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札幌の「キネシオロジーの谷井治療室」院長の谷井昌幸です。専門のキネシオロジー、オステオパシー、カイロプラクティック、整体治療、MTS療法の事や、心と体の事、潜在意識や食事、運動など健康に役立つ情報をお届けいたします。

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うつぬけ食事術 うつと栄養不足

あなたのうつ状態、気分障害は栄養不足が原因です!

今回ご紹介する書籍は、「うつぬけ食事術」 奥平智之著 KKベストセラーズになります。

気分が落ち込んでやる気が出ない、イライラ、不安、集中力や記憶力が落ちた・・・などの諸症状が実は栄養不足が原因だということがあるのです。

この様な状態を、「栄養型うつ」といいます。これは「うつ病」とは違い栄養の問題を解決するとよくなる「うつ状態」のことです。

栄養の問題がカラダの問題を引き起こし、ひいては心の不調に発展するものが「栄養型うつ」なのです。

ではどんな栄養素が不足すると「うつ症状」が発生するのでしょうか?主なものを以下に示します。

  • ビタミンB&タンパク欠乏
  • コレステロール欠乏
  • 鉄欠乏
  • 亜鉛欠乏
  • マグネシウム不足
  • ビタミンD不足

それぞれの栄養素についてみていきましょう。まずはビタミンBとタンパク質についてです。

タンパク質とビタミンBは心の栄養の基本です。タンパク質は細胞をつくる材料で、つねに新しいものに生まれ変わっています。

タンパク質が不足すると次のような問題が起きます。

  • 神経伝達物質・・・セロトニンなどがスムーズにつくられない
  • 酵素・・・代謝、情報伝達、消化力が低下
  • フェリチン・・・鉄を貯蔵できない
  • ヘモグロビン・・・血液で酸素を運べず、全身の細胞がエネルギー不足になる
  • アルブミン・・・薬、ホルモン、脂肪酸などを血液で運べない
  • コラーゲン・・・皮膚や血管壁、腱、骨が弱くなる
  • ケラチン・・・髪が細くなる、減る、爪がもろくなる
  • 筋肉・・・基礎代謝の低下(太りやすい、冷えやすい)、血糖調節の低下、筋力低下(サルコペニア)、虚弱(フレイル)

ビタミンB群はたがいに協力し合っていますので、複合して摂ることが効果的なのです。

  • ビタミンB1・・・疲労回復、糖代謝、末梢神経ビタミン
  • ビタミンB2・・・成長促進、抗皮膚炎
  • ナイアシン(B3)・・・エネルギー代謝、神経過敏予防
  • パントテン酸(B5)・・・副腎(抗ストレス)ビタミン、
  • ビタミンB6・・・アミノ酸代謝、脳内ホルモン
  • ビタミンB12、葉酸・・・DNA合成ビタミン、造血ビタミン

ビタミンBは神経活動で消耗しますので、スマホやパソコンのゲームなどをやり過ぎるのも注意が必要です。また、甘いお菓子やジュースも糖代謝の際にビタミンBを大量消費してしまいます。

ビタミンBが不足すると集中力や記憶力が落ち、悪夢を見たり、音に敏感になったり、疲れが取れなくなり朝起きれなくなります。また、口内炎や口角炎が良くできたり、むくみや筋力低下も起きます。

次にコレステロールですが、不足すると危険で、それは脳や神経細胞の情報伝達に不可欠な存在だからです。コレステロールは悪者のイメージがあるのですが、ストレスと戦うコルチゾールや性ホルモンの材料でもあり、脂質や脂溶性ビタミン(A・D・Eなど)の消化吸収に必要な胆汁酸の材料になったり、全身細胞の材料になります。

また、タンパク質不足でもコレステロールが減ってしまいますので、総コレステロール値が低い人は200㎎/dlを目指して、しっかりとタンパク質をとりましょう。

鉄欠乏は、貧血が無くても起こります。赤血球以外の鉄がカラダに不足すると心身共に不調が出ます。生理のある女性の約9割が鉄欠乏です。

鉄が不足すると、精神的にはイライラ、憂うつ、不安、神経過敏、注意力散漫、記憶力・学習能力の低下、硬いものを噛みたいなどの症状が出ます。

肉体的には、爪がぺったんこ(スプーン爪)、疲れやすい、食が細い、眠りが浅い、冷え・頭痛、あざ・脱毛、足がムズムズ・多動などが起こります。

鉄のサプリも有効ですが、腸内の環境が悪い人や、体に炎症反応の強い人は鉄サプリは控えます。

亜鉛はストレスと戦う副腎や脳内ホルモンの生成、エネルギー産生を妨げる水銀などの有害ミネラルの排出に必要です。鉄の様に貯蔵が出来ないので、毎日しっかり摂ることが大切です。

