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谷井治療室の院長ブログです。札幌の「キネシオロジーの谷井治療室」院長の谷井昌幸です。専門のオステオパシー、カイロプラクティック、整体治療、MTS療法の事や、心と体の事、潜在意識や食事、運動など健康に役立つ情報をお届けいたします。

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仙腸関節と整体治療

仙腸関節は、骨盤の仙骨と腸骨を繋ぐ関節で、この関節自体を動かすことを目的とした主動筋が無いため、以前は不動関節と考えられていました。脚の動きや体幹部の動きの中で、受動的に動く関節で、数ミリの可動性があります。

私も専門学生時代に解剖実習で実際の死体の仙腸関節を見させていただきましたが、ホルマリンで固定されていたため、仙腸関節はカチカチに固まっており、ここが本当に動くとは思えない状態でした。

しかし、カイロプラクティックの専門学校では、この仙腸関節の可動性を調べるために、徹底的に可動性検査(モーションパルペーション)の練習をさせられました。

動きの少ない関節なので、始めて間もない頃は全くその動きがわかりませんでした。苦労の甲斐あって、お蔭様で今では仙腸関節のズレや、浮腫、可動性の有無などを診断し、臨床で活かすことができる様になりました。

人体には、可動性の大きな関節がいくつもあります。例えば肩関節や股関節などは様々な方向に大きく動かせるために、その可動性の検査もわかりやすく教科書的な関節です。

しかし、仙腸関節はそれらに比べほとんど動きのない関節であるため、その動きを調べるのが難しく、整形外科的にも可動関節としての認識が低く、腰痛などの主原因としてはあまり重要視されていません。

私も整形外科に勤めていた経験が有りますが、カンファレンスで院長先生からレントゲン写真を見ながら様々なことをご教授いただきましたが、今思い返しても仙腸関節についての話題は一度も出たことがなかったです。

実際の臨床の現場でも腰痛を主訴とする患者様で、仙腸関節そのものの痛みを強く訴える例は少なく、仙腸関節炎など一部の場合に限られているのは事実です。

通常、腰痛といえば、腰椎、椎間板、腰部筋肉群などが、その原因としてまず疑われますが、実はレントゲン写真その他検査で、原因が特定される腰痛は全体の15%ほどで、残りの85%は鑑別診断がつかないものなのです。

結局この様な85%のケースでは、「腰痛症」などと病名のごみ箱的な診断名が付いてしまうそうなのです。

この様な原因不明の腰痛(実は腰痛だけではない!)に、仙腸関節が深く関わっているのです。

骨盤の骨はいくつかの骨が集まって出来ており、寛骨(かんこつ)は、もともと腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨が子供から大人になる過程(17歳頃)で、癒合して出来上がります。

仙骨も5つの仙椎が17~35歳位の間に癒合し一個の仙骨になります。

しかし、仙腸関節はいくら動きの少ない関節とはいえ、れっきとした関節なので生まれてから死ぬまでその機能を保持し、通常は癒合することはありません。

骨癒合するか、しないかは、火葬場で骨上げをすると分かります。寛骨や仙骨はそれぞれの骨が癒合しているので、骨の丈夫な方の場合、そのままの形で遺骨になってきます。

しかし、仙腸関節は癒合していないため、仙骨と寛骨は分かれてしまいます。少し話は横道にそれますが、頭蓋骨も様々な骨が組み合わさって出来ていますが、それぞれは癒合していませんので、縫合などその接合部から分かれて出てきます。

医学書を見ると、頭蓋骨は高齢になると骨癒合すると記載されていますが、私の父は享年95歳で亡くなりましたが、その頭蓋骨は側頭骨、蝶形骨、頭頂骨など縫合からしっかりと、きれいに分かれていましたので、明らかに骨癒合していないことが分かります。

話しを仙腸関節に戻すと、仙腸関節の様に可動性の少ない関節が機能障害を起こすと、実は全身への影響が甚大となります。逆に大きな動きのある肩関節や股関節が少しくらい動きが悪くても、全身にはそれほど影響しないのです。

最終的にはキネシオロジーで診断しますが、仙腸関節は治療のメジャーポイントになることが多く、肩関節や股関節はメジャーポイントとしては扱わないことがほとんどです。

仙腸関節は上からの自分の体重と、下(脚)から突き上げる圧力や衝撃とが交わるポイントで、強い力がかかります。そのためカイロプラクティックではここを、体重軸受部(Weight bearing)と呼び、最重要な治療箇所として捉えます。

