科学者はなぜ神を信じるのか

 

今回ご紹介する書籍は、「科学者はなぜ神を信じるのか」 三田 一郎著 ブルーバックス です。

著者ご自身が、科学者でありクリスチャンでもあるという経歴です。

太古の昔から人々は目に見えない大いなる力に畏敬の念を抱き、何かに祈りをささげてきたと思います。

見えない力は捉えどころがないため、それを人間がイメージしやすくするために、宗教という形になった部分もあるのではないでしょうか?

私は整体治療の世界でお仕事をさせて頂いていますが、この業界の先生方も、見えない力やその働きを信じている方が多いと思います。それは、目に見える肉体だけでなく、目には見えないけれども厳然と存在するエネルギーのボディーや、東洋医学の経絡の存在を否定できないからです。

そして日々の臨床の現場において、経絡やその他の見えないエネルギーの変化を捉え、腰痛や肩こりなど様々な施術に役立てているのです。よって神を信じる治療家の先生方は、かなりの数存在すると思います。

この本によると、国連の調査で、過去300年間で、大きな業績を上げた世界中の科学者300人のうち8~9割が神を信じていたということです。(神を信じる=宗教を信じる、という意味ではないと思いますが・・・)

無宗教の人が多い日本人からすれば意外な数字に思えるでしょうが、世界的に見たら、それ程おどろく数字でないのかもしれません。

しかし、科学者という立場の人が、これ程までに神の存在を信じているということは事実なのです。

真の科学者とは、見えないものや、分からないものを、やみくもに否定するのではなく、それらを明るみに出すために、たゆまぬ研究をするものだと思います。

著者は、神を否定するかのような研究をしていた人たちがなぜ神を信じるのか? ということをこの本を通して伝えようとしています。

なぜ教会は天動説を採ったのか

実は聖書には天動説が正しいとか、地動説が誤っているとか、明らかに読めるような記述はないと言われています。

聖書はキリスト教徒にとってのバイブルです。だだし、その御言葉の字ずらを追うだけでなく、真に聖書を理解できる人は誰もいないのかもしれません。

人間は自分の頭で理解できることしか理解できません。そのため、イエス様はお一人であったのに、その教えの解釈は、人の数だけ存在するのです。

それが証拠に、キリスト教の教派も、カトリック、正教会、プロテスタントなどと別れており、更にそれぞれが分裂したりして、世界には一体どれくらいのキリスト教の教派があるか分からない程です。

話しを天動説と地動説に戻しますが、この話に入る前の段階である、地球球体説がキリスト教の神学によって、教義に反する「異端」の烙印を押されていたのです。

当時、地球は、平らであると思われていましたが、かりに地球が丸いと思っても、それを発表することを教会が許さなかったのです。

この本によると、地球球体説が教会によって否定されたのは、信仰上の立場から、※対蹠人(たいせきじん)の存在が聖書の真理にもとるとされたためだそうです。

(※対蹠人とは、地球の裏側にぶら下がっていると考えられていた人のこと。)

トマス・アクイナス

ドミニコ会の会士でパリ大学の教授も務めた神学者のトマス・アクイナス(1225頃~1274)の大著「神学大全」を、14世紀初めに教会公認のテキストとしたそうで、これは教会が教義の正当性を強化するためだったと著者は述べています。

トマス・アクイナスの神学がめざしたものは、信仰と理性の一致でした。神の存在を「科学」によって証明しようとしたそうです。

トマス・アクイナスが「理性」として持ち出したのが、1500年も昔にアリストテレスが唱えた「天動説」だったのです。

当時の教会は、「科学」によって理論武装しようとしたのですが、残念ながらその頼みの綱の「科学」が間違っていたのです。

私も、治療師として様々な情報を集めて(理論武装ではないですが)日々の臨床に役立てようと思っていますが、もしも、その情報が間違っていたらと考えると、複雑な心境になります。医学の情報は変化が激しく、昨日まで正しいと思われていたことが、今日には間違っていた、ということもめずらしくないからです。

著者によると、教会やトマス・アクイナスは、宇宙の中心に神が存在する地球があり、太陽やそのほかの天体は、神の手によって天球上を動かされていると考えていたそうです。

宗教というものは、人々を正しく導く役目をしなくてはいけないのですが、教会は自分たちの権威を第一義にし、あらゆることに介入しすぎたために、間違った方に人を導いてしまったのです。

コペルニクスとルター

コペルニクス(1473~1543)は、カトリック教会の司祭でありました。彼の功績で最も有名なのが、地動説を唱えたということです。

コペルニクス

コペルニクス

宗教改革の火の手を上げたマルチン・ルターは、コペルニクスの地動説を非難しました。ルターは、コペルニクスがカトリックの司祭であるにもかかわらず、教会の考えとは真逆の地動説を唱えたことをついたのです。

ルター

ルター

ルターは科学に基づいて地動説の問題点を非難したのではなく、カトリックの司祭が、カトリックの教えと反する地動説を発表したことに対する非難なので、宗教上の批判となります。

ルターは、「ヨシュア記」をもとに天動説を擁護します。

「日よとどまれ ギブオンの上に 月よとどまれ アヤロンの谷に。」

日は とどまり

月は 動きをやめた

民が 敵を打ち破るまで。

「ヨシュア記 10:12-13」

これをもって、ルターは聖書には太陽が動いていると書かれているといったそうです。

ルターは神の言葉と考えられている聖書の文言のみに従うとする、聖書絶対主義を掲げていたからですが、結果的には、批判していたカトリックの後ろ盾となっている天動説を擁護してしまう形となってしまったと著者は述べています。

絶対主義、原理主義が仇となり、物事の真実が見えなくなってしまったのでしょうか。はじめに聖書ありきの思考は、現実に対して、こうも盲目的になってしまうのかと、考えさせられました。

聖書には正しい事が書かれていても、それをどう読み、どう解釈するかは、それぞれの人にかっていますので難しい所です。

結果として、宗教改革を唱えたルターですら、聖書を正しく理解できていなかったということを露呈した形になりました。

因みに、新約聖書は、イエス様が書かれたものではなく、イエス様の死後、弟子やその他の人たちが書いたものなので、イエス様が言ったこと以外も記載されています。

コペルニクスは、1542年に、自身の地動説の集大成「天球の回転」の草稿を書きあげます。

この「天球の回転」は1543年に完成しコペルニクスに届けられましたが、残酷にも、その同じ日にコペルニクスは、息を引き取ったため、彼は完成したものを見ていないのです。

書き加えられた前書き

「天球の回転」の冒頭に以下のような趣旨の前書きが、意図的に付け加えられました。

これらの仮説が真であるという必然性はなく、それどころか本当らしいという必然性すらないのであり、むしろ観測に合う計算をもたらすかどうか、という一つのことだけで十分なのである。

要するに、ここに書かれていることが本当であるかどうかは重要ではなく、ただ観測の計算が出来ればよいのだ。という意味です。

この文章を書き加えたのは、印刷を監督した神学者オジアンダーでした。彼はこの本が教会の教えに反するため、コペルニクスに無断で、この様に書き加えたそうです。これによりコペルニクスの考えは、とても矮小化されてしまいました。

これ程までに守らなければならなかった教会の教えや権威とは、いったい何だったのでしょうか?

