最高の体調 2

今回も前回に引き続きまして、「最高の体調」 鈴木 祐著 クロスメディア・パブリッシング についての考察になります。

まず、健康に生きるためのポイントは、腸が握っているということです。

しかし、現代人の腸は危機に瀕している状態です。私たちの腸には、腸内細菌が住んでいます。ヨーグルトなどでもおなじみの、ビフィズス菌や乳酸菌などが有名ですが、1000種類、100兆個以上といわれ、これは人体のすべての細胞の数をはるかに超えているのです。

腸内細菌は ビタミンB2・B6・B12 、パントテン酸、ビオチン、ビタミンK等のビタミンを合成 したり、腸壁を守る働きもあります。

皆さんリーキーガットという言葉をご存知ですか? リーキーとは英語で「漏れる」という意味です。

英語でガット(Gut)は腸のことです。すなわちリーキーガットは腸の粘膜に穴が空き、異物(ウイルス・細菌・タンパク質など)が血中に漏れだす状態にある腸の状態を指します。日本語では「腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)」といいます。 リーキーガット症候群( leaky gut syndrome :LGS)と呼ばれることもあります。

いったんリーキーガットが起こると、腸の穴から未消化の食べ物や細菌などの有害なものが血管に侵入します。こうなってしまうと体内のあらゆるところに慢性的な炎症を発生させていきます。

リーキーガットはアレルギーや認知機能の低下など様々な症状を起こしますが、なかでも重要なのが「疲れやすさ」との関係でしょう。

2016年、コーネル大学の研究チームが「慢性疲労症候群」に悩む患者の腸内細菌を調べる研究を行いました。慢性疲労症候群の患者は健康な人に比べて腸内細菌の種類が少なかったうえ、疲れやすい人ほど体内の炎症レベルが高く、リーキーガットの割合も多かったという結果が出ました。

リーキーガットを防ぐには、よく噛むことと、食物繊維(腸内細菌の餌)の多いもの(野菜、豆類、海藻、など)をよく食べる、発酵食品をよく食べる、などが大切です。

ただし発酵食品は、腸内環境が悪い場合はかえって悪玉菌を増やすこともありますので、様子を見ながら摂ってください。

また、砂糖、果物、小麦は控えた方が良いでしょう。食品添加物や農薬、水道水の塩素にも注意が必要です。

逆にココナッツオイルは積極的に摂った方が良いオイルです。また、香味野菜やハーブ類(生姜、ニンニク、シソ、パクチー、こしょう、唐辛子、クローブ、シナモン、バジル、コリアンダー、クミン、オレガノ、ターメリックなど)は抗菌殺菌作用がありますのでおすすめです!

次に衛生的な環境が免疫システムを狂わせることがあります。私たちと腸内細菌は、「持ちつ持たれつ」の関係ですが、衛生の発達によってこの関係が崩れてきています。

抗生物質の乱用で腸内細菌のバランスが崩れたり、衛生設備の充実の結果、有用な菌との接触が妨げられているのです。

東西ドイツが統一された後で観察された事例では、清潔な環境で生活していた西ドイツの方が、東ドイツより花粉症の患者数が4倍も多かったというのです。

腸内細菌の環境が良いと、腸管内の免疫もよい状態になります。

回腸(小腸の下部)内腔の絨毛(じゅうもう=ひだ)の間に点在するパイエル板はリンパ組織で、断面がM字に似ているので、M細胞と言われます。ウイルスや細菌、異物などがM細胞に取り込まれると、マクロファージ(免疫細胞)がその情報をリンパ球に伝えます。

3~4歳以後から、あまり清潔でない環境で育つと、パイエル板から多くの外敵や異物が入り、リンパ球は訓練され、大量のIgA抗体を作りだしているため、アレルギーなどが少ない子供に育ちます。

子供が抗菌グッズに囲まれた清潔な環境下で生活すると、リンパ球が訓練される機会が減り、IgA抗体があまり産生されないため、様々な問題に対して免疫が対処できない場合もあるのです。

プロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌など)がリーキーガットやアレルギー症状の改善に役立つこともあります。整腸剤やサプリメントでこれらのものを摂取するのも有効です。ただし、菌には相性の個人差がありますので、飲んでみてあまり効果を感じなければ、別の種類に変えてみるといいです。乳酸菌サプリは沢山ありますが、酪酸菌の整腸剤としてミヤリサンもおすすめです。

次に自然と健康についてお伝えいたします。自然との触れ合いが確実に人体の副交感神経を活性化するそうです。これは人類の「感情システム」に影響を与えるからです。

自然とのふれあいとは実際にどのようなものかといいますと、野山や海辺などに実際に行ってみるのもよし、公園を散歩するのも効果的です。

また、デジタルの自然も効果的で、作業中は川のせせらぎや鳥のさえずりを聴いたり、ネットで大自然の動画に触れることも有効です。

観葉植物をオフィスやリビングに置くだけでリラックス効果が有意に高くなります。

太陽光線にあたることも必要で、最低でも1日6~20分陽光を浴びることも必要です。

アウトドアのレジャーとして、キャンプや山登り魚釣りなどで自然の中に身を置くことも大変効果的です。

また、温泉などもよいと思います!

以上のような自然との触れ合いはどれも副交感神経を活性化して、都会生活の心身の疲れを癒してくれます。

最後に、遊びの大切さを著者は述べています。ドイツの哲学者カール・グロースは、1901年の著書「人間の遊戯」のなかで、ほかの哺乳類の幼児期に比べて人間の子供の方が良く遊ぶという事実に触れ、「人類は他の種よりも複雑な生存スキルが欠かせないため、大人になっても遊びを通して認知機能を発達させ続けねばならないのではないか?」と推測しました。

狩猟採集民の多くが老人になっても遊び心を保ちながら生きているのが事実です。

現代の文明社会では、大人も子供も仕事や勉強に追われ、自然の中で遊ぶといった時間が圧倒的に少なくなっていると思います。

同級生の子供(小学生)が、セミやクワガタやカマキリを怖がって触れないといっていました。今の子供はゲームばかりで虫と戯れることが無いのです。私の時代では虫採りが遊びだったので、虫に触れないなど考えられないことです。

人間も自然の生き物の一部なので、やはり自然と共に生きることが健康の原点ではないでしょうか。

西洋医学の特徴として、以下に示します。

  • 還元主義に基づく分析医学の傾向が強く、病気の原因を追究しようとする。
  • 病気だけを見て、患者を診ていない。病名が付かなければ治療が出来ない。
  • EBM(Evidence Based Medicine)を重視する。
  • 科学万能主義に陥りやすい。
  • 個別の患者に合わせた治療がむずかしい。
  • 自然治癒力を認めない。

私も臨床家なので、この様な考えの大切さもわかりますが、自然とのバランスを失ったら真の健康は得られないと思いますので、注意したいと思います!

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2019年4月15日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

最高の体調

健康の原点は、狩猟採集民の生活にある!

今回ご紹介する書籍は、「最高の体調」 鈴木 祐 著 、発行:クロスメディア・パブリッシングです。

文明病が体を蝕んでいくということで、現代社会の中に病気になる原因が潜んでいると考えられます。

アメリカ疾病管理予防センターによると、1950年代の肥満率は10%を下回るレベルだったのが、2010年代には、35%まではねあがりました。

また、1890年代までさかのぼれば、肥満そのものが珍しかったということで、例えば相撲取りの小結ぐらいの体形でも「異常者」として扱われ、見世物小屋で働かされたとの記録があるそうです。

では、肥満の原因を社会が豊かになって、食べ過ぎと運動不足という個人に責任をなすりつけて問題が解決するのでしょうか?

そこで登場したのが、「進化医学」というものです。進化論をベースに人間の病気の正体を考えていく学問のことで、ダーウィニアン・メディスンとも呼ばれています。

現在の人類の基礎が形作られたのは、およそ680~700万年前で、1~2万年前にようやく石器時代から農耕生活に移動します。

そうすると、少なく見積もっても、人類は600万年にわたって狩猟採集生活を続けてきたことになります。そのため進化の過程で古代の環境に最適化しています。

人類は自然の中で獲物を追い、太陽の運行とともに暮らし、少数の仲間と語り合うようなシンプルな生活に本質的にはなじんでいるのです。ヒトの脳と体はそんな環境の中でこそパフォーマンスを最大限に発揮する様に進化してきたのです。

肥満研究の第一人者、ブルース・キング教授は、「人間の消化器系・感覚(味覚と嗅覚)・脳の食欲中枢は、およそ200万年前に発達した。これらの機能は、古代の狩猟採集民たちが暮らした環境に適応している。ほとんどカロリーが低い食品しかなく、食事にありつけないことも多かった時代だ。そのため私たちの脳の報酬系は出来るだけカロリーの高い食べ物を探すように進化した。ところが、現代の先進国に住む人間は、食料の豊富な『肥満環境』に生きている」

人類に備わった生存システムが現代の豊かな環境ではうまく働かず、古代ではありえなかった「肥満」という現象が現れたというわけで、人類の進化と現代のミスマッチが進化医学の根幹になるのです。

しかし、もともとヒトはハイカロリーな食事を好むように設計されているので、意志の力だけで肥満に立ち向かうのは時間のムダです。

次に、長寿と炎症についてのお話です。1997年、フランスのアルルでジャンヌカルマン氏が122歳で息を引き取りました。彼女は「世界一の長寿」としてギネスブックに認定された人物で、85歳でフェンシングをはじめ、100歳まで自転車でパリの街を走り抜け、114歳では女優として見事なセリフ回しを披露しました。

日本でも、2017年に105歳で亡くなった日野原重明医師が有名でしょう。それでは、カルマン氏や日野原医師のようなスーパー高齢者は、何が違うのでしょうか?