札幌整体治療院 谷井治療室 仙腸関節画像

仙腸関節の動きは僅かで繊細ですが、人体はこの動きによってさまざまなバランスをとっています。その一つは、免震構造としての役目です。よく高層ビルの地下の基礎部分には、防振ゴムを使った免震機構があります。大きな地震の際にこれが揺れを吸収しビル全体の揺れを緩和します。下の動画はその模型となります。

この機能により仙腸関節が衝撃を吸収し、背骨や頭部の揺れを防いでいるのです。人間にとって辛い動きの中に頭部を揺さぶられるものがあります。頭部はその中に脳を収めているため、ここを揺さぶられることは望まないのです。三半規管が頭部にあるのもそのためだと思います。

そして、もう一つの働きは呼吸と関連があるのです。呼吸といっても通常の肺呼吸ではなく、もう一つの規則的な動きがあり、脳脊髄液の循環にかかわっています。仙骨には脊髄硬膜の付着があるため、この循環に大きく関わっており、仙腸関節の僅かな動きがこれを可能にしています。

この様に仙腸関節はとても大切な関節であるのです。谷井治療室では、腰痛だけでなくあらゆる症状に対して、仙腸関節を必ずチェックし必要に応じて調整します。

皆様のお辛い症状の原因が、実は仙腸関節にあった! ということもありますので、どうぞご参考にしてみてください。

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骨は語る徳川将軍の退化

札幌整体治療院 谷井治療室 頭蓋骨画像東京都港区に増上寺というお寺があります。このお寺は浄土宗大本山で、徳川将軍家とゆかりの深いお寺で、

戦災にて焼失した旧徳川家霊廟は、現在の大殿南北(左右)に建ち並ぶ壮麗なものであったと伝えられています。昭和33年夏、文化財保護委員会が中心となって、発掘された土葬の遺体は、綿密な調査が行われた後、東京・桐ヶ谷にて荼毘にふされ現墓所に改葬されました。

増上寺に埋葬されているのは、二代秀忠(遺骨は上から崩れ落ちた石により、提灯を閉じたようにつぶれており、頭部の骨の正確な形は復元されていません)、五代将軍兄弟の綱重、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の6人の将軍の他、女性では将軍正室として二代秀忠夫人崇源院、六代家宣夫人天英院、十一代家斉夫人広大院、十三代家定夫人天親院、十四代家茂夫人静寛院の5人、将軍の側室としては三代家光の桂昌院、六代家宣の月光院など5人、その他、将軍の子女を含む計38人です。

左の写真は、「骨は語る徳川将軍・大名家の人びと」鈴木 尚著 からのものです。

5人の頭蓋骨がありますが、上の段の左から順に、五代将軍兄弟(6代将軍家宣の父)の綱重、中央が六代家宣、右端が九代家重、下の段の左が十二代家慶、そして右が十四代家茂の頭蓋骨になります。

この頭蓋骨からは、いろいろなことが判ります。どの骨も、その当時の庶民の頭蓋骨と比べて貧弱なもので、代を重ねるごとにその退化が著しくなっていきます。

どの頭蓋骨にもみられる特徴は、歯の咬耗(こうもう:咬合面の摩耗)が少ないことです。これは、柔らかいものばかりを食べていた証拠となります。お殿様は庶民とは違いあまり嚙まなくても食べられるものばかり食べていたのです。

綱重は、35歳で死んでいて、その歯は32本すべてのこっています。6代家宣は、51歳で亡くなっており、上の歯は右第二大臼歯と左第一小臼歯に虫歯があり、下の歯は左右の第一大臼歯が揃って欠けているので、虫歯であった可能性が高い。

九代家重は、51歳で亡くなっています。病気のため常習的に歯ぎしりをしていたとみられる特殊な溝状の歯の咬耗があります。

十二代家慶は、61歳で亡くなっており、下顎は逆咬合の受け口の傾向があり、歯並びはひどく悪い状態(乱杭歯)で、下顎骨も大変きゃしゃであった。

十四代家茂は第2次長州征伐中、7月20日大阪城で病死した。享年21歳であった。十二代家慶と十四代家茂はともに頭蓋骨の横幅が狭く馬面であった。

家茂は歯の咬み合わせも悪く、開咬(かいこう)・オープンバイトになっている。

開咬(かいこう)・オープンバイトとは奥歯しか噛んでおらず、前歯が噛み合わない状態のことを指します。

常に前歯が開いている状態なので、前歯で食べ物が噛めない、しゃべるときに息が漏れる、などの症状があります。

家茂の歯は、ごく軽度のものまで入れると上下の歯の97%が虫歯におかされていた。これは歯のエナメル質が並外れて薄いという特殊な体質を持っていた上に、甘いものが特に好きだったためではないかと思われる。