不足すると、味覚や嗅覚が鈍くなる、月経不全、精力減退、爪に白いてんてん、髪の毛が抜けやすい、風邪を引きやすい、慢性的な下痢・胃弱・食欲低下、乾燥肌などの皮膚症状、虫刺されや傷が膿みやすいなどの症状が出ます。

マグネシウムは脳内のホルモンの生成やエネルギー産生に必要です。アルコールやカフェイン、ハム、ソーセージなどの加工品などに含まれるリン酸塩もマグネシウムや亜鉛不足を引き起こします。

不足すると、足がつりやすい、まぶたがピクピクする、筋力低下・筋肉痛、頭痛、生理痛、疲れやすい、記憶力の低下、手足がしびれる、高血圧などの症状が出ます。

最後にビタミンDは、粘膜を強くしたり、神経細胞を保護したり増やしたりするため、認知機能に影響します。不足すると風邪やインフルエンザに罹りやすくなったり、花粉症、アレルギー体質になったり、不妊や流産のリスクも増えます。

この様に、栄養不足があると人の心と体のバランスは大きく崩れてしいます。「栄養型うつ」があったとき、根性論や精神論、カウンセリングだけでは効果が出ません。

機械でもエネルギーが足りないと、省エネ運転になります。人の体も栄養素が足りないと、「うつ」という省エネ運転になってしまうのです。

これらの改善には食生活の改善を行い、適切な栄養摂取を心がけましょう。

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2019年5月13日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

超ストレス解消法

究極のストレス解消法は、自分で自分の心をコントロールすることです!

今回ご紹介する書籍は、「超ストレス解消法」 鈴木 祐著 鉄人社 です。

精神的なストレスは、様々な身体症状として現れることがあります。例えば疲労感、心臓のドキドキ感、首・肩・腰の痛み、胃の不快感、風邪を引きやすくなる、よく眠れなくなる・・・などです。

私はカイロプラクティックやオステオパシーなど身体のバランスをとるのが主な仕事ですが、長年この仕事についていると人間観察の力が養われ、初めてお会いした患者様でも一目見ただけで「大きなストレスをかかえているな」とか、「メンタルの問題が強いな」ということが分かります。

また、初診時は問診表を書いてもらうのですが、症状の欄にびっしりと、それも小さな文字で症状を詳細にわたって書いている方は、間違いなく大きなストレスをかかえています。

激しいストレスを引き起こす3つの根本原因があります。

  • 1.思考のアンバランス・・・考え方の偏り
  • 2.栄養のアンバランス・・・不摂生な食事
  • 3.受容のアンバランス・・・人生のリアルを受け入れない

これらの根本原因を解決していくための数々の方法がこの書籍には示されています。

栄養の問題などは、ストレス解消の1丁目1番地となるものです。身体に良い食べ物は心にも良いのです。そして腸内環境を整えることもそこに含まれます。

これらのものをクリアした後はどうしたらよいのか。その対策を以下に示します。科学的に即効性の高さが認められた3つのストレス解消法があります。

  • 呼吸法・・・呼吸を整える
  • エクササイズ・・・体を動かす
  • バイオフィリア・・・自然とのふれあい

呼吸は人体のストレスシステムに直接的に介入できる数少ない手段です。禅など宗教の世界や、ヨガなどにも呼吸を使って心身のバランスをとることの重要性が説かれています。

人はリラックスしている時には、深くゆっくりした呼吸になっています。逆に緊張やストレスがかかっている時には、浅い呼吸になります。

例えば、山や海などに行くと、深呼吸がしたくなると思います。逆に狭いエレベーターの中に他人といるときなどは、息を殺しているような時がないでしょうか?

都会の生活では、通勤の満員電車や職場の人間関係など呼吸が浅くなる事ばかりです。ややもすると自分が息をしているのかわからず、一瞬呼吸が止まっていることもないでしょうか?

ストレスが極限になると、パニック障害などが起こり、呼吸困難になってしまいまうこともあります。

この様に呼吸と精神状態は密接に関係していますので、これを逆手にとって呼吸を深くゆっくりしたものにコントロールすることで、心のコントロールをはかろうとするのが呼吸法になります。

次にエクササイズですが、運動とストレス解消効果についてはもはや常識となっており、たった20分の早歩きでも人間の不安は大幅に減るという研究結果も出ています。これは運動によってエンドルフィンなどの物質が分泌され、痛みや不快な感覚が減り、私たちは幸福感を感じるためです。

ハーバード大学の心理学者タル・ベン・シャハー教授は、「運動をしないのは憂うつになる薬を飲んでいるようなもの」とまで言い切っています。

極度に激しい運動は、逆にストレスになってしまいますので、軽い運動から初めてみるのが良いでしょう。毎日10分のウオーキングがメンタルを強くするというデータもあります。

