて意図的に、そして保身も含めてアジャスト部位を胸椎としたようです。

その後も、カイロプラクティックに対する、医学界の圧力は強く、D.D.パーマーや多くのカイロプラクターが、実際に投獄されているのです。

カイロプラクターに対する弾圧については、後で説明するとして、ちょっと引っかかるのは、やはりファーストアジャストです。

う~ん・・・頚椎2番か~

何で頚椎2番をアジャストしただけで、17年間も聞こえなかった耳が聞こえるようになるのか?世のカイロプラクターはこの事に疑問を持ったことは無いのだろうか。

一度損傷を受けた神経は、元には戻らないこともあり、ましてや17年間もの長きにわたって障害を受けていたものが、たった1回のアジャストで良くなるものだろうか?

個人的には、ファーストアジャストの話は、作り話の可能性も否定できません。現にその後のカイロプラクティックの歴史の中で、頚椎をアジャストして難聴が治癒したという事例を私は知りませんし、なぜカイロプラクティックで難聴が治るのかの作用機序も説明は困難です。

ただ、D.D.パーマーは、ファーストアジャストの後に、この画期的な治療法を家族だけの秘密にしようと真剣に考えていたそうです。そして、家族会議の結果ようやく世に発表することになったそうで、この話から考えると、やはりファーストアジャストは真実なのかと思えてくるところもあります。

本当に素晴らしいものでなければ、秘密にしようとは考えませんからね!

とにかく、このファーストアジャストの話は謎です。

次に、カイロプラクティックへの弾圧についてですが、いつの世も新しいものは迫害や弾圧を免れないものです。

カイロプラクター投獄

投獄されるカイロプラクター

この写真の様に、カイロプラクターは、医師会の弾圧を受け、多くのカイロプラクターが投獄されました。

D.D.パーマーも実際に投獄され、$ 350.00に訴訟費用を加えた罰金を科され、罰金が支払われるまで投獄されました。結局23日間の服役後、D.Dは罰金を支払って釈放されました。

カイロプラクティックが職業となっての最初の30年間に、15,000件以上の訴追が行われ、そのうちの約20%が収監されました。

カイロプラクティックだけでなく、オステオパシーも風当たりが強かったと聞きます。

その他にも、ホメオパシーや、ラジオニクスなど様々な療法が取り締まりの対象になりました。

こんなにも大変な時代の中で、ある日本人カイロプラクターが、逮捕され投獄されてしまったのです。

その人は、日本人最初のカイロプラクターで、1907年に外国人として二番目にパーマースクールを卒業した森久保 繁太郎(もりくぼ しげたろう)です。

森久保は1871年に東京で生まれました。彼は貴族の家庭で育ち、1889年に米国に移り、キリスト教に改宗しました。

森久保繁太郎

日本人初のカイロプラクター森久保繁太郎

彼は、1907年に逮捕投獄されてしまいました。

結局は、B.J.パーマーや有能な弁護士などのお蔭で彼は無罪を勝ち取ったのです。

この森久保事件は、カイロプラクティック史において、ファーストアジャストに次ぐ大きな出来事でありました。

森久保の釈放後、同様の裁判でカイロプラクターに対する無罪判決が相次ぎ、その勝率は90%以上だったそうです。

この結果として、カイロプラクティックが全米50州で法的に認められたのです。

この様に、現在のカイロプラクティックがあるのは、日本人の森久保氏の影響が大きいのです。

当時のアメリカで、3000人以上のカイロプラクターが、牢屋に入ったということは、医師会の圧力がどれほど強かったかがわかります。

しかし、その圧力にも負けない信念をもって、日々の臨床に当たっていたカイロプラクターに頭が下がります。

この様な信念を持てた理由はただ一つ、「効果があった」からだと思います。そうでなければとっくに廃れていたでしょう。

そして、下の写真の様に、カイロプラクティックを受けていた患者達も後押しをしました。

カイロプラクティックを支えた患者達

カイロプラクティックを支えた患者達

私がいまこの世界でお仕事ができるのも、この様な方々の努力のお蔭です。このご恩に感謝するとともに、少しでも皆様の健康に寄与できればと思っています。

 