これらの頭蓋骨の形質は、典型的な貴族形質をもち前期の将軍よりも後期の将軍の方がその傾向が強まる。最も強く特徴づけられるのは、特異な顔面の形質ですべての将軍の顔高は、江戸時代の庶民に比べて甚だ高く、しかも後代の将軍ほど高くなっている傾向があり、12代、14代将軍にあっては、当時の庶民のみならず、現代日本人でも例をみないほどの高さである。

この本が書かれたのが1985年なので、今から32年前になります。現代人の退化のスピードから考えると、今の若者の頭蓋骨はどうなっているのか、とても興味深い点です。

現代の若者の食生活も、徳川将軍家に負けず劣らず、柔らかいものを食べていないでしょうか?その結果、上顎・下顎とも発育が悪くなり、歯並びが悪く、小顔になりました。

それと引き換えに、咀嚼力が落ちましたが、現代食は昔と比べて柔らかくなったので、噛む力を必要とせず、この点は問題になりません。

人間の身体の一部の退化は、全身にもその影響が及びますので、きっと何らかの体調不良が現れていると思います。

現代の若者の体型は、ひょろひょろと背は高く、親の代とは全く違ったものになっています。以前のブログ「若者の退化と先祖返り」でもお伝えした通り、筋力や体力の低下も現れているのです。

徳川将軍家の退化の歴史と、江戸幕府の衰退も不思議とリンクしていると思います。戦後日本の生活様式の激変によって、私達現代人に起こっている退化が、国力の低下とリンクしないことを祈っています。

徳川将軍家の貴族的退化を反面教師として、現代の私たちが学ぶことが多くあるのではないでしょうか。

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インドの水汲みの話

札幌整体治療院 谷井治療室 レンゲ画像

鈴木秀子さんの書籍を読んだ際に、インドの水汲みのお話が出ていました。皆様はもうご存知かもしれませんが、私はこのお話にとても感動しましたので、ここにご紹介させていただきます。

ひび割れた水がめ

インドに水汲みを仕事にする男がいました。

彼は2つの水瓶を左右の肩にかついで毎日、毎日、

川から丘の上のご主人様のお屋敷まで遠い道のりを運んでいました。

お屋敷に着く頃、右肩にかかっている水瓶は川で汲んできた時、

同様なみなみと水をたたえているのですが、左肩にかかっている水瓶はひびが入っていて、

ポタポタとこぼれ、丘の上のお屋敷に着いた頃には水が半分しか入っていないのです。

右肩にかかっている水瓶は、いつも自分を誇りに思っていました。

なぜなら、水瓶として本来の目的を、完璧に果たしていたからです。

そして、左肩にかかっているひび割れた水瓶は、いつも自分を恥ずかしく思っていました。

それはそうです。

いつも半分しか水を運び切ることができないからです。

2年が過ぎ、すっかり惨めになっていて自分のことをさげすんでいたひび割れた水瓶は、

ある日、川のほとりで水汲み男に話しかけました。

「僕は自分が恥ずかしい。そして、あなたに申し訳ない」

「なぜだい?」

水汲み男は言いました。

「この2年間、僕のこのひび割れのせいで、あなたはご主人様の家まで水を半分しか運べなかった。

水が漏れてしまうから、あなたがどんなに努力をしても、その努力が報われることがない。

僕はそれがつらいんだ」と謝り続けました。

水汲み男は、ひび割れた水瓶を気の毒に思いそして言いました。

「そんなことはないよ。いいかい、これからご主人様の家に帰る途中、道端に咲いてるきれいな花を見てごらん」

天秤棒にぶら下げられて丘を登っていく時、ひび割れた水瓶はお日様に照らされ美しく咲き誇る道端の花に気付きました。

花は本当に美しく、水瓶はちょっと元気になった気がしましたが、

ご主人様の家に着く頃には、また水を半分漏らしてしまった自分が恥ずかしく、

水汲み男に謝りました。

すると彼は言ったのです。

「道端の花に気付いたかい?どっちの方に花が咲いていたかい?」

「僕が通ったほうだよ」

ひび割れた水瓶は答えます。

「そうだね。君が歩いてきた片側だけに花が咲いているね。もう一度、見てごらん。花がきれいに咲いているだろう。僕は君から零れ落ちる水に気付いて、君が通る側に花の種をまいたんだよ。そして君は毎日、僕たちが小川から帰る時に水をまいてくれた」