またストレッチも効果的で、体が緩むと心も緩むという相関関係があると思います。整体治療でもそうですが、身体のバランスが取れて筋肉の緊張やコリがとれると、不思議と心の緊張も緩むのです。

ストレスがかかるとまず固くなるのが表情筋です。表情筋は脳の活動を表しています。表情が柔らかい人は、脳(思考)も柔軟なのです。精神疾患になると感情の平たん化がおかったりして、表情が乏しくなります。そして、笑顔が無くなり笑えなくなるのです。

表情筋も意識的にトレーニングすることで、心も軽くなります。私の知人で癌を克服した方がおります。その方は、鏡の前で笑う訓練を毎日おこなって、笑えるようになってから病状が急激に良い方に変化したと言っていました。まずは目じりを下げ、口角を上げて「ワッハッハ!!」と笑ってみるといいですよ!

当然ですが体が緩むということは呼吸も深くなるということで、心身相関の上からも整体治療でバランスをとることはとっても重要なのです。

病気治しは癖治しといいます。体の癖をとることは、心の癖にも良い影響を与えます。

3つのストレス解消法の最後は、バイオフィリアです。これは「人間の脳には、大自然との触れ合いを求める欲望が備わっている」という考え方に基づいています。

このアイデアは、1980年代にハーバード大学のE.O.ウィルソンが提唱したものです。

自然と触れ合うと副交感神経が活性化して一気にストレスが減り、呼吸法や運動法をも上回る効果を示しました。(イギリスのダービー大学の2016年のメタ分析)

まず、現代人は太陽光線にあたる時間が少なくなりました。太陽光線に当たらなくなると確実にメンタルが悪化します。我々日本人は、1日に15~20分位は日に当たる必要があるそうです。

森林浴やハイキング、釣り、などのアウトドアのレジャーも良いですし、部屋に観葉植物を置いたり、自然音を流したりということも効果的です。

人間の脳には、大自然との触れ合いを求める欲望が備わっています。これを満たすことで、ストレスが解消されるのです。

メンタルトレーニングは、自己暗示や自分の考え方の癖を改めて行くことを主眼としたものがほとんどです。これには様々な手法がありますが、自分に合ったものを選べばいいと思います。

メンタルの病になると、過去のストレスやトラウマになったことを、グルグルと考え、思考の反芻(はんすう)が起きてしまいます。すると意識の中の時計の針は止まったままで、今を生きられなくなります。

  • どうして~になったのだろう?
  • あの時~しておけばよかった。
  • 何で私がこんな目に合うのか?

この様に過去の「わだち」から抜けられなくなります。これを防ぐために、運動などで身体と五感を最大限に働かせ、意識を過去から今現在に向かわせるのです。

また、自己暗示なども様々な手法があります。広い意味では、特定の儀式やジンクス、おまじない、占い、お守りなどもその範疇に入ると思います。

宗教にも様々なメンタル的な効用があります。これは神仏のご利益というものもあるかもしれませんが、その教えが自己暗示的に働いたり、讃美歌を歌うことや、お経を唱えることが呼吸法の良いトレーニングになるといった効果も否定できません。

そして禅定や瞑想、祈りといったものは、意識を今ここに集中させる効果があります。こう考えると神仏が自分を助けてくれるというよりも、自分自身の思いと行いが良き結果を導き出しているといえないでしょうか?

ただ問題は、人の数だけ考え方(認知)の癖があるということで、宗教でも宗派、教派がこれだけ分かれた事実がそれを物語っています。目の前の現象は一つでも、それをどう受け止めるかは人それぞれだからです。

メンタルが強いか弱いかの差は、自分の心を意識的にコントロールできているのか、それとも心に振り回されているのかの違いだと思います。

心の病を治すには、薬物療法、運動や生活習慣を改善する生活改善、考え方の癖を治すなどが一般的です。

しかし、薬は病気を治していないし、お医者様も治ると思って薬を出していないと思います。

また、メンタル疾患の場合は、その診断基準が曖昧なため、病気でないものに病名が付いて、治療の対象になっているものもあると思います。

人生を登山に例えると、必要な装備は必ずあります!その装備の一つが認知行動療法や、自己暗示法、運動療法、食事法などです。

これらの装備を、「知っている」というだけの知識のレベルから、「できる!」という智慧のレベルになるまで、実践の中で使い込むことです。

ただし、何でもかんでも自分でコントロールできるものではありません。コントロールできない感情やトラブルを受け入れるために、「受容」の精神をトレーニングすることも大切です。

私がある精神科の病棟にお見舞いに行ったとき、廊下の壁に貼ってあった言葉があります。

“変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、それを受け入れられる冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、見分ける知恵を与えたまえ”