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オステオパシーVSカイロプラクティック

世の中には様々な治療法がありますが、その中で手技療法として世界的に有名なものは、オステオパシーとカイロプラクティックです。

どちらもアメリカ発祥の手技療法で、日本での認知度は、カイロプラクティックに分があるのではないでしょうか。

オステオパシーは1874年にA.Tスティルによって発表されました。遅れること21年、D.Dパーマーによって、カイロプラクティックが産声を上げたのです。

この当時のアメリカの時代背景を調べてみると、ある共通項があることに気が付きました。それは、経済恐慌です。

まずオステオパシーが生まれた1874年の1年前には「1873年恐慌」が起きています。

1873年恐慌

第四ナショナル銀行の取付騒動、ニューヨーク市ナッソー通り20、「フランク・レスリーの挿絵新聞」1873年10月4日版より

 

1873年恐慌は、1873年から1879年までヨーロッパと北アメリカで不況を生じさせた金融危機で、これには様々な要因がからんでいますが、結果的に1873年から1896年にわたる世界的な構造不況(大不況)につながるのです。

次にカイロプラクティックが発表されたのが、1895年で、その2年前にはアメリカで「1893年恐慌」が起こっているのです。

1893年恐慌

1893年5月5日に逆上した株式仲買人、フランク・レスリーのイラスト入り新聞より

これを見ると、1873年恐慌は、アメリカの大不況の幕開けで、1893年恐慌がそのクライマックスととらえることができます。

この様に、経済的大混乱の時代に、オステオパシーもカイロプラクティックも世の中に出てきました。また、この様な混乱期だからこそ、このような新たな治療法が出てこれたとも言えます。

究極的には、オステオパシーもカイロプラクティックも時代によって選ばれた治療法で、時の運があったのだと思います。

どんなにすばらしい発明発見でも、その時代に合わなければ日の目を見ることができないので、どちらにも天の導きがあったといってよいでしょう。

下の写真が、オステオパシーの創始者のA.T.スティルです。彼は医師であり、。南北戦争には、北軍の従軍医師として参加しました。

オステオパシー創始者 スティル

南北戦争の後、彼は3人の息子(2人が実子、1人は養子)を脊髄膜炎で失い、当時の医学は完璧ではなく、時に有害ですらあるとの結論を得たと同時に、彼は自分の無力さを痛感したのです。

医師である自分の目の前で、我が子が次々と病に倒れ、全くなす術がなかったスティルの心中を察すると、同じ子を持つ親として大変胸が痛みます。

アレクサンダー・フレミングが1928年にアオカビから見付けたペニシリンが世界初の抗生物質であるり、実用化までに10年かかっていますので、スティルの死後21年となります。

もしスティルの存命中に抗生物質があったら、彼の子供たちは助かっていたかもしれませんが、それでは、オステオパシーは存在していなかったでしょう。「必要は発明の母」といいますが、とても複雑な心境です。

スティルは自身の研究や臨床的な観察により、筋肉や骨格の仕組みが、健康や疾病に重大な役割を果たすと考えました。

その筋肉や骨格に適切な刺激を与えることで、健康を維持することが出来ると確信し、様々な手技を開発しました。

そして、身体の構造の問題を調整することで、身体の機能は適切となり、かつ自己治癒力が改善されると信じたのです。

さらに、彼は、予防医学についての考えを押し進め、医師は病だけではなく、患者の全体としての治療に注目すべきとの考えを支持した。

これらの確信は、新しい医学的アプローチを形成し、オステオパシーの基礎となりました。この思想に基づき、スティルは、オステパシーの最初の学校となる最初の学校 American School of Osteopathy(アメリカン・スクール・オブ・オステオパシー (現在のA. T. Still University) をミズーリ州のカークスビルに設立したのです。