著者によると、ローマ教会の総主教は「キリストの代理者」を称する様になり、「教皇」とよばれ、領土を与えられ、行政権を手にし、国王と同等の政治力を持つに至り、ローマ帝国凋落後は、キリスト教世界の支配者として、世俗の王をも上回る権勢を握ったそうです。

続けて著者は、権力を手にした者は、それを守ろうとし、自分達の権威を脅かす対立宗派や新興勢力を封じるため、教会が公認した考えのみを「正統」とし、それと異なる考えを「異端」として断罪する宗教裁判を行い、「異端者」は処刑されることもあったと述べています。

宗教が神を後ろ盾に、権力を持つと怖い部分もあります。日本でも白河法皇が思いどおりにならないものとして、「加茂川の水、双六の賽、山法師」を上げています。山法師とは比叡山延暦寺の悪僧(僧兵)のことです。

結局、「天球の回転」は、その後、教会から禁書とされてしまうのです。これはガリレオ裁判の影響だと思いますが、もしコペルニクスが病気で死ななければ、教会から何らかの罰を与えられていたかもしれません。

著者によると、コペルニクスは、司祭として、心から神を敬っていました。教会の分裂やカトリックとプロテスタントの抗争などの世俗のことには関心がなく、神そのものを崇拝し、愛していました。

また彼は、ルターにこれだけ批判されていたにもかかわらず、ルター派の若者たちが逃亡してくると、かかくまい、厚く保護したそうです。

コペルニクスのように人間的にも優れた科学者が、信仰と科学のはざまで思い悩んだことに、とても共感します。

カトリック教会、ルター、コペルニクス、この三者で、イエス様の教えに最も忠実だったのは誰でしょうか?

教会の間違った教えと、弾圧のせいで、どれだけ科学の進歩に足かせとなったのでしょうか。

このような教会の体制が、後のガリレオに対しても大変な障害になるのですが、この続きは次回にいたします。

 

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脳から身体を治す

今回ご紹介する書籍は、「脳から身体を治す」です。

 脳から身体を治す 世界のエリートは知っている最高の健康法 (朝日新書) 新書

久賀谷 亮著

この書籍は、TMS(Transcranial Magnetic Stimulation)という脳の磁気療法についての紹介が主な内容ですが、それに関連して脳の特性について触れられていますので、大変参考になります。

2015年にNHKで慢性腰痛を取り上げた番組がありましたが、原因不明の腰痛の真の原因が実は脳にあったという衝撃的な内容でした。

私も臨床の現場で、腰痛などの改善に、筋骨格系に重きを置いて施術していますが、難治性の腰痛の中には、この本で指摘しているような脳が原因となっているものもあるのではないかと考えさせられました。

人間の身体にとって脳は司令塔です。その中でも、身体を動かすことに関係する運動野が、痛みの調整に関わるといわれています。

痛みの長期化により、脳が条件付けされ、痛みが長く続くと、人は痛みに対して恐怖心や嫌悪感をもつようになります。

痛みの情報が脳へ送られると、脳は敏感になり、関わっている回路全体が変化していく。

脳はじわじわと変化する性質を持つ。これを脳の「可塑性」といいます。

可塑性とは、固体に外力を加えて変形させ、力を取り去っても、もとに戻らない性質のことをいいますが、脳の中でも痛みが続くことで、「痛みの回路」が出来てしまうのです。

電気回路も同じ事が起きるのです。通常電気は定められた回路の中だけ流れます。

しかし、その回路の一部に電気抵抗の低い部分があると、電気はそこから外に漏れてしまいます。漏電なども同じ原理です。

以前私が電気機器の故障修理を行っていたときの話です。ヒューズ切れを起こしていましたので、その原因を調べていました。ヒューズが頻繁に切れるということは、そこに通常流れる以上の、過電流が流れたということです。

テスターで絶縁抵抗を調べると、ほぼ、0Ω:オームで、絶縁されていない状態でした。その原因箇所を特定できた時に私はびっくりしました。

開閉スイッチの、絶縁版の上に、黒く焼け焦げたような一筋の跡を発見したのです。原因はこの絶縁版の上にホコリが積もり、そこを伝って電流がリークしてしまったのです。その際に、ホコリが炭化してそこに一つの「電気の通り道」が出来てしまいました。

人間の脳も、ある種の電気回路です。あまりにも強い刺激や、長期間にわたる刺激が続くと、脳が変化し、新たなる回路が出来上がってしまうのです。

いったん脳にこの様な回路が出来てしまうと、無限ループの様にそこに信号が流れ続けます。もしこれが痛みの感覚と結びついていたのなら、脳由来の痛みがいつまでも続いてしまうことになります。

脳はいったん覚えてしまったことは、それを忠実に繰り返すという、律儀な特性があります。脳の可塑性によってできた新たな回路を守り続けてしまうのです。これが痛みの慢性化につながります。

脳の可塑性などという厄介なものがなぜ存在するのでしょうか?

これは本来、自己を守り生存して行くために必須な機能だったと思います。

例えば、ジャングルで生活していた人間がいたとします。新天地を求めてジャングルの外に出たところ、草原でライオンに出くわし、命からがらジャングルに逃げ帰ってきました。

この時、脳内では、ジャングルの外に出たら危険という回路が出来上がります。一度、痛い思いをすると、その教訓を忘れず、二度と危険な目に合わないようにするためです。

これはよい事でもありますが、反面で悪い事でもあるのです。一度、大きな失敗をすると、次に何かにチャレンジすると、また痛い目に合うのではないかと考え、何もしないで安全圏(コンフォートゾーン)にとどまろうとします。

この具体例は、「ノミのサーカス」です。

ノミのサーカスとは、下の動画の様にノミにいろいろな芸をさせるのですが、そのノミたちが普段しまい込まれている箱の中は、狭いため、ノミが飛び上がろうとジャンプすると、箱のふたにぶつかってしまいます。

この様な環境に長く置くと、ノミは高くジャンプすることをあきらめ、ふたが無くても、箱の外に飛び出ることがなくなります。

脳の可塑性は、自分を守る意味でコンフォートゾーンにとどまらせようとする働きがありますが、何かを学ぶための新たなチャレンジには足かせとなってしまいます。慢性的な痛みの回路が出来て、その痛みに縛られ、何もできなくなってしまうのです。

脳の可塑性や、コンフォートゾーンを表した名言があります。

 為せば成る 為さねば成らぬ 成るわざを 成らぬと捨つる 人のはかなき

                            ~武田信玄~

この言葉は、米沢藩主の上杉鷹山が以下のようにリメイクしています。

 為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなけり

こちらの方が、世間では有名になっていますね。

コンフォートゾーンはある意味必要で、これがなければ人類は絶滅していたでしょう。

しかし、ここにとどまってばかりでは成長がありません。成長のためには、コンフォートゾーンから、ラーニング(学び)ゾーンに、一歩踏み出す勇気が必要です。

自己を守るための機能が、自己を苦しめてしまっている。これらの特性を持つ脳を整える方法については、また次回にお伝えします。

 

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睡眠負債について

今回のブログテーマは、「睡眠」についてです。

ここ最近よく聞かれる言葉に、「睡眠負債」というものがあります。これは、2017年6月18日にNHKスペシャル「睡眠負債が危ない~ ❝ ちょっと寝不足 ❞ が命を縮める~」と題して番組が放送されたことが大きかったと思います。

今回睡眠について参考にした書籍も、このNHKスペシャルの取材班がまとめた「睡眠負債」という本です。

人は誰しもが毎日一定の睡眠を必要としています。この睡眠が何らかの事情で不足することが寝不足ですが、この寝不足が徐々に溜まって睡眠負債(Sleep Debt)となるのです。

この睡眠負債が続くと認知症の原因となる物質が脳に蓄積しやすくなったり、がん細胞の増殖を加速するというのです。

睡眠負債については、レム睡眠発見者の一人、スタンフォード大学睡眠医学研究所のウイリアム・C・デメント初代所長が早い段階から睡眠負債についての概念を提唱していたそうです。

睡眠不足が徐々に溜まって睡眠負債となりますが、自分自身でほとんど自覚のない僅かな寝不足でも、ボクシングのボディーブローのように徐々に効いてしまうのです。

国立精神・神経医療研究センターの北村真吾室長によると、日本人の6割が、睡眠負債を抱えているという実験結果が出ているそうで、私もこの6割に入っているのは間違いありません。

それでは、人は一体、一日に何時間寝ればよいのでしょうか?