2016年、慶応大学医学部のチームが、スーパー高齢者の調査を行った結果、体の炎症レベルが異常に低いことがわかりました。このことから、健康的に年を取るには、『炎症対策』が大切になることが分かります。

炎症で最近注目されているのが、慢性炎症です。

慢性炎症で特に注意しなくてはいけないのが内臓脂肪で、内臓脂肪が分泌する炎症物質が臓器に炎症を引き起こします。

体調と炎症の関連も注目され、体調不良の場合は、体内の炎症がかなり進んでいる可能性があるのです。

では狩猟採集民の炎症状態はどうかというと、1989年人類学者のスタファン・リンデベリ氏は、パプアニューギニアで暮らすキタヴァ族のフィールドワークを実施しました。

220人に血液検査などを行ったところ、脳卒中や動脈硬化にかかるケースはなく、糖尿病の発症率はおよそ1%ほど(日本の発症率は15%)。

80代の高齢者が認知症にかかることもなく、癌の割合もほぼゼロに近い状態でした。その他のフィールドワークでも、伝統的な部族には慢性炎症に由来する病気がほぼ存在しないと報告されています。

  • 狩猟採集民=外傷や感染による短中期的な炎症がメイン。激しい発熱や嘔吐など周囲が見てわかる症状が出る。
  • 現代の日本人=体内で延々とくすぶる長期的な炎症がメイン。誰にでもわかるような症状は表に出ず、少しずつ不調が進行する。

狩猟採集の民族と私たち日本人との違いは何なのでしょう?その判断に使える考え方を以下に示します。

  • 多すぎる:古代には少なかったものが、現代では豊富過ぎる。
  • 少なすぎる:古代には豊富だったものが、現代では少なすぎる。
  • 新しすぎる:古代には存在していなかったが、近代になって表れた。

例えば、「多すぎる」の代表例は「カロリー」です。私たちの脳と体は「低カロリー」には対応できるが、「高カロリー」を処理するようには設計されていません。

次に睡眠と炎症について考えてみたいと思います。カリフォルニア大学が2016年に72件のデータをメタ分析したところ、次のような結果が得られました。

  • 平均の睡眠時間が1日7~9時間の範囲を逸脱すると体内の炎症マーカーが激増する。
  • 夜中に何度も目が覚めてしまうような場合も、体内の炎症は増える。

2015年、人類学者のジェローム・シーゲル氏は、ナミビアやタンザニアで狩猟採集民の睡眠を調査しました。

彼らの平均睡眠時間は6.9~8.5時間で、この点は先進国と変わりません。しかし、睡眠のパターンは正確で、日暮れから3時間後には必ず眠り、毎朝7時には自然と目を覚まします。

夜中に何度も目が覚めてしまうケースは一度も確認されず、みな一晩で完全に体力を取り戻していました。

炎症と関連のあるのは、物質的なものばかりでなく、「孤独」などメンタル的なものも関係するのです。

2015年にプリガムヤング大学が行ったメタ分析により、孤独感はタバコや肥満と同じくらい全身に炎症を起こし、早死にのリスクを高めることが分かっています。

孤独とともに不安という感情も健康に大変関係があるのです。2013年にワシントン大学が44カ国のデータをまとめたメタ分析の結果、不安障害を患う人の数は全世界で13人に1人もの割合に達するとのことです。

日本でも2011年の厚労省調べでは、不安障害の治療を受けている患者の数はおよそ157万人に上ります。

不安障害が文明病と呼ばれる理由は、2017年にWHOが世界26カ国で行った調査では、不安障害の患者数はアメリカやオーストラリアでは、8%前後だったのに対し、ナイジェリアのような発展途上国ではたったの0.1%にしか過ぎないのです。

現代の先進国の人々と、狩猟採集民の人とは、不安の質が違うといわれています。先進国の人の不安は「ぼんやりした不安」で、狩猟採集民の不安は「はっきりした不安」が多いそうです。

例えば狩猟採集民の生活では、猛獣に襲われれば戦うか逃げるかの二者択一を選ぶしかありません。食べ物が見つからなければ、サバンナを探し回るか、飢えを我慢するだけです。もし病気になっても、休息か栄養を摂る以外に選択肢はありません。これらはどれもシンプルで対処しやすいという利点があります。

いっぽう我々日本人は様々な悩みを抱えています。仕事もブラック企業であったり、年功序列や終身雇用も崩れ、だれもがリストラの対象になりえる時代です。

さらに、SNSの発達により多くの人とつながれるようになりましたが、その反面、様々なトラブルも多くなりました。

不安は記憶力、判断力を奪い、死期を早めるというデータも出ています。

現代人がここまで不安をこじらせたのは何故でしょう?

人類の進化の中で不安の機能とは、「アラーム」の役割と著者は述べています。生存の危機に対し、事前に対策をとれるようアラームを鳴らすのです。

不安の機能が分かったところで、「現代の不安における遺伝のミスマッチとは?」の問題ですが、その答えは「未来の遠さ」です。

古代人類のターニングポイントは農耕の開始です。狩猟採集民が農耕生活を始めたのは1万1000年~2万3000年前のことです。農耕がもたらした変化の中で、もっとも現代人への影響が大きいのが「時間感覚の変化」です。

農耕を効率よく進めるためには、長期的なタイムフレームが欠かせません。狩猟採集民の場合は、今日明日の心配が主だったのが、農耕が始まってからは「遠い未来」を心配する様になったのです。(種を蒔いてから収穫するまで長い時間がかかる様になった)

農耕によって食料が安定して確保できるようになり、狩猟採集の様に今日明日の心配をしなくてよくなりました。しかし、ヒトにはもともと「心配」や「不安」をもつという本能が残っています。

飢餓の心配がなくなっても、漠然とした心配が残ります。これが現代型の不安や心配なのではないでしょうか?

結局ヒトは、心配性なので、生活が豊かになってハッキリとした心配の原因がなくなっても、その中でまた心配の原因を探してしまうのではないかと思います。

この心配や不安が炎症と結びつくということなので、今を生きることに集中してある意味狩猟採集民に見習う必要があると思います。

ある精神科医の調査によると、人が思い煩うことの40パーセントは絶対に起こり得ないこと、30パーセントはどうすることもできない過去の出来事、12パーセントは人から受けた批判(それもほとんど事実無根の話ばかり)、10パーセントは自分の健康のこと(心配すればするほど健康状態が悪くなるのだが)、8パーセントは実際に直面 する可能性のある問題だそうです。

 イエスは弟子たちに、「何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようかと言って、思い煩うな。 明日のことまで思い煩うな」と言います。(マタイによる福音書6章25~34節)

また私の尊敬する、中村天風師が次のような言葉を残しています。

さしあたる事柄のみをただ思え 過去は及ばず 未来は知られず

中村天風師は苦労厳禁といってます。苦労とは「過去」「現在」「未来」の苦労を指し、過ぎ去った過去をくよくよすることも、現在の苦労も、未来の取り越し苦労も禁じていました。なかなか出来ないことですが、健康と幸せのためにはそうありたいと思っています。

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2019年4月8日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

ポリヴェーガル理論

ポリヴェーガル理論は、イリノイ大学名誉教授のポージェス博士によって提唱された人間の脳と自律神経と心の問題の関係性を示したものです。

ポリベヴェーガル理論( polyvagal theory )の語源は、「多くの」または「複数の」という意味と「迷走神経」を結び付けた理論ということらしく、自律神経の中でも特に迷走神経についての新しい考え方に注目されています。

ポリヴェーガル理論では、自分が安心できる「安全」な環境にいることが大切とされています。そうでない場合には、自律神経を介した自己防衛反応が起きると述べています。

自律神経の図

自律神経とは、旧来では交感神経と副交感神経がシーソーの様にどちらかが強まればどちらかが弱まると考えられてきました。

例えば、人前でスピーチをしなければいけない時に、緊張してドキドキしますが、これは交感神経が緊張した結果です。

逆に心地よいクラッシック音楽などを聴いてリラックスしている時は、副交感神経が緊張しています。

ポリヴェーガル理論でも、この既存の考えを受け入れていますが、危機に瀕した時には、これとは違う反応をすると述べています。

ポージェス博士は、自律神経には3つの下位システムがあり、それぞれの反応は段階的に働くという階層論が提唱されています。

3つの自律神経とは、以下のものです。

  • 1.有髄(ミエリン鞘のある)の迷走神経
  • 2.交感神経
  • 3.無髄の迷走神経

出典:英語版ウィキペディアのQuasar Jaroszさん [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)]

有髄の迷走神経とは上の図のようにミエリン鞘を持つ神経のことで、脳幹の疑核(ぎかく)を起源とし、心臓や気管支など主に横隔膜の上部を制御しているそうです。進化の中では最も新しい神経ということで、哺乳類特有のものとされています。

次に交感神経は、可動化(動き回ること)と、「闘争/逃走反応」を可能にするため、心臓からの血流量を増加させる働きがあると言われています。進化の過程では、有髄の迷走神経より古いものとされています。進化の過程で活発に動き回る硬骨魚類などにおいて発達したと言われています。

最後に無髄(ミエリン鞘の無い)の迷走神経は脳幹の背側迷走神経運動核から始まり、主に横隔膜から下の内臓を制御するそうです。内臓から脳に戻る求心性繊維は脳幹の孤束核(こそくかく)に終結します。この迷走神経が進化の上では最も古いものとされています。原始的な生物や爬虫類などの特徴的な神経です。

人が危機に瀕した際に、以上のような3つの迷走神経が、一体どのように働くのでしょうか?

