札幌市とその近郊密着の整体師が教える7つのポイント

国家資格を有する現役あん摩・指圧・マッサージ師として、残念ながら、私があなたにとって、必ずしも最良最適であるとは限りません。

しかし、間違いなく断言できることは「整体師は、あなたにとって、健康な人生を歩むために極めて重要な存在である」ということです。

整体師選びは、慎重の上にも慎重を期してください。単なる慰安マッサージ屋として、大切なあなたの身体を施術する整体師を選ぶことほど、取り返しがつかない致命的なミスはありません。

整体師選びがあなたの運命を変えるかもしれません!

整体師は、腰痛や肩こりなどに悩むあなたにとって、体の歪みをすべて把握している非常に重要な存在です。

どのような人物に巡り会えたかによって、あなたの健康と命運は大きく影響されるといってもよいでしょう。5年後、10年後、健康に快適に生活しているのか、はたまた、腰痛や肩こりに悩み、不快な人生を送っているのか。あなたは、今まさに「運命の分かれ道」に立っているのです。

整体師選びでも同じですが、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」と孫子の兵法でも説いていますね。そもそも整体師とはどのような人達なのか、整体院によってどのような違いがあるのか、あなたは整体師の真実の姿をどこまでご存知ですか?そんな「敵を知り」の部分からご説明を始めています。

整体師や整体院を選ぶに先立ってまず最初にしなければならないことは、あなたが整体師に何を望むのかをきちんと整理することです。「敵を知り」の次は「己を知る」ということです。それにより、どの様な整体師に施術を依頼するかが大きく異なってくるからです。

整体師からみた、整体院の活用法、かかわり方、といったものについても触れてみました。人それぞれに価値観や人生観が異なるので、一概にどの考え方が正しいとは断言できませんが、ご参考になれば幸いです。

 「整体師を探しているのは、なぜですか?」
 「整体師選びのサイトを検索されたのは、なぜですか?」

この問いに対して明確な答えを出せる人は、実は問題のほとんどが既に解決されています。あとは行動あるのみ !! しかし、大半の人は、問題が何であるのかすら把握できていません。

様々な整体師を吟味し、「この人なら」お願いできるという人物を、あなたの身体を施術する整体師にすべきです。社会的常識はあるのか、礼儀はわきまえているのか、この業界には、学生時代から実社会を経験せず、そのまま整体院に弟子入りしてきた者も多く、挨拶すらろくに出来ない場合も少なくありません。

整体師探しは「出会い」です。整体師は、あなたの健康に関するアドバイザーであり、ホームドクターのような存在であるべきで、単なる慰安マッサージ屋であってはならないのです。とかく料金にばかり関心がいきがちになりますが、整体師選びには、志向や相性なども非常に重要な要素になります。結婚相手を学歴・年収・ルックスだけ選んだりしませんよね。整体師を探すのに労を惜しんではいけません。

整体師選び その1  整体院による違い

まず押さえておいて頂きたいポイントは、整体院による違いです。

整体院といっても、規模の大小、所在地の遠近、院長の年齢や性別など、様々です。これらの違いを理解することは、整体院選びにあたっての最初の一歩になります。

1.整体院の規模

整体院の規模の大小は、最初に気になる事柄でしょう。規模の大きい整体院と小さい整体院とでは、どのように異なり、どちらを選択したほうが良いのかをご案内致します。

・担当施術者

整体院に対する患者の不満として「院長先生が診てくれない」といった声が聞かれます。あん摩・マッサージ・指圧師や、鍼灸師、柔道整復師などの国家資格を保有するベテランと、資格を取ったばかりで臨床経験の少ない、ペーパードライバーや、資格のない専門学生が混在している整体院や整骨院の場合、院長先生にはほとんど診てもらえないということが散見されます。

しかし、誰にでも国家資格取得に向けての修行時代は必ずあり、整体院、整骨院としても、若い施術者を教育し育てていかなければならず、「院長先生が診てくれない」というご意見はもっともなのですが、やむを得ないことなのかもしれません。

また、整体院では、「優秀な者から退職し独立していく」という根本的かつ構造的な問題が存在しています。雇われる生き方(サラリーマンや公務員など)でよいのであれば、敢えて、整体師にこだわる必要はなく、本人の独立志向が強いからこそ、整体師という生き方を選択をしているのであって、整体師はそもそも組織に安住することに馴染まない人種なのです。