これは、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーが作った詩の一節です。「受容」の精神の大切さが伝わる言葉です。

今までの内容をまとめると、究極的に全てのストレスの源は、自分ということになります。

お釈迦さまの、二つの矢の譬え があります。

ある日 お釈迦さまは、弟子たちにたずねました。
「正しい教えを聞いたことがない者と、正しい教えを聞き、それを学ぶ者とは、
何が違うのか?」

その答えを出せない弟子たちに、お釈迦様は答えます。

「正しい教えを聞いたことがない者は、第一の矢を身体で受け、さらに第二の矢を心で受け、執着し苦しむ」

第一の矢とは、困難や試練、災難などで、誰しも避けることが出来ないものです。

正しい教えを聞き これを学ぶ者は、第一の矢を縁とした怒り、妬み、苦しみ、悲しみ、絶望など第二の矢を受けることがなく、それに執着することも無いといいます。

すなわち第二の矢を受けるかどうかは、自分次第だということです。

メンタルトレーニングは、根気のいる作業ですが、コツコツと積み重ねていくと第二の矢を受けることのない自分をつくっていけると思います。

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2019年5月8日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

腰痛借金 腰痛予防と治療法

腰痛治療は、体の中心軸を整えることです。

今回ご紹介する書籍は、「腰痛借金」 松平 浩 + 勝平純司 共著 辰巳出版です。

日本の腰痛持ちの方の総数(40歳以上)は、推計で2800万人と言われます。平成25年度国民生活基礎調査によると、腰痛を訴える方の数は女性は2番目、男性はトップとなり、腰痛は国民病であると言えます。

実は現代西洋医学で腰痛の原因が、わかっているものが全体の15%で、残りの85%は原因がわからないのです。

私の治療院に来てくださる患者様の主訴で最も多いのは腰痛で、西洋医学では原因のわからないとされる85%の腰痛に対しても、その改善のために施術をさせて頂いております。

整体、カイロプラクティック、オステオパシーなどでは、腰痛治療といっても、腰だけを治すのではなく、全身のバランスを重視します。

一部は全体とつながっていますので、たとえ腰痛といえども、腰以外の部位への施術で治療することもあるのです。私も木を見て森を見ずにならないように気を付けたいところです。

幸い、当院の診断法の一つであるキネシオロジー(筋肉反応テスト)によって腰痛の患者様の施術部位を調べると、患部そのものを直接治療することが意外と少ない事に気づかされます。

腰痛借金とは、腰痛を発生させる「蓄積された負担」のことだと筆者は述べています。

腰痛借金は以下のように大きく3つのタイプに分けられます。

  • 背骨に溜まる腰痛借金
  • 筋に溜まる腰痛借金
  • 心に溜まる腰痛借金

背骨に溜まる腰痛借金とは、椎骨(ついこつ:背骨を構成する骨)、椎間板(ついかんばん:椎骨と椎骨の間にあるクッション)、靭帯(じんたい:背骨を支える組織)への負担や傷によるものです。

例えばぎっくり腰などは、椎間板の中のゼリー状の髄核(ずいかく)が移動した際に周りの繊維輪(せんいりん)を傷つけ、これが一気に広がったものです。

椎間板ヘルニアは、髄核がズレた状態を放置したまま負担がかかったため、繊維輪から髄核が飛び出し、神経を刺激してしまった結果、炎症が起きて痛みが出るものです。

次に筋に溜まる腰痛借金とは、背骨を支える腹筋と背筋の中の主に背筋の筋収縮が持続した結果、筋の血流が悪くなり、筋が酸欠状態になるものです。この状態では筋肉に疲労物質が蓄積されてしまいます。

背筋とは、主に脊柱起立筋のことで、棘筋(きょくきん)、最長筋(さいちょうきん)、腸肋筋(ちょうろくきん)などになります。

三番目に、心に溜まる腰痛借金についてです。腰痛は肉体的なものだけでなく、精神的なストレスでも起こるのです。腰痛以外でも、睡眠障害・疲労感、めまい・耳鳴り、息苦しさ・動悸、胃腸の不調、頭痛、肩こり、手足のしびれ・筋肉痛など精神的なストレスで様々な症状が発生します。

実際にはこれら3つの要素が絡み合って腰痛借金が増えているのです。

シーソーの原理

それでは、背骨と筋に腰痛借金が溜まるメカニズムについてお伝えいたします。

札幌腰痛整体 シーソー
姿勢と椎間板の圧力

腰にかかる負担は、シーソーの原理(テコの原理)を用いると理解しやすくなります。

これを人間の「腰」に当てはめて考えてみます。支点を第4第5腰椎の間として考えると、上半身の重さが、体の前方にシーソーを回転させる力になります。(上図)

