オステオパシーVSカイロプラクティック 2

前回のブログでは、主にオステオパシーについての説明で終わってしまったため、今回はカイロプラクティックについてお伝えさせていただきます。

カイロプラクティックは、1895年にD.D.パーマーによって発表された医療です。

カイロプラクティック創始者 D.D.パーマー

カイロプラクティックの創始者 ダニエル・デイビッド・パーマー

日本では、法制化されていませんので、アメリカ発祥の整体といったイメージで定着している感じでしょうか。

整体という言葉を使うと、カイロプラクターの方々にお叱りを受けるかもしれませんが、日本国が法的にはカイロプラクティックを認めていない以上しかたがないと思います。

1895年ということは、今から123年も前のことで、正式には1895年9月18日に、カイロプラクティックが発表されたことになっています。

日本の年号になおすと、明治28年になります。 といっても、なかなかピンとこないですよね。なにせ、この当時から今まで生きていた人は現在誰もいないのですから。

この年は前回のブログでも書いたように、アメリカは大不況の真っただ中だったのです。因みに1895年生まれの有名人は、「野球の神様」と言われ、アメリカ合衆国の国民的なヒーローでもあるベーブ・ルースです。

ベーブ・ルース

帝国ホテル滞在中に日本の野球少年と交流するベーブ・ルース。1934

この当時の日本はどうだったのかというと

•4月17日 下関条約(日清戦争講和条約)締結

•4月23日 ドイツ、フランス、ロシアの3国、日本に対し遼東半島の清への返還を勧告(三国干渉)

•11月8日 奉天半島還付条約締結(日清間で日本からの遼東半島の返還、清による賠償金支払いに合意)

この様に、日本は戦争の時代に突入していたのです。皆様ご存知のように日清戦争は、日本の戦勝をもって終結しました。しかし、講和の詔勅が発せられてから、わずか2日後にロシア、ドイツ、フランス三国の駐日公使が、日本の外務省を訪れ、林董(はやしただす)次官に、ロシア公使から覚書を手渡しました。

「ロシア政府は、日清講和条約の中で遼東半島の割譲が、朝鮮の独立を有名無実のものとなし、東洋の永久平和に障害あるものと認める。よって日本政府に対して、遼東半島の領有を放棄するよう勧告する」

この様な強硬な提案でしたが、弱小国日本は、この三国とまともに戦って勝てる力もなく、涙をのんでこの要求を承諾したというものです。これが、後の日露戦争の遠因になったとも言われています。

カイロプラクティックが世に発表された1895年とは、ざっとこの様な年だったのです。

カイロプラクティック発祥の発端となる出来事は、D.D.パーマーの召使であったハーヴェイ・リラードに対するファースト・アジャストになります。

彼はアフリカ系アメリカ人で、D.D.パーマーのオフィスのあるビルの管理人でした。次の肖像が、ハーヴェイ・リラードです。

ハーヴェイ・リラード

ハーヴェイ・リラード

 パーマーがリラードに聴力を失った原因を訪ねると、彼は、17年前に窮屈なポジションを取った際、背骨にボキっと音がして、それ以来、周囲の音をうまく聞き取れない状態になったと言ったのです。
 
パーマーは、リラードの脊柱を検査したところ、椎骨の異常を発見しました。その椎骨のズレを治したところ、リラードの聴力が快復したと、パーマーは述べています。

この時のアジャスト部位が一体どこなのかと、カイロプラクターの間でよく議論になりますが、D.D.パーマーは、胸椎をアジャストしたと述べています。

胸椎? ほんまかいな? といいたいところです。何で胸椎を治して難聴が治るのでしょう。確かに、一ヶ所悪い箇所を治せば、ドミノ理論の如く、全体が修復されるとも言えますが、この理論にはちょっと無理があります。

私が、シオカワスクールの塩川満章先生に教えていただいたお話では、息子のB.J.パーマーが、この時のアジャストを目撃していたそうです。

そして彼は、父親の行ったアジャストは、胸椎ではなく、頚椎2番であったと述べていたそうなのです。

この話の信憑性は分かりませんが、B.Jの言っている方が説得力がある様な気がします。

この当時は、医学界の圧力が強く、もしD.D.パーマーが頚椎をアジャストしたと発表したならば、首は大変デリケートで、危険な部位のため、医学界からの糾弾は免れなかったでしょう。そのために、D.D.パーマーは敢えて意図的に、そして保身も含めてアジャスト部位を胸椎としたようです。

その後も、カイロプラクティックに対する、医学界の圧力は強く、D.D.パーマーや多くのカイロプラクターが、実際に投獄されているのです。

カイロプラクターに対する弾圧については、後で説明するとして、ちょっと引っかかるのは、やはりファーストアジャストです。

う~ん・・・頚椎2番か~

何で頚椎2番をアジャストしただけで、17年間も聞こえなかった耳が聞こえるようになるのか?世のカイロプラクターはこの事に疑問を持ったことは無いのだろうか。

一度損傷を受けた神経は、元には戻らないこともあり、ましてや17年間もの長きにわたって障害を受けていたものが、たった1回のアジャストで良くなるものだろうか?

個人的には、ファーストアジャストの話は、作り話の可能性も否定できません。現にその後のカイロプラクティックの歴史の中で、頚椎をアジャストして難聴が治癒したという事例を私は知りませんし、なぜカイロプラクティックで難聴が治るのかの作用機序も説明は困難です。

ただ、D.D.パーマーは、ファーストアジャストの後に、この画期的な治療法を家族だけの秘密にしようと真剣に考えていたそうです。そして、家族会議の結果ようやく世に発表することになったそうで、この話から考えると、やはりファーストアジャストは真実なのかと思えてくるところもあります。

本当に素晴らしいものでなければ、秘密にしようとは考えませんからね!

とにかく、このファーストアジャストの話は謎です。

次に、カイロプラクティックへの弾圧についてですが、いつの世も新しいものは迫害や弾圧を免れないものです。

カイロプラクター投獄

投獄されるカイロプラクター

この写真の様に、カイロプラクターは、医師会の弾圧を受け、多くのカイロプラクターが投獄されました。

D.D.パーマーも実際に投獄され、$ 350.00に訴訟費用を加えた罰金を科され、罰金が支払われるまで投獄されました。結局23日間の服役後、D.Dは罰金を支払って釈放されました。