実は日本にも、大正期にオステオパシーが紹介されているのです。1874年にスティルがオステオパシーを発表してから、50年近くたった1921年(大正10年)にオステオパシーを日本に紹介したパイオアニアで、後に整体操法制定委員会に参加した山田信一氏は、『山田式整體術講習録』(山田式整体術講習録)で、オステオパシー、プラナ療法(プラーナ療法)、精神療法を紹介し、オステオパシーは「整体術」「山田式整体術」などの名で日本に広まりました。

私があん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を取得する際に、お世話になった長生学園も、オステオパシーにゆかりがあり、そこで行われる長生療術のルーツもオステオパシーなのです。

オステオパシーは、整体、療術、指圧などのルーツとなり、現存する日本の手技療法にも大きな影響を与えてきました。

今から100年近く前の話なので、この日本の手技療法の流れを知らないで、日々の臨床に当たっている治療家も多いと思います。

その後、日本は様々な事情で戦争に巻き込まれていき、日米間の国交が途絶えたため、オステオパシーに関するアメリカからの新たな情報が入ってこなくなりました。

この間、オステオパシーは日本で独自の進化を遂げ療術、整体、指圧の中に取り込まれていきました。戦後はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によって禁止されたが、昭和30年に「あん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法」により、指圧などは法律上で認められましたが、整体や療術は認められていません。

どの療法もそれほど差が無いと思うのですが、あるものは法律で認められ、あるものは認められないとは不思議なものです。やはり政治力があるか無いかが大きかったのだと個人的には思っています。

それにしても、スティルの開発したオステオパシーが、今でも日本で形を変えて生き続けていることに、感慨深いものがあります。

まあ、スティルがいまの日本の指圧や整体を見たら、間違いなく、これはオステオパシーではないと言うでしょう。

でもこれは仕方がないことで、その治療法を伝えていくのは後の人であり、そこにはそれぞれの人たちの考えが入ってきます。国や人種、宗教も違う日本で、オステオパシーが独自の変化を遂げるのは当然の成り行きです。

これは宗教も同じで、釈迦やキリストがいまの仏教やキリスト教の教えや活動を見たらどう思うのでしょうか?

そもそも釈迦もキリストも、今ある様な宗教として、その教えを伝えたのでしょうか。個人的にはそうではないと思います。

それぞれの教えが、弟子や後の者たちによって、変えられてしまったのだと思います。釈迦やイエスの教えは一つでも、その解釈は無限なので、仏教もキリスト教も、これだけ宗派や教団が分かれてしまったのです。

オステオパシーもまた然りです。

形はどうであれ、人々の健康増進に役立つ治療法がこれからも発展していくことを願っています。

今回はカイロプラクティックのことまでは書けませんでしたので、次回のブログに持ち越したいと思います。

 

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頭痛とカフェイン

コーヒー画像

久しぶりのブログの更新となりました。今回のテーマは「頭痛とカフェイン」についてです。

実は私もカフェインには少し過敏な様な気がします。特にコーヒーを飲むと胃がムカムカして食欲の低下を起こし、何となく頭もくらくらする感じなのです。

子供の頃は、身体に悪いという理由で、親がコーヒーを飲ませてくれなかったため、自分がコーヒーを飲めないことには気づきませんでしたが、大人になって外回りの仕事で先輩と喫茶店に入る様になって、初めて自分がコーヒーが苦手なことに気づいたのです。

カフェインの中毒性や依存性など健康への問題は、ずいぶん前から指摘されていました。実は頭痛だけでなく、めまいや肩こり吐き気等、様々な症状とカフェインとの関連性が問題になっており、以下のように厚生労働省からも注意喚起されています。