整体院でも、担当者によって差異が発生しないように、技術の標準化に向けて様々な試みがされているものの、どれだけ教育を施しても、「優秀な者から退職し独立していく」という根本的かつ構造的な問題を解決することは厳しく、整体院の施術者の間で、優秀な人材とそうでない人材の差が発生してしまうのは、やむを得ないのです。

あと、どれだけ多く国家資格の保有者やスタッフが在籍していても、全員であなたの身体を担当するわけではありません。基本的にはその中の一人が担当者になります。つまり、大規模院でも、小規模院でも、「あなたの身体と直接向合う担当者はひとりだけ」ということです。

結局のところ、担当する人物次第だということであって、整体院の規模の大小よりも、「どのような人が担当になるのか」ということが一番重要なのです。そういった意味では、大規模整体院や整骨院では誰が担当者となるのか事前にハッキリしませんが、院長先生がそのまま担当者となる小規模整体院に絞って整体院を検討した方が、「担当者の当たり外れ」というリスクは低くなるでしょうし、大規模院では、担当者が辞めてしまった場合、次の担当者を選べないという点も不安材料になります。

2.施術スキル

院長一人で全ての患者のニーズに答えることはできませんが、技術の研鑽に勤めている先生は幅広い知識をもって、日々の臨床に当たっていることが多いと思います。あん摩・マッサージ・指圧などの国家資格の有無、業界団体のセミナーなどで学び続けているかなど、聞いてみるといいと思います。

3.近所か遠方か

整体院を選ぶにあたって、「近い方が診てもらい易く行き易いので、近いに越したことはない」と考えるのか、極端に遠くなければ問題ない」と考えるのか、判断の分かれるところです。札幌は交通網が発達していますが、車の有無や、最寄り駅までの距離で条件が変わります。整体院選びにおいて立地はあくまでもひとつの要素であり、あなたの置かれている状況により判断すればよいでしょう。

4.年齢

施術師のなかでも、一般的に年配の人は、長い経験があり頼りがいや安心感がありますが、自分の経験したことがない施術法については、消極的になることもあるようです。一方、若い施術師は、変化への対応が柔軟にでき、何事にもチャレンジしていくという積極性やフットワークの軽さがありますが、臨床経験の浅さや安心感に欠けることもあるようです。

もちろん、年配の施術師でも非常に考え方が新しく、変化への対応が柔軟な方もいれば、若い施術師でもガチガチの石頭もいますので、一概には云えません。むしろ、若いか年配かという基準よりは、自分と世代の近い施術師であれば、一般的に価値観が近く意思疎通が図り易い傾向にあるので、これを基準に判断するとよいかもしれません。

5.性別

施術師の世界もご他聞に漏れず男社会であり、その中で男性施術師を相手に伍して頑張っている女性施術師は優秀であることが多いようです。「女性はきめ細やかな施術をする」という評価がある一方で、女性は非力なため、力を必要とする手技を苦手としたり、「難しい症例や、高圧的な患者に弱い」という声もあります。女性の患者は女性の施術師を好むという傾向もあるようなので、同性を選ぶというのも選択基準のひとつかもしれません。

整体院選び その2  整体師になるまで

整体師について、医師が医師国家試験に合格しなければなれないように、整体師も国家試験に合格しなければなれないものだと考えている人が多いようです。たしかに一般的な施術者の場合は、国家試験に合格しないと、あん摩・マッサージ・指圧、鍼灸、柔道整復師としての資格は得られませんが、整体師の場合は、少し事情が異なります。

整体師の場合、医療系国家資格を保有していない者もかなりの数で存在するのです。国家資格が無いことがバレないように、「厚生労働省認可」などと、あたかも国家が認めた団体に所属しているかの表現で自分達の任意団体を修飾しているケースが多々あります。

整体には厚生省管轄の資格認定はありません。では厚生労働大臣認可とはなんでしょう?実は、労働省が職業として認めた団体・中小企業者を意味しているだけです。彼らは、組織した団体が職業として認められたことを拡大解釈し、いっせいに厚生労働大臣認可を表記しただけなのです。

医政第742号で、整体療法という職業が中小企業等協同組合法により法的に認知されたということ。資格認定ではなく、労働省の管轄方向下にあり、同様認可には、管工事・クリーニング業・機械器具設置工事・消防施設工事・土木工事・ 水道施設工事などがあります。