①、困難に直面すると、進化の視点から一番新しい有髄の迷走神経が反応!
表情や声を使って安全を確保できるよう交渉を試みる。(社会交流システム)

②、①の反応が上手く行かなかったら、社会交流システムは引っ込み、心拍数の上昇を抑制する有髄迷走神経「ヴェーガルブレーキ」も止まります。
これにより「闘争/逃走反応のため交感神経系を起動!

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 056431.png です

しかし、逃げることも、戦うことも出来なかったら反射的にシャットダウン(擬死)が起きる。(太古の神経回路)
カメが首を引っ込めて動かなくなるのもこのような現象の一つです。

この様に、危機的状態に反応するには、段階があると考えられています。第一段階の有髄の迷走神経はそれ以下の交感神経や無髄の迷走神経の働きを抑制する機能を有すると考えられます。

そのため、社会交流システムが上手く行っている場合は、「闘争/逃走」反応やシャットダウンは起きません。

そして、これらのストレスに対し私たちが体験する生理学的な状態は、意識して選択しているのではなく、無意識のレベルで環境を評価しているそうです。この様な環境の中のリスクを反射的に評価する神経系の働きを「ニューロセプション」とポージェス博士は呼んでいます。

人が社会的行動を円滑にとるためには、自律神経系を調整することが出来る最も新しい神経回路(有髄迷走神経)を発動することが必要。この回路は哺乳類固有で、「安全である」と感じている時にだけ稼働するのです。

この最も新しい有髄の迷走神経は、腹側迷走神経複合体として、心臓、気管支、顔と頭の横紋筋を制御している。また、咀嚼、中耳、顔面、咽頭、首の筋肉を制御している三叉神経と顔面神経と関係しているそうです。

この様に、有髄の迷走神経は、顔や頭の筋肉を使った人間の豊かな表情と関連し、中耳筋を使って聞く能力、喉頭、咽頭の筋肉を使って発声する能力などと結びつき、安全で安心な人間関係構築のために役立っているのです。

これらの事から、人と人との良好なつながりには、顔の表情や声の韻律や抑揚が大切になってくることが分かります。

私の個人的な体験ですが、強いストレス下で聴力が低下したことがあります。これなどもストレスと中耳筋との関係の結果だと思います。

人は低い声に恐怖を感じるのは、それが捕食者の唸り声に通ずるからだそうで、中耳筋とよばれる、鼓膜張筋とあぶみ骨筋を調節し、脳に伝わる音を調節して、人の声を機能的に聞き分ける能力を向上させているそうです。

よく声は自信の現れといいますが、自分に自信が無かったり、相手を怖がっていたりすると、低い声で話してしまう人がいます。これは相手に対して警戒し、威嚇して自分を守ろうとした結果だと思います。これでは相手も心を開きませんし、逆に警戒されてしまいます。声って大事ですね!

ポリヴェーガル理論では、再三にわたり、「安全である」ことの重要性を述べています。「健康」「成長」「回復」も安全であると感じることで初めて促進されるそうです。

この書籍に安全と治癒力に対する実験があります。病気を抱えている人の中から、実験参加者を募り、無作為に二つのグループに振り分けました。半分の被験者は温かく迎え入れられ、症状に対し熱心に耳を傾けてもらえました。

もう半分の被験者は、温かみも優しさもない、典型的な現代の医学的処置を受けました。すると、温かみや優しさに触れた被験者の方が、風邪から早く回復したそうです。

私たちは防衛反応に入ると、代謝のための資源を防衛のために使います。脅かされている状態では、創造的になることも、愛することもできないし、治癒することもできないと著者は述べています。

また世界中の宗教にも、それぞれ病への癒しに関する話があります。これなども、もしかしたら、信仰による安心安全から導かれたものなのかもしれません。

人は常に安心安全を求めていますが、この世の中に絶対に安全という場所もないのも事実です。必要なのは自分の心の中をどのようにして安心安全だと思えるように変革していくかです。

人間が、どうやって今ある状況が安全か危険かを判断しているのかは、まだ厳密にはわかっていないと著者は述べています。辺縁系の防衛回路を抑制する、側頭葉を含む高次の脳を使っているのではないか、と考えられているそうです。

とにかくこの安全か、そうでないのかの判断が脳の中で行われ、新しい有髄の迷走神経回路で保護されている間は、私たちは落ち着いていられます。

しかし、一度それが失われると、ポージェス博士がニューロセプションと呼ぶような自動的な危険に対する判断が行われ、自律神経の反応が起き、戦うか・逃げるかの「闘争/逃走反応」が起きたり、自分がなにもできない、動けないと判断して不動状態の「凍りつき反応」に移行することもあるのです。

この様に危険と感じてしまう閾値を上げるための訓練や、良い治療があれば、必要以上に恐怖心を持ってしまうトラウマを持つ方にも、良い影響を与えることが出来るかもしれません。

ただし、ポージェス博士がいう様に、「闘争/逃走反応」や、「凍りつき反応」や「シャットダウン」のような反応は、どれも善悪で語られるものではなく、その時に自分自身を守るベストな反応であったと解釈するべきなのです。

ところでテレビや新聞のニュースのほとんどが、人を不安にさせるネガティブなものばかりです。この様な情報には特に注意が必要です。

ここまで感情と自律神経と内臓との関係をお伝えしましたが、内臓から自律神経を整え感情をコントロールする方法をお伝えさせていただきます。

この本に出てくるマインドフルネスなどもそうですが、今ここに意識をおき、呼吸に集中し、腹式呼吸で肚(内蔵)をよく動かすと、その刺激が脳に伝わり感情にも良い影響を与えると思います。

自分で思うようにコントロールできない自律神経を唯一コントロールする方法が呼吸法だと思います。

自分で安心安全と思える環境を整え、心も整えることが、この世の中を渡っていくために必要な知恵ではないでしょうか。

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2019年3月30日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

世界最新の太らないカラダ

肥満はホルモンによって引き起こされる!

今回ご紹介する書籍は、「世界最新の太らないカラダ」ジェイソン・ファン著
サンマーク出版 です。

私たちの社会では、太っている人は自己管理能力が低いととらえられる傾向があり、肥満は出世にもかかわると言われています。

世界には様々なダイエット法がありますが、太った人の数は増え続けています。

現在、世界の成人の8人に1人以上が肥満です。(出典:国連WFPニュース)

ある意味、どんなダイエット法もそれなりの効果があるのですが、その反面どんなダイエット法も効果的ではないとも言えるのです。

実は短期的ならどのダイエット法でも体重は落ちます。

しかし、長期的に継続した効果を期待できるダイエット法は少ないものです。

ダイエットをすると、途中でやせにくくなります。体は本来脂肪を維持する様にできているので、一度ついた脂肪は簡単には落とせません。

また人間は本来太りやすい食品を好むように出来ています。

ではなぜダイエットをしてもやせないのかを考えていきたいと思います。人の体には恒常性維持機能(ホメオスタシス)が備わっており、体の内部環境を一定に保とうとします。

ダイエットでカロリー制限をすると、体はそれに反応して代謝活動がすぐに減り、消費カロリーを減らし体重減少を防ごうとします。

つまり、食べる量を減らすと消費カロリーも減るのです。それとは逆に、たくさん食べると、体は代謝を上げ余分なカロリーを燃やそうとします。

もう一つ、体重のコントロールに働く「レプチン」というホルモンです。レプチンは脂肪細胞が生み出すタンパク質で、脂肪組織が増えるとレプチンが増える。そのレプチンが脳まで達すると、食欲が抑制されます。(満腹因子)

ではなぜ、肥満でたくさんの脂肪を身につけている方が、レプチンによって、やせないのでしょうか?

それは沢山のレプチンが出続けることに慣れきってしまった体に「レプチン抵抗性」が起きてしまったためなのです。

ただしレプチンはあくまでも体重減少に関しては、2次的なホルモンであり、決定的な要因ではありません。

それでは、肥満の本当の原因は何なのでしょうか?

肥満の原因は、体内のホルモンバランスが崩れることによって体重の設定が高くなりすぎることと著者は捉えています。

そのホルモンとはいったい何なのかというと、「インスリン」と「コルチゾール」です!