米ペンシルバニア大の実験で7~8時間の睡眠が必要との結果が出ています。

人は睡眠不足になるとどの様になるのでしょうか。

1997年に7日間、被験者の睡眠を5時間に制限して、簡単な課題に対する反応ミスの回数を調べる実験をしました。

実験2日目から、基準日の3倍の反応ミスが発生、7日目にはさらにミスが増えるという結果が出たそうです。(D.F.Dinges,F.Pack,K.Williams et al.,Sleep)

そこで、日頃の睡眠不足を長時間睡眠(寝溜め)で解消しようと考えますが、人には覚醒システムがありますので、連続して24時間とか15時間などと寝続けることができません。長時間睡眠の実験では、初めのうちは10時間以上眠れるが、次第に睡眠時間が短くなり、最終的には8時間位で落ち着くそうです。

日本国民の約4割が1日6時間未満の睡眠だそうで、睡眠不足による日本の経済損失は年間15兆円に上ります。

また、睡眠負債は子供の成長や情緒に影響し脳の機能低下に関係するそうです。昔は子供は8時に寝なさいと言われていました。今の子供たちは大変忙しく、習い事や塾通いなどで就寝時間が遅くなっているようですが、そのしわ寄せが健康面や情緒面で現れないかと心配です。

睡眠負債の兆候として、日中の眠気と、マイクロスリープがあります。良い睡眠がとれていれば、日中に眠くなることはそれ程ありません。

マイクロスリープとは、1秒~10秒程度の短い眠りのことをいい、睡眠負債から脳を守る防御反応だそうです。もしこれが車の運転中に起きたらと考えたらちょっと怖いですね。

先程、米ペンシルバニア大の実験で7~8時間の睡眠が必要との結果が出ていましたが、これによると6時間位の睡眠の人が実は最も危ないと言えるのです。6時間寝れていると人は寝不足を自覚しませんが、注意力の低下は確実に存在するのです。

睡眠負債が引き起こした事故では以下のものがあります。

1989年3月24日、米アラスカ州のプリンス・ウィリアム湾での原油流出事故で、巨大タンカーが「エクソン・バルディーズ」号が座礁し、およそ1100万ガロンの原油が流出、環境に甚大な被害を与えました。

この事故の調査の結果、操舵していた3等航海士の睡眠不足(事故前の48時間で睡眠6時間)が原因と判明しました。

私は治療家になる前に、三菱電機ビルテクノサービスという会社で、エレベーター、エスカレーターなどのメンテナンス業務を行っていました。1年目の研修生時代に、三菱電機稲沢工場に研修に行った際に「フェーズ3」というキャッチフレーズを目にしました。

フェーズ3とは、意識明瞭な状態で作業をしましょうという意味で、フェーズ2や1はボーとしていたり、ウトウトしている状態になります。工場のラインでは、常に労働災害の危険性がありますし、ヒューマンエラーによる不良品発生のリスクもあります。それを防止する意味でフェーズ3という標語が使われていたのです。

ただ、いくら立派な標語を掲げても、人は睡眠不足には抗えません。努力・根性・気合だけではどうにもならないのが睡眠不足なのです。

これを考えると「毎日7~8時間の睡眠をとりましょう!」のほうがより効果的だったかもしれません。

睡眠負債が認知症のリスクを高める

私たちが眠っている間、脳は単に休息をとっているわけではない。脳にはリンパ管が存在せず、老廃物を含んだ組織間液(ISF:interstitial fluid)が、脳脊髄液(CSF:cerebrospinal fluid)に灌流されます。

脳は身体の中で最も活発な臓器で、老廃物も多く、その多くは覚醒時に生産されます。日中もその除去は行われますが、主に睡眠中にまとまった除去が行われます。

脳脊髄液は、グリア(ニューロンを支える細胞)を介して流動的に脳の組織内に入り込み脳の清掃を行います。この脳でのリンパ管に代わる灌流システムを「グリシパティック」とよばれ、睡眠中に10倍も活動を高めるそうです。

認知症の多くを占めるアルツハイマー病は、脳にこの老廃物であるアミロイドβが蓄積することが主な原因と考えられています。

睡眠時間が長いほどアミロイドβは減少します。(スタンフォード大学教授 西野清治氏)

日中の活動により発生したアミロイドβが、眠っている間に脳から排出されるが、睡眠負債が続くとアミロイドβがプラークの様に蓄積し、脳の老人斑の様に不可逆的変化を起こします。

因みにオステオパシーやカイロプラクティックには、クラニアル(頭蓋骨調整)という手技があります。これは脳脊髄液の循環にも関係しますので、有効であると思います。

フィンランドで約2000人を対象に行われた調査(Virta JJ et al.SLEEP 2013)では、睡眠時間7~8時間の人に比べて7時間未満の人は認知症のリスクが1.59倍高くなりました。

東北大学でも以下のような実験が行われました。

男女それぞれ2万人以上について7年以上にわたる追跡調査を行いました。睡眠時間が7~8時間のグループと6時間以下のグループでは、前立腺がんの罹患リスクが1.38倍、乳がんが1.67倍になりました。

米シカゴ大の実験では、睡眠負債でマウスのがん細胞の大きさが2倍以上の重さになりました。

2017年4月、ハーバード大学の発表では、僅か15秒間、強い光を見ることで、体内時計のずれを改善できるそうです。十分な量の光が目から入ると、視交叉上核という場所が刺激され、体内時計がリセットされるというのです。朝日を浴びる健康法がありますが、効果があるのですね!(目を痛めますので、直接太陽は見ないでください)

整体治療の立場から寝不足と身体の状態について言えることは、寝不足の方は体が硬いということです。特に背中の左右の肩甲骨の間の筋肉が異常に硬い人は、寝不足の可能性が高いのです。この場合は、筋肉が古タイヤのゴムの様に硬くなります。

日中起きている時には、ある意味で緊張の持続となります。睡眠とはその逆で、弛緩(リラックス)ということになりますので、睡眠が足りないと体はリラックスできないため、筋肉も関節もこわばってしまうのです。首や肩のこりなども実は寝不足が原因だということもあるのです。

そしてこの緊張が、更に睡眠に対して悪影響を与えるのです。そういった意味でも、整体治療で体のバランスを取り、筋肉をリラックスさせることは、良い睡眠への補助になるでしょう。

その他に、睡眠の質と量は、活動(運動)の量と、筋肉量に比例しますので、体を良く動かす習慣がある人ほど良い眠りに導かれます。

早寝早起きで、朝日を浴びて、一日よく体を動かしていれば、良い睡眠のサイクルになり、睡眠負債とは無縁の生活となります。

この様にまずは基本的な生活習慣の改善が、健康のために大切かと思います。

 