Q.1 清涼飲料水など食品に含まれるカフェインを過剰に摂取することは健康に問題があるのでしょうか。

A.1  カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。  

このため、食品からのカフェインの摂取に関しては、国際機関などにおいて注意喚起等がなされています。例えば、世界保健機関(WHO)は、2001年にカフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料はほぼ同程度のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを1日3から4杯までにすることを呼びかけています。

また、英国食品基準庁(FSA)では、2008年に妊婦がカフェインを取り過ぎることにより、出生時が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとして、妊娠した女性に対して、1日当たりのカフェイン摂取量を、WHOよりも厳しい200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するよう求めています。  

同様に、カナダ保健省(HC)においても、2010年に1日あたりのカフェイン摂取量として、健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)まで、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までとされています。   

なお、カフェインを一生涯摂取し続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake)については、個人差が大きいことなどから、日本においても、国際的にも設定されていません。

○世界保健機関(WHO)   2001(平成13)年に公表した「Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding (BookletFor Mothers)2001」において、   「紅茶、ココア、コーラ飲料は、ほぼ同程度のカフェインを含み、コーヒーにはこれらの約2倍のカフェインが含まれている。  このため、カフェインの胎児への影響についてはまだ確定していないが、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯まで   にすべき」とされています。

出典:厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

カフェインによる一般的な急性作用は、 中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症で、消化管系の 興奮状態は下痢、吐き気をもたらすことがあります。 また、長期的な影響としては、肝機能が低下しているヒトなどの一部において、コーヒー の摂取と関連する高血圧リスクが高くなる可能性があること、特にカルシウム摂取量が少な いヒトがカフェインを摂取した場合、カルシウムの体内からの排出率を増やすので、骨粗し ょう症の発症の原因となる可能性があることのほか、妊婦においてカフェインの摂取により 胎児の発育を阻害する可能性があります。なお、子供のカフェイン摂取による長期的な影響 の可能性に関する報告はありません。(食品安全委員会)

カフェインとは?

カフェイン(英: caffeine, 独: Coffein)は、アルカロイドの1種であり、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用を示す物質で、コーヒーから分離されたためカフェインと命名されました。

カフェインを多く不含む食品

カフェインを含んでいる食品の代表はコーヒーですが、その他どのような食品があるのでしょうか。

 

 飲料  カフェイン量(100ml当り)  備考
レギュラーコーヒー浸出液 約 60mg コーヒー豆の粉末10gを熱湯150mlで浸出
インスタントコーヒー 約 60mg インスタントコーヒー粉末2gを熱湯140mlに溶かす
玉露 約 160mg 茶葉10gに60℃の湯60mlを加え2.5分浸出
煎茶 約 20mg 茶葉10gに90℃の湯430mlを加え1分浸出
紅茶 約 30mg 茶葉5gに熱湯360mlを加え1.5~4分浸出
ウーロン茶 約 20mg 茶葉15gに90℃の湯650mlを加え0.5分浸出

圧倒的にコーヒーとお茶が日常での食品で、カフェイン含有量が多いものとなります。その他に、ココア、チョコレート、コーラ、エナジードリンク、栄養ドリンクなどにもカフェインが多く含まれています。

参考:科学技術庁(現 文部科学省)が公表している「五訂日本食品標準成分表」

頭痛、肩こり、めまい、吐き気、食欲不振、不眠などで当院にご来院の患者様の中にも、もしかしたらカフェインの影響を強く受けている方もいるのかもしれません。

以前、体調不良の患者様に問診をしたところ、缶コーヒーを一日に6本も飲んでいました。これを減らしてもらったら、体調も回復したという思い出があります。

今は、コーヒーやお茶だけでなく、栄養ドリンク、エナジードリンクなどもあるので、いろいろなものに注意が必要です。

普段からコーヒーやお茶を多く飲む方は、カフェインの過剰摂取にご注意ください!

