行動の大切さ!

洞察力、感性、直観力などは、人に教わったり本を読んで身につくものではなく、実体験から自分で体得することだと思います。学校では、知識は教えてくれます。半ば強制的にそれを詰め込まれ、受験戦争も記憶力の勝負となっているのが現状です。(私は完全に落ちこぼれていましたが・・・)

学校

生きるための材料の一部は与えてくれますが、その活用法までは教えてくれません。

皆さんは、額に汗して学校で学んだ、方程式や関数、微分、積分などの知識を、大人になってからどの程度活用していますか? 学校で学んだことの何割がいま活かされているのでしょうか。

やはり、社会に出てからの実体験での学びの方が、比重としては大きいと思います。

職場での学びと育成方法には、OJTとOff -JTの2つに分かれます。 OJTは、「On the Job Training」の略で、読んで字のごとく、仕事をやりながら育成を行うもので、現場で学ぶとはこのことです。それに対して、Off -JTは、「 Off the Job Training」であり、仕事から離れたところでの育成で、主に集合研修などの座学がこれに該当します。

学生時代の勉強のほとんどは、Off -JTに当たります。多くの学校の先生は教育大学を卒業して、いきなり教員になってしまうため、実社会で他の職業経験がありません。そのため自分たちが教えている科目やその内容が、実際の仕事でどう活用できるのかを教えられないのです。

ここで誤解してほしくないのは、学校の勉強が無駄だといっているのではなく、これは大切であると、落ちこぼれだった私でも思います。しかし、これだけでは社会で通用しないので、実際の業務に、この知識をどう落とし込んでいくかが大切になってきます。

現在使われている「学」という字は戦前は「學」と書いていました。學のかんむり部分の臼(キュウ)は、手を表しているそうです。本当の学びは、手によって実際に体験、経験して初めて成されるからです。

私が治療の世界で駆け出しの頃、お世話になった先生は、とにかく実践の大切さを説かれ、お金がなくて治療院を開業できなくても、出張治療などで臨床経験を重ねることを強く勧めてくださいました。

当時の私には、開業資金の持ち合わせもありませんでしたので、ひたすら出張治療に明け暮れました。お蔭様で、そこで多くの失敗とともに、大変貴重な学びを得ることができたのには本当に感謝しています。

徒然草

徒然草の第150段に次の文があります。(現代語訳)

芸事や稽古事を始めようとする人で「下手なうちは人に隠しておこう。こっそりと稽古をして、うまくなってから人前に出て披露するのが恥をかかなくていい」などと言う人がよくいるが、こんなことを言う人はけっしてどんな芸も身につけることは出来ないものだ。

むしろ、まだ下手なうちからうまい人の中に混じって、まわりからけなされたり笑われたりしても、それを恥とはせずに、平気で受け流すようにしないといけない。そうして、怠けず自己流にならずに、長年の間稽古に励んでいるなら、たとえ生まれつきの才能がなくても、才能があるのに怠けている人よりも早く上達できるものだ。そして、そういう人が最後には能力を飛躍的に伸ばして、誰もが認める第一人者となるのである。

今でこそ天下の名人と言われているような人も、最初は下手だと言われて、ひどい恥をかいたこともあったのである。しかし、そんな人が、その道の決まり事を厳密に守り、しきたりを重視して我流に流れないことによって、世に名の知られた名人となって、多くの人たちを教え導く立場についているのである。このことは、どの芸事でも同じことである。(第150段)

治療家の世界も同じで、カイロプラクティックオステオパシーなどでも毎年数々のセミナーが開催されています。そこで習った治療テクニックを、まだ半人前でも臨床の現場で使っていかなければ自分のものにはできません。

チャレンジ精神

結果を出すのは、他人の30倍チャレンジして、他人の20倍失敗して、他人の2倍の成果を得る位のものだと思いますが、それでも前に進み続けることが大切です。

チャレンジするには、少しだけ勇気も必要になります。こんな実例がありました。

出張治療を専門で行っているある治療家が、治療院を開業しようと考え、自分の出身地を視察に行ったそうです。そうしたら、その街には治療院や整体院、カイロプラクティックなどの同業者がすでに沢山開業しておりました。

そこでこの方は、「こんなにも同業者がいたら、後発である自分には、とても太刀打ちできない」と、すごすごとその場を立ち去ったというのです。

私はこの話を聞いて、もったいないなと思いました。ものは考えようで、その街に同業者が多いということは、潜在的に治療を必要としている方が多いということです。

アフリカに靴を売りに行った話

有名な営業の話ですが、ある二人の「靴売り」のセールスマンがいます。

 二人ともアフリカに靴を売りに行くことになりました。

当時のアフリカには靴を履いている人が一人もいません。

一人は「誰も靴を履いていないのでダメです」と報告し、帰ってしまいました。

もう一人は「すごいです!誰も靴を履いていないから、ものすごい市場です!」と興奮し、会社に靴を送るようにと連絡しました。

その結果、ものすごく靴が売れたという話です。

目の前の現象は一つでも、その解釈は無限です!プラス思考か、マイナス思考かで結果は違って来ます。

何事も積極的に実践を重ねることが大切ですし、そこからしか学べないことって多いですね!

================================

肩こり・腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・ぎっくり腰・めまい・頭痛・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・五十肩・膝の痛み、股関節の痛み等、様々な症状の根本原因を施術する整体治療院 。あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格取得者「札幌 キネシオロジーの谷井治療室」です。

全国どこでも遠隔施術も承ります。https://www.taniithiryousitu.com/distant-healing/
札幌市営地下鉄中島公園駅から徒歩1分と好アクセスです。

ご予約は TEL: 011-211-4857 にお電話下さい。

腰痛や肩こりの改善なら札幌市の整体|国家資格あん摩マッサージ指圧師の谷井治療室トップページへ

北海道札幌市中央区南9条西4丁目3-15AMSタワー中島1503号室


健康と医療ランキング

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村