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頭痛とカフェイン

コーヒー画像

久しぶりのブログの更新となりました。今回のテーマは「頭痛とカフェイン」についてです。

実は私もカフェインには少し過敏な様な気がします。特にコーヒーを飲むと胃がムカムカして食欲の低下を起こし、何となく頭もくらくらする感じなのです。

子供の頃は、身体に悪いという理由で、親がコーヒーを飲ませてくれなかったため、自分がコーヒーを飲めないことには気づきませんでしたが、大人になって外回りの仕事で先輩と喫茶店に入る様になって、初めて自分がコーヒーが苦手なことに気づいたのです。

カフェインの中毒性や依存性など健康への問題は、ずいぶん前から指摘されていました。実は頭痛だけでなく、めまいや肩こり吐き気等、様々な症状とカフェインとの関連性が問題になっており、以下のように厚生労働省からも注意喚起されています。

Q.1 清涼飲料水など食品に含まれるカフェインを過剰に摂取することは健康に問題があるのでしょうか。

A.1  カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。  

このため、食品からのカフェインの摂取に関しては、国際機関などにおいて注意喚起等がなされています。例えば、世界保健機関(WHO)は、2001年にカフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料はほぼ同程度のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを1日3から4杯までにすることを呼びかけています。

また、英国食品基準庁(FSA)では、2008年に妊婦がカフェインを取り過ぎることにより、出生時が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとして、妊娠した女性に対して、1日当たりのカフェイン摂取量を、WHOよりも厳しい200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するよう求めています。  

同様に、カナダ保健省(HC)においても、2010年に1日あたりのカフェイン摂取量として、健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)まで、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までとされています。   

なお、カフェインを一生涯摂取し続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake)については、個人差が大きいことなどから、日本においても、国際的にも設定されていません。

○世界保健機関(WHO)   2001(平成13)年に公表した「Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding (BookletFor Mothers)2001」において、   「紅茶、ココア、コーラ飲料は、ほぼ同程度のカフェインを含み、コーヒーにはこれらの約2倍のカフェインが含まれている。  このため、カフェインの胎児への影響についてはまだ確定していないが、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯まで   にすべき」とされています。

出典:厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

カフェインによる一般的な急性作用は、 中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症で、消化管系の 興奮状態は下痢、吐き気をもたらすことがあります。 また、長期的な影響としては、肝機能が低下しているヒトなどの一部において、コーヒー の摂取と関連する高血圧リスクが高くなる可能性があること、特にカルシウム摂取量が少な いヒトがカフェインを摂取した場合、カルシウムの体内からの排出率を増やすので、骨粗し ょう症の発症の原因となる可能性があることのほか、妊婦においてカフェインの摂取により 胎児の発育を阻害する可能性があります。なお、子供のカフェイン摂取による長期的な影響 の可能性に関する報告はありません。(食品安全委員会)

カフェインとは?

カフェイン(英: caffeine, 独: Coffein)は、アルカロイドの1種であり、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用を示す物質で、コーヒーから分離されたためカフェインと命名されました。

カフェインを多く不含む食品

カフェインを含んでいる食品の代表はコーヒーですが、その他どのような食品があるのでしょうか。

 

 飲料  カフェイン量(100ml当り)  備考
レギュラーコーヒー浸出液 約 60mg コーヒー豆の粉末10gを熱湯150mlで浸出
インスタントコーヒー 約 60mg インスタントコーヒー粉末2gを熱湯140mlに溶かす
玉露 約 160mg 茶葉10gに60℃の湯60mlを加え2.5分浸出
煎茶 約 20mg 茶葉10gに90℃の湯430mlを加え1分浸出
紅茶 約 30mg 茶葉5gに熱湯360mlを加え1.5~4分浸出
ウーロン茶 約 20mg 茶葉15gに90℃の湯650mlを加え0.5分浸出

圧倒的にコーヒーとお茶が日常での食品で、カフェイン含有量が多いものとなります。その他に、ココア、チョコレート、コーラ、エナジードリンク、栄養ドリンクなどにもカフェインが多く含まれています。

参考:科学技術庁(現 文部科学省)が公表している「五訂日本食品標準成分表」

頭痛、肩こり、めまい、吐き気、食欲不振、不眠などで当院にご来院の患者様の中にも、もしかしたらカフェインの影響を強く受けている方もいるのかもしれません。

以前、体調不良の患者様に問診をしたところ、缶コーヒーを一日に6本も飲んでいました。これを減らしてもらったら、体調も回復したという思い出があります。

今は、コーヒーやお茶だけでなく、栄養ドリンク、エナジードリンクなどもあるので、いろいろなものに注意が必要です。

普段からコーヒーやお茶を多く飲む方は、カフェインの過剰摂取にご注意ください!

 

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ぎっくり腰とホメオスタシス

今回のテーマは、自然治癒力としての様々な身体反応についての考察です。人の体は、栄養の摂取、代謝、排泄、運動などの様々な働きを通してその営みを維持しています。これらの営みのスムーズな循環が、自然に行われていれば、人は健康でいることが多いでしょう。

実際には、これらの循環に加えて、メンタル面の問題も加味されますので、健康を維持するということは、結構大変なことなのです。

人は誰でも、いつまでも健康でいたいと願っています。しかしながら実際には様々な病気に罹ってしまいます。病気に至らないまでも、肩こり、腰痛、体がだるいなど、ちょっとした体調不良を含め、誰しもが経験していることです。

ホメオスタシス

本来人間の身体には、血圧や体温、血液のphなどを、一定に保とうとする働きが備わっております。そして、この働きのことを恒常性維持機能(ホメオスタシス)と呼びます。

このホメオスタシスの働きによって、人の体は、気温や湿度の変化、体位や運動などの外部環境の変化に対しても、内部環境を生存に適した一定範囲に保持しようとするのです。

ホメオスタシスは、アメリカの生理学者 W.キャノンが、主著『人体の知恵』 (1932) のなかで提唱した生物学上の重要概念で、私たちが日々あらゆる変化の中にあっても、生命を維持できているのはこのお蔭なのです。

それでは、人の体は毎日ほぼ一定の範囲に体温や血圧、脈拍などが保たれているのが健康であり、それが普通なのでしょうか?

確かにこの様な状態である方が自然であり、望ましいと思いますが、人は時として、発熱したり、急に血圧が上がったり、頭痛や腰痛、はたまた、ぎっくり腰にみまわれたりもするのです。

これらの現象は、ホメオスタシスが働かなかったから起きたのでしょうか?