 

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肋間神経痛の整体治療

今回のブログテーマは、肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)に対する整体治療についてになります。

肋間神経痛とは、肋骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状のことですが、原因そのものは不明なことが多いのです。肋間神経痛とは、坐骨神経痛などと同じく、あくまで症状名であり、病名ではありません。

人体には三叉神経痛、上腕神経痛、後頭神経痛など、様々な神経痛が起こりますが、原因がはっきりしているものを「症候性神経痛」と呼び、原因不明で起こる神経痛を「特発性神経痛」と呼びます。

肋間神経痛の症状

肋間神経痛も、様々な要因で起こりますが、その原因が不明のものが大半を占めます。肋間神経痛の症状は、背中から胸にかけての肋骨に沿った部位に肋間神経が走行していますが、この神経の痛みを肋間神経痛と呼びます。

症状として最も多いのが、針で刺された様にズキ!と痛みます。その他にも、チクチクするものや、脇腹などの皮膚が、ピリピリと痛むものもあります。

咳やくしゃみ、深呼吸、体を捻ったり、腕を上に挙げたり、体を動かしたときに痛みが出ることが多く、胸や脇腹、背中などに痛みが出るため、心臓が悪いのではないか? と、思いこんで病院に駆け込む人もいるほどです。

肋間神経痛の症状としての痛みの持続時間は、数秒から数分で、安静時にはあまり痛くありません。

肋間神経痛の原因

肋間神経痛の原因は、精神的ストレス、加齢や捻挫、骨折、打撲などの外傷、不良姿勢、運動不足などや、帯状疱疹(たいじょうほうしん)や変形性脊椎症といった加齢にともなう脊椎の退化現象が一般的に考えられる原因です。

整体治療の観点から肋間神経痛の原因をみますと、キネシオロジーテストで胸椎、肋骨、筋・筋膜などの問題が挙がってきます。骨盤や頚椎などの基本調整を済ませたのちに、胸椎や肋骨そして、その周辺の筋・筋膜などの調整を行うことで、肋間神経に対する外的なストレスが軽減し、肋間神経痛の症状も改善されることが多いのです。

これらの要素は、レントゲンなどには写らないため、病院では見逃されてしまうことがほとんどで、肋間神経痛のほとんどが、原因不明というのも、こんなところにその理由があるのだと思います。

この様に、肋間神経痛の治し方はどうしたらよいのか? と悩んでいる皆様に対して、整体治療を適切に施すことが大変有効であると考えるのです。

また、過去に外傷などで、肋骨周辺を痛めている場合は、その部分の組織に癒着や瘢痕化などが存在し、これが肋間神経にストレスを与え、結果として痛みを誘発している場合もあるので、この癒着をはがすように、可動性を付けてあげる必要があります。

肋間神経痛は、体の歪みや、こわばりなどが根底となっていますので、整体治療で歪みを正し、柔軟性を回復させることが、治療の第一義となります。

尚、解剖学書によるデルマトーム(脊髄分節)による神経支配領域によって、肋間神経痛の診断をすることもある程度の参考にはなりますが、実際の臨床においては、教科書通りの患者様ばかりではないので、こればかりに気をとられるのも注意が必要であります。

肋間神経痛の予防

肋間神経痛の予防は、緊張の持続が起こらない様に、ストレスをため込まない生活を心がけ、心身ともにリラックスする時間を設けることが大切です。

こり固まった筋肉をほぐすために、ストレッチ体操やヨガのポーズも効果が認められており、ヨガの「猫のポーズ」は非常に有効だと思います。

体を温めることも、肋間神経痛の予防には効果的で、私の住んでいる札幌は、冬場の寒さがかなり厳しいので、肋間神経痛の予防として保温対策が重要になってきます。(夏場でもクーラーや、飲食での冷えにはご注意ください)

肋間神経痛になった患者様は、異口同音に「あの痛みがいつ来るのか」と、常に不安に思っているといいます。痛みの起こりづらい快適な生活のために、整体治療を有効に活用していただけたらと思っています。