カイロプラクティックが職業となっての最初の30年間に、15,000件以上の訴追が行われ、そのうちの約20%が収監されました。

カイロプラクティックだけでなく、オステオパシーも風当たりが強かったと聞きます。

その他にも、ホメオパシーや、ラジオニクスなど様々な療法が取り締まりの対象になりました。

こんなにも大変な時代の中で、ある日本人カイロプラクターが、逮捕され投獄されてしまったのです。

その人は、日本人最初のカイロプラクターで、1907年に外国人として二番目にパーマースクールを卒業した森久保 繁太郎(もりくぼ しげたろう)です。

森久保は1871年に東京で生まれました。彼は貴族の家庭で育ち、1889年に米国に移り、キリスト教に改宗しました。

森久保繁太郎

日本人初のカイロプラクター森久保繁太郎

彼は、1907年に逮捕投獄されてしまいました。

結局は、B.J.パーマーや有能な弁護士などのお蔭で彼は無罪を勝ち取ったのです。

この森久保事件は、カイロプラクティック史において、ファーストアジャストに次ぐ大きな出来事でありました。

森久保の釈放後、同様の裁判でカイロプラクターに対する無罪判決が相次ぎ、その勝率は90%以上だったそうです。

この結果として、カイロプラクティックが全米50州で法的に認められたのです。

この様に、現在のカイロプラクティックがあるのは、日本人の森久保氏の影響が大きいのです。

当時のアメリカで、3000人以上のカイロプラクターが、牢屋に入ったということは、医師会の圧力がどれほど強かったかがわかります。

しかし、その圧力にも負けない信念をもって、日々の臨床に当たっていたカイロプラクターに頭が下がります。

この様な信念を持てた理由はただ一つ、「効果があった」からだと思います。そうでなければとっくに廃れていたでしょう。

そして、下の写真の様に、カイロプラクティックを受けていた患者達も後押しをしました。

カイロプラクティックを支えた患者達

カイロプラクティックを支えた患者達

私がいまこの世界でお仕事ができるのも、この様な方々の努力のお蔭です。このご恩に感謝するとともに、少しでも皆様の健康に寄与できればと思っています。

 

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オステオパシーVSカイロプラクティック

世の中には様々な治療法がありますが、その中で手技療法として世界的に有名なものは、オステオパシーとカイロプラクティックです。

どちらもアメリカ発祥の手技療法で、日本での認知度は、カイロプラクティックに分があるのではないでしょうか。

オステオパシーは1874年にA.Tスティルによって発表されました。遅れること21年、D.Dパーマーによって、カイロプラクティックが産声を上げたのです。

この当時のアメリカの時代背景を調べてみると、ある共通項があることに気が付きました。それは、経済恐慌です。

まずオステオパシーが生まれた1874年の1年前には「1873年恐慌」が起きています。

1873年恐慌

第四ナショナル銀行の取付騒動、ニューヨーク市ナッソー通り20、「フランク・レスリーの挿絵新聞」1873年10月4日版より

 

1873年恐慌は、1873年から1879年までヨーロッパと北アメリカで不況を生じさせた金融危機で、これには様々な要因がからんでいますが、結果的に1873年から1896年にわたる世界的な構造不況(大不況)につながるのです。

次にカイロプラクティックが発表されたのが、1895年で、その2年前にはアメリカで「1893年恐慌」が起こっているのです。

1893年恐慌

1893年5月5日に逆上した株式仲買人、フランク・レスリーのイラスト入り新聞より

これを見ると、1873年恐慌は、アメリカの大不況の幕開けで、1893年恐慌がそのクライマックスととらえることができます。

この様に、経済的大混乱の時代に、オステオパシーもカイロプラクティックも世の中に出てきました。また、この様な混乱期だからこそ、このような新たな治療法が出てこれたとも言えます。

究極的には、オステオパシーもカイロプラクティックも時代によって選ばれた治療法で、時の運があったのだと思います。

どんなにすばらしい発明発見でも、その時代に合わなければ日の目を見ることができないので、どちらにも天の導きがあったといってよいでしょう。

下の写真が、オステオパシーの創始者のA.T.スティルです。彼は医師であり、。南北戦争には、北軍の従軍医師として参加しました。

オステオパシー創始者 スティル

南北戦争の後、彼は3人の息子(2人が実子、1人は養子)を脊髄膜炎で失い、当時の医学は完璧ではなく、時に有害ですらあるとの結論を得たと同時に、彼は自分の無力さを痛感したのです。

医師である自分の目の前で、我が子が次々と病に倒れ、全くなす術がなかったスティルの心中を察すると、同じ子を持つ親として大変胸が痛みます。

アレクサンダー・フレミングが1928年にアオカビから見付けたペニシリンが世界初の抗生物質であるり、実用化までに10年かかっていますので、スティルの死後21年となります。

もしスティルの存命中に抗生物質があったら、彼の子供たちは助かっていたかもしれませんが、それでは、オステオパシーは存在していなかったでしょう。「必要は発明の母」といいますが、とても複雑な心境です。

スティルは自身の研究や臨床的な観察により、筋肉や骨格の仕組みが、健康や疾病に重大な役割を果たすと考えました。

その筋肉や骨格に適切な刺激を与えることで、健康を維持することが出来ると確信し、様々な手技を開発しました。

そして、身体の構造の問題を調整することで、身体の機能は適切となり、かつ自己治癒力が改善されると信じたのです。

さらに、彼は、予防医学についての考えを押し進め、医師は病だけではなく、患者の全体としての治療に注目すべきとの考えを支持した。

これらの確信は、新しい医学的アプローチを形成し、オステオパシーの基礎となりました。この思想に基づき、スティルは、オステパシーの最初の学校となる最初の学校 American School of Osteopathy(アメリカン・スクール・オブ・オステオパシー (現在のA. T. Still University) をミズーリ州のカークスビルに設立したのです。

実は日本にも、大正期にオステオパシーが紹介されているのです。1874年にスティルがオステオパシーを発表してから、50年近くたった1921年(大正10年)にオステオパシーを日本に紹介したパイオアニアで、後に整体操法制定委員会に参加した山田信一氏は、『山田式整體術講習録』(山田式整体術講習録)で、オステオパシー、プラナ療法(プラーナ療法)、精神療法を紹介し、オステオパシーは「整体術」「山田式整体術」などの名で日本に広まりました。

私があん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を取得する際に、お世話になった長生学園も、オステオパシーにゆかりがあり、そこで行われる長生療術のルーツもオステオパシーなのです。

オステオパシーは、整体、療術、指圧などのルーツとなり、現存する日本の手技療法にも大きな影響を与えてきました。

今から100年近く前の話なので、この日本の手技療法の流れを知らないで、日々の臨床に当たっている治療家も多いと思います。

その後、日本は様々な事情で戦争に巻き込まれていき、日米間の国交が途絶えたため、オステオパシーに関するアメリカからの新たな情報が入ってこなくなりました。

この間、オステオパシーは日本で独自の進化を遂げ療術、整体、指圧の中に取り込まれていきました。戦後はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によって禁止されたが、昭和30年に「あん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法」により、指圧などは法律上で認められましたが、整体や療術は認められていません。

どの療法もそれほど差が無いと思うのですが、あるものは法律で認められ、あるものは認められないとは不思議なものです。やはり政治力があるか無いかが大きかったのだと個人的には思っています。

それにしても、スティルの開発したオステオパシーが、今でも日本で形を変えて生き続けていることに、感慨深いものがあります。

まあ、スティルがいまの日本の指圧や整体を見たら、間違いなく、これはオステオパシーではないと言うでしょう。

でもこれは仕方がないことで、その治療法を伝えていくのは後の人であり、そこにはそれぞれの人たちの考えが入ってきます。国や人種、宗教も違う日本で、オステオパシーが独自の変化を遂げるのは当然の成り行きです。

これは宗教も同じで、釈迦やキリストがいまの仏教やキリスト教の教えや活動を見たらどう思うのでしょうか?