答えはノーだと思います。

結論から言えば、ホメオスタシスが働いた結果として、頭痛や肩こり、腰痛、ぎっくり腰などが起きていると私は考えます。

身体はその内部環境を一定の範囲内に保つ上で、どうしても荒療治が必要となることがあります。急な発熱もそうです。

例えば、風邪(かぜ)をひいてしまい、内部環境を一定範囲に収めることが不可能になると、身体は様々な防御反応を起こします。

風邪はウイルスが粘膜から体内に入って感染するものですが、これにより、咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、痰(たん)、のどの痛み、発熱といった症状が起こります。

体がウイルスと戦うため、粘膜内部の組織に炎症が起こり、発熱、咳、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状を引き起こすのです。

のどでは、のどの粘膜の炎症が起こり、咳やたんで異物を外へ出そうとします。 発熱はウイルスの侵入という異変を知らせると同時に、自分で自分の体を治そうとする免疫の働きが活発になっているサインなのです。

風邪のウイルスは、体温上昇に弱く、逆に人の体の免疫細胞は発熱することによってその働きが活発になるため、身体は風邪のウイルスを駆逐するために、体温を上昇させます。

この体温上昇は、とっても大切な免疫反応なのですが、この発熱が辛いからと、安易に解熱剤を飲んで熱を下げてしまうと、身体は、せっかく熱を上げて風邪のウイルスに対抗しようとしているのに、その働きに水を差す形になってしまうのです。

すると、熱は下がったが、風邪は完治せずに潜伏した、という形になります。症状だけ抑える対症療法では、かえって風邪を長引かせてしまったり、治ったと思ったら、またぶり返したりといったことになります。

咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、痰(たん)、のどの痛み、発熱といった症状は、その症状だけに注目すると、不快で辛いものですが、大局的に人体の恒常性維持という観点から観察すると、風邪のウイルスによって、体内の環境が乱れてしまったものを、元の状態に戻そうとする補正作用の一つだとわかります。

ぎっくり腰とホメオスタシス

次に、ぎっくり腰について、考えてみたいと思います。ぎっくり腰は突然、動けない程の腰の激痛に襲われる急性の腰痛です。西洋では「魔女の一撃」と呼ばれるほど辛いもので、当院にも今までに、ぎっくり腰の患者様は、相当数ご来院下さっています。

こんなに辛いぎっくり腰と、ホメオスタシス(恒常性維持機能)とはどのような関係にあるのでしょうか?

ぎっくり腰になる方は、潜在的に腰部に何らかの歪みをもっています。この歪みが、日々の肉体的、精神的ストレスによって増加して臨界点を超えると、突然「ギクッ!」と来るのです。

この様になった後は、激しい痛みが数日続き、その後徐々に痛みも軽快していきます。腰の歪みが人体の恒常性維持の範囲を超えてしまうくらい強くなった際に、それを元に戻そうとする反応が起こるのですが、それが「ぎっくり腰」なのです。

これは、プレートの境界で起こる地震のメカニズムに似ています。

地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象です。 では、なぜこのような現象が起き るのでしょうか。硬い物に何らかの力がかかり、それに耐えられなくなると、ひびが入ります。地 下でも同じように、岩盤に力がかかっており、それに耐えられなくなったときに地震が起こる(岩 盤がずれる)のです。

では、どうして地下に力がかかっているのでしょうか。これは、「プレートテクトニクス」という説 で説明されます。 地球は、中心から、核(内核、外核)、マントル(下部マントル、上部マントル)、地殻という層構造に なっていると考えられています。このうち「地殻」と上部マントルの地殻に近いところは硬い板状の 岩盤となっており、これを「プレート」と呼びます。

地球の表面は十数枚のプレートに覆われています。プレートは、地球内部で対流しているマントルの上に乗っています。そのため、プレートはごく わずかですが、少しずつ動いています。そして、プレートどうしがぶつかったり、すれ違ったり、 片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだりしています。この、プレートどうしがぶ つかっている付近では強い力が働きます。この力により地震が発生するのです。

プレート地震

日本周辺では、海のプレートが沈み込むときに陸のプレートを地下へ引きずり込んでいきます。 陸のプレートが引きずりに耐えられなくなり、跳ね上げられるように起こるのがプレート境界の地 震です。  (出典:気象庁)

人間の身体も歪みが強くなって、その力に耐えられなくなるとぎっくり腰という現象を起こすのです。これにより内部に溜まったエネルギーが解放され、一度リセットされます。

地震も、ぎっくり腰も内部に溜まったエネルギーを解消するための反応だと考えると、ぎっくり腰は体に起きる地震といえます。地震は地球の自然治癒力が働いた結果で、ぎっくり腰は人体の自然治癒力が働いた結果なのです。

地震も、ぎっくり腰も、一度起こると蓄積したエネルギーが一気にに解放されるため、同様の歪みやエネルギーの蓄積が起こるまでは、しばらくの間は起こりません。

この様に考えると、ぎっくり腰も身体が元の状態に戻ろうとする反応だということがわかります。

しかし、地震も、ぎっくり腰も、一度起こるとその結果としてのダメージは甚大です。ぎっくり腰は、頻繁に繰り返すと、椎間板にダメージが蓄積し、将来的には椎間板ヘルニアに移行する可能性が高くなります。

この様にならないために、整体治療で定期的に歪みを正し、溜まってしまった負のエネルギーを適度に解放することが大切です。

生命現象は常に循環し動き続けることを基本としています。血液循環も、気のエネルギー循環も、停滞し、溜まってしまってはいけません。整体治療で身体のバランスを取ることは、この流れを促す作用があるのです。

「流水腐らず、戸枢螻せず」(りゅうすいくさらず、こすうろうせず)の例え通り、循環しているものは腐らず、逆に停滞したら病気になります。

体に歪みや負のエネルギーを蓄積させないために、定期的な整体治療をおすすめいたします!

 

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薬を使わない膣カンジダの治し方

カンジダとは、カンジダ菌という真菌のことで、健康な人の皮膚や粘膜にも常在している菌です。

このカンジダ真菌が引き起こす疾患に膣カンジダ症があります。何らかの原因によって、膣内のカンジダ菌が異常に増殖してしまった場合に、膣カンジダを発症します。

寝不足、過労、冷え、風邪、高温多湿(運動での発汗も含む)、ストレス、ホルモンバランス(生理前)、糖尿病、ステロイドの使用など免疫力の低下を来たす要因は沢山ありますが、中でも最も免疫力を落とす原因が、「抗生物質」の服用なのです! 抗生物質を服用すると、常在菌のバランスに変化が起こり、健康な時には、他の常在菌によってその活動が抑制されていたカンジダ真菌が、急激に大量増殖し膣カンジダが発症してしまうのです。

膣内は乳酸菌によって酸性に保たれているため本来であればカンジダ菌は繁殖しずらい環境になっています。

膣カンジダは、女性のデリケートゾーンの疾患では比較的多い疾患で、約2割の女性がこの疾患に罹ったことがあるといわれています。

膣カンジダの症状は、外陰部のかゆみと多量のおりものです。かゆみは非常に強く、カンジダ真菌の活動が活発な時は、炎症も起きかゆみと同時に痛みを感じることもあります。

おりものについては、カッテージチーズ、ヨーグルトの様に白濁しています。また、外陰部の浮腫や発赤もともなうことがあり、これによる性交痛を訴える場合もあります。

膣カンジダは、もともと常在菌であるカンジダ真菌によって発症するものであるため、再発しやすい疾患です。約4割の方が再発の経験があるとの報告もあります。

女性にとって、膣カンジダと関係の深い疾患に膀胱炎があります。女性は男性に比べて構造上、膀胱炎になりやすいといわれています。そして、膀胱炎で病院に行けば必ずと言って良いほど抗生物質が処方されます。

この抗生物質は、確かに悪い菌も駆逐してくれますが、逆に良い菌もやっつけてしまうのです。もともと常在菌には善玉と悪玉とその中間のタイプがいて、これらの細菌叢が絶妙なバランスでいることで健康が保たれています。

しかし、抗生物質の服用で無差別、無選別にすべての常在菌がダメージを受けると、膣内のpHが変化してしまい、カンジダ菌の繁殖しやすい環境になってしまうのです。これが抗生物質服用による膣カンジダの発症機序になります。

膣カンジダの治療には腸が決め手

それでは、ひとたび発症してしまった膣カンジダを、どのようにして治したらよいのでしょうか?