 

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ぎっくり腰とホメオスタシス

今回のテーマは、自然治癒力としての様々な身体反応についての考察です。人の体は、栄養の摂取、代謝、排泄、運動などの様々な働きを通してその営みを維持しています。これらの営みのスムーズな循環が、自然に行われていれば、人は健康でいることが多いでしょう。

実際には、これらの循環に加えて、メンタル面の問題も加味されますので、健康を維持するということは、結構大変なことなのです。

人は誰でも、いつまでも健康でいたいと願っています。しかしながら実際には様々な病気に罹ってしまいます。病気に至らないまでも、肩こり、腰痛、体がだるいなど、ちょっとした体調不良を含め、誰しもが経験していることです。

ホメオスタシス

本来人間の身体には、血圧や体温、血液のphなどを、一定に保とうとする働きが備わっております。そして、この働きのことを恒常性維持機能(ホメオスタシス)と呼びます。

このホメオスタシスの働きによって、人の体は、気温や湿度の変化、体位や運動などの外部環境の変化に対しても、内部環境を生存に適した一定範囲に保持しようとするのです。

ホメオスタシスは、アメリカの生理学者 W.キャノンが、主著『人体の知恵』 (1932) のなかで提唱した生物学上の重要概念で、私たちが日々あらゆる変化の中にあっても、生命を維持できているのはこのお蔭なのです。

それでは、人の体は毎日ほぼ一定の範囲に体温や血圧、脈拍などが保たれているのが健康であり、それが普通なのでしょうか?

確かにこの様な状態である方が自然であり、望ましいと思いますが、人は時として、発熱したり、急に血圧が上がったり、頭痛や腰痛、はたまた、ぎっくり腰にみまわれたりもするのです。

これらの現象は、ホメオスタシスが働かなかったから起きたのでしょうか?

答えはノーだと思います。

結論から言えば、ホメオスタシスが働いた結果として、頭痛や肩こり、腰痛、ぎっくり腰などが起きていると私は考えます。

身体はその内部環境を一定の範囲内に保つ上で、どうしても荒療治が必要となることがあります。急な発熱もそうです。

例えば、風邪(かぜ)をひいてしまい、内部環境を一定範囲に収めることが不可能になると、身体は様々な防御反応を起こします。

風邪はウイルスが粘膜から体内に入って感染するものですが、これにより、咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、痰(たん)、のどの痛み、発熱といった症状が起こります。

体がウイルスと戦うため、粘膜内部の組織に炎症が起こり、発熱、咳、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状を引き起こすのです。

のどでは、のどの粘膜の炎症が起こり、咳やたんで異物を外へ出そうとします。 発熱はウイルスの侵入という異変を知らせると同時に、自分で自分の体を治そうとする免疫の働きが活発になっているサインなのです。

風邪のウイルスは、体温上昇に弱く、逆に人の体の免疫細胞は発熱することによってその働きが活発になるため、身体は風邪のウイルスを駆逐するために、体温を上昇させます。

この体温上昇は、とっても大切な免疫反応なのですが、この発熱が辛いからと、安易に解熱剤を飲んで熱を下げてしまうと、身体は、せっかく熱を上げて風邪のウイルスに対抗しようとしているのに、その働きに水を差す形になってしまうのです。

すると、熱は下がったが、風邪は完治せずに潜伏した、という形になります。症状だけ抑える対症療法では、かえって風邪を長引かせてしまったり、治ったと思ったら、またぶり返したりといったことになります。

咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、痰(たん)、のどの痛み、発熱といった症状は、その症状だけに注目すると、不快で辛いものですが、大局的に人体の恒常性維持という観点から観察すると、風邪のウイルスによって、体内の環境が乱れてしまったものを、元の状態に戻そうとする補正作用の一つだとわかります。

ぎっくり腰とホメオスタシス

次に、ぎっくり腰について、考えてみたいと思います。ぎっくり腰は突然、動けない程の腰の激痛に襲われる急性の腰痛です。西洋では「魔女の一撃」と呼ばれるほど辛いもので、当院にも今までに、ぎっくり腰の患者様は、相当数ご来院下さっています。

こんなに辛いぎっくり腰と、ホメオスタシス(恒常性維持機能)とはどのような関係にあるのでしょうか?