そもそも釈迦もキリストも、今ある様な宗教として、その教えを伝えたのでしょうか。個人的にはそうではないと思います。

それぞれの教えが、弟子や後の者たちによって、変えられてしまったのだと思います。釈迦やイエスの教えは一つでも、その解釈は無限なので、仏教もキリスト教も、これだけ宗派や教団が分かれてしまったのです。

オステオパシーもまた然りです。

形はどうであれ、人々の健康増進に役立つ治療法がこれからも発展していくことを願っています。

今回はカイロプラクティックのことまでは書けませんでしたので、次回のブログに持ち越したいと思います。

 

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整体治療と良い休養の関係

新年あけましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。 おかげさまで谷井治療室は今年開業18周年を迎えます。 「お患者様に喜んで頂く」という基本に立ちかえって、地道に、ひとつずつ、目の前のできることから取り組んで参りたいと存じます。 本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。 皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

新年最初のブログのお題は、「整体治療と良い休養の関係」です。

昨年は仕事も私生活も厳しい目で見たら至らぬ所はあれど、当然かなり頑張った部分もあるので、それなりに一年間の疲労が蓄積したというのは本音です。

12月30日(土)から1月4日(木)までお休みをいただきますが、今日までの3日間で、だいぶ疲れも取れ、やっぱり休養は大事だとあらためて実感しました。

忙しいという字を分解すると、「心」を「亡くす」となります。確かに体も疲れていましたが、それ以上に心が疲れていたように思います。

その証拠に、休みに入った瞬間から2日間は全く動けなくなり、心もシャットダウン状態で、何もやる気が起きなくなったのです。

テレビはもともと見ないのですが、ネットや本の情報も極力遮断して、心と体を休めました。そうしたら、徐々に活力が回復してきて、ようやく本日、このブログを書く気になったのです。

良い仕事をするためには、休養って大事ですね!神様が昼と夜をつくったのは、昼間によく働いて、夜にはよく休むためではないでしょうか?

植物も動物も生きとし生けるものは皆すべて、活動と休息のサイクルをもっています。

モーセの十戒

モーセの十戒

日本人にはあまり馴染みがありませんが、ユダヤ教やキリスト教の人たちは、「安息日」というものを大切にしています。

モーセの十戒の中に安息日についての記載があります。

1.あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

2.あなたはいかなる像も造ってはならない。

3.あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。

4.安息日を心に留め、これを聖別せよ。

5.あなたの父母を敬え。

6.殺してはならない。

7.姦淫してはならない。

8.盗んではならない。

9.隣人に関して偽証してはならない。

10.隣人のものを一切欲してはならない。

以下は、旧約聖書の出エジプト記の20章8節から11節にある安息日の記述です。

8 安息日を覚えて、これを聖とせよ。 9 六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。 10 七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。 11 主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。(出エジプト記20.8~11)

この様に神様は、人間のために安息日を聖別され、それを人に与えたとなっています。厳格なユダヤ教徒やキリスト教徒は、この安息日を大切にしているのです。

因みに、ほとんどのキリスト教会では、日曜日を安息日としていますが、本来神は、天地創造を第1日目の日曜日から始め、第6日目の金曜日に終えられましたので、土曜日が安息日となるのが正しいのです。(厳密には金曜の日没から土曜の日没までとなります)

しかし、日本人にはこのような習慣がないので、ピンとこないのも無理はありません。また、あまりにも厳格にこれを守ろうとしたら、日常生活にかなりの支障をきたすことにもなります。

ただここで述べておきたいのは、人間にとって安息は大切であり、必要不可欠なものであるということです。これによりまた新たな働きができるのです。

整体治療と良い休息

人間の身体は、リラックスしているときや、睡眠中は体の力はある程度抜けています。

しかし、完全に全身脱力しているわけではありません。筋肉のコリは睡眠中でも存在するのです。腰痛などでも、寝すぎて腰が痛くなった経験のある方はいると思いますが、これはなぜ起きるのでしょうか?

本来であれば、寝ている間に筋肉のコリがとれて、目覚めたときにはすっかり楽になっていなくてはなりませんが、必ずしもそうはならないのです。

これは、体に歪みが残っているからなのです。骨格的に歪みを残したまま睡眠をとっても、その歪みは解消されず、それにともなう筋肉のコリも当然の結果として残ります。

睡眠中は寝返りくらいしか身体を動かすことがありませんので、かえって筋肉のコリは持続してしまい強くなります。この様な状態で長時間の睡眠をとると、筋肉のコリも長時間持続してしまい、目覚めたときの腰痛に苦しめられるという結果になるのです。

ひどい場合は、睡眠中に腰痛で目が覚めてしまうこともあります。睡眠はとっているのに疲れが取れないとか、寝起きがスッキリしないというのは、身体の歪みから来る筋肉のコリが原因なのです。

また、あまりにも体の歪みが大きく、筋肉の緊張が強いと交感神経が高ぶり、入眠障害や早朝覚醒などの睡眠障害になる場合もあります。

整体、カイロプラクティック、オステオパシー、MTS療法などで、身体のゆがみを改善すると、筋肉の緊張は極端に軽減し、コリが少なくなるため、確実に良い睡眠が確保されます。

この様に、本当の意味でのよい休息のためには、身体の歪みを正すことが大切なのです。

良く休むことは、よく働く事につながります。整体治療をうまく活用して良い休養を取ってください!

 

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皮膚と腰痛の関係

むかし何かのCMで「男は背中で語る」という言葉がありました。整体治療師の立場で言えることは、男だけでなく女の人も、背中は雄弁にその人の人生を語っているということです。

今回は、日々の臨床から見えてくる背中のお話しです。

次の写真を見てください。

【出典:ビブレボーテ】

 

この写真で、すぐに異常に気づいた人は、なかなか大したものです。何も気が付かなかった方は、腰部の白い横線が見えますか? この線は、一般的に肉割れと呼ばれるものです。専門的には、線状皮膚萎縮症(せんじょうひふいしゅくしょう)と呼ばれるそうです。(私も初めて知りました)

この様に肉割れが起きるのは、急激に太ったとか、妊娠した時、急に身長が伸びた時など、短期間に皮膚が引き伸ばされたことが原因となりますが、上の写真の様に腰部にできる肉割れは、本当にその様な理由だけで起きるのでしょうか?