病院や市販薬などのお世話になる方法が一般的ですが、自分の免疫力を上げて自力で治す方法があるのです!

免疫力の向上には、腸がカギを握っています。人間の免疫力には腸がその70%関わっているといわれています。では、腸の何が免疫と関わるのでしょうか?

それは腸内細菌なのです。腸内には腸内細菌という微生物が住み着いていて、腸内細菌は小腸から大腸にかけて存在し、酸性、アルカリ性など、それぞれの環境に適した約100種類の細菌が、約100兆個も住んでいるといわれています。

人間の細胞の数が約60兆個といわれていますから、その数より、はるかに多い細菌が私たちの腸内で暮らしていることになります。この常在菌たちのお蔭で私たちは日々健康に過ごすことができているのです。

腸内細菌には、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌と、ウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌があります。

膣カンジダを治すには、抗生物質によって一度失われてしまった、腸内細菌叢(腸内フローラ)の状態を速やかに改善しなくてはいけません。そのために、私たちの身体は善玉菌の手助けを必要としています。

乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌など様々な善玉菌がありますが、どんなものをとればいいのでしょうか?

アシドフィルス菌

私が一押しでおすすめするのが、アシドフィルス菌です!この菌を大量に摂取すると、腸内細菌叢の修復を促し、免疫力が向上します。その結果として、膣カンジダも治ってしまうのです。

そのためのおすすめのサプリメントを下に掲載します!

  • メーカー名 NOW社
  • 内容量 120カプセル
  • 成分内容(1カプセル中) ラクトバシルスアシドフィルス4.0bil ビフィズス菌3.2bil ビフィズス菌.8bil 最小微生物8.0bil

NOW社のこのサプリメントには、腸内細菌叢の立て直しに必要なアシドフィルス菌に加え、ビフィズス菌も入っているため効果抜群で、私は食事とともに一回1カプセルを、一日3回服用して数日で膣カンジダが完治しました。

このサプリは、腸内細菌のバランスを整えますので、便秘や下痢などの腸の症状にも効果的です。カンジダ膣炎でお困りの方は、一度試してみる価値はありますよ!

                                     (文責 谷井ゆか)

 

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身体記憶

  • このグラフは、有名なエビングハウスの忘却曲線です。人が一旦記憶したものは、時間と共に忘れていってしまうのですが、赤い線がその記憶と時間を表しています。

この忘却曲線では、何かを覚えた場合、初めのうちが一番忘れる量が多く、たった20分で42%もの内容を忘れてしまうのです。そして、1時間で58%と半分以上のことを忘れてしまいます。

その後、24時間経つと、なんと74%もの内容を忘れてしまうというのです。

その後は、記憶力減衰のカーブは緩やかになり、1週間後と1ヶ月後とはあまり差がありません。

20分後 42%忘却し、58%を覚えていた。

1時間後 56%忘却し、44%を覚えていた。

1日後 74%忘却し、26%覚えていた。

1週間後 77%忘却し、23%を覚えていた。

1ヶ月後 79%忘却し、21%を覚えていた。

この曲線からわかることは、人間は忘れる生き物だということです。この実験でわかったことは、一度覚えたことは、たとえ忘れたとしても、もう一度勉強しなおすと以前よりも早く覚えられるという特徴があるのです。

この事からも、物事を記憶させるには反復の復習が大切になってくることが分かります。

筋肉の記憶マッスルメモリー

実はこの事は、筋肉にも言えることで、例えば筋トレで筋肉を鍛えたとします。そして逞しい身体を手に入れたとしましょう。しかし、その後に何もしないでいたらどうなると思いますか? 当然の結果として、筋肉は衰え元の状態に戻ってしまいます。

上の写真は、かつてプロのボディービルダーであった米国のポール・ディレット氏です。彼はプロボディービルコンテストの最高峰であるミスターオリンピアに出場したこともあるトップビルダーでした。私はこのボディービルダーを直接目の前で見たことがありますが、すさまじいデカさに、ブッたまげたことがあります。

私が東京にいた頃、同じ治療院の兄弟子がボディービルをやっていて、ミスター神奈川&ミスター関東という大会に出場することとなり、その応援に行った時のことです。

ゲストポーザーとして訪れたのが、アメリカから来日したポール・ディレット氏でした。プリンスの曲に乗ってステージ上に現れたその姿は今でも忘れられない程のインパクトがありました。下の写真が全盛時のものです。フロントポーズだけなら、ミスターオリンピア大会チャンピオンの写真右のドリアン・イエーツに勝るとも劣らないものがあります。はっきり言って同じ人間とは思えないデカさがありました。

たまたまポールの引退後の写真を見つけたので、ビフォーアフター写真としてブログ上部に張り付けましたが、引退後の身体は全盛時と比べてかなり変わってしまいました。

その最大の理由は、ステロイドなどを使っていた現役時代から、引退後は脱ステロイドとなったからだと推測しますが、トレーニングの質の低下もあるのです。

脳も筋肉も使わなければ衰えるのです。

しかし、先程の記憶のところでもお話したように、一度覚えたものは再度訓練すると以前よりも早く回復するのです。このことを、かつてのミスターオリンピアチャンピオンのフランク・ゼーン氏がマッスルメモリーとして語っていました。

彼は、ある時期2年間も満足にトレーニングができない状況になりました。そして筋肉も筋力も落ちてしまったそうです。ところが再びトレーニングを再開したところ、驚くほど速く筋量と筋力が回復したというのです。

彼曰く、筋肉には以前の記憶が残っていて、たとえブランクがあっても適切なトレーニングを再開すれば、速やかな回復がなされるというのです。

脳の記憶も同じで、全く初めてのことを覚えるのに要した時間よりも、一度覚えたが忘れてしまったものを、もう一度学習した時の方が短い時間で覚えられるというのです。

整体治療という教育法

整体治療の効果にも似たものがあります。私は整体治療の目的とは、脳や身体への教育と考えています。教育である以上、脳や身体に健康で良い状態という情報を覚えてもらわなくてはいけません。

そのためには、やはり繰り返しの施術が必要になってきます。肩こりや腰痛の患者様には、その人なりの体の癖という記憶が残っているのです。

よく、「病気治しは癖治し」といいますが、肩こりや腰痛に至った癖を、良い情報で上書きする必要があります。その作業を整体治療を通して行うのです。

治療と治療の適切な間隔は、人それぞれで、1週間に2回の施術を必要とする患者様もいれば、1ヶ月に1回の施術でよい方もいます。

現時点での私の治療では、治療のサイクルとして、症状の改善を目的とする場合は、週に1~2回の整体治療を必要とします。この中で体の癖を正しい状態に再教育していくのです。

そして、症状が改善し治療のサイクルから予防のサイクルへとステージが上がった患者様は、1ヶ月に1回の施術をおすすめしています。何故かというと、1ヶ月に1回の施術を行っていれば、ほぼ良い状態を維持できるからです。

しかし、この間隔が伸びて、3ヶ月になると、何割かの患者様は大きくバランスを崩してしまいます。そして、6ヶ月以上経過するとほぼ100%の患者様が、バランスを崩してしまい、基本的な調整を再度取り直さなくてはなりません。