「花は君が育てたんだよ」

「ご主人様はこの2年間、おいしい水だけでなく、新鮮なきれいに咲き誇った花をテーブルの上に飾ってもらって、とても喜んで毎日を過ごされた。これこそ君のひび割れなしには成し得なかったことだ。
君のひび割れがあったればこそ、ご主人は花を喜び、おいしい水を飲むことができたのだ」

ひび割れた水瓶は咲いている花の列を見た時に、花の美しさに生まれて初めて目が覚め、世の中にこんな美しいものがあるのか、また、それに自分が少しでも貢献することができているという喜びでいっぱいになりました。

そして「ひび割れがあるから自分なんてだめなんだ」と思いつめていた自分に気づき、ひび割れていたからこそ見事な花を咲かせることができる自分を大変、愛おしく感じたのです。

この物語は、次の言葉で結ばれています。

「私たちそれぞれ自分だけのひび割れを持っています。私たちは皆、ひび割れた水瓶です。神の摂理のもとに、必要でないものはなにもないのです」
 

これを読んで、私は過去に自分の欠点、至らないところ、短所について悲観的になったり、落ち込んだりしたことを思い出しました。

人は誰でも完璧な存在ではないのです。けれども、それが個性となって逆に世のため人のために役立っていることもあるのです。

人と比べて自分はダメな人間だ! 自分は劣っている! 自分なんて何の役にも立たない社会のお荷物だ! 自分なんてこの世からいなくなれば・・・などと思っている方もいるかもしれませんが、どうか自分を大切にしてください!

あなたは、無限の可能性を秘めているのです。

人はややもすると、自分の能力を鼻にかけて、自慢したり、傲慢になったり、自分より劣る人間を馬鹿にしたり、自分は優れた存在だと選民思想に傾倒したり、そうでない人を差別したりと、能力があるがゆえに、とかく人を傷つける存在となってしまいがちです。

逆に自分が至らない存在であることを自覚している人ほど、謙虚になります。実は世の中を変えてゆくのは、このような人たちではないでしょうか。

このお話の凄いところは、一見すると欠点に見えるものが、実はそれが他を利するということです。

インドの水汲みのお話から、そんなことを気づかせていただきました。

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便秘の治し方

札幌整体治療院 谷井治療室 腸画像世の中には便秘に悩む多くの方がいます。先日読んだ本「腸はぜったい冷やすな!」 (松生恒夫著:光文社新書)に便秘改善の参考になる内容がいくつかありましたのでご紹介します。

まずはこの本のタイトル通り、腸(お腹)を冷やさないことです。古今東西、様々な健康法がありますが、お腹を冷やして健康になるというものに、私も未だかつて出会ったことがありません。だいいち、お腹を冷やすと気分や具合が悪くなったり、下痢をしたりしますが、お腹を温めると、とっても気持ちがいいので、この感覚的なことからも、腸は冷やさない方が絶対いいと感じます。

ちなみに腸を冷やす要因は、薄着や冷房などが原因の外から冷えるものと、飲食により体の中から冷えてしまうものの二通りの冷えがあります。

この本の著者の松生先生は、便秘改善にオリーブオイルを勧めています。ここで言うオリーブオイルとはエキストラバージン・オリーブオイルのことです。オリーブオイルの成分は、ほぼ100%が脂質で、オレイン酸が77%含まれています。

このオレイン酸にはコレステロール値の改善効果もありますし、オリーブオイルに含まれるポリフェノールの一種、オレウロペインの抗酸化作用が、欧州食品安全庁(EFSA)において、ヘルスクレーム(健康強調表示:ある食物が特定の病気に効くとパッケージに表示すること)を与えられました。

オリーブオイルは、紀元前から便秘改善に用いられ、現在でも、イタリアなどでは子供の便秘予防にティースプーン一杯のオリーブオイルを摂らせているそうです。

オリーブオイルは小腸で吸収されにくく、腸神経系を刺激し、腸管運動を促進させます。また食物残渣(しょくもつざんさ:残りかす)に混じることで腸内での便のすべりを良くします。

よく油を使わない料理ばかりを食べて、便秘になっている人がいますが、野菜などの繊維は食べているのに、どうも通じが悪いという方は、食事中の油脂が不足しているかもしれませんので、オリーブオイルはおススメです!