実は、今まで一度も太ったこともない痩せた人でも、このような肉割れが起こるのです。

私が書生時代にお世話になっていた治療院では、※ニモ・レセプター・テクニックという施術をとり入れていましたので、男性は上半身裸で、女性も施術中は背中が開くガウンを着て、直接背中の施術をしていました。そのお蔭で、相当数の背中の観察をすることができたのです。

※ニモ・レセプター・テクニックは、日頃使いすぎで疲れの溜まった筋肉や筋膜の痛みが出ているところにジェルや、ローションを塗り、筋肉全体を押さえながら指や肘で滑らして伸ばしたり、持続した押圧を加えることで、筋肉の緊張を取り除き、元の柔らかく動きのいい筋肉を取り戻します。 ニモ・テクニックはカイロプラクティックの手技の中でも筋肉の症状を緩和させるのにとても有効なテクニックのひとつと言えます。また、どの年齢層でも使用する事ができる万能なテクニックです。

肉割れ発生の原因は諸説あります。しかし、上記写真の様な腰部の白い横線発生の原因は、私個人の意見としては、体質が最大の要因だと思っています。

皮膚断面図

出典:【ウィキペディア】

 

上図の様に、皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り、表皮はある程度は伸びることができますが、真皮や皮下組織の一部は伸びにくいのです。この張力に耐えらなくなると、弾性線維に亀裂が生じ、肉割れが発生すると考えられています。

皮膚が引っ張られることは誰でも起こりえることです。では、どうして肉割れになる人と、ならない人がいるのでしょうか?

それは、皮膚の強度に個人差があるからだと思います。すなわち、肉割れが出来てしまう人は、皮膚が弱いということです。

そして、皮膚が弱いということは、その皮膚の下にある、筋膜や筋肉、靭帯、腱、椎間板などの軟部組織全般も同様に弱いと推測します。

私がこの様な考えに至った理由は、修行時代に多くの患者様の背中を施術しながら観察してきたことです。その時気づいたことは、ぎっくり腰や、腰椎椎間板ヘルニアなどの腰痛疾患の患者様に、この様な腰部の肉割れ現象が頻発していたということです。

また、腰椎分離症を患う患者様にも、この様な皮膚の横線がよく見られますので、軟部組織だけでなく骨も弱いのかもしれません。

また、肉割れ線に並び、腰痛の患者様に多いのが、腰に濃い体毛が生えていることです。人間の身体は大切な部分や、弱い部分に毛が生えます。頭部、顔面部、脇の下、陰部などがそれです。その他にも組織的に弱くなった部分を守ろうとして、腰やその他の部分に太い体毛が生えることがあります。

私の個人的な体験ですが、私は6~7年前に左の肩を痛めてしまいました。その後しばらくしてから、その部分に太い体毛が生えるようになったのです。これも体に備わる防御反応の一つなのだと、実体験から学びました。

現在の私の治療形態では、背中を大きく露出させることはありませんが、腰痛を主訴としたり、ぎっくり腰や、腰椎椎間板ヘルニアなどの患者様の場合は、参考のために、お背中を拝見させていただくことがあります。

すうると、症状が重い人ほど、肉割れ発生の頻度が上がるのです。やはり皮膚は体の中の状態を、鏡の様に映し出しているのです。

本来は、私も一人一人の患者様の背中の状態をチェックするのがベストだとは思いますが、時間的な制約があり、現在それはかないません。しかし、本当に背中からは、様々な情報を読み取ることができるのです。

残念ながら、皮膚にできた白い横線と、腰の組織的な脆弱さは、一生消えることはありませんが、整体治療でバランスを取れば、腰痛やぎっくり腰、腰部椎間板ヘルニアなどを起こすリスクはかなり減ります。

逆にこの様な人は、バランスを取らないでいると、かなりの確率で腰痛持ちになってしまいます。

皆様! ご自身の腰にこの様な線が無いか、どうぞお確かめください。

もし、腰に肉割れの線や不自然な太い体毛が生えていたら、腰痛予防のためにも整体治療をおすすめいたします。弱点も、それを知ってうまく管理すれば怖くはないのです。

腰痛関連ページ「札幌の腰痛専門整体治療院 谷井治療室

 

 

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波動ブームと遠隔治療

札幌でカイロプラクティック、オステオパシー、整体治療、MTS療法を自分なりにカスタマイズしてオンリーワン治療を日々進化向上させています。

それと並行して、自分なりに遠隔治療の研究も行ってきました。私がまだ東京に住んでいたころ、波動ブームというものがありました。波動ブームとは、江本勝氏がMRAという波動測定器を開発者のロナルド・ウェインストックから教えられ、その体験から「波動時代への序幕」という本を出版して起きたものです。

その後も、MRAをもとにして、LFT、MAX、BICS、QRS、MIRSなどの国産波動測定器が開発されました。また同時期に、ドイツの測定器として、Dr.フォルのEAVが紹介されたりもしていました。

私も東京晴海の健康博覧会にて、江本勝氏に直接お会いし波動測定のデモを見せていただきました。また、同じ会場に、Dr.フォルも来ていて、EAVのデモを行っていたことを覚えています。

波動ブームは、どちらかというと純粋に波動の研究という面よりも、ビジネス面が先行していたと思います。MRAという機器の初代器はMRAオリジナルと呼ばれるもので、日本には16台しか存在しないという代物でした。当時私がお世話になっていた銀座治療院の院長先生がその1台を所有していたのです。

その治療院には、MRAオリジナルの後継機であるMRAスペシャルも1台ありました。そこに在籍中に、関係各所に取材に行かせていただき、MAXやBICS、LFT、QRSなどの波動測定器を実際に見ることができ、それぞれの関係者にいろいろとお話を聞かせていただくこともできたのは、今思うと大変貴重な経験だったと思います。

ビジネス目的の波動ブームはその後下火となり、火付け役の江本勝氏もお亡くなりになった今、一体あの時のブームは何だったのだろうと思うことが良くあります。確かにいかがわしい人たちが、お金儲けのために、かなりいい加減な方法で波動測定器を販売していたのも事実です。

MRAも私が知っている当時の販売価格は、1250万円でした。今では考えられない価格です。その後価格が急落して、700~800万円台にまで下がりましたが、それでもなお考えられない値段です。

MRAのを分解して内部を調べた人は、その値段とはかけ離れた内部構造の粗末さに驚いたそうです。

このMRAという波動測定器は、ラジオニクスという波動測定器のデジタル版というもので、実際には機械が能動的に何か目に見えない波動を測定してくれるものではなく、オペレーターの感性によるところが大きいものなのです。

それを知らずに、夢の波動機器だと勘違いした人たちが、自分が購入したMRAを使いこなせず、単なる高い玩具を買ってしまったということになったのです。

大枚をはたいて購入した人たちは、騙され感が強くなり、販売元に抗議しましたが、販売側は使えないのは機械のせいではなく、購入者の測定技術が悪からだということで、議論は平行線のままでした。

こんなこともあり、波動測定器や波動ブームは結局インチキだったという結論になってしまったのです。

確かにある面ではインチキだと私も思います。売る側も買う側も、これで一儲けしようとの意図が見え見えでしたので、こんなインチキな人たちが起こしたブームは、インチキという結果に終ることが、当然の帰結だったと思います。

グレシャムの法則である、悪貨は良貨を駆逐するの例えでは、悪貨が流通した際には、良貨は仕舞い込まれてしまいますが、波動ブームも一時は儲け主義の人たちがはびこりました。

