食生活と女性の病
生理痛、月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)、子宮内膜症、子宮筋腫、更年期障害、不妊症、つわり、婦人科疾患が原因の腰痛、妊娠にともなう腰痛など、女性特有のお辛い症状で谷井治療室にご来院下さる患者様が多くいます。
札幌は寒冷地のため、冷えがこれらの症状の悪化要因になっているケースもあります。また若い女性の場合はファッション重視のため、防寒対策がおざなりになっていることも原因の一つだと思います。
当院でも例えば、生理痛が酷く、生理休暇を取らなくてはいけない方もおりましたが、キネシオロジーテストで問題の箇所を調べ、矯正を繰り返すことで改善が見られたケースもあります。
婦人科系の疾患の多くは、血液循環の不良から起こるものが多く、カイロプラクティックやオステオパシー、整体治療などで骨盤などの歪みなどを改善すると、血液循環も改善され、結果として症状の緩和につながるのです。
ここ最近、増加傾向にあるのが、女性の冷え性と、低体温です。これらの根本的な原因は、食生活などの生活習慣と運動不足にあると思います。
食事に関していえば、肉、卵、乳製品、砂糖、油などの摂取が増え、日本の伝統的な食生活が失われ、いわゆる食の欧米化が指摘されています。
私もこの点は婦人科疾患と関連していると考えます。特に血液サラサラとは真逆の、血液ドロドロに傾く要因は、上記の様に食の欧米化が大きいのではないでしょうか。
食事で健康的な生活を指導する食養家の方に聞いた話ですが、食材を包丁で切った時に、包丁にベッタリとこびり付く様なものは、体の中に入った時にも、血管の壁にこびり付くそうです。
これを聞いて私も、ああ~ななるほど! と納得しました。
確かに肉の脂身、バターやチーズ、ケーキ、などは脂肪分が多く、包丁にベッタリと付きますし、これらのものを多食すると間違いなく動脈硬化も進み、血管も詰まって血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなることと関連して、授乳中の女性のトラブルで多い乳腺炎があります。以前、桶谷式乳房管理の助産師さんから興味深いお話をお伺いしました。
食生活が悪く、血液ドロドロになると、乳腺も詰まってしまい、おっぱいが出なくなって結果として乳腺炎になってしまうのだそうです。
先生曰く、特に市販のカレールーを使ったカレーライスは、おっぱいを詰まらせる食材だそうで、授乳中のお母さんには、NGなのだそうです。
私も気になって市販のカレールーの箱に書いてある原材料名を調べてみました。
S社の中辛カレールー
●原材料
小麦粉、食用油脂(パーム油、なたね油)、砂糖、食塩、カレー粉、でん粉、酵母エキス、香辛料、焙煎香辛料(香辛料、コーン油)、ハーブオイル、たん白加水分解物(ゼラチン)、ソースパウダー、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、(原材料の一部に大豆、りんごを含む)
H社の中辛カレー
●原材料
食用油脂(牛脂豚脂混合油、パーム油)、小麦粉、砂糖、食塩、でんぷん、カレーパウダー、砂糖粉乳混合品、全粉乳、脱脂大豆、はちみつ、チーズ加工品、玉ねぎエキス、ロースオニオンパウダー、トマトパウダー、オニオンパウダー、ポークエキス、バナナペースト、粉乳小麦粉ルウ、ココア、酵母エキス、ごまペースト、トマト調味料、りんごペースト、香辛料、しょう油加工品、ガーリックパウダー、ローストガーリックパウダー、チーズ、トマトエキス、着色料(カラメル、パプリカ色素)、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、香料、酸味料、香辛料抽出物、(原材料の一部に鶏肉を含む)
この様に原材料の中に、「食用油脂」の記載があります。食品表示法の規定により、食品に含まれるもので、その割合の多いものから順に記載することになっていますので、これを考慮して原材料表示を見ると、食用油脂がいかに多く使われているかが分かります。
恐らくこれが血液ドロドロと、おっぱいを詰まらせる原因ではないかと思われます。もう一つ桶谷式の先生から教えていただいたことで面白かったのは、春の山菜はおっぱいを詰まらせるから授乳中の方は食べない方がいいといっていました。
その理由は、フキやウドなど春の山菜は、体に溜まっている脂肪分を血中に溶かす作用があるらしく、これらを一気に多食すると、乳腺も詰まらせてしまうのだそうです。逆に言えば、春の山菜はそれだけ排毒作用が強いということなのです。
母乳のことを、「白い血液」と呼ぶように、まさに母乳は血液からつくられていますので、血管が詰まるような食べものは、乳腺も詰まらせてしまうのです。
また低体温が今ほど多くなかった時代は、女性も妊娠しやすかったと聞きます。とにかく婦人科系の疾患は血液循環が全てといってよいほどその影響を強く受けます。
もう一点の問題は、運動不足です。運動習慣がなく尚且つ仕事で長時間のデスクワークを強いられるなどの生活習慣は、血液循環を悪くし、筋肉も使わないので筋力低下と筋量の減少が著しくなります。
筋肉量が減ってしまうと、体を支える力が落ちて姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛などが起こりやすくなります。
また、筋量が減ると疲れやすくなります。そして、筋量が減って一番大きな影響が出るのが冷えです。筋肉細胞内のミトコンドリアは、エネルギー生産工場で、筋肉が減ってしまうとこのミトコンドリアも減少してしまうのです。
運動習慣がないと毛細血管も減少してしまい更に血液循環も悪くなってしまいます。やはり運動(特に筋トレ)は重要なのです!
女性はホルモンの関係で男性ほどの筋肉は付きませんが、それでも鍛えればしっかりと筋肉は発達しますのでご安心ください。筋トレと同時に筋肉を肥大させるには、体重1キロあたり1.6~2.0gのたんぱく質を摂取する必要がありますので食生活のバランスを考慮してください。
食生活を改善し、十分に体を動かし(適度な程度ではだめです!)、カイロプラクティックやオステオパシー、整体治療で体の歪みを改善すると、血液循環も良くなります。
生理痛など女性特有の様々な疾患の改善のためにも骨盤を中心とした整体治療は必須であると思います。
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