高インスリンが肥満を招くということは、容易に検証できます。

1993年に「糖尿病のコントロールと合併症の発症に関する試験」が行われ、Ⅰ型糖尿病患者の血糖を厳格にコントロールすることを目的として、標準的な量のインスリンを投与した場合と、投与量を多くした場合との比較が行われた。

インスリンを多量に投与されたグループの被験者の体重は平均で4.5キロ増え、標準的な量を投与されたグループよりも多くの体重増加が見られたそうです。

逆に、インスリン値が低下すると体重も低下します。

また、コルチゾールという副腎皮質ホルモンがあります。コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれ、コルチゾールが増えると、血糖値が高くなります。血糖値の高い状態が続くと、インスリンの多量分泌が促されるのです。

インスリンの働きとして、脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制したりします。

ストレスがかかると、コルチゾールが増え、血糖値が上がるため、結果的にインスリンが増え肥満に繋がってしまいます。

ここで問題なのが、インスリンにも「抵抗性」というものがあり、この抵抗性が更なるインスリンの増加を招きます。実はこれが肥満の原因となるのです。

肥満が肥満を招くということです。

5ステップの完璧な減量

太らないようにするには、インスリンの大量分泌が起こらないようにし、またそれが持続しないようにすることです。

  • ① 添加糖の摂取を減らす
  • ② 精製された穀物の摂取を減らす
  • ③ たんぱく質の摂取を減らす
  • ④ いい脂肪をもっと食べる
  • ⑤ 食物繊維をもっと食べる

添加糖とは、砂糖や果糖や異性化糖(ブドウ糖化糖液糖、果糖ブドウ糖液糖)などのことで、これらの物を過剰に摂っていると、インスリンの分泌量が増えます。

また、カロリーゼロと言われている人工甘味料もインスリン値を上げることが分かっていますので注意です。

精製された穀物は、ある意味で毒であると言えます。炭水化物は本来太るもとではなく、これを加工することで「有毒」になるのです。

人間の体は、自然な食品に含まれる栄養のバランスに適用する様になっています。精製された穀物は、あるきまった栄養素しか摂らなくなるため、そのバランスが完全に崩れてしまうのです。

特に品種改良が進んだ小麦から作った小麦粉には注意が必要です!

次にタンパク質の過剰摂取ですが、よく「高たんぱく質ダイエット」というものが取り上げられますが、たんぱく質には体重を減らす効果はあまりありません。

アトキンス・ダイエットでも「たんぱく質は血糖値を上げないので、インスリン値も上げない」と考えられていましたが、この考えは根本的に間違っていたのです。

1997年にスザンヌ・ホルトが考案した「インスリン分泌指数」では、たんぱく質も炭水化物と同じ様にインスリン値を上昇させることが分かりました。血糖とは無関係にインスリン値は上昇するのです。

その他のインスリンの分泌を促すものに、「インクレチン効果」と「頭相(とうそう)」というものがあります。

何かを食べると胃が働き、胃そのものが、インスリンの分泌を促す「インクレチン」というホルモンを分泌することが分かっています。

カロリーゼロで太らないと言われているスクラロースでも、口から体内に入ると、インスリン値は22%も上昇する。

消化管は単に食べ物の吸収と排泄を担う器官ではなく、その神経細胞、受容体、ホルモン機能はさながら第2の脳です。

「頭相」とは、視覚や嗅覚、味覚によって反射的に起こる胃液の分泌もインスリンの分泌を促す。すなわち食べ物を見ただけで、体が太ろうとするのです。

いい油とは、トランス脂肪酸やオメガ6の多い一般的な加工植物油(ファーストフード、ジャンクフードの油)は出来るだけ避けた方が良い。

逆にオメガ3系の油(えごま油、亜麻仁油、くるみ、青魚など)と、オメガ9のオリーブオイル(本物のエキストラバージン)は積極的に摂りたいものです。

また、肉や卵や乳製品の脂肪分はそれ程気にしなくてもよいと思います。脂質はインスリンも血糖も上昇させないのです。

脂質と一緒にほかの食品を食べると、グルコースの吸収するスピードが減り、インスリンの過剰分泌を防いでくれます。

食物繊維は、血糖やインスリンの上昇を穏やかにする作用があります。食物繊維はある意味で、栄養阻害物質だからです。

極度に精製された炭水化物は毒とお伝えしましたが、食物繊維は「解毒剤」としても働きます。

自然のままのすべての植物性食物に食物繊維が含まれているのは、母なる自然は「毒」とともに「解毒剤」を一緒に詰め合わせてくれていると考えることが出来ます。

本質的に悪い食べ物とは、「加工された食品」で、本物の食べ物から遠ざかれば遠ざかるほど危険なのです!

以上のような5つのステップのダイエットを行っても、体はそのダイエットに対して抵抗性を持って慣れてしまう現象が必ず起きます。これを停滞期(プラトー)と呼びます。

これを避け、ダイエットが継続的に行える方法があることを著者は述べています。

その方法とは、先程の5つのステップでお伝えした「適切なものを食べる!」ことと、ファスティング(断食)を組み合わせることです。

ここで著者がいうファスティングとは、間欠的ファスティングで12時間断食とか、週末断食など短い期間の断食を時々交えることなのです。

ファスティングをすることで、インスリンの値を低下させることが出来るのです。もう一つの断食のメリットは、食生活に変化をつけ、停滞期(プラトー)を打破することが出来ることです。

ただし断食は、糖尿病患者などリスクのある方々もいますので、この様な方は医師に相談してからの方が良いでしょう。あくまでも自己責任でお願いいたします。

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全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
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2019年3月9日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

グルテンフリー健康法

現代人は、小麦グルテンの摂り過ぎなのではないでしょうか?

今回ご紹介する書籍は、「2週間で体が変わるグルテンフリー健康法」
溝口 徹著 青春新書 です。

小麦グルテンとは、「グリアジン」と「グルテニン」という小麦の中のタンパク質に水を加えることで形成されるタンパク質です。

皆さん、小麦製品の食べ物をちょっと思い浮かべてみましょう!

パン、パスタ、ピッツァ、マカロニ、ラーメン、うどん、ケーキ、お菓子、天ぷら、フライ、餃子の皮、シュウマイの皮、中華まんじゅう、シリアル・・・など多くのものに小麦が使われています。

その他にも練り製品やハンバーグのつなぎ、カレーやシチュウの中にも入っていることが多いのです。

小麦グルテンは、消化しづらい物質のため、このグルテンをうまく消化できない体質の方には、腸に炎症を引き起こし、健康を害するものになってしまうのです。

小麦のグルテンは、グリアジンとグルテニンというタンパク質が、水を加えることで出来上がるネバネバして弾力のある物質で、消化管の粘膜に、鳥もちや、ゴキブリホイホイの様に張り付いてしまい、非常に消化されづらいものなのです。

小麦の中に含まれるタンパク質の、グリアジン、グルテニン、セカリン、ホルディンなどのペプチドという鎖のようにつながった分子は、アミノ酸まで分解されづらいのです。

iHerb(アイハーブ)でサプリメントで、グルテンの消化を助けるものが販売されていますので、小麦の消化が苦手な人でなおかつ、小麦製品を食べざる負えない方は試してみるといいと思います。ただし、あくまでも自己責任でお願いいたします!
・Now Foods,グルテンダイジェスト
・Enzymedica, ATプロ配合ダイジェストゴールド

腸の粘膜が弱かったり、腸内環境が悪かったりした場合、これらのペプチドが、腸の粘膜に入り込んで炎症を引き起こす。

リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)なども小麦のグルテンが原因になっていると考えられています。

また、リーキーガット症候群との関係もある「セリアック病」という重度の小麦アレルギーもあります。

自閉症などの症状改善にグルテンフリーとカゼインフリー(GFCFダイエット)が注目を集めています。カゼインとは牛乳に含まれるタンパク質の事です。

カゼインとグルテンには麻薬のような中毒性があると言われています。実はグリアジンのアミノ酸配列は、モルヒネにそっくりなのです。

このペプチドが腸から吸収され、脳の関所と言われる血液脳関門(けつえきのうかんもん)を越え、神経細胞のシナプスのオピオイドレセプター(モルヒネ様物質の受容体)でキャッチされると、中毒症状を引き起こす。(ハイになる、イライラ、幻覚、妄想、記憶があいまい、情緒不安定、うつ、興奮しやすい)

グルテンは麻薬様の作用により、食べれば食べるほどもっと欲しくなるのです。なんかこのへんは、砂糖と似てますね!

洋菓子などは、小麦(グルテン)、乳製品(カゼイン)、砂糖と依存性のあるもののオンパレードです!(だからやめられなくなるのですね!)

