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札幌の「キネシオロジーの谷井治療室」院長の谷井昌幸です。専門のキネシオロジー、オステオパシー、カイロプラクティック、整体治療、MTS療法の事や、心と体の事、潜在意識や食事、運動など健康に役立つ情報をお届けいたします。

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手技療法と大和魂

私が東京から北海道札幌市に移住して、同じ日本でも所変われば何とやらで、様々なギャップを感じたのも事実です。

幸い言葉は東京とほとんど変わらず、イントネーションも同じなので、この点は不自由したことがありません。

コールセンターで仕事をしている患者さんに聞いた話では、札幌はコールセンターの会社がひしめいているというのです。その理由が札幌の人は言葉が奇麗だからだそうです。私も確かにそう思います。

方言(北海道弁)は別として、その他の言葉はどうしてこんなにも標準語(共通語)に近いのかと不思議でなりません。その理由は北海道の歴史の浅さにあるのかもしれませんが、この問題は専門家の意見などを今後勉強してみないとわかりません。

食文化も、一風変わったものもあります。まず思いつくのが、「赤飯」です。東京の赤飯は、もち米に小豆を入れますが、北海道では、甘納豆(それも巨大な豆です)を入れるのです。そして、食紅を使ってご飯をピンク色にします。甘い赤飯は衝撃的でした。コンビニの赤飯おにぎりもこの甘納豆おにぎりです。

次に「鶏のから揚げ」のことを札幌では「ザンギ」というのです。この呼び名の由来はいまだにわかりません。因みに「トウモロコシ」のことを、北海道では「トウキビ」と呼びます。

手袋をすることも、こちらでは「手袋を履く」といいます。また、車のタイヤも履くと言います。

この様に違う所を上げたらきりがありませんので、まあこの辺にすることにします。

話題を整体治療に変えたいと思います。治療の世界は情報量では東京が最先端を行っていると思いますが、だから東京の治療が一番優れているとは言えません。今は昔と違いインターネットの普及もあり、交通網も整備されたため、たとえ陸続きでない北海道だとしても、やり方次第でいくらでも情報を集めることはできます。

確かに様々なものが揃う札幌に住んでいるので、言えるという部分もあると思います。これが同じ北海道でも地方都市であったなら、少しハンディがあるかもしれませんが、それでも昔から比べたら様々なことが便利になっているのではないでしょうか。

そう考えますと、情報に関しては、日本中ほとんどの地域が横一列になっていていると思います。あとは細かい違いとしては、47都道府県にそれぞれの地域性や習慣の違いがあることは確かで、平均寿命や病気の種類も多少の差はあるようですが、それほど格差があるわけではないと思います。

同じ日本の中ではそんなに違いが無いということにして、では海外とはどうなのでしょうか。海外の事情に関しては、まったく疎いので、偉そうなことは言えませんが、手技療法に関してはアメリカが世界をリードしているような気がします。オステオパシーもカイロプラクティックもその発祥はアメリカで、日本の手技療法も多大な影響を受けています。

ただ日本とアメリカとでは、法制度も違うし、オステオパスやカイロプラクターの位置づけも違うので、同じ土俵で比べることはできません。ただ言えることは、日本人は器用だということです。海外から様々な治療法をとり入れ、それをもとに日本独自のものを作り上げてゆく能力に長けていると思うのです。

これは物づくりでもいえることで、自動車でも、電化製品でも日本の技術は素晴らしいと思います。軍事技術などでアメリカにかなわないものもありますが、日本はよく頑張っていると思います。そもそも覇権国家であるアメリカに様々な情報や技術が集まるのは当然なのですから。

世界四大文明と言われる、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明もその当時の最先端の情報と技術が集まっていました。

そして、かつての日本は、隋や唐から最新の技術や情報を学んでいましたが、現代はアメリカから学んでいます。

源氏物語の中にも、「才(ざえ)をもとにしてこそ、大和魂の世に用いらるる方も強う侍(はべ)らめ」という名言があります。これは、「他国の学問を基本にしてこそ、大和魂を世に発揮できる人が多いのである」という意味です。ここで言う「大和魂」とは、日本古来から伝統的に伝わる固有の精神という意味で、決して軍国主義的なものではありません。