整体の経営戦略は、施術所届け出も不要(出す管轄がない)。開設コストが低い。国家資格者と違い、広告の制限が無いためにに、病名列記など、様々な情報により大袈裟な表現を行います。行政はこれを無視しています。事故が起これば、警察にいくしかありません。行政は、事故や訴訟が起こってから、はじめて動き出すのです。

私も整体という職業を認めていますが、ブラックジャック( 手塚治虫の無資格医が主人公のマンガ )なら、話は別ですがニセ治療師の中には、かなりいい加減な人もいますので、注意が必要です。

参考URL: http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/061115-1.html

・国家試験合格者

医療系の国家資格には、様々なものがありますが、治療院や整骨院を開業している先生方の資格は、次のようなものです。

  • あん摩・マッサージ・指圧師
  • 鍼灸師
  • 柔道整復師

これらの資格は、養成課程のある大学や短大、厚生労働大臣や文部科学大臣が定めた専門学校もしくは特別支援学校などで3年以上学び、必要な科目を修得したのちに、国家試験の合格者に与えられます。この他にも、理学療法士という資格がありますが、こちらには独立開業権はありません。

整体院選び その3  整体師に期待すること

整体師に何をしてほしいかという目的は大切です。単なるもみほぐし屋としての慰安的な行為を期待するのか、腰痛や肩こりなどの根本的な原因に対して、しっかりと施術をしてもらいたいのかによって、おのずと選択する整体院が変わります。

整体院選び その4  整体院の探し方

整体院の探し方には、主に口コミとホームページの二つの系統があります。整体院を知人に紹介してもらうという方法は、一旦紹介されてしまうとなかなか断りにくいのが難点であるといえます。たとえ紹介者にとっては最適な整体院であったとしても、自分にとっても最適であるかといえば、必ずしもそうとは言い切れません。しかし、一旦紹介された後にお断りすると、紹介者の顔を潰してしまいます。話を聞いてみて、あまり魅力的に感じなければ、あえて紹介を受けないというのもひとつの選択肢です。最終的には、口コミとホームページを見て比較検討するとよいでしょう。

整体院選び その5  料金

整体院を選ぶための判断材料に、施術料金はいくらかかるのかということがあります。その地域の相場によって多少の差はありますが、一回の施術代は5000円位が相場ではないでしょうか。

よく保険で慢性的な腰痛や肩こりを施術している整骨院がありますが、整骨院が保険適用になるのは、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫創のみで、それ以外のものを保険で行うと、違法になりますのでご注意を!

整体院選び その6  整体師が嫌がる患者

整体師は、あなたの大切なパートナーです。できるだけ良好な関係を築きたいものです。整体師も人の子なので、患者様との関係がうまくいかないと、良い仕事は出来ません。以下は嫌がられるタイプの患者様なので、参考にしてください。

  • 予約時間に毎回遅れる。
  • 無断キャンセルをする。
  • 症状の改善したところではなく、残っている悪い所ばかりを強調する。
  • 一方的に話し続ける。
  • 整体師を単なる慰安マッサージ屋としてあつかう。

整体院選び その7  おわりに

整体院によってどのような違いがあるのか、整体師とはそもそもどのような人達なのか、といったところからご案内を始めました。しかし、整体師や整体院を選ぶに先立ってまず最初にしなければならないことは、あなたが整体師に何を依頼したいのかを整理することです。「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」と孫子の兵法でも説いていますね。

整体師や整体院のイメージがこれらの過程を経てようやく出来上がります。さて、次に問題となるのが「これをどうやって探し出すのか」ということです。この方法についても出来るだけ詳細にご案内しました。そして、数人に絞り込んだ候補者の中からあなたに合った整体院と、お願いしたい人物を決定します。

整体師の理想像は、患者様のニーズよってまったく異なるものですし、実際理想にぴったりの整体師にはなかなか出会えません。ですから、問題なく長いお付合いができ、心身の不調の相談に親身になってくれる整体師であれば、あなたにとってその施術費は妥当ということになるでしょうか。また、その判断ができるのは、あなただけなのです。

良き整体院と整体師選びに、これまでのご案内があなたの健康回復の一助になれば幸いです。

TEL 011-211-4857

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