グルテン不耐症の人が小麦を食べると、頭痛、倦怠感、関節・筋肉痛、脚や腕のしびれ、皮膚症状(湿疹、発疹、紅斑など)、抑うつ、注意力の低下、貧血、スッキリしない曇った心、肥満など、様々な症状にみまわれます。

当院の患者様でも、慢性的にお腹が張ってしまい、おならが良く出てしまう患者さんがいました。その方は、蕁麻疹もよく発症するということで、キネシオロジー(筋肉反応テスト)で調べたところ、小麦に反応していました。

早速、小麦を除去した食事に変えてもらったところ、お腹の異常な張りと、おならが激減し、快調(快腸)になったのです! この方も小麦グルテンをうまく消化できなかったため、この様な症状が出ていたのです。

不思議なことに、不調を起こす食品が、その人の好物であることが多く、この患者さんも、パン、めん類、ピッツァ、お菓子などが大好物でした。

これらあらゆる症状には、「炎症」が関わっています。

炎症とは、白血球が炎症性サイトカインを出し、それが脳に届き、その結果、副腎皮質刺激ホルモンが分泌されます。

すると、副腎からコルチゾールが分泌されます。コルチゾールは抗ストレスホルモンですので、炎症というストレスがかかり続けると、副腎も疲れてしまうのです。

それにしても、元来日本人はこれ程までに小麦を食べていたのでしょうか?日本食で思いつく小麦製品は、うどん、天ぷら、お麩(ふ)くらいで、純粋に和食を中心とした食生活であれば、グルテンにそれほど気を使わなくても、自然とグルテンフリーになってしまうと思います。

かつて、慶應義塾大学のある教授は、「米を食べるとバカになる」と言って、パン食推奨のキャンペーンを張ってました。

逆にリーキーガット症候群の観点から考えると、パンを食べると腸が悪くなりバカになると言えます。

現在の日本に流通している輸入小麦には様々な問題があると言われています。品種や栽培方法、収穫後農薬(ポストハーベスト農薬)等本来の小麦とは全く違うものになってしまったと思います。

また、国内産の小麦にも問題が起きています。埼玉県在住の知人から聞いたお話ですが、埼玉県は昔から小麦の産地で、うどんをつくる食文化が今でも残っています。

しかし、国の政策で平成26年産から小麦の主力品種を「農林61号」から「さとのそら」に転換しました。「さとのそら」は「農林61号」と比べて収量が多い、草丈が低いため倒れにくい、縞萎縮病(しまいしゅくびょう)に強いなどの特徴を持つ「麺用」品種とのことですが、これでうどんをつくろうとすると、うまくできないそうです。

かといって、「農林61号」を作付けしても国からは一銭も補助金がもらえず、農協にも買い取ってもらえないのです。地元の人は本当は「農林61号」で作ったうどんを食べたいのに、それが今では叶いません。これでは品種改良なのか、品種改悪なのか意見の分かれるところではないでしょうか。

小麦は品種改良が進み、そのせいで何か体に影響が出ているような気がしてなりません。

グルテン不耐症や、リーキーガット症候群を治すには、輸入小麦を使った小麦製品を減らし、欧米食を改め、米を中心とした日本の伝統食に立ち返る必要を感じます。

人類が今まで経験したことのない食べ物が、次から次へと作られる今の世の中で、本当に自分の体にいい食べ物はいったい何かと考えると、その国の風土に根差した伝統食への回帰が必要なのではないでしょうか。

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2019年2月20日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

ジョコビッチのグルテンフリーダイエット

グルテンフリーという言葉をご存知ですか? 今回ご紹介する書籍は、「ジョコビッチの生まれ変わる食事」 ノバク・ジョコビッチ著 扶桑社 です。

実は小麦に含まれるグルテンが、体質的にグルテンに弱い人にとっては、様々な不調や疾患の原因になっているのです。

頭痛、倦怠感、腹部膨満感、下痢、便秘、肥満、抑うつ、注意力低下などの症状が、グルテンによって引き起こされていると知ったらどうですか。

小麦に含まれるグルテンとは「グリアジン」と「グルテニン」というタンパク質に、水を加えることで形成される粘り気や弾力のある物質です。

パンの生地がもちもちした感じになるのも、ラーメンやうどんの麺に腰があるのも、このグルテンが決め手なのです。

グルテンフリーとは、グルテンによって引き起こされる自己免疫疾患であるセリアック病、グルテン過敏症(不耐症)、小麦アレルギーなどの予防や改善のために生み出されたもので、ジョコビッチ自身もグルテン不耐症を患っていたのです。

コンディションの調整が上手くいかないジョコビッチが、グルテンフリーの食生活によって生まれ変わり、数々の輝かしい成績をおさめ、現在もプロテニスランキング1位に君臨してるのです!

ジョコビッチの人生を変えたのは、同じセルビア出身の栄養学者、イゴール・セトジェヴィッチ博士で、彼はたまたま自宅のテレビで全豪オープンで、ジョコビッチが倒れる姿を見ました。

博士はその後、クロアチアで行われたデニスカップ中にジョコビッチとの対面を果たし、食事の問題を指摘するのです。

博士のおかしな実験

この本には、キネシオロジー(筋肉反応テスト)の事が出てきます。以下にその一部を抜粋します。

このテストをすれば、君の体がどの食べ物に対して過敏になっているかが分かる」と博士は断言します。

まず博士は私の左手を腹に当てさせ、右腕を横に真直ぐ伸ばすようにと指示した。

「私が押してみるから、君はそれに逆らってくれ」。博士は私の右腕を下に押しながら言った。しばらくして、博士は圧力をかけるのをやめた。「これが君のあるべき反応だ」。そう博士は言った。

そして、私に一切れのパンが渡された。

「お腹の前でこれを持って、もう一回右腕を伸ばしてみてくれ」。再び博士は私の腕を下に押しながら、説明してくれた。この単純なテストによって私の肉体が小麦や大麦、ライ麦などパンに含まれるタンパク質であるグルテンに対して、過敏なのかどうかがわかるのだという。

あまりのバカバカしさに、私は博士が気でも狂ったのかと思った。

しかし、明らかな違いが現れた。パンをお腹に近づけるだけで、私の腕はセトベヴィッチ博士の下向きの圧力に抵抗できなくなっていた。私は明らかに力が抜けていた。

「つまりこれが、君の体がパンに含まれる小麦を拒絶している証拠だ」

博士はそう言い、そこで私は「グルテン不耐症」という言葉を初めて教えられた。    (ジョコビッチの生まれ変わる食事より)

皆さん、いかがでしたか? 私たちの様な施術をするものは、この文章を読んですぐに、これはキネシオロジー(筋肉反応テスト)の事だとわかります。しかし、多くの一般読者の方は、何のことだかわからないと思います。

ここでは詳しくはご説明しませんが、体の中の原始感覚として、この様な現象が起きるのです。

ただし、キネシオロジー(筋肉反応テスト)で小麦に反応したからといって、必ずしも小麦による、IgEやIgGの抗体があるということではありません。

キネシオロジーは、血液検査ではなく、生体エネルギーを調べているのです。ですから単なるアレルギー反応だけでなく、もっと根源的な部分からの体の声として、小麦が合っていないということを読み取っているのです。

よって、体の不調もグルテンによる物質的なレベルと、エネルギー的なレベルでの不調があるのではないかと思います。

グルテン不耐症の人は、5人に1人いると言われていますが、キネシオロジーで調べてみると、かなりの患者様に反応するのは確かです。

グルテンの多いパンやパスタ、ピザ(ジョコビッチの家はピザ屋でした)を食べることで、彼の体の中には炎症が起きていたと述べています。

ジョコビッチいわく、グルテンの多く含まれる小麦製品を食べることで、鼻づまり、関節痛、内臓のけいれん、喘息などの症状に苦しめられていたそうです。

そして、2週間、小麦製品を食べなかったことで、彼の体に劇的な変化が訪れました。

14年間悩まされていた夜間の鼻づまりが突如消え去り、毎朝、最高の目覚めを迎えることが出来たというのです。

しかし、2週間ぶりに博士の指示でベーグルを食べたジョコビッチは、一晩中ウイスキーを飲んでいたかのような感覚に襲われ、ベッドを這い出るのがやっとだったそうです。

また、鼻づまりも再発し、まるで二日酔いのような状態だったと述べています。

この体調の変化を通して、彼の体が「グルテン不耐症」だと知らせてくれたのです。

私の治療室に来てくださる患者様にも、体がだるくて動けない方がいました。キネシオロジー(筋肉反応テスト)を行うと、小麦に反応していたので、しばらく小麦製品をやめるよう指示しました。

すると体調がみるみる良くなり、「庭の草むしりが出来ました!」と喜びの報告をいただきました。その後、バイトを週3回出来るまでに回復したのです。

また、私が修行時代に担当させていただいた患者様に、主食がパンという方がいました。その方は20代の女性でしたが、関節の硬さは70代くらいの硬さに感じたのを今でも覚えています。この年齢でこれほどまでに関節の可動性が少ないのも、もしかしたら食生活のせいではないかと考えています。

人間だけでなく、金魚も小麦を食べると具合が悪くなることがあるのです。我が家では三匹の金魚を飼っていますが、そのうちの一匹が小麦入りのえさを食べると、お腹にガスが溜まってしまい、水面に浮きあがってしまうのです。小麦が入っていないえさの場合は、大丈夫なのです。

ジョコビッチが言っているように、小麦のグルテンを消化できない人にとっては、グルテンが炎症誘発物質になってしまいます。

小麦粉に水を加えてまぜた容器を、洗う時のことを思い出してください。べっとりと容器にこびりついて、洗いづらいですよね! この、べっとりとこびりついたグルテンが、人間の腸の中でも同じようになったらどうですか?

腸内環境は悪くなり、腸から全身に炎症が起きて、体だけでなく心のバランスも崩してしまいます。腸と脳は相関関係にあるのです。

知り合いの歯医者さんが、小麦粉のものを食べると歯の間にこびりつき、虫歯になりやすくなると言っていました。

この本では、5人に一人は小麦グルテン不耐症の人が存在すると述べています。もちろん症状の軽い人から、重い人まで程度は様々でが、もしかしたら皆さんの中にも小麦グルテン不耐症の方がいるかもしれません。

軽い症状であれば、それに気づかずに、毎日のように小麦の入ったものを食べ続けているでしょう。

もし自分の今の健康状態に疑問や不安があったなら、まず2週間小麦の入った食品を食べないで見てください。もしかしたらこれによって、様々な問題が解決するかもしれません。

パンや麺類、お菓子など小麦製品は美味しいものばかりです。小麦立ちには意志の力が相当必要かもしれませんが、皆様の中でお考えになってみてください!