ぎっくり腰になる方は、潜在的に腰部に何らかの歪みをもっています。この歪みが、日々の肉体的、精神的ストレスによって増加して臨界点を超えると、突然「ギクッ!」と来るのです。

この様になった後は、激しい痛みが数日続き、その後徐々に痛みも軽快していきます。腰の歪みが人体の恒常性維持の範囲を超えてしまうくらい強くなった際に、それを元に戻そうとする反応が起こるのですが、それが「ぎっくり腰」なのです。

これは、プレートの境界で起こる地震のメカニズムに似ています。

地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象です。 では、なぜこのような現象が起き るのでしょうか。硬い物に何らかの力がかかり、それに耐えられなくなると、ひびが入ります。地 下でも同じように、岩盤に力がかかっており、それに耐えられなくなったときに地震が起こる(岩 盤がずれる)のです。

では、どうして地下に力がかかっているのでしょうか。これは、「プレートテクトニクス」という説 で説明されます。 地球は、中心から、核(内核、外核)、マントル(下部マントル、上部マントル)、地殻という層構造に なっていると考えられています。このうち「地殻」と上部マントルの地殻に近いところは硬い板状の 岩盤となっており、これを「プレート」と呼びます。

地球の表面は十数枚のプレートに覆われています。プレートは、地球内部で対流しているマントルの上に乗っています。そのため、プレートはごく わずかですが、少しずつ動いています。そして、プレートどうしがぶつかったり、すれ違ったり、 片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだりしています。この、プレートどうしがぶ つかっている付近では強い力が働きます。この力により地震が発生するのです。

プレート地震

日本周辺では、海のプレートが沈み込むときに陸のプレートを地下へ引きずり込んでいきます。 陸のプレートが引きずりに耐えられなくなり、跳ね上げられるように起こるのがプレート境界の地 震です。  (出典:気象庁)

人間の身体も歪みが強くなって、その力に耐えられなくなるとぎっくり腰という現象を起こすのです。これにより内部に溜まったエネルギーが解放され、一度リセットされます。

地震も、ぎっくり腰も内部に溜まったエネルギーを解消するための反応だと考えると、ぎっくり腰は体に起きる地震といえます。地震は地球の自然治癒力が働いた結果で、ぎっくり腰は人体の自然治癒力が働いた結果なのです。

地震も、ぎっくり腰も、一度起こると蓄積したエネルギーが一気にに解放されるため、同様の歪みやエネルギーの蓄積が起こるまでは、しばらくの間は起こりません。

この様に考えると、ぎっくり腰も身体が元の状態に戻ろうとする反応だということがわかります。

しかし、地震も、ぎっくり腰も、一度起こるとその結果としてのダメージは甚大です。ぎっくり腰は、頻繁に繰り返すと、椎間板にダメージが蓄積し、将来的には椎間板ヘルニアに移行する可能性が高くなります。

この様にならないために、整体治療で定期的に歪みを正し、溜まってしまった負のエネルギーを適度に解放することが大切です。

生命現象は常に循環し動き続けることを基本としています。血液循環も、気のエネルギー循環も、停滞し、溜まってしまってはいけません。整体治療で身体のバランスを取ることは、この流れを促す作用があるのです。

「流水腐らず、戸枢螻せず」(りゅうすいくさらず、こすうろうせず)の例え通り、循環しているものは腐らず、逆に停滞したら病気になります。

体に歪みや負のエネルギーを蓄積させないために、定期的な整体治療をおすすめいたします!

 

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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