松生先生の調査では、下剤を継続的に使用していた慢性便秘の患者さん64人に、オリーブオイルを毎朝30ml摂取していただいたところ、何とほぼ全員の63人が下剤の使用を中止、または下剤の減量が可能になりました。

特に便が硬かった患者さんでは、普通の便になるまで改善できたそうで、松生先生はティースプーン2杯程度のオリーブオイルでも効果が期待されると述べています。また、白湯にオリーブオイルを入れて飲むと体が温まりさらに効果的だそうです。

逆に松生先生が注意している点があります。センナ、大黄、アロエ等のアントラキノン系の下剤の使用に対しては、服用を中止すると再び便秘になるため、どうしても継続使用しがちになり、やめては便が出なくなって更に薬を飲む、という悪循環で次第に服用量が増加する傾向があるといっています。

その結果、大腸メラノーシス(大腸黒皮症)が現れて腸管運動を妨げ、排便困難を更に増悪させることがわかっています。大腸メラノーシスとは、大腸粘膜下にメラニン様の色素が沈着し、腸神経系に障害を及ぼす病気です。

このような大腸メラノーシスを認めるような慢性便秘症の患者さんに、オリーブオイルを摂取してもらうと、症状が改善し、下剤服用量が減る患者さんが少なくなく、オリーブオイルは、腸神経系に対しても確実に作用しているとのことです。

便秘は万病のもと

厚生省から、「平成27年(2015)人口動態統計(確定数)」が発表され、日本人の死亡原因の第一位はガンで、男性は4番目に結腸がん、女性は2番目に結腸がんが死因に挙がっています。

これは食生活の欧米化が原因ではないでしょうか。特に赤身肉(豚や牛肉)は、大腸がんのリスク上昇因子になっています。(世界癌研究基金 / アメリカ癌研究財団「2007年」)

逆に、大腸がんのリスクを確実に減らす要因として、身体活動と野菜や果物などの食物繊維を含む食品や、ニンニクなどが上がっています。野菜ではタマネギ、ニンジン、キャベツが特にがんの予防に有効のようです。(世界癌研究基金 / アメリカ癌研究財団「2007年」)

腸は免疫にも深く関与しており、全身の免疫の半数以上が腸に関連しており、うつ病などの精神面にも腸が関係しているといわれています。

元プロレスラーのアントニオ猪木さんが以前言っていたことですが、プロレスラー志願の新弟子で、すぐに辞めてしまう人の特徴を次のように述べていました。

  • 猫背
  • お腹が硬い

この様に、「お腹が硬い=腸が悪い」人は何事も根気がなく長続きしないのです。また胆力という言葉がありますが、これは肚(はら)ができているということで、腸がしっかりして健全であれば、心も健全で、強い精神力を発揮できるというものです。

まさしく腸は脳と関連があるのです。

最後に松生先生おススメの「エキストラバージンオリーブ・ココア」をご紹介いたします。

[材料](1杯分)

  • 湯(沸かしたての熱いお湯)300ml
  • ココアパウダー 小さじ2
  • エキストラバージンオリーブオイル 小さじ2
  • オリゴ糖 小さじ2~3

[作り方]

  1. お湯にココアパウダーを入れて良くかき混ぜる。
  2. 1にオリゴ糖とエキストラバージンオリーブオイルを入れて、かき混ぜて飲む。

ココアパウダー5gには、食物繊維が1.4グラムも入っているのです。またオリゴ糖も腸内細菌の活力を高めます。

便秘解消と、体温上昇効果があるとのことですので、どうぞお試しください!

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若者の退化と先祖返り

現代人の身体は退化しているのではないかとの声をよく聞きます。下のグラフは、昭和46年と平成13年の子供の身長・体重の比較です。身長も体重も確実に増加して、一見すると体格は良くなっています。

[子どもの体格の推移] 図1-5-1 平均身長の推移(男子)

[子どもの体格の推移] 図1‐5‐1 平均身長の推移(男子)のグラフ

  11歳 14歳 17歳
昭和46年 140.8 160.9 168.3
平成13年 145.3 165.5 170.9
[子どもの体格の推移] 図1-5-2 平均体重の推移(男子)

図1‐5‐2 平均体重の推移(男子)のグラフ

  11歳 14歳 17歳
昭和46年 34.2 50.1 58.9
平成13年 39.5 55.5 62.8

                            (出典:「文部科学省ホームページ」)

下の分布図は、1970年から2000年までの、13歳女子の年代別、「体力・運動能力」の格差の比較です。30年間で確実に体力も運動能力も低下しています。

[体力・運動能力の格差の拡大] 図1-4 持久走(13歳女子)