皆様のご健康をお祈りしております!

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2019年2月16日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

中性脂肪コレステロールがみるみる下がる!

中性脂肪やコレステロールの改善には、食べ過ぎを避け、良く運動をすることです!

今回ご紹介する書籍は、「中性脂肪 コレステロールがみるみる下がる!」板倉 弘重著 三笠書房 です。

健康診断での血液検査で中性脂肪やコレステロールの検査項目はよく見かけると思います。

一般的に、中性脂肪やコレステロールが高いと動脈硬化など生活習慣病にかかるリスクが高くなるといわれていますが、今一つ分からないことも多いのではないでしょうか?

中性脂肪の正常範囲は、1デシリットルの血液のなかに50~149ミリグラム。家族に太っている人が多いなどの体質的な条件もありますが、一般に太っている人は高めの数値になります。

総コレステロールの基準値は1デシリットルの血液のなかに150~219ミリグラムです。

コレステロールのうち善玉と呼ばれるHDLの基準値は男性の場合、1デシリットルの血液のなかに40ミリグラム~86ミリグラム。女性の場合、40ミリグラム~96ミリグラム。「悪玉」と呼ばれるLDLは70~139ミリグラムが基準となっています。

これらの基準値には、賛否両論あり、コレステロールは「この基準値では低すぎる!」とか、コレステロールが高い方が健康で長生きするなどのデータもあります。

上記コレステロールの基準値は、「日本動脈硬化学会」が推奨する数値ですが、その他にも、「日本人間ドック学会」や、「日本脂質栄養学会」などが、コレステロールの基準値に関するそれぞれの見解を示しています。

日本動脈硬化学会の指針では男女とも140以上だと脂質異常症と診断されます。「異常なし」と判定される上限は119。しかし、「日本人間ドック学会」の基準では上限が男性で178、女性は年齢によって152~190と大幅に緩和されています。

これらの基準値の違いによって、本来薬を飲まなくてもいい人が、薬を処方されてしまったり、逆に治療が必要な人が放置されたりすることも懸念されます。

しかし、究極的には「日本動脈硬化学会」と「日本人間ドック学会」のどちらの基準値が正しいかという議論はあまり重要ではなく、これを追究しても不毛の議論となります。

どちらの基準値でも、その数値だけでは良し悪しの判断はできません。性別や年齢、血圧や中性脂肪、糖尿病の有無、肥満、喫煙など一人の人間をトータルで判断しなくては全く意味がないのです。

私の個人的な考えでは、日本動脈硬化学会の基準値は、基準が低く設定されているので、患者にとっては厳しい基準です。よって、肥満や高血圧、糖尿病など、コレステロール以外の危険因子を持っている人には合っているのではないかと思います。

逆に健康状態に全く問題がない人や、肥満や高血圧などのリスクがない人には、
日本人間ドック学会の基準値で判断した方が良いと思います。

コレステロールとは、ギリシャ語の「コレ(chole)=胆汁」と「ステロール(sterol)=個体」の複合語です。

1784年にフランスの科学者によって、胆のう結石から発見されました。

コレステロールは脂質に属し、細胞膜の材料などになります。その他、副腎皮質ホルモン、男性・女性ホルモン、胆汁酸もコレステロールから作られます。胆汁酸は食事からとる脂肪や脂溶性ビタミンの消化・吸収に欠かせないものです。

私たちの体の中には、約100~120gのコレステロールが存在し、筋肉、肝臓、脳に各30%ずつ、残りの10%が血液中と他の臓器に存在します。

コレステロールと聞くと、何だか健康に悪いイメージがありますが、この様に人間の体に必要な物質です。そのため悪者扱いされるのはおかしく、生活習慣の悪化で体内に増えすぎるのが問題なのです。血中コレステロールが多すぎると血管の壁に溜まり、動脈硬化を起こすと言われています。

血液の主成分は水分です。脂質であるコレステロールは、水と油の関係の様に分離してしまい、血中を流れることができません。そこで油をアポ蛋白という水に溶けやすい蛋白質で包み込み、水に溶ける小さな粒子「リポ蛋白」の形となって血中を流れるよう加工されます。

リポ蛋白の粒子は比重の大小で分類され、低比重リポ蛋白(LDL)、高比重リポ蛋白(HDL)などと呼ばれます。このうちLDLという粒子に含まれるコレステロールをLDLコレステロール、HDL粒子に含まれるとHDLコレステロールと呼びます。

たとえて言えば、皆さんが通勤や通学に使う道路には、バス、自家用車、自転車などいろいろな乗り物が走っていますが、乗っているのは同じ人間。乗り物に相当するのがLDLやHDLの粒子で、乗っている人がコレステロールに相当します。

「悪玉コレステロール」と呼ばれるのがLDLです。悪玉呼ばわりされるのは、次の理由からです。コレステロールは大半が肝臓で合成されるため、LDLはそれをからだの隅々に届ける役割を担っています。過剰に存在すると、からだのあちこちでコレステロールが余ってしまい、動脈硬化を促進してしまいます。


一方、HDLは「善玉コレステロール」とも呼ばれます。HDLはからだの中でダブついた余分なコレステロールをかき集め、肝臓に運ぶ役目を負っています。このため、HDLが多いということは、コレステロールの処理が順調なことを示し、動脈硬化のリスクが低くなると判断されます。

この様に、LDLが悪玉でHDLが善玉ということではなく、それぞれ役割が違うということです。

コレステロールを減らすには?

コレステロールが増えてしまう原因は、いったい何なのでしょうか?実は体内に存在するコレステロールのうち、食品由来はたった20~30%、残りの70~80%は体内で合成されます。

体内で合成されるコレステロールの材料は、炭水化物、脂質、タンパク質などです。ということは、ほとんどの食材の中に、コレステロールの材料が含まれているということです。

この事からわかることは、食べ過ぎが禁物であるということです。食べる総量を減らすことで、コレステロールが過剰に合成されることを防ぐことができるのです。

人間の体は飢餓に備える準備はしていても、過食への備えはできていないのです。

またコレステロールの値を正常に保つには、体内の代謝を正常に保つことが重要です。代謝を損なう食品は、ズバリ! 炭水化物糖分です! これらの過食は要注意です。コレステロールや中性脂肪の多い状態を「脂質代謝異常」と呼びます。いかに代謝をスムーズにするかが大切です!

代謝を健全に保つには、血流が鍵を握ります。実は心臓の力だけでは血液を全身に回せません。動脈の力強い収縮運動によって体の隅々まで流れているのです。

血液が心臓から送り出されて全身をひと回りして、また心臓に戻ってくるまでの時間は、わずか40秒~2分で、血管が健全でないと達成できない数字です。

しかし、老化や動脈硬化によって弾性を失った血管では、血液を先に送る力が衰え、血流が悪くなる。

人間は血管から老いると言われますが、まさしくその通りです!

次に大切なことは運動です。運動量が減って、食べたいだけ食べていたら確実にコレステロールは増えてしまいます。

また、コレステロールを下げるためには、食物繊維を多くとることが大切です。食物繊維は腸内で胆汁酸を吸着して便として排泄してくれます。

肝臓で作られたコレステロールの多くは、胆汁酸を作るために利用されます。胆汁酸は消化液である胆汁の主成分で、腸で食物の脂肪分を消化する働きをします。

つまり胆汁がたくさん使われれば、原料のコレステロールも消費されコレステロール値も低下します。

しかし、胆汁酸は腸から再吸収され、肝臓に戻り、再び使われます。このことを「腸肝循環」と呼びます。つまり、胆汁酸を便として排泄しない限り、コレステロールはほとんど消費されないのです。

そのためにも、食物繊維の多い野菜、海藻、きのこなどをよく食べることです。

実は、厚生労働省は「食事摂取基準」で、食事からとるコレステロールの基準を撤廃しました。先ほども述べたように、食事由来のコレステロールは全体の20~30%であるので、たとえコレステロールの多い食品をたくさん食べたからといって、体内のコレステロール値はほとんど変わらないのです。

以前は、卵はコレステロールが多いから一日一個までなどといわれていましたが、健康な人の場合はそれも関係ないということです。

しかし、LDLコレステロール値が高い人は従来通り摂取制限が推奨されます。

また動脈硬化を防ぐには、食事だけでなく血圧や血糖値の管理、禁煙や運動など包括的な生活習慣の改善が大切です!