上半身が深く前屈みになるほど、上半身の支点の位置は身体の支点から遠くなり、前方に回転する力が大きくなります。そして体重が重ければ重いほど、上半身に生じる力も大きくなります。

こうして前方に回転する力がかかる場合、腰は上半身を支えるために、後方に回転させる力を生み出さなければなりません。この力を生み出すのは、主に背筋です。

前屈みで背筋を使い続け、筋に疲労が蓄積すると「筋に溜まる腰痛借金」が増えてしまうのです。

椎間板を押しつぶす力

「椎間板を押しつぶす力」は、「シーソーの支点にかかる力」で、シーソーの両端にかかる力の合計が、椎間板を押しつぶす力になります。つまり背筋の力も椎間板を押しつぶす力として働いてしまうのです。

例えば、体重70kgの男性が角度30度のおじぎ姿勢になると、椎間板を押しつぶす力は130kgにもなります。

この押しつぶす力に椎間板が耐えられないと、ぎっくり腰椎間板ヘルニアになってしまいます。

また前後方向にズレる力がかかると、腰椎分離すべり症変性すべり症などが発症する可能性があります。

荷物の持ち上げと腰の圧力

有名な研究によると、20kgの物体を床から持ち上げる時、椎間板を押しつぶす力は、340kgを超えるそうです。

またある研究では、60kgの他人を持ち上げ、ベッドから車いすに移動させる場合は、椎間板を押しつぶす力が実に500kgを超えるというのです。

椎間板強度

上の表の様に、椎間板は年齢を重ねるごとに圧力に対して弱くなってきます。また、特に女性は高齢になると骨粗しょう症をかかえることが多く、重いものを持ち上げる瞬間だけでなく、ちょっとした動作でも骨折のリスクもありますので注意が必要です。

年齢とともに治癒力も低下し、腰痛も治りにくくなりますので、若いころから腰痛借金をためないよう工夫することが大切です!

自分でできることでは、姿勢を気を付けたり、体の使い方の改善などがあります。それとともに、整体治療で体のバランスを整え、腰椎や椎間板にかかる圧力を適正にすることも大切です!

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2019年4月21日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

最高の体調 2

今回も前回に引き続きまして、「最高の体調」 鈴木 祐著 クロスメディア・パブリッシング についての考察になります。

まず、健康に生きるためのポイントは、腸が握っているということです。

しかし、現代人の腸は危機に瀕している状態です。私たちの腸には、腸内細菌が住んでいます。ヨーグルトなどでもおなじみの、ビフィズス菌や乳酸菌などが有名ですが、1000種類、100兆個以上といわれ、これは人体のすべての細胞の数をはるかに超えているのです。

腸内細菌は ビタミンB2・B6・B12 、パントテン酸、ビオチン、ビタミンK等のビタミンを合成 したり、腸壁を守る働きもあります。

皆さんリーキーガットという言葉をご存知ですか? リーキーとは英語で「漏れる」という意味です。

英語でガット(Gut)は腸のことです。すなわちリーキーガットは腸の粘膜に穴が空き、異物(ウイルス・細菌・タンパク質など)が血中に漏れだす状態にある腸の状態を指します。日本語では「腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)」といいます。 リーキーガット症候群( leaky gut syndrome :LGS)と呼ばれることもあります。

いったんリーキーガットが起こると、腸の穴から未消化の食べ物や細菌などの有害なものが血管に侵入します。こうなってしまうと体内のあらゆるところに慢性的な炎症を発生させていきます。

リーキーガットはアレルギーや認知機能の低下など様々な症状を起こしますが、なかでも重要なのが「疲れやすさ」との関係でしょう。

2016年、コーネル大学の研究チームが「慢性疲労症候群」に悩む患者の腸内細菌を調べる研究を行いました。慢性疲労症候群の患者は健康な人に比べて腸内細菌の種類が少なかったうえ、疲れやすい人ほど体内の炎症レベルが高く、リーキーガットの割合も多かったという結果が出ました。

リーキーガットを防ぐには、よく噛むことと、食物繊維(腸内細菌の餌)の多いもの(野菜、豆類、海藻、など)をよく食べる、発酵食品をよく食べる、などが大切です。

ただし発酵食品は、腸内環境が悪い場合はかえって悪玉菌を増やすこともありますので、様子を見ながら摂ってください。

また、砂糖、果物、小麦は控えた方が良いでしょう。食品添加物や農薬、水道水の塩素にも注意が必要です。

逆にココナッツオイルは積極的に摂った方が良いオイルです。また、香味野菜やハーブ類(生姜、ニンニク、シソ、パクチー、こしょう、唐辛子、クローブ、シナモン、バジル、コリアンダー、クミン、オレガノ、ターメリックなど)は抗菌殺菌作用がありますのでおすすめです!