[体力・運動能力の格差の拡大] 図1‐4 持久走(13歳女子)のグラフ

(注)平均値と標準偏差から推計した正規分布図 (出典:「文部科学省ホームページ」)

・身体を操作する能力の低下が著しいとの指摘があります。体を自分の意志で動かす行為は、神経系をはじめとする体の発達に伴って、高度なものになってくる。しかし、近年では、子どもが靴のひもを結べない、スキップができないなど、体を上手にコントロールできない、あるいはリズムをとって体を動かすことができないといった、身体を操作する能力の低下が指摘されているとのことです。

平成24年より中学校で武道・ダンスの必修化が実施されたのも、こういった背景があるのかもしれません。

同ホームページでは、「子どもの体力の低下は、将来的に国民全体の体力低下につながり、生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下など、心身の健康に不安を抱える人々が増え、社会全体の活力が失われる事態が危惧される」との指摘もあります。

これらの大きな変化の要因は、食生活の欧米化が進んだ結果だと思います。戦前までの伝統的な日本の文化を捨ててしまった結果、体格は良くなったけれども、体力がなくなったのがと思います。

なぜ戦後の日本人は、食生活をはじめとした伝統的な日本文化を捨ててしまったのでしょうか。

日本は敗戦後7年半に渡り、GHQ (General Headquarters)に支配、管理されました。この間に受けた様々な影響がその一番の理由だと考えます。

戦前、戦中の日本の生活は貧しかったと思います。特に戦時中は、大変な我慢を強いられていたことでしょう。実は私の父も戦争経験者で旧日本陸軍の軍人として、満州に出兵していました。

父から聞いた話では、戦地では食べるものに困り、猫まで食べたといっていました。また、敵の弾に当たった軍馬も、歩くたびにその傷から勢いよく血が噴き出ていたため、そう長くないとの判断から銃剣で突いてとどめを刺し、その後皆で食べたそうです。

この様な極限の状態から一転して、敗戦後に多くの食料品がアメリカから入ってきたらどうなるでしょうか。それに飛びついてしまうのも仕方ないと思いますし、誰も責められないと思います。

当時の日本人と比べ、現在の日本人は種としての退化の傾向が進んでいると思います。日本の食生活の良い面を見直して、今まで捨ててしまったものを取り戻す必要があります。そうすれば再び日本人の強さと健康を手にすることができるのです。

先祖返り

先祖返りという現象があります。私の知人に自然農法家がいますが、その人の話で面白い内容がありましたのでご紹介します。

最近の野菜や果物は、F1種のものがほとんどです。「F1」というのは、生物学用語で、first filial generation 、交雑によって生まれた第一代目の子を意味し、日本語では「一代雑種」とか「ハイブリッド種」とも言われます。

これらの種は、一代目はちゃんとした野菜や果物になるが、その種を採種して2代目を作ると奇形のものができてしまいます。

しかし、それを3代4代と代を重ねて育てていくと、5代目くらいから先祖返りして、元の形質に戻るそうです。

また、金魚でも先祖返りが存在します。もともと金魚の先祖はフナで、それを人工的に品種改良して和金、琉金、蘭ちゅうなどと品種を増やし固定化しました。

札幌整体治療院 谷井治療室 ランチュウ画像

写真 1

札幌整体治療院 谷井治療室 奇形ランチュウ画像

写真 2 ランチュウ稚魚 「帆立」

上の写真は、蘭ちゅうという種類の金魚です。私も子供の頃に飼っていました。その一番の特徴は、背びれが無いことです。この金魚も、稚魚の段階で先祖返りしてしまっているものを選別していきます。

写真 1は、標準的な蘭ちゅうで、写真 2は稚魚の背中に本来は無いはずの背ビレが生えている、「帆立」と呼ばれるもので、これは子孫に遺伝するので、選別の対象となりハネられます。

この様に、金魚もいくら品種改良をしても、必ず先祖返りして元のフナに戻ろうとします。

自然界も同じで、スギやヒノキを植林した人工的な山も、人の手が入らないまま放置していたら、本来その土地に適合し自生していた植物に置き換わり、また一次林に戻っていきます。

人間も、様々な事情で退化しても、自然に即した生活に改めれば本来の体に戻っていく力を持っていると思います。

人は万物の霊長として賢いのかもしれませんが、完璧ではありません。間違いを犯して初めて気づくのです。そして、もうその時期にきているのではないでしょうか。

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