ピロリ菌除菌の結果報告

以前のブログ『胃がんは「ピロリ菌除菌」でなくせる』で、私自身がピロリ菌に感染していたことをご報告させていただきました。

ヘリコバクターピロリ菌

先日、除菌治療の結果が出まして、お蔭様で無事にピロリ菌の除菌が成功しました。

ピロリ菌感染を血中抗体値で指摘され、その後の内視鏡検査でも、活動性胃炎とその影響からくる過形成性ポリープが出来ていました。

その日から抗生物質による一次除菌治療を開始し、一週間薬を飲み続けたのです。ピロリ菌除菌では、通常量の倍の抗生物質を飲まなくてはならないので、下痢などの副作用があるかと心配していましたが全く問題ありませんでした。

自衛手段として、整腸剤やヨーグルトなどもよくとっていたので、結果としてはよかったのではないかと思っています。

ピロリ菌の一次除菌の成功率は約80%とといわれています。逆に20%は失敗するということです。もし失敗したら、抗生物質の種類を変えて、二次除菌に進まなくてはならなかったのですが、お蔭様でその必要がなくなりました。

薬はあまり飲みたくないし、今までにも抗生物質はあまり飲んだことがありませんでした。今思い起こせば、親知らず抜歯(水平埋伏歯)の際に、術後に抗生物質を飲んだことくらいかなと思います。

余談になりますが、数年前に臼歯の歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)というものを受けました。これはどのようなものかというと、歯茎を切り開いて、歯槽骨を露出させ、その骨を削って歯の根の先端を切除するという手術で、その後、何針か歯茎を縫い合わせます。ちょっとグロくてすみません。

この時、担当した先生から面白いお話を聞かせていただきました。手術後に痛み止めと抗生物質を処方されたのですが、どちらも飲まなくてもよいというのです。

私も痛み止めは、本人が痛くなければ飲まなくてもいいと思っていたのですが、抗生物質まで必要ないとは驚きました。

抗生物質も念のため出しておきますが、飲まなくてもよいとの指示なのです。アメリカでは、同じ術式で抗生物質は使わないそうで、この先生もアメリカで研修を受けたので、同じ方針をとったのです。

日本であれば間違いなく抗生物質の服用を指示されるところですが、まったく驚いたと同時に、とても良いことだと思いました。やはり必要でないものは飲みたくありませんから。

ピロリ菌の話に戻りますが、そんなことで、もともと抗生物質をあまり飲んだことがなかったのが幸いし、一次除菌成功に役立ったのではないかと思っています。

抗生物質を乱用していると、ピロリ菌にも耐性が出来てしまい除菌の成功率が下がるそうです。

次にもう一つ皆様にお伝えしたいことがあります。

もともと血液検査で、ヘリコバクター・ピロリ抗体が100以上もあり、ペプシノゲン検査でも、ペプシノゲンⅠが30.6(基準範囲:70.1ng/dl)、ペプシノゲンⅠ/Ⅱ比が、1.4(基準範囲:3.1以上)でした。

この数値からみると、明らかにピロリ菌がいる状態だと思います。

ところがこの血液検査の一週間後に行った内視鏡でのピロリ菌検査(迅速ウレアーゼ試験など)ではピロリ菌が見つからなかったのです。(この時は、まだ除菌のための抗生物質は飲んでいません)

この理由をお医者さんに聞いてみたのですが、首をかしげていました。

因みに内視鏡を使う検査でのデメリットとして、胃の一部の粘膜を採取して行うので、胃の別の場所で感染していた場合見逃してしまうことがあるそうです。このような原因で内視鏡検査ではピロリ菌が見つからなかったのかもしれません。

もう一つ考えられる要素は、ある方からピロリ菌には梅肉エキスが効くというお話を聞きまして、内視鏡検査を行う1週間前から毎日、梅肉エキスをとっていました。量としては、ティースプーン3~4杯くらいです。

それと、明治のプロビオヨーグルトLG21がピロリ菌に効果があるとの情報もあり、こちらもピロリ菌検査前の一週間、毎日2個食べていました。

このヨーグルトについて、明治のお客様センターに確認しましたら、ピロリ菌の発見者のマーシャルと東海大学が研究をして、LG21ヨーグルトをとった8割の方にピロリ菌の減少が認められたそうです。

また、病院で行う一般的な検査では、異常として認められないレベルでも、患者さんにとっては、つらい胃もたれや胃部の不快感を引き起こす、機能性デイスぺプシア(functional dyspepsia)に対しても、LG21は有効との説明をいただきました。

因みに、LGとは、L:ラクトバチルス、G:ガッセリーの頭文字からとったもので、正式名はラクトバチルス・ガッセリー菌OLL2716株だそうで、2716の数字の2と1をとって21世紀への希望とかけ合わせて命名したそうです!

もしかしたら、「梅肉エキス」と、「明治のプロビオヨーグルトLG21」が効いたのかもしれませんが、今となっては確認するすべがありませんので、なんともいえませんが・・・

いずれにしても、最終的に尿素呼気試験で、ピロリ菌陰性との結果が出ましたので、一次除菌が成功したということです。

子供のころから胃腸が悪く、身体が弱かったのですが、ピロリ菌によるものだったのかもしれません。胃が悪いと栄養の消化吸収も悪くなるので、虚弱体質になり、食欲不振、血色不良、冷え性、肉体疲労などに悩まされました。肩こり背中に痛みもありなんで自分はこんなにも体調がよくないのかと嘆いたこともありました。

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