次に衛生的な環境が免疫システムを狂わせることがあります。私たちと腸内細菌は、「持ちつ持たれつ」の関係ですが、衛生の発達によってこの関係が崩れてきています。

抗生物質の乱用で腸内細菌のバランスが崩れたり、衛生設備の充実の結果、有用な菌との接触が妨げられているのです。

東西ドイツが統一された後で観察された事例では、清潔な環境で生活していた西ドイツの方が、東ドイツより花粉症の患者数が4倍も多かったというのです。

腸内細菌の環境が良いと、腸管内の免疫もよい状態になります。

回腸(小腸の下部)内腔の絨毛(じゅうもう=ひだ)の間に点在するパイエル板はリンパ組織で、断面がM字に似ているので、M細胞と言われます。ウイルスや細菌、異物などがM細胞に取り込まれると、マクロファージ(免疫細胞)がその情報をリンパ球に伝えます。

3~4歳以後から、あまり清潔でない環境で育つと、パイエル板から多くの外敵や異物が入り、リンパ球は訓練され、大量のIgA抗体を作りだしているため、アレルギーなどが少ない子供に育ちます。

子供が抗菌グッズに囲まれた清潔な環境下で生活すると、リンパ球が訓練される機会が減り、IgA抗体があまり産生されないため、様々な問題に対して免疫が対処できない場合もあるのです。

プロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌など)がリーキーガットやアレルギー症状の改善に役立つこともあります。整腸剤やサプリメントでこれらのものを摂取するのも有効です。ただし、菌には相性の個人差がありますので、飲んでみてあまり効果を感じなければ、別の種類に変えてみるといいです。乳酸菌サプリは沢山ありますが、酪酸菌の整腸剤としてミヤリサンもおすすめです。

次に自然と健康についてお伝えいたします。自然との触れ合いが確実に人体の副交感神経を活性化するそうです。これは人類の「感情システム」に影響を与えるからです。

自然とのふれあいとは実際にどのようなものかといいますと、野山や海辺などに実際に行ってみるのもよし、公園を散歩するのも効果的です。

また、デジタルの自然も効果的で、作業中は川のせせらぎや鳥のさえずりを聴いたり、ネットで大自然の動画に触れることも有効です。

観葉植物をオフィスやリビングに置くだけでリラックス効果が有意に高くなります。

太陽光線にあたることも必要で、最低でも1日6~20分陽光を浴びることも必要です。

アウトドアのレジャーとして、キャンプや山登り魚釣りなどで自然の中に身を置くことも大変効果的です。

また、温泉などもよいと思います!

以上のような自然との触れ合いはどれも副交感神経を活性化して、都会生活の心身の疲れを癒してくれます。

最後に、遊びの大切さを著者は述べています。ドイツの哲学者カール・グロースは、1901年の著書「人間の遊戯」のなかで、ほかの哺乳類の幼児期に比べて人間の子供の方が良く遊ぶという事実に触れ、「人類は他の種よりも複雑な生存スキルが欠かせないため、大人になっても遊びを通して認知機能を発達させ続けねばならないのではないか?」と推測しました。

狩猟採集民の多くが老人になっても遊び心を保ちながら生きているのが事実です。

現代の文明社会では、大人も子供も仕事や勉強に追われ、自然の中で遊ぶといった時間が圧倒的に少なくなっていると思います。

同級生の子供(小学生)が、セミやクワガタやカマキリを怖がって触れないといっていました。今の子供はゲームばかりで虫と戯れることが無いのです。私の時代では虫採りが遊びだったので、虫に触れないなど考えられないことです。

人間も自然の生き物の一部なので、やはり自然と共に生きることが健康の原点ではないでしょうか。

西洋医学の特徴として、以下に示します。

  • 還元主義に基づく分析医学の傾向が強く、病気の原因を追究しようとする。
  • 病気だけを見て、患者を診ていない。病名が付かなければ治療が出来ない。
  • EBM(Evidence Based Medicine)を重視する。
  • 科学万能主義に陥りやすい。
  • 個別の患者に合わせた治療がむずかしい。
  • 自然治癒力を認めない。

私も臨床家なので、この様な考えの大切さもわかりますが、自然とのバランスを失ったら真の健康は得られないと思いますので、注意したいと思います!

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2019年4月15日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

最高の体調

健康の原点は、狩猟採集民の生活にある!

今回ご紹介する書籍は、「最高の体調」 鈴木 祐 著 、発行:クロスメディア・パブリッシングです。

文明病が体を蝕んでいくということで、現代社会の中に病気になる原因が潜んでいると考えられます。

アメリカ疾病管理予防センターによると、1950年代の肥満率は10%を下回るレベルだったのが、2010年代には、35%まではねあがりました。

また、1890年代までさかのぼれば、肥満そのものが珍しかったということで、例えば相撲取りの小結ぐらいの体形でも「異常者」として扱われ、見世物小屋で働かされたとの記録があるそうです。

では、肥満の原因を社会が豊かになって、食べ過ぎと運動不足という個人に責任をなすりつけて問題が解決するのでしょうか?