脳も筋肉もその他の身体細胞も、良い状態を記憶させるためには、繰り返しの教育が必要なのです。整体治療が健康維持のための教育として、皆様のお役に立てれば幸いです。

 

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健康と機会損失

皆様、「機会費用」や「機会損失」という言葉をご存知でしょうか? 経済学で使われる言葉ですが、健康とお金や時間を考える上で非常に大切な考えになりますので、今回はこの事をテーマにしてみたいと思います。

「機会費用」とは、人間がある行動を選ぶことによって「失われてしまう」他の選択可能な行動のうち、「最大の利益」を示す概念です。

すなわち、人が数ある選択肢のうち、何か一つを自分の意思で選択し、行動に移したとします。この時に選択しなかった他の選択肢は当然、実現されないのが分かります。

もし、この選択しなかった行動を行っていたら、仮に得られていたであろう利益を損失してしまっていることになります。

人間には、体は一つで、1日は24時間という制約があります。体も時間も有限ですので、その中で、全ての選択肢を実際の行動に移すことは不可能です。

人生は選択の連続ですので、自分の意志で何を選択するのかがその後の人生を大きく左右します。

例えば、働くための健康な肉体を持っていて、社会的にも多くの求人に恵まれていたとしても、当の本人に働く意思が全くなければ、本来であれば得ていたであろう収入面での「機会費用」を失っているということになり「機会損失」になります。

肥満と損失

健康面でも、どの様な生活習慣を選択するかで、健康な人生を送れるのか、病気で悩み苦しむのか結果が大きく異なることがあります。

例えば、アメリカの国立健康統計センターによれば、アメリカ人の3分の2が基準の体重を超えているか、肥満であるという結果が出ています。

さらにはアメリカ人の4人に3人は2020年までに体重過多か、肥満になるという予測すらあります。それでもアメリカは世界の肥満率から言えば24位なので、上には上がいるのですが…

ちなみに日本の肥満率は、4.5%で、世界で166位になります。これは世界平均の18.9%を大きく下回っていますが、肥満は人種的な問題もあるのでこの数字だけでは疾病と関連付けるのは難しいと思います。

話しをアメリカの肥満に戻すと、一生のうちで、肥満男性は年間にして約4800ドル、女性は2600ドルも余計にお金がかかるそうです。

日本円にすると、男性で約「55万円」、女性で約「30万円」もの年間費用がかかっているということになります。日本とアメリカの健康保険制度や医療費の制度が違いますので、比較が難しいのですが、肥満は明らかに損失になります。

肥満によって健康を損なった結果、短くなる「命」の費用はどの位でしょうか? これもアメリカで調査されております。先程の数字に加算すると、男性で年間約8400ドル、女性では約6500ドルにもなるそうです。

日本円にすると男性は年間92~93万円、女性では71~72万円にもなります。肥満はこれほどまでに「機会損失」を出してしまっているのです。

整体治療と機会損失

肥満だけでなく、腰椎椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症、ぎっくり腰など整形外科的な領域でも同じで、様々な「機会損失」が発生します。

仮に腰椎椎間板ヘルニアで、手術をするとなると、最低でも1週間の入院は余儀なくされますし、完全復帰までは、リハビリをしても3か月くらいはかかります。

もっと軽い、ぎっくり腰でも完治までに、1週間位はかかるのが普通で、特に発症3日くらいは、強い痛みで動けないこともあります。

その他に頭痛、肩こり、めまいなどでも、作業に対する集中力は確実に低下しますので、そうでない場合と比べると、様々な機会損失が発生するのです。

当院にも、これらの症状を訴えご来院する方がたくさんいますが、目先の症状を何とかしてほしいというのが先決で、機会損失のことは頭にない方がほとんどです。

そのため、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」の例え通り、いったん楽になってしまうと、治療を受けに来なくなり、しばらくぶりに連絡がきたと思うと、また再発ということが多いのです。

人間はよっぽどのことがないかぎり、自らを変革させようと行動に移すことをしません。そのために、食生活をはじめとした生活習慣は変えずに日々暮らしています。

以前に悪くなった状況から、良くなりたければ、以前の悪癖・悪習慣は断ち切らなければならないのですが、それができないためにまた再発を繰り返すのです。

これでは悪癖・悪習慣による「機会損失」は増すばかりです。腰痛や肩こりも決してバカに出来ない症状で、整体治療で定期的にバランスを取っておくことで、かなりの「機会損失」を未然に防ぐことができるのです。

「時間」は「命」と同じです。よく「時は金なり」と言いますが、厳密には時とお金は全く別物と言ってもいいのです。お金は失っても働けばまた入ってきます。しかし、時間だけは一度失ったものは二度と取り戻せないのです。そして、命の時間は有限です。

腰痛や肩こりなどで貴重な時間を失う前に、定期的に、そして予防的に整体治療を受けることをお勧めいたします。

 

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治療効果

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上のグラフは、整体治療の効果と施術回数の関係を表した治癒曲線です。腰痛でも肩こりでも、だいたい同じような推移で治療効果が現れることが多いのです。

特に慢性の腰痛や肩こりなどは、治療効果が表れるのに時間がかかることがあります。腰痛でも肩こりでも、長い間悪い状態が固定化しているものは、やはり治るのにも同様に時間がかかるものです。

逆に急性の腰痛である、ぎっくり腰や、急性の首の寝違えなどは、比較的早く治ります。急性症状の場合は、患部の組織が変形や瘢痕化や癒着していることが少なく、元に戻りやすいのです。

ただここで注意しなくてはいけないのは、急性と思っても、実はその奥に慢性的な悪さが潜んでいたというときです。この様なケースでは、症状の改善までにある程度の時間がかかるケースがあります。

あとは、整体治療と言えども、正直言って万能ではありませんので、どうしても改善しないものも多いのです。不可逆的変化と言いまして、元に戻れないような組織的変化を起こしているものは、整体治療でいくらバランスを取っても、症状の改善には至らないものもあります。

では、どのような症状が整体治療で良くなり、どの様な症状が良くならないのでしょうか?

結論から申し上げますと、こればかりはやってみなければ分からないのです。整体治療でバランスを取り、その後の変化を体に委ね、次回の施術時に、またその時の状況に合わせてバランスを取る、という具合で、治療を繰り返しながら、その変化を見てゆかなくてはならないのです。

私の治療体系の中で、10回治療して何の変化も改善もなされなかったなら、私の施術の適応外と考えています。実際には10回も施術をしなくてもわかりますが、最長で引っ張って10回と言ったところになります。

余談になりますが、宮本武蔵は、『五輪書』において、13歳で初めて新当流の有馬喜兵衛と決闘し勝利し、16歳で但馬国の秋山という強力の兵法者に勝利し、以来29歳までに60余回の勝負を行い、すべてに勝利したと記述されています。

真剣勝負で、60戦無敗とは恐れ入ります。

一説によると宮本武蔵は、勝てる相手と勝負していたと言われます。これは卑怯だとかという話ではなく、相手の力量を見抜く眼力がずば抜けていたということだと思います。

相手の力量、武器の種類、戦場の地形などを総合的に判断して、勝敗を判断していたのでしょう。戦国時代に、剣の道で生き残るためには、ただ腕っぷしが強いだけでは無理です。