流行ものは廃りものといいますが、この様なブームも過ぎ去り、金儲けを目論んでいた人たちも姿を消していきました。

そして純粋に波動や氣の研究をする人たちだけが残ったのです。悪貨が去り、ようやく良貨の時代になったともいえるのです。

私は決して良貨ではありませんが、悪貨でもないかなと思っています。まあ、そんなことよりも、この波動ブームの時に私が興味をもったのが、MRAのルーツであるラジオニクスなのです。

カイロプラクティックのテクニックの一つであるキネシオロジーとラジオニクスの操作法はとても共通項があるのです。もっというと、カイロプラクティックとラジオニクスは、とっても近い間柄なのです。

カイロプラクティックの創始者であるD.D.パーマー(D. D.Palmer 、1845~1913)は、ラジオニクスの開発者であるアルバート・エイブラムス(Dr. Albert Abrams 、1863~1924)と親交が深く、パーマーはエイブラムスのことを『エレクトロニック・カイロプラクティック』と呼んでいたほどなのです。

そして、エイブラムスの弟子であるルース・ベイマー・ドラウン女史(Ruth Beymer Drown 、1892~1963)は、実はカイロプラクターなのです。このドラウン女史の開発したラジオニクスは、“ホモ・ヴィブラ・レイ・インストゥルメント” とよばれるもので、検出部分にゴム製のスティックパッドが付いており、そこを擦ることで、その抵抗感により測定をしていたのです。

何だか専門的な話になってしまって、これ以上ディープな世界に行ってしまうと、わけが分からなくなってしまうので、この辺でやめておきますが、とにかくこのラジオニクスが、私の遠隔治療の研究に大変役に立ったのです。

腰痛も肩こりも単に筋肉のコリと片付けることもできますが、波動の世界から見るとまた別の世界が見えてきます。カイロプラクティックだけでなくオステオパシーの世界でも、様々なエネルギーワークがありますが、波動や氣の概念が無いと理解できないものもあるのです。

人間を肉体だけでなく、氣という存在として捉えないと、キネシオロジーテストも成り立ちませんので、今後もこの方面の研究を続けられたらと思っています。

 

 

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上部頚椎の整体治療

アトラス画像

【アトラス】

カイロプラクティックなどにおいて、頚椎は大変重要な治療箇所です。頸椎は機能的にも頭を支えており、脳から全身へ、全身から脳へと伝達される神経が集まっている要所になります。

また、首は前後左右と様々な方向に動かすことができるかなり自由度の高い部位です。その反面、弱い部分もあり、頚椎ヘルニアや頚椎症性神経根症、むち打ち(頚部捻挫)、頚部脊柱管狭窄症など障害の出やすい部位でもあります。

さて、治療においてメジャーポイントとなる部位は、どの様なところになるかというと、その部位が全身にどの程度の影響力を及ぼしているかということになります。影響力の大きい所は、その部分が変われば、その影響下にあるその他の部分全てにも連鎖的に影響が伝播し、改善が期待できます。

逆にあまり影響力の無い部位では、そこが変わっても他への影響が少ないため、全身状態の改善には至らないことになります。この様なポイントをマイナーポイントと呼びます。

カイロプラクティックの世界では、上部頸椎を施術するテクニックが、私の知っている範囲ですが、いくつか存在します。カイロプラクティックの創始者であるD.D.パーマーの息子、B.J.パーマーによって開発された、HIO(Hole in one、またの名をターグルリコイル)テクニックがその代表です。

このテクニックは、メジャーポイントを頚椎1番ないし2番と定めアジャストするテクニックで、これにより全身を調整しようと考えられたテクニックです。B.J.パーマーは、人間の根源的な生命エネルギー(イネイト・インテリジェンス)の宿る場所は、脳幹部だと考えていました。

その脳幹に一番近い脊椎が、頚椎1番ということで、ここを治療すれば最も効果的にイネイト・インテリジェンスが働くと考えたのです。頚椎は下の画像の様に最上部の1番(C1)から、最下部の7番(C7)までの7つの椎骨によって構成されています。

【ウィキペディアより】

頚椎一番は、上から見ると環状の形をしているため環椎とも呼ばれ、頚椎2番は、歯突起という軸状の部分が特徴的なので、またの名を軸椎と呼びます。火葬場で骨上げの際、喉仏(のどぼとけ)と呼ばれるのは、この頚椎2番です。正面から見ると、仏様が坐禅をしている姿に似ているところからその様な呼び名が付きました。

この頚椎1番と2番の間には正中環軸関節(せいちゅうかんじくかんせつ)という、ほかの頚椎にはない特殊な形状の関節が存在します。この頚椎1番と2番の二つで、首の回旋運動の約50%を担っているのです。

この回旋の可動域の大きさだけを考えても、この上部頚椎の重要性が分かると思います。

頚椎1番のことをアトラスと呼びます。アトラスとはギリシャ神話に出てくる神様のことで、巨躯を以て知られ、両腕と頭で天の蒼穹を支えるとされる神様で、冒頭の図がそれになります。

頭を下から支える頚椎1番をアトラスになぞらえて、その様に呼んでいるのです。因みに頚椎2番は軸椎の名の通り、アクシス【axis】と呼ばれ、アクシスは軸という意味なので、軸椎はそのままの意味になっています。

ここまで、上部頚椎について構造と機能についてお伝えしましたが、頚椎1番は、後頭骨と環椎後頭関節(かんついこうとうかんせつ)と呼ばれる関節で結ばれています。頚椎1番が歪むと、首の上に頭が正しく乗らなくなります。頭部には脳や目、耳、鼻などの感覚器官も存在するため、頭の位置が定まらないと大変な不都合が生じます。

この様な状態になると、身体は防御反応として筋肉を緊張させます。その結果、肩こり、めまい、頭痛、吐き気、耳鳴りなどの症状が出るようになるのです。この時の頚椎1番の歪みは小さすぎてレントゲンやMRI、CTなどでは判別できません。

人間は数十ミクロンの歪みも、感じ取っているのです。例えば歯と歯の間に、何か食べ物が挟まると、大変不快に感じます。この時歯の間に挟まったものの厚みは、数十ミクロンなのです。

頚椎も同じで、たった数十ミクロンの歪みが発生しただけでも、身体はそれを不快だと判断し、筋緊張が起きます。

これを、肩や首がこっているからと、単にマッサージをして筋肉だけを緩めようとしても、根本の頚椎の歪みが残ったままでは、すぐに筋肉は固まってしまいます。やはり、なぜ肩や首がこったのか?という根本的な原因を調べ、その部位を治療する必要があるのです。

そのために、谷井治療室では、キネシオロジーテストと触診を重要視しております。これによりメジャーポイントの特定がかなりの精度でできます。その際メジャーポイントとして特定される個所に、頚椎1番などの上部頚椎が含まれることが多いのです。

頚椎1番には、あまたの治療法が存在しますが、当院では患者様に負担の少ない、安全な、独自の施術法を採用しております。頚椎1番を正確に矯正することは、その影響力から考えると、全身の治療をすることと同じであるとも考えられます。頚椎1番は、それ位大切な部位なのです。