そこで登場したのが、「進化医学」というものです。進化論をベースに人間の病気の正体を考えていく学問のことで、ダーウィニアン・メディスンとも呼ばれています。

現在の人類の基礎が形作られたのは、およそ680~700万年前で、1~2万年前にようやく石器時代から農耕生活に移動します。

そうすると、少なく見積もっても、人類は600万年にわたって狩猟採集生活を続けてきたことになります。そのため進化の過程で古代の環境に最適化しています。

人類は自然の中で獲物を追い、太陽の運行とともに暮らし、少数の仲間と語り合うようなシンプルな生活に本質的にはなじんでいるのです。ヒトの脳と体はそんな環境の中でこそパフォーマンスを最大限に発揮する様に進化してきたのです。

肥満研究の第一人者、ブルース・キング教授は、「人間の消化器系・感覚(味覚と嗅覚)・脳の食欲中枢は、およそ200万年前に発達した。これらの機能は、古代の狩猟採集民たちが暮らした環境に適応している。ほとんどカロリーが低い食品しかなく、食事にありつけないことも多かった時代だ。そのため私たちの脳の報酬系は出来るだけカロリーの高い食べ物を探すように進化した。ところが、現代の先進国に住む人間は、食料の豊富な『肥満環境』に生きている」

人類に備わった生存システムが現代の豊かな環境ではうまく働かず、古代ではありえなかった「肥満」という現象が現れたというわけで、人類の進化と現代のミスマッチが進化医学の根幹になるのです。

しかし、もともとヒトはハイカロリーな食事を好むように設計されているので、意志の力だけで肥満に立ち向かうのは時間のムダです。

次に、長寿と炎症についてのお話です。1997年、フランスのアルルでジャンヌカルマン氏が122歳で息を引き取りました。彼女は「世界一の長寿」としてギネスブックに認定された人物で、85歳でフェンシングをはじめ、100歳まで自転車でパリの街を走り抜け、114歳では女優として見事なセリフ回しを披露しました。

日本でも、2017年に105歳で亡くなった日野原重明医師が有名でしょう。それでは、カルマン氏や日野原医師のようなスーパー高齢者は、何が違うのでしょうか?

2016年、慶応大学医学部のチームが、スーパー高齢者の調査を行った結果、体の炎症レベルが異常に低いことがわかりました。このことから、健康的に年を取るには、『炎症対策』が大切になることが分かります。

炎症で最近注目されているのが、慢性炎症です。

慢性炎症で特に注意しなくてはいけないのが内臓脂肪で、内臓脂肪が分泌する炎症物質が臓器に炎症を引き起こします。

体調と炎症の関連も注目され、体調不良の場合は、体内の炎症がかなり進んでいる可能性があるのです。

では狩猟採集民の炎症状態はどうかというと、1989年人類学者のスタファン・リンデベリ氏は、パプアニューギニアで暮らすキタヴァ族のフィールドワークを実施しました。

220人に血液検査などを行ったところ、脳卒中や動脈硬化にかかるケースはなく、糖尿病の発症率はおよそ1%ほど(日本の発症率は15%)。

80代の高齢者が認知症にかかることもなく、癌の割合もほぼゼロに近い状態でした。その他のフィールドワークでも、伝統的な部族には慢性炎症に由来する病気がほぼ存在しないと報告されています。

  • 狩猟採集民=外傷や感染による短中期的な炎症がメイン。激しい発熱や嘔吐など周囲が見てわかる症状が出る。
  • 現代の日本人=体内で延々とくすぶる長期的な炎症がメイン。誰にでもわかるような症状は表に出ず、少しずつ不調が進行する。

狩猟採集の民族と私たち日本人との違いは何なのでしょう?その判断に使える考え方を以下に示します。

  • 多すぎる:古代には少なかったものが、現代では豊富過ぎる。
  • 少なすぎる:古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる。
  • 新しすぎる:古代には存在していなかったが、近代になって表れた。

例えば、「多すぎる」の代表例は「カロリー」です。私たちの脳と体は「低カロリー」には対応できるが、「高カロリー」を処理するようには設計されていません。

次に睡眠と炎症について考えてみたいと思います。カリフォルニア大学が2016年に72件のデータをメタ分析したところ、次のような結果が得られました。

  • 平均の睡眠時間が1日7~9時間の範囲を逸脱すると体内の炎症マーカーが激増する。
  • 夜中に何度も目が覚めてしまうような場合も、体内の炎症は増える。

2015年、人類学者のジェローム・シーゲル氏は、ナミビアやタンザニアで狩猟採集民の睡眠を調査しました。

彼らの平均睡眠時間は6.9~8.5時間で、この点は先進国と変わりません。しかし、睡眠のパターンは正確で、日暮れから3時間後には必ず眠り、毎朝7時には自然と目を覚まします。