ある計算によると、真剣勝負で60戦全勝する確率は、0.25%になるそうです。宮本武蔵は本当に驚異的な確率で生き抜いてきたのです。

孫氏の兵法でも、彼(か)を知り己(おのれ)を知れば、百戦して殆(あや)うからず。とあります。自分と相手の力量を知ることがどれほど大切かがわかります。

少々話が脱線してしまいましたが、整体治療の場合でも、治る人と治らない人を見分ける能力が必要です。ただ、実際の臨床の場では、明らかに自分の治療の適応外のものを除いて、それ以外の患者様に対しては、治療してみないと分からないのです。

自分の力量では、難しいのでは、と思われる患者様でも、意外と簡単に治ってしまうこともあるし、逆にこれなら何とかなるのでは、と思った患者様が、なかなか治らなかったりすることも多々あります。

物事の結果が出るのには、自分の力と、それ以外の別の力が合わさって成果が出るので、自分の力だけではいくら頑張っても、全体の50%までしか達成できません。残りの50%は、自分以外の様々な要因が働かないと達成できないのです。

この様なことから、治療の結果は自分ではコントロールすることはできません。人事を尽くしてて天命を待つといいますが、自分の持てる能力のすべてを出し切り、あとは天にまかせるしかありません。

治療効果を上げるには、睡眠不足、食生活、運動不足など患者様の悪習慣の改善も必要となります。

また、患者様が抱えている精神的なストレスの度合いも、治療効果に大変影響を与えるのです。

治療で効果を出すのはそれくらい難しい事なのです。患者様は、早期の改善を望みますが、実際の治療効果が出るまでには、臨界点を超えるまでは目立った変化は現れません。

これは、コップの水に例えることができます。コップに水を入れていくと、徐々に水かさが上がり、水がコップの縁を超えたとき、はじめてあふれます。

整体治療でも、施術回数を重ねるごとに、見えないところで、その効果が積みあがっていき、それがいっぱいになったところで、大きな変化として成果が出てくるのです。

腰痛でも肩こりでも、その悪さ(器の大きさ)は人それぞれで、何回で良くなるとか、何回で効果が出ますという様な画一的な回答はできません。当然、理想と現実の差ができます。

患者様は治療効果が出るまでの間は忍耐が必要になってきます。我々施術者は、その我慢の時期に、いかに患者様に希望を与えることができるかが問われています。

どんなに名人と言われる治療家でも100%の治療効果を出すことはできません。高名な先生でも、治した患者様の数を上回る程の、治せなかった患者様の屍の上に立っているといってもいいのです。

私も100%の結果を出すことは不可能ですが、そのぶん少しでも患者様の気持ちに、寄り添えたらと思っています。

 

 

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頚椎症性神経根症の整体治療

首の痛みや背中や肩から腕にかけての痛み、しびれを呈する疾患で、まず思いつくのが、頚椎ヘルニアです。そして次に思いつくのが、頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)です。

今回お伝えするテーマは、後者の頚椎症性神経根症(ちょっと舌を噛みそうな名前ですね!)についてです。

この疾患に対する当院の患者数の割合は、かなり高いように思います。年齢層としては、中年以降の方が大半です。頚椎症性神経根症は、加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)が、原因となっていることが多いので、この様な年齢層の方々に多くなるのです。

症状としては、痛みやしびれが、軽度のものから耐え難いほどの強い症状になるものまで様々です。

一般的に首を後ろへそらせると痛みが強くなりますので、上方を見ることや、うがいをすることが不自由になったり、枕を高くしないと寝られなかったりします。女性の方は、美容室でのシャンプー時に仰向けになることが多いため、この姿勢が非常にきつくなります。

頚椎を後ろに反らせると、脊髄から枝分かれした末梢神経の根元である神経根にストレスがかかり、痛みや痺れが強くなるのです。

頚椎症性神経根症を調べる整形外科テストとして、以下のようなテスト法があります。

【スパーリングテスト】 スパーリングテストは頚部の神経根刺激症状を見る検査です。頚椎を患側へ後側屈させ頭部に軸圧を加えると椎間孔が狭窄され、痛みやしびれが症状側の上肢や背部に誘発されたら、このテストの陽性所見とする。

【ジャクソンテスト】 ジャクソンテストは神経根刺激症状をみる検査です。頚椎をやや後屈位にし、頭部を下方に圧迫すると椎間孔が狭窄され、患側の上肢や背部に痛みやしびれが誘発されたらこのテストの陽性所見とする。

これらのテストで、おおよその診断を付けておき、細かい所は触診や、キネシオロジーテストで調べていきます。

当院を受診する前に、整形外科などを受診されている患者様がかなりの頻度でいらっしゃるので、その方々はレントゲンやMRIなどで、すでに画像上の診断がついています。そのため頚椎椎間板ヘルニアの有無などもわかっている場合があります。

よほど変形が強くなければ、ほとんどのケースで施術に対する反応は良好で、比較的予後はよいものです。

頚椎症性神経根症の患者様は、初診時に立位の姿勢をみますと、頚部から背部にかけて大きな歪みを持っている方が多く、ぱっと見ですぐにわかる特徴的な姿勢をしていることが多いのです。

頚椎症性神経根症の様な退化病は、いわゆる体の錆び付きがその背景にあるため、この錆び付きと関連の深い、身体の硬さと大きな歪みが特徴的です。

治療は、基本的に頚椎の調整と骨盤部の調整が効果的です。頚椎はそこだけが勝手に悪くなるのではなく、その首を下支えしている骨盤の状態も大変重要になってくるのです。そのため当院では、首からの原因でも、必ず骨盤の調整も行います。

細胞の老化にともない、日常の無理な姿勢や作業も、頚椎症性神経根症の発症を助長していると思われます。近年の傾向として、パソコン作業の増加と、スマホの普及による無理な姿勢の長時間化が、頚椎症性神経根症や、頚椎ヘルニアの増加を加速させていると推測します。

過度な飲酒や喫煙、食生活の乱れ、睡眠不足などは、身体の酸化を増加させ、その結果として、退化病である頚椎症性神経根症の発症を増加させる下地をつくってしまうと思います。

勤勉な国民性の日本人には、特にこれらの症状が多いのではないでしょうか?インターネットの普及で大変に便利な世の中になりましたが、その反作用として、人はパソコンの前に1日中縛り付けられるようになりました。ある意味これは拷問のようなものです。日本人は勤勉がゆえに、その拷問に耐えてしまうのです。その他の疾患で、後縦靭帯骨化症や黄色靭帯骨化症が日本人に多いのも同じような理由からだと考えられます。

頚椎症性神経根症の患者様にとって、長時間のパソコン作業は大変な負荷になります。情報化社会により、これから益々この様な作業が増えてくるのは間違いないので、この疾患が増加することが予想されます。

皇后陛下美智子さまの頚椎症性神経根症による痛みの報道は、皆様も良くご存知だと思います。頚椎症性神経根症は、誰しも罹る可能性のある疾患です。では、どんな人が発祥のリスクが高いかと言えば、ストレートネックで肩や首のこりが慢性化している方です。

首の骨は7個あり、椎間板も含めてそれらの老化は20歳を過ぎたら始まります。この老化のスピードを速める要素として、連続して30分以上のデスクワーク、スマホ、ゲーム、などの不良姿勢が考えられます。

この様に、生活の変化に人間の首がついていけない状況になっているのです。

当院の施術では、首や肩のこりを解消するだけでなく、頚椎の関節の動きを改善し、神経根へのストレスを取り除きます。

頚椎症性神経根症の治療と予防に、整体治療で身体のバランスを整えることを皆様に強くおすすめいたします。

 

 

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

ご予約は 011-261-7866 にお電話下さい。

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