実際の臨床では、その他の部位の調整も絡めていきますが、メジャーポイントとしての頚椎1番がしっかり調整されていると、その他の調整箇所が少なくて済みますし、劇的に症状の改善が起きることも少なくありません。

以前、技は1ミリずれたら効かないと言った人がいました。人間である以上、完璧ということはできませんが、少しでもその精度を高める努力をこれからも続けていきたいと思っています。

 

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足底の痛みから教えられたこと

札幌、谷井治療室の谷井昌幸です。ここ最近の臨床の傾向では、足底(足の裏、かかと)が痛いという方が散見されます。

足底は当然立った時の接地面になり、立位のバランス上の起点になります。歩行においても足底の状態が全身に影響を与えます。

足部に問題があれば、その影響は膝関節や股関節にもあらわれ、更に骨盤(仙腸関節)、脊柱、頭蓋骨、顎関節などとその影響は波及していきます。

カイロプラクティックや、オステオパシー、整体、リハビリテーションなどの世界でも、足の関節やその機能はとても重要に考えています。

ただし、重要とはいっても、骨盤や脊柱などと比べると、足関節などは無視されがちな部分でもあり、意外と見逃されやすい部位でもあります。

全身調整においては、脊椎の椎間関節や骨盤の仙腸関節などが優先されることが多く、その反面、手足の関節などは、後回しにされることが多いのが実状です。

確かに全身調整という大局的な問題においては、足の関節が最終的なメジャーポイントとして治療箇所になる事は少ないのです。

しかし、究極的には全身のどこがメジャーポイントとして現れても不思議ではないので、足の関節などを調整することで全身のバランスを取ることも可能なのです。

将来の事は分かりませんが、現時点での私の治療の形態では、第一の優先順位として脊椎や骨盤、頭蓋骨を調整することがほとんどで、上肢や下肢の調整は、そこに個別の問題が強く残る場合に調整するという状況です。

カイロプラクティックなどでは、イネイト・インテリジェンス(先天的知能、先天的治癒力)という考えに強く固執する傾向があるため、特にストレートカイロプラクティックの世界では、頸椎などのサブラクセーションをアジャストによって矯正したら、後は何もしないでイネイト・インテリジェンスの働きに委ねると考えます。

そのためこれらの学派の先生方は、直接的に四肢の関節を調整することは、基本的にはありません。私もカイロプラクティックの哲学に触れたばかりの頃は、このストレートカイロプラクティックの理論に傾倒し椎骨のアジャストだけですべてが解決すると思っていました。

しかし、自分で臨床を行うようになると、ここで大きな壁に突き当たることになったのです。カイロプラクティックの哲学や理論は素晴らしいのですが、実際の臨床では、教科書通りに事は運ばず、悪戦苦闘の日々が続きました。

患者様からは、「踵が痛いのです」「足をつくと足底が痛いです」「膝が痛い」「手首が痛い」などと、手足の問題を訴えられ、なかなか改善しないものには困り果てていたのです。

確かに四肢の関節も脊柱や骨盤の影響を受けているため、これらを調整すれば、それなりに、関節の動きも改善しますが、頑固なものはこれだけではなかなか解決しないのです。

カイロプラクティックやオステオパシーにも四肢のテクニックは存在しますが、脊柱や骨盤などに比べたら、サブ的な存在で、私も今ほど深く追求することはありませんでした。

実践の臨床の場では結果が全てです。哲学や理論だけでは治すことも出来ず、どうしたらよい結果を出すことができるのかと、改善と研究の毎日です。

そのお蔭もあって、その当時と比べたら、四肢の問題にも幅広く対応できるようになったと思います。身体の研究に関しては、これで良いというゴールはありませんので、日々研鑽を積み重ねる大変泥臭い作業が続きます。

なかなか治せないときにも、私を信頼して通い続けてくださった患者様には、何とお礼を言ってよいか分かりません。

「窮すれば通ず」と申しますが、やはり私のような凡夫は、本当に困らないと変われないのだと思います。

足底筋膜炎や踵の痛みを訴える患者様の体を調べて行くと、今まで気づかなかった事がいろいろと見えてくるようになりました。はじめのうちは、足の痛みに対して、足ばかりを見ていたのですが、そのうちに全身との関連が繋がってきたのです。

「木を見て森を見ず」といいますが、まさしくそのような状況に陥っていたのだと思います。それだけでも、そこそこの結果は出ていたのですが、全身との関係を視野に入れて施術すると、更なる飛躍が望めたのです。

やはり身体は、どこもが繋がっているのです。足底筋膜炎で足の裏が痛いから足の関節の調整をする。五十肩で肩が痛いから肩関節の調整をする。この様な考え方だけでは、どうしても治療が袋小路に入り込んでしまい、その全体像が見えなくなってしまうのです。

四肢の問題においても、大所高所から見た、全体としての観点と、局所の観点が必要なのです。このどちらかが欠けても結果はついてこないと思います。

部分は全体とのつながりの中に存在し、全体はその部分を包含しているのです。そう考えると、どこが大切で、どこが大切でないなどと、優劣をつけることができなくなりました。

今までも、自分の中では全体をホリスティックな観点から見ていたつもりでしたが、今思うと全くもって、お恥ずかしいかぎりです。

私たちは世界をあるがままに見ているようで、実のところは、私たちのあるがままに世界を見ているだけなのです。

自分自身のレベルを上げなくては、いつまでたっても、狭い世界しか見えないということになります。臨床を通して患者様から教えられ、今があることに感謝をしつつも、更なる高みを目指してこれからも前進して行けたらと思っております。

 

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プロレスラーの頸椎損傷に思うこと

先日、インターネットニュースを見ていたら、プロレスラーの高山善廣さんが、頸髄損傷で首から下が全く動かない状態であるとのことで、私も大変ショックを受けました。子供の頃からプロレスや格闘技は好きで、よく観ていたこともあり、高山さんは好きなレスラーでした。

以前にもプロレスラーの三沢光晴さんがバックドロップという技を受けた後、頚髄離断という事故に見舞われ、お亡くなりになりました。本当に残念なことです。レスリングや柔道、相撲などの格闘技や、ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツも頸椎を痛めやすいスポーツです。

私も、書生時代にアマレスの選手で頸椎損傷を起こし、腕にしびれと痛みが出て、尚且つ筋力低下もともなっていた方を見たことがあります。そこの治療院は、男性患者は上半身裸にならなくてはいけなかったので、そのアマレス選手も裸になってもらったのですが、筋骨隆々としたヘラクレスの様な体にびっくりしたものです。

しかし、こんなにも頑強な体をした選手でも、その首は様々なストレスにさらされ、破壊されていたのです。頸部の筋肉はブリッジなどで鍛えることができますが、その他の部位である頚椎椎間板や椎間関節、靭帯などは基本的に鍛えることはできません。逆に激しいトレーニングや、スパーリングなどで、靭帯や椎間板、関節包などの軟部組織は、消耗し微細な損傷を繰り返していきます。

その結果、頚椎の退化病が進行し、変形性頚椎症などの退行変性疾患にかかってしまうのです。こうなってしまうと、骨棘などの頚椎の変形も進み、脊髄神経や末梢神経を痛めやすくなってしまいます。