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2019年2月7日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

ピロリ菌除菌の結果

以前のブログ『胃がんは「ピロリ菌除菌」でなくせる』で、私自身がピロリ菌に感染していたことをご報告させていただきました。

先日、除菌治療の結果が出まして、お蔭様で無事にピロリ菌の除菌が成功しました。

ピロリ菌感染を血中抗体値で指摘され、その後の内視鏡検査でも、活動性胃炎とその影響からくる過形成性ポリープが出来ていました。

その日から抗生物質による一次除菌治療を開始し、一週間薬を飲み続けたのです。ピロリ菌除菌では、通常量の倍の抗生物質を飲まなくてはならないので、下痢などの副作用があるかと心配していましたが全く問題ありませんでした。

自衛手段として、整腸剤やヨーグルトなどもよくとっていたので、結果としてはよかったのではないかと思っています。

ピロリ菌の一次除菌の成功率は約80%とといわれています。逆に20%は失敗するということです。もし失敗したら、抗生物質の種類を変えて、二次除菌に進まなくてはならなかったのですが、お蔭様でその必要がなくなりました。

薬はあまり飲みたくないし、今までにも抗生物質はあまり飲んだことがありませんでした。今思い起こせば、親知らず抜歯(水平埋伏歯)の際に、術後に抗生物質を飲んだことくらいかなと思います。

余談になりますが、数年前に臼歯の歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)というものを受けました。これはどのようなものかというと、歯茎を切り開いて、歯槽骨を露出させ、その骨を削って歯の根の先端を切除するという手術で、その後、何針か歯茎を縫い合わせます。ちょっとグロくてすみません。

この時、担当した先生から面白いお話を聞かせていただきました。手術後に痛み止めと抗生物質を処方されたのですが、どちらも飲まなくてもよいというのです。

私も痛み止めは、本人が痛くなければ飲まなくてもいいと思っていたのですが、抗生物質まで必要ないとは驚きました。

抗生物質も念のため出しておきますが、飲まなくてもよいとの指示なのです。アメリカでは、同じ術式で抗生物質は使わないそうで、この先生もアメリカで研修を受けたので、同じ方針をとったのです。

日本であれば間違いなく抗生物質の服用を指示されるところですが、まったく驚いたと同時に、とても良いことだと思いました。やはり必要でないものは飲みたくありませんから。

ピロリ菌の話に戻りますが、そんなことで、もともと抗生物質をあまり飲んだことがなかったのが幸いし、一次除菌成功に役立ったのではないかと思っています。

抗生物質を乱用していると、ピロリ菌にも耐性が出来てしまい除菌の成功率が下がるそうです。

次にもう一つ皆様にお伝えしたいことがあります。

もともと血液検査で、ヘリコバクター・ピロリ抗体が100以上もあり、ペプシノゲン検査でも、ペプシノゲンⅠが30.6(基準範囲:70.1ng/dl)、ペプシノゲンⅠ/Ⅱ比が、1.4(基準範囲:3.1以上)でした。

この数値からみると、明らかにピロリ菌がいる状態だと思います。

ところがこの血液検査の一週間後に行った内視鏡でのピロリ菌検査(迅速ウレアーゼ試験など)ではピロリ菌が見つからなかったのです。(この時は、まだ除菌のための抗生物質は飲んでいません)

この理由をお医者さんに聞いてみたのですが、首をかしげていました。

因みに内視鏡を使う検査でのデメリットとして、胃の一部の粘膜を採取して行うので、胃の別の場所で感染していた場合見逃してしまうことがあるそうです。このような原因で内視鏡検査ではピロリ菌が見つからなかったのかもしれません。

もう一つ考えられる要素は、ある方からピロリ菌には梅肉エキスが効くというお話を聞きまして、内視鏡検査を行う1週間前から毎日、梅肉エキスをとっていました。量としては、ティースプーン3~4杯くらいです。

それと、明治のプロビオヨーグルトLG21がピロリ菌に効果があるとの情報もあり、こちらもピロリ菌検査前の一週間、毎日2個食べていました。

このヨーグルトについて、明治のお客様センターに確認しましたら、ピロリ菌の発見者のマーシャルと東海大学が研究をして、LG21ヨーグルトをとった8割の方にピロリ菌の減少が認められたそうです。

また、病院で行う一般的な検査では、異常として認められないレベルでも、患者さんにとっては、つらい胃もたれや胃部の不快感を引き起こす、機能性デイスぺプシア(functional dyspepsia)に対しても、LG21は有効との説明をいただきました。

因みに、LGとは、L:ラクトバチルス、G:ガッセリーの頭文字からとったもので、正式名はラクトバチルス・ガッセリー菌OLL2716株だそうで、2716の数字の2と1をとって21世紀への希望とかけ合わせて命名したそうです!

もしかしたら、「梅肉エキス」と、「明治のプロビオヨーグルトLG21」が効いたのかもしれませんが、今となっては確認するすべがありませんので、なんともいえませんが・・・

いずれにしても、最終的に尿素呼気試験で、ピロリ菌陰性との結果が出ましたので、一次除菌が成功したということです。

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2019年1月27日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

血糖値スパイクの恐怖!

今回は血糖値の乱高下があると、心と体に影響を与えるというお話です。

参考書籍は、「血糖値スパイク」が心の不調を引き起こす 溝口 徹著
青春新書です。

私たちが食事をとると、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇します。これは食べ物に含まれている糖質の影響なのです。

食後に激しい血糖値の急上昇・急降下を繰り返す人がいますが、この状態がまさに「血糖値スパイク」と呼ばれるものです。

健康な人の食後血糖は140mg/dlを越えることがありません。だからといって、140mg/dl以下だから安心とは言えないのです。

著者は、食事や糖負荷試験後の血糖値の上昇が60mg/dl以上あれば問題だと述べています。

よって、著者の血糖値スパイクの定義は、「食事によるゆるやかな血糖の上昇と、その後の低下が保てない状態」としています。

血糖値スパイクは、なんと日本人の10人に1人いるということです。血糖値が高い=糖尿病という考えもありますが、高血糖状態は動脈硬化から起こる心筋梗塞、脳梗塞や、がん、認知症などあらゆる病気の元凶になります。

これだけでなく血糖値スパイクの恐ろしい所は、自律神経のバランスを乱し、心の病を引き起こす原因にもなっているのです。

なぜ、血糖値スパイクがあると自律神経のバランスが崩れるかというと、血糖値スパイクの陰に「インスリンスパイク」があるからです。急激な血糖値の上昇があると、大量のインスリンが分泌されます。

インスリンの大量分泌で急激に血糖値が下がると、今度は血糖値を上げようとコルチゾール、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌されます。これが自律神経を乱し、手の痺れや冷え、発汗、ほてり、筋肉のこわばり、頭痛などの様々な症状を引き起こすのです。

この自律神経の乱れは、体の症状だけでなく、イライラや疲労感、集中力の低下やうつ状態などの様々な精神症状も招いてしまうのです。

血糖値スパイクは必ずしも糖尿病とイコールではありませんが、このような状態が続くと、糖尿病に移行するリスクは確実に高くなります!

糖尿病には以下のように、三大合併症というものがあります。

  • 糖尿病性網膜症
  • 糖尿病性腎症
  • 糖尿病性神経障害

これら三大合併症に続く「第4の合併症」に「うつ」があると、いわれています。糖尿病の患者のうつ病合併率は9.0%、さらに、うつ病と診断されないまでも、うつ症状を合併している人の割合は26.1%にものぼります。

この発症率は、非糖尿病の人の2~3倍にも及ぶのです。しかも、糖尿病のコントロールが悪ければ悪いほど、うつの症状は悪化し、コントロールが良ければ、うつ症状は改善していくことも分かっています。

食後に血糖値スパイクが起きて、一時的に高血糖状態になると、過剰な糖が体中のタンパク質とくっついてしまいます。これを「糖化」と呼び、この糖化は実は老化とも深い関係があるのです。

血液中に存在する糖がタンパク質と結合する糖化反応によって、タンパク質変性を起こして老化の原因になるとわかってきました。果糖である(フルクトース)もブドウ糖(グルコース)もあらゆる糖は同じようにタンパク質と結合して糖化産物であるAGEs(advanced glycation end products:終末糖化合物)を形成します。

このように、AGEs(終末糖化タンパク:細胞・組織の老化原因物質)が細胞レベルでの老化と深くかかわっているのです。

糖尿病の診断基準であるヘモグロビンA1cをご存知でしょうか。これはヘモグロビンというタンパク質に、ブドウ糖がどれだけ結びついているか、その割合をパーセンテージで表したものです。

例えばヘモグロビンA1cが8%であれば、8%ものヘモグロビンが糖化により、もう酸素を運べないほど機能低下が起きていることを表します。

糖化が血管内皮で起これば、血管障害をつくり、皮膚で起こればシミが出来たり、肌のハリを失わせたりします。

また、糖化は骨も弱くします。骨は鉄筋コンクリートに例えられます。コンクリートの役割をしているのがミネラルです。そして鉄筋の役割をしているのがコラーゲンです。コラーゲンは骨の強度と弾力性を保ち、骨基質成分の90%以上を占めます。そのコラーゲンに糖化が起きて、生理的コラーゲン架橋の産生が阻害され、AGEs架橋が出来てしまい、骨の柔軟性が落ち、骨折しやすくなるのです。

次にアルツハイマー型認知症の原因として、脳の血管にアミロイドβというタンパク質が付着していることが指摘されていますが、このアミロイドβも、基本的には糖化されたタンパク質のことです。

実はこれらの糖化や、血糖値スパイクは空腹時血糖やヘモグロビンA1cを測るだけではわかりません。ということは、一般的な健康診断では見逃されてしまうのです!

