祈りと治癒力
今回は、祈りの事について書きたいと思います。
先日次の本を読みました。
「医者が学んだ祈りの力」 小松健治著 幻冬舎
その中に、以下の様な内村鑑三の言葉が載っていました。
【祈りへのしおり】
人は窮すれば人に頼む。
人の援助を得て窮地を脱せんとする。
そして人の援助の絶えし時に行詰(ゆきづ)まりたりと云う。
彼は己に祈祷(きとう)の特権あるを忘れるからである。
何が無くとも祈る心は有る。
是(これ)さえあれば我に万物ありである。
内村鑑三
祈りの大切さを十分理解していたクリスチャンである内村鑑三ならではの言葉であると思います。
僭越ながら、私の治療も祈りの中にあるよう心がけております。MTS療法や、キネシオロジーテストなど、気のエネルギーを扱わせていただくようになってから特にその大切さを感じております。
そうすると、「私が、私が」という「我」が少なくなり、キネシオロジーテストの診断もよりクリアになるような気がします。祈りとは不思議なもので、やり始めると日々祈らずにはいられなくなってしまいます。
これって祈り依存症か、宗教依存症かと揶揄されそうですが、本当にこうなってしまうのです。
因みに、祈りは特定の宗教の特権ではなく、宗教以前からある人間の本質的なものだと思います。この宇宙をつくり、私たち人間をつくり、生かしてくださっている大いなる存在に対する畏敬の念と、感謝の現れが祈りとなって表現されるのではないでしょうか。
日々のカイロプラクティックやオステオパシーなどの臨床でも、キネシオロジーテストの診断や、MTS療法その他の施術も、究極的には自分が行っているつもりでも、実際は大いなる力が働いての結果だと感じます。
科学万能の時代になり、人は自然をコントロールできると傲慢になってしまったように思います。健康もそうですが、医学が進歩しても病気は一向に無くならないばかりか、以前はなかった病気が新たに発生するなど、決してコントロールできているとは言えません。
西洋のことわざに、次のようなものがあります。
「神が治し、人が金をとる」
私も家族があり生活がありますので、施術を行ったことに対する正当な報酬を頂いているのですが、治しているのは確かに私ではありません。
それだからこそ、祈らずにはいられないのです。もし自分ひとりの力だけで日々の臨床の仕事に従事しなければいけないとしたら、これほど心細いことはありません。
お辛い症状に困ってご来院くださった患者様の症状の改善が、なかなか成されないときのプレッシャーは大変なものです。こんな時に私と目の前の患者様にそれぞれ大いなる力が働いていることを信じ祈ることです。
すると、自分の内からも力が湧き上がるような気がするのと、結果は大いなる力に委ねる気持ちになれるのです。
よく、「人事を尽くして天命を待つ」といいますが、一歩踏み込んで「祈って、人事を尽くして天命を待つ」という心境になります。
まず祈り、その後に人事を尽くして精一杯力を出し切り、その後の結果はお任せする。
それでも時々顔をのぞかせる、「私が、私が」という「我」を諫めようと、日々格闘している未熟者です。こんな私にも祈ることが残されていることに感謝しております。
一日のうちで祈りの時間をもつことは、大切だと思います。西洋では、サンセットの時間が祈りの時間と聞きますが、今日一日無事であったことに対する感謝の祈りも含まれていると思います。
朝でも夕方でもよいし、絶えず祈っていてもいいと思います。第1テサロニケ5章17節でパウロは、「絶えず祈りなさい」と言っています。
私も治療師として、治療を通して祈りを実践していきたいと思っております。
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