私が以前カイロプラクティックを学ばせていただきました、シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティックの塩川満章先生におうかがいしたお話で、今でも印象的に覚えているものがあります。それは、角界のプリンスと言われた、先代の大関貴ノ花のことです。

塩川先生の治療室に貴乃花が訪れたときには、首を痛めていて、手に力が入らず、指の間に挟んだ紙を引き抜くと、力なく簡単に抜けてしまったそうです。相撲に怪我はつきものですが、やはり相当に疲労や損傷が蓄積していたのでしょう。

レスラーや力士など激しく体を鍛えている人でも、他の部位と比べ、首だけは脆弱なのです。

ギリシャ神話に登場するアキレスの話は有名です。無双の強さを誇ったアキレスですが、唯一の弱点である踵(アキレス腱)を射られ死んでしまいます。この神話にちなんで、アキレス腱を弱点としたり、弱い部分を形容する際にアキレス腱が例え話に出ることがあります。

確かにアキレス腱は、断裂しやすい部位だと思います。ただ、アキレス腱が切れたとしても、命に別状があるわけではありませんし、手術をして繋ぐことも可能です。

しかし首の場合はその複雑さからそう簡単にはいきませんし、生命にかかわる部分でもあります。首は頭を支えていますし、最大の中枢である脳からの神経が細い首の中に集約されているのです。頸髄の太さは小指の太さくらいで、直径は約1cm前後です。これだけ細い部分に、脳から全身へ、全身から脳へと様々な情報が集まっているため、一度問題が生じると重篤な症状に陥ることもあるのです。

身体には手首、足首などと、の付く部位がありますが、これらも痛めやすい部位です。やはり細くなっている部分は力学的に弱いのです。

頸椎はそれ程弱い部分で、どなたもでも痛める可能性があるのです。有名な方でも首を痛めた方は沢山います。

皇后美智子様の頸椎症性神経根症。THE BOOMのボーカル宮沢和史さんも、頸椎症性神経根症。盗塁王5度の阪神の赤星憲広外野手は、中心性頸髄損傷。韓流スターのヨン様こと、ペ・ヨンジュンさんも、頸椎椎間板ヘルニアになっています。ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIさんは、頸椎椎間孔狭窄症と頸椎椎間板ヘルニアの手術をしました。

冒頭に示した、プロレスラーや力士以外でも、様々な形で首に無理がかかり、変形性頸椎症と呼ばれる退化病や、椎間板ヘルニアなどを発症し、その結果としての神経障害に苦しんでいます。

以前のブログ「頚椎椎間板ヘルニアと肩こり」でもご紹介しましたが、スマホの長時間の使用は、首に大変ストレスをかけますので、本当に注意しなくてはなりません。

日常のちょっとした負担の積み重ねにより、徐々に頸椎に変形や損傷が起こり、かなり悪くなってから初めて症状として表面化するのです。

この様な状況になる前に頸椎や骨盤などのバランスを整えることは、大変有効な予防法になると思います。機械でも動きの悪い所は錆び付き、アライメントの悪い所は摩耗が激しくなりします。

これは肉体も同じです。整体治療を通して頸椎の機能を正常に保ち続けることと、日常生活の中で、首に無理をかけないことが肝要だと思います。

 

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治療と慰安の選択

手技療法には、整体治療、カイロプラクティック、オステオパシー、あん摩・指圧・マッサージなど様々な治療法があります。

法律的には、「治療」という言葉は、医師、歯科医師以外には認められておらず、我々の行う行為は、「施術」と言うのだそうですが、ここではあえて治療という表現を使わせていただきたいと思います。

目の前の患者様を、何とかして良くして差し上げたいとの思いから行われる施術は、ある意味で治療と呼べるのではないでしょうか。

しかし、一般的には治療に対して、以下の様な解釈がなされています。

゛病気という名前で呼ばれる個人的状態に対し,それを回復させるか,あるいは悪化を阻止しようとしてとられる行為をいう。その内容は,病気を診断し治療することであるが,実施にあたるのは近代的社会では法律的にその資格を独占的に与えられている医師が中心になるところから,医師の行う行為一般に拡大されることもある”  (出典:世界大百科事典 第2版)

医学の父ヒポクラテスは、「医師が病を治すのではなく、身体が病を治す」と表現しました。この言葉の意味するところは、人の体にはもともと「治ろうとする機能(自然治癒力)」があり、医師の役割というのは、その機能の補助にすぎず、治療や医療行為というのは治る機能を補助するものである、としているのです。

西洋の諺に、「神が治し、人が金をとる」というものがありますが、実際に体を治しているのは、人を生かしている見えざる力であります。これを神と呼んだり、自然治癒力と呼んだりと、様々な表現がありますが、最終的にはこのような力の働きで良くなっているのです。

それでは、何でもかんでもこの大いなる自然治癒力にだけ任せていればよくなるのかと言ったら、その様なことはありません。やはり、「人事を尽くし天命を待つ」の言葉の様に治療行為を通して、自分に与えられた使命を全うするということが大切かと思います。

患者様が自ら治ってゆくのを補助することが治療の目的であるならば、医師以外のものであっても、その志を持って行われた行為は、治療と呼べるのではないかと私は思っているのです。

逆に、たとえ医師であっても、経営のために過剰な検査や投薬を繰り返すだけの医療なら、それは真の意味での治療とは呼べないのではないでしょうか。

しかし、これには患者の側にも問題が無いとは言えません。沢山の検査をしてくれ、沢山の薬を出してくれる先生が、良い医者であり良い病院であるとの間違った考えがあるためです。ある意味、過剰なサービスを患者が要求するため、医療サイドもそれに応えるような形になってしまっているのです。

我々の業界でも過剰サービスや慰安行為はあります。特にあん摩・マッサージ・指圧の世界には多いのです。いわゆる慰安マッサージと言うもので、その場しのぎ的に患者(お客さん)の辛い所や、揉んでほしい所を施術するものです。

でも、これでは中々症状の改善には至らないのも事実です。実は私もマッサージ師ですし、この業界での実務経験もあるのです。

私も、本当に効果の出る治療法を求めていたのですが、お金のためにマッサージのアルバイトをしていた時期もありました。

ただし、この様な時でも目指していたのは、本当に治療のできる手技療法家になることでしたので、マッサージのためのマッサージはしてこなかったのです。今行っているマッサージは、全て将来、治療家になるための触診の勉強だと思ってやっていました。だからどんな時でも辛いと思ったことは一度もありません。好きなことをやるための通過点なので、当然と言えば当然ですが、そのためだったら何をやっても楽しかったのです。

そうやって一生懸命マッサージに励んでいたので、お客様からも気に入って頂き、多くの指名を頂ける様になっていました。実はそこのマッサージ所は、固定給であったので、いくら指名を頂いてもお給料は全く上がらなかったのです。それでも、お客様に気に入って頂いたことが嬉しくて、更に仕事に励みました。