この様に日本人の素晴らしさは、諸外国から謙虚に学び、それを日本的精神をもって独自の文化として高めていけるところではないでしょうか。

今の手技療法の世界もそのようになってほしいと思いますし、必ずそうなっていくと思います。日本人の日本人による日本独自の手技療法です。

そのためには、紫式部が記したように、「才(ざえ)をもとにしてこそ・・・」すなわち、他国の学問を日本的精神をもって、決して驕らず、謙虚に、そして素直に学んでいくことが真の日本人の知恵である大和魂に繋がるのではないかと思っています。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

札幌市営地下鉄大通駅から徒歩3分と好アクセスです。

ご予約は 011-261-7866 にお電話下さい。

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北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1ロジェ札幌25-901

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腸間膜とメタボリックシンドローム

札幌整体治療院 谷井治療室 腸間膜画像皆様、腸間膜(ちょうかんまく)という言葉をご存知でしょうか。小腸や大腸などという言葉は聞いたことがあると思いますが、一般的に腸間膜という言葉は、あまり聞きなれないと思います。そこで腸間膜の簡単な説明を以下に記します。

゛空腸・回腸などの腸管を包み、後腹膜からつり下がる腹膜のひだ。二重の腹膜が癒着したもので、薄いが強く、扇状に広がって長い腸を支持し、血管や神経が多数分布する。”  出典:デジタル大辞泉

上記の様に、今まで腸間膜は、腸を支える支持組織としての働きと考えられてきました。ところが、2016年にアイルランドのLimerick大学のJ.Calvin Coffey外科教授らの研究により、今までの定説が覆る様な発表がなされました。Irish surgeon identifies emerging area of medical science

今回の新たなる発見とは、腸間膜が「消化器系の臓器」であるということで、これにより腹部疾患の原因解明が進む可能性があるとのことです。この発表を受けて、医学界で最も権威のある解剖学書とされる『グレイの解剖学』は、腸間膜に関する記述を早くも改訂・修正しているそうです。

今まで100年以上も腸間膜は胃や腸などの消化器系とは別の、断片化した構造と考えられてきました。

しかし、Coffey教授によると、「特に腸管を体につなぐ腸間膜が1つの連続した器官であることに気づいた。それまでは断片化したものとみなされ、非常に複雑な構造であると考えられていた」と述べています。

腸間膜は、れっきとした消化器系の臓器であるということは、栄養吸収に関わっているということだと思います。人体のパーツにはそれぞれの機能があり、無駄なものは何一つないということです。またそれぞれの機能は、多機能効率化が図られているということが、今回の発表で分かります。単なる支持組織だと思われていたものが、消化吸収にもかかわっていたということで、本当に驚きです。

腸間膜は、内臓脂肪が付くことでも知られています。メタボリックシンドローム(代謝症候群・内臓脂肪症候群)とも関連の深い内臓脂肪の貯蔵場所になっているのです。皮下脂肪は外見からある程度判別可能ですが、内臓脂肪は内部にしまい込まれているため分かりづらいものです。これはあたかも、部屋の中はきれいだけど、押し入れや収納スペースには物がぎっしり詰まっていると言ったところでしょうか。

メタボリックシンドロームは、内臓脂肪がたまっておきる病気で、腹囲が増すほど病気のリスクが増すと考えられています。内臓脂肪面積が100c㎡以上であれば内臓肥満があると判定されますが、臨床の場では、立位で軽く息を吐いた状態で、へその高さで腹囲(ウエスト周囲径)を測定し、男性で85cm以上、女性では90cm以上を内臓肥満ありと判定します。そのうえで、脂質異常症・血圧高値・空腹時高血糖の3つの異常のうち2つ以上を合併するとメタボリックシンドロームと診断することになります。

よくちょっと太っているくらい(ちょいメタ)の方が、長生きをすると言われていますが、それは65歳以上の人に当てはまります。30代、40代で「ちょいメタ」だと、代謝が落ちるその後の人生で、確実にメタボになってしまうのです。

では、メタボリックシンドロームを防ぐには、どのようにしたらよいのでしょうか。まずは食事の管理が大切です。早食い、間食、夜食、欠食、孤食は禁物で、夜の食事のカロリーは、減らすことが効果的です。

ただ食事制限の難しい所は、続かないということです。様々な統計を見ても、約半数の人は脱落していきます。それぐらい人間の食欲は強い欲求なのです。無理なダイエットは続かないので、自分のペースで、まずは継続することを目的とするのがよろしいと思います。

次に運動についてですが、ウォーキングの様な有酸素運動と、筋トレを交え、更にストレッチ体操の様な柔軟性向上の運動をミックスするとよいでしょう。歩行は平地歩行のみでは不十分なので、坂道や階段もおりまぜて、早歩きをすることをお勧めします。

筋トレは、8~12回位がやっとという負荷で行うことが良いと思います。それよりも重い負荷だと、関節などにかかる負担が強くなり、ケガのリスクが増してしまいます。また、それより軽い負荷だと、筋トレという目的よりも、持久力的な運動になってしまい、筋量増加はあまり望めません。

筋肉量が多いと様々なメリットがあります。糖質は筋肉の中に蓄えられますので、筋量が多ければ、それだけ糖の貯蔵庫が増えるということで、糖尿病の予防にも役立ちます。また、筋量が多い人の方が安静時の代謝が増しますので、黙っていてもエネルギーを消費してくれメタボの改善に役立ちます。

人間の身体の中で最も筋肉が多いのは脚です。スクワットなどの運動はおすすめですが、くれぐれも正しいフォームで行ってください。

さきほど腸間膜に内臓脂肪が蓄積すると申し上げましたが、この腸間膜を刺激するという意味で、内臓マニュピレーションや、全身のバランス調整も有効だと思います。

そしてまた、腹式呼吸でお腹を動かす(腹を練る)ことも有効ですので、是非行ってみてください。

減量や筋トレを頑張っていても、必ず停滞期(プラトー)は訪れます。あきらめないで、継続することが大切です。人間は辛くて嫌な事は続かないものです。いかに楽しんでできるかがカギとなります。

「可愛い彼女が欲しい」、「カッコイイ彼氏が欲しい」などの理由でもいいと思います。動機が不純なほど、人はやる気が出ると言います。未来の健康で美しい自分を思い描いて頑張ってください。応援しております。

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頚椎椎間板ヘルニアと肩こり

肩こり、首こりや、首・肩の痛みを訴える患者数は、日本中でどの位いるのでしょうか。平成25年の国民生活基礎調査によると、以下のような数字になっています。

男性

  • 1位:腰痛(人口1000人あたり92.2人)
  • 2位:肩こり(人口1000人あたり60.2人)
  • 3位:鼻水・鼻づまり(人口1000人あたり50.9人)
  • 4位:「せき」や 「たん」(人口1000人あたり50.4人)
  • 5位:手足の関節の痛み(人口1000人あたり41.8人)

女性

  • 1位:肩こり(人口1000人あたり125人)
  • 2位:腰痛(人口1000人あたり118.2人)
  • 3位:手足の関節の痛み(人口1000人あたり70.3人)
  • 4位:鼻水・鼻づまり(人口1000人あたり59.1人)
  • 5位:体のだるさ(人口1000人あたり54.4人)

男性よりも女性に肩こりが多いのは、女性は男性よりも、首や肩の筋肉量が少ないからとか、女性に冷えから来る血流の悪さがあるなどの説があります。

また、現在通院している病気やケガ(1000人あたりの人数) のデータを以下に示します。

男性

  • 1位:高血圧(114人)
  • 2位:糖尿病(54.1人)
  • 3位:歯の病気(43.9人)
  • 4位:腰痛(42.2人)
  • 5位:目の病気(39.3人)

女性

  • 1位:高血圧(114.6人)
  • 2位:腰痛(58.4人)
  • 3位:目の病気(56.7人)
  • 4位:高脂血症・高コレステロール血症等(53.8人)
  • 5位:歯の病気(52.5人)

これを見ると、肩こりを訴えている患者数は、男性で2位、女性では1位であったのに、実際に病院に通院している患者数データの1位~5位の中には入っていないのです。ということは、「肩こり」では病院にかかるまでもないと判断して、それ以外の改善方法を試みているか、我慢しているかのどちらかということになります。

肩こりで病院に行っても、飲み薬や湿布などの対症療法しかないので、病院にはいかないという方も多いと思います。もし私自身も同じ状況であったなら、病院には行かないと思います。

現代社会はスマートフォンやパソコンの普及で、以前に比べ頸部に対するストレスは相当なものだと思います。20代30代の方でも頚椎椎間板ヘルニアに罹っている方が増えているという情報もあります。これも原因として一番に考えられるのは、スマホやパソコン使用時の無理な姿勢であると思います。

首の角度と頭の重さのイラスト

上の図は、首の角度と頭の重さの関係を表したものです。人の頭の重さは、4.5~7kg位あります。首にかかる重さは、頭の位置によって変わり、45度で22kgの重さが首にかかります。それが60度になると、27kgもの重さを首で支えなければなりません。

私も経験がありますが、電車の中などで居眠りをして、目覚めたときには首がとても痛かったということがあります。これも首の角度が60度位で、長い時間、頭の重さを支えていたために起きた現象です。1回の居眠りでこれだけダメージを受けるのですから、スマホやパソコンなどで毎日負荷がかかったらどうなるかは、論をまちません。

椎骨の間には椎間板と呼ばれるクッションがあります。この椎間板は、中心部に髄核と呼ばれるゲル状の部分があり、その周囲を繊維状の軟骨が何層にも重なっている構造です。椎間板画像

不良姿勢などで繰り返し首に無理な力がかかると、頚椎椎間板の繊維輪に亀裂が入ってしまいます。あたかも金属疲労の様にです。こうなると、中心部の髄核が繊維輪の亀裂に沿って外側に飛び出してきます。これが頚椎椎間板ヘルニアの発生機序です。(頚椎ヘルニア、首のヘルニア、頚部ヘルニアも同意語です)

始めは、軽い肩こり、首こりだったものが、頭痛やめまいなどを伴う様になり、やがて手の痺れや筋力低下などの症状へと広がっていきます。そして病院でMRIなどで検査をしたら、頚椎椎間板ヘルニアと診断されたということが多々あります。

腰痛もそうですが、初めは軽い腰痛だったものが、徐々に腰痛が強くなり、やがて、ぎっくり腰を繰り返すようになったりして悪化の一途をたどり、最終的には腰椎椎間板ヘルニアに移行するというケースも少なくありません。

たかが肩こりされど肩こり、侮るなかれです。

「体の痛みの9割は首で治せる!」という書籍に、首の故障度チェックリストがありましたので、ここにご紹介いたします。

  • 最近洋服のボタンを留めるのに苦労したり、ボタンが上手く留められないことがある。
  • 硬貨など小さいものを指でつまもうとしても、なかなかつまめない。(★)
  • 手に力が入らない。
  • 昔の様に字がうまく書けなくなった。
  • 食事のとき箸が持ちにくい、またはうまく持てない気がする。(★)
  • 手すりにつかまらないと階段の昇り降りができない。(★★)
  • 歩いているとき、何となくふらつく感じがある。
  • 皮膚に触った時の感覚が鈍くなったような気がする。(★)
  • 首が痛くて夜寝られない。(★)
  • 無理をせず安静にしていても、首の痛みが4日以上とれない。
  • 手足がしびれている感覚が続いている。(★★)

★のついている症状は、症状が重く、特に★★のついている症状は、すぐに整形外科で検査をするようにとの記載があります。

頚椎ヘルニアの主な症状は様々で、ヘルニアの発生する部位によって、出てくる症状が変わります。首、肩、上腕、肩甲部の痛みやしびれ、脱力感が多く、その他に頭痛やめまい、歩行障害、尿失禁など様々です。また、首を後ろに反らすと肩甲骨や手指に痛みやしびれが走ることもあります。

これだけ重篤な症状が出る前に、体は様々なサインを発しています。その中でも「肩こり」というありふれた症状が、頚椎ヘルニアと大きな関連があるのです。パソコンやスマホなどの姿勢に気を付けることと、肩こりを放置しないことが大切で、根本的な体の歪みを調整することをお勧めいたします。

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ストレートカイロプラクティック

ここ最近カイロプラクティックの事を、いろいろと考えることがあり、その世界にしばらく浸っていました。もともと私は、治療の業界にお世話になるきっかけが、カイロプラクティックだったので、カイロプラクティックに対する想いは人一倍強いかもしれません。

カイロプラクティックの世界には、ストレートカイロプラクティックという言葉があります。どのような意味かというと、施術においてカイロプラクティックの手技以外のものを用いないで行うというもので、当然、問題となっている箇所以外は治療しないというものです。

似たような言葉に、メジャー治療とか、スペシフィック・アジャスト(原因箇所に限局した施術)というものもあります。ストレートカイロプラクティックには、カイロプラクティック哲学というものがあり、それがバックボーンとなって、その理念のもとに施術が行われています。

カイロプラクティック哲学の中に、イネイト・インテリジェンスと、サブラクセーションという言葉があります。これらの言葉は西洋医学的な解釈とは一線を画するもので、カイロプラクティック独自の考えに基づくものです。

イネイト・インテリジェンスとは、先天的な知能、内在された叡智などと呼ばれ、人間が本来持っている自然治癒力とも受け取ることができます。このイネイト・インテリジェンスは、脳から脊髄神経を経由し、末梢神経を介して全身の器官、組織、細胞へと流れていくと考えられています。

このイネイト・インテリジェンスが正常に流れていれば、健康であり、逆にどこかにその流れに滞りがあると、身体の調子を崩し、免疫力が低下したり、場合によっては病気になったりします。

神経系の障害により、このイネイト・インテリジェンスの流れが阻害されている部分を、サブラクセーションと言います。ストレートカイロプラクティックでは、このサブラクセーションのみを施術の対象とし、その他の部位には一切施術を施さないというものです。

例えば、B.J.パーマーの行っていた、ターグルリコイルテクニックでは、第一頸椎もしくは、第二頸椎のみを施術の対象にしています。

ガンステッドテクニックでは、後頭骨、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、腸骨、四肢などあらゆる部位を施術の対象としますが、メインは脊柱と骨盤になります。トムソンテクニックやピアーズテクニックも、脊柱と骨盤が主な施術箇所となります。

この様に、カイロプラクティックでは、主に脊柱(椎骨)や骨盤のどこかにイネイト・インテリジェンスの流れを妨げているサブラクセーションを求め、そこをメジャーポーンととして、アジャストします。アジャスト後は、イネイト・インテリジェンスの働きに任せるというのが、ストレートカイロプラクティックの考え方です。

この様な話を聞くと、なんだかとってもカッコイイ治療法ではないですか。ワン・アジャストで全てが変わる夢の様な治療法だと思いませんか?

9回裏、2死満塁、3点差ビハインドという場面で、阪神の代打、川藤が、巨人江川から一振りで、代打満塁サヨナラホームランを放つようなものです。(古い例え話でごめんなさい)

ガンステッドでも、主に頸部、胸部、腰部の3か所で、大体かたが付いてしまいます。これをまたまた野球に例えると、巨人の槇原を、バース、掛布、岡田の3連続バックスクリーン・ホームランでノックアウトしたようなものです。(またまた古くてごめんなさい、西武ファンなら秋山、清原、デストラーデですが、しつこいので止めます)

とにかくストレートカイロプラクティックとは、その哲学とともにとてもカッコよく、これが上手く決まれば、治療家として、職人冥利に尽きるというものです。

しかし、現実はそんなに甘くはありません。実はストレートカイロプラクティックには、様々な障壁があるのです。

まず、カイロプラクティック哲学の神髄であるイネイト・インテリジェンスとは、そもそも何ぞやということです。イネイト・インテリジェンスは、目には見えない、手で触れない、現代医学的な検査においても計測不可能なものなのです。これを理解するとは即ち、深遠な宇宙の真理を理解することと同じ様なものなのです。

そしてまた、もう一つの、カイロプラクティック哲学の柱が、サブラクセーションです。これもまた、万人が納得するような言葉を私は持ち合わせていません。サブラクセーションとは単なる椎骨の変位をいうのではなく、神経学的障害、ひいてはイネイト・インテリジェンスの流れが障害されている部位のことをいいます。

では一体、脊椎や骨盤の中で、どこにサブラクセーションが存在するのか、それをどの様に診断するのが一番良いのでしょうか。サブラクセーションの前提となるイネイト・インテリジェンス自体が、なかなか掴みどころの無いものなので、サブラクセーションについても、どうしても曖昧さが付いて回ります。

人間は自分の知識や経験をもって、物事を測る尺度としていますので、自分のレベルに見合った理解しかできません。よって、サブラクセーションについても、それぞれの施術者のレベルに応じて、その部位の選定がなされていると思います。

目の前の現実は一つでも、その解釈は無限大にあるのです。この辺がストレートカイロプラクティックの大きな問題だと思います。

次に、百歩譲って誰もが認めるメジャーポイントが見つかったとします。けれども、その部位を的確にアジャストできるかという、もう一つの技術的な問題が浮上してきます。最小の施術で、最大の効果を出すということは、それなりの精度をもったアジャストが要求されるのです。技術者として当然クリアしなくてはいけない水準はありますが、これもストレートカイロプラクティックを行う上で、かなりの障壁となります。

最後の障壁は、患者様です。ストレートカイロプラクティックのシンプルな施術に患者様がどのような反応を示すかということです。

ほとんどの患者様は、ある程度の時間をかけて施術されることを望みます。逆にストレートカイロプラクティックの施術者は、できるだけ短い時間の中で、アジャストを完了することを目標とします。ここに患者様と施術者とのギャップが生まれます。

患者様は、遠い所から時間をかけて、はるばるやってきたのだし、お金を払っているのだからもう少し長く施術をしてほしいと思うのも無理はありません。

一方、施術者は、施術の目的が完遂されればそれで終了なので、たとえ短時間でもそれ以上の施術はしないのです。これを患者様に理解していただくという壁も相当なものだと思います。

私も、以前、「延長料金を払うからもう少しやってくれないか」と頼まれたことがあります。

ストレートカイロプラクティックの場合は、特に患者様のご理解と、施術者との信頼関係が大切になると思います。施術者側の哲学や、理念、技術などがいかに素晴らしくても、それを無理強いしては、武士の商法と同じです。

最終的にその治療を選ぶのは、患者様の方なのです。独りよがりの施術を押し付けるわけにもいきません。施術者の真摯な心をもって日々の臨床に当たることが、ストレートカイロプラクティックを志す上で一番大切ではないかと思います。

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MTS療法という治療法

 MTS療法とはどんな治療?

MTSとは、Muscle(筋力) Testing (テスト)Socius(仲間、ラテン語)の頭文字をとったものです。MTS療法は、母子小指対立筋などのインジケーター筋を使って、徒手筋力テストを行いながら、問題の箇所を調べる治療法で、カイロプラクティックのAK(アプライドキネシオロジー)が、この検査法の原点になっています。

MTS療法を開発したのは、恩師である東京の浦野喬義先生と仰る方です。浦野先生にお聞きしたところによると、もともとは鍼灸師の資格を取得し、その後、オステオパシーの世界で学ばれたそうです。

そして、その当時アメリカから帰国して、日本でカイロプラクティックを普及しようとしていた、塩川満章先生にカイロプラクティックを学んだそうです。浦野先生は、塩川スクールの1期生で、私も同じ塩川スクールを卒業しております。ちなみに私は17期生ですので、浦野先生は大先輩に当たります。

その後は、独自の道を進み、現在のMTS療法に至ったということです。私もご縁あって、MTS療法にお世話にり、今年で22年になります。東京で4年、その後、私が札幌に引っ越したため、札幌で18年間、浦野先生のご指導を受けてまいりました。

北海道に来てからも、私がMTS療法を続けてこられたのには、大きく2つの理由があります。一つは北海道の先輩治療師の方々が、MTS療法の教育の場を整備してくださったことです。現在、MTS療法を学べる場所は、東京以外では北海道と九州のみです。それぞれの場所で、会場を用意したり事務手続きなどを行って下さる方の恩恵で、札幌の地でもMTS療法を学び続けることができるのです。

二つ目の理由は、浦野先生が毎年、北海道まで来てくださったことです。それも1年も休まずにです。浦野先生と私とでは、親子ほどの年の差があります。歳のことをいっては失礼ですが、よくあの御歳で毎年、北海道まで来てくださったと、ただ感謝あるのみです。

MTS療法を学ぶには、初級、中級、上級の基礎学習をそれぞれ1年づつかけて行うため、これだけでも3年(現在は2年に短縮)かかります。またその後に応用の学習が続きます。初級はカイロプラクティックの考えや各テクニックの概要などで、塩川スクールを卒業し、その在学中からスクール講師の治療院に弟子入りしていた私には、もう一度カイロプラクティックのおさらいをするような感じでした。

MTS療法、一年目の初級受講時に、私はちょっとした事件を起こしてしまいました。若気の至りで、初級担当講師の沽券を傷つけてしまったのです。その講師はMTS療法の中では、一目置かれていた先生らしく、再受講の先輩方もたくさん訪れていた程の、人気の高い先生でした。

その日は、カイロプラクティックのガンステッドテクニックの講義でした。担当講師が骨盤のレントゲンフィルムを手に、説明をしていたのです。ガンステッドテクニックのレントゲン分析には様々な法則がありますが、その講師は明らかに間違った説明をしていました。

私は、すかさずその間違いを指摘したのです。皆の前で恥をかかされたその講師の顔は、みるみる真っ赤になってゆき、険しい表情でこちらをにらみつけてきたのです。正直、マズイと思いました。

私は、塩川スクールを卒業していたので、ガンステッドテクニックは基本中の基本でした。学長の塩川満章先生が、最も得意とするテクニックが、ガンステッドテクニックだったため、塩川スクールにもその色が強く反映されていました。ガンステッドテクニックは、技術の習得にも時間がかかるため、2年間、毎週ガンステッドの授業があったほどです。

そしてまた、塩川スクール在学中から、ガンステッドテクニック講師の治療院に弟子入りしていたため、レントゲン分析には少々自信がありました。そこの治療院では、患者様に提携病院でレントゲンを撮ってもらうことが多々あり、その写真を分析しやすい様に線引きするのが、全て私の仕事になっていました。

皆様、シャーカステンをご存知でしょうか。今では何でも電子化されてしまい、レントゲン画像も、モニターにそのまま映し出すことができますが、以前は黒くて大きなフィルムに現像されていました。現像されたフィルムをシャーカステンに差して裏から光にかざして見るのです。私も患者様からお預かりしたレントゲンフィルムをシャーカステンに乗せ、ガンステッドパラレルルーラーという定規を使って、腸骨の歪みや、腰椎のローテーション、メジャー側の特定、ADの計算など、様々な作業を一人でこなしていました。

毎日ガンステッド漬けの日々だったので、お蔭様で、レントゲンを見れば、線引きをしなくても、おおよそのことが分かるようになっていました。

その様な中で、MTS療法の初級の授業でガンステッドの間違った講義を聞いてしまったため、思わず指摘してしまったのです。その後、この講師とは何となくギクシャクした関係になってしまいました。今ではこの講師も、MTS研究会を辞めてしまったため、もうお会いすることもないかと思いますが、申し訳ないことをしたと反省しています。

その当時、同じ志を持ってMTS療法を学ぶ同期の治療師は、20人以上いましたが、年々減少して行き、現在では数名を数えるのみという状況です。MTS療法を学ぶ治療師の先生は全国で100名以上いますが、過去に辞めて行った治療師の先生は、その10倍以上いるのではないでしょうか。

MTS療法は、1年目の治療師でも理屈は分かるが、30年以上の治療師でも、これを行うのは難しいという治療法です。理屈が分かるのと、それを体現できるのとは別問題なのです。

例えば、野球のイチロー選手に、バッティングの手解きを受け、その理論や理屈が分かったとしても、イチロー選手の様にバッティングをすることはできません。

MTS療法も同じで、浦野先生に治療を教えていただいても、すぐにMTS治療ができるわけではないのです。たゆまぬ反復練習を行って、自分の中に落とし込まなくては、できるというレベルにはならないのです。(たいして出来ていない自分が言っても説得力はありませんが・・・)

MTS療法に入門してきた治療師の中には、明日からすぐに使える治療技術を教えてほしいと、入会してくる先生もいると思います。この様な先生方は、単純な反復訓練の修行に耐えかねて、辞めて行ってしまうのではないでしょうか。辞めてしまう理由には、根が続かないということと、もう一つ理由があると思います。

MTS療法は、もともとカイロプラクティックなどで開業していた治療師の先生方が、「百尺竿頭に一歩を進む」の禅語の如く、治療の技術は、ある程度のレベルに達しているが、なおその上に一歩を進もうと志して、浦野先生に教えを乞う形でスタートしたものと聞きます。

この様な経緯から、一から十まで教えてもらおうと思って、MTS治療の門を叩くと、期待外れに終わってしまうのではないかと思います。

ただここで注意しなくてはいけないのは、何事にも「守」、「破」、「離」というものが存在する様に、MTS治療も浦野先生のコピーを目指すのではないと私は思っています。

MTS治療には、決まった型は無いのです。浦野先生も基本的なことは教えてくださいますが、全て自分と同じようにせよとは言いません。(言われても出来ないというのが本音ですが)

十人の治療家がいれば、十通りのMTS治療があってしかるべきなのです。カイロプラクティックの世界でも、B.Jパーマー、ガンステッド、トムソン、ピアーズ、ディジョネットなどの名だたるカイロプラクターは、それぞれ源流は同じでも、強烈な個性を放つ独自のテクニックを開発しました。また一流は一流を知るの如く、お互いをリスペクトしている点も素晴らしいと思います。

私が書生時代にお世話になっていた治療院は、ガンステッドテクニックを主に行っていました。そこの先生が次のような印象的な言葉を残しています。「日本では、ガンステッドテクニックを行う治療院は沢山あるが、ガンステッドシステムを行う治療院はない」というものです。

たしかに、始めから終わりまで、ガンステッドクリニックのシステムを導入することは、レントゲン撮影の問題などで、不可能です。しかし、それをクリアしたとしても、ガンステッドテクニックのみで治療を行うとなると様々な壁に突き当たると思います。

究極的には、治療テクニックやそのシステムは、目の前の患者様のためにあるものです。患者様をテクニックにはめ込むのではなく、テクニックが患者様に歩み寄ることが肝要だと思います。それはMTS治療でも同じです。

MTS療法と浦野テクニック

MTS療法も別の呼び方をすれば、「浦野テクニック」となります。浦野テクニックであるMTS治療は、浦野先生のものであり、いくらそれをまねしても、浦野先生にはなれないのです。

野球でも同じで、その昔、王 貞治選手の一本足打法を、まねようとした選手は何人もいましたが、結局、王選手以上の成績を残した人はいませんでした。

宗教も同じで、仏教の教祖はお釈迦様ですが、その分派である各宗派の宗祖がそれぞれ別に存在するのです。誰もがお釈迦様の様になりたいと修行をしていても、そこになかなか到達できません。

キリスト教も、教祖はイエス様ですが、その分派は無数にあり、皆がイエス様の様になりたいと目指していますが、結果は皆さまがご存知の通りです。

治療の業界は、浦野先生の真似だけで飯が食えるほど甘い世界ではありません。私も現在に至るまで、苦戦の連続です。北海道に来たばかりの頃は、浦野先生が心配してくださり、私に会うたびに「谷井君、食えているか?」と、よく声をかけてくださいました。浦野先生にご心配をかけるわけにもいかないので、かなり厳しい経営状況でも、その都度「はい!」と答えていました。今でも決して楽な状況ではありませんが、お蔭様で無事に生活させていただいています。

私のもう一人のMTS治療の師は、渋谷の山崎整骨院の山崎徹先生です。山崎先生のMTS治療に対する姿勢には、頭が下がる思いです。私生活全てがMTS治療に直結しているという生き様で、私には到底まねのできないことです。

MTS治療も技術優先ではなくて、人間性とか生き方などの部分が重要であるということを、山崎先生はその背中を通して教えてくださいました。

山崎整骨院の門下生は、通常はそこを卒業したら、浦野治療室のスタッフに入ることがほとんどでしたが、私は諸般の事情で北海道に住むことになったため、それはかなわなかったのです。

浦野先生の内弟子としてMTS治療を学んだわけではないですが、私はそのことに引け目を感じたことは一度もありません。逆に北海道で諸先輩方から、新たなる観点の治療に対するご指導を頂いたりと、感謝することばかりです。これらの事が自分の中のMTS治療と、良い意味での化学反応を起こして現在があると感謝しています。

お釈迦様の十大弟子の一人にアーナンダ(阿難)がいます。彼はお釈迦様の弟子の中で、一番悟りを開くのが遅かったと言われています。それは彼が美男子だったからだとか、いろいろと諸説ありますが、彼は釈迦族出身で、最も身近に、そして最も長くお釈迦様のそばにいたのです。お釈迦様の説教を最も多く聞き、よく記憶していたので、「多聞第一」と言われていました。最も身近にいたがゆえに、悟れなかったのは、恵まれすぎた環境であるためだったからではないでしょうか。

仮に私のMTS治療の修行環境が、浦野治療室のスタッフという恵まれすぎた環境であったなら、そのことに甘んじてしまい、アーナンダの様に、かえって成長が遅くなってしまったかもしれません。その点では、少し厳しく不自由な環境であったことが、怠け者の私にはよかったのではないかと思っています。

今まで、出来の悪い私を育ててくださった、皆様に感謝をし、これからの治療家人生も、MTS療法を基軸に、楽しんで精進して行けたらと思っています。

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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を改善する整体治療院 「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

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