これを補うために、血糖値の自己測定をすることをお勧めいたします。自己測定器は様々なものが発売されていますが、リアルタイムに血糖値を測定することが出来る「フリースタイルリブレ」という測定器があります。血糖値スパイクが気になる方は御購入をおすすめいたします!

糖化は血糖値が160mg/dl以上になると急激に進むといわれています。食後に高血糖になってしまうほど糖化のリスクは上がってしまうので、次に血糖値スパイクを防ぐ食べ物、食べ方をお伝えいたします。

まず食べる順番で、血糖スパイクをコントロールすることができます。「食物繊維」➡「おかず(タンパク質)」➡「ごはん・パン・めん類(糖質)」の順番で食べることです。

ご飯が腸に半分たどり着くのに約30分かかるのですが、ご飯の前にタンパク質や脂質をとっておくと、その時間は80分と実に倍以上に伸びるのです。

また、消化・吸収を穏やかにするためには、よく噛んで、ゆっくり食べることも大切です。

血糖値の上がりづらいおやつ(補食)を以下に示します。

  • ゆで卵
  • チーズ
  • 無糖ヨーグルト
  • ナッツ類(ノンフライのもの)
  • 豆腐
  • 豆乳
  • 炒り大豆
  • 食べる煮干し
  • 焼き海苔
  • 枝豆

逆に食べない方が良いものの一つに、ドライフルーツがあります。糖度が濃縮されていますので、血糖スパイクのある方は、出来るだけ避けてください!

次に糖質の多い主食を少なくし、砂糖を控えることと甘い清涼飲料なども注意が必要です。また、調味料(ソース、ケチャップ、ポン酢など)に含まれる糖分にもご注意してください。

そして、以下のように糖質の多い野菜もあります。

  • 芋類
  • レンコン
  • ニンジン
  • タマネギ
  • カボチャ
  • 緑豆(はるさめ)
  • フルーツトマト

果物も糖質の観点から考えると、食べ過ぎには注意が必要です。

運動は血糖値を下げる効果がありますので、食後に筋トレや有酸素運動を交えて行うと、食後血糖の管理に大変よいのです。食後の血糖値の上がり方は、人それぞれですが、だいたい食事を始めてから30分~1時間くらいの間に、血糖値はピークを迎えることが多い。これを踏まえた上で、その前に運動をすることで過剰な糖を筋肉に消費してもらい、急激な血糖の上昇を抑えることができます。

また運動によって、筋量を増やすことは血糖値のコントロールに大変役立ちます。血糖値スパイクの対策として運動は必須となります!

筋トレをして筋肉を鍛えるうえで良質のたんぱく質の摂取は欠かせませんので、食生活の改善の中にタンパク質を十分に摂ることをお考えください。

最後に血糖スパイクに効果的なサプリメントは、ビタミンD、亜鉛、ビタミンB6などです。もちろん、それぞれの栄養素は様々な関係で補いあっていますので、これだけをとればよいというものではありませんが、ご参考にしてみてください。

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2019年1月24日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts

体力の正体は筋肉

筋肉を鍛えると健康に役立つって知ってましたか。

今回ご紹介する書籍は、「体力の正体は筋肉」樋口 満 著 集英社新書です。

当たり前のことですが、人は必ず老化します。そして、老年症候群や廃用性萎縮などに悩まされます。

老年症候群・・・体力の衰え、転倒(骨折)、頻尿・尿失禁、低栄養、聴力・視力の低下、認知機能の低下、咀嚼や嚥下能力などの口腔機能の低下(誤嚥)、睡眠障害、うつ、閉じこもりなど相互に関連しあう項目の症状がこれにあたります。

廃用症候群(はいようせいしょうこうぐん)・・・「生活不活発病」ともよばれ、具体的には、筋力の低下、筋肉や骨組織の萎縮、関節の拘縮、心肺機能の低下、うつ、知的活動(意欲)の低下など。

2013年時点での日本人男性の平均寿命は80.21年、女性は86.61年。同じ時点での健康寿命は、男性が71.19年、女性が74.21年です。

平均寿命と健康寿命の間には男性で9.02年、女性は12.4年の開きがあります。男女とも約10年の開きがあり、この期間は「健康上の問題で日常生活に制限が出てしまった健康でない期間」ということになります。

この「健康寿命=自立寿命」を伸ばすには、運動やトレーニング、食事によって筋肉を鍛えて体力をつけ、衰えてしまった体力を回復することです。

それでは、筋肉の話をしていきたいと思います。体の動くところにはすべて筋肉が存在します。筋肉には骨格筋、心筋、内臓筋があります。

筋肉は何のために存在するのでしょうか? 第1に体を動かすモーターとしての働きです。歩いたり走ったりするのも筋肉があるからできるのですが、身体の中の組織や器官も筋肉が動かしています。心臓の鼓動も、呼吸も、胃や腸の蠕動運動もすべて筋肉の収縮が原動力になっているのです。

第2の役割は、重力などに対する姿勢の維持です。立位や座位や寝ているときでも、低いレベルながら筋緊張を保っていて身体の姿勢を保持しています。この状態を、専門用語では「トーヌス」といいます。

トーヌスとは少し違いますが、筋肉が各関節の周りを取り囲むことによって、関節を安定させ、その動きをサポートするという役割もあります。これも姿勢の維持に役立っています。

第3の役割は、熱を作ることです。ヒトの身体は常に37℃ほどの体温が保たれるようになっています。その熱を生み出すことに一番貢献しているのが筋肉です。熱産生の約6割が筋肉で、2割前後が肝臓や腎臓、残りの2割が褐色脂肪とされています。

筋肉は熱をつくるため、いつもエネルギーを消費しています。そして、そのためのエネルギー源として糖質や脂質が使われてます。もし筋肉によるエネルギー消費が低下すると、糖質や脂質が身体の中に余分に蓄積されます。その結果、メタボリックシンドロームといった生活習慣病にかかるリスクが増えてしまいます。つまり、代謝恒常性が保たれているのは筋肉のお蔭なのです。

第4の役割は、力学的ストレスから身体を保護すること。例えば、おなかを取り巻いている腹筋や背筋の存在によって、腹腔の中にある内臓は守られています。昆虫や甲殻類の外骨格のような役割を筋肉が担っているお蔭で、内部の器官や組織が正しく機能できるのです。

5番目に挙げられるのは、内分泌器官としての役割です。2005年、運動することで筋肉が生理活性物質を分泌、放出していることが発見されました。

デンマーク・コペンハーゲン大学、ペデルセン教授の研究チームが、『筋肉からホルモンが分泌されている』ことを発見したのです。そのホルモンを、「マイオカイン(myo:筋、kine作動物質) 筋肉由来内分泌因子」となずけました。

それまで、筋肉は、たんなるエネルギー消費組織にすぎない、とみられていました。生理活性物質(ホルモン)を分泌するのは、副腎や甲状腺などの内分泌器官に限られていると、研究者たちは思いこんでいたのです。

ところが格下に見ていた筋組織から夢の万能ホルモンが30種類以上分泌されていることがわかったのです。

筋肉から分泌されるマイオカインには次のような効能があります。

  • 老化防止・・・様々な加齢病を防止する。
  • 代謝作用・・・全身の代謝機能を活性化する。
  • 認知改善・・・脳機能活性で、認知症を防ぐ。
  • 病気予防・・・種々の疾病を防ぐ効果を確認。
  • 調整機能・・・体内の代謝、分泌を調節する。
  • 血糖調整・・・血糖の値を調整する機能がある。
  • 脂質低下・・・血中コレステロールを低下。
  • 萎縮予防・・・筋萎縮、筋低下を防止する。
  • 精力増強・・・男性ホルモン増が確認される。
  • 脂肪分解・・・脂肪を分解し肥満を改善する。

ここでポイントとなるのは、マイオカインは、運動不足などでほとんど使われずに新陳代謝が十分に行われていない骨格筋からは分泌されにくく、分泌される量にも限りがあるという点です。つまり、マイオカインの分泌を促すには、骨格筋を動かす運動をコンスタントに続けて筋量を増やすのが有効なのです!

この様に、体を動かさなければ、病気にかかりやすくなることが分かります。私たちの体は動くことを前提につくられているのです。

それでは、筋肉を鍛えるのにはどうしたらよいのかをお伝えさせていただきます。筋肉を鍛える方法はいくつかありますので、皆さまが最も行いやすい環境をお選びになればよいと思います。

まず第一に、スポーツジムなどに入会して筋トレをする方法です。このメリットは、初心者でもインストラクターに指導してもらいながら気軽に本格的なトレーニングができることです。

次は自宅で筋トレをする方法です。ダンベルやゴムチューブなどの器具を購入しても良いし、自重トレーニングやアイソメトリック・トレーニングなど器具を用いないでできる方法もあります。自宅トレーニングのメリットはお金があまりかからないことと、場所を選ばないことです。

健康目的の筋トレをするうえでは、ジムでするのも、自宅でするのもどちらでもよいと思います。ただし、トレーニング方法や食事法などの最低限の学習は必要です!

筋トレを行う上で解剖学や生理学、栄養学などを知っておくことは、安全に効果的なトレーニングを行う上で必須になります。

後は継続あるのみです! 皆様のご健康をお祈りしています。

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2019年1月5日 | カテゴリー : 肩こり | 投稿者 : mts