夜中に何度も目が覚めてしまうケースは一度も確認されず、みな一晩で完全に体力を取り戻していました。

炎症と関連のあるのは、物質的なものばかりでなく、「孤独」などメンタル的なものも関係するのです。

2015年にプリガムヤング大学が行ったメタ分析により、孤独感はタバコや肥満と同じくらい全身に炎症を起こし、早死にのリスクを高めることが分かっています。

孤独とともに不安という感情も健康に大変関係があるのです。2013年にワシントン大学が44カ国のデータをまとめたメタ分析の結果、不安障害を患う人の数は全世界で13人に1人もの割合に達するとのことです。

日本でも2011年の厚労省調べでは、不安障害の治療を受けている患者の数はおよそ157万人に上ります。

不安障害が文明病と呼ばれる理由は、2017年にWHOが世界26カ国で行った調査では、不安障害の患者数はアメリカやオーストラリアでは、8%前後だったのに対し、ナイジェリアのような発展途上国ではたったの0.1%にしか過ぎないのです。

現代の先進国の人々と、狩猟採集民の人とは、不安の質が違うといわれています。先進国の人の不安は「ぼんやりした不安」で、狩猟採集民の不安は「はっきりした不安」が多いそうです。

例えば狩猟採集民の生活では、猛獣に襲われれば戦うか逃げるかの二者択一を選ぶしかありません。食べ物が見つからなければ、サバンナを探し回るか、飢えを我慢するだけです。もし病気になっても、休息か栄養を摂る以外に選択肢はありません。これらはどれもシンプルで対処しやすいという利点があります。

いっぽう我々日本人は様々な悩みを抱えています。仕事もブラック企業であったり、年功序列や終身雇用も崩れ、だれもがリストラの対象になりえる時代です。

さらに、SNSの発達により多くの人とつながれるようになりましたが、その反面、様々なトラブルも多くなりました。

不安は記憶力、判断力を奪い、死期を早めるというデータも出ています。

現代人がここまで不安をこじらせたのは何故でしょう?

人類の進化の中で不安の機能とは、「アラーム」の役割と著者は述べています。生存の危機に対し、事前に対策をとれるようアラームを鳴らすのです。

不安の機能が分かったところで、「現代の不安における遺伝のミスマッチとは?」の問題ですが、その答えは「未来の遠さ」です。

古代人類のターニングポイントは農耕の開始です。狩猟採集民が農耕生活を始めたのは1万1000年~2万3000年前のことです。農耕がもたらした変化の中で、もっとも現代人への影響が大きいのが「時間感覚の変化」です。

農耕を効率よく進めるためには、長期的なタイムフレームが欠かせません。狩猟採集民の場合は、今日明日の心配が主だったのが、農耕が始まってからは「遠い未来」を心配する様になったのです。(種を蒔いてから収穫するまで長い時間がかかる様になった)

農耕によって食料が安定して確保できるようになり、狩猟採集の様に今日明日の心配をしなくてよくなりました。しかし、ヒトにはもともと「心配」や「不安」をもつという本能が残っています。

飢餓の心配がなくなっても、漠然とした心配が残ります。これが現代型の不安や心配なのではないでしょうか?

結局ヒトは、心配性なので、生活が豊かになってハッキリとした心配の原因がなくなっても、その中でまた心配の原因を探してしまうのではないかと思います。

この心配や不安が炎症と結びつくということなので、今を生きることに集中してある意味狩猟採集民に見習う必要があると思います。

ある精神科医の調査によると、人が思い煩うことの40パーセントは絶対に起こり得ないこと、30パーセントはどうすることもできない過去の出来事、12パーセントは人から受けた批判(それもほとんど事実無根の話ばかり)、10パーセントは自分の健康のこと(心配すればするほど健康状態が悪くなるのだが)、8パーセントは実際に直面 する可能性のある問題だそうです。

 イエスは弟子たちに、「何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようかと言って、思い煩うな。 明日のことまで思い煩うな」と言います。(マタイによる福音書6章25~34節)

また私の尊敬する、中村天風師が次のような言葉を残しています。

さしあたる事柄のみをただ思え 過去は及ばず 未来は知られず

中村天風師は苦労厳禁といってます。苦労とは「過去」「現在」「未来」の苦労を指し、過ぎ去った過去をくよくよすることも、現在の苦労も、未来の取り越し苦労も禁じていました。なかなか出来ないことですが、健康と幸せのためにはそうありたいと思っています。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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2019年4月8日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts