毒だし
あなたの体調不良は、体に溜まった毒のせいかもしれません。
今回ご紹介する書籍は、「毒だらけ」 内山 葉子著 評言社です。
「皆さん! 元気ですかー」と聞かれて、「ハイ元気です!」と答えれれる人がどのくらいいるでしょうか?
疲れやすい、頭痛、肩こり、ボーとする、冷え、全身のこわばり、発熱、気分の落ち込みなど、病気と呼ぶほどでもないが、何となく体調が悪いと感じることはないですか。
実は、現代社会は汚染だらけ、毒だらけなのです!
例えば身の回りにある有害物質として、大気汚染、水質汚染、農薬や殺虫剤、電磁波、騒音など・・・
家の中でも、ホルムアルデヒド、電磁波、ブルーライト、洗剤、柔軟剤、クリーニング溶剤、防虫剤、カビなど
パーソナルケア商品でも、シャンプー、リンス、歯磨き粉、マウスウォッシュ、メイク用品、香水、制汗スプレー、ボディーソープ、ハンドソープ、ピアスなど
食品も、農薬、遺伝子組み換え食品、保存料や着色料などの食品添加物、人工甘味料、化学調味料、トランス脂肪酸、重金属汚染など
これらの有害物質の影響はどんなものかというと以下になります。
- 酵素阻害
- 内分泌かく乱
- 腸内細菌へのダメージ
- ミトコンドリア機能障害
- 自己免疫の異常
ただし、これらの影響が強く出る人とほとんど影響されない人がいます。
結論から言うと、「解毒力」「排泄能力」の差がこれらを分けているのです。
フランスの組織学者クロード・ベルナール(Claude Bernard)は、次のような言葉を残しています。
「細菌はささいなもの、生体環境が全てなのだ・・・」
ベルナール博士は、「原因は細菌そのものでなく、微生物が増えるのに好条件な ” すみか ” となった患者の内部環境に問題がある」といっているのです。


そう考えると、やはり人間は微生物と共生しているので、腸内環境の良し悪しが解毒・排毒能力や免疫力にも大きく関わっているのだと思います。
私も臨床の場で感じることは、腹診でお腹を触ってみて硬いなと感じる方は、腸が悪いと言えますし、腸の悪い人は腰も悪く、腰痛の人が多いのです。
また、骨盤や腰椎の歪みが強いと、腸に対する神経伝達が阻害され、腸の働きが低下してしまうことも考えられます。
確かに骨盤のゆがみが強い人は、骨盤内臓器(腸、泌尿器系、生殖器系)の働きが良くない傾向にあります。
つまり、体のバランスがよくて、腸内環境も整っていて循環が良ければ、解毒・排毒の力も強いと思います。
とは言え、多くの人がこれらの汚染の影響を受けているのも現実です。
サクランボ農家のアルバイトをしていた方から聞いた話では、サクランボには毎日、農薬をかけるのだそうです。ちょっと怖くなりましたね。
また農家の女性で咳が止まらないという患者さんがいましたし、別の農業の男性は、全身にしびれが出て、ふらつきもあるという症状でした。病院に行っても改善しないということで、当院に来られたのですが、明らかに普通ではない状態でした。
これは推測の域を出ませんが、普段使用している農薬の影響ではないかと思っています。
知り合いの美容師の男性は、嗅覚がまったく無くなってしまったとのことで、食べ物の味もあまり感じないそうです。これも職業がら毎日使うヘアスプレーなどが原因ではないかと思ってしまいます。
また別の美容師の女性は、カラーリングなどの化学薬品で手の皮膚がボロボロにむけてしまい、美容師をやめてしまいました。
化学物質過敏症(CS)の方も何人もお越しになりました。家具や壁紙などから出るホルムアルデヒドなどの揮発性のガスに反応したり、印刷物のインク、洗剤、柔軟剤、化粧品、たばこなどの影響で動けなくなる人もいます。
化学繊維に触れるだけで手の指紋が無くなってしまう人もいました。電磁波過敏症 (ES) の方も多く、高圧線、携帯基地局、スマートフォン、各種家電製品などの影響で、体調を崩してしまうのです。
これらの毒の影響を最小限にする方法をお伝えします!
解毒の基本4原則があります。
- 有害物質をできるだけ避ける
- 有害物質が入りにくい体にする
- 内側から解毒しやすい体にする
- 外からも解毒をやさしく手伝う
「できるだけ避ける」ためには、まず「知る」ということが大切です!
イングランドの哲学者フランシス・ベーコンの言葉に「知は力なり」というものがありますが、まさしく知るということがあって初めて力となると思います。
そして、知ったら体に入れないという「心のバリア」も大切です。「わかっちゃいるけどやめられない」のが人間です。ここをどうクリアするか皆さん考えてみてください。
ある方が言っていましたが、心が安定すると身体に悪いものを選ばなくなるというのです。そしてよい食習慣がさらに心の安定を後押しすると思うのです。「食」という字は「人」を「良」くすると書きますが、まさしくそうだと思います。
何を選びどう食べるかはその後の人生の方向性を大きく左右すると思います。
さらに感謝をして食べ物の命を頂くということも大切で、よく噛んで感謝して食べれば体に良い作用を及ぼすと考えます。
次に「有害物質が入りにくい体にする」とは、腸内環境や口腔内の環境を整えたりして、慢性炎症を鎮めることです。これによって、体内のバリア機能がアップします!
口呼吸をやめたり、鼻洗浄を行うのもいいです!
3番目に、「内側から解毒しやすい体にする」とは、排泄機能を高めるということです。そのために大切な要点を以下に示します。
- ストレスケア
- 睡眠
- ミネラルは解毒に大切
- 体をアルカリ性に保つ
- 胃腸を元気にする
さらに踏み込んで解毒についてその要点を以下に示します。
- 腸をいい状態に保つ(腸内細菌)
- 肝臓は解毒・排泄に重要(酒や薬の飲み過ぎ食べ過ぎに注意。春の草、タンポポ茶、チコリコーヒー、アロエ、ゴーヤ、ウコンなどはよい)
- 腎臓を大切にする(冷え、立ちっぱなしはダメ)
- リンパの流れをよくする(軽い運動、マッサージ、入浴)
- 汗をしっかりかく(適度な運動、入浴、足湯)
最後に「外からも解毒をやさしく手伝う」とは、次のようなものです。
- 生もの(酵素、ビタミン、ミネラルが壊されていない、いい水を飲む)
- 健康な土壌で育った食べ物(ミネラルを多く含み、有害物質が最小限)
- 微生物(プロバイオティクスなどの細菌類を含む食品、発酵食品など)
整体治療も自律神経のバランスを整え、循環を良くしますのでデトックスには有効です。
また以前のブログで紹介した「チャコール」も大変良いデトックス効果がありますのでどうぞ参考にしてください。
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肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。
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