同僚からは、「こんなところで指名をもらったって意味がない!」と嫌味を言われたりもしましたが、私はそれは違うと思いました。どんな場末のマッサージ所でも、そこでお客様の心をつかむことは、将来自分で独立開業するときに必ず役立つと思っていたからです。

独立開業した今の立場から言えることは、あの時の判断は間違っていなかったということです。そして、あれがあったからこそ、今の自分があると思っています。

慰安マッサージの利点は、手っ取り早く結果を出せるということです。マッサージを受けるお客さんも、治る治らないに関係なく、揉まれている過程の気持ちよさを求めに来ている方が大半なので、あくまでも刹那的な快楽が第一の目的なのです。

これは、「嫌なことがあったら、酒を飲んで忘れてしまおう!」というのとよく似ていて、酔いが醒めたらまた元の現実に引き戻されてしまうのです。慰安マッサージの効果もその場だけで、コリや痛みの症状はすぐに元に戻ってしまいます。

「それじゃあ、やっぱり、本当に効果のある、治療を目的とした施術の方がいいじゃないですか!」と皆様はお思いでしょうが、実にこれがなかなか難しいのです。

下手な治療家の治療を受けるくらいなら、慰安マッサージを受けていた方が、まだましともいえるのです。マッサージなら当たりハズレの差は少ないですが、下手な治療を受けたら本当にヤバイこともあるのです。歩いて治療院に行ったのに、帰りは這って帰るという笑えない話も現実にはあります。

治療を目的とした手技療法で、結果を出すということは意外と難しく、私も日々研鑽を積んでおりますが、いまだ満足のいく治療には至っておりません。

この難しさゆえに、慰安という安易な逃げ道を選択してしまう治療家もいます。

慰安マッサージが全く無意味というわけではなく、それはあくまでも真の治療という柱がしっかりしている上での補助という立場であればよいと思っています。

あん摩もマッサージも指圧も、無目的に慰安的に行うのではなく、その手技に意義や目的や価値を持たせれば、治療を目的とした立派な手技に様変わりするのです。

大切なのは、どの様な思いで治療に当たるのかということで、これによって結果は大きく変わります。

ただし先程も述べたように、手技療法において、純粋に治療を求めて道なき道を歩むということは、あえて、いばらの道を選ぶようなもので、本当に厳しい世界なのです。

それでも私は、安易に慰安的な施術に逃げるのではなく、少しでも患者様の苦痛が楽になる道を追求していきたいと思っております。

狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。

そして、そこから入って行く者が多い。

命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。

(マタイによる福音書7:13-14、口語訳聖書) 

 

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手技療法と大和魂

私が東京から北海道札幌市に移住して、同じ日本でも所変われば何とやらで、様々なギャップを感じたのも事実です。

幸い言葉は東京とほとんど変わらず、イントネーションも同じなので、この点は不自由したことがありません。

コールセンターで仕事をしている患者さんに聞いた話では、札幌はコールセンターの会社がひしめいているというのです。その理由が札幌の人は言葉が奇麗だからだそうです。私も確かにそう思います。

方言(北海道弁)は別として、その他の言葉はどうしてこんなにも標準語(共通語)に近いのかと不思議でなりません。その理由は北海道の歴史の浅さにあるのかもしれませんが、この問題は専門家の意見などを今後勉強してみないとわかりません。

食文化も、一風変わったものもあります。まず思いつくのが、「赤飯」です。東京の赤飯は、もち米に小豆を入れますが、北海道では、甘納豆(それも巨大な豆です)を入れるのです。そして、食紅を使ってご飯をピンク色にします。甘い赤飯は衝撃的でした。コンビニの赤飯おにぎりもこの甘納豆おにぎりです。

次に「鶏のから揚げ」のことを札幌では「ザンギ」というのです。この呼び名の由来はいまだにわかりません。因みに「トウモロコシ」のことを、北海道では「トウキビ」と呼びます。

手袋をすることも、こちらでは「手袋を履く」といいます。また、車のタイヤも履くと言います。

この様に違う所を上げたらきりがありませんので、まあこの辺にすることにします。

話題を整体治療に変えたいと思います。治療の世界は情報量では東京が最先端を行っていると思いますが、だから東京の治療が一番優れているとは言えません。今は昔と違いインターネットの普及もあり、交通網も整備されたため、たとえ陸続きでない北海道だとしても、やり方次第でいくらでも情報を集めることはできます。

確かに様々なものが揃う札幌に住んでいるので、言えるという部分もあると思います。これが同じ北海道でも地方都市であったなら、少しハンディがあるかもしれませんが、それでも昔から比べたら様々なことが便利になっているのではないでしょうか。

そう考えますと、情報に関しては、日本中ほとんどの地域が横一列になっていていると思います。あとは細かい違いとしては、47都道府県にそれぞれの地域性や習慣の違いがあることは確かで、平均寿命や病気の種類も多少の差はあるようですが、それほど格差があるわけではないと思います。

同じ日本の中ではそんなに違いが無いということにして、では海外とはどうなのでしょうか。海外の事情に関しては、まったく疎いので、偉そうなことは言えませんが、手技療法に関してはアメリカが世界をリードしているような気がします。オステオパシーもカイロプラクティックもその発祥はアメリカで、日本の手技療法も多大な影響を受けています。

ただ日本とアメリカとでは、法制度も違うし、オステオパスやカイロプラクターの位置づけも違うので、同じ土俵で比べることはできません。ただ言えることは、日本人は器用だということです。海外から様々な治療法をとり入れ、それをもとに日本独自のものを作り上げてゆく能力に長けていると思うのです。

これは物づくりでもいえることで、自動車でも、電化製品でも日本の技術は素晴らしいと思います。軍事技術などでアメリカにかなわないものもありますが、日本はよく頑張っていると思います。そもそも覇権国家であるアメリカに様々な情報や技術が集まるのは当然なのですから。

世界四大文明と言われる、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明もその当時の最先端の情報と技術が集まっていました。

そして、かつての日本は、隋や唐から最新の技術や情報を学んでいましたが、現代はアメリカから学んでいます。

源氏物語の中にも、「才(ざえ)をもとにしてこそ、大和魂の世に用いらるる方も強う侍(はべ)らめ」という名言があります。これは、「他国の学問を基本にしてこそ、大和魂を世に発揮できる人が多いのである」という意味です。ここで言う「大和魂」とは、日本古来から伝統的に伝わる固有の精神という意味で、決して軍国主義的なものではありません。

この様に日本人の素晴らしさは、諸外国から謙虚に学び、それを日本的精神をもって独自の文化として高めていけるところではないでしょうか。

今の手技療法の世界もそのようになってほしいと思いますし、必ずそうなっていくと思います。日本人の日本人による日本独自の手技療法です。

そのためには、紫式部が記したように、「才(ざえ)をもとにしてこそ・・・」すなわち、他国の学問を日本的精神をもって、決して驕らず、謙虚に、そして素直に学んでいくことが真の日本人の知恵である大和魂に繋がるのではないかと思っています。

 

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

ご予約は 011-261-7866 にお電話下さい。

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北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1ロジェ札幌25-901

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